JP2005212805A - 注出栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性が良く、高い耐久性を有し、かつ組み立て、構成が簡易な注出栓を提供すること。
【解決手段】 容器の排出口に取り付けられ、下端に流出口が開口されたハウジングと、ハウジング内に密に摺動可能に組み付けられ、流出口に嵌合・離脱して流出口を開閉させる弁体と、ハウジングに螺合し、ハウジングに対して回動させることにより弁体を移動させて流出口の開閉動作を行わせる操作手段とから注出栓を構成した。
これにより、注出栓の開閉操作を操作手段の回動によって行わせることができ、開閉操作が確実で、しかも流出速度の微調整ができ、かつ注出栓の開閉動作において力が集中する箇所がないため高い耐久性が得られる。また分解することにより、容易に内部の清掃が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、醤油や酒などの液体を収納した容器の排出口に取り付け、操作ハンドルを操作して容器内に収納されている液体を所定量任意に流出させることができる注出栓に関する。
液体を収納した容器の排出口に取り付ける注出栓としては、レバー操作で注出栓内の弁体を操作し、液体の注出、注出停止を行わせる注出栓が知られている。これは、ハウジング内部に移動可能に設けた弁体の一端にレバーを組み付け、レバーを操作することによってハウジング内で弁体を移動させて流出口を開閉させ液体の注出、注出停止を行っている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、コック本体の上部に回転式のハンドルを設け、ハンドルの回動動作によりプランジャーをコック本体内で上下動させて吐出口を開閉させるようにした注出コックや、更に弁体の下部を拡径させ、流出口に嵌合させた例も知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−327850号公報 特開平9−20397号公報。
しかしながら、レバー式の注出栓は、次のような問題点を有していた。
すなわち注出栓がレバー式の場合、レバーを操作したとき特定の箇所に力が集中して過大な力がかかることがあり、故障の原因となることが考えられる。またレバー竿を、開放と閉鎖の中間の任意の位置で止めておくことが難しく、流出速度の微調整がしにくかった。
また回転式のハンドルの場合には、ハンドルを回動させてもその回転量がどれくらいであるのか把握しにくく、実際の流出速度を判断しにくかった。更に、拡径した弁体で流出口を閉鎖させることとした場合、流出口と弁体とは面で対向し合うため、両者を密着させにくく、弁体付近からの液漏れを完全に防止することは難しかった。
本発明は、構造が簡単で、耐久性が高く、しかも流出速度の微調整や流出速度の確認が容易で、かつ確実に流出口を密閉して液漏れを生じさせない注出栓を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するため、注出栓を次のように構成した。
請求項1に記載の発明は、液体容器の排出口に着脱自在に取り付け、操作手段を操作して容器内に収容された液体を所望量任意に流出させる注出栓において、排出口に連結させる流入口を側面に有し、円形の流出口を下端に開口した、縦型円筒状のハウジングと、ハウジングの上部外周面に形成された一対の幅の異なる螺合用の係合片と、上部に円盤状の把持板を備え、把持板の裏面にハウジングの外周に遊嵌し、かつ係合片に螺合する外筒体を備え、外筒体の内側にハウジング内に垂下し、ハウジング内周面に摺動自在に、かつ液密に接する円筒状の支持体を有する操作手段と、上部に支持体内に固着される柄部を、下部に流出口に密着する弁部を備え、更に弁部には側面外周に流出口の内方周縁に密着する周状の突条が形成された、ハウジングの長手方向に移動し流出口を開閉させる弁体と、流出口を開閉自在に覆うキャップ体と、から注出栓を構成した。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の注出栓において、ハウジングの上部端面をほぼ垂直に切り下げ、操作手段の閉鎖方向への回転移動に対向した係止端面を形成し、弁体が流出口を閉鎖したとき係止端面に当接して操作手段の回転を停止させる係止片を該操作手段に設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の注出栓において、外筒体の外周面に第一突片を、ハウジングの流入口側壁に第二突片を設け、流出口の閉鎖状態から操作手段を開放方向に回転させたとき、所定回転角度で第一突片と第二突片が乗り越え不能に当接することとした。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体を、ハウジングの下部に嵌合されるリング状の取付環と、取付環と開閉機構で連結されたキャップ本体から構成し、開放したキャップ本体を取付環に係止させる係合部をキャップ本体と取付環とに設けた。