JP6027729B2 - トランス - Google Patents

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本発明は、トランスに関する。
従来、電磁誘導を利用して交流電力の電圧の高さを変換するトランスAは、例えば図16(断面図)に示すように、ボビン1と、ボビン1に巻き回して配設される1次巻線2及び2次巻線3と、1次巻線2に通電した交流電流により主磁束を発生させ、この磁束による電磁誘導によって2次巻線3に電圧を誘起させるためのコア4、5とを備えて構成されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
また、電子部品としてのトランスなどにおいて、ボビン1は、コア挿入孔6が貫通形成され、このコア挿入孔6の軸線O1を中心に巻き回した1次巻線2と2次巻線3をそれぞれ区画して配設する仕切板部7、8を備えて形成されている。そして、コア4、5がコア挿入孔6に挿入して配設される。また、図16に示すように、E型やI型のコア4、5を組み合わせるなどし、コア4、5をコア挿入孔6に挿入するとともに、このコア4、5によって1次巻線2、2次巻線3、ボビン1を内包するように構成したものがある。
さらに、特許文献3には、ボビンと2つのE型コアに加え、ボビンに取り付けて1次巻線と2次巻線の巻線間の沿面距離及び空間距離を大きくするための一対のコアカバーを備えて構成したトランス用構造体(トランス)が開示されている。また、このトランス用構造体では、ボビンの円筒部の中央部分に、円筒部よりも外側に広がって環状に形成され、1次巻線の収容空間と2次巻線の収容空間を区画する2つの内側フランジが形成されている。そして、両内側フランジの間に一対のコアカバーを挿入して取り付けると、一対のコアカバーがT字状を呈するように組み付けられ、両内側フランジを挟んで両側に配された1次巻線を収容する空間と2次巻線を収容する空間側にそれぞれ、各空間を被覆するように一対のコアカバーが延出して取り付けられる。これにより、ボビンに取り付けた一対のコアカバーによって、1次巻線と2次巻線の巻線間の沿面距離及び空間距離大きくなり、1次巻線と2次巻線の絶縁性を確保できる
さらに、特許文献4(図16参照)に開示されたトランスでは、ボビン1が、コア挿入孔6の軸線O1を中心に巻き回した1次巻線2と2次巻線3をそれぞれ区画する環状の仕切板部7、8(第1巻枠部、第2巻枠部)の突出方向上部側の先端と下部側の先端にそれぞれ、2次巻線3を収容する空間10側に突出する上部リブ7d、8dと下部リブ7d、8dを備えて形成されている。これにより、1次巻線2と2次巻線3の巻線間の沿面距離及び空間距離が大きくなり、1次巻線2と2次巻線3の絶縁性を確保できる
特開2003−109831号公報 特開2009−141084号公報 特開2010−165846号公報 特開2010−92986号公報
しかしながら、図16に示すように、上記従来のトランスAにおいては、コア挿入孔6の軸線O1を中心に1次巻線2と2次巻線3をボビン1やコア4、5に巻き回すことで、隣り合う1次巻線2と2次巻線3のコア挿入孔6の軸線O1方向に沿う横方向T1の間にボビン1の仕切板部7、8が介装されているのに対し、仕切板部7、8によって区画形成された1次巻線2を収容する1次巻線収容空間9と2次巻線3を収容する2次巻線収容空間10とが仕切板部7、8の先端側の開口を通じて連通している。
このため、従来、例えば3層絶縁構造を備えた特殊な電線を1次巻線2に使用して1次巻線2と2次巻線3の絶縁を確保するようにしており、このような特殊な電線を用いることなく、1次巻線2と2次巻線3の絶縁を確保できるようにすることが強く望まれていた。
一方、特許文献3においては、円筒部の両内側フランジの間に一対のコアカバーを挿入設置した状態で、両内側フランジを挟んで両側に配された1次巻線を収容する空間と2次巻線を収容する空間側にそれぞれ一対のコアカバーが延出することで、1次巻線と2次巻線の巻線間の沿面距離及び空間距離が大きくしているが、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間が連通しているため、1次巻線と2次巻線を確実に絶縁することができていない。
