JP6022008B1 - エレベータおよびエレベータ用非常止め機構のロック装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非常止め機構に連結された棒体の上下動を付勢してロックでき、付勢力の調整作業を容易に行うことが可能なエレベータを提供する。【解決手段】本発明によれば、かごを非常停止させる非常止め機構と、非常止め機構へ引上げ力を伝達するかごに枢支されたリンク部材と、リンク部材の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてこの回動を許容するロック装置とを備え、ロック装置は、リンク部材の動作に連動して上下する両端および両端間の側面に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面を有する棒体と、棒体の被当接面に押し付けられる湾曲した当接面を有する押し付け部材と、押し付け部材の当接面を棒体の被当接面へ水平方向に付勢する弾性体とを備えたエレベータが提供される。【選択図】図2
Description
本発明はエレベータおよびエレベータ用非常止め機構のロック装置に関し、特に、楔によりガイドレールを挟むことで制動させる非常止め機構を備えたエレベータに関する。
エレベータにはかごの非常止め機構が設けられており、かごの下降速度の異常によってガバナロープが強制停止されると、ガバナロープを把持しリフトロッドの引上げによって楔が引上げられ、楔がガイドレールを挟み込むことによってかごが非常停止する(例えば特許文献1参照)。かごに枢支されたリンク部材には一方向に回転しないように回転を制限する力がバネ等によって加えられている(例えば特許文献2参照)。また、エレベータの非常止め機構においては、通常時に発生しうる程度の引上げ力でリンク機構が誤動作しないように、バネの力によりリンク機構の動作をロックする構成の誤動作防止装置が設けられている(例えば特許文献3参照)。
誤動作防止装置は例えば引上げ力によって上下し側面外周部に溝を有する棒体と、この棒体の溝に水平バネにより押付けられた押し付け部材とを有する。この押し付け部材は溝側に角部を有し、この角部を溝に嵌挿することで棒体の上下を阻止している。
しかし、水平バネの付勢力で押し付け部材の角部を溝付き棒体に押し付けて棒体をロックする構成では、バネ力と、角部の当接面の摩擦力と、角部の摩耗とがそれぞれ棒体の付勢状態を解除するために要する解除力に影響を及ぼすため、押し付け部材の棒体への押し付け力の大きさを調整することが容易ではない。
本発明はこのような課題に鑑み創案されたものであり、非常止め機構にリンク部材によって連結された棒体の上下動を押し付け部材により阻止する構成において、棒体の上下動を付勢してロックすることができ、付勢状態を維持するための付勢力の調整作業を容易に行うことが可能なエレベータおよびエレベータ用非常止め機構のロック装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明の一実施形態によれば、ガイドレールを昇降するかごと、このかごの昇降方向に平行な引上げ力により前記かごを前記ガイドレールによって非常停止させる非常止め機構と、この非常止め機構へ前記引上げ力を伝達する前記かごに枢支されたリンク部材と、このリンク部材の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてこの回動を許容するロック装置とを、備え、このロック装置は、前記リンク部材の動作に連動して上下する両端および前記両端間の側面に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面を有し、前記側面の外径が両端方向から前記被当接面が形成された途中部に向かって漸次小径となる棒体と、この棒体の前記被当接面に押し付けられる湾曲した当接面を有する押し付け部材と、この押し付け部材の前記当接面を前記棒体の被当接面へ水平方向に付勢する弾性体と、を備えたことを特徴とするエレベータが提供される。
また、本発明の別の一実施形態によれば、かごの昇降方向に平行な引上げ力により前記かごを非常停止させる非常止め機構と、この非常止め機構へ前記引上げ力を伝達する前記かごに枢支されたリンク部材と、このリンク部材の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてこの回動を許容するロック装置とを、備え、このロック装置は、前記リンク部材の動作に連動して上下する両端および前記両端間の側面に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面を有し、前記側面の外径が両端方向から前記被当接面が形成された途中部に向かって漸次小径となる棒体と、この棒体の前記被当接面に押し付けられる湾曲した当接面を有する押し付け部材と、この押し付け部材の前記当接面を前記棒体の被当接面へ水平方向に付勢する弾性体と、を備えたことを特徴とするエレベータ用非常止め機構のロック装置が提供される。
