JP6024423B2 - ロック機能付きヒンジ口栓 - Google Patents
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Description
さらにくわしくは、ソース、胡麻油、蜂蜜、ドレッシングなどの液体、胡麻、塩、胡椒、山椒、グラニュー糖、ふりかけなどの粒体や粉体などを入れる容器の口栓で、少量の排出が可能なように、先端に向かって細くなる、首長の注出口を天面に有し、ヒンジキャップを設けた口栓に関する。
この為、キャップを一方の手で閉蓋したりしないように押さえながら、排出することになり、手間が掛かり、かつ、内容物が手に付着するなどの問題が生じていた。
内容物が付着しやすい注出口14も飛び出しているので、手に内容物が付いて汚れやすいといった問題があった。
しかしながら、この方法では、ヒンジ近傍に設けている為、係合時や外す時に、ヒンジに対する負荷が大きく、ヒンジが伸ばされ、次第に係合しなくなってしまう問題が発生する。
また、第二係止手段として、蓋上方の外側面に形成され、側方へ突出する第二蓋係止部と、キャップ本体のヒンジ部より下方の外側面に形成され第二蓋係止部と係合する第二本体係止部の組み合わせによる係合も提案されている。しかし、注出するノズル部に当接する栓がヒンジよりも上方にあり、ノズルが完全に栓で漏れを塞ぎ難い状態になってしまう。しかも、第二本体係止部が下方にあるので、本体側面に無理な構造で、金型が高価になるとともに、耐久性も低下してしまい、開閉を重ねると、破損したりして、係止出来なくなる問題があった。
キャップが開いた状態を保持するものである。
このヒンジキャップは文献1と同じように、ヒンジ近傍に係止する突起を設けた為、係合時や外す時に、ヒンジに対する負荷が大きく、ヒンジが伸ばされ、次第に係合しなくなってしまう問題が発生していた。
前記口栓本体が、筒状側壁と、容器本体に対する嵌合部としての嵌合側壁とを備え、前記筒状側壁の先端には注出口としての開口部が形成され、前記嵌合部の径が前記筒状側壁の径より大きく、筒状側壁と嵌合部との間にこれらをつなぐ天面を備えており、
前記キャップが、キャップ天面と、このキャップ天面から垂下する側壁とを備えて構成され、このキャップ天面はヒンジによる開閉動作によって前記注出口を開閉する機能を有しており、
前記キャップ天面の一方の端部であって、このキャップ天面と略同じ高さの位置に前記ヒンジが設けられ、他方、このヒンジとは反対側のキャップ天面の端部にロック用嵌合突起が設けられており、
前記口栓本体の筒状側壁、天面、または筒状側壁と天面との接合部に、前記ロック用嵌合突起に係合するロックリブを設けた
ことを特徴とするロック機能付きヒンジ口栓である。
前記キャップの側壁縁と背面との距離が、上記筒状突起の先端と背面との距離より離れていることを特徴とするロック機能付きヒンジ口栓である。
図1、図2は、本発明のロック機能付きヒンジ口栓の一例で、口栓本体1とキャップ2から構成されている。
口栓本体1は、口先が細長い筒状側壁11と、容器本体との嵌合側壁12と、それらの中間にあって、結び付けている天面13よりなる。なお、筒状側壁11の先端を注出口14としている。口栓本体1のヒンジ側における筒状側壁11ないし天面13には、ロックリブ4が設けられている。
キャップ2は、キャップ天面21の一方にヒンジ3、他方にロック用嵌合突起22を有し、キャップ天面21の周縁から垂下している側壁23が連なり、側壁縁231のヒンジ側は、傾斜面2311に沿って切り落とされている。そして、ヒンジ反対側の側壁縁231には、キャップ2を開閉する鍔232が設けられている。
キャップ2のキャップ天面21には、内側に筒状突起24があって、口栓本体1の注出口14内面に内接し、液止めの役割をしている。
また、注出口14のヒンジ反対側には嵌合凹部141があり、キャップ2側壁縁231の鍔232部内側に、嵌合突起233が係合し、キャップ2を閉めた時のロックになっている。
注出口14の高さは、ヒンジ3よりも低い位置になっており、注出口14の先端に付着した内容物が、手に付きにくくしている。
天面13の内側には、容器本体の口部に内接するインナーリング131と、容器本体の口部端部に圧接するコンタクトリング132を設けても良い。容器本体との嵌合も、図示したネジ121によるものであっても、打栓式の嵌合リングであってもかまわない。
この時、図10で示したような口栓とは違い、キャップ2のキャップ天面21は、キャップ本体1の筒状側壁11には接していない。鍔232も、天面13と干渉していない。鍔232は、図面で示したように、口栓本体1の嵌合側壁12より外側に位置し、飛び出していることが好ましい。