また、特許文献4においても、1次巻線と2次巻線をそれぞれ区画する環状の仕切板部上部側の先端と下部側の先端にそれぞれ、2次巻線を収容する空間側に突出する上部リブと下部リブを備えているが、特許文献3と同様に、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間が連通しているため、1次巻線と2次巻線を確実に絶縁することができていない。
本発明は、上記事情に鑑み、特殊な電線を用いることなく、1次巻線と2次巻線の絶縁を確保できるようにしたトランスを提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明のトランスは、コアと、1次巻線と、2次巻線と、前記コアを挿入して配設するコア挿入孔が貫通形成されるとともに、前記コア挿入孔を中心に前記1次巻線と前記2次巻線を巻き回して配設するためのボビンとを備えるトランスにおいて、前記ボビンが、前記コア挿入孔の軸線に交差する方向に突出して、前記1次巻線を収容する1次巻線収容空間と前記2次巻線を収容する2次巻線収容空間とを区画する仕切板部を備えて形成されるとともに、前記コア挿入孔の軸線に直交する一方向の前記ボビンの一端側に、前記仕切板部から前記コア挿入孔の軸線方向外側に一体に突出して設けられ、前記仕切板部と前記コアとともに前記2次巻線収容空間を形成する突出部と、前記仕切板部の突出方向先端の外周縁先端から突出方向基端側に凹み、前記外周縁に沿って前記一端と反対の前記ボビンの他端から前記一端側に連続的に延びる係合溝とを備えて形成されており、閉塞板部と該閉塞板部の一面から突設した係合凸部とを有し、前記係合凸部を前記係合溝に係合して前記ボビンに前記一方向にスライド移動可能に且つスライド移動して着脱可能に取り付けられ、前記閉塞板部によって前記1次巻線収容空間及び/又は前記2次巻線収容空間の前記仕切板部の先端側の開口を閉塞する絶縁部材を備えることを特徴とする。
この発明においては、絶縁部材の係合凸部をボビンの仕切板部の係合溝に係合して絶縁部材をボビンに取り付けると、この絶縁部材の閉塞板部が、仕切板部によってコア挿入孔の軸線方向の横方向は区画されているが仕切板部の先端側で開口する1次巻線収容空間及び/又は2次巻線収容空間の開口を閉塞し、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間を不連続にすることができる。これにより、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間にそれぞれ巻き回して収容した1次巻線と2次巻線を仕切板部とともに絶縁部材の閉塞板部で絶縁することが可能になる。
また、係合溝に係合凸部を係合させ、ボビンと絶縁部材を相対的にスライド移動させることによって、ワンタッチで容易に、絶縁部材によって1次巻線収容空間及び/又は2次巻線収容空間の開口を閉塞し、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間を不連続にすることができ、1次巻線と2次巻線を絶縁部材の閉塞板部で絶縁することができる。
さらに、本発明のトランスにおいて、前記絶縁部材は、所定の間隔をあけて平行に並設される一対の並設閉塞板部と、前記一対の並設閉塞板部の一端部同士に連設された連設閉塞板部とを備えて形成され、前記係合凸部が、前記一対の並設閉塞板部と前記連設閉塞板部の前記一面である内面にそれぞれ突設されるとともに、前記一対の並設閉塞板部と前記連設閉塞板部の各閉塞板部の延設方向に沿って延び、一体に連設されていることがより望ましい。
この発明においては、係合溝に各並設閉塞板部の係合凸部を係合させ、ボビンと絶縁部材を相対的にスライド移動させるとともに、連設閉塞板部の係合凸部を係合溝に係合させることによって、絶縁部材で1次巻線収容空間及び/又は2次巻線収容空間の3方向を向く開口をワンタッチで容易に閉塞し、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間を不連続にすることができ、1次巻線と2次巻線を絶縁部材の閉塞板部で絶縁することができる。