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体を閉状態に保持する機構を、流出口の周辺に設けた。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体をハウジングと一体成形により流出口の開口部外方に形成し、かつ流入口の外周に設けられ流入口を排出口に固定する取付栓に係合し、キャップ体が開放された状態で保持する係合舌片をキャップ体に設けたことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の把持板の外周面に凹凸を形成したことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の外周面に、回転面に沿って突出した突片を設けたことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の外表面に、認識手段を設けたことを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の注出栓において、排出口に螺合するネジ部を円筒体の内面に備え、かつ円筒体の先端部に弾性を有するかえりを設けてネジキャップを構成し、流入口の先端よりかえりを弾性変形させてネジキャップを組み入れ、かかるネジキャップにより排出口に連結固定させることとした。
本発明にかかる注出栓は、次のような効果を有している。
請求項1に記載の発明は、ハウジングとのシール構造を操作手段と一体に設けたことから構造が簡易になり、部品点数を減少させ、故障を少なくでき、組立てを容易にできる。また注出栓の開閉動作を操作手段の回動動作によって行わせることができ、開閉操作が確実で、しかも液体の流出速度の微調整ができ、かつ注出栓の開閉動作において力が集中する箇所がないため高い耐久性が得られる。
また、液体を円滑に流出でき、しかも液ダレすることなく、良好な切れで液体の流出を停止できる。更に流出口の周縁に弁体の突条が密着するので、確実に液体の流出を停止できる。誤った向きからでは操作手段を組み付けることができず、確実に操作手段をハウジングに取り付けられる。
また、キャップ体を閉じて流出口を覆うことにより、虫やゴミなどが流出口の周辺に付着することを防止できる。
請求項2に記載の発明は、閉鎖方向への操作手段の回転が確実に停止され、弁部に無理な力が加わらない。
請求項3に記載の発明は、操作手段の過回転を防止し、使用中の分解、弁体の脱落等を防止できる。
請求項4、5に記載の発明は、流出口の外方をキャップ体により通常覆っておくことができ、流出口付近への埃や虫などの付着等を防止でき、また、注出時は液体の注出に支障がないようキャップ体を開状態に保持できる。また、キャップ体をハウジングに容易に、しかもキャップ体の開閉方向を任意な方向に取り付けることができる。
請求項6に記載の発明は、キャップ体を容易に成形でき、しかも少ない部品点数で開状態の保持が行える。
請求項7に記載の発明は、操作手段が握り易くなり、操作の微調整が可能となる。
請求項8に記載の発明は、突片を用いて操作手段を回動でき、かつ突片の位置を見て操作手段の回動位置、すなわち流出速度を確認することができる。
請求項9に記載の発明は、認識手段の位置を確認することで、操作手段の回動量を容易に把握することができる。
請求項10に記載の発明は、流入口をハウジングと一体に成形でき、組立てを簡略化でき部品点数を削減できる。
以下、本発明にかかる注出栓の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
注出栓1は、図1に示すように樹脂製のハウジング2と、ハウジング2内に設けられた弁体4と、ハウジング2の上部に螺合された操作手段としてのハンドル6などから構成され、ネジキャップ48で容器50の排出口52に取り付けられる。
容器50は、醤油や酒等の液体を収納する一般に樹脂製の成形容器であり、容易に変形する軟質性でも、または形状を変えない硬質性でもよく、下方壁面に排出口52が溶着等により一体に取り付けられている。
ハウジング2は縦型の円筒状で、上方が開放されており、図2に示すように上部外周面に幅の異なる係合片13が一対対向して形成してある。また、上端面には図3に示すように中心を挟んで対向した位置に一対上端面からほぼ垂直に切り下げられた係止端面32が形成されている。
ハウジング2の下部側面には流入口5が形成してあり、流入口5に続く取付口7が容器50の排出口52内に嵌合し、その外側に取り付けたネジキャップ48で締結し、容器50に着脱自在に固定される。また、取付口7のハウジング2に対面した側壁には第二突片35が設けられている。
ハウジング2の下端には、図1に示すように弁体4の弁部9が嵌合する流出口8が下方に向けて開口してあり、更に流出口8の外側には流出口8を覆うキャップ体10が開閉自在に取り付けられている。
