JP6025249B2 - 4輪駆動車の制御装置 - Google Patents

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本発明は、駆動力と制動力で車両に適切なヨーモーメントを付加する4輪駆動車の制御装置に関する。
近年、車両においては、所定の車輪に駆動力や制動力を付加し、車両にヨーモーメントを発生させて車両挙動を制御する様々な技術が提案され、実用化されている。例えば、特開2012−76472号公報(以下、特許文献1)では、旋回内輪の前後力を低減することにより旋回外輪に比して旋回内輪の前後力が小さくなるよう車輪の前後力を制御する旋回補助制御を行う車両の走行制御装置において、車輪の駆動力により車両を駆動することの困難性が高いときには困難性が低いときに比して旋回内輪の前後力の低減力を小さくする技術が開示されている。
特開2012−76472号公報
ところで、所定の車輪に駆動力や制動力を付加するにあたり、これらの単純な組み合わせでは、ドライバがアクセルペダルを踏んで加速意思を有する場合等のドライバ要求を適切に反映して車両挙動を制御することが難しいという課題がある。上述の特許文献1に開示される車両の走行制御装置では、トラクション性能(タイヤのグリップ余裕)を考慮した旋回内輪の駆動力制御になってはいるが、駆動力の配分制御によってスリップ輪の過剰な駆動トルクを他輪へ再配分しつつ、車両のアンダーステア傾向を適切に防止するブレーキ制御の具体的な手法について、すなわち、駆動力配分制御とブレーキ制御との具体的な組み合わせについては何ら開示されていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、駆動力と制動力とを適切な車輪に効率良く付加して車両に最適なヨーモーメントを発生させることができる4輪駆動車の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の4輪駆動車の制御装置の一態様は、前軸と後軸のどちらか一方の主駆動軸と他方の副駆動軸との間に上記主駆動軸と上記副駆動軸間の駆動力配分を可変自在な駆動力配分手段を設け、上記副駆動軸には左右輪間の差動機構に代えて左車輪側と右車輪側のそれぞれに駆動力の伝達を継断自在なクラッチ手段を設けた4輪駆動車の制御装置であって、車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、上記車両の運転状態に基づいて車両に付加するヨーモーメントを目標ヨーモーメントとして算出して該目標ヨーモーメントに応じた目標制駆動力を算出する目標制駆動力算出手段と、上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段による駆動力配分制御で車両に付加自在なヨーモーメントに応じた駆動力を算出する駆動力算出手段と、上記駆動力に基づいて上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段を作動して駆動力配分制御を実行するクラッチ制御手段と、上記目標制駆動力と上記駆動力とを比較して上記駆動力の不足量を制動力として算出する制動力算出手段と、上記制動力を制動力発生手段で発生させる制動力制御手段とを備え、上記主駆動軸の左右輪の平均車輪速と上記副駆動軸の旋回外輪の車輪速とを比較して上記主駆動軸の左右輪の平均車輪速が上記副駆動軸の旋回外輪の車輪速よりも低い場合は、上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段による駆動力配分制御を行うこと無く、上記制動力制御手段による制動力制御のみ実行する。
本発明による4輪駆動車の制御装置によれば、駆動力と制動力とを適切な車輪に効率良く付加して車両に最適なヨーモーメントを発生させることが可能となる。
本発明の実施の一形態による、車両の概略構成を示す説明図である。 本発明の実施の一形態による、制御ユニットの機能ブロック図である。 本発明の実施の一形態による、車両挙動制御のフローチャートである。 本発明の実施の一形態による、ブレーキ制御の前後配分の特性説明図である。 本発明の実施の一形態による、駆動力配分制御とブレーキ制御でヨーモーメントを発生する旋回時の説明図である。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1において、符号1は車両前部に配置されたエンジンを示し、このエンジン1による駆動力は、エンジン1後方の自動変速装置(トルクコンバータ等も含んで図示)2からトランスミッション出力軸2aを経てトランスファ3に伝達される。