また、本発明のトランスにおいて、前記閉塞板部には、風穴が前記一面から他面に貫通形成されていることがさらに望ましい。
この発明においては、閉塞板部に形成した風穴によって放熱性を確保することが可能になる。
さらに、本発明のトランスにおいては、前記係合凸部を前記係合溝に係合して前記ボビンに取り付けた状態で、前記絶縁部材を保持するロック機構が設けられていることが望ましい。
この発明においては、絶縁部材をボビンに対して所定位置に取り付けた状態で、ロック機構によって絶縁部材を保持することができる。これにより、絶縁部材をボビンに取り付けて1次巻線と2次巻線を絶縁部材の閉塞板部で絶縁した状態を維持することが可能になる。
さらに、本発明のトランスにおいて、前記ボビン及び/又は前記絶縁部材には、前記トランスを実装する基板に形成された係合孔に係合して前記トランスを位置決め保持する係合突起が設けられていることが望ましい。
この発明においては、トランスを基板に実装する際に、端子を基板に接続しただけではトランスを位置決めしづらいのに対し、基板の係合孔にボビンや絶縁部材に形成した係合突起を係合させることにより、容易に且つ確実にトランスを基板に位置決め保持することが可能になる。
また、本発明のトランスにおいて、前記ボビンには、前記1次巻線を前記1次巻線収容空間から外部に設けた端子に接続するように導出する巻線導出溝が形成されていることがより望ましい。
この発明においては、巻線導出溝に1次巻線を配線して外部の端子に接続することによって、1次巻線を1次巻線収容空間から外部に導出する部分の1次巻線とコアの絶縁距離を確保することが可能になる。
さらに、本発明のトランスにおいては、前記絶縁部材に、前記1次巻線及び/又は前記2次巻線に接続する端子が設けられていることが望ましい。
この発明においては、ボビンに絶縁部材を取り付けた状態で、絶縁部材に設けた入力端子や出力端子に、1次巻線収容空間に巻き回して収容した1次巻線や2次巻線収容空間に巻き回して収容した2次巻線を接続することによって、1次側電圧の入力や2次側電圧の出力に絶縁部材を利用することができる。
本発明のトランスにおいては、絶縁部材の係合凸部をボビンの仕切板部の係合溝に係合して絶縁部材をボビンに取り付けると、この絶縁部材の閉塞板部によって、1次巻線収容空間及び/又は2次巻線収容空間の開口を閉塞し、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間を不連続にすることができる。
これにより、1次巻線収容空間と2次巻線収容空間にそれぞれ巻き回して収容した1次巻線と2次巻線を仕切板部とともに絶縁部材の閉塞板部で絶縁することができ、従来のように3層絶縁構造を備えた特殊な電線を1次巻線に使用することなく、1次巻線と2次巻線の絶縁を確保することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るトランスを示す正面図である。 図1のX1−X1線矢視図である。 図1のX2−X2線矢視図である。 図1のX3−X3線矢視図である。 図1のX4−X4線矢視図であり、本発明の一実施形態に係るトランスを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るトランスのボビンと絶縁部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトランスのボビンと絶縁部材を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトランスのボビンを示す正面図である。 図8のX1−X1線矢視図である。 図8のX2−X2線矢視図である。 本発明の一実施形態に係るトランスを基板に実装した状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係るトランスの2次巻線を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るトランスの絶縁部材を示す正面図である。 図13のX1−X1線矢視図である。 図13のX2−X2線矢視図である。 従来のトランスを示す断面図である。
