JP6029001B2 - ノズルキャップ付き容器 - Google Patents

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本発明は、ノズル先端から内容物を注出するノズルキャップ付き容器に係わり、特にはバージン機構を備えた合成樹脂製のノズルキャップ付き容器に関する。
容器にノズルを備えたノズル付き容器としては、例えば以下の特許文献1に開示された先行技術があり、特許文献1には、上方に内容物を出し入れするためのノズル部2を形成した口部3と、口部3から下方へ一様に傾斜したテーパ状の肩部4と、肩部4の下方に続く内容物を収容する胴部5とから一体に形成されたチューブ容器1が記載されている。
しかし、特許文献1に記載のノズル付き容器では、バージン機構を有しない構成であるため、内容物の劣化が問題となり、保存性に適さないという問題があった。
そこで、バージン機構付のノズルキャップを備えた容器が考案されており、バージン機構付のノズルキャップとしては例えば以下の特許文献2に開示された先行技術がある。この先行技術にあっては、ノズル筒の上端に設けられたモギリ栓をもぎ取ると、バージン性が破られノズル孔から内容物を注出することが可能となっている。
特開2007−119023号公報 特開2003−95304号公報
しかしながら、特許文献2に記載の発明では、ノズル筒の上端に位置するノズル孔の上端開口縁がモギリ栓との連結部となる構成であるため、もぎ取り跡のバリ等が開放されたノズル孔の上端開口縁にバリ等が残存形成され易く、このような容器に例えば軟膏やクリーム、あるいは養毛剤等の内容物を充填した場合には、内容物の注出使用時に、このバリ等が頭皮等の皮膚に触れて、この皮膚に不快な触感を与えると云う問題や傷をつけ易いと云う不都合があった。
また特許文献1に示すチューブ容器のノズル部の代わりに、特許文献2に記載のノズルキャップを一体に組み付けたノズルキャップ付き容器とした場合にあっては、内容物を注入した後にチューブ容器の底部をシール加工することにより充填が完了することになるが、ノズルキャップを組み付けた後、内容物を充填する前の保管段階や搬送段階においてはチューブ容器の底部は開放状態にある。
この際、ノズルキャップ付き容器の占有スペースを減少させるため、下位の容器のノズルキャップ側を上位の容器内に底部から挿入することにより、全体として複数のノズルキャップ付き容器を高さ方向に積み重ねたスタック状態に置かれることがある。
しかしながら、チューブ容器は先端部側と底部側が同じ径寸法からなる円筒形状であるため、互いに重なり合った上下のノズルキャップ付き容器同士が密着し、充填時に個々のノズルキャップ付き容器毎に分離し難く、複数の容器が重なる状態で取り出されてしまうと云うトラブルが問題となっていた。
本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたものであり、バージン機能を備えたノズルキャップ付き容器において、簡単な構成でノズルの先端にバリ等が形成されないようにして安全で且つ良好な使用状態を確保できると共に、複数のノズルキャップ付き容器をスタック状態においても上下の容器同士を容易に分離することを可能としたノズルキャップ付き容器を創出することを課題とする。
上記課題を解決するための手段のうち、本発明の主たる構成は、
口筒部先端の吐出口が封止体により封止されると共に胴部を肉薄状とした容器本体と、
器本体の口筒部の周囲に螺着されるキャップ部、キャップ部の頂壁に起立設されたノズル部及び頂壁の下端にノズル部を下方に延設させた穿孔端並びに破断可能なバージン機構を介してキャップ部の下端に垂下設されると共に容器本体に不動に組み付くスカート部を備えて一体成形されて成る合成樹脂製のノズルキャップと、を有し、
容器本体の胴部を、底部から口筒部に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状にすると共に、ノズル部の先端の外径寸法を口筒部の内径寸法未満とし、且つ口筒部の内壁で且つ封止体で封止された吐出口の下部位置に凸リブを形成したことを特徴とする、と云うものである。
本発明のノズルキャップ付き容器の主たる構成では、ノズルキャップを回転させると、バージン機構に破断が生じてノズル部の下端に設けられた穿孔端が封止体を穿孔して口筒部に吐出口を形成し、本体容器とノズル部との連通を達成する。
