JP6020067B2 - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6020067B2
JP6020067B2 JP2012250238A JP2012250238A JP6020067B2 JP 6020067 B2 JP6020067 B2 JP 6020067B2 JP 2012250238 A JP2012250238 A JP 2012250238A JP 2012250238 A JP2012250238 A JP 2012250238A JP 6020067 B2 JP6020067 B2 JP 6020067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
storage
end side
shutter
press
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012250238A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014099034A (ja
Inventor
裕輔 山下
裕輔 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012250238A priority Critical patent/JP6020067B2/ja
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to PCT/JP2013/077389 priority patent/WO2014077054A1/ja
Priority to CN201380057613.2A priority patent/CN104769648B/zh
Priority to US14/441,163 priority patent/US9457972B2/en
Priority to RU2015117658/12A priority patent/RU2603566C1/ru
Priority to BR112015010902A priority patent/BR112015010902A2/pt
Publication of JP2014099034A publication Critical patent/JP2014099034A/ja
Priority to IN4080DEN2015 priority patent/IN2015DN04080A/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6020067B2 publication Critical patent/JP6020067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/02Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles on edge
    • B65H1/025Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles on edge with controlled positively-acting mechanical devices for advancing the pile to present the articles to the separating device
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/02Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles on edge
    • B65H1/022Supports or magazines for piles from which articles are to be separated adapted to support articles on edge with non-controlled means for advancing the pile to present the pile to the separating device, e.g. weights or spring
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H1/00Supports or magazines for piles from which articles are to be separated
    • B65H1/26Supports or magazines for piles from which articles are to be separated with auxiliary supports to facilitate introduction or renewal of the pile
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H29/00Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles
    • B65H29/26Delivering or advancing articles from machines; Advancing articles to or into piles by dropping the articles
    • GPHYSICS
    • G07CHECKING-DEVICES
    • G07DHANDLING OF COINS OR VALUABLE PAPERS, e.g. TESTING, SORTING BY DENOMINATIONS, COUNTING, DISPENSING, CHANGING OR DEPOSITING
    • G07D11/00Devices accepting coins; Devices accepting, dispensing, sorting or counting valuable papers
    • G07D11/10Mechanical details
    • G07D11/14Inlet or outlet ports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2402/00Constructional details of the handling apparatus
    • B65H2402/40Details of frames, housings or mountings of the whole handling apparatus
    • B65H2402/44Housings
    • B65H2402/442Housings with openings for introducing material to be handled, e.g. for inserting web rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2601/00Problem to be solved or advantage achieved
    • B65H2601/30Facilitating or easing
    • B65H2601/32Facilitating or easing entities relating to handling machine
    • B65H2601/322Replenishing

