JP6022369B2 - 車両のニープロテクタ - Google Patents

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Description

本発明は、車両の衝突時に乗員の膝部を保護するニープロテクタに関する。
車両の衝突時に乗員の膝部を保護するニープロテクタとして、従来例えば特許文献1に開示されたものがある。この従来のニープロテクタは、ニーパッドの一側端を車両前方に延びる一方のステーでP-P (ピラーツウピラー)メンバに固定し、他側端を車幅方向に延び、さらに車両前方に延びる他方のステーでP-Pメンバに固定したものがある。この従来のニープロテクタでは、車両衝突時に膝がニーパッドに当接すると、該ニーパッドが一方のステーとの取付け点を中心に回転して、膝を他方のステー側に案内するとともに、他方のステーが前方に変形しつつ膝を支えることで膝への衝撃荷重を徐々に軽減させるようになっている。
特開平7−205734号公報
前記従来の構造では、ニーパッドが前方に回転するとともに他方のステーが前方に変形することで膝を支えるように構成されており、車両前後方向に大きな変形ストローク代を要するので、前後スペースの限られた車両において、ステアリングコラムの左側に配置されるペダル類と膝との干渉を防止するための構造としては採用困難という問題がある。
本発明は、前記従来の状況に鑑みてなされたもので、軽量かつ安価な構造で、前後スペースに余裕が無くても確実に膝部への衝撃エネルギーを吸収でき、膝部の障害値を軽減できる車両のニープロテクタを提供することを課題としている。
請求項1の発明は、ステアリングコラムの左側に配設された車両のニープロテクタにおいて、
車幅方向に拡がり、乗員の膝に対面し、かつペダル機構と車両前後方向に重なるように配置された膝受面と、該膝受面の反ステアリングコラム側の車幅方向一端に続いて車両前方に延び、ステアリングコラム取付け部材に取り付けられたステー部とを有し、
前記膝受面は、車両衝突時に膝部が当接すると前記ステー部との境界部を中心に前記ステアリングコラム側に傾斜するよう折り曲げられて前記膝部を前記ペダル機構からステアリングコラム側に離れる方向に案内すると共に、前記ペダル機構を前記膝部から反ステアリングコラム側に離れる方向に案内することを特徴としている。
本発明によれば、車両衝突時には、乗員が車両前方移動すると共にペダル機構が車両前部の変形に伴って車両後方移動する。そして乗員の膝部がニープロテクタの膝受面に当接すると、該膝受面は、ステアリングコラム側に傾斜し、膝部をステアリングコラム側に案内しつつ該膝受面とステアリングコラムとの間に保持し、これにより乗員の膝部を保護できる。また同時に前記膝受面が傾斜していることで、前記ペダル機構を反ステアリングコラム側に案内するので、これによりペダル機構が乗員の膝部に当接するのを確実に防止でき、乗員の膝部への傷害値を軽減できる。
このように本発明では、ニープロテクタの膝受面の後側の面で膝部を、前側の面でペダル機構をそれぞれ反対側に案内するように構成したので、構造が極めて簡単で、軽量,低コストであり、また車両前後方向の小さな変形ストローク代で済み、前後スペースの限られた車両においても採用可能である。
本発明の実施例1による車両のニープロテクタの車室内側から見た斜視図である。 前記ニープロテクタの側面図である。 前記ニープロテクタの平面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1ないし図3は本発明の実施例1に係る車両のニープロテクタを説明するための図である。
図において、1は自動車の車室前部を示しており、該車室前部1は、主として、左,右側壁を構成する左,右のサイドパネル2,2と、前壁を構成するダッシュパネル3と、該ダッシュパネル3の上端部に接続され、車幅方向に延びて前記左,右のサイドパネル2,2の前部間に架設されるフロントカウル4と、底壁を構成するフロアパネル5とで構成されている。
