JP6019884B2 - 情報処理装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
一般に、会社等の組織にとって、取引先や営業先の会社に所属する顧客の情報は非常に重要である。例えば、訪問販売を行う営業担当者であれば、商品を提案すべき相手を探したり、商品を購入する側であれば、欲しい商品をどの代理店や営業に頼めばよいのかを把握したりすることで、商談を円滑に進めることができる。
しかし、ある程度大きな会社になると、会社内で各担当者間のつながりが少なくなるので、他の部署が有する顧客情報を共有することができず、取引先や提案先を見つける際の効率が悪くなる。
そこで、会社全体の顧客情報を集約する名刺管理システムによって、顧客情報を共有することが行われている。例えば、面会した顧客の名刺データと面会に係る面会記録データとを対応付けて面会別に蓄積する面会記録管理装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開2011−138254号公報
しかしながら、通常、名刺は初めて会った者同士で交換されるのみであるため、それ以降のやり取りがなく、情報が古くなりがちである。また、名刺に記載されている情報だけでは、相手がどのような業務についているかがわからない。
また、顧客との間では電子メールによるやり取りも行われる。電子メールでは、常に新しい情報が得られるものの、個人間で電子メールが送受信されるだけでは、組織内の他の担当者が新たに得た情報を把握することはできない。また、電子メールやその添付ファイルからは、送信先又は送信元と関連する情報が得られると考えられるが、それらを有効に結びつけて管理することは困難であった。
本発明は、上記の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、名刺や電子メールから得られる情報を効率良く管理することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、
画像読取装置により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する第1取得部と、
顧客から送信された電子メールの署名部分から顧客情報を取得する第2取得部と、
顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する判断部と、
前記第1取得部又は第2取得部により取得された顧客情報と、前記判断部により判断された業務内容と、を対応付けて記憶部に記憶させて管理する管理部と、
業務内容と、当該業務内容に関連するキーワードと、を対応付けて記憶する第2記憶部と、
を備え、
前記判断部は、顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルに、前記第2記憶部に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容を、顧客の業務内容として判断する
本発明によれば、名刺や電子メールから得られる情報を効率良く管理することができる。
顧客情報管理システムの構成図である。 処理サーバの機能的構成を示すブロック図である。 顧客データベースのデータ構成例である。 更新データベースのデータ構成例である。 業種キーワードテーブルのデータ構成例である。 担当分野キーワードテーブルのデータ構成例である。 製品キーワードテーブルのデータ構成例である。 メールデータベースのデータ構成例である。 名刺情報取得処理を示すラダーチャートである。 メール情報取得処理を示すラダーチャートである。 メール情報取得処理を示すラダーチャートである。 検索結果表示処理を示すラダーチャートである。 クライアント端末に表示される検索結果表示画面の例である。
以下、図面を参照して本発明に係る情報処理装置の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1に、顧客情報管理システム100の構成を示す。顧客情報管理システム100は、メールサーバ10と、情報処理装置としての処理サーバ20と、クライアント端末30と、画像読取装置としてのスキャナ40と、を備えて構成されている。メールサーバ10、処理サーバ20、クライアント端末30は、通信ネットワークNを介してデータ送受信可能に接続されている。通信ネットワークNは、専用線や既存の公衆回線、インターネット等を利用して構築された情報通信網である。
メールサーバ10は、顧客情報管理システム100を利用する会社に所属する社員全員が使用するメールサーバであり、電子メール(以下、メールという。)の送受信を行うコンピュータ装置である。メールサーバ10は、各ユーザ宛に送られてきたメールのメールデータ110を保管し、各ユーザからの問い合わせ(受信要求)に応じてメールを各ユーザに送信する。また、メールサーバ10は、各ユーザが送信したメールを他のメールサーバに転送する。また、メールサーバ10は、メールサーバ10を介して送受信されるメールを処理サーバ20に送信する。なお、メールサーバ10は、社員全員のメールを送受信するものに限定されず、部署等、ある程度の人数のグループ単位で分けられていてもよい。
処理サーバ20は、名刺及びメールから取得したデータを処理してデータベース化するコンピュータ装置である。処理サーバ20は、顧客データベース271に顧客に関する顧客情報及び業務内容を保存し、管理している。ここで、顧客には、取引先も含まれる。
クライアント端末30は、一般的なPC(Personal Computer)により構成され、各社員が名刺から得られる顧客情報を処理サーバ20に登録したり、処理サーバ20の検索結果を参照したりする際に用いられる。
スキャナ40は、名刺を読み取って名刺画像の画像データを取得する。スキャナ40は、専用の接続線によりクライアント端末30と接続されており、この接続線を介して、名刺画像の画像データをクライアント端末30に送信する。
なお、メールサーバ10、処理サーバ20、クライアント端末30は、同一の装置として構成されていてもよい。また、クライアント端末30及びスキャナ40の機能が、カメラ付携帯電話機等により構成されていてもよい。また、図1では、スキャナ40がクライアント端末30に接続されている場合について図示しているが、スキャナ40は、メールサーバ10、処理サーバ20、クライアント端末30のいずれに接続されていてもよい。あるいは、スキャナ40が単独で通信ネットワークNに接続可能であって、通信ネットワークNを介して、処理サーバ20に接続することとしてもよい。
図2は、処理サーバ20の機能的構成を示すブロック図である。
