JP6029001B2 - ノズルキャップ付き容器 - Google Patents
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Description
そこで、バージン機構付のノズルキャップを備えた容器が考案されており、バージン機構付のノズルキャップとしては例えば以下の特許文献2に開示された先行技術がある。この先行技術にあっては、ノズル筒の上端に設けられたモギリ栓をもぎ取ると、バージン性が破られノズル孔から内容物を注出することが可能となっている。
口筒部先端の吐出口が封止体により封止されると共に胴部を肉薄状とした容器本体と、
容器本体の口筒部の周囲に螺着されるキャップ部、キャップ部の頂壁に起立設されたノズル部及び頂壁の下端にノズル部を下方に延設させた穿孔端並びに破断可能なバージン機構を介してキャップ部の下端に垂下設されると共に容器本体に不動に組み付くスカート部を備えて一体成形されて成る合成樹脂製のノズルキャップと、を有し、
容器本体の胴部を、底部から口筒部に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状にすると共に、ノズル部の先端の外径寸法を口筒部の内径寸法未満とし、且つ口筒部の内壁で且つ封止体で封止された吐出口の下部位置に凸リブを形成したことを特徴とする、と云うものである。
またノズルキャップ付き容器を積み重ねてスタック状態としたときには、上位容器の口筒部と下位容器のノズル部との間、及び上位容器の胴部と下位容器の胴部との間にクリアランスの形成を達成し得る。
本発明のノズルキャップ付き容器の主たる構成においては、ノズルキャップを回転させると、バージン機構に破断が生じてノズル部の下端に設けられた穿孔端が下降して封止体を穿孔する。これにより、口筒部に吐出口が形成されると同時に、容器本体とノズル部との間が口筒部及び穿孔端を介して連通されて、内容物をノズル部の先端である注出口から注出することができる。また容器本体を肉薄で形成したことから、チューブ容器同様に内容物を容易且つ確実に注出することができる。
図1は 本発明の実施例として、ノズルキャップ付き容器の未開封状態(使用前状態)を示す半断面図、図2は図1のノズルキャップ付き容器の開封状態(使用後状態)を示す半断面図、図3はノズルキャップと容器本体の関係を示しており、(a)は組み付け前の状態を示す部分断面図、(b)は組み付け後の状態を示す部分断面図である。
ノズルキャップ2は、比較的硬質な合成樹脂を用いて射出成形することにより一体成形されたものであり、内壁に雌ネジ部が刻設されたキャップ部3と、キャップ部3の頂壁3aの中央に起立設されたノズル部4を有し、さらに頂壁3aの下面にノズル部4を下方に延設させた穿設端4bと、キャップ部3下端に垂下設されると共に容器本体10に対して不動に組み付くスカート部5とを有して構成される。穿設端4bの下端は、鋭く斜めにカットされた尖形形状であり、後述するように口筒部11の封止体15を切り裂くことが可能となっている。
なお、ローレットの代わりに、上段側の外壁表面から外径方向に突出する摘みを設ける構成として滑りを防止してもよい。
また口筒部11の内壁で、且つ吐出口11aの下端近傍の位置には凸リブ18が形成されている。この凸リブ18は、複数の凸部を周方向に間欠的に配置する構成とすることもできるし、リング状とすることもできる。
なお、容器本体10の射出成形においては底部14は開放状態で成形される。
図3(a)に示すように、ノズルキャップ2と容器本体10とは、ノズルキャップ2側のスカート部5を容器本体10側の凹段部12aに嵌め込むことにより組み付けることができる。この際、図3(b)に示すように、スカート部5側の係止凸部7と容器本体10側の係止凹部16とがアンダーカット結合するため、両者は容易に分離できなくなる。
同時に、スカート部5側の第1リブ8と容器本体10側の第2リブ17とが周方向において噛み合ってスカート部5と容器本体10とが一体化されるため、スカート部5の自由な回転が防止される。
なお、組み付き後の状態では、穿設端4bは封止体15の頭上に対向配置される。
