JP6027832B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置に関する。
がんを診断する方法として、ICG(インドシニアングリーン)に代表される蛍光色素を使う研究が近年盛んに発表されている。このような蛍光などの特定の波長の光を検出する光学素子として、ファブリーペロー干渉を利用したフィルタをイメージセンサ上に汎用CMOSプロセスで製造する技術が知られている(例えば、非特許文献1参照)。以下、フォトダイオード上にファブリーペローフィルタを形成した画素をファブリーペローフィルタ画素(FPF画素)と呼ぶ。
また、このようなファブリーペローフィルタの技術を内視鏡に応用して蛍光画像を撮像することで、蛍光色素によりがん組織の部位を分離して撮像する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、蛍光画像から、一般的にデジタルカメラなどの撮像装置で撮像したRGB画像を生成することで、通常の人間の目が感じる可視域の画像を撮像する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
非特許文献1に記載されている技術について、図6および図7を用いて説明する。図6は従来知られているCMOSイメージセンサの画素上にファブリーペローフィルタを形成したFPF画素の例を示した概略図である。図示する例では、半導体基板5−5上に複数の画素F1〜F8が形成されている。画素F1〜F8の各々には、フォトダイオード(PD)5−4が形成されている。また、画素F1〜F8の各受光面には、ファブリーペローフィルタとして誘電体層5−1,5−3と、層間膜5−2とが形成されている。画素F1〜F8の各々に形成されている層間膜5−2は、誘電体層5−1,5−3に挟まれており、画素F1〜F8の各々に形成されているフォトダイオード5−4に照射される光の波長帯域を違えるためにそれぞれ厚みが異なっている。この構成により各画素F1〜F8は、例えば図7に示すように、狭帯域な透過帯域の光を検出することができる。
図7は、従来知られているファブリーペローフィルタが透過する光の波長を示したグラフである。図示するグラフの横軸は波長であり、縦軸は透過率である。図示する例では、画素F1に形成されているファブリーペローフィルタ(誘電体層5−1,5−3と層間膜5−2)は、420nm近辺の狭帯域の波長の光を透過する。そのため、画素F1は、420nm近辺の狭帯域の波長の光を検出することができる。画素F2〜F8も画素F1と同様に、形成されている誘電体層5−1,5−3と層間膜5−2とが透過する波長の光に応じて、狭帯域の波長の光を検出することができる。なお、画素F2〜F8に形成されている誘電体層5−1,5−3と層間膜5−2とが透過する光の帯域は図7に示す通りである。
図6に示すような画素F1〜F8を用いて蛍光画像を撮像し、従来知られているように、蛍光画像に基づいてRGB画像を生成することが可能である。例えば、特許文献2に記載の技術では、青色の光の分光特性を画素F1〜F3が検出した値に基づいて生成し、緑色の光の分光特性を画素F4,F5が検出した値に基づいて生成し、赤色の光の分光特性を画素F6〜F8が検出した値に基づいて生成することで、RGB画像を取得することができる。
例えば、実際の手術の現場では、蛍光色素で分離された部位とその他の部位を同時に撮像した画像を医師に提示する必要がある。そのため、RGB画像と蛍光画像の両方を撮像できる装置を内視鏡などの先端部に搭載することが求められている。また、内視鏡の先端部は小型化することが求められている。そこで、上述した技術を用いることで、内視鏡の先端部を小型化しつつ、狭帯域な感度特性の蛍光画像と、RGB画像との両方を生成することができる。
再公表WO2009/072177号公報 特許第3781927号公報
Nicolaas Tack、他3名、「A Compact, High-speed and Low-cost Hyperspectral Imager」、SPIE、2012年
しかしながら、上述した従来知られている技術を用いて狭帯域な特性の蛍光画像からRGB画像を生成する際には、FPF画素の信号からRGB画像の信号を補間して生成するため、装置を小型化することはできるが、生成するRGB画像の画質が劣化してしまうという問題がある。
本発明は上記の問題を解決するためになされたものであり、より小型化しつつ、狭帯域な特性の蛍光画像と、より画質が良いRGB画像とを生成することができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明は、有機材料で製造され、赤色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したR画素と、有機材料で製造され、緑色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したG画素と、有機材料で製造され、青色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したB画素と、第1の部分反射層と第2の部分反射層によって挟まれた中間層に光を透過する材料を使って構成されたファブリーペローフィルタをフォトダイオード上に形成したFPF画素と、を備え、1つの前記R画素と2つの前記G画素と1つの前記B画素とがベイヤ配列で配列された第1の単位画素と、2つの前記G画素と2つの前記FPF画素とが互い違いに配列された第2の単位画素とが周期的に配列され、前記第2の単位画素は、前記第1の単位画素よりも少ない割合で配列されていることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の撮像装置において、前記第1の部分反射層と前記第2の部分反射層との一方は誘電率が高い部材で構成された部分反射層であり、他方は誘電率が低い部材で構成された部分反射層であり、前記中間層は2酸化ケイ素であり、前記第1の部分反射層と前記第2の部分反射層のいずれにも銀を用いていないことを特徴とする。
