JP2005212806A - 注出栓 - Google Patents

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Abstract

【課題】 操作性が良く、かつ高い耐久性を有し、内部の清掃が容易な注出栓を提供すること。
【解決手段】 容器の排出口に取り付けられ、下端に流出口が開口されたハウジングと、流出口に嵌合・離脱して流出口を開閉させる弁体と、ハウジングに螺合し、かつハウジング内に密に摺動可能に組み付けられ、ハウジングに対して回動させることにより弁体を移動させて流出口の開閉動作を行わせる操作手段とから注出栓を構成した。
これにより、構造が簡易になり、注出栓の開閉操作を操作手段の回動によって行わせ、開閉操作が確実で、しかも流出速度の微調整ができ、かつ注出栓の開閉動作において力が集中する箇所がないため高い耐久性が得られる。また容易に分解できるため、内部の清掃が簡易な注出栓を提供できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、醤油や酒などの液体を収容した容器の排出口に取り付け、操作ハンドルを回転させて容器内に収納されている液体を所定量任意に流出させることができる注出栓に関する。
液体を収納した容器の排出口に取り付け、容器から適宜液体を注出させる注出栓として、レバー操作で注出栓内の弁体を操作し、液体の注出、注出停止を行わせる注出栓が知られている。これは、ハウジング内部に移動可能に設けた弁体の一端にレバーを組み付け、レバーを操作することによってハウジング内で弁体を移動させ、それに伴う流出口の開閉で液体の注出、注出停止を行っている。(例えば、特許文献1参照。)。
また、コック本体の上部に回転式のハンドルを設け、ハンドルの回動動作によりプランジャーをコック本体内で上下動させて吐出口を開閉させるようにした注出コックや、更に弁体の下部を拡径させ、流出口に嵌合させた例も知られている。(例えば、特許文献2参照。)。
特開2002−327850号公報 特開平9−20397号公報。
しかしながら、レバー式の注出栓は、次のような問題点を有していた。
すなわちレバー操作に伴って力が集中する箇所が発生し、過大な力が特定の位置にかかり、故障の原因となることが考えられる。またレバー竿を開放と閉鎖の間の任意の位置で止めておくことが難しく、流出速度の微調整がしにくかった。
またハンドルが回転式の注出栓の場合、回動させたハンドルの回転角が把握しにくく、液体の流出速度が判断しにくかった。更に、拡径した弁体で流出口を閉鎖するようにした場合、流出口と弁体とが面で対向し合うため、両者の間を密着させにくく、流出口からの液漏れを完全に停止させることが難しかった。
また、注出栓の内部構造が複雑に構成されていることから可動部分を取り外すなどの分解がしにくく、内部の分解清掃が困難となることがあった。
本発明は、コストが低く、耐久性が高く、流出速度の微調整や流出速度の確認が容易で、かつ確実に流出口を密閉させることができる注出栓を提供することを目的とする。更に、分解組み付けが容易で、内部の洗浄作業が容易な注出栓を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するため、注出栓を次のように構成した。
請求項1に記載の発明は、液体容器の排出口に着脱自在に取り付け、操作手段を操作して前記容器内に収容された液体を所望量任意に流出させる注出栓において、排出口に連結させる流入口を側面に有し、円形の流出口を下端に開口した、縦型円筒状のハウジングと、ハウジングの上部外周面に形成された一対の幅の異なる螺合用の係合片と、上部に円盤状の把持板を備え、把持板の裏面にハウジングの外周に遊嵌し、かつ係合片に螺合する外筒体を備えた操作手段と、上部に操作手段に固着される柄部を、下部に流出口に密着する弁部を備え、更に弁部には側面外周に流出口の内方周縁に密着する周状の突条を形成した、ハウジングの長手方向に移動し流出口を開閉させる弁体と、弁体とハウジング内周面との間に設けられ、ハウジング内周面に摺動自在に、かつ液密に接するシール材と、
