JP6025295B2 - 化合物半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、化合物半導体装置に関する。
化合物半導体装置、特にGaN系化合物半導体を主な材料とした高電子移動度トランジスタ(HEMT:high electron mobility transistor)は、耐圧が高く、高速動作が可能である。そして、GaN系HEMTが実用化され始めている。従来のGaN系HEMTでは、ゲート電極に、マルチフィンガーゲート構造とよばれる構造が採用されている。この構造では、複数のゲート電極が互いに平行に配置され、これらが、ゲートパッドに接続されたゲート配線に共通接続されている。
しかしながら、近年、GaN系HEMT内において、高周波動作時のゲート電極の電位に、位置による位相差が生じやすくなっている。即ち、電気信号の遅延が発生しやすくなっている。
特開平7−283235号公報 特開平10−154816号公報 特開平8−307223号公報
本発明の目的は、ゲート電極の電位の位相差を抑制することができる化合物半導体装置を提供することにある。
化合物半導体装置の一態様には、基板と、前記基板上方に形成された電子走行層と、前記電子走行層上方に形成された電子供給層と、互いに平行な方向に延びる第1のゲート配線及び第2のゲート配線と、前記第1のゲート配線と前記第2のゲート配線との間に設けられ、平面視で前記第1のゲート配線及び前記第2のゲート配線が延びる方向から傾斜した方向に延びるドレイン配線と、前記電子供給層上方に形成され、前記第1のゲート配線に接続された複数の第1のゲート電極と、前記電子供給層上方に形成され、前記ドレイン配線を間に挟んで前記第1のゲート電極と対向し、前記第2のゲート配線に接続された複数の第2のゲート電極と、前記複数の第1のゲート電極の間及び前記複数の第2のゲート電極の間に設けられ、前記ドレイン配線に接続された複数のドレイン電極と、前記第1のゲート配線の平面視で前記ドレイン配線との間隔が大きくなる側の端部に接続された第1のゲートパッドと、前記第2のゲート配線の平面視で前記ドレイン配線との間隔が大きくなる側の端部に接続された第2のゲートパッドと、が設けられている。前記第1のゲート電極のゲート幅は、前記第1のゲートパッドから離間するほど小さくなっており、前記第2のゲート電極のゲート幅は、前記第2のゲートパッドから離間するほど小さくなっている。
上記の化合物半導体装置等によれば、各ゲート電極に適切に信号が伝達されるため、ゲート電極の電位の位相差を抑制することができる。
第1の実施形態に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す平面図である。 第1の実施形態に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す俯瞰図である。 第1の実施形態に係る化合物半導体装置の構造を示す断面図である。 比較例の電極の位置関係を示す平面図である。 シミュレーションの結果を示す図である。 第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。 同じく、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。 第1の実施形態の変形例の電極の位置関係を示す平面図である。 第1の実施形態の他の変形例の電極の位置関係を示す平面図である。 参考例に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す平面図である。 参考例に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す俯瞰図である。 参考例に係る化合物半導体装置の構造を示す断面図である。 参考例に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。 同じく、参考例に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。図1Aは、第1の実施形態に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す平面図であり、図1Bは、第1の実施形態に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す俯瞰図であり、図1Cは、第1の実施形態に係る化合物半導体装置の構造を示す断面図である。図1C(a)は、図1A中のI−I線に沿った断面を示し、図1C(b)は、図1中のII−II線に沿った断面を示している。