また、本発明は、前記中間層の厚さが異なる複数種類の前記FPF画素を備えていることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明は、有機材料で製造されるカラーフィルタを少なくとも2層以上積層して構成し中心透過帯域が600nm以下のフィルタをフォトダイオード上に形成した画素を前記FPF画素の一部の代わりに備えることを特徴とする撮像装置である。
また、本発明の撮像装置において、前記FPF画素の電荷蓄積時間は、前記R画素、前記G画素および前記B画素のそれぞれの電荷蓄積時間よりも長く設定されていることを特徴とする。
また、本発明の撮像装置において、前記R画素と、前記G画素と、前記B画素とが出力する信号に基づいて生成されるRGB画像のフレームレートと、前記FPF画素が出力する信号に基づいて生成される蛍光画像のフレームレートとが、同一のフレームレートとなるように、各画素の信号を読み出す読み出し時間が設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、撮像装置は、有機材料で製造され、赤色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したR画素と、有機材料で製造され、緑色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したG画素と、有機材料で製造され、青色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したB画素と、第1の部分反射層と第2の部分反射層によって挟まれた中間層に光を透過する材料を使って構成されたファブリーペローフィルタをフォトダイオード上に形成したFPF画素とを備えている。また、R画素と、G画素と、B画素と、FPF画素とが周期的に配列されている。従って、より小型化しつつ、狭帯域な特性の蛍光画像と、より画質が良いRGB画像とを生成することができる。
本発明の第1の実施形態における撮像装置が備える画素の構成を示した概略図である。 本発明の第1の実施形態におけるR画素と、G画素と、B画素と、FPF画素との配置を示した概略図である。 本発明の第1の実施形態におけるR画素と、G画素と、B画素と、複数種類のFPF画素との配置を示した概略図である。 本発明の第1の実施形態における撮像装置の駆動タイミングを示したタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態における撮像装置の分光特性を示したグラフである。 従来知られているCMOSイメージセンサの画素上にファブリーペローフィルタを形成したFPF画素の例を示した概略図である。 従来知られているファブリーペローフィルタが透過する光の波長を示したグラフである。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本実施形態における撮像装置が備える画素の構成を示した概略図である。本実施形態における撮像装置100はRGB画像と蛍光画像とを撮像する。撮像装置100は、R画素10と、G画素20と、B画素30と、FPF画素40とを有する。R画素10は入射された赤色の光の強度に応じた信号を出力する。G画素20は入射された緑色の光の強度に応じた信号を出力する。B画素30は入射された青色の光の強度に応じた信号を出力する。FPF画素40は入射された所定の波長の光の強度に応じた信号を出力する。
図示する例では、撮像装置100が備える半導体基板101上にR画素10と、G画素20と、B画素30と、FPF画素40とが形成されている。R画素10にはフォトダイオード(PD)11が形成されている。フォトダイオード11の受光面には赤色の光を透過する有機膜カラーフィルタ12が形成されている。これにより、R画素10は、入射された赤色の光の強度に応じた信号を出力することができる。G画素20にはフォトダイオード21が形成されている。フォトダイオード21の受光面には緑色の光を透過する有機膜カラーフィルタ22が形成されている。これにより、G画素20は、入射された緑色の光の強度に応じた信号を出力することができる。B画素30にはフォトダイオード31が形成されている。フォトダイオード31の受光面には青色の光を透過する有機膜カラーフィルタ32が形成されている。これにより、B画素30は、入射された青色の光の強度に応じた信号を出力することができる。なお、有機膜カラーフィルタ12,22,32は、有機材料で製造されている。