またノズルキャップ付き容器を積み重ねてスタック状態としたときには、上位容器の口筒部と下位容器のノズル部との間、及び上位容器の胴部と下位容器の胴部との間にクリアランスの形成を達成し得る。
またスタック状態のときに、上位容器の口筒部の封止体と下位容器のノズル先端との当接防止を達成し得る。
また本発明のノズルキャップ付き容器の他の構成は、上記したノズルキャップ付き容器の構成に、バージン機構を、キャップ部とスカート部との間を接続する肉薄部により形成した、ことを加えたものである。
上記構成では、肉薄部によりバージン機構を簡単に構成すると共に不正開封防止機能を達成し得る。
または、本発明のノズルキャップ付き容器の他の構成は、上記したノズルキャップ付き容器の構成に、バージン機構を、キャップ部とスカート部との間を間欠的に接続する複数の連結片により形成した、ことを加えたものである。
上記構成においても、連結片によりバージン機構を簡単に構成すると共に不正開封防止機能を達成し得る。
また本発明のノズルキャップ付き容器の他の構成は、上記したいずれかのノズルキャップ付き容器の構成に、封止体を、封止シール、又は口筒部と一体成形される肉薄状の蓋体とした、ことを加えたものである。
上記構成では、封止体の構成を簡単にできると共に、封止体の穿孔の容易化を達成し得る。
また本発明のノズルキャップ付き容器の他の構成は、上記したいずれかのノズルキャップ付き容器の構成に、スカート部と容器本体との一方に係止凸部が形成され、他方に係止凹部が形成されており、両者が組み付くことによりアンダーカット結合される、ことを加えたものである。
上記構成では、スカート部を有するノズルキャップと容器本体との容易な組み付け及び離脱防止を達成し得る。
また本発明のノズルキャップ付き容器の他の構成は、上記したいずれかのノズルキャップ付き容器の構成に、容器本体の外面とスカート部の内面とが対向する部分の一方に第1リブが形成され、他方に第2リブが形成されており、両者が周方向に噛み合い可能に組み付けられる、ことを加えたものである。
上記構成では、スカート部の自由な回転防止を達成し得る。
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
本発明のノズルキャップ付き容器の主たる構成においては、ノズルキャップを回転させると、バージン機構に破断が生じてノズル部の下端に設けられた穿孔端が下降して封止体を穿孔する。これにより、口筒部に吐出口が形成されると同時に、容器本体とノズル部との間が口筒部及び穿孔端を介して連通されて、内容物をノズル部の先端である注出口から注出することができる。また容器本体を肉薄で形成したことから、チューブ容器同様に内容物を容易且つ確実に注出することができる。
しかもノズルの先端にバリが形成されることがないので、安全で且つ良好な使用状態を確保することが可能となる。
さらに保管時や搬送時等において、複数のノズルキャップ付き容器を高さ方向に積み重ねてスタック状態に置いたとしても、上下のノズルキャップ付き容器間の密着を防止することが可能であるため、個々のノズルキャップ付き容器を迅速に分離することが可能となり、製造時に複数の容器が重なって取り出される等のトラブルの発生を防止することが可能となる。
た、スタック状態としたときに、下位容器のノズル先端に上位容器の封止体が直接載置されることがなくなり、封止体の破損を防止することができるため、バージン性を維持することが可能となる。
た、バージン機構を、キャップ部とスカート部との間を接続する肉薄部により形成した構成では、肉薄部を容易に破断することができるので、内容物の注出を迅速且つ確実に行うこと可能となる。またバージン機構は外部から直接目視することが可能であるため、肉薄部の状態から未開封状態にあるか否かを見極めることができ、不正開封防止効果を期待することができる。
た、バージン機構を、キャップ部とスカート部との間を間欠的に接続する複数の連結片により形成した構成においても、連結片を容易に破断することができるので、内容物の注出を迅速且つ確実に行うこと可能となる。またバージン機構は外部から直接目視することが可能であるため、連結片の状態から未開封状態にあるか否かを見極めることができ、不正開封防止効果を期待することができる。
た、封止体を、封止シール、又は口筒部と一体成形される肉薄状の蓋体とした構成では、封止体の構成を簡単にできると共に、封止体を穿孔が容易となるので、開封作業を迅速且つ確実に行うこと可能となる。