このトランスファ3に伝達された駆動力は、リヤドライブ軸4、プロペラシャフト5、ドライブピニオン軸部6を介して後輪終減速装置7に入力される一方、リダクションドライブギヤ8、リダクションドリブンギヤ9、ドライブピニオン軸部となっているフロントドライブ軸10を介して前輪終減速装置11に入力される。ここで、自動変速装置2、トランスファ3および前輪終減速装置11等は、一体にケース12内に設けられている。
また、後輪終減速装置7に入力された駆動力は、後輪左ドライブ軸13rlを経て左後輪14rlに、更に、後輪右ドライブ軸13rrを経て右後輪14rrに伝達自在に構成されている。
前輪終減速装置11に入力された駆動力は、前輪左ドライブ軸13flを経て左前輪14flに、前輪右ドライブ軸13frを経て右前輪14frに伝達される。
トランスファ3は、リダクションドライブギヤ8側に設けたドライブプレート15aとリヤドライブ軸4側に設けたドリブンプレート15bとを交互に重ねて構成した駆動力配分手段としてのトルク伝達容量可変型クラッチである湿式多板クラッチ(トランスファクラッチ)15と、このトランスファクラッチ15の締結力(後軸駆動トルク)を可変自在に付与するトランスファピストン16とにより構成されている。従って、本車両は、トランスファピストン16による押圧力を制御し、トランスファクラッチ15の締結力を制御することで、トルク配分比が前輪(主駆動軸)と後輪(副駆動軸)で、例えば100:0から50:50の間で可変できるフロントエンジン・フロントドライブ車ベース(FFベース)の4輪駆動車となっている。
トランスファピストン16の押圧力は、複数のソレノイドバルブ等を擁した油圧回路で構成するトランスファクラッチ駆動部31trcで与えられる。このトランスファクラッチ駆動部31trcを駆動させる制御信号(トランスファクラッチ締結力Pt)は、後述する制御ユニット30から出力される。
また、後輪終減速装置7は、差動機構を有すること無く、後輪左ドライブ軸13rlには、駆動力の伝達を継断自在なクラッチ手段としての左ホイールクラッチ17lが介装される一方、後輪右ドライブ軸13rrには、駆動力の伝達を継断自在なクラッチ手段としての右ホイールクラッチ17rが介装されている。これら左右のホイールクラッチ17l,17rは、それぞれのドライブ軸13rl,13rr間を継断するにあたり、公知の回転数の同期がとられて実行されるように構成されている。これら左右のホイールクラッチ17l,17rは、それぞれ複数のソレノイドバルブ等を擁した油圧回路で構成する左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrにより作動される。そして、これら左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrを駆動させる制御信号は、後述する制御ユニット30から出力される。
符号32は車両のブレーキ駆動部を示し、このブレーキ駆動部32には、ドライバにより操作される、図示しないブレーキペダルと接続されたマスターシリンダが接続されており、ドライバがブレーキペダルを操作する(踏み込む)とマスターシリンダにより、ブレーキ駆動部32を通じて、4輪14fl,14fr,14rl,14rrの各ホイールシリンダ(左前輪ホイールシリンダ18fl,右前輪ホイールシリンダ18fr,左後輪ホイールシリンダ18rl,右後輪ホイールシリンダ18rr:制動力発生手段)にブレーキ圧が導入され、これにより4輪にブレーキがかかって制動される。
ブレーキ駆動部32は、加圧源、減圧弁、増圧弁等を備えたハイドロリックユニットで、制御部30等からの入力信号に応じて、各ホイールシリンダ18fl,18fr,18rl,18rrに対して、それぞれ独立にブレーキ圧を導入自在に形成されている。
次に、制御ユニット30について説明する。