FPF画素40にはフォトダイオード41が形成されている。フォトダイオード41の受光面にはファブリーペローフィルタ42として誘電体層421(第1の部分反射層)と、誘電体層422(第2の部分反射層)と、層間膜423(中間層)とが形成されている。層間膜423は、誘電体層421,422に挟まれている。誘電体層421と誘電体層422とのうち一方は誘電率が高い部材で構成されており、他方は誘電率が低い部材で構成されている。なお、誘電体層421,422のいずれにも銀を用いていない。層間膜423は2酸化ケイ素(SiO)である。
なお、FPF画素40が興味の狭帯域の波長の光の強度に応じた信号を出力することができるように、層間膜423の厚さを決定して形成する。例えば、がん細胞を特定するために蛍光画像を取得する場合には、がん細胞を染色する蛍光色素の光を透過するように、層間膜423の厚さを決定して形成する。これにより、FPF画素40は、入射された興味の狭帯域の波長の光の強度に応じた信号を出力することができる。
例えば、染色液ICGは845nmに蛍光波長を持った蛍光色素である。そのため、染色液としてICGを用いる場合は、FPF画素40が845nmを中心とする狭帯域の光の強度に応じた信号を出力するように、層間膜423を形成する。また、例えば、染色液Siriusuは424nmに蛍光波長を持った蛍光色素である。そのため、染色液としてSiriusuを用いる場合は、FPF画素40が424nmを中心とする狭帯域の光の強度に応じた信号を出力するように、層間膜423を形成する。
なお、CMOSイメージセンサやCCDイメージセンサはシリコンを材料に製造されているため、380〜1100nm程度の波長の光に応じた信号を出力することができる。また、本実施形態における撮像装置100もシリコンを材料に製造されているため、FPF画素40が検出する興味の狭帯域の波長の光としては、380〜1100nm程度の波長の光から選択することができる。
次に、撮像装置100が備える半導体基板101上におけるR画素10と、G画素20と、B画素30と、FPF画素40との配置について説明する。図2は、本実施形態における撮像装置100が備える半導体基板101上でのR画素10と、G画素20と、B画素30と、FPF画素40との配置を示した概略図である。図示する例では、縦4列×横4列の16個の画素を単位配列200として配置している。具体的には、単位配列200の1列目に、G画素20と、B画素30と、G画素20と、B画素30とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の2列目に、R画素10と、G画素20と、R画素10と、G画素20とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の3列目に、G画素20と、B画素30と、FPF画素40と、G画素20とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の4列目に、R画素10と、G画素20と、G画素20と、FPF画素40とを図中左側から順に配置している。
すなわち、単位配列200は、R画素10と、G画素20と、B画素30とをベイヤ配列した単位画素210と、FPF画素40とG画素20とを互い違いに配置した単位画素220とを周期的に配列したものである。図示する例では、単位画素210と単位画素220とを、3対1の割合で周期的に配列している。
なお、図示するように配列されたR画素10と、G画素20と、B画素30とが出力する信号に基づいて、例えばデモザイキングによりRGB画像を生成することができる。また、図示するように配列されたFPF画素40が出力する信号に基づいて蛍光画像を生成することができる。従って、例えば、撮像装置100と画像生成部とを備えた内視鏡装置において、画像生成部は、撮像装置100が備えるR画素10と、G画素20と、B画素30とが出力する信号に基づいてRGB画像を生成し、撮像装置100が備えるFPF画素40が出力する信号に基づいて蛍光画像を生成することができる。
なお、図示する例では、R画素10とB画素30と比較して、G画素20の数が多い。これは、人間の目が赤色や青色の光を感知する感度よりも、緑色の光を感知する感度が高いためである。また、図示する例では、R画素10や、G画素20や、B画素30と比較して、FPF画素40の配置数が少ない。これは、RGB画像は被写体の形状と色情報を正しく取得するために用いる画像であるので、RGB画像の解像度は高い必要があるためである。また、蛍光画像は蛍光色素によって染色された特定の部位(例えば癌組織)の存在を確認するために用いる画像であるので、蛍光画像の解像度はRGB画像より低くてもよいためである。
なお、図2に示す例では、撮像装置100が備えるFPF画素40は1種類であるが、撮像装置100は複数種類のFPF画素40を備えるようにしてもよい。図3は、本実施形態における撮像装置100が備える半導体基板101上でのR画素10と、G画素20と、B画素30と、複数種類のFPF画素40−1,40−2との配置を示した概略図である。図示する例では、縦4列×横4列の16個の画素を単位配列200として配置している。具体的には、単位配列200の1列目に、G画素20と、B画素30と、G画素20と、B画素30とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の2列目に、R画素10と、G画素20と、R画素10と、G画素20とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の3列目に、G画素20と、B画素30と、FPF画素40−1と、G画素20とを図中左側から順に配置している。また、単位配列200の4列目に、R画素10と、G画素20と、G画素20と、FPF画素40−2とを図中左側から順に配置している。