キャップ体10は、ハウジング2に嵌合するリング状の取付環24とキャップ本体22とが開閉機構としてのヒンジ11を介して連結されており、ヒンジ11を含めて射出成形で一体に形成されている。取付環24は、ハウジング2の下部外周に形成された周状の溝部25に回動自在に嵌合している。キャップ本体22を開放させるとヒンジ11の両側にそれぞれ形成された係合部としての突片16と突片26によりキャップ本体22が開状態に保持され、またキャップ本体22を閉じるとヒンジ11に対向した位置に形成された係止突片27により、キャップ本体22が閉状態に保持される。
弁体4は円筒状で、上部に柄部23を、下部に弁部9を備え、柄部23は、ハンドル6に設けられた支持体28の内側にハンドル6と中心を同一にして嵌合固着されている。弁部9は、下方に拡がる円錐状の傾斜面とその傾斜面の下端から下方に平行に延設された円筒状の筒部20から形成され、更に筒部20の外周には外方に突出した突条21が周状に設けられている。
ハンドル6は、図3に示すように一方向に向けて突片16が突出し、外周面には図5に示すように把持のために凹凸が形成されている円盤状の把持板14と、把持板14の下方に設けられた円筒状の外筒体15、及び支持体28とを有している。
外筒体15はハウジング2の外側面に摺動自在に嵌り、内面に係合片13に螺合する溝条18が2条それぞれ係合片13の幅に合わせて螺旋状に形成されている。また、外筒体15の外周面には、第二突片35に乗り越え不能に当接する第一突片34が設けられている。第一突片34と第二突片35は、ハンドル6を締め込む場合には互いに乗り越えハンドル6を回動させ、ハンドル6を締め込んだ状態から開放方向へ所定の角度回転させた時点で乗り越え不能に当接する。
支持体28は、下端が肉厚を薄くしたシール材17に形成され、図1に示すように下端が若干外方に広がってハウジング2の内側面に摺動自在に密接し、ハウジング2の内部を液密に封止している。尚、ハンドル6とシール材17とが同一の材質となるため、シール材17に弾性をもたせ、しかもハンドル6としての強度を確保するため必要に応じて適宜材質を選択する。
更に外筒体15と支持体28との間には、図3に示すように三角台状の係止片33が係止端面32に対応して下方に向けて設けられている。係止片33は、ハンドル6を閉鎖方向に回転させると、弁体4が流出口8を閉鎖させた時に係止端面32に当接し、ハンドル6が閉鎖方向へ回転することを停止させる。
次に、注出栓1の使用法について説明する。
まず取付口7を排出口52に挿入し、ネジキャップ48をネジ止めして注出栓1を容器50に組み付け固定する。すると容器50内の液体は流入口5を通り注出栓1の内部に流入する。弁体4は流出口8に嵌合しており、流出口8から液体は流出しない。
液体を注出するときは、キャップ本体22をヒンジ機構11で屈曲させ、ハウジング2の下部を開放する。キャップ本体22は、突片16と突片26が噛み合い図2に示すように開放状態で保持される。そしてハンドル6を開放方向に回転させるとハンドル6は螺進により上方に移動し、図4に示すようにハンドル6に一体に取り付けられた弁体4がハウジング2内で徐々に上昇して流出口8が開放される。
そして所定の角度までハンドル6を回転させると、第一突片34と第二突片35が互いに当接して、回転が停止されるので、ハンドル6の抜け止めができるとともに、その時点でハンドル6の回転を停止させると、容器50内から液体が流出口8を通って適度な流出速度で容器50外に注出される。また弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に開放されるので、周囲への飛散がなく良好な流出状態が得られる。
尚第一突片34と第二突片35とを、ハンドル6の開放方向に乗り越え可能に設定してもよい。すると開放方向へ回して注出栓1の分解が可能となる。
所望の量の液体を容器50から注出させたら、ハンドル6を閉鎖方向に回転させ、弁体4で流出口8を閉鎖して容器50からの液体の流出を停止させる。ハンドル6を流出口8の閉鎖位置まで回転させると、係止片33が係止端面32に当接してハンドル6の回動を停止させるとともに、弁部9の突条21が流出口8の内側縁部に当接流出口8に密着して確実に液体の流出を停止させる。
そしてキャップ本体22を回動させて流出口8の外方を覆う。キャップ本体22は係止突片27により閉状態が保持され、流出口8付近に埃や虫などが付着することが防止される。
このようにハウジング2内の液密構造をハンドル6に一体に設けられたシール材17で行っていることから、部品点数が少なく、簡易な構造の注出栓を提供できる。また閉鎖方向への過度なハンドル6の回転を防止でき、突条21が流出口8の内側縁部に無理に押し付けられて変形等することを防止し、高い耐久性が得られる。更に、開放方向への回転に対して所定の角度で第一突片34と第二突片35が互いに当接して、回転が停止されるので、ハンドル6の抜け止めができるとともに、その時点で容器50内から適度な流出速度で液体を注出できる。
また弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に閉鎖されていき、液ダレがない良好な切れが得られる。更に、ハウジング2の下方先端に設けられた流出口8を閉鎖して液体の流出を停止させることから、流出口8を閉鎖した後ハウジング2や流出口8の周囲に液体が残ることがない。
またハンドル6の回動量とハウジング2内での弁体4の移動量が対応しているので、ハンドル6を適宜回動させることにより、弁体4の移動量を調整し、これにより流出口8からの流出速度を任意に設定することができる。また、突片16がハンドル6とともに回動するので、突片16を用いてハンドル6を回動させることができ、かつ突片16の位置によりハンドル6の回動量、すなわち流出口8の開放量が確認できる。
次に、注出栓の他の例を説明する。図6〜10に他の例を示し、上記例と異なる点について説明する。図10に分解図を示す。ハウジング2は、樹脂などからなる円筒体で、図6に示すように側面に容器50の排出口52に着脱自在に固定される流入口5が形成され、ネジキャップ48により排出口52に液密に固定される。
ハウジング2の下端には、図6、図7に示すように下方に向けて開口した流出口8が設けてあり、流出口8に弁体4の弁部9が嵌合している。また、流出口8の外方には、流出口8を覆うキャップ体10がハウジング2と一体に開閉自在に設けられている。キャップ体10のヒンジ11は、一体成形により成形した直線状の薄肉部からなり、またキャップ体10の先方には、凹部12が形成してあり、キャップ体10を閉じたときこの凹部12に嵌合する凸部19がハウジング2の下端に設けられている。これら凹部12と凸部19とを嵌合させることにより、キャップ体10が閉状態に保持される。
更にキャップ体10には、係合片38がヒンジ11の下方に形成してあり、キャップ体10を開放したとき係合片38がネジキャップ48の外周に嵌合し、キャップ体10が図8に示すように開放状態で保持される。
ハンドル6は、図9に示すように弁体4が固着され、かつ支持体28の下端が肉薄なシール材17として形成されており、ハウジング2に螺合するとシール材17がハウジング2の内面に摺動可能に、かつ液密に嵌合する。
液体を注出するときは、キャップ体10をヒンジ機構11で回動させ、ハウジング2の下部を開放させる。キャップ体10は、係合片38がネジキャップ48の外周に嵌合することにより図8に示すように開放位置で保持される。そしてハンドル6を適度な角度回転させるとハンドル6は螺進により上方に移動し、それに伴いハンドル6に一体に取り付けられた弁体4がハウジング2内で上昇し、流出口8が開放される。
そして上記例と同様第一突片34と第二突片35をハウジング2と取付口7に設けてもよく、その場合には、ハンドル6を所定の角度まで回転させたとき、第一突片34と第二突片35が互いに当接して、ハンドル6の回転が停止されるので、ハンドル6の抜け止めができるとともに、その時点でハンドル6の回転を停止させると、容器50内から液体が流出口8を通って適度な流出速度で注出される。また弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に開放されるので、周囲への飛散がなく良好な流出状態が得られる。
尚かかる場合も、第一突片34と第二突片35とを、ハンドル6の開放方向に乗り越え可能に設定してもよい。すると開放方向へ回して注出栓1の分解が可能となる。
注出が終了したら、ハンドル6を回転させて注出を止め、そしてキャップ体10を回動させて図6に示すように流出口8の外方を覆う。キャップ体10で覆うことにより、流出口8付近への埃や虫などの付着が防止される。
このように注出栓1を構成すると、シール材17及びキャップ体10等を簡易な構造で形成でき、全体の組立ても容易となる。
また図11に示すように、流出口8を覆うキャップ体10を、ピンを中心に通して連結した構造のヒンジ11により開閉自在に設けてもよい。この場合、ヒンジ11の内部にクリック構造を設け、開閉状態でキャップ本体22を保持できるようにしたり、またキャップ体10の先方に凹部12を設け、ハウジング2の下端にキャップ体10を閉じたとき凹部12に嵌合する凸部19を設け、凹部12と凸部19とを嵌合させて、キャップ体10を閉位置に保持するようにしてもよい。
尚、クリック機構でなくキャップ体10の回転部分をヒンジ11で締結し、その締結力でキャップ体10の開位置や閉位置を保持するようにしてもよい。
またハンドルを、図12に示すように四方に突条を延設させたような形状としてもよい。ハンドル45をこのような形状に構成すると、指の掛かりがよくなりハンドル45を回動させやすくなる。また、図12に示すようにハンドル45の上面等に目印46を付してもよく、このことにより、ハンドル45の回動量を直ちに確認することができる。
本発明にかかる注出栓の一実施形態を示す側断面図である。
本発明にかかる注出栓のハウジングを示す側面図である。