処理サーバ20は、第1取得部、第2取得部、判断部、管理部としてのCPU(Central Processing Unit)21と、入力部22と、表示部23と、通信部24と、RAM(Random Access Memory)25と、ROM(Read Only Memory)26と、記憶部、第2記憶部としての記憶部27と、を備え、各部はバス28を介して接続されている。
CPU21は、処理サーバ20の各部の処理動作を統括的に制御する。具体的には、CPU21は、ROM26に記憶されている各種処理プログラムを読み出してRAM25に展開し、当該プログラムとの協働により各種処理を行う。
CPU21は、スキャナ40により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する。
CPU21は、顧客から送信されたメールの署名部分から顧客情報を取得する。
CPU21は、顧客との間で送受信されたメールの本文部分(ヘッダや署名部分を除く部分)又は当該メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する。具体的に、CPU21は、顧客との間で送受信されたメールの本文部分又は当該メールに添付されたファイルに、記憶部27の業種キーワードテーブル273、担当分野キーワードテーブル274、製品キーワードテーブル275に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容を、顧客の業務内容として判断する。
CPU21は、名刺又はメールの署名部分から取得された顧客情報と、メールの本文部分又は当該メールに添付されたファイルに基づいて判断された業務内容と、を対応付けて記憶部27の顧客データベース271に記憶させて管理する。
CPU21は、顧客から新たなメールが送信された場合に、当該新たなメールの署名部分に基づいて、顧客データベース271に記憶されている顧客情報を更新し、顧客との間で新たなメールが送受信された場合に、当該新たなメールの本文部分又は当該新たなメールに添付されたファイルに基づいて、顧客データベース271に記憶されている業務内容を更新する。
CPU21は、顧客データベース271に記憶されている顧客情報に含まれる会社名に基づいて、表示対象となる会社に所属する顧客を抽出し、顧客データベース271に記憶されている顧客情報に含まれる部署名に基づいて、抽出された顧客を部署毎にグループ化して組織図を表示させるための表示用データを生成する。
CPU21は、顧客データベース271に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客を他の顧客と区別可能に表示させるように、表示用データを生成する。
CPU21は、顧客データベース271に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客が所属する部署名を他の部署名と区別可能に表示させるように、表示用データを生成する。
入力部22は、カーソルキー、文字入力キー、数字入力キー、各種機能キー等を備えたキーボードと、マウス等のポインティングデバイスと、を含む構成である。入力部22は、オペレータによるキーボードに対するキー操作やマウス操作により入力された操作信号をCPU21に出力する。
表示部23は、LCD(Liquid Crystal Display)、EL(Electro-Luminescent)ディスプレイ等で構成され、CPU21からの表示制御信号に従って画面表示を行う。
通信部24は、ネットワークインターフェース等により構成され、通信ネットワークNを介して接続された外部機器との間でデータの送受信を行う。例えば、通信部24は、クライアント端末30から名刺画像の画像データを受信し、メールサーバ10からメールサーバ10を介して送受信されるメールを受信する。
RAM25は、揮発性のメモリである。RAM25には、実行される各種プログラムやこれら各種プログラムに係るデータ等が格納される。
ROM26は、各種プログラム及び各種データを記憶する読み出し専用の半導体メモリである。ROM26には、顧客情報管理プログラム261が記憶されている。
記憶部27は、HDD(Hard Disk Drive)や不揮発性メモリ等により構成され、情報を読み出し及び書き込み可能に記憶する。具体的に、記憶部27には、顧客データベース271、更新データベース272、業種キーワードテーブル273、担当分野キーワードテーブル274、製品キーワードテーブル275、メールデータベース276が記憶されている。
図3に、顧客データベース271のデータ構成例を示す。顧客データベース271には、顧客IDに対して、顧客に関する顧客情報と、顧客の業務内容と、名刺画像と、面談者と、が対応付けられて格納される。
顧客IDは、顧客毎に付与される識別情報である。
顧客情報には、メールアドレス、氏名、会社名、事業所名、部署名、役職、会社の所在地、会社の電話番号、携帯電話番号、FAX番号等が含まれる。
業務内容は、顧客が行う業務を分類したものであり、業種、担当分野、製品等が含まれる。
名刺画像は、スキャナ40により名刺を読み取って得られた画像データである。名刺画像は、OCR(Optical Character Recognition)の不備等で名刺に記載されている情報が読み取れない場合等の補助手段として保存しておく。
面談者には、顧客IDに対応する顧客と面談した社内の人物の部署名及び氏名が格納される。面談者を参照することにより、過去に社内の誰と面談しているかを知ることができる。
なお、顧客データベース271では、データの各項目について、一つの項目につき一つの欄を設けることとしてもよいが、一つの項目につき複数の欄を設けることとしてもよい。例えば、電話番号が何種類かあってもよいし、業種、担当分野、製品等が複数にまたがることも考えられる。また、これらのデータはあくまでも例であり、これに限るものではない。
図4に、更新データベース272のデータ構成例を示す。更新データベース272には、更新IDに対して、更新日と、更新内容と、データソースと、が対応付けられて格納される。
更新IDは、顧客データベース271の更新毎に付与される識別情報である。
更新日は、顧客データベース271が更新された日である。
更新内容は、顧客データベース271において、どの顧客IDのどの項目が更新されたかを示す情報である。
データソースは、顧客データベース271が更新された場合のデータの出所を示す情報である。名刺画像を文字認識することにより得られた情報については、データソースは「名刺」であり、メールを解析することにより得られた情報については、データソースは「メール」である。
