JP6393071B2 - 携帯飲料容器 - Google Patents
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Description
しかし、特許文献1の飲料用容器は、栓体を、容器本体の開口部に対して着脱可能に螺合しているため、開口部を開栓、及び閉栓する場合、栓体を開栓方向へ回動操作しながら開口部から分離して開栓する。また、栓体を閉栓方向へ回動操作しながら開口部に螺合して閉栓するため、栓体を着脱するのに手間が掛かるだけでなく、液体を注出する開栓状態と、注出を停止する閉栓状態とに即移行することができない。
ところが、特許文献2の液体容器は、特許文献1の飲料用容器に比べて、栓本体内部の構造が複雑であるだけでなく、弁部材を上下動する機構、及び摺動部材を弁部材と直交する方向に摺動する機構も複雑であるため、液体を注出、及び注出を停止する操作に手間が掛かる。
詳しくは、液体の注出を開始する場合、栓体を、下口部材に螺合したまま開口部の開栓が許容される方向(開栓方向)へ略半回転操作するとともに、螺着ねじ部同士の相対移動により開口部の開栓が許容される移動量だけねじ送り移動させて、開口部を開栓状態に開栓する。
これにより、容器本体を液体の注出が許容される所望の角度に傾けるだけで、容器本体内に貯留された液体を、該容器本体の開口部から蓋体の連通許容部を介して外部へ注出することができる。
しかも、栓体を着脱する手間が省けるため、液体を注出する開栓状態と、注出を停止する閉栓状態とに即移行することができる。
しかも、螺着ねじ部を、周方向に連続して螺刻するよりも、複数に分割して部分的に螺刻する方が、分割した部分だけ軽量化することができる。
詳しくは、容器本体内に貯留された液体を注出する際に、螺着ねじ部における飲み口と対応する部分の端部間を通過させて、液体を、容器本体における下口部材の飲み口に向けて誘導することができる。
この結果、螺着ねじ部によって液体の注出が妨げられることがなく、容器本体内に貯留された液体をより効率よく注出することができる。
この発明によれば、栓体を、下口部材に螺合したまま略半回転操作するだけで、開口部を確実に開栓、及び閉栓することができる。
具体的には、栓体を略半回転すると、該栓体を上下方向に略2.5mm〜略3mmねじ送り移動する、通常のねじピッチよりも大きいねじピッチに螺刻している。
また、栓体を、開口部の閉栓が許容される方向へ略半回転操作すれば、該栓体が螺着ねじ部同士の相対移動により開口部の閉栓が許容される移動量だけねじ送り移動されるため、該開口部を閉栓することができる。
この発明によれば、液体を、所望する方向に向けて正確に注出することができる。
この結果、飲み口から注出される液体が意図しない方向へ注出されることを防止でき、所望する方向に向けて正確に注出することができる。
ここで上記飲み口突出孔は、例えば、飲み口の突出が許容される大きさ、及び形状を有する孔部、窓部、開口部等で構成することができる。
詳しくは、栓体を、下口部材に螺合したまま開口部の開栓が許容される方向へ略半回転操作して、下口部材の飲み口を、蓋体の飲み口突出孔を介して該蓋体の外面よりも外方へ突出させるため、飲み口から注出される液体が蓋体に接触したり、蓋体によって液体の注出が邪魔されることを回避できる。
しかも、飲み口を、蓋体の飲み口突出孔よりも外方へ突出するため、例えば、利用者の口を飲み口に直接押し付けるか、近接する等して、飲み口から直飲みすることができる。
さらにまた、栓体と蓋体とを一体で略半回転操作するため、下口部材の開口部を開栓、及び閉栓する動作と、下口部材の飲み口を蓋体よりも外方に突出、及び突出を不可とする動作が一括して行え、操作性が向上する。
この発明によれば、外気の流入を許容する通気路を、上側筒部における飲み口と反対側の部分に確保することができる。
この結果、液体の注出と、外気の流入とが干渉することを防止できるとともに、容器本体内に貯留された液体の注出と、容器本体内への外気の流入とを効率よく行うことができる。
詳しくは、外部の外気を通気路から吸い込んで容器本体内に流入させる際に、螺着ねじ部における通気路と対応する部分の端部間を通過させて、容器本体内に向けて誘導することができる。