た、スカート部と容器本体との一方に係止凸部が形成され、他方に係止凹部が形成されており、両者が組み付くことによりアンダーカット結合される構成では、スカート部を容器本体に嵌め込むだけで、ノズルキャップを容易に組み付けることができると共に、両者を分離し難くすることができる。
た、容器本体の外面とスカート部の内面とが対向する部分の一方に第1リブが形成され、他方に第2リブが形成されており、両者が周方向に噛み合い可能に組み付けられる構成では、スカート部の自由な回転が防止されるため、ノズルキャップを正転又は逆転させると、いずれの場合もバージン機構を破断させることできる。これにより、開封作業を迅速且つ確実に行うことが可能になると共に、不正開封が行われたことを確実に検知することができる。
本発明の実施例として、ノズルキャップ付き容器の未開封状態(使用前状態)を示す半断面図である。 図1のノズルキャップ付き容器の開封状態(使用後状態)を示す半断面図である。 ノズルキャップと容器本体の関係を示しており、(a)は組み付け前の状態を示す部分断面図、(b)は組み付け後の状態を示す部分断面図である。 ノズルキャップ付き容器のスタック状態を示す半断面図である。 ノズル先端と凸リブとの関係の詳細を示す図4の部分拡大図である。 内容物を充填する一工程を示すノズルキャップ付き容器の倒立姿勢を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は 本発明の実施例として、ノズルキャップ付き容器の未開封状態(使用前状態)を示す半断面図、図2は図1のノズルキャップ付き容器の開封状態(使用後状態)を示す半断面図、図3はノズルキャップと容器本体の関係を示しており、(a)は組み付け前の状態を示す部分断面図、(b)は組み付け後の状態を示す部分断面図である。
図1に示すノズルキャップ付き容器(以下、適宜「容器」という)1は、ノズルキャップ2と容器本体10を有して構成される。
ノズルキャップ2は、比較的硬質な合成樹脂を用いて射出成形することにより一体成形されたものであり、内壁に雌ネジ部が刻設されたキャップ部3と、キャップ部3の頂壁3aの中央に起立設されたノズル部4を有し、さらに頂壁3aの下面にノズル部4を下方に延設させた穿設端4bと、キャップ部3下端に垂下設されると共に容器本体10に対して不動に組み付くスカート部5とを有して構成される。穿設端4bの下端は、鋭く斜めにカットされた尖形形状であり、後述するように口筒部11の封止体15を切り裂くことが可能となっている。
スカート部5は2段構成からなり、上段側の外壁には周方向の滑り防止のためのローレットが刻設され、下部側の内壁には係止凸部7が周設又は所定の間隔を有して間欠的に形成されている。また係止凸部7の下部には、中心方向に突出する第1リブ8が周方向に所定の間隔を有して複数形成されている(図3(a)(b)参照)。
なお、ローレットの代わりに、上段側の外壁表面から外径方向に突出する摘みを設ける構成として滑りを防止してもよい。
バージン機構6は、キャップ部3の下端とスカート部5の上端との間のリング状の隙間を連結する部材であり、例えば膜状の肉薄部により、あるいは周方向に沿って間欠的に設けられた複数の連結片により構成され、ノズルキャップ2を回転させることにより破断可能となっている。
容器本体10は、合成樹脂を用いた射出成形法により胴部13を肉薄状に一体成形されたものであり、封止体15により吐出口11aが封止された口筒部11と、口筒部11の下端から拡径状に形成された肩部12と、胴部13及び底部14を有して構成される。肉薄状に形成された胴部13はスクイズ変形可能となっている。
口筒部11の外壁には雄ねじが形成されており、この口筒部11にノズルキャップ2側のキャップ部3が螺着できるようになっている。口筒部11の内径寸法φ1は、ノズル部4の外径寸法φ2よりも若干広く形成されており(φ1>φ2)、後述するように口筒部11内にはノズル部4が所定のクリアランスを有する状態で挿入可能となっている。
また口筒部11の内壁で、且つ吐出口11aの下端近傍の位置には凸リブ18が形成されている。この凸リブ18は、複数の凸部を周方向に間欠的に配置する構成とすることもできるし、リング状とすることもできる。
封止体15は、例えば口筒部11と一体成形される肉薄状の蓋体で形成されており、肉薄状の蓋体に対してノズルキャップ2側の穿設端4bが垂直に押し入ることにより、容易に切り裂いて穿孔を形成することが可能となっている。