図1に示した注出栓の分解斜視図である。
図1に示した注出栓の開放状態を示す側断面図である。
本発明にかかる注出栓のハンドルを示す平面図である。
注出栓の他の実施形態を示す側断面図である。
注出栓の他の実施形態を示す正面断面図である。
注出栓の他の実施形態を示す正面断面図である。
注出栓のハンドルを示す正面断面図である。
注出栓の他の実施形態を示す分解図である。
注出栓のハンドルを示す一部正面断面図である。
注出栓のハンドルを示す平面図である。
符号の説明
1 ; 注出栓
2 ; ハウジング
4 ; 弁体
5 ; 流入口
6 ; ハンドル
7 ; 取付口
8 ; 流出口
9 ; 弁部
10 ;キャップ体
11 ;ヒンジ
12 ;凹部
13 ;係合片
14 ;把持板
15 ;外筒体
16 ;突片
17 ;シール材
18 ;溝条
19 ;凸部
20 ;筒部
21 ;突条
22 ;キャップ本体
23 ;柄部
24 ;取付環
25 ;溝部
26 ;突片
27 ;係止突片
28 ;支持体
32 ;係止端面
33 ;係止片
34 ;第一突片
35 ;第二突片
38 ;係合舌片
45 ;ハンドル
46 ;目印
48 ;ネジキャップ
50 ;容器
52 ;排出口

Claims (10)

  1. 液体容器の排出口に着脱自在に取り付け、操作手段を操作して前記容器内に収容された液体を所望量任意に流出させる注出栓において、
    前記排出口に連結させる流入口を側面に有し、円形の流出口を下端に開口した、縦型円筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの上部外周面に形成された一対の幅の異なる螺合用の係合片と、
    上部に円盤状の把持板を備え、該把持板の裏面に前記ハウジングの外周に遊嵌し、かつ前記係合片に螺合する外筒体を備え、該外筒体の内側に前記ハウジング内に垂下し、該ハウジング内周面に摺動自在に、かつ液密に接する円筒状の支持体を有する操作手段と、
    上部に前記支持体内に固着される柄部を、下部に前記流出口に密着する弁部を備え、更に該弁部には側面外周に前記流出口の内方周縁に密着する周状の突条が形成された、前記ハウジング内を長手方向に移動し前記流出口を開閉させる弁体と、
    前記流出口を開閉自在に覆うキャップ体と、
    からなることを特徴とした注出栓。
  2. 前記ハウジングの上部端面をほぼ垂直に切り下げ、前記操作手段の閉鎖方向への回転移動に対向した係止端面を形成し、前記弁体が前記流出口を閉鎖したとき前記係止端面に当接して前記操作手段の回転を停止させる係止片を該操作手段に設けたことを特徴とする請求項1に記載の注出栓。
  3. 前記外筒体の外周面に第一突片を、前記ハウジングの流入口側壁に第二突片を設け、前記操作手段を開放方向に回転させたとき、所定回転角度で前記第一突片と前記第二突片が互いに乗り越え不能に当接することを特徴とした請求項1または2に記載の注出栓。
  4. 前記キャップ体を、前記ハウジングの下部に嵌合されるリング状の取付環と、該取付環と開閉機構で連結されたキャップ本体から構成し、該キャップ本体と前記取付環とに開放した前記キャップ本体を前記取付環に係止させる係合部を設けたことを特徴とした請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓。
  5. 前記キャップ体を閉状態に保持する機構を、前記流出口の周辺に設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の注出栓。
  6. 前記キャップ体を前記ハウジングと一体成形により前記流出口の開口部外方に形成し、かつ前記流入口の外周に設けられ該流入口を前記排出口に固定する取付栓に、該キャップ体が開放された状態で係合する係合舌片を該キャップ体に設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓。
  7. 前記操作手段の把持板の外周面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の注出栓。
  8. 前記操作手段の外周面に、回転面に沿って突出した突片を設けたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の注出栓。
  9. 前記操作手段の外表面に、認識手段を設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓。
  10. 前記排出口に螺合するネジ部を円筒体の内面に備え、該円筒体の先端部に弾性を有するかえりを設けてネジキャップを構成し、前記流入口の先端より前記かえりを弾性変形させて前記ネジキャップを組み入れ、該ネジキャップにより前記排出口に連結固定させることを特徴とした請求項1〜9のいずれか1項に記載の注出栓。
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