JP6019402B2 - 換気装置 - Google Patents

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本発明は、換気の動作に関連して排気風量を制御する換気装置に関する。
従来のこの種、換気装置は、複数の換気装置うちの特定の1つを、基準換気装置として、一定の換気風量を確保するように制御装置により風量制御し、この制御装置に基準換気装置とは別の複数の駆動手段を設け、これらの駆動手段により他の換気装置にそれぞれその風量特性に応じた電源を供給するようにして、上記基準換気装置と他の換気装置との換気風量を均衡させるようにしたものであった(例えば、特許文献1参照)。
特許第3722907号公報
このような従来の換気装置では、換気装置の設置場所に関わらず、各々の換気装置の風量を同一にして建屋全体の必要換気風量を確保していたため、同一エリア内に複数の換気装置が設置されており、エリア内の1つの換気装置の風量が変化すると、建屋全体の必要換気風量を確保するために他のエリアに設置された換気装置の風量も変化するため、建屋の間取りによっては、他のエリアに設置された換気装置からの換気効果が十分に得られず、エリア内の換気風量過多や換気風量不足が発生していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するのもで、エリア内の換気風量過多や換気風量不足を防ぐことのできる換気装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の換気装置は、同一建屋内に少なくとも3つの換気装置を備え、建屋内の換気風量を一定に保つ換気システムを構成する換気装置であって、それぞれの換気装置は、建屋の総床面積を設定する床面積設定部と、設置場所を設定するエリア設定部と、前記総床面積の情報と前記設置場所のエリア情報と自己の風量情報を他の換気装置へ送信する情報送信部と、他の換気装置の前記床面積設定部にて設定されている情報と前記エリア設定部にて設定されている前記エリア情報と前記風量情報を受信する情報受信部と、前記換気装置の動作を決定する制御部とを備えて構成され、前記制御部は、前記自己の床面積設定部にて設定されている情報と、前記情報受信部で得られた他の換気装置の床面積設定部とを比較し、最も多い同一設定情報もしくは最も大きい設定情報から建屋内に必要な総換気風量を判断する総換気風量判断手段と、前記総換気風量判断手段で得られた情報と同一建屋内に設置されている前記他の換気装置の風量およびその数量情報とから、前記総換気風量を保つよう自己の風量を決定する第1風量決定手段と、前記第1風量決定手段で決定した自己の風量と前記他の換気装置の風量およびエリア情報とから、同一エリア内に設置された各々の換気装置の風量とその数量を特定し、同一エリア内に必要な換気風量を決定するエリア内換気風量決定手段と、前記同一エリア内の他の換気装置の風量が増減した場合に、前記エリア内換気風量決定手段で決定したエリア内の換気風量を保つように前記第1風量決定手段で決定した風量に優先させて、新たな自己の風量を決定する第2風量決定手段とを備えたことを特徴とするものである。
本発明の換気装置によれば、同一建屋内に少なくとも3つの換気装置を備え、建屋内の換気風量を一定に保つ換気システムを構成する換気装置であって、それぞれの換気装置は、建屋の総床面積を設定する床面積設定部と、設置場所を設定するエリア設定部と、前記総床面積の情報と前記設置場所のエリア情報と自己の風量情報を他の換気装置へ送信する情報送信部と、他の換気装置の前記床面積設定部にて設定されている情報と前記エリア設定部にて設定されている前記エリア情報と前記風量情報を受信する情報受信部と、前記換気装置の動作を決定する制御部とを備えて構成され、前記制御部は、前記自己の床面積設定部にて設定されている情報と、前記情報受信部で得られた他の換気装置の床面積設定部とを比較し、最も多い同一設定情報もしくは最も大きい設定情報から建屋内に必要な総換気風量を判断する総換気風量判断手段と、前記総換気風量判断手段で得られた情報と同一建屋内に設置されている前記他の換気装置の風量およびその数量情報とから、前記総換気風量を保つよう自己の風量を決定する第1風量決定手段と、前記第1風量決定手段で決定した自己の風量と前記他の換気装置の風量およびエリア情報とから、同一エリア内に設置された各々の換気装置の風量とその数量を特定し、同一エリア内に必要な換気風量を決定するエリア内換気風量決定手段と、前記同一エリア内の他の換気装置の風量が増減した場合に、前記エリア内換気風量決定手段で決定したエリア内の換気風量を保つように前記第1風量決定手段で決定した風量に優先させて、新たな自己の風量を決定する第2風量決定手段とを備えたことを特徴とするものであり、同一建屋内に複数台の換気装置が設置された場合においても建屋全体の必要換気風量および同一エリア内の必要換気風量を保つことができ、換気風量過多によるエネルギーロスを低減できると共に、同一エリア内の必要換気風量が不足することを防ぐことができるという効果のある換気装置を提供することができる。