更新データベース272は、顧客データベース271の更新履歴を管理するためのデータベースであり、例えば、名刺から得られたデータであるか否かを検索条件として検索する際に使用される。また、データソースとして、他のデータベースがリンク付けされている場合には、リンク先のデータベースから顧客データベース271には登録されていない情報を検索することも可能である。
図5に、業種キーワードテーブル273のデータ構成例を示す。業種キーワードテーブル273には、業種IDに対して、業種と、当該業種に関連するキーワード0〜pと、が対応付けられて格納されている。
業種IDは、顧客の業種毎に付与される識別情報である。例えば、「カメラ」、「テレビ」、「PC」、「システム」等の業種に分かれている。
キーワード0〜pは、対応する業種に関連する単語であり、業種毎に予め定められている。
例えば、業種ID「3」の業種「システム」に対応付けられたキーワードには、「ソリューション」という単語が含まれる。
図6に、担当分野キーワードテーブル274のデータ構成例を示す。担当分野キーワードテーブル274には、担当分野IDに対して、担当分野と、当該担当分野に関連するキーワード0〜qと、が対応付けられて格納されている。
担当分野IDは、顧客の担当分野毎に付与される識別情報である。例えば、「機構設計」、「ソフト設計」、「電気回路」、「知財」等の担当分野に分かれている。
キーワード0〜qは、対応する担当分野に関連する単語であり、担当分野毎に予め定められている。
例えば、担当分野ID「1」の担当分野「ソフト設計」に対応付けられたキーワードには、「ソリューション」という単語が含まれる。
図7に、製品キーワードテーブル275のデータ構成例を示す。製品キーワードテーブル275には、製品IDに対して、製品と、当該製品に関連するキーワード0〜rと、が対応付けられて格納されている。
製品IDは、顧客が担当している製品毎に付与される識別情報である。例えば、「ICチップXXXX」等の製品に分かれている。
キーワード0〜rは、対応する製品に関連する単語であり、製品毎に予め定められている。
図8に、メールデータベース276のデータ構成例を示す。メールデータベース276には。メールIDに対して、日付と、Toと、Fromと、Ccと、業種ID0〜業種IDxに対するカウント値と、担当分野ID0〜担当分野IDyに対するカウント値と、製品ID0〜製品IDzに対するカウント値と、が対応付けられて格納される。
メールIDは、メール毎に付与される識別情報である。
日付は、メールが受信された日付、又は、メールが送信された日付である。
To、From、Ccは、メールのTo、From、Cc(メールアドレス)である。
業種ID0に対するカウント値は、メール本文又は添付ファイルに、業種ID0の業種「カメラ」と対応付けられたキーワード0〜pが出現した回数である。ただし、本実施の形態では、同一のメール本文又は添付ファイルに同一のキーワードが複数回含まれる場合であっても1カウントとして計算する。他のカウント値についても同様である。
次に、顧客情報管理システム100における動作について説明する。
図9は、処理サーバ20及びクライアント端末30において実行される名刺情報取得処理を示すラダーチャートである。この処理は、名刺を読み取って得られる顧客情報を顧客データベース271に登録する処理である。処理サーバ20における処理は、CPU21とROM26に記憶されている顧客情報管理プログラム261との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、スキャナ40は、名刺をスキャンし、名刺画像の画像データを生成する(ステップS1)。そして、クライアント端末30は、スキャナ40により生成された名刺画像の画像データを取得し、取得した名刺画像の画像データを処理サーバ20に送信する(ステップS2)。
処理サーバ20のCPU21は、通信部24を介してクライアント端末30から名刺画像の画像データを取得し、この画像データに対してOCR解析を行う(ステップS3)。CPU21は、名刺画像の画像データに二値化、スムージング、ノイズ除去等の画像処理を施した後、内部に備えた文字認識辞書等を用いて画像データ内に存在する文字の認識処理を行う。
次に、CPU21は、OCR解析により得られた文字情報から顧客データベース271に登録するためのDB登録用情報を抽出する(ステップS4)。CPU21は、DB登録用情報として、例えば、メールアドレス、氏名、会社名、事業所名、部署名、役職、会社の所在地、会社の電話番号、携帯電話番号、FAX番号等を抽出する。顧客データベース271のデータ項目と、OCR解析により得られた内容と、の関連付けは、公知の技術により行われる。名刺に記載されていなかった項目については、空欄でもよい。CPU21は、抽出したDB登録用情報をRAM25に格納する。
次に、CPU21は、抽出したDB登録用情報を、通信部24を介してクライアント端末30に送信する。
クライアント端末30は、処理サーバ20から送信されたDB登録用情報を受信し、このDB登録用情報をクライアント端末30が備える表示部に表示する(ステップS5)。例えば、DB登録用情報の各データをエディットボックス内に表示し、追記用のエディットボックスも並べて表示する。ユーザは、クライアント端末30の表示部に表示されたDB登録用情報の内容を確認し、クライアント端末30が備える入力部から追加情報を入力する(ステップS6)。表示された内容に誤記がある場合、追記したい項目がある場合には、ユーザはクライアント端末30の入力部から追加情報を手入力する。例えば、名刺をスキャンした日が名刺を入手した日と異なる場合には、名刺を入手した日が追加情報として入力される。クライアント端末30は、入力された追加情報(修正されたDB登録用情報を含む。)を処理サーバ20に送信する。
処理サーバ20のCPU21は、通信部24を介してクライアント端末30から追加情報を取得し、取得した追加情報を、RAM25に格納されているDB登録用情報に追加する。また、CPU21は、修正されたDB登録用情報については、RAM25に格納されているDB登録用情報のデータと置き換える。
次に、CPU21は、RAM25に格納されているDB登録用情報からメールアドレスを取得し、このメールアドレスに基づいて、顧客データベース271を検索する(ステップS7)。氏名で検索したとしても、同姓同名が存在する可能性があるが、メールアドレスであれば、一意に特定可能である。
次に、CPU21は、名刺に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にあるか否かを判断する(ステップS8)。すなわち、CPU21は、名刺の顧客が既に顧客データベース271に登録されているか否かを判断する。