Description

本発明は、媒体処理装置に関し、例えば、媒体として紙幣を扱う紙幣処理装置に適用して好適なものである。
従来、紙幣処理装置には、図19に示すような入金部200が設けられている。この入金部200は、上面が開口している箱型の収納部200Aを有していて、この収納部200Aの開口の一部が紙幣の投入口200Bとなる。
また収納部200Aの底には、その一端側(例えば後端側)に、収納部200A内に投入された紙幣の取込口200Cが設けられている。
さらに入金部200には、収納部200Aの後壁から一部が突出するようにしてピックアップローラ201が設けられ、さらに収納部200Aの後壁と平行な状態で、収納部200A内を前後方向にスライド可能な板状のビルプレス202が設けられている。
さらに取込口200Cの下方近傍には、フィードローラ203とゲートローラ204とが前後方向に対向配置されている。
実際、この入金部200は、紙幣投入時には、ビルプレス202が収納部200Aの前壁近傍に位置していて、このビルプレス202と収納部200Aの後壁との間の部分の開口が投入口200Bとなる。
そして、入金部200は、この投入口200Bから、ビルプレス202と収納部200Aの後壁との間の領域(これを紙幣収納領域とも呼ぶ)Ar10内に紙幣BLが投入される。
その後、入金部200は、ビルプレス202を収納部200Aの後壁へと近づけるようにスライドさせることにより、紙幣BLをピックアップローラ201に押し付けると共に、ビルプレス202とピックアップローラ201との間で挟持する。
ここで、ピックアップローラ201に押し付けられた紙幣BLは、ピックアップローラ201が回転することで1枚ずつ分離させられて下方の取込口200Cへと繰り出され、さらにフィードローラ203とゲートローラ204とにより取込口200Cから紙幣処理装置200内へと取り込まれる。
このようにして、紙幣処理装置200は、入金される紙幣を1枚ずつ取り込んでいくようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2011−8412公報
ところで、入金部200では、紙幣の取込時に、ビルプレス202をピックアップローラ201に近づけるよう後方にスライドさせることになるが、このスライドにともなってビルプレス202と収納部200Aの前壁との間の領域(これを紙幣非収納領域とも呼ぶ)Ar11が広がっていく。
この紙幣非収納領域Ar11は、ビルプレス202をスライドさせるためのバネなどの内部機構205が設けられた領域であり、この紙幣非収納領域Ar11内に誤って紙幣が投入されると、これによって紙幣処理装置が装置異常を引き起こす恐れがある。
このような問題を防ぐ手段として、従来の紙幣処理装置には、入金部200の上側に、投入口200Bを開く方向及び閉じる方向にスライド可能な電動式のシャッタ206が設けられている。
すなわちこの紙幣処理装置は、紙幣投入時、シャッタ206を開いて投入口200Bを露出させ、この投入口200Bから紙幣収納領域Ar10内に紙幣を投入させる。尚、このとき、ビルプレス202は、収納部200Aの前壁近傍に位置している。
その後、紙幣の投入が完了すると、シャッタ206を閉じて投入口200Bを閉鎖したうえで、ビルプレス202を後方にスライドさせる。このとき、入金部200では、ビルプレス202が後方にスライドすることにともなって紙幣非収納領域Ar11が広がっていくことになるが、シャッタ206が閉じていることで、この紙幣非収納領域Ar11内に紙幣が誤投入されることを防ぐようになっている。
このようにして、従来の紙幣処理装置では、入金部200の紙幣非収納領域Ar11内に紙幣が誤投入されることを防ぐようになっている。
しかしながら、上述したような電動式のシャッタ206を追加した場合、別途、シャッタ206をスライドさせるモータなどの駆動部を追加したり、シャッタ206のスライドを制御したりしなければならず、その分、紙幣処理装置の構成が複雑になってしまうという問題が新たに生じる。
本発明は以上の点を考慮したもので、簡易な構成でありながら、媒体の誤投入を防止する媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、媒体の投入口となる開口を有し、当該投入口から投入された媒体を収納する収納部と、収納部内の一端側の壁部と他端側の壁部との間を移動可能で、投入口から投入された媒体を、収納部の他端側の壁部に押し当てる媒体プレス部と、媒体プレス部と収納部の一端側の壁部との間に掛け渡され、媒体プレス部が媒体プレス部と収納部の他端側の壁部との間の媒体収納領域に投入された媒体を収納部の他端側の壁部に押し当てるために収納部の一端側から他端側に移動することにともなって、媒体プレス部と収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域に展開される展開部とを設けるようにした。
このように、媒体プレス部と収納部の一端側の壁部との間に掛け渡されている展開部が、媒体プレス部の移動にともなって、媒体プレス部と収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域に展開されるようにした。こうすることで、電動式のシャッタのような大掛かりな機構を別途追加することなく、媒体プレス部と収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域に媒体を投入してはいけないことを使用者に認識させることができると共に、この媒体非収納領域に媒体が誤投入されることを防ぐことができる。
本発明によれば、電動式のシャッタのような大掛かりな機構を別途追加することなく、媒体非収納領域に媒体を投入してはいけないことを使用者に認識させることができると共に、この媒体非収納領域に媒体が誤投入されることを防ぐことができ、かくして簡易な構成でありながら、媒体の誤投入を防止する媒体処理装置を実現できる。
紙幣処理装置の外観構成を示す略線図である。 紙幣処理装置の内部構成を示す略線図である。 第1の実施の形態における入金部の構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態における入金部の構成(2)を示す略線図である。 第1の実施の形態における連結部の構成(1)を示す略線図である。 第1の実施の形態における連結部の構成(2)を示す略線図である。 第1の実施の形態における連結部の構成(3)を示す略線図である。 第2の実施の形態における入金部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(1)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(2)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(3)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(4)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(5)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(6)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(7)を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(8)を示す略線図である。 他の実施の形態における連結部の構成を示す略線図である。 他の実施の形態における入金部の構成(9)を示す略線図である。 従来の入金部の構成を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣処理装置の外観構成]
まず第1の実施の形態について説明する。図1に、紙幣処理装置1の外観構成を示す。この紙幣処理装置1は、金融機関の職員(例えば受付窓口員)または金融機関を利用する顧客が操作する職員・顧客操作型端末であり、職員や顧客の操作に基づいて紙幣の入出金処理を行うようになっている。
この紙幣処理装置1は、筐体2の上端部に、入金部3(図2参照)の投入口3A、出金部4(図2参照)の排出口4A、表示部5、及び操作部6が設けられている。
入金部3は、職員により投入口3Aから入金紙幣が投入されると、これを1枚ずつ分離して紙幣処理装置1内に取り込んでいくようになっている。
出金部4は、出金紙幣を集積して、これを排出口4Aから職員に取り出させるようになっている。またこの出金部4には、排出口4Aを開閉するシャッタ(図示せず)が設けられている。このシャッタは、紙幣の排出時に開くようになっている。
表示部5は、例えば液晶ディスプレイでなり、メニュー画面、各種処理の結果画面などを表示する。操作部6は、例えばボタンでなり、紙幣処理装置1に対する操作を受け付ける。
尚、紙幣処理装置1では、表示部5と操作部6とを別々に設けているが、例えばタッチパネル付き液晶ディスプレイなどを利用して、表示部5と操作部6とを一体に設けるようにしてもよい。
さらにこの紙幣処理装置1は、図示していないが、ネットワークを介して金融機関の他の端末やホストコンピュータと通信でき、他の端末やホストコンピュータとの間で各種情報を送受したり、他の端末側から操作したりできるようにもなっている。
[1−2.紙幣処理装置の内部構成]
次に、図2を用いて、紙幣処理装置1の内部構成について説明する。
紙幣処理装置1の筐体2内には、上述した入金部3、出金部4にくわえて、鑑別部10、一時保留部11、紙幣カセット12A〜12D、リジェクト庫付き紙幣カセット13及び搬送路14が設けられて入る。
具体的には、筐体2内の上部に、入金部3が後側、出金部4が前側となるように、これら入金部3と出金部4とが前後方向に並べて設けられている。
また、出金部4の前方ななめ下には、一時保留部11が設けられ、この一時保留部11より後方で、入金部3の後方ななめ下には、鑑別部10が設けられている。