以下、図1から図15を参照し、本発明の一実施形態に係るトランスについて説明する。
本実施形態のトランスBは、図1から図5に示すように、電磁誘導を利用して交流電力の電圧の高さを変換する例えば電子部品としてのトランスであり、ボビン15と、ボビン15に巻き回して配設される1次巻線(一次回路)16及び2次巻線(2次回路)3と、1次巻線16に通電した交流電流により主磁束を発生させ、この磁束による電磁誘導によって2次巻線3に電圧を誘起させるためのコア(磁気回路、2次回路)4、5と、ボビン15に取り付けて1次巻線16と2次巻線3を絶縁するための絶縁部材17とを備えて構成されている。
本実施形態のボビン15は、例えばプラスチック製であり、図5から図10に示すように、平面視略矩形状で略平板状の同形同大に形成され、所定の間隔をあけて並設された一対の仕切板部7、8と、互いの一面7b、8b同士を対向させた一対の仕切板部7、8の間に配されて、これら一対の仕切板部7、8に連設された1次巻線巻掛部18とを備えて形成されている。
また、このボビン15は、1次巻線巻掛部18が矩形ブロックの4つの長辺部分の角部を曲面状にした形の断面略楕円形状に形成され、一対の仕切板部7、8の略中央部分に連設されている。さらに、このボビン15には、一方の仕切板部7の他面7cから1次巻線巻掛部18を通じて他方の仕切板部8の他面8cに貫通してコア挿入孔19が形成されている。また、このコア挿入孔19は、1次巻線巻掛部18と同形の略楕円形状の長孔とされ、長辺と短辺をそれぞれ、仕切板部7、8及び1次巻線巻掛部18の長辺と短辺のそれぞれに平行に配し、1次巻線巻掛部18の中央に穿設されている。
これにより、ボビン15は、一対の仕切板部7、8が1次巻線巻掛部18に繋がる基端(コア挿入孔19側の基端)からコア挿入孔19の軸線O1に直交する方向(交差する方向)に突出し、且つコア挿入孔19の軸線O1方向に所定の間隔をあけて並設した形で形成されている。そして、一対の仕切板部7、8の一面7b、8bと1次巻線巻掛部18の外周面で囲まれた一対の仕切板部7、8の間に、一対の仕切板部7、8の突出方向先端の外周縁7a、8aで開口する1次巻線収容空間9が形成されている。
さらに、このボビン15は、各仕切板部7、8の他面7c、8c側の一短辺側(ボビン15の一端側)に、他面7c、8cから他面7c、8cに直交する方向に突出する突出部20、21が設けられ、この突出部20、21に端子22が取り付けられている。また、突出部20、21は、仕切板部7、8の他短辺側を向く側面20a、21aが断面略楕円形状のコア挿入孔19の曲面形状に沿う円弧面状に形成されている。このように形成された突出部20、21の円弧面状の側面20a、21aと、仕切板部7、8の他面7c、8cと、コア4、5の内面とによって2次巻線収容空間10が形成される。
また、図5から図10、及び図11に示すように、この各突出部20、21の側面には、トランスBを実装する基板11に形成された係合孔11aに係合してトランスBを位置決め保持するための係合突起12が設けられている。
さらに、図5から図10に示すように、本実施形態のボビン15において、各仕切板部7、8には、突出方向先端の外周縁7a、8aに、この外周縁の先端から基端側に凹み、外周縁7a、8aに沿って延びる係合溝23が形成されている。そして、本実施形態では、各仕切板部7、8の他短辺側の外周縁7a、8aと2つの長辺の外周縁7a、8aにそれぞれ、一つの溝として連通するように係合溝23が形成されている。
そして、図5(図6から図10参照)に示すように、本実施形態のトランスBでは、二つのE型のコア4、5がボビン15に取り付けられる。このとき、1次巻線収容空間に9に1次巻線16を巻き回して設置し、また、例えば図12に示すように、1ターン目の巻線部3a及び2ターン目の巻線部3bを備えて形成した帯板状の2次巻線3を、一対の巻線部3a、3bで一対の仕切板部7、8を挟み込むように設置する。さらに、詳細を後述する絶縁部材17をボビン15に取り付けた後に、二つのE型のコア4、5をボビン15に取り付ける。