名刺に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にある場合には(ステップS8;YES)、CPU21は、顧客データベース271の該当顧客のデータフィールドの各データ内容を、RAM25に格納されているDB登録用情報の各データ内容と比較する(ステップS9)。
次に、CPU21は、名刺を入手した日が顧客データベース271の該当顧客の各データの最終更新日より後であるか否かを判断する(ステップS10)。各データの最終更新日は、更新データベース272において、対象データの顧客ID及び項目の組み合わせ(更新内容)に対応する更新日のうち最新のものである。
名刺を入手した日が顧客データベース271の該当顧客の各データの最終更新日より後である場合には(ステップS10;YES)、CPU21は、顧客データベース271の該当顧客のデータフィールドにおいて、変更されているデータ部分を更新して保存する(ステップS11)。また、CPU21は、更新IDを付与し、更新ID、更新日、更新内容及びデータソース(名刺)を対応付けて更新データベース272に格納する。このように、データを更新する際は、どのようなデータに基づいて更新したかというデータ元とリンク付けしておく。
ステップS8において、名刺に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にない場合には(ステップS8;NO)、CPU21は、新しい顧客であるとみなし、顧客データベース271に新しいデータフィールドを作成する(ステップS12)。そして、CPU21は、顧客IDを付与し、顧客データベース271の新しく作成したデータフィールドに、顧客IDと、RAM25に格納されているDB登録用情報の各データと、を入力し、対応付けて保存する(ステップS13)。また、CPU21は、更新IDを付与し、更新ID、更新日、更新内容及びデータソース(名刺)を対応付けて更新データベース272に格納する。
ステップS10において、名刺を入手した日が顧客データベース271の該当顧客の各データの最終更新日以前である場合には(ステップS10;NO)、CPU21は、更新する価値のない古いデータとして、RAM25に格納されているDB登録用情報の各データを破棄する。
名刺を入手した日が顧客データベース271の該当顧客の各データの最終更新日以前である場合(ステップS10;NO)、ステップS11の後、又は、ステップS13の後、名刺情報取得処理が終了する。
名刺情報取得処理により、名刺からデータベースを構築することができる。名刺からのデータ登録は一人で行うものではなく、会社であれば社員全体でデータベースを共有して、様々な顧客情報を一元的に管理する。
図10及び図11は、処理サーバ20及びメールサーバ10において実行されるメール情報取得処理を示すラダーチャートである。この処理は、メールを受信した際にそのメールを解析して得られる顧客情報及び業務内容を顧客データベース271に登録する処理である。処理サーバ20における処理は、CPU21とROM26に記憶されている顧客情報管理プログラム261との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、メールサーバ10がメールを受信すると(ステップS21)、受信したメールを処理サーバ20に送信する(ステップS22)。メールにファイルが添付されている場合には、この添付ファイルも含めてメールを処理サーバ20に送信する。会社内で顧客情報管理システム100を運用する場合、社員全員のメールが一つの処理サーバ20に送信されることになる。
処理サーバ20のCPU21は、通信部24を介してメールサーバ10からメールを取得すると、このメールが顧客から送信されたメールであるか否かを判断する(ステップS23)。例えば、CPU21は、メールのヘッダから送信者情報(メールアドレス)を抽出し、メールアドレスに基づいて、社外の人物からのメールであるか否かを判断する。
メールが顧客から送信されたメールである場合には(ステップS23;YES)、CPU21は、このメールの署名部分(シグネチャー)を解析し(ステップS24)、顧客データベース271に登録するためのDB登録用情報を抽出する(ステップS25)。シグネチャーは、例えば、メールの最後の部分であって、特定の文字や記号等で区切られている領域を抽出することにより、得られる。CPU21は、DB登録用情報として、例えば、メールアドレス、氏名、会社名、事業所名、部署名、役職、会社の所在地、会社の電話番号、携帯電話番号、FAX番号等を抽出する。顧客データベース271のデータ項目と、メールの署名部分から得られた内容と、の関連付けは、公知の技術により行われる。署名部分に記載されていなかった項目については、空欄でもよい。なお、メールアドレスについては、メールのヘッダから送信者情報を抽出することとしてもよい。CPU21は、抽出したDB登録用情報をRAM25に格納する。
次に、CPU21は、RAM25に格納されているDB登録用情報からメールアドレスを取得し、このメールアドレスに基づいて、顧客データベース271を検索する(ステップS26)。
次に、CPU21は、メールの署名部分に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にあるか否かを判断する(ステップS27)。すなわち、CPU21は、メールの送信者が既に顧客データベース271に登録されているか否かを判断する。
メールの署名部分に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にある場合には(ステップS27;YES)、CPU21は、顧客データベース271において、このメールアドレスに対応する顧客IDに対し、RAM25に格納されている最新のDB登録用情報の各データを対応付けて保存する(ステップS29)。また、CPU21は、更新IDを付与し、更新ID、更新日、更新内容及びデータソース(メール)を対応付けて更新データベース272に格納する。
ステップS27において、メールの署名部分に記載されていたメールアドレスと同じメールアドレスが顧客データベース271にない場合には(ステップS27;NO)、CPU21は、顧客データベース271に新しいデータフィールドを作成する(ステップS28)。そして、CPU21は、顧客IDを付与し、顧客データベース271の新しく作成したデータフィールドに、顧客IDと、RAM25に格納されている最新のDB登録用情報の各データと、を対応付けて保存する(ステップS29)。また、CPU21は、更新IDを付与し、更新ID、更新日、更新内容及びデータソース(メール)を対応付けて更新データベース272に格納する。