制御ユニット30には、運転状態検出手段としての、各車輪14fl,14fr,14rl,14rrの車輪速センサ(左前輪車輪速センサ21fl,右前輪車輪速センサ21fr,左後輪車輪速センサ21rl,右後輪車輪速センサ21rr)、ハンドル角センサ22、ヨーレートセンサ23、エンジン回転数センサ24、吸入空気量センサ25、自動変速装置2の変速制御等を行うトランスミッション制御部26、アクセル開度センサ27が接続され、各車輪の車輪速(左前輪車輪速ωfl,右前輪車輪速ωfr,左後輪車輪速ωrl,右後輪車輪速ωrr)、ハンドル角θH、ヨーレートγ、エンジン回転数ωEG、吸入空気量mair、トランスミッションギヤ比GTM、アクセル開度θACCの各信号が入力される。
そして、制御ユニット30は、車両のアンダーステア傾向を抑制するヨーモーメントを目標ヨーモーメントMztとして算出し、この目標ヨーモーメントMztに応じた目標制駆動力Fxを算出し、トランスファクラッチ15と左右のホイールクラッチ17l,17rによる駆動力配分制御で車両に付加自在なヨーモーメントに応じた駆動力を後軸旋回外輪の目標駆動力Fdとして算出し、目標制駆動力Fxと後軸旋回外輪の目標駆動力Fdとを比較して後軸旋回外輪の目標駆動力Fdの不足量を旋回内輪の目標制動力Fbとして算出し、後軸旋回外輪の目標駆動力Fdは、後軸の旋回外輪側のホイールクラッチを締結すると共に、旋回内輪側のホイールクラッチを開放し、トランスファクラッチ15の締結力を制御して発生させ、旋回内輪の目標制動力Fbは、ドライバの加速意思に応じて前後配分してブレーキ駆動部32を制御して付加する。この際、前軸の左右輪の平均車輪速((ωfl+ωfr)/2)が後軸の旋回外輪の車輪速よりも低い場合には、上述のトランスファクラッチ15と左右のホイールクラッチ17l,17rによる駆動力配分制御を行うこと無く、上述のブレーキ制御のみ実行して、車両にヨーモーメントを発生させる。
このため、制御部ユニット30は、図2に示すように、車速算出部30a、目標ヨーレート算出部30b、ヨーレート偏差算出部30c、目標ヨーモーメント算出部30d、目標制駆動力算出部30e、エンジントルク算出部30f、トランスミッション出力トルク算出部30g、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30h、旋回内輪の目標制動力算出部30i、ブレーキ制御の前後配分設定部30j、ブレーキ液圧算出部30k、クラッチ締結判定部30l、トランスファクラッチ締結力算出部30m、クラッチ制御部30nから主要に構成されている。
車速算出部30aは、各車輪の車輪速センサ21fl,21fr,21rl,21rrから各車輪の車輪速ωfl,ωfr,ωrl,ωrrが入力される。そして、例えば、これら各車輪の車輪速ωfl,ωfr,ωrl,ωrrの平均を算出する等して、車速Vを算出し、目標ヨーレート算出部30bに出力する。
目標ヨーレート算出部30bは、ハンドル角センサ22からハンドル角θHが入力され、車速算出部30aから車速Vが入力される。そして、例えば、以下の(1)式により、目標ヨーレートγtを算出し、ヨーレート偏差算出部30cに出力する。
γt=(1/(1+A・V))・(V/l)・(θH/n) …(1)
ここで、Aはスタビリティファクタ、lはホイールベース、nはステアリングギヤ比である。
ヨーレート偏差算出部30cは、ヨーレートセンサ23からヨーレートγが入力され、目標ヨーレート算出部30bから目標ヨーレートγtが入力される。そして、以下の(2)式により、ヨーレート偏差Δγを算出し、目標ヨーモーメント算出部30dに出力する。
Δγ=γ−γt …(2)
目標ヨーモーメント算出部30dは、ハンドル角センサ22からハンドル角θHが入力され、ヨーレート偏差算出部30cからヨーレート偏差Δγが入力される。そして、例えば、以下の(3)式、或いは、(4)式により、目標ヨーモーメントMztを設定して旋回外輪駆動力算出部30eに出力する。
・|Δγ|>e、且つ、ヨーレート偏差Δγとハンドル角θHが異符号の場合:
Mzt=GMZ・Δγ …(3)
・上記以外の場合:Mzt=0 …(4)
ここで、eは予め実験、計算等により設定した作動閾値、GMZは予め実験、計算等により設定したヨーモーメントゲインである。すなわち、目標とする車両挙動と実際の車両挙動の差が大きく(|Δγ|>e)、且つ、車両挙動がアンダーステア傾向(ヨーレート偏差Δγとハンドル角θHが異符号)の場合には、上述の(3)式により、車両に付加する目標ヨーモーメントMztを算出し、それ以外の場合には車両に付加する目標ヨーモーメントMztを0とするのである。
