JP6026626B1 - エレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】かご側及び乗り場側の敷居間の隙間を塞ぐ塞ぎ部材を、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押されても、その荷重に耐える充分な強度及び硬度を有し、乗り場側の敷居側に押し付けられる際には、硬い物同士が当たる接触音が発生しないように構成したエレベータ装置を提供するエレベータ装置を提供する。【解決手段】かご側の敷居31と乗り場側の敷居32との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ部材35を有する。塞ぎ部材35は、隙間を塞いだ塞ぎ位置と退避位置との間を移動可能に構成される。塞ぎ部材35は駆動機構41により、かご扉の開閉動作に連動して駆動される。また、塞ぎ部材は、隙間を塞ぐ本体部35が硬質材による上部本体部35Aaと下部本体部35Abとからなり、乗り場側の敷居32の側面と当接する軟質材による先端部35Bを挟み付けて一体的に構成した。【選択図】図6
Description
本発明の実施形態は、乗りかごへの出入り口部に設けられた乗り場側及びかご側の敷居間に生じる隙間の塞ぎ構造を有するエレベータ装置に関する。
建物の昇降路内に設置された乗りかごが、各階床間を昇降して人員や荷物を運搬するエレベータ装置では、乗りかごを昇降させるために、各階床の乗り場と乗りかごとの間に一定の隙間が設けられている。このため、乗りかごが乗り場に着床停止して出入り口の扉が開いた状態では、乗り場側の敷居とかご側の敷居との間に隙間(ランニングクリアランスとも言う)が生じる。この敷居間の隙間は、人がつまずいたり、或いは車椅子や台車等の車輪が落ち込んで引っ掛かったりする原因となり、危険でもある。また、鍵やカード等の小物品が敷居隙間からピット内に落下し、その回収が困難になる場合がある。
そこで、従来から、敷居間の隙間を塞ぐための塞ぎ部材を設け、扉の開放時に敷居隙間を塞ぐように動作させるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような扉開時にランニングクリアランスを塞ぐ機構において、塞ぎ部材はランニングクリアランス幅以下の物、例えば、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押される可能性がある。このため、ある程度その荷重に耐える必要があり、強度の高い硬い材料で作る必要がある。一方、隙間を狭めるため、塞ぎ部材を乗り場側の敷居(ホールシル)側に押し付ける必要がある。この場合、塞ぎ部材が、強度の高い硬い材料で作られていると、上述した押し付け時に、硬い物同士が当たる接触音が発生し、好ましくない。
本発明は、かご側及び乗り場側の敷居間の隙間を塞ぐ塞ぎ部材を、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押されても、その荷重に耐える充分な強度及び硬度を有し、乗り場側の敷居側に押し付けられる際には、硬い物同士が当たる接触音が発生しないように構成したエレベータ装置を提供することにある。
本発明の実施の形態に係るエレベータ装置は、乗りかごの出入り口に設けられたかご扉を、その開閉方向に沿ってガイドするかご側の敷居と、前記乗りかごが着床可能な各階床の、前記乗りかごへの出入り口に設けられた乗り場扉を、その開閉方向に沿ってガイドする乗り場側の敷居と、前記かご側の敷居と乗り場側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐことができる形状を有し、前記隙間を塞いだ塞ぎ位置と退避位置との間を移動可能に構成された塞ぎ部材と、この塞ぎ部材に連結され、前記かご扉の開動作に伴い、前記塞ぎ部材を退避位置から塞ぎ位置へ移動させ、前記かご扉の閉動作に伴い、前記塞ぎ部材を塞ぎ位置から退避位置へ移動させる駆動機構とを備え、前記塞ぎ部材は、前記隙間を塞ぐ本体部が硬質材による上部本体部と下部本体部とからなり、前記乗り場側の敷居の側面と当接する軟質材による先端部を前記上部本体部と下部本体部とで挟み付けて一体的に構成した。
