JP6025175B2 - 間欠接着型光ファイバテープ - Google Patents

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本発明は、間欠接着型光ファイバテープに関するものである。
光ケーブルの細径高密度化を目的として、図1に示すような、複数本の単心の光ファイバ心線(単心被覆光ファイバ)11を互いにほぼ平行に並べ、隣接する単心被覆光ファイバ11同士を当該単心被覆光ファイバ11の長手方向または長手方向および幅方向に対して間欠的に配置された接着部(樹脂部)12により接着してなる間欠接着型光ファイバテープ(以下、間欠テープ)10を実装した光ケーブルが提案されている(特許文献1参照)。このような構造とすることで、細径高密度、かつ安定な光損失特性や長期信頼性を確保し、複数本の光ファイバを一括で接続することが可能な光ケーブルを実現している。
なお、ここで「長手方向または長手方向および幅方向」という表現を用いたのは、間欠テープを構成する単心被覆光ファイバが2本であれば接着部は長手方向に対してのみ間欠的に配置され、3本以上であれば接着部は長手方向および幅方向の両方に対して間欠的に配置されることになるからである。
前述した間欠テープは、従来より周知の、複数本の単心被覆光ファイバを互いにほぼ平行に並べて一括被覆を施した光ファイバテープと構造が異なることから、線状材料を束ねた工具(ブラシ)にて単心に分離する方法が提案されている(特許文献2参照)。
即ち、図2に示すように、直径が単心被覆光ファイバ11の外径以下の線状材料21を複数束ねたブラシ20を、間欠テープ10の上面から押し付ける(図2(a))ことで、その線状材料21が単心被覆光ファイバ11同士の間に入り込み、さらにブラシ20をそのまま間欠テープ10の長手方向にスライドさせることで、単心被覆光ファイバ11同士を接着している接着部12を破断または剥離させ、分離するものである(図2(b))。
しかし、このような単心分離作業を行う場合、特許文献1等に記載の、従来の間欠テープでは、以下のような課題があった。
従来の間欠テープ10において、周知の光ファイバテープの場合と同様に複数本、例えば4心の単心被覆光ファイバ11について一括接続を行おうとしたとき、当該4心の単心被覆光ファイバ11が一体となって、かつ順番に整列されていることが重要である。このため、隣接する単心被覆光ファイバ11同士を接着するための接着部12は、その長手方向に長ければ長いほど周知の光ファイバテープに近い構造となり、4心としての一体感が増加する。
しかし、特許文献2に記載のようなブラシ20によって単心分離作業を行う場合、隣接する2心の単心被覆光ファイバ11同士が接着されていない部分に、ブラシ20の線状材料21が入り込む必要がある。言い換えれば、接着部12が形成されている部分にブラシ20を押し当てても、単心被覆光ファイバ11同士の間にその線状材料21は入り込まない。従って、光ファイバテープとしての一体感が増加するほどブラシ20が入り込み難く、単心分離作業が行い難いという課題があった。
なお、間欠テープ10の長手方向に対応するブラシ20の大きさを、接着部12の長手方向に対応する長さよりも十分に大きくすることで、この課題を解決することもできるが、ブラシ20は手などで持って作業を行うため、大きすぎると作業性が良くない。具体的には、ブラシ20の前述した大きさは1〜2cm程度で、指でつまんで持てる程度であることが望ましい。
一方、長手方向に間欠的に配置された各接着部12同士の間隔を短くしていくことによっても、周知の光ファイバテープに近い構造となるため、光ファイバテープとしての一体感を高めることができる。この場合、接着部12の長手方向の長さを短く、即ち隣接する2心の単心被覆光ファイバ11間の接着されていない部分を長くすることができる。しかし、その場合、間欠テープ10は、長手方向に対して短い区間で4心の単心被覆光ファイバ11が一体化されていることになり、特許文献1に記載されているような、高密度実装構造の光ケーブルを曲げた際に当該間欠テープ10に加わる歪みを小さくすることができない。
以上の理由により、単心分離作業性を確保しようとした場合、接続作業性と高密度実装時の特性を両立できないという課題があった。
本発明の間欠接着型光ファイバテープは、複数本の単心被覆光ファイバを互いにほぼ平行に並べ、隣接する単心被覆光ファイバ同士を当該単心被覆光ファイバの長手方向および幅方向に対して間欠的に配置された接着部により接着してなる間欠接着型光ファイバテープにおいて、前記接着部は、単心被覆光ファイバの長手方向に対して所定間隔離隔して配置される2以上の部分接着部からなり、前記所定間隔は、前記単心被覆光ファイバの外径以上であることを特徴とする。
本発明によれば、接着部単位では長手方向に十分な長さを確保しつつ、単心分離作業時に用いるブラシの線状材料が入り込む隙間を設けることができるため、光損失増加を生じることなく単心分離作業を確実に行うことが可能な間欠接着型光ファイバテープを実現できる。