本発明によれば、非常止め機構に連結された棒体の上下動を付勢しながらロックすることができ、付勢状態を維持するための付勢力の調整作業を容易に行うことができるようになる。
以下、本発明の実施の形態に係るエレベータおよびエレベータ用非常止め機構のロック装置について、図1乃至図9を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータの概略構成図である。本実施形態に係るエレベータは、ガイドレール12、13を昇降するかご14と、このかご14の昇降方向に平行な上方への引上げ力によりかご14をガイドレール12、13によって非常停止させる非常止め機構18、19とを備えている。更にこのエレベータは、それぞれリフトロッド100、101によりこれらの非常止め機構18、19へ引上げ力を伝達するかご14に枢支されたリンク部材51、52と、これらのリンク部材51、52の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてそれぞれの回動を許容するロック装置10、11(エレベータ用非常止め機構のロック装置)とを、備えている。
図1は本発明の第1実施形態に係るエレベータの概略構成図である。本実施形態に係るエレベータは、ガイドレール12、13を昇降するかご14と、このかご14の昇降方向に平行な上方への引上げ力によりかご14をガイドレール12、13によって非常停止させる非常止め機構18、19とを備えている。更にこのエレベータは、それぞれリフトロッド100、101によりこれらの非常止め機構18、19へ引上げ力を伝達するかご14に枢支されたリンク部材51、52と、これらのリンク部材51、52の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてそれぞれの回動を許容するロック装置10、11(エレベータ用非常止め機構のロック装置)とを、備えている。
図2は本実施形態に係るエレベータのロック装置の構成を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。ロック装置10は、リンク部材51の回動動作に連動して上下する両端およびこれらの両端間の側面61、62に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面63、64を有する棒体53と、この棒体53の被当接面63、64に押し付けられる湾曲した当接面71、72を有する球40、41(押し付け部材)と、球40を棒体53の被当接面63へ水平方向に付勢するバネ57(弾性体)と、バネ57をかごに対して固定するベース50とを備えている。ロック装置11(図1)はロック装置10と同じ構成であり、リンク部材52の回動動作に連動して上下する棒体54、球40、41、バネ57及びベース50を備えている。ロック装置10、11は何れもロック解除機構110を備えてもよい。
図1のガイドレール12、13は昇降路20に互いに平行に立設されている。かご14は主索21に連結されており、この主索21の他端に釣合い錘22が連結されている。主索21は巻上機23に巻き掛けられており、この巻上機23の巻上げ及び巻戻し駆動によって、かご14は釣合い錘22とともにガイドレール12、13をつるべ式に昇降する。かご14はかご枠24により囲まれており、かご枠24の下梁26上にはかご床25が設けられている。下梁26の下方に非常止め機構18、19が設けられている。
図3は非常止め機構18の一例を示す正面図である。同図にはガイドレール12を取り払った状態で図1のA方向から見た例が示されている。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。非常止め機構18は、ガイドレール12のレール側面を向く制動面28および上方から下方に向かってこのレール側面から離れる方向に傾斜して形成された傾斜面29を有する楔30と、この楔30と同じ形状を有しガイドレール12の他のレール側面側の楔31とを備えている。更に非常止め機構18は、楔30、31の各傾斜面29にこれらの傾斜面29からガイドレール12のレール側面への力を作用させる押圧面32をそれぞれ有する楔受け33、34と、それぞれ楔30、31に連結されたリフトロッド100とを備えている。ガイドレール13側の非常止め機構19も非常止め機構18の構造例と実質同じ構造を有する。
図2のリンク部材51は平板であり、軸102の周りに垂直面内で回動可能である。リンク部材51の左方一端は棒体53に軸103により軸支され、その右方他端はリフトロッド101に軸105により軸支されている。軸102、103、105は何れも水平回転軸である。図1左方のリンク部材52もリンク部材51と同じである。