流出口を開閉自在に覆うキャップ体と、から注出栓を構成した。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の注出栓において、シール材を、弁体に取り付けた。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の注出栓において、シール材を、操作手段に取り付けた。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓において、シール材を、着脱可能に取り付けた。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の注出栓において、シール材を、弁体と一体に形成した。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の注出栓において、ハウジングの上部端面をほぼ垂直に切り下げ、操作手段の閉鎖方向への回転移動に対向した係止端面を形成し、弁体が前記流出口を閉鎖したとき前記係止端面に当接して前記操作手段の回転を停止させる係止片を操作手段に設けた。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の注出栓において、外筒体の外周面に第一突片を設け、ハウジングの流入口側壁に第一突片に当接する第二突片を設けた。第一突片と第二突片とは、操作手段をハウジングに組み付けたり、また取り外すときは互いに乗り越えられるように当接する。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の注出栓において、操作手段の開放方向への回転では第一突片と第二突片が互いに乗り越え不能に当接することとした。かかる場合でも、操作手段をハウジングに組み付けるときは第一突片と第二突片とは互いに乗り越えられる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体を、ハウジングの下部に嵌合されるリング状の取付環と、取付環と開閉機構で連結されたキャップ本体とから構成し、開放したキャップ本体を取付環に係止させる係合部をキャップ本体と取付環とに設けたことを特徴とした。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体をハウジングと一体成形により流出口の開口部外方に形成し、かつ流入口の外周に設けられ流入口を排出口に固定する取付栓に、キャップ体が開放された状態で係合する係合舌片をキャップ体に設けたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか1項に記載の注出栓において、キャップ体を閉状態に保持する機構を、流出口の周辺に設けたことを特徴とする。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜7、及び9〜11のいずれか1項に記載の注出栓において、前記操作手段をシール材とともにハウジング内から引き抜くことを可能に形成した。
請求項13に記載の発明は、請求項1〜12のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の把持板の外周面に凹凸を形成したことを特徴とする。
請求項14に記載の発明は、請求項1〜13のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の外周面に、回転面に沿って突出した突片を設けたことを特徴とする。
請求項15に記載の発明は、請求項1〜14のいずれか1項に記載の注出栓において、操作手段の外表面に、認識手段を設けたことを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項1〜15のいずれか1項に記載の注出栓において、排出口に螺合するネジ部を円筒体の内面に備え、円筒体の先端部に弾性を有するかえりを設けてネジキャップを構成し、流入口の先端よりかえりを弾性変形させて組み入れ、ネジキャップにより排出口に連結固定させることを特徴とした。
本発明にかかる注出栓は、次のような効果を有している。
請求項1に記載の発明は、注出栓の開閉動作を操作手段の回動動作によって行わせることができ、弁体の開閉操作が確実で、しかも液体の流出速度を微調整でき、かつ注出栓の開閉動作において力が集中する箇所がないため高い耐久性が得られる。