この結果、螺着ねじ部によって外気の流入が妨げられることがなく、容器本体内に貯留された液体の貯留量が減少するのに伴って、外気を容器本体内へより効率よく流入させることができる。
(実施例1)
図1は実施例1における閉栓状態の携帯飲料容器10の正面図、図2は図1に示す携帯飲料容器10を後側斜め上方斜視図、図3は図1に示す携帯飲料容器10のA−A矢視断面図、図4は図3に示す携帯飲料容器10のB−B矢視断面図である。
下口部材13は、口部12の外周に嵌着される環状の肩部材14と、口部12の内周に螺合される筒状の飲み口部材15とで構成している。
栓体16は、口部12を覆う大きさ、及び形状に形成した蓋体23と、蓋体23の内側中央部に嵌着される筒状の栓本体24とで構成している。
容器本体11の胴部11cは、上下方向Lの中央部から上端部に向けて徐々に大径となる滑らかな曲面に形成するとともに、径方向外側に向けて徐々に膨出する形状に形成している。上下方向Lの中央部よりも下部の外径は、中央部から下端部に向けて略同径となる形状に形成している。
口縁部12aの内周面には、飲み口部材15を容器本体11の口部12に対して着脱可能に螺合するため、一対の螺着ねじ部18a,18bにおける一方の螺着ねじ部18aを螺刻している。
口縁部12aにおける螺着ねじ部18aよりも下側内周部には、径方向内側に向けて突出する凸状の環状突部19を周方向に連続して形成している。
下側筒部14bは、口部12の口縁部12aと対応して、下端側から上端側に向けて段階的に小径となる段付き形状に形成している。下側筒部14bの内周面は、口縁部12aの外周面に対して面接触が許容される内径、及び形状に形成している。
図9は栓体16を開栓状態、及び閉栓状態に略半回転操作する説明図、詳しくは、図9(a)は飲み口15cを閉塞した状態の平面図、図9(b)は飲み口15cを開放した状態の平面図である。
実施形態では、凸部14cを、上側筒部14aの内周面に2箇所形成した例について説明したが、例えば、1箇所、あるいは、3箇所以上を形成してもよい。
凹状係合部20は、該凹状係合部20の周方向中央部に形成した径方向内側に向けて凹状に窪んだ溝部20aと、該溝部20aの周方向両端部に形成した径方向外側に向けて突出する壁部20bとで構成している。
壁部20bは、溝部20aを基準として周方向に向けて離れるのに伴って徐々に小径となるテーパー面に形成している(図11(a)(b)参照)。
上側筒部15aにおける前方側Ffの上部内周面には、容器本体11の貯留空間Xに貯留された液体の注出を許容する凹状の飲み口15cを形成している。
飲み口15cは、上側筒部15aにおける前方側Ffの上部内周面を径方向内側に向けて凹状に窪ませて断面凹状に形成している。
飲み口15cは、上側筒部15aにおける前方側Ffの上部内周面に沿って上下方向Lに形成するとともに、容器本体11の内部から外部に向けて上方に突出する突出形状に形成している。
突出孔閉塞部15pは、飲み口突出孔23aと略一致する大きさ、及び形状に形成するとともに、蓋体23の径方向中心部よりも後方側Bbの両側外周部から、飲み口15cと反対側の後方側Bbの上部外周部に向けて徐々に低くなる角度に傾斜している。
これにより、飲み口15cは、上端部が前方側Ffに向けて突出する突出形状を有し、該上端部の後方側Bb外面が滑らかな曲面形状を有している(図3、図5〜図7参照)。
よって、液体の切れがよく、飲み口15cの前方側Ff外面に沿って液体が滴り落ちること、あるいは、滴り跡が残ることを防止できるとともに、衛生的な状態を保つことができる。
鍔部15fの下側外周部には、上側筒部14aの爪部14dが係止される溝部15gを周方向に連続して形成している。
溝部15gの下側外周部には、上側筒部14aの上端側内周面が当接される凸状の環状突起15hを周方向に連続して形成している(図3、図7参照)。
実施形態では、径方向に対向する凸部14、及び凹部15iを異なる大きさに形成した例について説明したが、同一の大きさに形成してもよい。