上述の構成によれば、扉開時に乗り場側の敷居とかご側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐ塞ぎ部材を、隙間を塞ぐ本体部に硬質材を用い、乗り場側の敷居の側面と当接する先端部に軟質材を用いたので、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押されても、その荷重に耐える充分な強度及び硬度を有し、乗り場側の敷居側に押し付けられても、硬い物同士が当たる接触音を発生することはない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、図1によりエレベータ装置の全体構成を説明する。図1で示すように、エレベータ装置1は、昇降路3内に配置された乗りかご4および釣合いおもり5を備える。昇降路3の上方には、メインロープ9を駆動する巻上機7及び制御装置8等が設置された機械室6が設けられている。制御装置8は、エレベータ装置1の全体を制御するもので、乗り場呼び又はかご呼びに応じて巻上機7を運転制御し、乗りかご4を呼びのあった階へ着床させる。
なお、機械室6を設けずに巻上機7や制御装置8を小形化して昇降路3内の上部に設けた、所謂機械室レスのエレベータ装置であってもよい。
このエレベータ装置1では、建屋の各階床に設けられた乗り場11に、昇降路3内の乗りかご4に通じる出入り口12が設けられ、この出入り口12には、乗り場扉2が設けられている。この乗り場扉2は、乗りかご4の着床時、乗りかご4の出入り口24に設けられたかご扉25側と、図示しないインターロック機構を介して係合し、かご扉25の開閉に連動して開閉動作する。
図2は乗りかご4の出入り口に設けられたかご扉25部分を、乗り場11側から見た正面図である。かご扉25は2枚の扉パネル25a、25b(戸当たり部分のみを示し、その他の部分は図示を省略している)を、互いに異なる図示左右方へ開動作させる所謂両開き方式である。これら2枚の扉パネル25a、25bは、乗りかご4の出入り口24の両側に構成された扉開閉機構に連結しており、この扉開閉機構により図示左右方向に駆動され、開閉動作する。
なお、扉開閉機構は公知のものであり、本願発明とは直接的に関係しないので構造説明は省略するが、図示しないモータの動力により、2枚の扉パネル25a、25bを互いに連動させ、ガイドレールに沿って左右方向に駆動し、開閉動作させるものである。
この乗りかご4の出入り口部分には、かご側の敷居31が設けられており、上述したかご扉25を構成する2枚の扉パネル25a、25bを、その開閉方向に沿ってスライド可能にガイドする。このかご側の敷居31は、乗りかごの出入り口24の下辺部に設けられており、その上面に形成されガイド溝は、2枚の扉パネル25a、25bの下端部とそれぞれ係合し、これらを開閉方向にガイドする。
このかご側の敷居31に対し、乗り場11側にも図8乃至図10で示すように敷居32が設けられている。この乗り場側の敷居32は、かご側の敷居31の一側面(図8乃至図10の左側面)と所定の間隔を保って対向配置される。この乗り場側の敷居32の上面にもガイド溝が形成されており、図1で示した乗り場扉2を、その開閉方向に沿ってスライド可能にガイドする。
この乗り場扉2も、図示しないが2枚の扉パネルを有する両開き方式のもので、前述のように、乗りかご4が乗り場11に着床すると、そのかご扉25と係合し、かご扉25と共に開閉動作する。すなわち、乗り場扉2は、乗りかご4が着床していないときは、図示しないインターロック機構により2枚の扉パネルが閉状態にロックされており、乗りかご4が着床すると、乗りかご4側の図示しない係合部材と係合して上述したロック状態が解かれ、かご扉25と共に開閉動作する。
乗りかご4が所定階へ着床したとき、前述のように、かご側の敷居31と乗り場側の敷居32との間に、図6乃至図8で示す隙間(ランニングクリアランス)が生じる。本発明の実施形態では、この隙間を塞ぐために塞ぎ部材35を設ける。