さらに、筐体2内の下部には、紙幣カセット12A〜12Dとリジェクト庫付き紙幣カセット13とが前後方向に並べて設けられている。
尚、この紙幣処理装置1では、リジェクト庫付き紙幣カセット13が最も前側で、その後ろに、紙幣カセット12A、12B、12C、12Dの順で、紙幣カセット12A〜12Dが並べて設けられるようになっている。
さらに、筐体2内には、これら入金部3、出金部4、鑑別部10、一時保留部11、紙幣カセット12A〜12D及びリジェクト庫付き紙幣カセット13の各部を繋ぐ搬送路14が設けられている。
入金部3は、上面が開口している箱型の収納部3Bを有している。この収納部3Bの開口の一部が上述した投入口3Aとなる。この入金部3は、入金取引時に、投入口3Aから収納部3B内に投入された入金紙幣を1枚ずつ分離して紙幣処理装置1内に取り込んでいくようになっている。
出金部4は、上面が開口している箱型の集積部4Bを有している。この集積部4Bの開口が上述した排出口4Aとなる。この出金部4は、出金取引時に、紙幣カセット12A〜12Dなどから搬送されてくる出金紙幣を集積部4Bに集積するようになっている。
さらにこの出金部4には、排出口4Aを開閉するシャッタ(図示せず)が設けられている。このシャッタは、出金紙幣が集積部4Bに集積された後に開くようになっていて、このシャッタが開くことで、職員が集積部4Bに集積されている出金紙幣を排出口4Aから取り出すことができるようになっている。
これら入金部3及び出金部4は、下端部より上端部が前方に位置するよう前方に傾いた状態で固定されている。尚、これら入金部3及び出金部4については、このような固定式に限らず、例えば、前後方向の傾きを調整可能な可動式であってもよい。
鑑別部10は、搬送路14を介して1枚ずつ搬送されてくる紙幣の金種、真偽、正損、走行状態などを鑑別するようになっている。そして、この鑑別部10は、その鑑別結果に基づいて、紙幣ごとに、取り扱うことのできる正常紙幣か取り扱うことのできないリジェクト紙幣かを判定するようになっている。
一時保留部11は、入金部3から取り込まれて鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣を一時的に集積する。このようにして一時保留部11に集積された紙幣は、取引成立後に、一時保留部11から繰り出されて鑑別部10に搬送され、鑑別部10により金種が特定された後、紙幣カセット12A〜12Dに搬送され収納される。
尚、一時保留部11は、紙幣を順次重ねて集積する集積式であってもよいし、紙幣をドラムにテープと共に巻き付けて収納するドラム式であってもよい。
紙幣カセット12A〜12Dは、それぞれ、紙幣を金種ごとに収納可能な縦長の紙幣収納庫15A〜15Dを有し、搬送路14を介して搬送されてくる紙幣を、この紙幣収納庫15A〜15D内に上下方向に重ねて集積するようになっている。また紙幣カセット12A〜12Dは、紙幣を収納するだけでなく、紙幣収納庫15A〜15D内に集積されている紙幣を1枚ずつ搬送路14に繰り出すことができるようにもなっている。
さらに紙幣カセット12A〜12Dは、それぞれ個別に紙幣処理装置1から着脱可能な着脱式となっている。
尚、これら紙幣カセット12A〜12Dについて、ここでは着脱式としたが、着脱不可能な固定式であってもよい。
リジェクト庫付き紙幣カセット13は、上側に紙幣収納庫13A、下側にリジェクト庫13Bを有している。このリジェクト庫付き紙幣カセット13も、紙幣処理装置1から着脱可能な着脱式となっている。
このリジェクト庫付き紙幣カセット13では、例えば、紙幣回収時に、紙幣カセット12A〜12Dから繰り出された紙幣を紙幣収納庫13Aに収納する。その後、職員が、このリジェクト庫付き紙幣カセット13を紙幣処理装置1から取り外すことで紙幣を回収するようになっている。
また紙幣補充時には、紙幣収納庫13Aに補充紙幣を収納したリジェクト庫付き紙幣カセット13を、職員が、紙幣処理装置1にセットする。その後、紙幣収納庫13Aに収納されている補充紙幣は、リジェクト庫付き紙幣カセット13から繰り出されて、鑑別部10を経由して紙幣カセット12A〜12Dに搬送され補充される。紙幣処理装置1では、このようにして紙幣の補充を行うようになっている。
このように、リジェクト庫付き紙幣カセット13の紙幣収納庫13Aは、複数の用途に利用できるようになっている。
またリジェクト庫付き紙幣カセットのリジェクト庫13Bは、鑑別部10によってリジェクト紙幣と判定された紙幣を集積するようになっている。
またこの紙幣処理装置1の筐体2内には、所定箇所に、全体を制御する制御部(図示せず)が設けられている。
紙幣処理装置1は、以上の構成でなり、制御部が、鑑別部10による紙幣の鑑別結果などをもとに各部を制御して、紙幣の入金処理及び出金処理を行うようになっている。
すなわち、紙幣処理装置1は、入金取引時、職員により、操作部6を介して取引項目(この場合、入金)などが入力され、さらに投入口3Aから入金部3に紙幣が投入されると、投入された紙幣を1枚ずつ鑑別部10に搬送する。
ここで、紙幣処理装置1は、鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣については一時保留部11に搬送して一時的に収納する。一方で、入金に適さない入金リジェクト紙幣と判定された紙幣については出金部4へ戻して、シャッタを開くことで職員に返却する。
その後、職員により入金金額が確定されると、一時保留部11に収納している紙幣を鑑別部10に搬送して金種を鑑別し、その金種に応じて、各紙幣カセット12A〜12Dへ搬送して保管するようになっている。
一方、出金取引時、紙幣処理装置1は、職員により操作部6を介して、取引項目(この場合、出金)、出金金額などが入力されると、要求金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣カセット12A〜12Dから紙幣を1枚ずつ繰り出して、鑑別部10に搬送する。
ここで、紙幣処理装置1は、鑑別部10により正常紙幣と判定された紙幣については出金部4に搬送する一方で、出金に適さない出金リジェクト紙幣と判定された紙幣については一時保留部11に搬送して一時的に収納する。
そして、要求金額分の紙幣が出金部4へ集積されると、紙幣処理装置1は、シャッタを開ける。これにより出金部4内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、職員がこの紙幣を受け取る。
その後、紙幣処理装置1は、一時保留部11に収納している出金リジェクト紙幣を、リジェクト庫付き紙幣カセット13のリジェクト庫13Bへと搬送して保管する。
このようにして、紙幣処理装置1は、紙幣の入金処理及び出金処理を行うようになっている。
[1−3.入金部の構成]
次に、入金部の構成について、詳しく説明する。
図3に示すように、入金部3は、上面が開口している箱型の収納部3Bを有している。尚、ここでは、説明を簡単にする為に、入金部3を傾けていないが、実際には、図2に示したように前方に傾けられている。
この収納部3Bの底には、その一端側(例えば後端側)に、収納部3B内に投入された紙幣の取込口3Cが設けられている。
さらに入金部3には、収納部3Bの後壁から一部が突出するようにしてピックアップローラ20が設けられ、さらに収納部3Bの後壁と平行な状態で、収納部3B内を前後方向にスライド可能な板状のビルプレス21が設けられている。
ここで、入金部3の上面に設けられた開口全体のうち、このビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の部分の開口が、紙幣の投入口3Aとなる。
この入金部3は、ビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の領域が、投入口3Aから投入される紙幣を収納する紙幣収納領域Ar1となっていて、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の領域が、ビルプレス21をスライドさせるバネなどの内部機構22が設けられた紙幣非収納領域Ar2となっている。
さらに取込口3Cの下方近傍には、フィードローラ23とゲートローラ24とが前後方向に対向配置されている。
このような構成にくわえて、入金部3には、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間に、折り畳み式のビルプレスシャッタ25が設けられている。
このビルプレスシャッタ25は、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2を覆うシャッタである。
このビルプレスシャッタ25は、図4(A)及び(B)に示すように、2枚の左右方向に長い長方形板状の部材26A及び26Bを前後方向に蝶番状に連結した構造となっている。尚、ここでは前側の部材26Aを第1部材26Aと呼び、後側の部材26Bを第2部材26Bと呼ぶ。
この第1部材26Aは、収納部3Bの上面の開口の前側半分と同程度の面積を有し、第2部材26Bは、開口の後側半分と同程度の面積を有している。すなわち、これら第1部材26A及び第2部材26Bは、2枚で、収納部3Bの上面の開口を覆うことができる程度の面積を有している。
第1部材26Aは、前端部の中央部分が、連結部30を介して収納部3Bの前壁の上端部分と連結されている。また第1部材26Aは、後端部の中央から所定間隔だけ左側にずれた箇所と右側にずれた箇所とが、それぞれ連結部31A及び31Bを介して第2部材26Bの前端部と連結されている。
一方、第2部材26Bは、前端部中央から所定間隔だけ左側にずれた箇所と、右側にずれた箇所とが、それぞれ連結部31A及び31Bを介して、第1部材26Aの後端部と連結されている。また第2部材26Bは、後端部の中央部分が、連結部32を介して、ビルプレス21の背面の上端中央部分と連結されている。