容器本体10にノズルキャップ2が組み付けられた容器1は、内容物を充填するまで保管等されるが、多数の容器1を分けて保管することは占有スペースが大きくなり現実的ではない。このため、図4に示すように、容器1は高さ方向に積み重ねたスタック状態で保管される。
図6は内容物を充填する一工程を示すノズルキャップ付き容器の倒立姿勢を示す断面図である。
図4に示すスタック状態にある複数の容器1の中から一の容器1を取り出し、図6に示すような倒立姿勢に設定する。そして、充填装置側の充填ノズル20を底部14から容器本体10内に挿入し、充填ノズル20を通じて内容物21を注入する。充填後、底部14を前後から扁平に押し潰しながら、扁平状に溶着してシールすることにより、内容物21が充填されたノズルキャップ付き容器1が完成する。
ノズルキャップ付き容器1を構成する容器本体10は肉薄状に形成されて変形することが可能な状態にある。このため、容器本体10を折り曲げたり、搾り出したりすることにより、内容物21を最後まで注出することが可能である。
例えば、封止体15として、口筒部11と一体成形される肉薄状の蓋体を示して説明したが、その他として封止シールで封止する構成とすることも可能である。
2 ; ノズルキャップ
3 ; キャップ部
3a ; 頂壁
4 ; ノズル部
4a ; 先端
4b ; 穿孔端
5 ; スカート部
6 ; バージン機構
7 ; 係止凸部
8 ; 第1リブ
10 ; 容器本体
11 ; 口筒部
11a; 吐出口
12 ; 肩部
12a; 凹段部
13 ; 胴部
14 ; 底部
15 ; 封止体
16 ; 係止凹部
17 ; 第2リブ
18 ; 凸リブ
20 ; 充填ノズル
21 ; 内容物
φ1 ; 口筒部の内径寸法
φ2 ; ノズル部の外径寸法
φ3 ; 胴部の口筒部側の径寸法
φ4 ; 胴部の底部側の径寸法
Claims (6)
- 口筒部(11)先端の吐出口(11a)が封止体(15)により封止されると共に胴部(13)を肉薄状とした容器本体(10)と、
前記容器本体(10)の口筒部(11)の周囲に螺着されるキャップ部(3)、前記キャップ部(3)の頂壁(3a)に起立設されたノズル部(4)及び前記頂壁(3a)の下端に前記ノズル部(4)を下方に延設させた穿孔端(4b)並びに破断可能なバージン機構(6)を介して前記キャップ部(3)の下端に垂下設されると共に前記容器本体(10)に不動に組み付くスカート部(5)を備えて一体成形されて成る合成樹脂製のノズルキャップ(2)と、を有し、
前記容器本体(10)の胴部(13)を、底部(14)から前記口筒部(11)に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状にすると共に、前記ノズル部(4)の先端の外径寸法(φ2)を前記口筒部(11)の内径寸法(φ1)未満とし、且つ口筒部(11)の内壁で且つ前記封止体(15)で封止された前記吐出口(11a)の下部位置に凸リブ(18)を形成したことを特徴とするノズルキャップ付き容器。 - バージン機構(6)を、キャップ部(3)とスカート部(5)との間を接続する肉薄部により形成した請求項1記載のノズルキャップ付き容器。
- バージン機構(6)を、キャップ部(3)とスカート部(5)との間を間欠的に接続する複数の連結片により形成した請求項1記載のノズルキャップ付き容器。
- 封止体(15)を、封止シール、又は口筒部(11)と一体成形される肉薄状の蓋体とした請求項1乃至3のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
- スカート部(5)と容器本体(10)との一方に係止凸部(7)が形成され、他方に係止凹部(16)が形成されており、両者が組み付くことによりアンダーカット結合される請求項1乃至4のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
- 容器本体(10)の外面とスカート部(5)の内面とが対向する部分の一方に第1リブ(8)が形成され、他方に第2リブ(17)が形成されており、両者が周方向に噛み合い可能に組み付けられる請求項1乃至5のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
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