すなわち、単位配列200は、R画素10と、G画素20と、B画素30とをベイヤ配列した単位画素210と、FPF画素40−1,40−2とG画素20とを互い違いに配置した単位画素220とを周期的に配列したものである。図示する例では、単位画素210と単位画素220とを、3対1の割合で周期的に配列している。なお、FPF画素40−1とFPF画素40−2とは、検出する光の波長の狭帯域が異なる。
撮像装置100が複数種類のFPF画素40を備えることで、例えば蛍光色素によって組織の特性を分析する際に問題となる自家蛍光と興味の蛍光色素の情報を分離して取得することが可能になる。例えば、RGB画像と蛍光画像とを生成した後に、自家蛍光情報と蛍光情報を分離して観察者に提供することで明確に蛍光情報の位置を識別することが可能になる。また、蛍光色素は励起光によって特定の波長の光を発する。そこで、複数種類のFPF画素40のうち1種類のFPF画素40が検出する狭帯域を励起光の波長に設定することで、励起光に基づいた蛍光画像を取得することができる。これにより、観察者は、励起光の照射位置を識別することが可能となり、観察を効率的に実行することができる。また、最近では、1波長の励起光で多波長の蛍光を発するものもあるが、撮像装置100に複数種類のFPF画素40を配置することで、各波長の光に基づいた複数の蛍光画像や、複数種類の蛍光情報を取得することができる。また、複数種類の蛍光情報を取得することができるため、各蛍光情報の比に基づいて組織の特徴情報についても取得することができる。
次に、撮像装置100の駆動方法について説明する。図4は、本実施形態における撮像装置100の駆動タイミングを示したタイミングチャートである。図示する例では、R画素10と、G画素20と、B画素30との駆動タイミングを示したタイミングチャート301と、FPF画素40の駆動タイミングを示したタイミングチャート302とを示している。なお、タイミングチャートの横軸は時間である。
図示する通り、本実施形態では、FPF画素40の電荷蓄積時間(露光時間)は、R画素10と、G画素20と、B画素30との電荷蓄積時間(露光時間)よりも長い。これは、R画素10と、G画素20と、B画素30とに比べて、FPF画素40が検出する光の帯域が狭く感度が低いためである。なお、本実施形態では、RGB画像と蛍光画像とのフレームレートが同一のフレームレートとなるように、各画素から信号を読み出す時間である読み出し時間を設定している。
上述したとおり、本実施形態によれば、撮像装置100は、R画素10と、G画素20と、B画素30と、FPF画素40とを備えている。また、撮像装置100には、R画素10と、G画素20と、B画素30とをベイヤ配列した単位画素210と、FPF画素40とG画素20とを互い違いに配置した単位画素220とを周期的に配列している。従って、より小型化しつつ、狭帯域な特性の蛍光画像と、より画質が良いRGB画像とを生成することができる。また、撮像装置100は、通常のCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサの製造プロセスと同様のプロセスで生成することができる。これは、FPF画素40を、R画素10と、G画素20と、B画素30と同様の標準的なCMOSプロセスで作ることができるためである。これにより、FPF画素40のための特殊なプロセスや材料の使用を避けることができるようになり、コストを下げることができるようになった。一方、例えば銀などの特殊な材料を利用して600nm以下の狭帯域なファブリーペローフィルタを製造してもよいが、この場合は製造プロセスの汚染に注意する必要がある。製造プロセスの汚染とは、製造プロセスで用いられた重金属(銀など)が半導体中に意図せず拡散することにより、半導体素子の特性が劣化する現象である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。第1の実施形態における撮像装置100と本実施形態における撮像装置とで異なる点は、本実施形態における撮像装置は、一部のFPF画素40の代わりに、有機膜フィルタを積層した有機膜積層画素を備える点である。有機膜積層画素は、有機膜フィルタを少なくとも2層以上積層して構成し中心透過帯域が600nm以下のフィルタをフォトダイオード上に形成した画素である。なお、その他の構成は第1の実施形態における各構成と同様である。第1の実施形態で用いられたファブリーペローフィルタは干渉現象を利用して狭帯域なフィルタを実現している。そのため、標準的なCMOSプロセスで実現する限り、600nm以下の光において干渉が起こらないため、600nm以下で狭帯域なフィルタを実現することは難しかった。しかし、本実施形態では透過帯域の異なる有機膜を積層して組み合わせる構成とすることにより、600nm以下の光においても狭帯域なフィルタを実現することが可能となった。