この塞ぎ部材35は、図2で示すように、左右に分割されている。この分割部分は、乗りかご4の昇降時に、かご側の敷居31が、乗り場側に設けられた図示しないインターロック機構(具体的には乗りかご側と係合するローラ部分)とすれ違う部分で、インターロック機構の通過を許容するために左右に間隔を保って分割されている。すなわち、万一、塞ぎ部材が塞ぎ位置まで繰り出された状態で乗りかごが昇降しても、乗り場側のインターロック機構は、繰り出された塞ぎ部材35の分割部分に形成された空間を通過するので、繰り出された塞ぎ部材とインターロック機構とが衝突することはない。
乗り場側の敷居32には、かご側の敷居31との対向状態にて、この分割された空間部分内に突出して遊嵌するブロックが設けられている。このブロックは、乗り場側の敷居32の、かご側の敷居31と対向し、かつ、塞ぎ部材35の分割された空間部分との対向部に一体的に設けられている。したがって、乗りかご4が着床して、乗り場側の敷居32とかご側の敷居31とが対向すると、乗り場側の敷居32に設けられたブロックが分割された空間部分内に突出して遊嵌する状態となる。このため、分割部分に生じた空間は、扉開状態では、その内部に遊嵌するブロックにより略塞がれた状態となり、この分割部分の空間からの小物類の落下を防止できる。
塞ぎ部材35の上面は、図6乃至図8で示すように、かご側の敷居31及び乗り場側の敷居32の上面より下方に位置している。また、その平面形状は、敷居31,32の隙間を、図6で示すように塞ぐことができる形状寸法に形成されている。すなわち、図2で示したかご側の出入り口24の間口よりやや大きな長さと、図6乃至図8で示す敷居31,32間の隙間よりやや大きな幅とからなる。
また、その横断面は縦長の形状とし、乗り場側の敷居32の図示右側面との対向部には凹部35aが形成されている。この凹部35aは、乗り場側の敷居32の図示右側面に設けられたビス36aの頭部を避けるために設けられている。ビス36aは、下階間空間を仕切るプレート36の取付け用である。さらに、この塞ぎ部材35の上部角部には面取り35bが施されている。
この塞ぎ部材35は、図6で示す敷居31,32の隙間を塞いだ塞ぎ位置と、図7及び図8で示すかご側の敷居31の下部に退避した退避位置との間をスライド移動可能に構成されている(図8は退避位置での塞ぎ部材35の状態を見易くするため、図7から、一部の部品を取り除いて示した図である)。そして、後述する駆動機構41により、かご扉25の開閉動作に伴い、上述した塞ぎ位置と退避位置との間でスライド駆動される。
ここで、塞ぎ部材35は、塞ぎ位置において、ランニングクリアランス幅以下の物に押される可能性がある。例えば、敷居31,32部分を通過する乗客のハイヒールのヒールや傘の先端等が隙間部分を通って、その下部に位置する塞ぎ部材35上に達し、その上面を押圧することがある。このため、塞ぎ部材35は、この押圧に対して、ある程度その荷重に耐える必要がある。一方、塞ぎ位置における隙間を狭めるため、塞ぎ部材35を乗り場側の敷居32の側面に押し付ける必要がある。
そこで、この実施の形態では、塞ぎ部材35を、隙間を塞ぐ本体部には硬質材を用い、乗り場側の敷居32の側面と当接する先端部には軟質材を用いて構成した。
具体的には、図9で示すように、本体部35Aと先端部35Bとで構成する。本体部35Aは、さらに、上部本体部35Aaと下部本体部35Abとからなり、先端部35Bとなるゴム材を、これら上部本体部35Aaと下部本体部35Abとで挟み付け、一体的に構成する。
本体部35Aは、前述のように、ハイヒールのヒールや傘の先端等が隙間を通して押つけられても、欠けたり変形することのない十分な強度と硬度を有する材質でつくる。例えば、本体部35Aの、上部本体部35Aa及び下部本体部35Abをアルミ押し出し材で形成する。また、アルミに代えてステンレスブロックを用いてもよい。もちろん、他の金属材料を用いてもよい。
さらに、金属材料に限らず、例えば、図10で示すように、本体部35Aに硬質樹脂材を用い、先端部35Bに軟質樹脂材を用いて、これらを一体で押し出して図示のように成形してもよい。
塞ぎ部材35をこれらのように構成することで、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押されても、その荷重に耐える充分な強度及び硬度を有するので変形や破損が生じることはない。また、乗り場側の敷居32に押し付けられても、硬い物同士が当たる接触音を発生することはなく、乗客に違和感を与えることがない。