下側筒部15bの下端側外周部には、径方向外側に向けて突出する環状の突出部15jを周方向に連続して形成している。該突出部15jには、柔軟性を有する弾性部材(具体的には、シリコーンゴム)にて形成した環状の止水用パッキン21を嵌着している。
すなわち、螺着ねじ部22aを、前方側Ffの飲み口15c、及び後方側Bbの通気路15dと対応する内周面を除いて、飲み口部材15における前方側Ff、及び後方側Bbと直交する両側内周面のみに形成している。
螺着ねじ部22aにおける通気路15dと対応する部分で分割した端部間は、通気路15dの幅と略同一となる間隔、あるいは幅広となる間隔に離間している。
肩部材14における上側筒部14aの凸部14cと、飲み口部材15における環状突起15hの凹部15iとの大きさを一致させて、肩部材14を飲み口部材15の下部外周に対して下方から挿嵌する。
上側筒部14aの爪部14dを飲み口部材15の溝部15gに係止し、上側筒部14aの凸部14cを環状突起15hの凹部15iに係合して、肩部材14と飲み口部材15とを一体に嵌着固定している(図4、図10(a)参照)。
これにより、肩部材14と飲み口部材15との向きを間違えることなく一体に組み付けることができる。
飲み口部材15の下側筒部15bを、容器本体11の口部12に上方から挿入するとともに、螺着ねじ部18a,18bを互いに螺合させながら閉栓方向CL(時計回り)に半回転以上回動して、下側筒部15bの下端部を、環状突部19の径方向内側周面と対向する位置に至るまで深く押し込む。
しかも、より大きな接触抵抗が得られるため、栓体16を開栓方向OP(反時計回り)へ略半回転操作する際、環状突部19とパッキン21との接触抵抗により、飲み口部材15が供回りすることを防止できる。
上述のパッキン21と環状突部19との接触抵抗による供回り防止効果に加えて、口部12の口縁部12aを肩部材14と飲み口部材15とで挟持することによる供回り防止効果が相乗して得られるため、より高い供回り防止効果が得られる。
蓋体23の上面部には、下口部材13における飲み口部材15の飲み口15cが形成された部分と同一円周上に、該飲み口15cが上方に向けて突出が許容される弧状の飲み口突出孔23aを形成している。
飲み口突出孔23aは、栓体16の回動方向(開栓方向OP、及び閉栓方向CL)に沿って周方向に形成するとともに、飲み口部材15の飲み口15cが形成された上端部と同一の曲率半径に形成している。
飲み口露出部23eは、蓋体23の中央部から飲み口突出孔23aと対応する外周部に向けて徐々に低くなる角度に傾斜するとともに、飲み口部材15の突出孔閉塞部15pと略同一の角度に傾斜するとともに、略同一の曲面に形成している。
凸部23bは、凹状係合部20の溝部20aに対して係合が許容される大きさ及び形状に形成され、肩部材14の上側筒部14aに形成した凹状係合部20と対応する高さ位置の内周面に形成している。
栓本体24は、上下方向Lに貫通する中空筒状に形成した筒部24aと、該筒部24aの上端側開口縁部に嵌着した蓋体23と、該筒部24aの下端側開口部24dに嵌着したパッキン25Aとで囲繞した内部空間Yを、図示しない通気路を介して栓本体24の外部と連通している。
筒部24aの下端側外周部には、止水用のパッキン25Aが嵌着される段付き形状の突出部24cを周方向に連続して形成している。
栓本体24における筒部24aの下端側外周面には、飲み口部材15の螺着ねじ部22aと対応して、他方の螺着ねじ部22bを螺刻している。
具体的には、栓体16を略半回転(略180度)すると、該栓体16を上下方向Lに略2.5mm〜略3mmねじ送り移動する、通常のねじピッチよりも大きいねじピッチに螺刻している。
パッキン25Aは、筒部24aの下端側外周部に形成した段付き形状を有する突出部24cに嵌着している(図12参照)。
支持部24eにおける反転部25aの外周部分が押し付けられる下面は、外周側から内周側に向けて徐々に低くなるテーパー面に傾斜している。
容器本体11における貯留空間Xの圧力が高くなるほど、反転部25aの外周部分が支持部24eの下面に対して垂直に押し付けられるため、より高い止水性を確保することができる。
