JP2010006453A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】液剤Wを収容する容器2の口部に装着される装着筒部31、及び液剤Wを注出する注出口32aが形成された注出筒部32を備えるキャップ本体3と、内部が注出口32aに連通し液剤Wを収容する液剤収容室Hとされるとともに、液剤収容室H内の液剤Wを流出させる液剤流出孔41dが頂面に形成された有頂筒状の本体部41、液剤流出孔41dを開閉可能に設けられた弁体42、及び本体部41の頂面上に配設され、液剤流出孔41dから流出した液剤Wを浸潤状態で保持する液剤保持部材43を備え、キャップ本体3に第1のヒンジ部6を介して連結され、注出口32aを開閉させる塗布栓部材4と、塗布栓部材4に第2のヒンジ部8を介して連結され、液剤保持部材43の塗布面43aを開閉させる蓋部5と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
すなわち本発明は、液剤を収容する容器の口部に装着される装着筒部、及び前記液剤を注出する注出口が形成された注出筒部を備えるキャップ本体と、内部が前記注出口に連通し前記液剤を収容する液剤収容室とされるとともに、該液剤収容室内の液剤を流出させる液剤流出孔が頂面に形成された有頂筒状の本体部、前記液剤流出孔を開閉可能に設けられた弁体、及び前記本体部の頂面上に配設され、前記液剤流出孔から流出した前記液剤を浸潤状態で保持する液剤保持部材を備え、前記キャップ本体に第1のヒンジ部を介して連結され、前記注出口を開閉させる塗布栓部材と、前記塗布栓部材に第2のヒンジ部を介して連結され、前記液剤保持部材の塗布面を開閉させる蓋部と、を備えることを特徴とする。
本発明に係るキャップによれば、蓋係合部を用いて蓋部を開位置に固定することができるので、液剤保持部材の塗布面を用いた液剤の塗布が円滑に行える。
本発明に係るキャップによれば、塗布栓部材の塗布栓操作片を用いて蓋部を開位置に固定できるので、構造が簡便となる。
本発明に係るキャップによれば、塗布栓係合部を用いて塗布栓部材を開位置に固定することができるので、キャップ本体の注出口を用いた液剤の塗布が円滑に行える。
本発明に係るキャップによれば、蓋部の蓋操作片を用いて塗布栓部材を該塗布栓部材の開位置に固定できるので、構造が簡便となる。
本発明に係るキャップによれば、第1のヒンジ部と第2のヒンジ部とが互いに塗布栓部材の外周面を回り込んだ反対側に配置されているので、開いた状態の塗布栓部材を閉める際に蓋部が誤って開いてしまうことが防止できる。また、閉まった状態の蓋部を開ける際に塗布栓部材が誤って一緒に開いてしまうことが防止できる。従って、塗布栓部材及び蓋部の開閉操作を円滑に行うことができる。
容器2は、軟質又は薄肉の樹脂材料等からなり、図示の例では手で握ったときにフィットするように外面が滑らかな曲面状に形成されるとともに弾性変形可能とされ、胴部をスクイズできるようにされている。また、容器2の内部には液剤Wが貯留されている。また、容器2の口部の外周面には雄ねじ2aが形成されている。
また、キャップ本体3の装着筒部31と注出筒部32とを接続し上側を向く略リング状の外面33には、凹部(第4係合部)33aが形成されている。
また、内筒部41aの下端部の外径は、注出口32aの内径と略同一寸法に設定されており、内筒部41aの下端部が注出口32a内に着脱自在に嵌合されている。
弁体42は、樹脂材料等によって射出成形されたものであり、液剤流出孔41dの内径よりも外径が若干小さい円筒部42aと、該円筒部42aから下方へ向かうに従い漸次末広がり状に形成されたテーパ部42bと、テーパ部42bと内筒部41aの弁体係止部41fの上面との間に配置されたばね部42cと、で一体的に形成されている。
また、塗布栓部材4の外筒部41bの外周面には、第1のヒンジ部6の配設位置に対して反対側に、径方向外方に突出する塗布栓操作片7が形成されている。また、塗布栓操作片7の先端部における上面には、凸部(第1係合部)7aが形成されている。
また、第2のヒンジ部8と塗布栓操作片7とは、互いに周方向の位置を同じくして配置されている。従って、第1のヒンジ部6と第2のヒンジ部8とは、互いに塗布栓部材4の外周面を回り込んだ反対側に配設されている。
蓋操作片10の凸部10aは、塗布栓部材4及び閉じられた蓋部5が第1のヒンジ部6を中心に回動した塗布栓部材4の開位置Bにおいて、キャップ本体3の凹部33aに係合されるように形成されている。このように、蓋操作片10の凸部10aとキャップ本体3の凹部33aとからなる塗布栓係合部11が形成されている。そして、塗布栓係合部11の前述の係合により、塗布栓部材4は開位置Bに固定可能とされている。
スポンジ体43の塗布面43aを用いて液剤Wを塗布する場合は、予め塗布栓部材4を閉じた状態で、図1における蓋部5の蓋操作片10を押し上げて該蓋部5を開けるとともに、スポンジ体43の塗布面43aを外部に露出させる。そして、蓋係合部9を用いて蓋部5を開位置Aに固定した後、図2に示すように、容器2の胴部を把持してキャップ1側を下方の被塗布面Xへ向けるように傾ける。
例えば、本実施形態では、液剤Wを注出する注出口32aは、その内径が上側へ向かうに連れ漸次拡径して形成されるとして説明したが、容器2を傾けた際に注出口32aから液剤Wが一度に多量に注出されないように、注出口の開口面積を減じて形成しても構わない。