本実施形態における有機膜積層画素にはフォトダイオードが形成されている。フォトダイオードの受光面には複数の有機膜フィルタが形成されている。有機膜積層画素に形成されている有機膜フィルタについて図5を参照して説明する。図5は、本実施形態における撮像装置の分光特性を示したグラフである。図示するグラフの横軸は波長であり、縦軸は透過率である。破線51は、青色の光を透過する有機膜フィルタが透過する光の波長と透過率との関係を示している。破線52は、黄色の光を透過する有機膜フィルタが透過する光の波長と透過率との関係を示している。実線53は、青色の光を透過する有機膜フィルタと、補色有機膜カラーフィルタである黄色の光を透過する有機膜フィルタとが形成された有機膜積層画素に入射される光の波長を示している。図示するように、有機膜積層画素は、FPF画素40と同様に、入射された興味の狭帯域の波長の光の強度に応じた信号を出力することができる。図示する例では、有機膜積層画素は、400nmを中心とする狭帯域の光の強度に応じた信号を出力することができる。
汎用的なCMOS製造プロセスで製造したFPF画素40は、550nm以下の狭帯域の波長の光のみを検出することができず、図5の実線54のように短波長で透過率が著しく低下する。しかしながら、本実施形態のように、FPF画素40の代わりに、図5の実線53で示すような分光特性をもった有機膜積層画素を用いることで、短波長の蛍光画像を撮像することができる。
また、本実施形態においても第1の実施形態と同様に、R画素10と、G画素20と、B画素30とが出力する信号に基づいて、例えばデモザイキングによりRGB画像を生成することができる。また、FPF画素40や有機膜積層画素が出力する信号に基づいて蛍光画像を生成することができる。従って、例えば、本実施形態における撮像装置と画像生成部とを備えた内視鏡装置において、画像生成部は、撮像装置が備えるR画素10と、G画素20と、B画素30とが出力する信号に基づいてRGB画像を生成し、撮像装置100が備えるFPF画素40や有機膜積層画素が出力する信号に基づいて蛍光画像を生成することができる。
以上、この発明の第1の実施形態と第2の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
10・・・R画素、11,21,31・・・フォトダイオード、12,22,32・・・有機膜カラーフィルタ、20・・・G画素、30・・・B画素、40,40−1,40−2・・・FPF画素、42・・・ファブリーペローフィルタ、100・・・撮像装置、101・・・半導体基板、200・・・単位配列、210,220・・・単位画素、421,422・・・誘電体層、423・・・層間膜

Claims (6)

  1. 有機材料で製造され、赤色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したR画素と、
    有機材料で製造され、緑色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したG画素と、
    有機材料で製造され、青色の光を透過するカラーフィルタをフォトダイオード上に形成したB画素と、
    第1の部分反射層と第2の部分反射層によって挟まれた中間層に光を透過する材料を使って構成されたファブリーペローフィルタをフォトダイオード上に形成したFPF画素と、
    を備え、
    1つの前記R画素と2つの前記G画素と1つの前記B画素とがベイヤ配列で配列された第1の単位画素と、2つの前記G画素と2つの前記FPF画素とが互い違いに配列された第2の単位画素とが周期的に配列され、
    前記第2の単位画素は、前記第1の単位画素よりも少ない割合で配列されている
    ことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1の部分反射層と前記第2の部分反射層との一方は誘電率が高い部材で構成された部分反射層であり、他方は誘電率が低い部材で構成された部分反射層であり、
    前記中間層は2酸化ケイ素であり、
    前記第1の部分反射層と前記第2の部分反射層のいずれにも銀を用いていない
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記中間層の厚さが異なる複数種類の前記FPF画素を備えている
    ことを特徴とする請求項1または請求項に記載の撮像装置。
  4. 有機材料で製造されるカラーフィルタを少なくとも2層以上積層して構成し中心透過帯域が600nm以下のフィルタをフォトダイオード上に形成した画素を前記FPF画素の一部の代わりに備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記FPF画素の電荷蓄積時間は、前記R画素、前記G画素および前記B画素のそれぞれの電荷蓄積時間よりも長く設定されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記R画素と、前記G画素と、前記B画素とが出力する信号に基づいて生成されるRGB画像のフレームレートと、前記FPF画素が出力する信号に基づいて生成される蛍光画像のフレームレートとが、同一のフレームレートとなるように、各画素の信号を読み出す読み出し時間が設定されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の撮像装置。
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