常圧時において、反転部25aは、該反転部25a自体の復元力によって上方に向けて弧状に突出する突出状態を保っている。
調圧孔26の下側周縁部には、下方に向けて突出する凸状の突出部26aを、該調圧孔26の下側周縁部に沿って周方向に連続して形成している。つまり、調圧孔26における周縁部の肉厚を、該調圧孔26の周辺部分に比べて厚くしている。
実施形態では、調圧孔26を1箇所形成した例について説明したが、必要に応じて複数個所形成してもよい。
栓本体24に嵌着したパッキン25Aの外周部分を、飲み口部材15における突出部15kの径方向内側周面に沿って密着した状態に押し付けて連通不可状態に閉塞するため、確実に閉栓、及び止水することができる。
パッキン25Aの外周部分に形成した調圧孔26の上面側周縁部も、支持部24eの下側斜面に対して垂直に密着した状態に押し付けられるため、気密性及び止水性を同時に確保することができる(図12(a)の実線参照)。
したがって、閉栓状態の携帯飲料容器10を転倒させることがあっても、容器本体11の貯留空間Xに貯留した液体が外部へ漏洩することを確実に防止できる。
さらに、パッキン25Aの反転部25aが下方に向けて引き下げられることで、パッキン25Aの外周部分と、支持部24eの下側斜面との間に隙間が生じることになる。
上述の吸気によって、容器本体11における貯留空間Xの内圧が常圧時に復帰した際、飲み口部材15における下側筒部15bの突出部15kに対するパッキン25Aの押し付け力が常圧時の状態に復帰するため、栓体16を開栓方向OPへ略半回転操作する際の接触抵抗が小さくなり、栓体16の開栓操作が手で楽に行える。
すなわち、クリアランスSは、蓋体23の飲み口突出孔23aと対応する前方側Ffに向けて栓体16の偏心移動を許容する(図7、図10(b)参照)。
液体の注出を開始する場合、栓体16を、容器本体11における口部12に固定した下口部材13の飲み口部材15に螺合したまま、開口部15mの径方向中心部を中心として開栓方向OPへ略半回転操作するとともに、栓体16を略半回転操作するのに伴って、栓体16の螺着ねじ部22bを、飲み口部材15の螺着ねじ部22aに沿って上方へ移動させる。
これにより、栓体16を、螺着ねじ部22a,22b同士の相対移動により、開口部15mの開栓が許容される移動量だけねじ送り移動させることができる。
飲み口部材15の飲み口15cは、蓋体23の飲み口露出部23eよりもさらに外方に突出されるため、飲み口15cから直飲みすることが可能な突出量を確保することができる。
例えば、利用者の口を飲み口15cに直接押し付けるか、飲み口15cに近接する等して、飲み口15cから直飲みすることができる。
これにより、螺着ねじ部22aによって外気の流入が妨げられることがなく、容器本体11の貯留空間Xへより効率よく流入させることができ、容器本体11の貯留空間Xに貯留された液体を、飲み口部材15の飲み口15cからスムースに注出することができる。
これにより、栓体16を、螺着ねじ部22a,22b同士の相対移動により、開口部15mの閉栓が許容される移動量だけねじ送り移動させることができる。
さらに、栓体16を、飲み口部材15の開口部15mに対して着脱する手間が省けるため、液体を注出する開栓状態と、注出を停止する閉栓状態とに即移行することができる。
蓋体23の飲み口突出孔23aを、飲み口部材15の突出孔閉塞部15pと一致する後方側Bbの位置へ略半回転で移動させ、該飲み口突出孔23aを突出孔閉塞部15pに係合するため、蓋体23の飲み口突出孔23aを確実に閉塞することができる。
例えば、ゴミ、塵埃等の異物が飲み口15cから容器本体11内に入ることを確実に防止できるとともに、人の手や指が飲み口15cに触れることも防止できるため、衛生的な状態を保つことができる。
これにより、飲み口15cから注出される液体が意図しない方向へ誤って注出されること、及び周囲に飛散することをより積極的に防止できるとともに、液体の損失をより少なくすることができる。
これにより、携帯飲料容器10を液体の注出が許容される所望する角度に傾けて、下口部材13における飲み口部材15の飲み口15cから液体を直接飲んだり、コップ等の容器に注いだりする際、栓体16が不意に回転することを、より確実に防止できる。