具体的に、一方のE型コア4の中央の突部であるコア本体4aを一方の仕切板部7の他面7c側からコア挿入孔19に挿入し、他方のE型コア5の中央の突部であるコア本体5aを他方の仕切板部8の他面8c側からコア挿入孔19に挿入して、一対のE型コア4、5をボビン15に取り付ける。このとき、コア挿入孔19に挿入した一方のE型コア4のコア本体4aと他方のE型コア5のコア本体5aが、コア挿入孔19内で繋がる。また、E型コア4、5の内面と仕切板部7、8の間に所定の隙間が確保され、このE型コア4、5の内面と、ボビン15の突出部20、21の円弧面状の側面20a、21aと、仕切板部7、8の他面7c、8cとによって、2次巻線3の一対の巻線部3a、3bをそれぞれ収容する2次巻線収容空間10が形成される。
また、ボビン15の1次巻線巻掛部18に巻き回された1次巻線16は、ボビン15の各突出部20、21に取り付けられた端子22に接続される。このとき、本実施形態では、図1、図7、図8に示すように、ボビン15の突出部20、21に、1次巻線16を1次巻線収容空間9から外部に設けた端子22に接続するように導出する巻線導出溝13が形成されている。そして、この巻線導出溝13に1次巻線16を配線することによって、1次巻線収容空間9から外部に導出する部分の1次巻線16とコア4、5の絶縁距離を十分に確保した状態で、1次巻線16を外部に導出し、端子22に接続することが可能とされている。
一方、絶縁部材17は、図5から図7、図13から図15に示すように、略矩形平板状の閉塞板部25と、閉塞板部25の一面(内面)から該一面に直交する方向に突設した係合凸部26とを備えて形成されている。
また、本実施形態の絶縁部材17は、ボビン15の略矩形平板状の仕切板部7、8の2つの長辺のそれぞれと略同等の長さを有する2つの長辺側閉塞板部25a、25bと、仕切板部7、8の他短辺と略同等の長さを有し、2つの長辺側閉塞板部25a、25bの端部同士に連設された短辺側閉塞板部25cとを備えて、略コ字状に形成されている。すなわち、この絶縁部材17は、所定の間隔をあけて平行に並設される一対の長辺側閉塞板部(並設閉塞板部)25a、25bと、一対の長辺側閉塞板部(並設閉塞板部)25a、25bの一端部同士に連設された短辺側閉塞板部(連設閉塞板部)25cとを備えて形成されている。
さらに、2つの長辺側閉塞板部25a、25bと短辺側閉塞板部25cの内面(一面)に、内面から突出し、各閉塞板部25の長さ方向(延設方向)に沿って延びて一体にコ字状に繋がる係合凸部26が設けられている。また、係合凸部26は、閉塞板部25の幅方向T1の中央を間に、幅方向両側にそれぞれ一条ずつ設けられている。このとき、一対の係合凸部26は、これら一対の係合凸部26の幅方向T1の間隔がボビン15の一対の仕切板部7、8にそれぞれ形成された一対の係合溝23の間隔と同等となるようにして形成されている。
さらに、本実施形態では、閉塞板部25の幅寸法を、ボビン15の一方の仕切板部7に設けた一方の突出部20の突出面20bから他方の仕切板部8に設けた他方の突出部21の突出面21bまでの幅寸法と略同等にして、絶縁部材17が形成されている。
また、この絶縁部材17には、閉塞板部25の外面(他面)に端子27が取り付けられている。さらに、短辺側閉塞板部25cには、放熱性を確保するために、風穴28が内面から外面に貫通形成されている。
さらに、本実施形態のトランスBにおいては、図6から図10、図13から図15に示すように、係合凸部26を係合溝23に係合してボビン15に取り付けた状態で、絶縁部材17を保持するロック機構14が設けられている。さらに、本実施形態では、このロック機構14が、ボビン15の各突出部20、21の側面に突設された係止爪14aと、絶縁部材17の長辺側閉塞板部25aの延設方向先端側に貫設された係止孔14bとで構成されている。