塞ぎ部材35は、駆動機構41側に設けられたブラケット51上に板バネ状の弾性部材(以下、板バネとして説明する)52を介して取り付けられている。このため塞ぎ部材35は、板バネ52により、かご側の敷居31及び乗り場側の敷居32の間隔方向(スライド移動方向に対する前後方向でもある)に搖動可能に支持される。このブラケット51及び板バネ52も、塞ぎ部材35と同じ部分で分割されており、塞ぎ部材35の分割された対応部分をそれぞれ支持している。
駆動機構41は、かご扉25の開閉動作に伴い、図3で示すように、かご扉25側の作動部材42と係合可能に構成されている。そして、この作動部材42との係合により作動部材42から受ける力を塞ぎ部材35のスライド移動方向に変換して、塞ぎ部材35をスライド移動方向に駆動する。
この実施の形態では、駆動機構41は、図4、図5で示すように、4個のリンク46,47,48,49と、これらリンクの各一端と連結軸50を介して回動可能に連結しているブラケット51とを有する。4個のリンク46,47,48,49は、乗りかご4側に設けられた支持部材44上に枢支軸45を介して回動可能に支持されている。
これら4個のリンクのうち内側のリンク47,48は連結駆動用のもので、それらの他端は、連結軸54を介して連結桿55に連結している。この内側のリンク47,48及び連結桿55は、塞ぎ部材35と、これに付随するブラケット51及び板バネ52の左右に分割された部分を連動させるもので、これら分割された部分は一体動作する。この連結桿55の図示右端と支持部材44との間には引っ張りばね56が張設されており、駆動機構41に対して、ブラケット51を支持部材44側に平行移動させる方向の力を与える。
この駆動機構41を構成するリンク46の枢支軸45には、レバー58の基端部が一体的に取り付けられている。このレバー58の先端部には、作動ピン59が立設されている。この作動ピン59の上部側面は、図3で示すように、かご扉25の扉パネル25a側に一体的に設けられた作動部材42と係合可能に配置されている。すなわち、作動ピン59は、かご扉25が所定の開位置まで開動作することにより作動部材42と当接係合し、レバー58及びこれと一体の枢支軸45を図示反時計回りに回動させる。
この回動により、枢支軸45と一体のリンク46、及びブラケット51を介して連結している他のリンク47,48,49も、引っ張りばね56の張力に抗して図示反時計回りに回動する。この駆動機構41の動作により、ブラケット51及びその上部に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、図4及び図7、図8で示す退避位置から、図5及び図6で示す塞ぎ位置へ繰り出される。
ここで、前述した引っ張りバネ56は、駆動機構41及びブラケット51などを介して最終的には塞ぎ部材35と連結している。この引っ張りバネ56は、駆動機構41を介して塞ぎ部材35を図4及び図7、図8で示す退避位置へ戻す方向の力を与えている。したがって、この引っ張りバネ56は、塞ぎ部材35を退避位置へ戻す戻りバネとして機能する(以下、戻りばね56と呼ぶ)。
このように、駆動機構41は、かご扉25が所定の開位置まで開動作することで、その作動ピン59が図3で示すようにかご扉25側の作動部材42と係合し、かご扉25の開方向への移動力を受けて、退避位置にある塞ぎ部材35を、戻りバネ56のばね力に抗して塞ぎ位置までスライド移動させる。
このように、駆動機構41は、かご扉25が所定の開位置まで開動作することで、その作動ピン59が図3で示すようにかご扉25側の作動部材42と係合し、かご扉25の開方向への移動力を受けて、退避位置にある塞ぎ部材35を、戻りバネ56のばね力に抗して塞ぎ位置までスライド移動させる。
塞ぎ部材35の上述したスライド移動に対しては、これを塞ぎ位置及び退避位置に停止させるストッパー61を、図6乃至図8で示すように支持部材44上に設ける。図11は、このストッパー61部分を取り出して示している。このストッパー61は、支持部材44に固定設置されたU形部材を有し、その両内側面にゴムなどの緩衝材62を設け、これらの間に、塞ぎ部材35側のブラケット51から延設された断面L形の当接部材63を配置したものである。