目標制駆動力算出部30eは、目標ヨーモーメント算出部30dから目標ヨーモーメントMztが入力される。そして、例えば、以下の(5)式により、目標制駆動力Fxを算出して後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30h、旋回内輪の目標制動力算出部30iに出力する。
Fx=2・|Mzt|/w …(5)
ここで、wは後軸トレッドである。このように、目標制駆動力算出部30eは、目標制駆動力算出手段として設けられている。
エンジントルク算出部30fは、エンジン回転数センサ24からエンジン回転数ωEGが入力され、吸入空気量センサ25から吸入空気量mairが入力される。そして、例えば、予め設定しておいたマップ(エンジン特性のマップ)を参照してエンジントルクTEGを設定し、トランスミッション出力トルク算出部30gに出力する。
トランスミッション出力トルク算出部30gは、トランスミッション制御部26からトランスミッションギヤ比GTMが入力され、エンジントルク算出部30fからエンジントルクTEGが入力される。そして、例えば、以下の(6)式により、トランスミッション出力トルクTTMを算出し、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hに出力する。
TTM=TEG・GTM …(6)
後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hは、目標制駆動力算出部30eから目標制駆動力Fxが入力され、トランスミッション出力トルク算出部30gからトランスミッション出力トルクTTMが入力される。そして、例えば、以下の(7)式により、後軸旋回外輪の目標駆動力Fdを算出し、旋回内輪の目標制動力算出部30i、トランスファクラッチ締結力算出部30mに出力する。
Fd=min(Fx,(TTM・GFr/Rt)) …(7)
ここで、Rtはタイヤ半径、GFrは後軸の終減速比を示す。また、min(Fx,(TTM・GFr/Rt))は、Fxと(TTM・GFr/Rt)の小さい方を示す。すなわち、換言すれば、後軸旋回外輪の目標駆動力Fdは、トランスミッション出力トルクTTMを上限として、目標ヨーモーメントMztに応じて設定される(アンダーステア傾向防止要求に応じた)目標制駆動力Fxに制御されるようになっている。このように、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hは、駆動力算出手段として設けられている。
旋回内輪の目標制動力算出部30iは、目標制駆動力算出部30eから目標制駆動力Fxが入力され、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hから後軸旋回外輪の目標駆動力Fdが入力される。そして、例えば、以下の(8)式により、旋回内輪の目標制動力Fbを算出し、ブレーキ液圧算出部30kに出力する。
Fb=Fx−Fd …(8)
このように、旋回内輪の目標制動力算出部30iは、制動力算出手段として設けられている。
ブレーキ制御の前後配分設定部30jは、アクセル開度センサ27からアクセル開度θACCが入力される。そして、例えば、図4に示すような、予め実験、計算等により設定しておいたブレーキ制御の前後配分Dbの特性マップを参照して、アクセル開度θACCに応じたブレーキ制御の前後配分Dbを設定し、ブレーキ液圧算出部30kに出力する。
本実施形態によるブレーキ制御の前後配分Dbの特性では、「1.0」が前輪側100%:後輪側0%の配分でブレーキ力を付加することを示し、「0」が前輪側0%:後輪側100%の配分でブレーキ力を付加することを示している。アクセル開度θACCがθACCSまでの低い領域で、ドライバの加速意思が無い、或いは、定速走行を行うと思われる領域までは、前:後、50%:50%の割合でブレーキ力が付加されるようになっているが、それ以上(θACCS以上)のアクセル開度の領域では、ドライバに加速意思があると判断されて、エンジン1からの駆動力が伝達される主駆動軸側の前軸側に加えられるブレーキ力の割合が次第に低減されて、ドライバの加速意思に応じた駆動力配分制御機能を損なうこと無くブレーキ力によるヨーモーメント制御が行えるようになっている。
尚、車両によっては、ブレーキ制御の前後配分Dbを、上述のような特性マップにより細かく設定することなく、アクセルペダルがOFFの状態で、前:後、50%:50%のブレーキ配分とし、アクセルペダルがONの状態で、前:後、0%:100%のブレーキ配分と設定するようにしても良い。