そして、本実施形態のトランスBでは、図5から図7に示すように、絶縁部材17の一対の係合凸部26をボビン15の一対の仕切板部7、8の係合溝23にそれぞれ係合して絶縁部材17をボビン15に着脱可能に取り付ける。このとき、本実施形態では、絶縁部材17がコ字状に形成されており、各長辺側閉塞板部25a、25bに形成された係合凸部26を、突出部20、21を設けた一端側と反対のボビン15の他端側からボビン15の各仕切板部7、8の長辺の係合溝23に係合させつつ、突出部20、21に絶縁部材17が係合するまで、この係合溝23で案内させてボビン15と絶縁部材17を相対的にスライド移動させる。そして、短辺側閉塞板部25cに形成された係合凸部26が各仕切板部7、8の短辺の係合溝23に係合するまで、ボビン15と絶縁部材17を相対的にスライド移動させることにより、ワンタッチで容易に、絶縁部材17がボビン15に取り付けられることになる。
そして、本実施形態では、絶縁部材17が、閉塞板部25の幅寸法を、ボビン15の一方の仕切板部7に設けた一方の突出部20の突出面20bから他方の仕切板部8に設けた他方の突出部21の突出面21bまでの幅寸法と略同等にして形成されている。このため、上記のように絶縁部材17をボビン15に取り付けると、絶縁部材17の閉塞板部25によって、仕切板部7、8で横方向は区画されているが仕切板部7、8の先端側で開口する1次巻線収容空間9及び2次巻線収容空間10の開口が閉塞することになる。
これにより、1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10が絶縁部材17によって不連続になり、1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10にそれぞれ巻き回して収容した1次巻線16と2次巻線3が仕切板部7、8とともに絶縁部材17の閉塞板部25によって絶縁される。
さらに、上記のように絶縁部材17をボビン15の所定位置に取り付けるとともに、ボビン15の各突出部20、21に突設された係止爪14aが絶縁部材17の長辺側閉塞板部25aに貫設された係止孔14bに嵌り込んで係止される。これにより、係止爪14aと係止孔14bからなるロック機構14によって、1次巻線16と2次巻線3を絶縁部材17の閉塞板部25で絶縁した状態が維持(保持)される。
したがって、本実施形態のトランスBにおいては、絶縁部材17の係合凸部26をボビン15の仕切板部7、8の係合溝23に係合して絶縁部材17をボビン15に取り付けると、この絶縁部材17の閉塞板部25が、仕切板部7、8によってコア挿入孔19の軸線O1方向の横方向は区画されているが仕切板部7、8の先端側で開口する1次巻線収容空間9及び2次巻線収容空間10の開口を閉塞し、1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10を不連続にすることができる。これにより、1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10にそれぞれ巻き回して収容した1次巻線16と2次巻線3を仕切板部7、8とともに絶縁部材17の閉塞板部25で絶縁することができる。
よって、本実施形態のトランスBによれば、従来のように3層絶縁構造を備えた特殊な電線を1次巻線に使用することなく、1次巻線16と2次巻線3の絶縁を確保することが可能になる。
また、本実施形態のトランスBにおいては、係合溝23に係合凸部26を係合させ、ボビン15と絶縁部材17を相対的にスライド移動させることによって、ワンタッチで容易に、絶縁部材17によって1次巻線収容空間9及び2次巻線収容空間10の開口を閉塞し、1次巻線16と2次巻線3を絶縁部材17の閉塞板部25で絶縁することができる。
さらに、このとき、係合溝23に各長辺側閉塞板部(並設閉塞板部)25a、25bの係合凸部26を係合させ、ボビン15と絶縁部材17を相対的にスライド移動させるとともに、短辺側閉塞部(連設閉塞板部)25cの係合凸部26を係合溝23に係合させることによって、絶縁部材17で1次巻線収容空間9及び2次巻線収容空間10の3方向を向く開口をワンタッチで容易に閉塞し、1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10を不連続にすることができ、1次巻線16と2次巻線3を絶縁部材17の閉塞板部25で絶縁することができる。
