JP6023556B2 - 電気接続箱の接地構造 - Google Patents

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本発明は、車両に搭載される電気接続箱をグランドに接地する際の接地構造に係り、特にインピーダンスを低減する技術に関する。
車両に搭載されるリレーボックス(R/B)やジャンクションボックス(J/B)等の電気接続箱では、ノイズによる影響を防止するために、コンデンサを有するフィルタ回路が設けられている。該フィルタ回路は、一端が電源線(或いは信号線)に接続され、他端が接地線を介してグランドに接続される。そして、電源線(或いは信号線)に重畳するノイズを除去する。
図6は、従来におけるJ/B101を示す説明図であり、該J/B101に搭載されるコネクタ部104の1つの端子に接地線103を接続し、更に、該接地線103の先端に接地端子102を圧着等により固定し、該接地端子102を車両のボディ等のグランドに接続している。また、図7はフィルタ回路の等価回路図であり、図示のように、電源線L1はコンデンサC1、及び接地線103を介してグランドに接地されている。
このような従来における電気接続箱の接地構造において、接地線103のインピーダンスが高いと、フィルタ回路によるノイズの低減効果が低下する。
また、低インピーダンスでグランドと接続する方式として、例えば、特許文献1には、編組線からなるフレキシブルバスバーが記載されている。しかし、該特許文献1は、ボルトの締め付けによる陥没を防止することを目的としており、インピーダンスを低下させることを目的としたものではない。
特開2008−41330号公報
上述したように、従来における電気接続箱の接地構造では、フィルタ回路とグランドとの間を接続する接地線103のインピーダンスが、該当する負荷ラインと比較して高くなる場合には、フィルタ効果が低減してしまうという問題がある。即ち、コネクタ部104は、信号線を接続することを目的としており、フィルタ回路の接地線を接続することを考慮していないので、インピーダンスが、該当する負荷ラインのインピーダンスと比較して相対的に高くなってしまう。また、接地線103として通常のハーネスを用いており、この接地線についてもインピーダンスが相対的に高く、全体として図7に示すコンデンサC1とグランドとの間のインピーダンスが高くなってしまい、ノイズの低減効果が低下する。このため、図7に示す電源線L1に重畳するノイズを効果的に除去することができないという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、電気接続箱の接地電極とグランドとの間のインピーダンスを低減することが可能な電気接続箱の接地構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、車両に搭載される電気接続箱をグランドに接地する電気接続箱の接地構造において、前記電気接続箱に設けられる基板の中間層に銅コア層を設け、前記基板の接地電極を前記銅コア層に接続し、前記銅コア層の側面露出部に、基板面と平行な方向に突起する接続端子を設け、前記接続端子に対して着脱可能なソケットを介して、低インピーダンス材料からなる接地線を配索したことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記低インピーダンス材料からなる接地線は、編組線であることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、前記接地線は、フィルタ回路として用いられるコンデンサとグランドとの間に設けられることを特徴とする。
請求項1の発明では、電気接続箱の接地電極とグランドとの間が、低インピーダンス材料からなる接地線により接続されるので、電気接続箱の内部にフィルタ回路を備えた場合に、電源接続箱に接続される電源線、或いは信号線に重畳するノイズを確実にグランドに逃がして除去することが可能となる。
また、基板の中間層に銅コア層を設け、該銅コア層に接続部が設けられるので、フィルタ回路からグランドまでのインピーダンスを低減することができる。
請求項の発明では、接地線としてインピーダンスの低い編組線を用いるので、接地線のインピーダンスを低減することができる。
請求項の発明では、フィルタ回路として用いられるコンデンサとグランドとの間に接地線が設けられるので、フィルタ回路によるノイズの除去効果を向上させることができる。
本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の接地構造が採用される電気接続箱の構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の接地構造が採用される電気接続箱の、内部に設けられる基板の断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電気接続箱の接地構造が採用される電気接続箱の、内部に設けられる基板の断面図である。 本発明の第3実施形態に係る電気接続箱の接地構造が採用される電気接続箱の、内部に設けられる基板の断面図である。 本発明の実施形態に係る電気接続箱の接地構造に用いられる編組線の接続状態を示す説明図である。 従来における電気接続箱の構成を示す説明図である。 フィルタ回路の等価回路図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る接地構造が採用された電気接続箱を示す斜視図である。なお、本実施形態では、電気接続箱が、車両に搭載して電源線、或いは信号線を分岐するジャンクションボックス(J/B)11である場合について説明する。
図1に示すように、J/B11の上面適所には、該J/B11の接地電極と接続された接続端子12(接続部)が設けられている。また、該接続端子12を車両のボディ等のグランドに接続するために、編組線13(低インピーダンスの接地線)が設けられており、該編組線13の一端側には金属製のソケット19が設けられ、他端側には丸形端子14が設けられている。