ブレーキ液圧算出部30kは、旋回内輪の目標制動力算出部30iから旋回内輪の目標制動力Fbが入力され、ブレーキ制御の前後配分設定部30jからブレーキ制御の前後配分Dbが入力される。そして、例えば、以下の(9)式により旋回内側前輪のブレーキ液圧Pbfを算出し、以下の(10)式により旋回内側後輪のブレーキ液圧Pbrを算出してブレーキ駆動部32に出力する。
Pbf=Fb・Db・Cbf …(9)
Pbr=Fb・(1−Db)・Cbr …(10)
ここで、Cbf、Cbrは、ブレーキ諸元で決まる定数である。このように、ブレーキ制御の前後配分設定部30j、ブレーキ液圧算出部30kは制動力制御手段として設けられている。
クラッチ締結判定部30lは、各車輪の車輪速センサ21fl,21fr,21rl,21rrから各車輪の車輪速ωfl,ωfr,ωrl,ωrrが入力され、ハンドル角センサ22からハンドル角θHが入力される。そして、以下の(11)式の条件(主駆動軸左右輪の平均車輪速≧副駆動軸旋回外輪の車輪速の条件)が成立するか否か判定し、判定結果をトランスファクラッチ締結力算出部30m、クラッチ制御部30nに出力する。
(ωfl+ωfr)/2≧ωout …(11)
ここで、ωoutは後軸の旋回外輪の車輪速を示す。
トランスファクラッチ締結力算出部30mは、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hから後軸旋回外輪の目標駆動力Fdが入力され、クラッチ締結判定部30lから上述の(11)式のクラッチの締結判定結果が入力される。そして、上述の(11)式の判定が成立している場合には、旋回外側後輪に駆動力を配分して車両のアンダーステア傾向を防止すべく、例えば、以下の(12)式により、トランスファクラッチ締結力Ptを算出し、クラッチ制御部30nに出力する。
Pt=Fd・Rt/GFr・Ct …(12)
ここで、Ctはクラッチ諸元で決まる定数である。尚、上述の(11)式の判定が成立していない場合((ωfl+ωfr)/2<ωoutの場合)は、後輪への駆動力配分により車両のアンダーステア傾向を防止することができない状態にあると判断し、また、トランスファクラッチ15を締結すると、後軸の旋回外輪から前軸側へトルクが循環する虞があるため、トランスファクラッチ締結力Ptの算出は行わない。
クラッチ制御部30nは、クラッチ締結判定部30lから上述の(11)式のクラッチの締結判定結果が入力され、トランスファクラッチ締結力算出部30mからトランスファクラッチ締結力Ptが入力される。そして、上述の(11)式が成立している場合には、車両のアンダーステア傾向を防止すべく、左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrのどちらかの旋回外輪側の駆動部に信号を出力して旋回外輪側のホイールクラッチを締結させると共に、左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrのどちらかの旋回内輪側の駆動部に信号を出力して旋回内輪側のホイールクラッチを開放させる。そして、トランスファクラッチ締結力Ptをトランスファクラッチ駆動部31trcに出力して、トランスファクラッチ締結力Ptでトランスファクラッチ15を締結させる。これにより、トランスファクラッチ締結力Ptに応じた駆動トルクが前軸側から後軸の旋回外輪のホイールクラッチを介して旋回外輪に伝達されて、車両にヨーモーメントが付加されて、アンダーステア傾向が抑制される。また、上述の(11)式の判定が成立していない場合((ωfl+ωfr)/2<ωoutの場合)は、上述の如く、後輪への駆動力配分により車両のアンダーステア傾向を防止することができない状態にあると判断し、また、トランスファクラッチ15を締結すると、後軸の旋回外輪から前軸側へトルクが循環する虞があるため、トランスファクラッチ駆動部31trc、左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrに信号を出力して、全てのクラッチ(トランスファクラッチ15、左右のホイールクラッチ17l、17r)を開放させる。このように、クラッチ締結判定部30l、トランスファクラッチ締結力算出部30m、クラッチ制御部30nでクラッチ制御手段が構成されている。
上記の如く構成される制御ユニット30で実行される車両挙動制御を、図3のフローチャートで説明する。