また、本実施形態のトランスBにおいては、閉塞板部25に形成した風穴28によって放熱性を確保することが可能になる。
さらに、本実施形態のトランスBにおいては、絶縁部材17をボビン15に対して所定位置に取り付けた状態で、ロック機構14によって絶縁部材17を保持することができる。これにより、絶縁部材17をボビン15に取り付けて1次巻線16と2次巻線3を絶縁部材17の閉塞板部25で絶縁した状態を維持することが可能になる。
さらに、トランスBを基板11に実装する際に、端子22、27を基板11に接続しただけではトランスBを位置決めしづらいが、ボビン15及び絶縁部材17に係合突起12が設けられていることにより、基板11の係合孔11aに係合突起12を係合させることにより、容易に且つ確実にトランスBを基板11に位置決め保持することが可能になる。
また、ボビン15に巻線導出溝13が形成され、この巻線導出溝13に1次巻線16を配線して外部の端子22に接続することによって、1次巻線16を1次巻線収容空間9から外部に導出する部分の1次巻線16とコア4、5の絶縁距離を確保することが可能になる。
さらに、絶縁部材17に、端子27が設けられていることによって、ボビン15に絶縁部材17を取り付けた状態で、絶縁部材17に設けた入力端子や出力端子に、1次巻線16や2次巻線3を接続することによって、1次側電圧の入力や2次側電圧の出力に絶縁部材17を利用することができる。
以上、本発明に係るトランスの一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、本実施形態では、閉塞板部25の幅寸法を、ボビン15の一方の仕切板部7に設けた一方の突出部20の突出面20bから他方の仕切板部8に設けた他方の突出部21の突出面21bまでの幅寸法と略同等にし、閉塞板部25によって1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10の双方の開口を閉塞するように絶縁部材17が形成されているものとした。これに対し、例えば、閉塞板部25の幅寸法を、ボビン15の一方の仕切板部7と他方の仕切板部8の間の幅寸法と略同等にして、閉塞板部25によって1次巻線収容空間9の開口のみを閉塞するようにしたり、ボビン15に絶縁部材17を取り付けた状態で、閉塞板部25によって2次巻線収容空間10の開口のみを閉塞するように絶縁部材17を形成してもよい。そして、この場合においても、閉塞板部25によって1次巻線収容空間9と2次巻線収容空間10のどちらか一方の開口が閉塞されることで、1次巻線16と2次巻線3を確実に絶縁することが可能である。
また、本実施形態では、絶縁部材17が略コ字状に形成されているものとしたが、例えば、2つの長辺側閉塞板部25a、25b、短辺側閉塞板部25cをそれぞれ個別に分離した形で絶縁部材17を形成し、複数の絶縁部材17をそれぞれボビン15に取り付けることで、各絶縁部材17の閉塞板部25によって1次巻線収容空間9及び/又は2次巻線収容空間10の開口を閉塞し、1次巻線16と2次巻線3を絶縁するように構成してもよい。すなわち、閉塞板部25と係合凸部26からなる絶縁部材17を複数用意し、これら絶縁部材17をそれぞれ、係合溝23に係合させてボビン15に取り付けることによって、1次巻線16と2次巻線3の絶縁を図るようにしてもよい。
さらに、本実施形態では、二つのE型コア4、5をボビン15のコア挿入孔19に挿入して取り付けるようにトランスBが構成されているものとしたが、本発明にかかるトランスは、コア挿入孔19にコアを挿入して構成されていればよく、特にコアの形状を限定する必要ない。例えば、E型コアとI型コアを組み合わせたり、U型コアを用いたりしてもよい。
1 従来のボビン
2 従来の1次巻線
3 2次巻線
4 コア
4a コア本体
5 コア
5a コア本体
6 コア挿入孔
7 仕切板部
7a 外周縁
7b 一面
7c 他面
7d リブ(上部リブ、下部リブ)
8 仕切板部
8a 外周縁
8b 一面
8c 他面