ロック装置10(図1、図2)は非常止め機構18の誤動作防止機構である。このロック装置10は平常時においてはリンク部材51の回動及び揺動を阻止してロック状態を維持し、非常時においてはこのロック状態を解除しリンク部材51を自由回転させる。棒体53は、リンク部材51が平常時の姿勢では上方のロック位置において係止固定され、このリンク部材51が非常時の姿勢では下方のロック解除位置に変位する。
図4は棒体53単体の斜視図である。同図左、右は図2の下、上に対応する。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。棒体53は例えば矩形の両端面及び平坦な側面61、62を有する。側面61、62の外径は両端方向から被当接面63、64が形成された途中部に向かって漸次小径となっている。
図5は棒体53の被当接面63、64の曲率を示す図である。図6は棒体53及び押し付け部材間の当接部分を拡大して示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。棒体53の被当接面63、64は互いに同じ曲率半径R1(第1曲率半径)を有してもよい。被当接面63の曲率半径R1は、球40の当接面71の半径R2(第2曲率半径)よりも大きい。球40は金属球である。被当接面63と側面61との間には段差が形成されておらず、球40は被当接面63上の回転により棒体53を上下可能になっている。
また、図2のように球40、41は例えば支持部58、59により回転の高さ位置を位置決めされて回転可能に支持されてもよい。支持部58、59はガイド55、56に固定される。バネ57は一端を固定され、他端を支持部58に固定されており、弾性反発力を発生させた状態で、水平に保持されている。バネ57の代わりに、弾性を有するゴムや樹脂などの成型体を用いてもよく、アクチュエータを弾性体として用いてもよい。球40、41の径は変更可能である。予め調整によって異なる径の球40、41を設置してもよい。
これらのガイド55、56、支持部58、59、球40、41は互いに協働して、ベース50上に設けられた付勢機構42を構成する。付勢機構42(ガイド55、56、支持部58、59、球40、41)は非常止め機構18の引上げ力の大きさ以上の大きさを有する弾性反発力をバネ57に発生させた状態で球40を付勢する。付勢機構42はこれらの球40、41により棒体53の窄み部分を左右方向から常時付勢する。
次に上述の構成の本実施形態に係るエレベータ(図1)の動作について説明する。運転開始に先立って予め作業員は調整を行う。調整とは例えばバネ57の選定、弾性反発力の大きさを決めるバネ長の調整、ガイド55、56間の距離、棒体53の高さ、球40、41の径などを言う。
このエレベータは、通常時、かご14を巻上機23の昇降駆動によって昇降路20を昇降する。非常止め機構18に連結されたロック装置10により、かご14の振動又はかご揺れが生じても、リフトロッド100、リンク部材51及び棒体53の微小な変位によって振動、かご揺れが吸収される。非常止め機構18の誤動作が防止される。また、棒体53には、同図上方へ引っ張り上げる方向の力と、下方で付勢機構42による付勢により挟持された状態で変位を阻止する力とが反対方向に常時付与される。
予めの調整によって付勢機構42は棒体53への力を下方に向けて、上方への引っ張り力に抗して作用させる。付勢機構42による棒体53への付勢によって、リンク部材51には同図時計回り方向へ回転しようとする力に対し、反時計周り方向に回転抑止力が加えられている。所定の大きさの時計回り方向への回転力が発生するまで、非常止め機構18は動作しないようにロックされる。図1の左方の非常止め機構19、ロック装置11の動作もロック装置10の動作と実質同様である。非常止め機構18、19が動作しない間、かご14は釣合い錘22とつるべ式に昇降し、ロック装置10、11はかご14とともに昇降路20を上下する。
図7は本実施形態に係るエレベータのロックが解除された状態のロック装置11を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。また、万が一、かごの下降速度が増大すると、かご制御装置又はCPUソフトウェアなどのコントローラは、ロック解除機構110によってバネ57による付勢力を解除させる。回転抑止力が解除されると、リンク部材51には時計回り方向への回転力が反時計周り方向の回転抑止力を超える。非常止め機構18、19はリンク部材51の引き上げによって非常動作し、かご14はガイドレール12、13との摩擦力によって制動する。