まず、ステップ(以下、「S」と略称)S101で、必要パラメータ、すなわち、4輪車輪速ωfl,ωfr,ωrl,ωrr、ハンドル角θH、ヨーレートγ、エンジン回転数ωEG、吸入空気量mair、トランスミッションギヤ比GTM、アクセル開度θACC等の各信号を読み込む。
次に、S102に進み、目標ヨーレート算出部30bで、前述の(1)式により、目標ヨーレートγtを算出する。
次いで、S103に進み、ヨーレート偏差算出部30cで、前述の(2)式により、ヨーレート偏差Δγを算出する。
次に、S104に進み、目標ヨーモーメント算出部30dで、前述の(3)式、或いは、(4)式により、目標ヨーモーメントMztを設定する。
次いで、S105に進んで、目標制駆動力算出部30eで、前述の(5)式により、目標制駆動力Fxを算出する。
次に、S106に進み、トランスミッション出力トルク算出部30gで、前述の(6)式により、トランスミッション出力トルクTTMを算出する。
次いで、S107に進んで、後軸旋回外輪の目標駆動力算出部30hで、前述の(7)式により、後軸旋回外輪の目標駆動力Fdを算出する。
そして、S108に進み、クラッチ締結判定部30lで、前述の(11)式、すなわち、(ωfl+ωfr)/2≧ωout(主駆動軸左右輪の平均車輪速≧副駆動軸旋回外輪の車輪速)が成立するか否か判定する。この判定の結果、(ωfl+ωfr)/2≧ωoutが成立する場合は、S109に進み、トランスファクラッチ締結力算出部30mで、前述の(12)式により、トランスファクラッチ締結力Ptを算出する。
その後、S110に進んで、クラッチ制御部30nは、車両のアンダーステア傾向を防止すべく、左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrのどちらかの旋回外輪側の駆動部に信号を出力して旋回外輪側のホイールクラッチを締結させると共に、左右のホイールクラッチ駆動部31wcl,31wcrのどちらかの旋回内輪側の駆動部に信号を出力して旋回内輪側のホイールクラッチを開放させる。
次いで、S111に進み、クラッチ制御部30nは、トランスファクラッチ締結力Ptをトランスファクラッチ駆動部31trcに出力して、トランスファクラッチ締結力Ptでトランスファクラッチ15を締結させる。これにより、トランスファクラッチ締結力Ptに応じた駆動トルクが前軸側から後軸の旋回外輪のホイールクラッチを介して旋回外輪に伝達されて、車両にヨーモーメントが付加されて、アンダーステア傾向が抑制される。
次に、S112に進み、旋回内輪の目標制動力算出部30iで、前述の(8)式により、駆動力配分制御によるアンダーステア防止機能が不足する分の制御量である、旋回内輪の目標制動力Fbを算出する。
次いで、S113に進んで、ブレーキ制御の前後配分設定部30jで、図4に示すような、予め実験、計算等により設定しておいたブレーキ制御の前後配分Dbの特性マップを参照して、アクセル開度θACCに応じたブレーキ制御の前後配分Dbを設定する。
そして、S114に進み、ブレーキ液圧算出部30kで、前述の(9)式により旋回内側前輪のブレーキ液圧Pbfを算出し、(10)式により旋回内側後輪のブレーキ液圧Pbrを算出してブレーキ駆動部32に出力してルーチンを抜ける。
一方、前述のS108で、クラッチ締結判定部30lにおいて、(ωfl+ωfr)/2≧ωoutの条件が成立しない場合((ωfl+ωfr)/2<ωoutの場合)は、後輪への駆動力配分により車両のアンダーステア傾向を防止することができない状態にあると判断し、また、トランスファクラッチ15を締結すると、後軸の旋回外輪から前軸側へトルクが循環する虞があるため、前述のS109−S111の駆動力配分制御を行うことなく、S112にジャンプする。
すなわち、図5に示すように、S108で、(ωfl+ωfr)/2≧ωout(主駆動軸左右輪の平均車輪速≧副駆動軸旋回外輪の車輪速)が成立する場合は、S109−S111の駆動力配分制御を行って、前軸の駆動力を後軸の旋回外輪に移動させ、アンダーステアを防止する。そして、この駆動力配分制御によるアンダーステア防止機能の制御量の不足分は旋回内側の前後輪に対するブレーキ制御により発生させ(S112−S114)、適切で精度の良いアンダーステア防止機能を得られるようになっている。このブレーキ制御の前後輪の配分は、アクセル開度θACCに応じて設定され、ドライバの加速意思に応じた駆動力配分制御機能を損なうこと無くブレーキ力によるヨーモーメント制御が行えるようになっている。