この構成により、ブラケット51から延設された当接部材63が、ストッパー61のU形部材の両内側面に当接することで、塞ぎ部材35のスライド移動を、塞ぎ位置及び退避位置に正しく停止させることができる。なお、ゴムなどの緩衝材62は、ストッパー61と当接部材63とのいずれか一方又は双方に設けてもよい。
駆動機構41を構成する枢支軸45のうち、図2、図3の右端に配置されたものはレバー58と一体であり、レバー58に立設された作動ピン59が、かご扉25側の作動部材42と当接係合することにより回転する回転軸である。この回転軸には、図6乃至図8で示すようにトーションバネ65を設け、作動部材42との係合による回転方向に抗する回転力を与える。
この構成により、作動ピン59が作動部材42と係合していない状態において、作動ピンを常に正しい位置に戻すことができる。
上記構成において、かご扉25が閉じた状態のとき、図3で示したかご扉25側の作動部材42は、駆動機構41側の作動ピン59には当接係合しておらず、駆動機構41はかご扉25側からの作用力を受けていない。このため塞ぎ部材35及びそれを支持するブラケット51は、図4で示した戻りばね56の張力により支持部材44側に引き戻され、塞ぎ部材35は図7及び図8で示すように、かご側敷居31の下部の退避位置にある。
乗りかご4が乗り場に着床して、かご扉25が開動作し、所定の開位置へ移動すると、扉パネル25a側に設けられた作動部材42が、駆動機構41を構成する作動ピン59に当接係合し、扉パネル25aの開動作力により作動ピン59が設けられたレバー58を、枢支軸45を中心に、図示反時計回りに回動させる。
この動作により駆動機構41が、戻りバネ56の張力に抗して同方向に回動し、ブラケット51及びこれに支持されている塞ぎ部材35を、図4の状態から図5の状態へ繰り出す。したがって、塞ぎ部材35は図7、図8で示すかご側敷居31の下部の退避位置から図示左方にスライド移動し、図6で示す塞ぎ位置に達する。そして、この塞ぎ部材35の前端部(図示左端部)は、乗り場側の敷居32の図示右側面に当接して、敷居31,32間の隙間を塞ぐ。
ここで、敷居31,32間の隙間の間隔、すなわち、クリアランス寸法は、前述のように一定値ではなく、各階の据付誤差で異なる。また、かごガイド装置の前後ガタや、乗降時のかご上下ズレでも寸法が変動する。
本発明の実施形態では、塞ぎ部材35を、板バネ52を介してブラケット51に取り付け、スライド移動方向の前後に搖動可能に構成している。すなわち、塞ぎ部材35は、突出させた位置(塞ぎ位置)において前後に揺動することができる。また、板バネ52により乗場側(図示左方)付勢されていて、かご方向(図示右方)に押されると引っ込み、押す力が除かれると、元の塞ぎ位置に戻る構造となっている。
この構造により、ランニングクリアランスが通常より狭い場合は、かご側(図示右方)に押し戻され、広い場合は塞ぎ位置に突出することができるので、より密閉度の高い塞ぎ状態を得ることが可能となる。
このように、塞ぎ部材35は、塞ぎ位置にあるとき、敷居31,32間の隙間を塞ぐので小物類がこの隙間からピット内まで落下するようなことはなく、容易に回収可能である。また、塞ぎ部材35の上面は、敷居31,32の上面より下方に位置しているので、敷居31,32上に位置する物体の荷重が塞ぎ部材35に直接加わることはなく、荷重が加わることによる塞ぎ部材35の支持部の損傷を防止できる。
また、塞ぎ位置において、塞ぎ部材35は、ランニングクリアランス幅以下の物、例えば、敷居31,32部分を通過する乗客のハイヒールのヒールや傘の先端等で押圧されるが、隙間を塞ぐ本体部35Aには硬質材を用いたので、本体部35Aは、ハイヒールのヒールや傘の先端等による荷重により変形や破損が生じることはない。また、乗り場側の敷居32の側面と当接する先端部35Bには軟質材を用いて構成したので、塞ぎ位置へのスライド移動時に、乗り場側の敷居32に押し付けられても、硬い物同士が当たる接触音を発生することはなく、乗客に違和感を与えることがない。