本発明の一実施形態の換気システムの設置構成例を示す図 同実施の形態1の換気扇の分解斜視図 同実施の形態1にかかる換気扇の設置例を示す一部切欠斜視図 床面積設定部を示す図((a)外観図、(b)床面積と風量の相関図) エリア設定部を示す図 同実施の形態1の制御ブロック図 同実施の形態1の制御部の風量制御動作を説明するためのフローチャート 同実施の形態2の換気扇の分解斜視図 同実施の形態2の制御ブロック図 同実施の形態2の各種センサと設置エリア情報の相関を示す図
本発明の請求項1記載の換気装置は、同一建屋内に少なくとも3つの換気装置を備え、建屋内の換気風量を一定に保つ換気システムを構成する換気装置であって、それぞれの換気装置は、建屋の総床面積を設定する床面積設定部と、設置場所を設定するエリア設定部と、前記総床面積の情報と前記設置場所のエリア情報と自己の風量情報を他の換気装置へ送信する情報送信部と、他の換気装置の前記床面積設定部にて設定されている情報と前記エリア設定部にて設定されている前記エリア情報と前記風量情報を受信する情報受信部と、前記換気装置の動作を決定する制御部とを備えて構成され、前記制御部は、前記自己の床面積設定部にて設定されている情報と、前記情報受信部で得られた他の換気装置の床面積設定部とを比較し、最も多い同一設定情報もしくは最も大きい設定情報から建屋内に必要な総換気風量を判断する総換気風量判断手段と、前記総換気風量判断手段で得られた情報と同一建屋内に設置されている前記他の換気装置の風量およびその数量情報とから、前記総換気風量を保つよう自己の風量を決定する第1風量決定手段と、前記第1風量決定手段で決定した自己の風量と前記他の換気装置の風量およびエリア情報とから、同一エリア内に設置された各々の換気装置の風量とその数量を特定し、同一エリア内に必要な換気風量を決定するエリア内換気風量決定手段と、前記同一エリア内の他の換気装置の風量が増減した場合に、前記エリア内換気風量決定手段で決定したエリア内の換気風量を保つように前記第1風量決定手段で決定した風量に優先させて、新たな自己の風量を決定する第2風量決定手段とを備えたものである。
これにより、各々の換気装置の制御部が、情報送信部と情報受信部を介して双方向通信して情報を共有することで、エリア内換気風量決定手段は、同一エリア内に必要な換気風量を決定することになり、第2風量決定手段は、同一のエリア内の他の換気装置の風量が増減した場合に第1風量決定手段で決定した風量に優先させて、自己の風量を新たに決定することになり、同一エリア内で換気風量の増減を吸収して、同一建屋内の総換気風量を確保することとなるので、他のエリアに設置された換気装置の換気効果を損なうことを防止することができる。
また、請求項2記載の換気装置は、室内の状況を検知する環境検出部を備え、前記環境検出部の検出手段に応じてあらかじめ決められた設置場所を基に設置場所を判断するエリア判定手段を備えたものである。
これにより、エリア判定手段は、使用者が設置場所に応じて所望する検出対象の環境変化要素に対応して確実に設置場所のエリアを特定することができる。
また、請求項3記載の換気装置は、環境検出部として人感センサ、温度センサ、湿度センサ、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサの少なくとも一つである特徴を有する。
これにより、換気装置の設置場所の環境変化を確実に検出することができる。
以下、本発明の一実施形態を、添付の図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1の換気システムの設置構成例を示す図で、同一建屋内に3台の換気装置が設置されている場合を想定したものであり、各々の換気装置を第一の換気装置1と第二の換気装置2と第三の換気装置3とし、第一の換気装置1と第二の換気装置2は、同じエリア内のLDKに設置されており、第三の換気装置3は別のエリアのトイレ/浴室に設置されているとして本発明の実施の形態1について以下説明する。
ここで、第一の換気装置1と、第二の換気装置2と、第三の換気装置3は同じ構成であるため、第一の換気装置1を例とし、まず換気装置の構成について説明する。
図2において、換気装置の本体ケース4は、下面に室内空気取入開口部5、側面(または上面)に室内空気排出開口部6を有する箱形の本体ケースで、内部には送風機7が設けられている。
この換気装置の本体ケース4は図3のごとく、天井板8の上面に設置されるもので、この天井板8には、室内空気取入開口部5と略同じ大きさの開口部(図示せず)が設けられている。
また、換気装置の本体ケース4の室内空気排出開口部6にはダクト9の一端が接続され、さらにダクト9の他端は室外へと延長されている。
前記本体ケース4は、天井板8の下面から、前記室内空気取入開口部5を覆うごとく、スリット状の通気孔10を備えた化粧板11が着脱自在に取り付けられている。