また、液体の流出が円滑になり、しかも流出口の周縁に弁体の突条が密着するので、液ダレすることなく、良好な切れで液体の流出を停止できる。また、誤った向きからでは操作手段を組み付けることができず、確実に操作手段をハウジングに取り付けられる。
任意の材質で、所望の形状のシール材を用いることができる。
また、キャップ体により流出口を覆うことができるので、流出口への虫やゴミなどの付着を防止できる。
請求項2、または3に記載の発明は、弁体と一体にシール部材を組み付けることができる。
請求項4に記載の発明は、シール部材が磨耗、破損した場合などに、シール部材を取り外し容易に交換できる。
請求項5に記載の発明は、組み付けを容易にし、部品点数を削減できる。
請求項6に記載の発明は、閉鎖方向への操作手段の回転が確実に停止され、また弁部に無理な力が加わることがない。
請求項7に記載の発明は、所定のハンドル回転位置で当接する感じが得られ、所望の流出速度で液体を流出できる。操作手段の過回転を防止し、適度な開度を実現でき、使用中に誤って操作手段が外れることを防止できる。突片を乗り越えて回転させ、操作手段を容易に取り外すことができる。
請求項8に記載の発明は、当接する位置でハンドルの回転が止められることにより、過回転によるハンドルの脱落を防止できる。
請求項9に記載の発明は、キャップ体をハウジングに容易に取り付けられ、しかもキャップ体の開閉方向を任意な方向に取り付けることができる。またキャップ体を開放状態に保持したおくことができ、液体の注出に際してキャップ体が支障を起こすことがない。少ない部品点数で開状態の保持が行えるキャップ体を容易に成形できる。
請求項10に記載の発明は、会場対保持できるキャップ体をハウジングとともに一体に形成し、コストを低減できる。
請求項11に記載の発明は、流出口の外方をキャップ体により通常覆っておくことができ、流出口付近への埃や虫などの付着等を防止できる。
注出時に液体の注出に支障がないようキャップ体を開状態に保持できる。また、キャップ体をハウジングに容易に、
請求項12に記載の発明は、操作手段をハウジングから引き抜き、取り外すことにより、操作手段とともに弁体をハウジングから取り外すことができ、注出栓を分解してハウジング内部、及び弁体等を容易に清掃・洗浄することができる。尚、摺動面に弾性部材を用いたときは、弾性部材の撓み変形分が内径より大きくなるが実質的に同径と考え、かかる場合を含めて引き抜き可能とする。また、摺動面からハウジングの上端までの内径を摺動面の内径と等しいかそれ以上の内径とすることにより、弁体をハウジングから引き抜くことができるが、若干のハウジング内径の縮小は許容されるものとする。
請求項13に記載の発明は、操作手段が握り易くなり、操作の微調整が可能となる。
請求項14に記載の発明は、突片を用いて操作手段を回動でき、かつ突片の位置を見て操作手段の回動位置、すなわち流出速度を確認することができる。
請求項15に記載の発明は、認識手段の位置を確認することで、操作手段の回動量を容易に把握することができる。
請求項16に記載の発明は、流入口をハウジングと一体に成形でき、ネジキャップの取り付けなど組立てを簡略化でき部品点数を削減できる。
以下、本発明にかかる注出栓の一実施形態を、図面を参照しながら説明する。
注出栓1は、図1に示すように樹脂製のハウジング2と、ハウジング2内に設けられた弁体4と、ハウジング2の上部に螺合された操作手段としてのハンドル6などから構成され、ネジキャップ48で容器50の排出口52に取り付けられる。
容器50は、醤油や酒等の液体を収納する一般に樹脂製の成形容器であり、変形が容易な軟質性でも、容易に変形しない硬質性でもよく、壁面の下方に排出口52が溶着等により取り付けられている。
ハウジング2は縦型の円筒状で、上方が開放されており、図2に示すように上部外周面に幅の異なる係合片13が一対対向して形成してある。また、上端面には図3に示すように中心を挟んで対向した位置に一対端面からほぼ垂直に切り下げられた係止端面32が形成されている。
ハウジング2の下部側面には流入口5が形成してあり、流入口5に続く取付口7が容器50の排出口52内に嵌合し、その外側に取り付けたネジキャップ48で締結し、容器50に着脱自在に固定される。ネジキャップ48は、先端の弾性変形を利用して組みつけられている。また取付口7のハウジング2に対面した側壁には第二突片35が設けられている。