このように本発明の実施の形態によれば、車両のアンダーステア傾向を抑制するヨーモーメントを目標ヨーモーメントMztとして算出し、この目標ヨーモーメントMztに応じた目標制駆動力Fxを算出し、トランスファクラッチ15と左右のホイールクラッチ17l,17rによる駆動力配分制御で車両に付加自在なヨーモーメントに応じた駆動力を後軸旋回外輪の目標駆動力Fdとして算出し、目標制駆動力Fxと後軸旋回外輪の目標駆動力Fdとを比較して後軸旋回外輪の目標駆動力Fdの不足量を旋回内輪の目標制動力Fbとして算出し、後軸旋回外輪の目標駆動力Fdは、後軸の旋回外輪側のホイールクラッチを締結すると共に、旋回内輪側のホイールクラッチを開放し、トランスファクラッチ15の締結力を制御して発生させ、旋回内輪の目標制動力Fbは、ドライバの加速意思に応じて前後配分してブレーキ駆動部32を制御して付加する。このため、たとえ、左右輪別々のクラッチ要素を有する4輪駆動車であっても、左右輪のクラッチ要素は、ホイールクラッチ17l,17rで構成して締結/開放のみの制御で良いため、クラッチ要素の機差による左右差や偏走を防止しつつ、トランスファクラッチ15を制御して主駆動輪のスリップを抑えて適切なヨーモーメントを車両に付加することができる。後軸旋回外輪の目標駆動力Fdは、トランスミッション出力トルクTTMを上限として、目標ヨーモーメントMztに応じて設定される(アンダーステア傾向防止要求に応じた)目標制駆動力Fxに制御されるようになっているので、トランスファクラッチ15の過剰な締結力による駆動系の内部循環トルクを防止しつつ、主駆動輪のスリップを抑えることができる。そして、駆動力配分制御によるアンダーステア防止機能の制御量の不足分は旋回内側の前後輪に対するブレーキ制御により発生させ、適切で精度の良いアンダーステア防止機能を得られるようになっている。このブレーキ制御の前後輪の配分は、アクセル開度θACCに応じて設定され、ドライバの加速意思に応じた駆動力配分制御機能を損なうこと無くブレーキ力によるヨーモーメント制御が行えるようになっている。このように駆動力と制動力とを適切な車輪に効率良く付加して車両に最適なヨーモーメントを発生させることが可能となっている。
尚、本発明の実施の形態では、主駆動軸を車両の前軸とし、副駆動軸を車両の後軸とした例で説明したが、主駆動軸を車両の後軸とし、副駆動軸を車両の前軸とする車両においても適用できる。
また、本発明の実施の形態では、前後軸間の駆動力配分を、トランスファクラッチ15で配分する車両を例に説明したが、前軸側の駆動力と後軸側の駆動力を各々異なる駆動源で駆動するように構成し、これら駆動源の制御により駆動力配分するような車両においても適用できることは云うまでもない。例えば、前軸側をエンジンによる駆動力で駆動し、後軸側を電動モータによる駆動力で駆動する車両であっても良い。
更に、本発明の実施の形態では、目標ヨーモーメントMztの算出に、目標とする車両挙動のパラメータとして目標ヨーレートγtを採用し、実際の車両挙動のパラメータとして検出されたヨーレートγを採用しているが、他に、目標とする車両挙動のパラメータとして目標横加速度を採用し、実際の車両挙動のパラメータとして検出された横加速度を採用するようにしても良い。
1 エンジン
2 自動変速装置
3 トランスファ
4 リヤドライブ軸
5 プロペラシャフト
6 ドライブピニオン軸部
7 後輪終減速装置
8 リダクションドライブギヤ
9 リダクションドリブンギヤ
10 フロントドライブ軸
11 前輪終減速装置
13fl、13fr、13rl、13rr ドライブ軸
14fl、14fr、14rl、14rr 車輪
15 トランスファクラッチ(駆動力配分手段)
17l、17r ホイールクラッチ(クラッチ手段)
18fl、18fr、18rl、18rr ホイールシリンダ(制動力発生手段)
21fl、21fr、21rl、21rr 車輪速センサ(運転状態検出手段)
22 ハンドル角センサ(運転状態検出手段)
23 ヨーレートセンサ(運転状態検出手段)
24 エンジン回転数センサ(運転状態検出手段)
25 吸入空気量センサ(運転状態検出手段)
26 トランスミッション制御部(運転状態検出手段)
27 アクセル開度センサ(運転状態検出手段)
30 制御ユニット
30a 車速算出部
30b 目標ヨーレート算出部
30c ヨーレート偏差算出部
30d 目標ヨーモーメント算出部