ここで、連結部30は、図5(A)及び(B)に示すように、収納部3Bの前壁に突設された2つの板状の軸受部40A及び40Bと、第1部材26Aの前端部に突設された2つの板状の軸受部41A及び41Bと、シャフト42とで構成されている。
4つの軸受部40A、40B、41A、41Bのそれぞれには、シャフト42を通す孔として、左右方向に貫通する円形の軸孔43が設けられている。
また第1部材26A側に設けられた2つの軸受部41A及び41Bの間隔は、収納部3Bの前壁側に設けられた2つの軸受部40A及び40Bの間隔より広くなっている。
そして、第1部材26A側に設けられた2つの軸受部41A及び41Bが、それぞれ収納部3Bの前壁側に設けられた2つの軸受部40A及び40Bの外側に位置する状態で、これら4つの軸受部40A、40B、41A、41Bの軸孔43にシャフト42が挿入されることで、第1部材26Aと収納部3Bの前壁とが連結されている。
すなわち、第1部材26Aは、左右方向に延在するシャフト42を回転軸として回転自在に、収納部3Bの前壁と連結されている。
連結部31A及び31Bについても、連結部30と同様の構成であるので、説明を省略する。
ビルプレス21と第2部材26Bとを連結する連結部32は、図6(A)及び(B)に示すように、第2部材26Bの後端部に突設された2つの板状の軸受部44A及び44Bと、ビルプレス21の背面に突設された2つの板状の軸受部45A及び45Bと、シャフト42とで構成されている。
4つの軸受部44A、44B、45A、45Bのうち、第2部材26Bに設けられた軸受部44A、44Bには、シャフト42を通す孔として、左右方向に貫通する円形の軸孔43が設けられている。
これに対して、ビルプレス21に設けられた軸受部45A、45Bには、シャフト42を通す孔として、左右方向に貫通する楕円形の軸孔46が設けられている。この軸孔46が円形ではなく楕円形である点が、他の連結部30、31A及び31Bとは異なる点である。
またビルプレス21側に設けられた2つの軸受部45A及び45Bの間隔は、第2部材26B側に設けられた2つの軸受部44A及び44Bの間隔より広くなっている。
そして、ビルプレス21側に設けられた2つの軸受部45A及び45Bが、それぞれ第2部材26B側に設けられた2つの軸受部44A及び44Bの外側に位置する状態で、これら4つの軸受部44A、44B、45A、45Bの軸孔43、46にシャフト42が挿入されることで、ビルプレス21と第2部材26Bとが連結されている。
すなわち、第2部材26Bは、左右方向に延在するシャフト42を回転軸として回転自在に、ビルプレス21と連結されている。
ここで、シャフト42の断面が円形であるのに対して、ビルプレス21側の2つの軸受部45A及び45Bのそれぞれに設けられた軸孔46は、シャフト42の断面より大きな、前後方向に長い楕円形となっている。
すなわち、ビルプレス21側の2つの軸受部45A及び45Bのそれぞれに設けられた軸孔46には、シャフト42が回転するだけでなく、前後方向にずれることもできるように遊びが設けられている。
これにより、ビルプレス21は、図7(A)〜(C)に示すように、収納部3Bの後壁の壁面と平行な状態から、左端を後方にずらすと共に右端を前方にずらすように、またはその逆に姿勢を傾けることができるようになっている。
ビルプレスシャッタ25は、このような構成でなり、実際、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているときには、第1部材26Aの前端と第2部材26Bの後端とを近づけるように閉じて折り畳まれた状態となっている。
このとき、第1部材26Aと第2部材26Bとを連結する連結部31A及び31Bは、連結部30及び32より下方に位置する。つまり、ビルプレスシャッタ25は、V字型に折り畳まれた状態となっている。
この状態から、ビルプレス21が後方にスライドしていくと、図4(A)に示したように、ビルプレスシャッタ25は、第1部材26Aの前端と第2部材26Bの後端とを遠ざけるように開いて展開していく。
すなわち、ビルプレスシャッタ25は、V字の開きを大きくするようにして展開していく。
このように、ビルプレスシャッタ25は、ビルプレス21の後方へのスライドにともなって、折り畳まれた状態から、後方に広がっていくように展開していき、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2の上部を常に覆うようになっている。
次に、実際に、紙幣を入金するときの入金部3の動作について説明する。入金部3は、紙幣投入時には、図3に示したように、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置している。このときのビルプレス21の位置を初期位置とも呼ぶ。
このとき、ビルプレスシャッタ25は、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間に折り畳まれて格納された状態となっている。
すなわち、このとき、入金部3は、ビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の紙幣収納領域Ar1が最も大きく広げられている状態であり、投入口3Aから、この紙幣収納領域Ar1内に紙幣を投入すればよい旨を容易に職員に認識させ得るようになっている。
ここで、職員が、投入口3Aから、ビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の紙幣収納領域Ar1内に紙幣BLを投入したとする。
すると、入金部3は、ビルプレス21を収納部3Bの後壁へと近づけるようにスライドさせていく。
このようにビルプレス21をスライドさせると、ビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の紙幣収納領域Ar1が狭まっていく一方で、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2は広がっていく。
このとき、図4(A)に示したように、ビルプレスシャッタ25が紙幣非収納領域Ar2の上部を覆いながら展開していくことで、紙幣非収納領域Ar2は、このビルプレスシャッタ25により常に塞がれた状態となる。
これにより、職員が、紙幣非収納領域Ar2内に誤って紙幣を投入したり、この紙幣非収納領域Ar2内に、紙幣以外の異物を投入したりすることを防ぐことができる。
さらに入金部3は、ビルプレス21をスライドさせていき、このビルプレス21によって紙幣をピックアップローラ20に押し付ける。
このようにして、入金部3は、紙幣をビルプレス21とピックアップローラ20との間で挟持する。
ここで、ビルプレス21は、図7(C)に示したように、収納部3Bの後壁の壁面(これを押付面とも呼ぶ)と平行な状態から、左端を後方にずらすと共に右端を前方にずらすように、またはその逆に姿勢を傾けることができるようになっている。つまり、ビルプレス21は、収納部3Bの後壁の押付面に対して傾くことができるようになっている。
これにより、例えば、投入される紙幣の種類や状態の違いによって、紙幣束の厚みに左右で差が生じるような場合でも、その差に応じて姿勢を傾けることができるので、紙幣の束をより確実にピックアップローラ20との間で挟持することができる。
換言すれば、より確実に、紙幣をピックアップローラ20に押し当てることができるとも言える。
ここで、ピックアップローラ20に押し付けられた紙幣は、このピックアップローラ20が回転することにより1枚ずつ分離させられて下方の取込口3Cへと繰り出され、さらにフィードローラ23とゲートローラ24とにより取込口3Cから紙幣処理装置1の内部へと取り込まれていく。
このようにして、紙幣処理装置1は、入金部3により、入金紙幣を1枚ずつ取り込んでいく。
そして、全ての紙幣の取り込みが完了すると、入金部3は、ビルプレス21を、前方にスライドさせて、元の位置(初期位置)に戻す。このとき、ビルプレスシャッタ25は、再び折り畳まれて、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間に格納される。
[1−4.効果]
以上の構成において、紙幣処理装置1は、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間に、ビルプレス21が収納部3Bの後壁側にスライドすることにともなってビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2を覆うように展開されるビルプレスシャッタ25を設けるようにした。
こうすることで、入金時に、ビルプレス21が後方にスライドするにつれて広がる紙幣非収納領域Ar2を、ビルプレスシャッタ25により塞ぐことができる。
かくして、紙幣処理装置1は、入金時に、紙幣非収納領域Ar2には紙幣を投入してはいけないことを職員に認識させることができると共に、職員が紙幣非収納領域Ar2内に誤って紙幣を投入したり、この紙幣非収納領域Ar2内に紙幣以外の異物を投入したりすることを防ぐことができる。
またこのビルプレスシャッタ25は、ビルプレス21の背面の上端部分と収納部3Bの前壁の上端部分とに連結され、ビルプレス21がスライドする力を利用して、折り畳まれた状態から展開されるようにした。
これにより、紙幣処理装置1は、電動式のシャッタのような大掛かりな機構を別途追加することなく、簡易な構成で、且つ複雑な制御を必要とせずに、紙幣非収納領域Ar2への紙幣の誤投入を防ぐことができる。
またビルプレス21とビルプレスシャッタ25との間の連結部32に、ビルプレス21が収納部3Bの後壁の押付面に対して傾くことができるように遊びを設けるようにした。
これにより、左右で厚さの異なる紙幣束を、ビルプレス21と収納部3Bの押付面に設けられたピックアップローラ20との間で挟持する場合に、紙幣束の厚さの違いに応じてビルプレス21を傾けることができ、これにより、左右で厚さの異なる紙幣束であっても、確実に、ビルプレス21とピックアップローラ20との間で挟持することができる。