ハウジング2の下端には、図1に示すように弁体4の弁部9が嵌合する流出口8が下方に向けて開口してあり、更に流出口8の外側には流出口8を覆うキャップ体10が開閉自在に取り付けられている。
キャップ体10は、図2に示すようにハウジング2に嵌合するリング状の取付環24とキャップ本体22とが開閉機構としてのヒンジ11を介して連結されており、ヒンジ11を含めて射出成形で一体に形成されている。取付環24は、ハウジング2の下部外周に形成された周状の溝部25に回動自在に嵌合し、キャップ本体22を開放させるとヒンジ11の両側にそれぞれ形成された係合部としての突片16と突片26によりキャップ本体22が開状態に保持され、またキャップ本体22を閉じると取付環24のヒンジ11に対向した位置に形成された係止突片27により、キャップ本体22が閉状態に保持される。
弁体4は、軸体の上方に柄部23を、下方に弁部9を備えており、柄部23がハンドル6の頂壁下部に設けられた支持体28の内側にハンドル6と中心を同一にして嵌合固着されている。弁部9は、柄部23から延びる軸体の下端に設けられ、下方に拡がる半球状の傾斜面とその傾斜面の下端から下方に平行に延設された円筒状の筒部20から形成され、筒部20の外周には外方に突出した突条21が周状に設けられている。
弁体4の柄部23には外径を若干細くして嵌入部30が形成してあり、嵌入部30にシール材17が挿入されている。シール材17は、嵌入部30にシール材17を取り付けた状態で柄部23を支持体28に組み込むことにより、弁体4に一体に固着されている。
シール材17は全体が円筒状で、軟質な樹脂材から形成され、下部に外方に向けて突出した環状部材3を有し、環状部材3がハウジング2の内面と弁体4との間の液密を保つようにハウジング2の内面に摺動自在に密接している。
ハンドル6は、図3に示すように一方向に向けて突片16が突出している円盤状の把持板14と、把持板14の下方に設けられた円筒状の外筒体15、及び支持体28とを有し、把持板14の外周面には図11に示すように把持のために凹凸が形成されている。外筒体15はハウジング2の外側面に摺動自在に嵌り、内面に係合片13に螺合する螺旋状に形成された溝条18が2条それぞれ係合片13の幅に合わせて設けられている。また、図3に示すように外筒体15の外周面には、ハンドル6を所定の角度回転させた時点で、第二突片35に乗り越え可能に当接する第一突片34が設けられている。
支持体28は図1に示すようにハウジング2の内側面に摺動自在に嵌り、内面に弁体4がシール材17とともに組み付けられている。
更に把持板14の裏面の外筒体15と支持体28との間には、図3に示すように三角台状の係止片33が係止端面32に対応して下方に向けて設けられている。係止片33は、ハンドル6を閉鎖方向に回転させて、弁体4が無理なく流出口8を閉鎖させた時に、係止端面32に当接してハンドル6の閉鎖方向への回転を停止させる。
次に、注出栓1の使用法について説明する。
まずネジキャップ48を取付口7を組み込む。取付口7を排出口52に挿入し、ネジキャップ48をネジ止めして注出栓1を容器50に組み付け固定する。すると容器50内の液体は流入口5を通り注出栓1の内部に流入するが、弁体4は流出口8に嵌合しており、流出口8から液体は流出しない。
液体を注出するときは、キャップ本体22をヒンジ機構11で回動させ、ハウジング2の下部を開放する。キャップ本体22は、突片16と突片26が噛み合い図2に示すように開放状態で保持される。そしてハンドル6を開放方向に回転させるとハンドル6は螺進により上方に移動し、それに伴い図4に示すようにハンドル6に一体に取り付けられた弁体4がハウジング2内で徐々に上昇して流出口8が開放される。そして所定の角度までハンドル6を回転させると、第一突片34と第二突片35が互いに当接するので第一突片34と第二突片35が当接した感覚で開放角度が確認でき、その時点でハンドル6の回転を停止させて容器50から液体を適度な流出速度で注出できるとともにハンドル6が不用意に抜けるのを防止できる。また弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に開放されるので、周囲への飛散がなく良好な流出状態が得られる。