8d リブ(上部リブ、下部リブ)
9 1次巻線収容空間
10 2次巻線収容空間
11 基板
11a 係合孔
12 係合突起
13 巻線導出溝
14 ロック機構
14a 係止爪
14b 係止孔
15 ボビン
16 1次巻線
17 絶縁部材
18 1次巻線巻掛部
19 コア挿入孔
20 突出部
20a 側面
20b 突出面
21 突出部
21a 側面
21b 突出面
22 端子
23 係合溝
25 閉塞板部
25a 長辺側閉塞板部(並設閉塞板部)
25b 長辺側閉塞板部(並設閉塞板部)
25c 短辺側閉塞板部(連設閉塞板部)
26 係合凸部
27 端子
28 風穴
A 従来のトランス
B トランス
O1 コア挿入孔の軸線
T1 横方向(閉塞板部の幅方向)

Claims (7)

  1. コアと、1次巻線と、2次巻線と、前記コアを挿入して配設するコア挿入孔が貫通形成されるとともに、前記コア挿入孔を中心に前記1次巻線と前記2次巻線を巻き回して配設するためのボビンとを備えるトランスにおいて、
    前記ボビンが、前記コア挿入孔の軸線に交差する方向に突出して、前記1次巻線を収容する1次巻線収容空間と前記2次巻線を収容する2次巻線収容空間とを区画する仕切板部を備えて形成されるとともに、前記コア挿入孔の軸線に直交する一方向の前記ボビンの一端側に、前記仕切板部から前記コア挿入孔の軸線方向外側に一体に突出して設けられ、前記仕切板部と前記コアとともに前記2次巻線収容空間を形成する突出部と、前記仕切板部の突出方向先端の外周縁先端から突出方向基端側に凹み、前記外周縁に沿って前記一端と反対の前記ボビンの他端から前記一端側に連続的に延びる係合溝とを備えて形成されており、
    閉塞板部と該閉塞板部の一面から突設した係合凸部とを有し、前記係合凸部を前記係合溝に係合して前記ボビンに前記一方向にスライド移動可能に且つスライド移動して着脱可能に取り付けられ、前記閉塞板部によって前記1次巻線収容空間及び/又は前記2次巻線収容空間の前記仕切板部の先端側の開口を閉塞する絶縁部材を備えることを特徴とするトランス。
  2. 請求項1記載のトランスにおいて、
    前記絶縁部材は、所定の間隔をあけて平行に並設される一対の並設閉塞板部と、前記一対の並設閉塞板部の一端部同士に連設された連設閉塞板部とを備えて形成され、
    前記係合凸部が、前記一対の並設閉塞板部と前記連設閉塞板部の前記一面である内面にそれぞれ突設されるとともに、前記一対の並設閉塞板部と前記連設閉塞板部の各閉塞板部の延設方向に沿って延び、一体に連設されていることを特徴とするトランス。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトランスにおいて、
    前記閉塞板部には、風穴が前記一面から他面に貫通形成されていることを特徴とするトランス。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のトランスにおいて、
    前記係合凸部を前記係合溝に係合して前記ボビンに取り付けた状態で、前記絶縁部材を保持するロック機構が設けられていることを特徴とするトランス。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のトランスにおいて、
    前記ボビン及び/又は前記絶縁部材には、前記トランスを実装する基板に形成された係合孔に係合して前記トランスを位置決め保持する係合突起が設けられていることを特徴とするトランス。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のトランスにおいて、
    前記ボビンには、前記1次巻線を前記1次巻線収容空間から外部に設けた端子に接続するように導出する巻線導出溝が形成されていることを特徴とするトランス。
  7. 請求項1から請求項6いずれか一項に記載のトランスにおいて、
    前記絶縁部材に、前記1次巻線及び/又は前記2次巻線に接続する端子が設けられていることを特徴とするトランス。
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