前記サイドパネル2,2のフロントピラー2a,2a間には、該両ピラー2a,2aを接続し、車幅方向における剛性を確保するための鋼管製のピラーツウピラーメンバ(以下、P-Pメンバと記す)6が架設固定されている。このP-Pメンバ6の中途部はフロアブラケット7aにより前記フロアパネル5に接続され、また前記フロントカウル4は前記P-Pメンバ6にブラケット6a,7bを介して接続補強されている。
また、前記P-Pメンバ6の右側部には、コラムブラケット6bを介してステアリングコラム8が支持されている。このステアリングコラム8は、ステアリングシャフト9を軸支しており、該ステアリングシャフト9の上端部にステアリングホイール10が固定されている。また、前記ステアリングホイール10の後方には、運転者用のシート11が配設され、該シート11は前記フロアパネル5に取り付けられている。
そして前記ステアリングコラム8の左側方には、クラッチペダル機構12が配設されている。このクラッチペダル機構12は、クラッチブラケット13と、該ブラケット13に支持されたペダルアーム15と、該ペダルアーム15に連結されたシリンダ機構16とを有する。
前記クラッチブラケット13は、機構支持部13aと、該機構支持部13aを前記ダッシュパネル3にボルト17a,17aにより固定支持する脚部13b,13bとを有する。
前記ペダルアーム15の下端部にはペダル15aが固定され、上端部に形成されたボス部15bは前記クラッチブラケット13の機構支持部13aに回動軸14により前記ペダル15aが前後に揺動可能となるように軸支されている。
前記シリンダ機構16は、シリンダ16a内にピストンを摺動自在に挿入配置し、該ピストンに接続されたピストンロッド16bをシリンダ外方に突出させた構造のものであり、前記シリンダ16aに形成された取付けフランジ部16cがボルト17bにより前記クラッチブラケット13の機構支持部13aの後端面に固定されている。
前記ピストンロッド16bは前記クラッチブラケット13の機構支持部13a内にて車両前方に突出しており、その前端部に取付けられた継手16dは前記ペダルアーム15のボス部15bに突設された連結片15cに連結されている。また前記シリンダ16aは前記クラッチブラケット13の機構支持部13aから車両後方に突出している。
そして前記ステアリングコラム8の左側に、本実施例の特徴をなすニープロテクタ19が配設されている。該ニープロテクタ19は、板金製のものであり、プロテクタ本体20と、該プロテクタ本体20を前記P-Pメンバ6に取り付けるためのニーブラケット21とで構成されている。
前記ニーブラケット21は、前記P-Pメンバ6に溶接固定された基部21aと、該基部21aに続いて下方に屈曲延長され、横断面コ字形状をなす支持部21bとを有する。
前記プロテクタ本体20は、車幅方向及び上下方向に拡がる長方形状の膝受面20aと、該膝受面20aの前記ステアリングコラム8の反対側端部に続いて車両前方に延びるよう折り曲げ形成されたステー部20bとを有する。また前記膝受面20aの、前記ステー部20bの反対側端部には、突片部20d が前方に折り曲げ形成されている。
また前記ステー部20bの下半部には弧状の切欠20cが形成され、これによりステーブ20bの前後方向寸法は下方に行くほど狭くなっている。そして前記ステー部20bの上部の前縁部20b′は前記ニーブラケット21のコ字形をなす支持部21bの側面にスポット溶接等で固定されている。
ここで前記膝受部20aは、運転者の左脚の膝Mと対面し、かつ前記クラッチペダル機構12の特にシリンダ機構16と車両前後方向に重なるように配置されている。詳細には、前記膝受面20aは前記ニーブラケット21の支持部21bの下端からさらに下方に延びており、該下方延長部20a′が前記シリンダ機構16と車両前後方向に重なっている。
また、前記膝受面20aは、後述する車両衝突時にステアリングコラム8側に所定角度、例えば車両前後方向に対して45度程度に傾斜したとき、前記突片部20dが前記ニーブラケット21の支持部21bの後面に当接するようにその車幅方向寸法が設定されている。さらに前記支持部21bには前記突片部20dに係止することで前記膝受部20aの傾斜角度を規制するストッパ21cが突設されている。