液体を容器50から所望の量注出させたら、ハンドル6を閉鎖方向に回転させ、流出口8を弁体4で閉鎖して容器50からの液体の流出を停止させる。ハンドル6を閉鎖位置まで回転させると、係止片33が係止端面32に当接してハンドル6の回動を停止させるとともに、弁部9の突条21が流出口8の内側縁部に当接し流出口8に密着して確実に液体の流出を停止させる。
これにより閉鎖方向への過度なハンドル6の回転を防止でき、突条21が流出口8の内側縁部に無理に押し付けられて変形等することを防止し、高い耐久性が得られる。また弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に閉鎖されていき、液ダレがなく、切れを良好にでき、使い勝手を向上できる。更に、ハウジング2の下方先端に設けられた流出口8を閉鎖させることで液体の流出を停止させることから、流出口8を閉鎖した後ハウジング2や流出口8の周囲に液体が残ることがない。
そしてキャップ本体22を回動させて流出口8の外方を覆うことにより、キャップ本体22は係止突片27により閉状態が保持され、これにより流出口8付近への埃や虫などの付着が防止される。
またハンドル6の回動量とハウジング2内での弁体4の移動量が対応しているので、ハンドル6を適宜回動させることにより、弁体4の移動量を調整し、これにより流出口8からの流出速度を任意に設定することができる。また、突片16がハンドル6とともに回動するので、突片16を用いてハンドル6を回動させることができ、かつ突片16の位置によりハンドル6の回動量、すなわち流出口8の開放量が確認できる。
また容器50内が空の状態、あるいは容器50から注出栓1を外した状態では、ハンドル6を開放方向に大きく回転させると、第一突片34が第二突片35を乗り越え、係合片13の螺合から解除させることができ、図3に示すようにハンドル6をハウジング2から取り外すことができる。このように注出栓1は、ハウジング2からハンドル6等を分解できるので、容器50から取り外した後分解しハウジング2の内部や弁体4等を容易に洗浄することができる。
更に支持体28から弁体4を引き抜き、シール材17を取り外して洗浄したり、交換することができる。シール材17を洗浄したり、あるいは新たなシール材17を用意してシール材17を柄部23に取り付けたら、柄部23を支持体28内に組み付けてハンドル6に固定する。そしてハンドル6をハウジング2に螺合させることにより、注出栓1を容易に組み付けることができる
尚、第一突片34と第二突片35とをハンドル6の閉鎖方向へは通過可能で、開放方向へは乗り越えできないように設定してもよい。すると開放方向への過回転を防止し、ハンドル6が外れ出るのを防止できる。
次に、注出栓の他の例を説明する。図5〜8に他の例を示し、上記例と異なる点について説明する。このハウジング2は、樹脂などからなる円筒体で、下部側面に流入口5が形成され、流入口5に連通した保持具7が上記ネジキャップ48により排出口52に液密に固定される。
流出口8の外方には、流出口8を覆うキャップ体10が開閉機構としてのヒンジ11(図6参照)により開閉自在に設けられている。ヒンジ11は、図に示すように中心にピンを通して連結した構造であり、ヒンジ11の内部機構にクリック構造を備えてキャップ本体22を少なくとも開放状態で保持できるようにしている。またキャップ体10の先方には、凹部12が形成してあり、キャップ体10を閉じたときこの凹部12に嵌合する凸部19がハウジング2の下端に設けられている。これら凹部12と凸部19とを嵌合させることにより、キャップ体10を閉位置に保持する。
尚、キャップ体10の開位置と閉位置の双方を、ヒンジ11に設けられたクリック機構により保持するようにしてもよい。更に、クリック機構でなくキャップ体10の回転部分をヒンジ11で締結し、その締結力でキャップ体10の開位置や閉位置を保持するようにしてもよい。
支持体28と第二支持体29の間には軟質材からなるシール材17が組み付けてあり、下部の環状部材3がハウジング2の内面と弁体4の間の液密を保つようにハウジング2の内面に摺動自在に密接している。