従来の間欠接着型光ファイバテープの一例を示す斜視図 従来の単心分離工具による単心分離作業の説明図 本発明の間欠接着型光ファイバテープの実施の形態の一例を示す斜視図 従来および本発明の間欠接着型光ファイバテープの接着部の具体例を示す説明図 光ケーブルの一例を示す断面図 光ケーブルの他の例を示す断面図 光ケーブルの他の例を示す断面図 光ケーブルの他の例を示す断面図 光ケーブルの他の例を示す断面図
以下、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。
図3は本発明の間欠接着型光ファイバテープの実施の形態の一例を示すもので、本実施の形態の間欠接着型光ファイバテープ30(以下、間欠テープ30)は、複数本、ここでは4本、互いにほぼ平行に並べた単心被覆光ファイバ31と、隣接する2心の単心被覆光ファイバ31のみを接着する接着部32とを備えて構成されている。
ここで、接着部32は単心被覆光ファイバ31の長手方向および幅方向に対して間欠的に配置され、さらに各接着部32は単心被覆光ファイバ11の長手方向に対して所定間隔離隔して配置される2以上、ここでは7つの部分接着部32aからなっている。
前記構成によれば、接着部32は、図3に示すように部分接着部32aとその間の隙間(非接着部)32bとが交互に形成される構造であるため、接着部32全体としては各部分接着部32aにより長手方向に十分な長さを確保できるとともに、単心分離作業用のブラシの線状材料を挿入可能な隙間32bを確保できることとなる。従って、単心分離作業を確実に行うことができ、かつ一括接続する際に光ファイバテープとしての一体感を確保でき、さらに光ケーブル内に高密度に実装した際の歪みを抑制することが可能となる。
図4は本発明の実現性を確認するために作製した、間欠テープの接着部の具体例を示すもので、同図(a)は従来技術による間欠テープ、同図(b)は本発明による間欠テープの例を示す。詳細には、従来および本発明の間欠テープの両方において、単心被覆光ファイバの長手方向に対する各接着部の長さを20mm、単心被覆光ファイバの長手方向に隣接する2つの接着部間の間隔を30mmとし、さらに本発明の間欠テープの接着部では部分接着部間の間隔を3mmとした。
この間欠テープをブラシを用いて単心分離作業を行った。また、作業に用いたブラシは、外径100μmの線状材料を束ねた歯ブラシを用いた。この時、作業を行ってもブラシが単心被覆光ファイバ同士の間に入り込まず分離しないことがあるため、分離しなかった場合は、単心に分離するまで作業を繰り返すこととした。
このように単心分離作業を行った回数を記録した結果、その作業回数の平均値は、従来の間欠テープの場合は1.78、本発明の間欠テープの場合は1.66であった。
この結果からわかるように、本発明の間欠テープの方が作業回数が少なくて済む。即ち接着部32が複数の隙間32bを有することによって、作業回数を低減できるという効果を確認できる。
この接着部32における隙間32bの長さ、即ち各部分接着部32a間の間隔は、単心分離作業に用いるブラシの線状材料の一本一本の外径より大きければ良い。一方、ブラシの外径は、単心被覆光ファイバ同士の隙間に入り込むことを考えると、単心被覆光ファイバの外径以下であることが望ましい。
従って、一般的な外径250μmの単心被覆光ファイバを用いた間欠テープの場合、接着部32における各部分接着部32a間の間隔は250μm以上とすることが望ましい。
なお、本発明の間欠テープは、従来の間欠テープと比較して、ケーブル内に高密度に実装することが可能である。従って、例えば、図5〜9に記載のような断面構造の光ケーブルに実装することで、より細径高密度な光ケーブルを実現することができる。即ち、本発明の間欠テープは、いかなる光ケーブルにおいても実装することが可能であり、ケーブル構造の詳細部分を最適化することで、伝送特性や機械特性、作業性や製造性など、光ケーブルに求められる一般的な特性を満たすことが可能である。
30:間欠接着型光ファイバテープ(間欠テープ)、31:単心被覆光ファイバ、32:接着部、32a:部分接着部、32b:隙間(非接着部)。
特許第4619424号公報 特開2012−27200号公報

Claims (2)

  1. 複数本の単心被覆光ファイバを互いにほぼ平行に並べ、隣接する単心被覆光ファイバ同士を当該単心被覆光ファイバの長手方向および幅方向に対して間欠的に配置された接着部により接着してなる間欠接着型光ファイバテープにおいて、
    前記接着部は、単心被覆光ファイバの長手方向に対して所定間隔離隔して配置される2以上の部分接着部からなり、
    前記所定間隔は、前記単心被覆光ファイバの外径以上である
    ことを特徴とする間欠接着型光ファイバテープ。
  2. 前記所定間隔は、250μm以上である
    ことを特徴とする請求項1に記載の間欠接着型光ファイバテープ。
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