第1の実施形態では、図1Cに示すように、例えば半絶縁性のSiC基板等の基板1上に、バッファ層2、電子走行層3、電子供給層4、及びキャップ層10がこの順で形成されている。バッファ層2及び電子走行層3としては、例えば意図的に不純物のドーピングを行っていないGaN層(i−GaN層)が用いられ、これらの総厚さは3μm程度である。バッファ層2は、基板1の表面に存在する格子欠陥の電子走行層3への伝播を防止している。電子供給層4には、例えばi−AlGaN層とその上に形成されたn−AlGaN層が含まれている。i−AlGaN層は意図的に不純物のドーピングを行っていないAl0.25Ga0.75N層であり、その厚さは5nm程度である。n−AlGaN層はSiが5×1018cm-3程度の濃度でドーピングされたn型のAl0.25Ga0.75N層であり、その厚さは30nm程度である。キャップ層10としては、例えばSiが2×1018cm-3程度の濃度でドーピングされたn型のGaN層(n−GaN層)が用いられ、その厚さは10nm程度である。なお、各AlGaN層におけるAlとGaとの割合は特に限定されない。
キャップ層10上に複数のゲート電極5gが形成されている。ゲート電極5gには、例えばNi膜及びその上に形成されたAu膜が含まれている。Ni膜の厚さは30nm程度であり、Au膜の厚さは100nm程度である。各ゲート電極5gは、図1A及び図1Bに示すように、互いに平行に配置されている。また、各ゲート電極5gの一端はゲート配線9gに共通接続されており、各ゲート電極5gは、ゲート配線9gを基準として同一の方向に延びている。このように、ゲート配線9g及び複数のゲート電極5gは、平面視で櫛歯状に配置されている。更に、ゲート配線9gには、電気信号が入力されるゲートパッド8gが接続されており、ゲート電極5gのゲート幅(長手方向の長さ)は、当該ゲート電極5gが接続されたゲート配線9g上の位置がゲートパッド8gから離間するほど短くなっており、ゲートパッド8gからゲート電極5gの先端までの信号経路の長さが略均一になっている。
また、隣り合うゲート電極5gの間では、キャップ層10に、電子供給層4を露出する開口部10s及び10dが交互に形成されている。開口部10s内にソース電極5sが形成され、開口部10d内にドレイン電極5dが形成されている。ソース電極5s及びドレイン電極5dには、例えばTi膜及びその上に形成されたAl膜が含まれている。Ti膜の厚さは30nm程度であり、Al膜の厚さは300nm程度である。更に、Al膜上にAu膜が形成されていることが好ましい。図1A及び図1Bに示すように、ソース電極5s及びドレイン電極5dは、ゲート電極5gと平行に配置されている。また、各ソース電極5sの一端はソース配線9sに共通接続されており、各ソース電極5sは、ソース配線9sを基準として同一の方向に延びている。更に、ソース配線9sには、ソースパッド8sが接続されている。ソース電極5sのゲート幅方向の寸法は、それが隣接するゲート電極5gのゲート幅に応じて変化している。また、各ドレイン電極5dの一端はドレイン配線9dに共通接続されており、各ドレイン電極5dは、ドレイン配線9dを基準として同一の方向に延びている。更に、ドレイン配線9dには、ドレインパッド8dが接続されている。ドレイン電極5dのゲート幅方向の寸法は一定になっている。
また、ソース電極5s及びドレイン電極5dを覆うシリコン窒化膜6が形成されている。シリコン窒化膜6には開口部6gが形成されており、開口部6gの内側にゲート電極5gが位置している。シリコン窒化膜6の厚さは10nm〜800nm程度(例えば100nm)である。更に、ゲート電極5gを覆う保護膜7がシリコン窒化膜6上に形成されている。保護膜7としては、例えばシリコン窒化膜が用いられる。ゲートパッド8g、ソースパッド8s、及びドレインパッド8dは、保護膜7及びシリコン窒化膜6から露出している。
このように構成された第1の実施形態では、ゲートパッド8gからゲート電極5gの先端までの信号経路の長さが略均一になっているため、ゲートパッド8gに入力された電気信号は、ほぼ同時に各ゲート電極5gまで伝達される。従って、高周波動作時においても、ゲート電極5g間に電位の位相差を生じにくくすることができ、電気信号の遅延を抑制することができる。