また、蓋係合部9が、塗布栓操作片7の凸部7aと蓋部5の凹部5bとから構成されるとして説明したが、これに限らず、塗布栓操作片7に凹部が形成されるとともに蓋部5に凸部が形成されて、これら凹部と凸部とを係合する構成としてもよい。また、このような凹部及び凸部を用いずに、それ以外の粘着力や磁力等を用いて塗布栓操作片7と蓋部5とを係合する構成としてもよい。
また、塗布栓操作片7を用いずに蓋係合部9を構成しても構わない。
また、塗布栓係合部11が、蓋操作片10の凸部10aとキャップ本体3の凹部33aとから構成されるとして説明したが、これに限らず、蓋操作片10に凹部が形成されるとともにキャップ本体3に凸部が形成されて、これら凹部と凸部とを係合する構成としてもよい。また、このような凹部及び凸部を用いずに、それ以外の粘着力や磁力等を用いて蓋操作片10とキャップ本体3とを係合する構成としてもよい。
また、蓋操作片10を用いずに塗布栓係合部11を構成しても構わない。
2 容器
3 キャップ本体
4 塗布栓部材
5 蓋部
5b 凹部(第2係合部)
6 第1のヒンジ部
7 塗布栓操作片
7a 凸部(第1係合部)
8 第2のヒンジ部
9 蓋係合部
10 蓋操作片
10a 凸部(第3係合部)
11 塗布栓係合部
31 装着筒部
32 注出筒部
32a,52a 注出口
33a 凹部(第4係合部)
41 本体部
41d 液剤流出孔
42 弁体
43 スポンジ体(液剤保持部材)
43a 塗布面
A 蓋部の開位置
B 塗布栓部材の開位置
H 液剤収容室
W 液剤
Claims (6)
- 液剤を収容する容器の口部に装着される装着筒部、及び前記液剤を注出する注出口が形成された注出筒部を備えるキャップ本体と、
内部が前記注出口に連通し前記液剤を収容する液剤収容室とされるとともに、該液剤収容室内の液剤を流出させる液剤流出孔が頂面に形成された有頂筒状の本体部、前記液剤流出孔を開閉可能に設けられた弁体、及び前記本体部の頂面上に配設され、前記液剤流出孔から流出した前記液剤を浸潤状態で保持する液剤保持部材を備え、前記キャップ本体に第1のヒンジ部を介して連結され、前記注出口を開閉させる塗布栓部材と、
前記塗布栓部材に第2のヒンジ部を介して連結され、前記液剤保持部材の塗布面を開閉させる蓋部と、を備えることを特徴とするキャップ。 - 請求項1に記載のキャップであって、
前記塗布栓部材及び前記蓋部に、前記蓋部を前記第2のヒンジ部を介して回動させた位置で係合し、前記蓋部を開位置に固定する蓋係合部が設けられることを特徴とするキャップ。 - 請求項2に記載のキャップであって、
前記塗布栓部材の側面には塗布栓操作片が設けられ、
前記蓋係合部は、前記塗布栓操作片に形成された第1係合部と、前記蓋部に形成され、該蓋部を前記第2のヒンジ部を介して回動させた開位置で前記第1係合部に係合される第2係合部と、を備えることを特徴とするキャップ。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のキャップであって、
前記蓋部及び前記キャップ本体に、前記塗布栓部材と閉位置の前記蓋部とを前記第1のヒンジ部を介して回動させた位置で係合し、前記塗布栓部材を開位置に固定する塗布栓係合部が設けられることを特徴とするキャップ。 - 請求項4に記載のキャップであって、
前記蓋部の側面には蓋操作片が設けられ、
前記塗布栓係合部は、前記蓋操作片に形成された第3係合部と、前記キャップ本体に形成され、前記塗布栓部材及び閉位置の前記蓋部を前記第1のヒンジ部を介して回動させた塗布栓部材の開位置で前記第3係合部に係合される第4係合部と、を備えることを特徴とするキャップ。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のキャップであって、
前記第1のヒンジ部が、前記第2のヒンジ部に対して前記塗布栓部材の外周面を回り込んだ反対側に設けられることを特徴とするキャップ。
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JP2008170960A JP5238378B2 (ja) | 2008-06-30 | 2008-06-30 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014108809A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Toppan Printing Co Ltd | ロック機能付きヒンジ口栓 |
DE102015218464A1 (de) | 2014-09-26 | 2016-03-31 | Yazaki Corporation | Fahrzeuganzeigevorrichtung |
JP2017178394A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | キョーラク株式会社 | キャップ及びキャップ付き容器 |
US10398241B2 (en) | 2014-01-29 | 2019-09-03 | Jackel International Limited | Valve assembly |
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-
2008
- 2008-06-30 JP JP2008170960A patent/JP5238378B2/ja active Active
Patent Citations (2)
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