ヒンジ3とロック用嵌合突起22は、キャップ2で一番離れた位置にあるので、ヒンジの開閉や、ロックでのずれなどで、ヒンジ3の支点をいたずらに変動させ、耐久性を低下させることがない。
キャップ2の側壁縁231のヒンジ側は傾斜面2311になっており、この傾斜面2311を含む側壁縁231は、筒状突起24より背面から離れた位置に設けられているので、筒状突起24先端に付着した内容物が、手に付着しにくくなっている。
また、注出口14はヒンジ3よりも低い位置に留まり、手に内容物が誤って汚さないように設定されている。
また、材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレンとポリプロピレンの共重合樹脂、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニル共重合体、などを使用する。
射出成形に用いる金型は、通常の3プレート型でかまわないが、スライドも必要である。キャップを開いた配置で射出成形し、成形後速やかにキャップを閉じて、ヒンジ部分の樹脂の方向性を揃える。
鍔232が下方にあるので、開きやすい。キャップ2のキャップ天面21を掛止して、開いた状態で固定できる。ヒンジ3位置より注出口14と筒状突起24が下方にあるので、筒状突起が無理なく注出口14に入り易く、開閉の抵抗が少ないなどのメリットがある。キャップの開閉における抵抗が少ないことや、ヒンジから離れた位置でロックすることから、本発明のロック機能付きヒンジ口栓を一千回開閉しても、ヒンジキャップのロックや、キャップを閉めた状態での液漏れなどは発生せず、耐久性にも問題がなかった。
さらに、キャップ2の側壁23のヒンジ側が傾斜面2311で切り取られているので、もし、キャップ2をロックしないで、中途半端な状態であっても、内容物がキャップ2にかかりにくい効果もあり、従来の問題を解決し、より使いやすい口栓を得ることができた。
11・・・・・・・・筒状側壁
12・・・・・・・・嵌合側壁
121・・・・・・・ネジ
13・・・・・・・・天面
131・・・・・・・インナーリング
132・・・・・・・コンタクトリング
14・・・・・・・・注出口
141・・・・・・・嵌合凹部
2・・・・・・・・・キャップ
21・・・・・・・・キャップ天面
22・・・・・・・・ロック用嵌合突起
23・・・・・・・・側壁
231・・・・・・・側壁縁
2311・・・・・・傾斜面
232・・・・・・・鍔
233・・・・・・・嵌合突起
24・・・・・・・・筒状突起
3・・・・・・・・・ヒンジ
4・・・・・・・・・ロックリブ
5・・・・・・・・・容器本体
51・・・・・・・・鍔(本体)
Claims (5)
- 口栓本体と、この口栓本体に対してヒンジを介して結合されたキャップとで構成されるロック機能付きヒンジ口栓において、
前記口栓本体が、筒状側壁と、容器本体に対する嵌合部としての嵌合側壁とを備え、前記筒状側壁の先端には注出口としての開口部が形成され、前記嵌合部の径が前記筒状側壁の径より大きく、筒状側壁と嵌合部との間にこれらをつなぐ天面を備えており、
前記キャップが、キャップ天面と、このキャップ天面から垂下する側壁とを備えて構成され、このキャップ天面はヒンジによる開閉動作によって前記注出口を開閉する機能を有しており、
前記キャップ天面の一方の端部であって、このキャップ天面と略同じ高さの位置に前記ヒンジが設けられ、他方、このヒンジとは反対側のキャップ天面の端部にロック用嵌合突起が設けられており、
前記口栓本体の筒状側壁、天面、または筒状側壁と天面との接合部に、前記ロック用嵌合突起に係合するロックリブを設けた
ことを特徴とするロック機能付きヒンジ口栓。 - 前記キャップの側壁の下端の側壁縁の高さが、ヒンジ側とその反対側で互いに異なっており、ヒンジ側ではヒンジ高さ近傍に位置していることを特徴とする前記請求項1に記載のロック機能付きヒンジ口栓。
- 前記キャップ背面の内側に筒状突起が設けられており、
前記キャップの側壁縁と背面との距離が、上記筒状突起の先端と背面との距離より離れていることを特徴とする前記請求項1又は2に記載のロック機能付きヒンジ口栓。 - 前記ヒンジの位置が口栓本体の上端より高いことを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載のロック機能付きヒンジ口栓。
- ヒンジとは反対側の前記キャップ側壁縁に、キャップを開閉する鍔部を有することを特徴とする前記請求項1〜4のいずれかに記載のロック機能付きヒンジ口栓。
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