ここで、本願発明者が行ったシミュレーションについて説明する。このシミュレーションでは、図1A〜図1Cに示す構造のGaN系HEMT(実施例)、及び図2に示すGaN系HEMT(比較例)について、電気信号の遅延を計算した。なお、図2に示すように、比較例のGaN系HEMTには、実施例と同様に、ゲート電極55g、ゲート配線59g、ゲートパッド58g、ソース電極55s、ソース配線59s、ソースパッド58s、ドレイン電極55d、ドレイン配線59d、及びドレインパッド58d等を設けた。実施例と相違している点は、ゲート電極55gのゲート幅が略均一であり、ソース電極55sのゲート幅方向の寸法が略均一であることである。このような構造は従来の構造と同等である。なお、実施例におけるゲートパッド8gに最も近くに位置するゲート電極5gのゲート幅は0.5mmとし、ゲートパッド8gから最も遠くに位置するゲート電極5gのゲート幅は0.2mmとした。また、これら2個のゲート電極5gの間隔は0.3mmとした。その一方で、比較例におけるゲート電極55gのゲート幅は全て0.5mmとした。また、ゲートパッド58gに最も近くに位置するゲート電極55gとゲートパッド58gから最も遠くに位置するゲート電極55gとの間隔は0.3mmとした。そして、50GHzの高周波動作を行った場合の電気信号の変化をシミュレーションした。この結果を図3に示す。図3(a)は実施例のシミュレーション結果を示し、図3(b)は比較例のシミュレーション結果を示す。図3(a)及び(b)中の実線は、ゲートパッドに最も近くに位置するゲート電極の電気信号を示し、破線は、ゲートパッドから最も遠くに位置するゲート電極の電気信号を示している。
図3(b)に示すように、比較例では、1.9radもの位相差が生じるという結果が得られたのに対し、実施例では、ほんの0.04radの位相差しか生じないという結果が得られた。
次に、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法について説明する。図4A及び図4Bは、第1の実施形態に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図4Aは、図1A中のI−I線に沿った断面を示し、図4Bは、図1中のII−II線に沿った断面を示している。
先ず、図4A(a)及び図4B(a)に示すように、基板1上に、例えば有機金属気相成長(MOVPE:metal organic vapor phase epitaxy)法により、バッファ層2、電子走行層3、電子供給層4、及びキャップ層10をこの順で形成する。
次いで、図4A(b)及び図4B(b)に示すように、キャップ層10に開口部10s及び10dを形成する。開口部10a及び10dは、例えば、不活性ガス及びCl2ガス等の塩素系ガスを用いたドライエッチングにより形成することができる。なお、開口部10s及び10dの深さに関し、キャップ層10の一部を残してもよく、また、電子供給層4の一部を除去してもよい。つまり、開口部10s及び10dの深さはキャップ層10の厚さと一致している必要はない。その後、開口部10s内にソース電極5sを形成し、開口部10d内にドレイン電極5dを形成する。ソース電極5s及びドレイン電極5dは、例えばリフトオフ法により形成することができる。図4B(b)に示す領域には、開口部10s及びソース電極5sは形成しない。
続いて、図4A(c)及び図4B(c)に示すように、全面にシリコン窒化膜6を形成する。
次いで、図4A(d)に示すように、シリコン窒化膜6にゲート電極用の開口部6gを形成する。開口部6gは、例えばドライエッチング、ウェットエッチング又はイオンミリングにより形成することができる。図4B(d)に示す領域には、開口部6gを形成しない。
その後、図4A(e)に示すように、シリコン窒化膜6上に、ゲート電極5gを形成する領域を開口する開口部101gが設けられた下層レジストパターン101を形成する。更に、下層レジストパターン101上に、ゲート電極5gを形成する領域を開口する開口部102gが設けられた上層レジストパターン102を形成する。図4B(e)に示す領域には、開口部101g及び102gは設けられない。
続いて、図4A(f)に示すように、下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102の多層レジストパターンをマスクとして用いて、Ni及びAuの蒸着を行うことにより、ゲート電極5gを形成する。Ni及びAuの蒸着の結果、上層レジストパターン102上に、導電膜103が形成される。図4B(f)に示す領域には、開口部101g及び102gが存在しないため、ゲート電極5gは形成されない。
次いで、図4A(g)及び図4B(g)に示すように、下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102を除去する。下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102の除去に伴って導電膜103も除去される。
その後、図4A(h)及び図4B(h)に示すように、全面に保護膜7を形成する。そして、必要に応じてパッド開口部等を形成して、GaN系HEMT(化合物半導体装置)を完成させる。