なお、18はインストルメントパネルであり、前記P-Pメンバ6,前記ニープロテクタ19及び前記クラッチペダル機構12のペダルアーム15の下部を除く部分は、前記インストルメントパネル18により覆われている。
本実施例によれば、車両衝突時には、乗員が慣性により車両前方移動する(図3の矢印A参照)と共に、例えばダッシュパネル3が押し潰されて後方に移動し、これに伴って、クラッチペダル機構12も車両後方に移動する(図2,図3の矢印B参照)。そして乗員の前方移動に伴って膝部Mがニープロテクタ19のプロテクタ本体20の膝受面20aに当接し、該膝受面20aは、膝部Mで押されて支持部20bとの境界部である折り曲げ部aを中心にステアリングコラム8側に傾斜するように変形し(図3に二点鎖線で示す膝受面20a′及び矢印C参照)、該膝受面20aの突片部20dがニーブラケット21の支持部21bの後面に当接する。これにより、膝部Mはステアリングコラム8側に案内され(図2,図3に二点鎖線で示す膝部M′参照)、該膝受面20a′とステアリングコラム8との間に保持される。これにより乗員の膝部M′に作用する荷重を吸収して膝部M′の傷害値を軽減でき、膝部を保護できる。
また車両衝突時に、前記クラッチペダル機構12が後方移動すると、該クラッチペダル機構12の特にシリンダ機構16がステアリングコラム8側に傾斜している膝受面20a′の傾斜前面に当接し、これにより前記クラッチペダル機構12はステアリングコラム8の反対側に案内され(図2,図3に二点鎖線で示すクラッチペダル機構12′,ペダルアーム15′,シリンダ機構16′及び矢印B′参照)、その結果、特にシリンダ機構16が乗員の膝部M′に衝突するのを確実に防止でき、乗員の膝部M′をより一層確実に保護できる。
このように本実施例では、プロテクタ本体20の膝受面20aの、傾斜後面で膝部Mをステアリングコラムコラム8側に、傾斜前面でクラッチペダル機構12のシリンダ機構16をステアリングコラム8の反対側に案内するように構成したので、構造が極めて簡単であり、軽量,低コストであり、また車両前後方向に必要な変形ストローク代を小さくでき、前後スペースの限られた車両においても採用可能である。
また、膝受面20aの車幅方向の長さを所定角度に傾斜した時にニーブラケット21の支持部21bの後面に当接するように設定したので、膝受面20aを所定の傾斜角度に保持でき、前記膝部M,シリンダ機構16の両方に対する案内機能を確実に得ることができる。さらにまた、前記支持部21bにストッパ21cを設けたので、前記膝受面20aをより一層確実に前記傾斜角度に保持できる。
なお、前記実施例では、プロテクタ本体20を、ニーブラケット21を介してP-Pメンバ6に取り付けたが、このプロテクタ本体20をP-Pメンバ6に直接取り付けても良い。このように構成する場合は、前記ストッパ21cはP-Pメンバ6に形成すれば良く、また前記突片部20dにP-Pメンバ6の外形に対応する円弧状の切欠きを形成しても良い。
また前記実施例では、クラッチペダル機構の場合を説明したが、本発明はブレーキペダル機構あるいは足踏み式パーキングブレーキ機構にも適用可能である。
6 P-Pメンバ(ステアリングコラム取付け部材)
8 ステアリングコラム
12 クラッチペダル機構(ペダル機構)
19 ニープロテクタ
20a 膝受面
20b ステー部
a 境界部
M 乗員の膝

Claims (1)

  1. ステアリングコラムの左側に配設された車両のニープロテクタにおいて、
    車幅方向に拡がり、乗員の膝に対面し、かつペダル機構と車両前後方向に重なるように配置された膝受面と、
    該膝受面の反ステアリングコラム側の車幅方向一端に続いて車両前方に延び、ステアリングコラム取付け部材に取り付けられたステー部とを有し、
    前記膝受面は、車両衝突時に膝部が当接すると前記ステー部との境界部を中心に前記ステアリングコラム側に傾斜するよう折り曲げられて前記膝部を前記ペダル機構からステアリングコラム側に離れる方向に案内すると共に、前記ペダル機構を前記膝部から反ステアリングコラム側に離れる方向に案内する
    ことを特徴とする車両のニープロテクタ。
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