ステップS29では、名刺の場合と異なり、顧客データベース271に顧客が既に登録されているか否かにかかわらず、メールの署名部分から得られたDB登録用情報が顧客データベース271に保存される。名刺からデータを取得する場合には、名刺をスキャンする手順が入るため、名刺を受け取った時点でデータ化されたか不明であるが、メールの場合には、常に最新のデータとして扱えるためである。
ステップS29の後、又は、ステップS23において、メールが顧客から送信されたメールでない場合には(ステップS23;NO)、CPU21は、メールデータベース276に新しいデータフィールドを作成する。そして、CPU21は、メールIDを付与するとともに、メールのヘッダの「日付」、「To」、「From」、「Cc」欄から日付、To、From、Ccを取得し、メールID、日付、To、From、Ccを対応付けてメールデータベース276の新しいデータフィールドに格納する(ステップS30)。
次に、図11に移り、CPU21は、業種キーワードテーブル273、担当分野キーワードテーブル274、製品キーワードテーブル275の中から業種、担当分野又は製品に対応するいずれかのキーワードを選択する(ステップS31)。そして、CPU21は、メールの本文部分又はメールに添付されているファイルに、選択したキーワードと一致する単語があるか検索する(ステップS32)。
メール本文又は添付ファイルにおいて、選択したキーワードと一致する単語を検出しなかった場合には(ステップS33;NO)、CPU21は、メールデータベース276の新たに作成されたデータフィールドの該当項目(ステップS31で選択したキーワードに対応付けられている業種ID0〜業種IDx、担当分野ID0〜担当分野IDy又は製品ID0〜製品IDzに対するカウント値)に0を加算する(ステップS34)。
ステップS33において、メール本文又は添付ファイルにおいて、選択したキーワードと一致する単語を検出した場合には(ステップS33;YES)、CPU21は、メールデータベース276の新たに作成されたデータフィールドの該当項目(ステップS31で選択したキーワードに対応付けられている業種ID0〜業種IDx、担当分野ID0〜担当分野IDy又は製品ID0〜製品IDzに対するカウント値)に1を加算する(ステップS35)。すなわち、メール本文又は添付ファイルにおいて、業種キーワードテーブル273に設定されている各業種に対応付けられたキーワードの数が多いほど、業種ID0〜業種IDxに対するカウント値が大きくなり、担当分野キーワードテーブル274に設定されている各担当分野に対応付けられたキーワードの数が多いほど、担当分野ID0〜担当分野IDyに対するカウント値が大きくなり、製品キーワードテーブル275に設定されている各製品に対応付けられたキーワードの数が多いほど、製品ID0〜製品IDzに対するカウント値が大きくなる。
ステップS34又はステップS35の後、CPU21は、業種キーワードテーブル273、担当分野キーワードテーブル274、製品キーワードテーブル275において、業種、担当分野及び製品に設定されている全てのキーワードについて検索が完了したか否かを判断する(ステップS36)。検索が完了していないキーワードがある場合には(ステップS36;NO)、ステップS31に戻り、他のキーワードについて処理が繰り返される。
ステップS36において、業種、担当分野及び製品に設定されている全てのキーワードについて検索が完了した場合には(ステップS36;YES)、CPU21は、ステップS31〜ステップS36の処理によって得られた状態でメールデータベース276を保存する(ステップS37)。
次に、CPU21は、今回のメールのTo、From、Ccに入っている顧客のデータをメールデータベース276から抽出する(ステップS38)。具体的には、CPU21は、今回のメールのTo、From、Ccのうち顧客のメールアドレスについて、当該顧客のメールアドレスがTo、From、Ccのいずれかに含まれるデータをメールデータベース276から抽出する。
次に、CPU21は、顧客毎に、抽出したデータの業種ID0〜業種IDx、担当分野ID0〜担当分野IDy、製品ID0〜製品IDzに対するカウント値に基づいて、業種、担当分野及び製品を決定する(ステップS39)。例えば、CPU21は、To又はFromに対象顧客が含まれる場合には、業種ID毎にカウント値を加算し、Ccに対象顧客が含まれる場合には、業種ID毎に重み付けw(0<w<1)を掛けたカウント値を加算していき、最も大きい値となった項目(業種ID)を、対象顧客の業種として決定する。なお、業種として複数の項目を選択してもよい。担当分野、製品についても同様である。このようにして、名刺やシグネチャーに現れない顧客の業種、担当分野、製品等の業務内容が、メール本文や添付ファイルから抽出される。
次に、CPU21は、顧客毎に決定した業種、担当分野及び製品に基づいて、顧客データベース271の業種、担当分野及び製品の項目を更新して保存する(ステップS40)。また、CPU21は、更新IDを付与し、更新ID、更新日、更新内容(顧客ID、業種、担当分野、製品)及びデータソース(メール)を対応付けて更新データベース272に格納する。
以上で、メール情報取得処理が終了する。
例えば、担当分野として、ソフト開発、ハード・回路設計、メカ・機構設計等の分野に分けられた場合、メールの本文部分や添付ファイルに現れる語句には、メールのTo、From、Ccでやり取りしている人物の担当分野と関連するキーワードが多く含まれると考えられる。
担当分野がメカであれば「金型」や「ケース」等、担当分野が回路設計であれば「電流」や「電子部品名」等、担当分野がソフトであれば「API(Application Program Interface)」や「ツール」等の単語が議題に挙がるため、メールのやり取りの中で、どのジャンルに属するキーワードが含まれていたかで、顧客データベース271の顧客がどのような業務内容であるかを推測し、データ化して保存することができる。
メールから推測される業務内容は、業種、担当分野、製品だけでなく、他の観点で分類されたものであってもよい。また、顧客が関わっている会社等を推測することとしてもよい。
さらに、添付ファイルが議事録である場合には、より業務内容を判断しやすい。議事録に、会議の内容を示す単語や、顧客の担当分野が記録されていれば、通常のメールより精度良く業務内容を推測することができる。営業提案として、自社の製品を売り込んだ履歴が記録されていれば、その製品に関連した担当者であることが推測可能となる。