なお、ゲートパッド8gから各ゲート電極5gの先端までの信号経路の長さが完全に一致している必要はなく、ゲートパッド8gから離間するほどゲート電極5gが短くなっていれば、従来の技術と比較して、電気信号の遅延を抑制することが可能である。
また、ソース電極5sのゲート幅方向の寸法が、ドレイン電極5dのように一定であってもよい。図5に示すように、ドレイン電極5dのゲート幅方向の寸法も、それが隣接するゲート電極5gのゲート幅に応じて変化していてもよい。更に、図6に示すように、ドレイン配線9dの両側からドレイン電極5dが延び、ドレイン配線9dの両側にゲート電極5g及びソース電極5s等が設けられていてもよい。また、ソース電極5sのゲート幅方向の寸法が一定となり、ドレイン電極5dのゲート幅方向の寸法が、それが隣接するゲート電極5gのゲート幅に応じて変化していてもよい。
参考例
次に、参考例について説明する。図7Aは、参考例に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す平面図であり、図7Bは、参考例に係る化合物半導体装置の電極の位置関係を示す俯瞰図であり、図7Cは、参考例に係る化合物半導体装置の構造を示す断面図である。図7C(a)は、図7A中のI−I線に沿った断面を示し、図7C(b)は、図7中のII−II線に沿った断面を示している。
参考例では、図7Cに示すように、第1の実施形態と同様に、基板1上に、バッファ層2、電子走行層3、電子供給層4、及びキャップ層10がこの順で形成されている。
キャップ層10上に複数のゲート電極25gが形成されている。ゲート電極25gには、例えばNi膜及びその上に形成されたAu膜が含まれている。Ni膜の厚さは30nm程度であり、Au膜の厚さは100nm程度である。各ゲート電極25gは、図7A及び図7Bに示すように、互いに平行に配置されている。また、各ゲート電極25gの一端はゲート配線29gに共通接続されており、各ゲート電極25gは、ゲート配線29gを基準として同一の方向に延びている。このように、ゲート配線29g及び複数のゲート電極25gは、平面視で櫛歯状に配置されている。更に、ゲート配線29gには、電気信号が入力されるゲートパッド28gが接続されている。ゲート電極25gのゲート幅は一定になっている。その一方で、ゲートパッド28gから第n番目に近く位置するゲート電極25gでは、Ni膜及びAu膜の積層体25ggがn個積層されている。このため、ゲート電極25gの厚さは、当該ゲート電極25gが接続されたゲート配線29g上の位置がゲートパッド28gから離間するほど厚くなっている。また、ゲートパッド28gの厚さは、最も厚いゲート電極25gの厚さと同程度である。
また、参考例では、ソース電極5sのゲート幅方向の寸法が、ゲート電極25gのゲート幅方向の寸法と同様に、一定となっている。ソース電極5s、ソース配線9s、ソースパッド8s、ドレイン電極5d、ドレイン配線9d、及びドレインパッド8dの構造は、上記のソース電極5sのゲート幅方向の寸法を除き、第1の実施形態と同様である。また、第1の実施形態と同様に、シリコン窒化膜6及び保護膜7が形成されている。
このように構成された参考例では、ゲートパッド28gから離間するほどゲート電極25gが厚くなっており、ゲート電極25gの抵抗が低くなっている。このため、ゲートパッド28gに入力された電気信号は、ほぼ同時に各ゲート電極25gまで伝達される。従って、高周波動作時においても、ゲート電極25g間に電位の位相差を生じにくくすることができ、電気信号の遅延を抑制することができる。
次に、参考例に係るGaN系HEMTを製造する方法について説明する。図8A及び図8Bは、参考例に係るGaN系HEMTを製造する方法を工程順に示す断面図である。なお、図8Aは、図7A中のI−I線に沿った断面を示し、図8Bは、図7中のII−II線に沿った断面を示している。
先ず、図8A(a)及び図8B(a)に示すように、第1の実施形態と同様にして、開口部6gの形成までの処理を行う。次いで、第1の実施形態におけるゲート電極5gの形成と同様にして、下から第1段目の積層体25ggを開口部6g内に形成する。
その後、図8B(b)に示すように、シリコン窒化膜6上に、下から第2段目の積層体25ggを形成する領域を開口する開口部101gが設けられた下層レジストパターン101を形成する。更に、下層レジストパターン101上に、下から第2段目の積層体25ggを形成する領域を開口する開口部102gが設けられた上層レジストパターン102を形成する。図8A(b)に示す領域には、開口部101g及び102gは設けられない。