肩部12から胴部13に至る部分には凹段部12aが設けられており、この凹段部12aには係止凹部16が周設され、また係止凹部16の下部には複数の第2リブ17が周方向に所定の間隔を有して複数形成されている(図3(a)(b)参照)。
図1に示すように、胴部13は、底部14側の径寸φ4が、口筒部11側の径寸法φ3よりも若干広めに形成されており(φ3<φ4)、胴部13は底部14から口筒部11に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状である。
なお、容器本体10の射出成形においては底部14は開放状態で成形される。
次に、上記構成からなるノズルキャップ2と容器本体10との組み付けについて説明する。
図3(a)に示すように、ノズルキャップ2と容器本体10とは、ノズルキャップ2側のスカート部5を容器本体10側の凹段部12aに嵌め込むことにより組み付けることができる。この際、図3(b)に示すように、スカート部5側の係止凸部7と容器本体10側の係止凹部16とがアンダーカット結合するため、両者は容易に分離できなくなる。
同時に、スカート部5側の第1リブ8と容器本体10側の第2リブ17とが周方向において噛み合ってスカート部5と容器本体10とが一体化されるため、スカート部5の自由な回転が防止される。
なお、組み付き後の状態では、穿設端4bは封止体15の頭上に対向配置される。
図4はノズルキャップ付き容器のスタック状態を示す半断面図、図5はノズル先端と凸リブとの関係の詳細を示す図4の部分拡大図である。
容器本体10にノズルキャップ2が組み付けられた容器1は、内容物を充填するまで保管等されるが、多数の容器1を分けて保管することは占有スペースが大きくなり現実的ではない。このため、図4に示すように、容器1は高さ方向に積み重ねたスタック状態で保管される。
すなわち、下位容器1のノズル部4を、上位容器1の底部14から胴部13内に挿入させる。さらに下位容器1のノズル部4を上位容器1の口筒部11内に挿入させることにより、図5に示すようなノズル部4の先端4aが凸リブ18に下方から当接する状態とする。これにより、上位容器1は、凸リブ18を介して下位容器1のノズル部4先端にスタックされることになる。
この際、上記のように、口筒部11の内径寸法φ1はノズル部4の外径寸法φ2よりも若干広く形成されているため(φ1>φ2)、上位容器1の口筒部11の内壁と下位容器1のノズル部4の外壁との間には若干のクリアランスが形成される。同様に、胴部13は底部14から口筒部11に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状であるため、上位容器1の胴部13の内壁と下位容器1の胴部13の外壁との間にも若干のクリアランスが形成される。
つまり、上位容器1と下位容器1とは、基本的に下位容器1のノズル部4の先端4aと上位容器1の凸リブ18のみが当接し、その他の部分での接触は生じない関係にある。このため、スタック状態にある上位容器1と下位容器1とが互いに密着して分離し難くなることを防止することができる。よって、充填時に、複数の容器1が重なって取り出されてしまうことがなく、容器1を迅速に供給することが可能となる。
また多数の容器1をスタック状態で保管又は搬送することができるため、保管又は搬送のために要する占有スペースを小さくすることができる。あるいは同じ占有スペースであれば、より多くの容器1を効率よく保管し又は搬送することが可能である。
次に、内容物の本体容器への充填について説明する。
図6は内容物を充填する一工程を示すノズルキャップ付き容器の倒立姿勢を示す断面図である。
図4に示すスタック状態にある複数の容器1の中から一の容器1を取り出し、図6に示すような倒立姿勢に設定する。そして、充填装置側の充填ノズル20を底部14から容器本体10内に挿入し、充填ノズル20を通じて内容物21を注入する。充填後、底部14を前後から扁平に押し潰しながら、扁平状に溶着してシールすることにより、内容物21が充填されたノズルキャップ付き容器1が完成する。
このようなノズルキャップ付き容器1を使用するには、一方の手で容器本体10又はスカート部5を把持し、他方の指でノズルキャップ2を摘んで正転方向に回転させてバージン機能6を破断させる。さらにノズルキャップ2を回転させると、図2に示すように、ノズルキャップ2がネジ送りされて下降し、穿孔端4bが封止体15を切り裂いて穿孔するため、口筒部11の上端に吐出口11aを形成することができる。これにより、容器本体10の内部とノズル部4とが口筒部11及び穿孔端4bを介して連通されるため、内容物21をノズル部4の先端4aから注出することが可能となる。