飲み口部材15を開栓方向OPへ回動しながら、螺着ねじ部18a,18b同士の螺合を解除して、下口部材13を、容器本体11の口部12から分離すれば、容器本体11の口部12全体が開口されるため、容器本体11の内部を綺麗に洗浄する作業が容易に行える。
以下、上述の携帯飲料容器10におけるその他の例について説明する。この説明において、前記構成と同一または同等の部位については同一の符号を記してその詳しい説明を省略する。
図13は実施例2における環状のパッキン25Bにて止水する止水構造の説明図である。
しかも、パッキン25Bの外周部分には孔部や開口部が存在しないため、該外周部分に漏洩が生じることがない。
この発明における容器本体の口部は、連通許容部は、実施形態における口部12、下口部材13、及び飲み口部材15に対応し、
以下同様に、
蓋体の連通許容部は、蓋体23の飲み口突出孔23aに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、請求項に示される技術思想に基づいて応用することができ、多くの実施の形態を得ることができる。
Y…内部空間
10…携帯飲料容器
11…容器本体
12…口部
13…下口部材
15…飲み口部材
15c…飲み口
15c1…注出路
15d…通気路
15e…窪み部
15m…開口部
15p…突出孔閉塞部
16…栓体
22a,22b…螺着ねじ部
23…蓋体
23a…飲み口突出孔
23e…飲み口露出部
24…栓本体
25A,25B…パッキン
Claims (7)
- 口部を有し飲料を貯留する容器本体と、該容器本体の前記口部に装着される下口部材と、該下口部材に装着される栓体とを備え、
前記下口部材が、前記口部の口縁部よりも上方に向けて突出する上側筒部と、前記口縁部の内周に対して螺合される下側筒部とからなる飲み口部材を有し、
前記下側筒部と前記栓体との対向周面に、互いに螺合する螺着ねじ部を螺刻し、
前記栓体を、
前記下側筒部に螺合した状態において、前記下側筒部の下端の開口部の開栓が許容される開栓状態と、前記開口部の閉栓が許容される閉栓状態とに略半回転可能に設け、
前記下側筒部の前記螺着ねじ部を上下方向に一対設け、
前記開口部の径方向中心部を中心として周方向に複数に分割するとともに、少なくとも前記上側筒部の上部前方側に形成された飲み口と対応する部分で分割して分割した端部間を前記飲み口の幅と略同一となる間隔、あるいは幅広となる間隔に離間し、
前記栓体に、前記下口部材を覆う蓋体を一体に設け、
前記蓋体に、
前記容器本体内に貯留された液体の注出を許容する連通状態に、前記容器本体の内部と外部との連通を許容する連通許容部を設けた
携帯飲料容器。 - 前記螺着ねじ部を、
前記開口部の開栓が許容される開栓状態と、該開口部の閉栓が許容される閉栓状態とに、前記栓体を略半回転でねじ送り移動するねじピッチに螺刻した
請求項1に記載の携帯飲料容器。 - 前記ねじピッチが、前記栓体の略半回転で前記栓体を上下方向に2.5mm〜3mmねじ送り移動するものである
請求項2に記載の携帯飲料容器。 - 前記飲み口を、
前記容器本体の内部から外部に向けて突出する突出形状に形成した
請求項1〜3のいずれか一つに記載の携帯飲料容器。 - 前記蓋体の連通許容部を、
該蓋体の外面よりも外方に向けて前記飲み口の突出を許容する飲み口突出孔で構成した
請求項1〜4のいずれか一つに記載の携帯飲料容器。 - 前記上側筒部における前記飲み口と反対側の内周に、
前記開口部を開栓した開栓状態において、前記容器本体内に対して外気の流入を許容する通気路を設けた
請求項1〜5のいずれか一つに記載の携帯飲料容器。 - 前記下側筒部の前記螺着ねじ部を、
前記通気路と対応する部分で分割するとともに、
前記螺着ねじ部における前記通気路と対応する部分で分割した端部間を、
前記通気路の幅と略同一となる間隔、あるいは幅広となる間隔に離間した
請求項6に記載の携帯飲料容器。
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