続いて、図8B(c)に示すように、下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102の多層レジストパターンをマスクとして用いて、Ni及びAuの蒸着を行うことにより、下から第2段目の積層体25ggを形成する。Ni及びAuの蒸着の結果、上層レジストパターン102上に、導電膜103が形成される。図8A(c)に示す領域には、開口部101g及び102gが存在しないため、下から第2段目の積層体25ggは形成されない。
次いで、図8A(d)及び図8B(d)に示すように、下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102を除去する。下層レジストパターン101及び上層レジストパターン102の除去に伴って導電膜103も除去される。
その後、図8A(b)及び図8B(b)〜図8A(d)及び図8B(d)に示す工程を、形成しようとする積層体25ggが下から第何段目かという点を考慮して開口部101g及び102gを設ける位置を調整しながら繰り返す。この結果、図8A(e)及び図8B(e)に示すように、所定の数の積層体25ggからなる各ゲート電極25gが形成される。
続いて、図8A(f)及び図8B(f)に示すように、全面に保護膜7を形成する。そして、必要に応じてパッド開口部等を形成して、GaN系HEMT(化合物半導体装置)を完成させる。
なお、第1の実施形態及び参考例のいずれにおいても、ゲート電極5g又は25gの形成後に、200℃〜600℃(例えば250℃)の窒素雰囲気中で40分間程度の熱処理を行ってもよい。ゲート電極5g又は25gの形成を、蒸着法以外の成膜方法により行ってもよい。
更に、シリコン窒化膜6に代えて他の絶縁膜が用いられてもよい。ゲート電極5g及び25g、ソース電極5s並びにドレイン電極5dの材料は上述のものに限定されない。
また、第1の実施形態及び参考例が組み合わされていてもよい。つまり、ゲートパッドから離間するほど、ゲート幅が短く、かつゲート電極が高くなっていてもよい。
5g、25g:ゲート電極
5s:ソース電極
5d:ドレイン電極
8g、28g:ゲートパッド
8s:ソースパッド
8d:ドレインパッド
9g、29g:ゲート配線
9s:ソース配線
9d:ドレイン配線

Claims (3)

  1. 基板と、
    前記基板上方に形成された電子走行層と、
    前記電子走行層上方に形成された電子供給層と、
    互いに平行な方向に延びる第1のゲート配線及び第2のゲート配線と、
    前記第1のゲート配線と前記第2のゲート配線との間に設けられ、平面視で前記第1のゲート配線及び前記第2のゲート配線が延びる方向から傾斜した方向に延びるドレイン配線と、
    前記電子供給層上方に形成され、前記第1のゲート配線に接続された複数の第1のゲート電極と、
    前記電子供給層上方に形成され、前記ドレイン配線を間に挟んで前記第1のゲート電極と対向し、前記第2のゲート配線に接続された複数の第2のゲート電極と、
    前記複数の第1のゲート電極の間及び前記複数の第2のゲート電極の間に設けられ、前記ドレイン配線に接続された複数のドレイン電極と、
    前記第1のゲート配線の平面視で前記ドレイン配線との間隔が大きくなる側の端部に接続された第1のゲートパッドと、
    前記第2のゲート配線の平面視で前記ドレイン配線との間隔が大きくなる側の端部に接続された第2のゲートパッドと、
    を有し、
    前記第1のゲート電極のゲート幅は、前記第1のゲートパッドから離間するほど小さくなっており、
    前記第2のゲート電極のゲート幅は、前記第2のゲートパッドから離間するほど小さくなっていることを特徴とする化合物半導体装置。
  2. 前記第1のゲートパッドから前記第1のゲート電極の先端までの信号経路の長さ及び前記第2のゲートパッドから前記第2のゲート電極の先端までの信号経路の長さは、前記複数の第1のゲート電極及び前記複数の第2のゲート電極の間で略等しいことを特徴とする請求項1に記載の化合物半導体装置。
  3. 前記複数の第1のゲート電極の間に配置された複数の第1のソース電極と
    前記複数の第2のゲート電極の間に配置された複数の第2のソース電極と、
    を有し、
    前記複数の第1のソース電極のゲート幅方向の寸法は、前記第1のゲートパッドから離間するほど小さくなっており、
    前記複数の第2のソース電極のゲート幅方向の寸法は、前記第2のゲートパッドから離間するほど小さくなっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の化合物半導体装置。
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