ノズルキャップ付き容器1を構成する容器本体10は肉薄状に形成されて変形することが可能な状態にある。このため、容器本体10を折り曲げたり、搾り出したりすることにより、内容物21を最後まで注出することが可能である。
以上、実施例に沿って本発明の構成とその作用効果について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、封止体15として、口筒部11と一体成形される肉薄状の蓋体を示して説明したが、その他として封止シールで封止する構成とすることも可能である。
また上記実施例では、スカート部5側に係止凸部7を形成し、容器本体10側に係止凹部16を形成してアンダーカット結合する構成を示して説明したが、スカート部5側に係止凹部16を形成し、容器本体10側に係止凸部7を形成する構成としたものであってもよい。
本発明のノズルキャップ付き容器は、バージン機能を備えて安全で且つ良好な使用状態を確保できる容器の分野、及びスタックして保管等することを必要とする容器の分野における用途展開をさらに広い領域で図ることができる。
1 ; ノズルキャップ付き容器(容器)
2 ; ノズルキャップ
3 ; キャップ部
3a ; 頂壁
4 ; ノズル部
4a ; 先端
4b ; 穿孔端
5 ; スカート部
6 ; バージン機構
7 ; 係止凸部
8 ; 第1リブ
10 ; 容器本体
11 ; 口筒部
11a; 吐出口
12 ; 肩部
12a; 凹段部
13 ; 胴部
14 ; 底部
15 ; 封止体
16 ; 係止凹部
17 ; 第2リブ
18 ; 凸リブ
20 ; 充填ノズル
21 ; 内容物
φ1 ; 口筒部の内径寸法
φ2 ; ノズル部の外径寸法
φ3 ; 胴部の口筒部側の径寸法
φ4 ; 胴部の底部側の径寸法

Claims (6)

  1. 口筒部(11)先端の吐出口(11a)が封止体(15)により封止されると共に胴部(13)を肉薄状とした容器本体(10)と、
    記容器本体(10)の口筒部(11)の周囲に螺着されるキャップ部(3)、前記キャップ部(3)の頂壁(3a)に起立設されたノズル部(4)及び前記頂壁(3a)の下端に前記ノズル部(4)を下方に延設させた穿孔端(4b)並びに破断可能なバージン機構(6)を介して前記キャップ部(3)の下端に垂下設されると共に前記容器本体(10)に不動に組み付くスカート部(5)を備えて一体成形されて成る合成樹脂製のノズルキャップ(2)と、を有し、
    前記容器本体(10)の胴部(13)を、底部(14)から前記口筒部(11)に向かって徐々に縮径するテーパ円筒状にすると共に、前記ノズル部(4)の先端の外径寸法(φ2)を前記口筒部(11)の内径寸法(φ1)未満とし、且つ口筒部(11)の内壁で且つ前記封止体(15)で封止された前記吐出口(11a)の下部位置に凸リブ(18)を形成したことを特徴とするノズルキャップ付き容器。
  2. バージン機構(6)を、キャップ部(3)とスカート部(5)との間を接続する肉薄部により形成した請求項記載のノズルキャップ付き容器。
  3. バージン機構(6)を、キャップ部(3)とスカート部(5)との間を間欠的に接続する複数の連結片により形成した請求項記載のノズルキャップ付き容器。
  4. 封止体(15)を、封止シール、又は口筒部(11)と一体成形される肉薄状の蓋体とした請求項1乃至のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
  5. スカート部(5)と容器本体(10)との一方に係止凸部(7)が形成され、他方に係止凹部(16)が形成されており、両者が組み付くことによりアンダーカット結合される請求項1乃至のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
  6. 容器本体(10)の外面とスカート部(5)の内面とが対向する部分の一方に第1リブ(8)が形成され、他方に第2リブ(17)が形成されており、両者が周方向に噛み合い可能に組み付けられる請求項1乃至のいずれか一項に記載のノズルキャップ付き容器。
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