この塞ぎ部材35による隙間の塞ぎ状態において、乗りかご4の荷重が大きく変化すると、乗りかご4が一時的に僅かに上昇することがある。このような乗りかご4の一時的上昇が生じても、塞ぎ部材35の上部角部に面とり35bが施され、かつ塞ぎ部材35が板バネ52で支持されていることから、損傷などの問題は生じない。
例えば、乗りかご4内に満員状態で乗っていた乗客が一度に下りた場合など、乗りかご4は僅かではあるが一時的に上昇する。このとき、図6で示す塞ぎ位置にある塞ぎ部材35も上昇し、乗り場側の敷居32の下部側辺部と当接する。しかし、乗り場側の敷居32の下部側辺部と対向する塞ぎ部材35の上部角部に面とり35bが施されているため、この部分の当接力は弱められ、当接による損傷を防止できる。また、塞ぎ部材35が板バネ52で支持されていることから、上述した当接時、板バネ52が上下方向にも撓む。その緩衝作用により当接による衝撃は弱められ、このことからも当接による損傷を防止できる。
一方、かご扉25が閉動作し、所定の戸閉位置に移動すると、扉パネル25a側に設けられた作動部材42は、駆動機構41を構成する作動ピン59から離れる。このため、作動ピン59を介して駆動機構41に加わっていた力が解除され、駆動機構41は、戻りバネ56の張力により、枢支軸45が図示時計回りに回動し、ブラケット51及びこれに支持されている塞ぎ部材35を、図5の状態から図4の状態へ引き戻す。したがって、塞ぎ部材35は図6で示す塞ぎ位置から図7、図8で示すかご側敷居31の下部の退避位置まで図示右方にスライド移動する。
このように、塞ぎ部材35は、かご扉の開方向への移動力を受けて作動する駆動機構41により、退避位置から塞ぎ位置までスライド移動し、かご扉の閉動作時は、戻りバネのばね力により塞ぎ位置から退避位置へスライド移動する。このスライド移動は、ストッパー61により、塞ぎ部材35を、塞ぎ位置と退避位置の双方に正しく停止させることができる。このため、塞ぎ部材が正規位置に停止せずオーバランし、他の部品と衝突して損傷するようなことは確実に防止できる。また、仮にオーバランが生じても、塞ぎ部材35は板バネ52により支持されているため、他の部品との衝突による衝撃を板バネ52の撓みにより緩衝でき、部品の損傷に至ることを防止できる。
なお、板バネ52が撓んだ場合、ブラケット51との接合部に隙間が生じることがあり、この隙間に塵埃などが挟まると元の形状に復帰できなくなることが考えられる。そこで、この隙間が生じる可能性のある部分に予めコーキングや、ガバーの設置などのガードを施しておくとよい。
また、板バネ52は、前述したように上下方向への撓み機能を有する。このため、上下方向の撓みをより効果的に生じさせるために、板バネ52の縦方向中間部に、少なくとも1個の横方向への曲げ部を形成し、縦方向のばね力を生じさせてもよい。この曲げ部としては図12で示すように、板バネ52を、断面く字形に折り曲げたり、図13で示すように半円形に湾曲させたりしてもよい。さらに、く字形の折り曲げを上下に複数連続させたり、半円を上下に複数連続させてS字形の湾曲を形成してもよい。
このように形成すれば、板バネ52を、板面と平行な縦方向へも効果的に撓ませることができる。
上述の実施の形態では、駆動機構41は、図4及び図5で示すように、戻りバネ(引っ張りバネ)56の張力により、ブラケット51を支持部材44側に常時引き戻すように構成していたが、この戻りばね56に代えて、支持部材44とリンク47の右端との間に反発力を生じる作動ばね66を設け、ブラケット51を図5の方向に繰り出す力を常時与えるように構成してもよい。すなわち、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、駆動機構41を介して作動バネ66と連結し、図5及び図6で示す塞ぎ位置への移動力を常時受けることとなる。
この場合、駆動機構41は、かご扉25が完全に閉まった図14で示す戸閉端位置にあるとき、図15で示すように、作動ピン59が、扉パネル25a側に設けられた作動部材72と係合している。このため、駆動機構41は、作動ばね66の反発力を蓄勢した図4の状態に保持される。すなわち、塞ぎ部材35は、図7及び図8で示した退避位置に保持される。