さらに、このように、ビルプレス21の連結部32に遊びを設けたことで、ビルプレス21が傾いても、ビルプレスシャッタ25は、その影響を受けずにスムーズに後方向に展開することができる。
以上の構成によれば、紙幣処理装置1は、電動式のシャッタのような大掛かりな機構を別途設けることなく、紙幣非収納領域Ar2に紙幣を投入してはいけないことを職員に認識させることができると共に、この紙幣非収納領域Ar2に媒体が誤投入されることを防ぐことができ、かくして簡易な構成でありながら、紙幣の誤投入を防止することができる。
[2.第2の実施の形態]
次に第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、入金部の構成が第1の実施の形態とは異なる実施の形態である。ゆえに、ここでは、入金部の構成についてのみ説明することとする。
[2−1.入金部の構成]
図8に、第2の実施の形態の入金部50を示す。尚、この図12は、第1の実施の形態の入金部3と同一の部分については、同一符号を付してある。
この第2の実施の形態の入金部50は、収納部3Bの上面に設けられた開口の前端部分を覆うようにしてカバー51が設けられている。
このカバー51は、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているとき、すなわち初期位置にあるとき、このビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の隙間(すなわち紙幣非収納領域Ar2)の上部を覆うようになっている。
このカバー51は、収納部3Bと一体成型されていてもよいし、収納部3Bとは別の部品として、収納部3Bに取り付けられていてもよい。
実際、ビルプレス21が収納部の前壁近傍に位置しているとき、ビルプレスシャッタ25は、V字形に折り畳まれていることにより、ビルプレスシャッタ25自体が、凹部となってしまう。
このようにビルプレスシャッタ25自体が凹部となっていると、職員が誤って投入口3Aではなくこの凹部に紙幣を投入しようとしたり、この凹部に異物が投入されてしまったりすることが考えられる。
そこで、この第2の実施の形態では、収納部3Bの上面に設けられた開口の前端部分を覆うようにしてカバー51を設けるようにした。
つまり、ビルプレス21が初期位置にあるときの、ビルプレスと収納部3Bの前壁との間の部分を覆うように、カバー51を設けるようにした。
これにより、ビルプレスシャッタ25が折り畳まれているときに、このビルプレスシャッタ25の上方にカバー51が位置することになり、折り畳まれているビルプレスシャッタ25がこのカバー51により覆われる。
こうすることで、折り畳まれているビルプレスシャッタ25により形成される凹部もこのカバー51で覆われることになり、この凹部に、職員が誤って紙幣を投入しようとしたり、紙幣以外の異物が投入されたりすることを防ぐことができる。
尚、このカバー51が収納部3Bの上面に設けられた開口全体を覆ってしまうと、当然のことながら、投入口3Aまで塞がれてしまい、紙幣を投入できなくなるので、ここでは、開口の前端部分のみを覆うようにして、紙幣の投入を妨げることのないようになっている。
[3.他の実施の形態]
[3−1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1及び第2の実施の形態では、入金部3に、板状の第1部材26Aと第2部材26Bとを連結した折り畳み式のビルプレスシャッタ25を設けるようにした。
これに限らず、ビルプレスシャッタ25と同様に機能するものであれば、ビルプレスシャッタ25とは異なるシャッタを用いるようにしてもよい。
例えば、図9(A)及び(B)に示すように、入金部3に、折り畳み式のビルプレスシャッタ25の変わりに、薄いフィルム状の素材でなるビルプレスシャッタ60を設けるようにしてもよい。
このフィルム状の素材でなるビルプレスシャッタ60は、収納部3Bの上面の開口と同程度の面積を有する四角形状となっている。
このビルプレスシャッタ60は、その前端部が、収納部3Bの前壁の上端部分に固定されている。またこのビルプレスシャッタ60は、その後端部が、ビルプレス21の背面の上端部分に固定されている。
ビルプレスシャッタ60は、このような構成でなり、実際、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているときには、下方に垂れ下がるように撓んで折り畳まれた状態となっている。
この状態から、ビルプレス21が後方にスライドしていくと、ビルプレスシャッタ60は、これに合わせて、後方に広がるように展開していく。
このように、ビルプレスシャッタ60は、ビルプレス21の後方へのスライドにともなって、折り畳まれた状態から、後方に広がるように展開していき、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2の上部を覆うようになっている。
これにより、職員が、紙幣非収納領域Ar2内に誤って紙幣を投入したり、この紙幣非収納領域Ar2内に、紙幣以外の異物を投入したりすることを防ぐことができる。
その後、ビルプレスシャッタ60は、例えば、紙幣の入金が完了して、ビルプレス21が初期位置に戻るようスライドすることにともなって、再び折り畳まれた状態に戻るようになっている。
さらにこのようなフィルム状の素材でなるビルプレスシャッタ60を、収納部3B内に折り畳んで格納するのではなく、収納部3Bの外側のスペースに格納するようにし、ビルプレス21のスライドにともなって、収納部3Bの外側から収納部3B内に引き入れるようにしてもよい。
この場合の例を、図10(A)及び(B)に示す。この入金部3は、収納部3Bの前壁の上端部に、ビルプレスシャッタ60が通る孔61が設けられている。この孔61は、収納部3Bの外側に設けられたシャッタ格納部Ar3と繋がっている。このシャッタ格納部Ar3は、紙幣処理装置1の内部に設けられている。
ビルプレスシャッタ60は、収納部3Bに設けられた孔61に通されていて、前端部が収納部3Bの外側、後端部が収納部3Bの内側に位置するようになっている。
ここで、ビルプレスシャッタ60の後端部は、ビルプレス21の背面の上端部分に固定されている。一方で、ビルプレスシャッタ60の前端部には、収納部3Bに設けられた孔61より大きなストッパ62が取り付けられている。
このストッパ62は、例えば、一定の重さでなる金属球でなり、ビルプレスシャッタ60の前端部が、孔61を通って収納部3Bの内側に入ってしまうことを防ぐだけでなく、ビルプレスシャッタ60の前端部を、その重みで下方に引っ張るようにもなっている。
そして、実際、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているときには、ビルプレスシャッタ60のほぼ全体が、収納部3Bの前壁に設けられた孔61から外側に出て、シャッタ格納部Ar3に格納された状態となっている。
この状態から、ビルプレス21が後方にスライドしていくと、ビルプレスシャッタ60は、このビルプレス21に引っ張られるようにして、収納部3Bの前壁に設けられた孔61から、収納部3Bの内側に引き出されていく。
このように、ビルプレスシャッタ60は、ビルプレス21の後方へのスライドにともなって、収納部3Bの外側に設けられたシャッタ格納部Ar3から、収納部3Bの前壁に設けられた孔61を通って、収納部3Bの内側に引き出されていき、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2の上部を常に覆うようになっている。
これにより、職員が、紙幣非収納領域Ar2内に誤って紙幣を投入したり、この紙幣非収納領域Ar2内に、紙幣以外の異物を投入したりすることを防ぐことができる。
その後、ビルプレスシャッタ25は、例えば、紙幣の入金が完了して、ビルプレス21が初期位置に戻るようスライドすると、前端部がストッパ62の重みにより下方に引っ張られていることで、収納部3Bの前壁に設けられた孔61を通り、シャッタ格納部Ar3に格納されるようになっている。
また例えば、図11(A)及び(B)に示すように、入金部3に、折り畳み式のビルプレスシャッタ25の変わりに、複数枚の板状部材を前後方向にスライドさせるスライド式のビルプレスシャッタ70を設けるようにしてもよい。
このビルプレスシャッタ70は、例えば、3枚の長方形板状の部材71A、71B、71Cを上下方向に連結した構造となっている。尚、ここでは一番上の部材71Aを第1部材71A、中間の部材71Bを第2部材71B、一番下の部材71Cを第3部材71Cと呼ぶ。
これら第1部材71A、第2部材71B、第3部材71Cは、それぞれ、収納部3Bの上面の開口の1/3程度の面積を有している。すなわち、これら第1部材71A、第2部材71B、第3部材71Cは、3枚で、収納部3Bの上面の開口を覆うことができる程度の面積を有している。
第1部材71Aは、その前端部が、収納部3Bの前壁の上端部分に固定されている。またこの第1部材71Aの下に位置する第2部材71Bは、第1部材71Aに対して、連結部72Aを介して前後方向にスライド可能に連結されている。
またこの第2部材71Bの下に位置する第3部材71Cは、第2部材71Bに対して、連結部72Bを介して前後方向にスライド可能に連結されている。
さらにこの第3部材71Cの下に、ビルプレス21の上端部が位置していて、第3部材71Cは、ビルプレス21の上端部に対して、連結部72Cを介して前後方向にスライド可能に連結されている。
ビルプレスシャッタ70は、このような構成でなり、実際、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているときには、第1部材71Aの下に第2部材71B、第2部材71Bの下に第3部材71C、第3部材71Cの下にビルプレス21が位置するように層状に重ねられて畳まれた状態となっている。