図12は、処理サーバ20及びクライアント端末30において実行される検索結果表示処理を示すラダーチャートである。この処理は、顧客データベース271に対して検索を行い、検索結果を組織図上に表示する処理である。例えば、営業担当者が或る企業の中でまだ営業活動を行っていない顧客を探す際に、過去に或る製品についてやり取りした顧客を他の顧客と区別して表示する場合を想定している。処理サーバ20における処理は、CPU21とROM26に記憶されている顧客情報管理プログラム261との協働によるソフトウェア処理によって実現される。
まず、クライアント端末30において、ユーザはクライアント端末30の入力部から検索したい対象企業、キーワード(例えば、製品名等)等の検索条件を入力する(ステップS41)。クライアント端末30は、入力された検索条件を処理サーバ20に送信する(ステップS42)。
処理サーバ20のCPU21は、通信部24を介してクライアント端末30から検索条件を取得する。CPU21は、クライアント端末30において検索結果の画面を表示させるための表示用データフォームを作成する(ステップS43)。CPU21は、作成した表示用データフォームをRAM25に格納する。
次に、CPU21は、検索条件に含まれる対象企業に基づいて、顧客データベース271から対象企業の顧客をリストアップする(ステップS44)。具体的には、CPU21は、顧客データベース271の「会社名」が対象企業である顧客のデータを抽出する。CPU21は、抽出した対象企業の顧客のデータをRAM25の表示用データに追加する。
次に、CPU21は、抽出した顧客のデータの「事業所名」、「部署名」に基づいて、対象企業の顧客を部署毎にグループ化する(ステップS45)。例えば、CPU21は、事業所、部、課、係等、組織構造に合わせて複数の階層で顧客をグループ化する。CPU21は、グループ化した部署毎のデータをRAM25の表示用データに追加する。
次に、CPU21は、部署毎に、グループ内のメンバーの業種、担当分野、製品で最も重複が多い項目を抽出し、抽出した業種、担当分野、製品を部署の共通項目としてRAM25の表示用データに追加する(ステップS46)。
次に、CPU21は、検索条件に基づいて、顧客データベース271から検索条件に一致する顧客をリストアップする(ステップS47)。ステップS44においてリストアップした対象企業の顧客の中から、対象企業を除く検索条件に一致する顧客を抽出してもよい。CPU21は、検索条件に一致する顧客のデータをRAM25の表示用データに追加する。
次に、CPU21は、検索条件に一致する顧客が所属する組織の表示色を、他の組織の表示色とは異なる色に指定し、検索条件に一致する顧客が所属する組織の表示色を示す情報をRAM25の表示用データに追加する(ステップS48)。
次に、CPU21は、検索条件に一致する顧客の表示色を、他の顧客の表示色とは異なる色に指定し、検索条件に一致する顧客の表示色を示す情報をRAM25の表示用データに追加する(ステップS49)。
次に、CPU21は、表示用データを、通信部24を介してクライアント端末30に送信する(ステップS50)。表示用データは、対象企業の顧客を部署毎にグループ化して組織図を表示させるためのデータである。表示用データでは、検索条件と一致する顧客を他の顧客と区別可能に表示させるように、検索条件と一致する顧客の表示色が指定されている。また、検索条件と一致する顧客が所属する部署名を他の部署名と区別可能に表示させるように、検索条件と一致する顧客が所属する部署名の表示色が指定されている。表示用データは、対象企業の顧客のデータ、組織のデータ(部署名、組織の階層構造、部署毎の共通項目、構成メンバー等)、検索条件に一致する顧客のデータ及び表示色、検索条件に一致する顧客が所属する組織のデータ及び表示色等を含み、HTML形式で記述されている。
なお、本実施の形態では、表示用データはHTML形式で記述されているものとしたが、これに限定されず、表示用データはアプリケーション専用のプロトコルやデータ形式で結果のデータを転送する方式であってもよい。この場合、結果表示に必要な各種データ(担当を示すフラグのようなものや検索条件に合致しているかどうかの情報も含める)を送り、クライアントソフト側でどのようにデータを表示するかを決定する。
また、表示用データはXML形式であってもよい。この場合、データの内容を示すタグとそのデータを転送し(例:<id>001</id><name>名前</name><department>担当部署</department>・・・)、クライアントソフトがその内容を解析してどのように表示するかを決定する。
アプリケーション専用のプロトコルやデータ形式及びXML形式では、クライアント側の機器構成やユーザの設定、表示画面のサイズに合わせて結果の表示方法を切り替えられるという利点がある。
クライアント端末30は、処理サーバ20から送信された表示用データを受信し、表示用データの内容に基づいて、検索結果をクライアント端末30の表示部に表示する(ステップS51)。
以上で、検索結果表示処理が終了する。
図13に、クライアント端末30の表示部に表示される検索結果表示画面50の例を示す。
検索結果表示画面50には、顧客データベース271に登録されている顧客のうち、「株式会社A」に所属する顧客が事業所毎、部署毎にグループ化され、階層構造で組織が表示されている。具体的には、事業所毎(東京本社51、横浜事業所52、大阪事業所53)や部署毎(第一開発部54、第二開発部55、第三開発部56等)に顧客情報が枠で囲まれ、それぞれの枠に対応する位置に、事業所名、部署名、部署毎に抽出された業務内容が表示されている。また、各顧客の顧客情報は、名刺画像のように表示される。図13では、各顧客の顧客情報を、名刺が重なっているように表示した場合を示したが、名刺が重ならないように表示することとしてもよい。
株式会社Aの東京本社51には、「開発本部」に属する第一開発部54が存在し、第一開発部54の業務内容は「表示部品開発」である。第一開発部54には、設計課57(業務内容は「デバイス開発」)、品質保証課58(業務内容は「品質保証」)が存在する。
株式会社Aの横浜事業所52には、「開発本部」に属する第二開発部55が存在し、第二開発部55の業務内容は「テレビ開発」である。第二開発部55には、第一設計課59(業務内容は「機構開発」)、第二設計課60(業務内容は「回路設計」)、第三設計課61(業務内容は「ソフト開発」)が存在する。
株式会社Aの大阪事業所53には、「開発本部」に属する第三開発部56が存在し、第三開発部56の業務内容は「携帯電話開発」である。第三開発部56には、第一設計課62(業務内容は「ソフト開発」)、第二設計課63(業務内容は「回路設計」)が存在する。