ソケット19は、図5に示すように先端部に矩形状の嵌合部を有しており、該ソケット19には、編組線が半田付け、或いは圧着等により固定されている。そして、ソケット19の嵌合部を接続端子12に嵌合させることにより、編組線13と接続端子12を着脱可能に連結することができる。また、丸形端子14は車両ボディ等のグランドに固定される。
図2は、J/B11の内部に設けられる基板15の断面図である。図2に示すように、基板の中間層には、接地電極となる配線パターン17が設けられており、該配線パターン17には、コンデンサ16(例えば、フィルムコンデンサ)の一方の端子18bが接続されている。また、該コンデンサ16の他方の端子18aは、電源線(図示省略)に接続されている。更に、配線パターン17は、基板15の中間層にて接続端子12の先端部となる端子18cと接続されている。
従って、コンデンサ16は、電源線とグランドとの間に配置されることになり、更に、該コンデンサ16のグランド側となる端子18bは、配線パターン17、接続端子12、及び編組線13を介して、車両のボディ等のグランドに接続されることになる。
この際、編組線13は通常の配索用ハーネスよりもインピーダンスが低く、また、接続端子12とソケット19との間は、極めて低いインピーダンスで接続される。その結果、従来例で示した図6のコネクタ部104、及び通常のハーネスからなる接地線103を用いる場合と比較して、コンデンサ16とグランドとを接続する接地線のインピーダンスを低くすることができる。従って、電源線に重畳するノイズを、コンデンサ16からなるフィルタ回路によりグランドに逃がすことができ、電源線に重畳したノイズを効果的に除去することができる。
このようにして、本発明の第1実施形態に係る電気接続箱の接地構造では、接地線のインピーダンスを低くすることができるので、確実なノイズ除去が可能となる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る接地構造が採用された電気接続箱の内部に設けられる基板15aの断面図である。前述した図2と同様に、基板15aの中間層には、配線パターン17が設けられており、該配線パターン17には、コンデンサ16のグランド側となる端子18bが接続されている。更に、該配線パターン17には、端子18dによりバスバー20が接続されている。
バスバー20は、基板15aの端部方向に伸びるように配置され、その先端部には接続端子12が設けられている。そして、該接続端子12は、ソケット19に連結されている。従って、コンデンサ16は、電源線とグランドとの間に配置されることになり、更に、該コンデンサ16のグランド側となる端子18bは、配線パターン17、バスバー20、及び編組線13を介して、車両のボディ等のグランドに接続されることになる。
第2実施形態では、基板15aの中央付近から基板端部までをバスバー20により導通させることになるので、前述した第1実施形態と比較して、より一層インピーダンスを低くすることができる。その結果、電源線に重畳したノイズをより一層効果的に除去することが可能となる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。図4は、本発明の第3実施形態に係る接地構造が採用された電気接続箱の内部に設けられる基板15bの断面図である。第3実施形態では、基板15bの中間層に銅コア層21が設けられている。そして、コンデンサ16のグランド側となる端子18bは、該銅コア層21と連結されている。更に、銅コア層21の先端部には接続端子22が設けられ、該接続端子22は、編組線13の先端に取り付けられたソケット19に連結される。
従って、コンデンサ16は、電源線とグランドとの間に配置されることになり、更に、該コンデンサ16のグランド側となる端子18bは、銅コア層21、及び編組線13を介して、車両のボディ等のグランドに接続されることになる。
そして、第3実施形態では、銅コア層21を用いることにより、コンデンサ16の端子18bから丸形端子14までのインピーダンスを低くすることができる。その結果、電源線に重畳したノイズを効果的に除去することが可能となる。
以上、本発明の電気接続箱の接地構造を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
例えば、上述した各実施形態では、電気接続箱としてJ/Bを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リレーボックス等の他の電気接続箱についても適用することが可能である。
また、上述した各実施形態では、低インピーダンス材料からなる接地線として編組線を用いる例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他のインピーダンスの低い電線を用いることが可能である。
本発明は、電源線に重畳したノイズを効果的に除去することに利用することができる。
12 接続端子
13 編組線
14 丸形端子
15 基板
15a 基板
15b 基板
16 コンデンサ
17 配線パターン
18a,18b,18c,18d 端子
19 ソケット
20 バスバー
21 銅コア層
22 接続端子
102 接地端子
103 接地線
104 コネクタ部

Claims (3)

  1. 車両に搭載される電気接続箱をグランドに接地する電気接続箱の接地構造において、
    前記電気接続箱に設けられる基板の中間層に銅コア層を設け、
    前記基板の接地電極を前記銅コア層に接続し、
    前記銅コア層の側面露出部に、基板面と平行な方向に突起する接続端子を設け、
    前記接続端子に対して着脱可能なソケットを介して、低インピーダンス材料からなる接地線を配索したこと
    を特徴とする電気接続箱の接地構造。
  2. 前記低インピーダンス材料からなる接地線は、編組線であることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱の接地構造。
  3. 前記接地線は、フィルタ回路として用いられるコンデンサとグランドとの間に設けられることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続箱の接地構造。
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