この状態から、ビルプレス21が後方にスライドしていくと、ビルプレスシャッタ25は、これに合わせて、第2部材71Bと第3部材71Cのそれぞれが後方にスライドするようにして展開していく。
このように、ビルプレスシャッタ25は、ビルプレス21の後方へのスライドにともなって、上下に重ねられて畳まれた状態から、後方に広がるように展開していき、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2の上部を常に覆うようになっている。
これにより、職員が、紙幣非収納領域Ar2内に誤って紙幣を投入したり、この紙幣非収納領域Ar2内に、紙幣以外の異物を投入したりすることを防ぐことができる。
またこのビルプレスシャッタ70の場合、畳まれた状態でも凹部が形成されないので、上述したようなカバー51を設ける必要がなく、その分、構成を簡略化できるとも言える。
尚、各連結部72(72A〜72C)については、各部材71(71A〜71C)を前後方向にスライド自在に連結できる構成であればどのような構成であってもよい。
具体的な例としては、連結部72Aを、上側の第1部材71Aに設けられた前後方向の溝(図示せず)と、下側の第2部材71Bの上面に突設された突起部(図示せず)とで構成する。
そして、下側の第2部材71Bに設けられた突起部を上側の第1部材71Aに設けられた溝にスライド自在に嵌合することで、上側の第1部材71Aと下側の第2部材71Bとを連結するようにする。また、この場合、突起部を断面T字型に形成するなどして、溝から抜け落ちないようにする。他の連結部72B、72Cについても、同様の構成とする。
さらに上述したビルプレスシャッタ60や70に限らず、これらとは異なる機構のビルプレスシャッタを用いるようにしてもよい。
また、例えば図12(A)及び(B)に示すように、ビルプレスシャッタ25の代わりに、ビルプレス21の上端部分と、収納部3Bの前壁の上端部分との間に1本又は複数本の紐状部材73(73A、73B)を掛け渡すようにしてもよい。
この場合、ビルプレスシャッタ25のように紙幣非収納領域Ar2の上部を覆うわけではないが、このような紐状部材73を掛け渡すだけでも、ビルプレスシャッタ25ほどの効果はないものの、紙幣非収納領域Ar2には紙幣を投入してはいけないことを職員に認識させることができ、紙幣の誤投入を減らすことができる。
[3−2.他の実施の形態2]
また、上述した第1の実施の形態では、入金部3に、V字型に折り畳まれるビルプレスシャッタ25を設けるようにした。
このビルプレスシャッタ25は、上述したように、折り畳まれたときに、ビルプレスシャッタ25自体が下方に凹んだ凹部となってしまう。
そこで、このビルプレスシャッタ25の代わりに、図13に示すように、折り畳まれたときに、上方に突する逆V字型のビルプレスシャッタ80を設けるようにしてもよい。
このようにすれば、折り畳まれたときでも、ビルプレスシャッタ25が凹部とはならず、V字型のビルプレスシャッタ25で生じる問題を解決できる。
また、図14に示すように、折り畳まれたときのビルプレスシャッタ80を覆うように、収納部3Bの上端の前端部分にカバー81を設けるようにしてもよい。
[3−3.他の実施の形態3]
さらに、上述した第1の実施の形態では、入金部3に、同サイズの2枚の第1部材26Aと第2部材26Bとを連結してなるビルプレスシャッタ25を設けるようにした。
これに限らず、例えば、図15(A)、(B)及び図16に示すように、第1部材26Aと、この第1部材26Aより前後方向に長い(例えば2倍程度長い)第2部材90とを連結してなるビルプレスシャッタ91を設けるようにしてもよい。
尚、ここでは、説明を簡単にする為、第2部材90を、第1部材26Aと同サイズの前部90Aと、後部90Bとに分けている。
すなわち、第2部材90は、後部90Bの分だけ、第1部材26Aより前後方向に長くなっている。
この第2部材90は、前部90Aの前端部分が、連結部31A及び31Bを介して、第1部材26Aの後端部と連結されている。またこの第2部材は、前部90Aと後部90Bとの境界部分が、連結部92を介して、ビルプレス21の背面の上端中央部分と連結されている。
ここで、連結部92は、例えば、図17(A)及び(B)に示すように、第2部材90の下面に突設された2つの板状の軸受部93A及び93Bと、ビルプレス21の背面に突設された2つの板状の軸受部94A及び94Bと、シャフト95とで構成されている。
4つの軸受部93A、93B、94A、94Bのうち、第2部材90に設けられた軸受部93A、93Bには、シャフト95を通す孔として、左右方向に貫通する円形の軸孔96が設けられている。
これに対して、ビルプレス21に設けられた軸受部94A、94Bには、シャフト95を通す孔として、左右方向に貫通する楕円形の軸孔97が設けられている。軸孔97を楕円形とした理由は、第1の実施の形態と同様、ビルプレス21を傾けることができるようにするためである。
またビルプレス21側に設けられた2つの軸受部94A及び94Bの間隔は、第2部材90側に設けられた2つの軸受部93A及び93Bの間隔より広くなっている。
そして、ビルプレス21側に設けられた2つの軸受部94A及び94Bが、それぞれ第2部材90側に設けられた2つの軸受部93A及び93Bの外側に位置する状態で、これら4つの軸受部93A、93B、94A、94Bの軸孔96、97にシャフト95が挿入されることで、ビルプレス21と第2部材90とが連結されている。
すなわち、第2部材90は、左右方向に延在するシャフト95を回転軸として回転自在に、ビルプレス21と連結されている。
ビルプレスシャッタ91は、このような構成でなり、実際、ビルプレス21が収納部3Bの前壁近傍に位置しているときには、第1部材26Aの前端と第2部材90の後端とを近づけるようにして折り畳まれた状態となっている。このとき、第2部材90の後部90Bが、ビルプレス21の上端部より上方に突出するようになっている。
この状態から、ビルプレス21が後方にスライドしていくと、ビルプレスシャッタ91は、第1部材26Aの前端と第2部材90の後端とを遠ざけるようにして展開していく。
このとき、ビルプレスシャッタ91は、V字の開きを大きくするようにして展開していく。
このように、ビルプレスシャッタ91は、ビルプレス21の後方へのスライドにともなって、折り畳まれた状態から、後方に広がっていくように展開していき、ビルプレス21と収納部3Bの前壁との間の紙幣非収納領域Ar2の上部を常に覆うようになっている。
さらに、このビルプレスシャッタ91は、ビルプレス21が収納部3Bの後壁に近づくと、第2部材90の後部90Bが、ビルプレス21より後方に突出する。
このとき、ビルプレス21より後方に突出している部分、すなわち第2部材90の後部が、ビルプレス21と収納部3Bの後壁との間の部分の開口、すなわち投入口3Aの上部を覆うことになる。
こうすることで、このビルプレスシャッタ91は、紙幣非収納領域Ar2を覆うだけでなく、投入された紙幣をビルプレス21がピックアップローラ20に押し当てて、紙幣を1枚ずつ取り込んでいるときには、紙幣の取り込みが正常に行われるよう、投入口3Aも塞ぐことができる。
また、図18に示すように、折り畳まれたときに上方に突出するビルプレスシャッタ91の後部90Bを覆うように、収納部3Bの上端の前端部分にカバー98を設けるなどしてもよい。このようにすれば、上方に突出する後部90Bの破損を防ぐことができる。
[3−4.他の実施の形態4]
さらに、上述した第1の実施の形態では、ビルプレスシャッタ25の連結部30として、4つの軸受部40A、40B、41A、41Bとシャフト42からなる機構を用いるようにした。
これに限らず、収納部3Bの前壁と第1部材26Aとを回転自在に連結可能な機構であれば、4つの軸受部40A、40B、41A、41Bとシャフト42からなる機構とは異なる機構を用いるようにしてもよい。他の連結部31A、31B、32についても同様である。
[3−5.他の実施の形態5]
さらに、上述した第1の実施の形態では、ビルプレス21を傾き自在とするために、連結部32の軸孔46の形状を楕円形とした。
これに限らず、軸孔46の形状を、例えば、陸上競技場のトラックのような角丸長方形としてもよい。このようにしても、ビルプレス21を傾き自在とすることができる。
[3−6.他の実施の形態6]
さらに、ここまでの説明では、媒体プレス部の具体的な例としてビルプレス21、展開部の具体的な例としてビルプレスシャッタ25、60、70、80、91を用いるようにしたが、これに限らず、これらと同様に機能するものであれば、これらビルプレス21及びビルプレスシャッタ25、60、70、80、91とは異なる機構の媒体プレス部及び展開部を用いるようにしてもよい。
[3−7.他の実施の形態7]
さらに、上述した実施の形態では、本発明を、職員や顧客が操作する職員・顧客操作型端末としての紙幣処理装置1に適用したが、本発明は、これに限らず、入金部3のような入金専用の機構を有する装置であれば、例えば、ATMなど、種々の装置に適用することができる。
また、上述した実施の形態では、本発明を、紙幣を扱う紙幣処理装置1に適用したが、これに限らず、紙、切符など、紙幣以外の紙葉類を媒体として処理する媒体処理装置であっても、入金部3と同様に機能する機構を有する媒体処理装置であれば、適用することができる。
[3−8.他の実施の形態8]
さらに、本発明は、上述した実施の形態と、上述した他の実施の形態とに限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した実施の形態と上述した他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、紙幣を扱う紙幣処理装置などの装置で広く利用することができる。
1……紙幣処理装置、3、50、200……入金部、3A、200B……投入口、3B、200A……収納部、3C、200C……取込口、20、201……ピックアップローラ、21、202……ビルプレス、25、60、70、80、91……ビルプレスシャッタ、51、98……カバー。