例えば、「ICチップXXXX」という検索条件で検索が行われ、この検索条件と一致する顧客が「設計課57に所属する鈴木B郎」と「第二設計課63に所属する田中C夫」であったとする。図13に示すように、「鈴木B郎」及び「田中C夫」は、他の顧客と異なる色で表示され、「鈴木B郎」が所属する部署である設計課57及び「田中C夫」が所属する部署である第二設計課63は、他の部署と異なる色で表示されている。なお、図13では、ドットや斜線のパターンの違いにより、表示色が異なることを示している。
ユーザは、部署毎に表示されている業務内容を参照することにより、「ICチップXXXX」という製品の使用を、株式会社A内のどの部署に提案すると効果的であるかを判断することができる。例えば、横浜事業所52の第二設計課60の業務内容が「回路設計」であることから、この部署の人に「ICチップXXXX」を提案すると効果的であることがわかる。第一開発部54の回路設計に携わっている部署(設計課57)や第三開発部56の回路設計に携わっている部署(第二設計課63)には既に「ICチップXXXX」を提案済みであるので、提案しても再提案になって効果がないと考えられる。また、IC部品の売り込みを品質保証の部署(品質保証課58等)に提案しても意味がないと考えられる。
以上説明したように、本実施の形態における処理サーバ20によれば、名刺又はメールの署名部分から取得された顧客情報と、メールの本文部分又はメールに添付されたファイルに基づいて判断された業務内容と、を対応付けて記憶部27の顧客データベース271に記憶させるので、名刺やメールから得られる情報を効率良く管理することができる。これにより、業種、担当分野、製品等、通常、名刺やメールの署名部分には記載されていない業務内容を示す情報を利用することができる。顧客データベース271を会社全体で運用することで、直接知らない顧客でも容易に探し出すことができる。
また、顧客との間で送受信されたメールの本文部分又はメールに添付されたファイルに、記憶部27の業種キーワードテーブル273、担当分野キーワードテーブル274、製品キーワードテーブル275に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容(業種、担当分野、製品等)を、顧客の業務内容として判断するので、容易に顧客の業務内容を抽出することができる。
また、新たなメールが送受信された場合に、顧客情報や業務内容を自動的に更新するので、顧客情報及び業務内容を常に新しく保つことができる。また、顧客データベース271へのデータ入力の手間もかからない。
また、表示対象となる会社の組織図を表示させるための表示用データを生成することにより、表示対象となる会社に所属する顧客同士の関係を示すことができる。さらに、組織図上で、検索条件と一致する顧客を他の顧客と区別可能に表示するので、検索条件と一致する顧客の会社内での立場を把握しやすくなる。また、組織図上で、検索条件と一致する顧客が所属する部署名を他の部署名と区別可能に表示するので、部署単位で検索条件と一致する顧客が存在するか否かを示すことができる。例えば、検索条件として、或る業務内容で検索を行った場合には、その業務内容に関わっている顧客や部署を表示することができるため、その業務内容に関わる提案を行うべき別の顧客や部署を容易に探すことができる。
なお、部署が同じでも所在地が異なる場合には、部署内で情報が共有されていないおそれがあるため、一方に対して提案済みであったとしても、他方に提案を行うこととしてもよい。
また、顧客データベース271の「面談者」を参照することにより、顧客と面談した社内の人物から顧客の情報を聞き出したり、顧客を紹介してもらったりすることができる。
なお、上記実施の形態における記述は、本発明に係る情報処理装置の例であり、これに限定されるものではない。装置を構成する各部の細部構成及び細部動作に関しても本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態において、顧客情報のデータソースが名刺とメールの2種類の場合について説明したが、これに限定するものではない。企業のホームページ上で役員人事が発表される場合があるが、企業のニュースリリースページのログを取り、ログを解析することにより、顧客情報を更新することも可能である。また、同様に、新聞等のニュースサイトでも役員人事が扱われることがあるため、これを利用することも考えられる。
また、上記実施の形態では、処理サーバ20において組織図を表示させるための表示用データを生成し、生成した表示用データをクライアント端末30に送信することとしたが、処理サーバ20からクライアント端末30に検索結果を送信して、クライアント端末30にて組織図化して表示してもよい。
以上の説明では、各処理を実行するためのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な媒体としてROMを使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、フラッシュメモリ等の不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することも可能である。また、プログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウェーブ(搬送波)を適用することとしてもよい。
本発明の実施の形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定するものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
<請求項1>
画像読取装置により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する第1取得部と、
顧客から送信された電子メールの署名部分から顧客情報を取得する第2取得部と、
顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する判断部と、
前記第1取得部又は第2取得部により取得された顧客情報と、前記判断部により判断された業務内容と、を対応付けて記憶部に記憶させて管理する管理部と、
を備える情報処理装置。
<請求項2>
業務内容と、当該業務内容に関連するキーワードと、を対応付けて記憶する第2記憶部を備え、
前記判断部は、顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルに、前記第2記憶部に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容を、顧客の業務内容として判断する、