液体を注出するときは、キャップ体10をヒンジ機構11で回動させ、ハウジング2の下部を開放させる。キャップ体10は、ヒンジ機構11により図7に示すように開放位置で保持される。そしてハンドル6を適度な角度回転させるとハンドル6は螺進により上方に移動し、それに伴いハンドル6に一体に取り付けられた弁体4がハウジング2内で上昇し、流出口8が開放される。すると、容器50内の液体が流出口8を通って外に注出される。弁部9が円筒状であることから、流出口8が均等に開放されるので、周囲への飛散がなく良好な流出状態が得られる。
液体の流出が終了したらハンドル6を締め、キャップ体10を回動させて図6に示すように流出口8の外方を覆う。キャップ体10で覆うことにより、流出口8付近への埃や虫などの付着が防止される。
図9に、シール材の他の例を示す。図9に示す例は、弁体40の外周にシール材41を一体に成形してある。この例ではシール材41を弁体40と一体に射出成形等で成形でき、構成、組み付けが容易になる。尚この場合、シール材41と弁体40との材質が同一となるため、柔軟性、可撓性、強度等を考慮して両者の機能にふさわしい材質を必要に応じて適宜選択する。
更に、図示しないがハウジング2と弁体4とを直接摺動可能な液密な状態に保持させ、弁体4をハウジング2内に設けるようにしてもよい。
更にキャップ体10(キャップ本体22と同じ。)を、図10に示すようにハウジング2と一体に成形してもよい。ヒンジ11は、キャップ体10とともに一体成形により成形された直線状の薄肉部であり、キャップ体10を開閉自在に保持する。キャップ体10の先方には、凹部12が形成してあり、キャップ体10を閉じたときハウジング2の下端に設けられた凸部19に凹部12が嵌合し、キャップ体10が閉状態に保持される。
更に図10に示すように、係合舌片38をキャップ体10のヒンジ11の下方に形成し、キャップ体10を開放すると係合舌片38がネジキャップ48の外周に嵌合し、キャップ体10が開放状態で保持されるようにしてもよい。このように形成すると、開閉のいずれの状態でも保持されるキャップ体10を簡易な構造で形成でき、組立ても容易となる。
またハンドル6を、図12に示すように四方に突条を延設させたような形状としてもよい。ハンドル45をこのような形状に構成すると、指の掛かりがよくなりハンドル45を回動させやすくなる。また、図12に示すようにハンドル45の上面等に目印46を付してもよく、このことにより、ハンドル45の回動量を直ちに確認することができる。
本発明にかかる注出栓の一実施形態を示す側断面図である。 本発明にかかる注出栓のハウジングを示す側面図である。 図1に示した注出栓の分解斜視図である。 本発明にかかる注出栓の一実施形態を示す側断面図である。 注出栓の他の実施形態を示す側断面図である。 注出栓の他の実施形態を示す正面断面図である。 注出栓を示す側断面図である。 注出栓の他の実施形態を示す分解図である。 注出栓の他の実施形態を示す断面図である。 注出栓を示す部分断面図である。 ハンドルの例を示す平面図である。 ハンドルの例を示す平面図である。
符号の説明
1 ; 注出栓
2 ; ハウジング
3 ; 環状部材
4 ; 弁体
5 ; 流入口
6 ; ハンドル
7 ; 取付口
8 ; 流出口
9 ; 弁部
10; キャップ体
11; ヒンジ
12; 凹部
13; 係合片
14; 握り部
15; 外筒体
16; 突片
17; シール材
18; 溝条
19; 凸部
20; 筒部
21; 突条
22; キャップ本体
24; 取付環
25; 溝部
26; 突片
27; 係止突片
28; 支持体
30; 嵌入部
31; 押え部
32; 係止端面
33; 係止片
34; 第一突片
35; 第二突片
38; 係合舌片
40; 弁体
45; ハンドル
46; 目印
48; ネジキャップ
50; 容器
52; 排出口

Claims (16)

  1. 液体容器の排出口に着脱自在に取り付け、操作手段を操作して前記容器内に収容された液体を所望量任意に流出させる注出栓において、
    前記排出口に連結させる流入口を側面に有し、円形の流出口を下端に開口した、縦型円筒状のハウジングと、
    前記ハウジングの上部外周面に形成された一対の幅の異なる螺合用の係合片と、
    上部に円盤状の把持板を備え、該把持板の裏面に前記ハウジングの外周に遊嵌し、かつ前記係合片に内面で螺合する外筒体を備えた操作手段と、