Claims (12)

  1. 媒体の投入口となる開口を有し、当該投入口から投入された媒体を収納する収納部と、
    上記収納部内の一端側の壁部と他端側の壁部との間を移動可能で、上記投入口から投入された媒体を、上記収納部の他端側の壁部に押し当てる媒体プレス部と、
    上記媒体プレス部と上記収納部の一端側の壁部との間に掛け渡され、上記媒体プレス部が上記媒体プレス部と上記収納部の他端側の壁部との間の媒体収納領域に投入された媒体を上記収納部の他端側の壁部に押し当てるために上記収納部の一端側から他端側に移動することにともなって、上記媒体プレス部と上記収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域に展開する展開部と
    を有する媒体処理装置。
  2. 上記収納部の他端側の壁部と上記媒体プレス部との間の部分の開口が上記投入口となっている
    請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 上記媒体プレス部は、
    初期位置として上記収納部の一端側の壁部近傍に配置され、上記投入口から上記媒体収納領域に媒体が投入されると、上記収納部の他端側に移動することで、投入された媒体を上記収納部の他端側の壁部に押し当て、
    上記媒体プレス部により上記収納部の他端側の壁部に押し当てられた媒体が、上記収納部の他端側に設けられた取込口から取り込まれる
    請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 上記展開部は、
    折り畳み式のシャッタであり、
    上記媒体プレス部が上記収納部の一端側から他端側に移動することにともなって、折り畳まれた状態から展開していくことにより、上記媒体プレス部と上記収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域を遮蔽する
    請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 上記シャッタは、
    展開した後、上記媒体プレス部が上記収納部の一端側に戻ることにともなって折り畳まれて、上記媒体プレス部と上記収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域に格納される
    請求項4に記載の媒体処理装置。
  6. 上記シャッタは、
    2枚の板状部材を蝶番状に連結したものであり、
    連結部分を境に上記2枚の板状部材を閉じるようにして折り畳まれ、折り畳まれた状態から、連結部分を境に上記2枚の板状部材を開くようにして展開する
    請求項5に記載の媒体処理装置。
  7. 上記シャッタは、
    複数の板状部材を重ねてスライド自在に連結したものであり、
    上記複数の板状部材が層状に重なるようにして折り畳まれ、折り畳まれた状態から、上記複数の板状部材同士の重なり部分が小さくなるように各板状部材がスライドすることで展開する
    請求項5に記載の媒体処理装置。
  8. 上記シャッタは、
    フィルム状の素材でなり、
    撓むことで折り畳まれ、撓みが小さくなるように広がることで展開する
    請求項5に記載の媒体処理装置。
  9. 上記展開部は、
    上記収納部の外側のスペースに格納され、
    上記媒体プレス部が上記収納部内の一端側から他端側に移動することにともなって、上記スペースから上記収納部の内側へと引き込まれて展開していくことで上記媒体非収納領域を遮蔽する
    請求項3に記載の媒体処理装置。
  10. 上記媒体プレス部は、
    上記シャッタの一端部に、上記収納部の他端側の壁部に対して傾き自在に連結されている
    請求項に記載の媒体処理装置。
  11. 上記収納部の一端側に、上記媒体プレス部が上記収納部の一端側の壁部近傍に位置しているときの上記媒体プレス部と上記収納部の一端側の壁部との間の媒体非収納領域を覆うためのカバーが設けられ、
    上記カバーによって、上記媒体非収納領域内に折り畳まれた状態で格納されている上記シャッタが遮蔽される
    請求項に記載の媒体処理装置。
  12. 上記シャッタは、
    上記媒体プレス部が上記収納部の他端側の壁部近傍にまで移動したときに、上記シャッタの他端部分が、上記媒体プレス部よりも、上記収納部の他端側に突出するようになっていて、
    上記媒体プレス部が上記収納部の他端側の壁部近傍にまで移動したときに、上記突出する部分によって、上記媒体プレス部と上記収納部の他端側の壁部との間の上記媒体収納領域が遮蔽される
    請求項に記載の媒体処理装置。
JP2012250238A 2012-11-14 2012-11-14 媒体処理装置 Active JP6020067B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012250238A JP6020067B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 媒体処理装置
CN201380057613.2A CN104769648B (zh) 2012-11-14 2013-10-08 介质处理装置
US14/441,163 US9457972B2 (en) 2012-11-14 2013-10-08 Medium processing device
RU2015117658/12A RU2603566C1 (ru) 2012-11-14 2013-10-08 Устройство обработки носителя
PCT/JP2013/077389 WO2014077054A1 (ja) 2012-11-14 2013-10-08 媒体処理装置
BR112015010902A BR112015010902A2 (pt) 2012-11-14 2013-10-08 dispositivo de processamento de meio
IN4080DEN2015 IN2015DN04080A (ja) 2012-11-14 2015-05-13