請求項1に記載の情報処理装置。
<請求項3>
前記管理部は、顧客から新たな電子メールが送信された場合に、当該新たな電子メールの署名部分に基づいて、前記記憶部に記憶されている顧客情報を更新し、顧客との間で新たな電子メールが送受信された場合に、当該新たな電子メールの本文部分又は当該新たな電子メールに添付されたファイルに基づいて、前記記憶部に記憶されている業務内容を更新する、
請求項1又は2に記載の情報処理装置。
<請求項4>
前記顧客情報には、顧客が所属する会社名及び部署名が含まれており、
前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報に含まれる会社名に基づいて、表示対象となる会社に所属する顧客を抽出し、前記記憶部に記憶されている顧客情報に含まれる部署名に基づいて、前記抽出された顧客を部署毎にグループ化して組織図を表示させるための表示用データを生成する、
請求項1〜3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
<請求項5>
前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客を他の顧客と区別可能に表示させるように、前記表示用データを生成する、
請求項4に記載の情報処理装置。
<請求項6>
前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客が所属する部署名を他の部署名と区別可能に表示させるように、前記表示用データを生成する、
請求項4又は5に記載の情報処理装置。
<請求項7>
コンピュータを、
画像読取装置により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する第1取得部、
顧客から送信された電子メールの署名部分から顧客情報を取得する第2取得部、
顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する判断部、
前記第1取得部又は第2取得部により取得された顧客情報と、前記判断部により判断された業務内容と、を対応付けて記憶部に記憶させて管理する管理部、
として機能させるためのプログラム。
10 メールサーバ
20 処理サーバ
21 CPU
22 入力部
23 表示部
24 通信部
25 RAM
26 ROM
27 記憶部
30 クライアント端末
40 スキャナ
100 顧客情報管理システム
261 顧客情報管理プログラム
271 顧客データベース
272 更新データベース
273 業種キーワードテーブル
274 担当分野キーワードテーブル
275 製品キーワードテーブル
276 メールデータベース
N 通信ネットワーク

Claims (6)

  1. 画像読取装置により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する第1取得部と、
    顧客から送信された電子メールの署名部分から顧客情報を取得する第2取得部と、
    顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する判断部と、
    前記第1取得部又は第2取得部により取得された顧客情報と、前記判断部により判断された業務内容と、を対応付けて記憶部に記憶させて管理する管理部と、
    業務内容と、当該業務内容に関連するキーワードと、を対応付けて記憶する第2記憶部と、
    を備え、
    前記判断部は、顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルに、前記第2記憶部に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容を、顧客の業務内容として判断する情報処理装置。
  2. 前記管理部は、顧客から新たな電子メールが送信された場合に、当該新たな電子メールの署名部分に基づいて、前記記憶部に記憶されている顧客情報を更新し、顧客との間で新たな電子メールが送受信された場合に、当該新たな電子メールの本文部分又は当該新たな電子メールに添付されたファイルに基づいて、前記記憶部に記憶されている業務内容を更新する、請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記顧客情報には、顧客が所属する会社名及び部署名が含まれており、
    前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報に含まれる会社名に基づいて、表示対象となる会社に所属する顧客を抽出し、前記記憶部に記憶されている顧客情報に含まれる部署名に基づいて、前記抽出された顧客を部署毎にグループ化して組織図を表示させるための表示用データを生成する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客を他の顧客と区別可能に表示させるように、前記表示用データを生成する、請求項に記載の情報処理装置。
  5. 前記管理部は、前記記憶部に記憶されている顧客情報又は業務内容に基づいて検索条件と一致する顧客を検索し、当該検索条件と一致する顧客が所属する部署名を他の部署名と区別可能に表示させるように、前記表示用データを生成する、請求項3又は4に記載の情報処理装置。
  6. コンピュータを、
    画像読取装置により名刺を読み取って得られた画像を文字認識し、顧客に関する顧客情報を取得する第1取得部、
    顧客から送信された電子メールの署名部分から顧客情報を取得する第2取得部、
    顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルを解析して顧客の業務内容を判断する判断部、
    前記第1取得部又は第2取得部により取得された顧客情報と、前記判断部により判断された業務内容と、を対応付けて記憶部に記憶させて管理する管理部、
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記判断部は、顧客との間で送受信された電子メールの本文部分又は当該電子メールに添付されたファイルに、業務内容と、当該業務内容に関連するキーワードと、を対応付けて記憶する第2記憶部に記憶されているキーワードが含まれている場合に、当該キーワードに対応付けられた業務内容を、顧客の業務内容として判断するプログラム。
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