このように、湾曲する被当接面63、64と、球40の当接面71と、球41の当接面72とにより、棒体53を下方に押し下げ力を常時作用させることができる。この下方への押し下げによって、かご揺れや振動によって棒体53がわずかに上方に変位しても、球40が被当接面63上で下方に戻るため、この棒体53は下方へ復帰する。付勢機構42がその付勢力によって棒体53の上下方向の変位を阻止するため、予め設定された時計回り方向の回転力が力の閾値未満である間、非常止め機構18、19には引上げ力が加わらない。反時計周り方向の回転抑止力がリンク部材51に加えられるため、非常止め機構18側からの時計回り方向の回転力に対して余裕を持たせることができ、及び万が一の場合でも確実に動作する。
本実施形態に係るエレベータでは、棒体53の左右の当接部分と、棒体54の左右の当接部分とがそれぞれ下方への押し下げ力を常時付与させ続けることができ、非常止め機構18,19のロック状態が維持される。バネ57の弾性反発力、湾曲の曲率半径R1の寸法、半径R2の寸法、及び当接部分の高さを調整することで主な調整作業を完了させることができ、作業者による調整作業が軽減される。
本実施形態に係るエレベータ用非常止め機構のロック装置およびエレベータおよび、非常止め機構18、19に連結された棒体53、54の上下動を付勢してロックすることができ、付勢力の調整作業を容易に行うことができるようになる。
仮に角張った部分の角部を持つ押し付け部材を水平バネによって溝付き棒体に押し付けて棒体をロックする構成を用いたとすると、バネ力と、押し付け部材の角部の当接面の摩擦力と、角部の摩耗とがそれぞれ棒体の付勢の解除力に影響を及ぼすため、押し付け部材の棒体への押し付け力の大きさを調整することが容易ではないが、本実施形態に係るエレベータによれば、摩擦力を抑制することにより、動作時の力の調整が容易となる。このエレベータによれば、メンテナンス作業負担を軽減でき、安全性を向上させることができる。
(変形例)
上記第1実施形態に係るエレベータは押し付け部材には球40、41に限定されるものではなく、押し付け部材は球40、41の代わりにそれぞれ水平回転軸に軸受けされた円盤を用いてもよい。
上記第1実施形態に係るエレベータは押し付け部材には球40、41に限定されるものではなく、押し付け部材は球40、41の代わりにそれぞれ水平回転軸に軸受けされた円盤を用いてもよい。
図8は本発明の第1変形例に係るエレベータのロック装置の構成を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。円盤44は支持部58に軸支されており、被当接面63に接触して回転する外周面を有する。同様に円盤45は支持部59に軸支され、外周面によって被当接面64に接触して回転する。これら以外の要素について第1変形例に係るエレベータは上記第1実施形態に係るエレベータの構成と実質同じ構成を有する。
図9は本発明の第2変形例に係るエレベータのロック装置の構成を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。第2変形例に係るエレベータは特に断らない限り、図9に示す要素以外の要素について上記第1実施形態に係るエレベータの構成と実質同じ構成を有する。
図9のように、押し付け部材70は、被当接面63に当接する球面を有する。球40以外の構成を用いることができる。
また、押し付け部材は球40、41あるいは円盤44、45以外の接触部材を用いてもよく、この接触部材は被当接面63、64上の回転、転動あるいは摺動によって棒体53、54を上下する。
また、上記実施形態において各部材、各要素の呼び方は種々変更可能である。リンク部材51及びロック装置10を一つのリンク機構、伝達機構、制動装置の一部、あるいは安全機構の一部と称してもよい。同様にリンク部材52及びロック装置11を一つのリンク機構、伝達機構、制動装置の一部、あるいは安全機構の一部と称してもよい。これらのリンク部材51、52、ロック装置10、11の形状、構造は種々変更可能である。
尚、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。図1の昇降路配置は例示であり、エレベータを構成する要素の昇降路20内の配置は種々変形可能である。例えば昇降路平面形状、かご形状、ローピング等を変更して実施をしたに過ぎない実施品に対して本実施形態に係るエレベータの優位性は何ら損なわれるものではない。
なお上記実施形態では、非常止め機構18、19は上方へ楔を引上げられる引上げ力により動作していたが、下方から楔を引上げ又は押し上げる引上げ力によって動作してもよい。