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012250238A JP6020067B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 媒体処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014099034A JP2014099034A (ja) 2014-05-29
JP6020067B2 true JP6020067B2 (ja) 2016-11-02

Family

ID=50730975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012250238A Active JP6020067B2 (ja) 2012-11-14 2012-11-14 媒体処理装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9457972B2 (ja)
JP (1) JP6020067B2 (ja)
CN (1) CN104769648B (ja)
BR (1) BR112015010902A2 (ja)
IN (1) IN2015DN04080A (ja)
RU (1) RU2603566C1 (ja)
WO (1) WO2014077054A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101783147B1 (ko) 2016-10-10 2017-10-23 주식회사 엘지씨엔에스 매체 보관함 밀판의 비틀림 보정 장치 및 보정 방법

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101732795B1 (ko) * 2015-06-05 2017-05-24 주식회사 엘지씨엔에스 매체 집적 장치 및 금융 기기
CN105844790B (zh) * 2016-05-27 2019-02-01 深圳怡化电脑股份有限公司 一种钞口封板装置
JP6809382B2 (ja) * 2017-05-30 2021-01-06 沖電気工業株式会社 媒体取込装置及び媒体処理装置
CN107746001A (zh) * 2017-10-24 2018-03-02 江南大学 一种可调节定量的棉条桶
KR102152899B1 (ko) * 2019-03-12 2020-09-08 효성티앤에스 주식회사 금융 자동화 기기
CN111127740B (zh) * 2020-01-02 2022-05-31 山东新北洋信息技术股份有限公司 薄片类介质分发装置和现金循环处理设备

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3539179A (en) * 1967-12-04 1970-11-10 Brandt Automaticcashier Co Apparatus for feeding paper currency
JPH0121398Y2 (ja) * 1985-04-08 1989-06-26
JPS62274391A (ja) * 1986-05-22 1987-11-28 株式会社東芝 貨幣取込装置
US4733765A (en) 1985-11-14 1988-03-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Cash handling machine for handling mixtures of notes and coins introduced together
JPS6279135A (ja) * 1986-09-16 1987-04-11 Hitachi Ltd 紙幣送出装置
US5154408A (en) * 1990-12-28 1992-10-13 Pitney Bowes Inc. High capacity sheet feeder with adjustable deck
GB2370566B (en) * 2000-11-01 2004-03-10 Lg Electronics Inc Media cassette for automatic dispenser
TW540014B (en) * 2001-04-27 2003-07-01 Asahi Seiko Co Ltd An automatic bill storage device
ES2345445T3 (es) * 2005-12-19 2010-09-23 Mei, Inc. Unidad de distribucion para documentos de valor.
KR100799460B1 (ko) * 2006-12-29 2008-02-01 노틸러스효성 주식회사 지폐입출금장치
JP2008207940A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Brother Ind Ltd 画像形成装置及びシート供給装置
JP5262200B2 (ja) * 2008-03-10 2013-08-14 沖電気工業株式会社 紙葉類取扱装置
JP5267351B2 (ja) 2009-06-24 2013-08-21 沖電気工業株式会社 紙幣入出金機
DE102010004574A1 (de) * 2010-01-14 2011-07-21 Giesecke & Devrient GmbH, 81677 Vorrichtung für die Annahme und Ausgabe von Banknoten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101783147B1 (ko) 2016-10-10 2017-10-23 주식회사 엘지씨엔에스 매체 보관함 밀판의 비틀림 보정 장치 및 보정 방법

Also Published As

Publication number Publication date
BR112015010902A2 (pt) 2017-07-11
IN2015DN04080A (ja) 2015-10-09
RU2603566C1 (ru) 2016-11-27
CN104769648A (zh) 2015-07-08
WO2014077054A1 (ja) 2014-05-22
JP2014099034A (ja) 2014-05-29
US9457972B2 (en) 2016-10-04
CN104769648B (zh) 2017-05-24
US20150298920A1 (en) 2015-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6020067B2 (ja) 媒体処理装置
JP4704777B2 (ja) 紙幣入出金機
JP5267351B2 (ja) 紙幣入出金機
TW200540735A (en) Bill depositing/dispensing apparatus
US7950572B2 (en) Reject structure in cash transaction machine
JP6307664B2 (ja) 紙葉類集積庫、現金自動取引装置
US20070062782A1 (en) Paper money input and output device
JP6102487B2 (ja) 媒体収納装置及び媒体取引装置
JP7327112B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
JP4078127B2 (ja) 紙幣入出金装置
KR20210081121A (ko) 금융 자동화 기기 및 금융 자동화 기기의 제어 방법
JP6036559B2 (ja) 媒体処理装置
JP7196360B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP5277757B2 (ja) 紙幣処理装置
JP6926905B2 (ja) 媒体収納庫及び自動取引装置
JP6927820B2 (ja) 紙幣処理システムおよび収納庫
JP2906796B2 (ja) 紙葉類収納箱
JPH0212592A (ja) 金庫カセット及びこの金庫カセットを備える自動取引装置
KR101310444B1 (ko) 지폐처리장치 및 지폐처리방법
JP7253107B2 (ja) 紙葉類取扱装置
JP7424215B2 (ja) 媒体処理装置及び現金取扱装置
JP7226039B2 (ja) 媒体処理装置及び自動取引装置
WO2022176178A1 (ja) 紙葉類取扱装置
KR102563832B1 (ko) 지폐 임시 보관 장치 및 이를 구비한 지폐 처리 장치
JP6926845B2 (ja) 硬貨処理装置、及び、当該硬貨処理装置に取り付けるカバー部材

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150817

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160614

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160812

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6020067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150