これに対し、かご扉25が開動作し、扉パネル25aが、図14の戸閉端からの戸開動作を開始すると、かご扉25側の作動部材72が、図15の状態から図示右方に移動するので、この作動部材72との係合力が解かれることになる。このため、駆動機構41を構成する各リンク46,47,48,49は、作動バネ66の反発力により枢支軸45を中心に図示反時計回りに回動する。この駆動機構41の動作により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35は、図4の状態から図5の状態へ繰り出される。すなわち、塞ぎ部材35は、図7及び図8で示した退避位置から、図6で示す塞ぎ位置へスライド移動する。
一方、かご扉25が全開状態から閉じる場合、扉パネル25aが戸閉端近くまで閉じることにより、作動部材72が駆動機構41側の作動ピン59と図15で示すように係合する。このため、作動ピン59を有するレバー58は、扉パネル25aの閉方向の力により、図示時計方向に駆動される。駆動機構41は扉パネル25aの閉方向の力により、ブラケット51及びこのブラケット51上に板バネ52を介して支持された塞ぎ部材35を、図5の状態から図4の状態へ戻す。すなわち、塞ぎ部材35は、図6で示す塞ぎ位置から、図7及び図8で示した退避位置へスライド移動する。
このように駆動機構41は、かご扉25の戸閉端からの戸開動作開始により、作動部材72との係合が解除されるため、作動ばね66の反発力による塞ぎ部材35の塞ぎ位置へのスライド移動を許容する。また、かご扉25の戸閉端への移動に伴いかご扉25側の作動部材72と係合し、かご扉25の移動力を受けて、塞ぎ位置にある塞ぎ部材35を退避位置までスライド移動させる。
すなわち、かご扉25が開き始めると、塞ぎ部材35は直ちに塞ぎ位置まで移動する。かご扉25が閉じる場合は、全閉状態になる直前で塞ぎ部材35は塞ぎ位置から退避位置に移動する。このため、かご扉25が開または閉動作途中で乗客や貨物が出入りしても、塞ぎ部材35は敷居31,32間の隙間を塞いだ状態であるので、小物が隙間から落下するようなことを確実に防止できる。
なお、駆動機構41の、かご扉25側の作動部材42、72との係合部分、すなわち、作動ピン59が設置された位置は、かご扉25により開閉される乗りかご4の出入り口24の間口の外側とする。
上述の実施の形態では、駆動機構41はいずれも、扉の開閉力を塞ぎ部材の移動力に変換して機械的に駆動する構成のものであったが、本発明の駆動機構は、このような機械的な駆動機構に限定されるものではない。例えば、扉が所定の開又は閉位置に達したことを電気的に検出してモータ等のアクチュエータを作動させ、塞ぎ部材を移動させるような駆動機構であってもよい。
また、上記実施の形態では、駆動機構41はいずれも塞ぎ部材35を退避位置から塞ぎ位置までスライド移動させている。しかし、本発明は、かご側及び乗り場側の敷居間の隙間を塞ぐ塞ぎ部材を、ハイヒールのヒールや傘の先端等で押されても、その荷重に耐える充分な強度及び硬度を有し、乗り場側の敷居側に押し付けられる際には、硬い物同士が当たる接触音が発生しないようにすることを課題としており、このことは、例えば、塞ぎ部材を下方の退避位置から上昇させながら横方向にも移動させて塞ぎ動作させるものにも適用可能である。したがって、駆動機構も塞ぎ部材をスライド移動させるものだけではなく、上下移動と横方向の移動とを組み合わせて移動させるような構成としてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他のさまざまな形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…エレベータ装置
2…乗り場扉
3…昇降路
4…乗りかご
25…かご扉
31…かご側の敷居
32…乗り場側の敷居
35…塞ぎ部材
35A…本体部
35B…先端部
41…駆動機構
42,72…作動部材
51…ブラケット
52…弾性部材
56…戻りバネ
59…作動ピン
61…ストッパー
62…緩衝材
63…当接部材
65…トーションバネ
66…作動ばね
2…乗り場扉