上記実施形態において棒体53、54の湾曲した被当接面63、64の代わりに、棒体53、54の側面61に凹設した湾曲状の溝、窄み、切欠き、傾斜面など、種々の言い換えが可能であり、被当接面63、64、当接面71の単なる言い換えをして実施をしたに過ぎない実施品に対して本実施形態に係るエレベータの優位性は何ら損なわれるものではない。棒体53、54は円筒体でもよく、被当接面63、64を、径方向で細径のすぼみ部分に形成してもよい。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
10,11…ロック装置、12,13…ガイドレール、14…かご、18,19…非常止め機構、20…昇降路、21…主索、22…釣合い錘、23…巻上機、24…かご枠、25…かご床、26…下梁、28…制動面、29…傾斜面、30,31…楔、32…押圧面、33,34…楔受け、40,41…球(押し付け部材)、42…付勢機構、44,45…円盤(押し付け部材)、50…ベース、51,52…リンク部材、53,54…棒体、55,56…ガイド、57…バネ(弾性体)、58,59…支持部、61,62…側面、63,64…被当接面、70…押し付け部材、71,72…当接面、100,101…リフトロッド、110…ロック解除機構。
Claims (9)
- ガイドレールを昇降するかごと、
このかごの昇降方向に平行な引上げ力により前記かごを前記ガイドレールによって非常停止させる非常止め機構と、
この非常止め機構へ前記引上げ力を伝達する前記かごに枢支されたリンク部材と、
このリンク部材の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてこの回動を許容するロック装置とを、備え、
このロック装置は、
前記リンク部材の動作に連動して上下する両端および前記両端間の側面に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面を有し、前記側面の外径が両端方向から前記被当接面が形成された途中部に向かって漸次小径となる棒体と、
この棒体の前記被当接面に押し付けられる湾曲した当接面を有する押し付け部材と、
この押し付け部材の前記当接面を前記棒体の被当接面へ水平方向に付勢する弾性体と、を備えたことを特徴とするエレベータ。 - 前記棒体の被当接面の第1曲率半径は、前記押し付け部材の前記当接面の第2曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のエレベータ。
- 前記押し付け部材は、前記被当接面に当接する球体であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ。
- 前記押し付け部材は、前記被当接面に接触する外周面を有する円盤であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ。
- 前記押し付け部材は、前記被当接面上の回転、転動あるいは摺動によって前記棒体を上下することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエレベータ。
- 前記ロック装置は、
前記弾性体を前記かごに対して固定するベースと、
このベース上に設けられ、前記引上げ力の大きさ以上の大きさを有する弾性反発力を前記弾性体に発生させた状態で前記押し付け部材を付勢する付勢機構とを更に備えたことを特徴とする請求項1記載のエレベータ。 - かごの昇降方向に平行な引上げ力により前記かごを非常停止させる非常止め機構と、
この非常止め機構へ前記引上げ力を伝達する前記かごに枢支されたリンク部材と、
このリンク部材の平常時における回動を阻止してロックし非常時においてこの回動を許容するロック装置とを、備え、
このロック装置は、
前記リンク部材の動作に連動して上下する両端および前記両端間の側面に上下方向で連続して滑らかに湾曲して縮径した被当接面を有し、前記側面の外径が両端方向から前記被当接面が形成された途中部に向かって漸次小径となる棒体と、
この棒体の前記被当接面に押し付けられる湾曲した当接面を有する押し付け部材と、
この押し付け部材の前記当接面を前記棒体の被当接面へ水平方向に付勢する弾性体と、を備えたことを特徴とするエレベータ用非常止め機構のロック装置。 - 前記棒体の被当接面の第1曲率半径は、前記押し付け部材の前記当接面の第2曲率半径よりも大きいことを特徴とする請求項7記載のエレベータ用非常止め機構のロック装置。
- 前記ロック装置は、
前記弾性体を前記かごに対して固定するベースと、
このベース上に設けられ、前記引上げ力の大きさ以上の大きさを有する弾性反発力を前記弾性体に発生させた状態で前記押し付け部材を付勢する付勢機構とを更に備えたことを特徴とする請求項7記載のエレベータ用非常止め機構のロック装置。
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Also Published As
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