    上部に前記操作手段に固着される柄部を、下部に前記流出口に密着する弁部を備え、更に該弁部には側面外周に前記流出口の内方周縁に密着する周状の突条を形成した、前記ハウジングの長手方向に移動し前記流出口を開閉させる弁体と、
    前記弁体と前記ハウジング内周面との間に設けられ、前記ハウジング内周面に摺動自在に接し、かつ前記弁体と前記ハウジング内周面との間の液密を保持するシール材と、
    前記流出口を開閉自在に覆うキャップ体と、
    からなることを特徴とした注出栓。
  2. 前記シール材を、前記弁体に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の注出栓。
  3. 前記シール材を、前記操作手段に取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の注出栓。
  4. 前記シール材を、着脱可能に取り付けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の注出栓。
  5. 前記シール材を、前記弁体と一体に形成したことを特徴とする請求項1に記載の注出栓。
  6. 前記ハウジングの上部端面をほぼ垂直に切り下げ、前記操作手段の閉鎖方向への回転移動に対向した係止端面を形成し、前記弁体が前記流出口を閉鎖したとき前記係止端面に当接して前記操作手段の回転を停止させる係止片を該操作手段に設けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の注出栓。
  7. 前記外筒体の外周面に第一突片を設け、前記ハウジングの流入口側壁に第二突片を前記操作手段を所定角度開放方向へ回転させた時点で前記第一突片に当接するように設けたことを特徴とした請求項1〜6のいずれか1項に記載の注出栓。
  8. 前記操作手段を開放方向へ回転したときは前記第一突片と前記第二突片が互いに乗り越え不能に当接することとした請求項7に記載の注出栓。
  9. 前記キャップ体を、前記ハウジングの下部に嵌合されるリング状の取付環と、該取付環と開閉機構で連結されたキャップ本体から構成し、開放した前記キャップ本体を前記取付環に係止させる係合部を該キャップ本体と前記取付環とに設けたことを特徴とした請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓。
  10. 前記キャップ体を前記ハウジングと一体成形により前記流出口の開口部外方に形成し、かつ前記流入口の外周に設けられ該流入口を前記排出口に固定する取付栓に、該キャップ体が開放された状態で係合する係合舌片を該キャップ体に設けたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の注出栓。
  11. 前記キャップ体を閉状態に保持する機構を、前記流出口の周辺に設けたことを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の注出栓。
  12. 前記操作手段を前記シール材とともに前記ハウジング内から引き抜き可能に形成したことを特徴とする請求項1〜7、及び9〜11のいずれか1項に記載の注出栓。
  13. 前記操作手段の把持板の外周面に凹凸を形成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の注出栓。
  14. 前記操作手段の外周面に、回転面に沿って突出した突片を設けたことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の注出栓。
  15. 前記操作手段の外表面に、認識手段を設けたことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の注出栓。
  16. 前記排出口に螺合するネジ部を円筒体の内面に備え、該円筒体の先端部に弾性を有するかえりを設けてネジキャップを構成し、前記流入口の先端より前記かえりを弾性変形させて組み入れ、該ネジキャップにより前記排出口に連結固定させることを特徴とした請求項1〜15のいずれか1項に記載の注出栓。
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