3…昇降路
4…乗りかご
25…かご扉
31…かご側の敷居
32…乗り場側の敷居
35…塞ぎ部材
35A…本体部
35B…先端部
41…駆動機構
42,72…作動部材
51…ブラケット
52…弾性部材
56…戻りバネ
59…作動ピン
61…ストッパー
62…緩衝材
63…当接部材
65…トーションバネ
66…作動ばね
Claims (8)
- 乗りかごの出入り口に設けられたかご扉を、その開閉方向に沿ってガイドするかご側の敷居と、
前記乗りかごが着床可能な各階床の、前記乗りかごへの出入り口に設けられた乗り場扉を、その開閉方向に沿ってガイドする乗り場側の敷居と、
前記かご側の敷居と乗り場側の敷居との間に生じる隙間を塞ぐことができる形状を有し、前記隙間を塞いだ塞ぎ位置と退避位置との間を移動可能に構成された塞ぎ部材と、
この塞ぎ部材に連結され、前記かご扉の開動作に伴い、前記塞ぎ部材を退避位置から塞ぎ位置へ移動させ、前記かご扉の閉動作に伴い、前記塞ぎ部材を塞ぎ位置から退避位置へ移動させる駆動機構とを備え、
前記塞ぎ部材は、前記隙間を塞ぐ本体部が硬質材による上部本体部と下部本体部とからなり、前記乗り場側の敷居の側面と当接する軟質材による先端部を前記上部本体部と下部本体部とで挟み付けて一体的に構成した
ことを特徴とするエレベータ装置。 - 前記硬質材として金属材を用い、軟質材としてゴム材を用いた請求項1に記載のエレベータ装置。
- 前記金属材はアルミ押し出し材又はステンレスブロックである請求項2に記載のエレベータ装置。
- 前記塞ぎ部材の上面は、前記乗りかご側及び乗場側の敷居の上面より下方に位置している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記塞ぎ部材の移動を、塞ぎ部材側に設けた当接部材との当接により前記塞ぎ位置及び退避位置にて停止させるストッパーを有する請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記ストッパーと前記当接部材とのいずれかに緩衝材を設けた請求項5に記載のエレベータ装置。
- 前記塞ぎ部材の上部角部は面取りされている請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
- 前記塞ぎ部材の、前記乗り場側の敷居の側面との対向部には、この側面に設けられた下階間空間を仕切るプレート取付け用ビスの頭部を避ける凹部が形成されている請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のエレベータ装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7212869B1 (ja) | 2021-08-24 | 2023-01-26 | フジテック株式会社 | エレベータの敷居隙間閉塞装置及びエレベータ |
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JP2537299B2 (ja) * | 1990-07-25 | 1996-09-25 | 川崎製鉄株式会社 | 流体誘導装置を備えた巻取補助装置 |
JP2005082268A (ja) * | 2003-09-05 | 2005-03-31 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータのランニングクリアランス塞ぎ装置 |
JP2014069960A (ja) * | 2012-10-01 | 2014-04-21 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ |
-
2015
- 2015-11-13 JP JP2015223512A patent/JP6026626B1/ja active Active
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JP2017088370A (ja) | 2017-05-25 |
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