30e 目標制駆動力算出部(目標制駆動力算出手段)
30f エンジントルク算出部
30g トランスミッション出力トルク算出部
30h 後軸旋回外輪の目標駆動力算出部(駆動力算出手段)
30i 旋回内輪の目標制動力算出部(制動力算出手段)
30j ブレーキ制御の前後配分設定部(制動力制御手段)
30k ブレーキ液圧算出部(制動力制御手段)
30l クラッチ締結判定部(クラッチ制御手段)
30m トランスファクラッチ締結力算出部(クラッチ制御手段)
30n クラッチ制御部(クラッチ制御手段)
31trc トランスファクラッチ駆動部
31wcl、31wcr ホイールクラッチ駆動部
32 ブレーキ駆動部

Claims (8)

  1. 前軸と後軸のどちらか一方の主駆動軸と他方の副駆動軸との間に上記主駆動軸と上記副駆動軸間の駆動力配分を可変自在な駆動力配分手段を設け、上記副駆動軸には左右輪間の差動機構に代えて左車輪側と右車輪側のそれぞれに駆動力の伝達を継断自在なクラッチ手段を設けた4輪駆動車の制御装置であって、
    車両の運転状態を検出する運転状態検出手段と、
    上記車両の運転状態に基づいて車両に付加するヨーモーメントを目標ヨーモーメントとして算出して該目標ヨーモーメントに応じた目標制駆動力を算出する目標制駆動力算出手段と、
    上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段による駆動力配分制御で車両に付加自在なヨーモーメントに応じた駆動力を算出する駆動力算出手段と、
    上記駆動力に基づいて上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段を作動して駆動力配分制御を実行するクラッチ制御手段と、
    上記目標制駆動力と上記駆動力とを比較して上記駆動力の不足量を制動力として算出する制動力算出手段と、
    上記制動力を制動力発生手段で発生させる制動力制御手段とを備え
    上記主駆動軸の左右輪の平均車輪速と上記副駆動軸の旋回外輪の車輪速とを比較して上記主駆動軸の左右輪の平均車輪速が上記副駆動軸の旋回外輪の車輪速よりも低い場合は、上記駆動力配分手段と上記クラッチ手段による駆動力配分制御を行うこと無く、上記制動力制御手段による制動力制御のみ実行することを特徴とする4輪駆動車の制御装置。
  2. 上記駆動力算出手段で算出した駆動力は、上記副駆動軸の旋回外輪側のクラッチ手段を締結すると共に、旋回内輪側のクラッチ手段を開放し、上記駆動力配分手段を制御して伝達することを特徴とする請求項1記載の4輪駆動車の制御装置。
  3. 上記駆動力算出手段で算出される上記駆動力は、上記目標制駆動力とトランスミッション出力トルクに応じた駆動力の小さい方に設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の4輪駆動車の制御装置。
  4. 上記制動力算出手段で算出される上記制動力の上記主駆動軸側と上記副駆動軸側の配分は、ドライバの加速意思に応じて可変設定されるものであって、ドライバの加速意思が高い程、上記主駆動軸側の制動力配分が小さくなる方向に配分されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の4輪駆動車の制御装置。
  5. 上記目標ヨーモーメントは、車両のアンダーステア傾向を抑制するヨーモーメントであることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の4輪駆動車の制御装置。
  6. 上記駆動力配分手段は、トルク伝達容量可変型の油圧多板クラッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の4輪駆動車の制御装置。
  7. 上記駆動力の伝達を継断自在なクラッチ手段は、ホイールクラッチであることを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか一つに記載の4輪駆動車の制御装置。
  8. 上記主駆動軸は車両の前軸であり、上記副駆動軸は車両の後軸であることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか一つに記載の4輪駆動車の制御装置。
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