この化粧板11の前記本体ケース4への取り付けについては、よく知られた構造であるので、簡単に説明すると、図2に示すように、化粧板11の取り付けバネ12を、本体ケース4の取り付部13に装着することで、この作業は簡単に行える。前記化粧板11は、本体ケース4の室内空気取入開口部5よりも大きなものであるので、天井板8の開口部(図示せず)や、前記室内空気取入開口部5を、天井板8の下面側から覆い、美的感覚を高めるものである。
また、この化粧板11を着脱し、使用者が容易に確認でき操作可能な位置には、換気装置が設置されている建屋全体の総床面積の目安を設定するための床面積設定部14と設置場所を設定するためのエリア設定部15が取り付けられている。この床面積設定部14は、図4(a)に示すように、建屋の総床面積を他段階に設定可能なダイヤル式のスイッチを設けたものであるが、これに限定するものではなく、建屋の総床面積を切替設定ができれば良いものとする。
また、建築業界においては、換気風量は、建物の床面積によって確保しなければならない風量値が決まっているのが一般的である。すなわち図4(b)に示すように、総床面積に応じた建屋に必要な総換気風量が規定されている。
エリア設定部15には、図5に示すように、換気装置の設置場所を設定可能なダイヤル式のスイッチを設けているが、これに限定するものではなく、換気装置の設置場所を切替設定ができれば良いものとする。
次に、換気装置の換気風量を制御する制御回路のブロック図について図6を用いて説明する。
制御回路のブロックは、商用電源16に接続した電源回路17と、電源回路17の出力電圧からFETなどのスイッチング素子の集合体であるドライブIC18などを介して接続される三相(U、V、W相)の固定子巻き線を有するDCモータを備えた送風機7と、前記送風機7の回転数を調整する制御部19を備えている。
また、前記制御回路のブロックは、建屋の総床面積情報を設定する床面積設定部14と、換気装置の設置場所のエリア情報を設定するエリア設定部15と、他の換気装置へ情報を伝達する情報送信部20と、他の換気装置から情報を取得する情報受信部21を備えている。
制御部19には、電源回路17と、ドライブIC18と、床面積設定部14と、エリア設定部15と、情報送信部20と、情報受信部21とが接続されている。
また、制御部19は、電源回路17の出力電圧であるDC5VやDC3Vで駆動するものであり、CPU(Central Processing Unit)で構成される。後述する制御部19の動作については、制御部19内部のカウンターやRAM、ROMが共同するプログラムの形態で実施される。
既に図4(b)を用いて説明した総床面積に応じた建屋に必要な総換気風量は、このCPUに記憶している。
また、制御部19は、自らの実際の風量を検出する風量検出手段22と、他の換気装置へ伝達する自己の情報を蓄えるための送信情報バッファ23と、他の換気装置からの情報を蓄えるための受信情報バッファ24と、建屋内に必要な総換気風量を判断する総換気風量判断手段25と、1台あたりの換気風量を自己の風量として決定する第1風量決定手段26と、自己のエリア内に必要な換気風量を決定するエリア内換気風量決定手段27と、第1風量決定手段26で決定した風量に優先させて、新たに自己の風量を決定する第2風量決定手段28とから構成されている。
風量検出手段22は、ダクト9内部に風量を検出するセンサ(図示せず)を備え付け検出する方法や、送風機7の電流や回転数の情報を元に検出する方法を用いて自らの風量を検出する方法などで自らの実際の風量を検出するものである。
送信情報バッファ23には、床面積設定部14にて設定された建屋の総床面積情報や、エリア設定部15にて設定された設置場所のエリア情報や、風量検出手段22で検出した自らの実際の風量情報を蓄えるものであり、情報送信部20へ接続されている。
受信情報バッファ24は、情報受信部21に接続されていて、他の換気装置の総床面積情報や、エリア情報や、風量情報を蓄えるものである。
なお、各々の換気装置の情報送信部20は他の換気装置の情報受信部21へ情報を伝達できるように接続するものであるが、その接続については、有線式や無線式のどちらでも同様の効果が期待できる。
総換気風量判断手段25は、第一の換気装置1の床面積設定部14にて設定された総床面積情報と、情報受信部21を介して受信情報バッファ24に蓄えられた第二の換気装置2および第三の換気装置3の総床面積情報とを比較して、最も多くの換気装置で設定された同一の総床面積情報を建屋の総床面積として認識するものであって、同一の総床面積情報がない場合には、最も大きい総床面積情報を建屋の総床面積として認識し、あらかじめCPU内部に記憶されたこの総床面積に対応する風量情報を引き出し必要な総換気風量とするものである。
第1風量決定手段26は、受信情報バッファ24に蓄えられた他の換気装置の情報数から同一建屋内に設置された換気装置の数量を特定し、この数量情報と、第一の換気装置1の総換気風量判断手段25にて決定した総換気風量情報とから1台あたりの換気風量を自己の風量として決定し、エリア内換気風量決定手段27および第2風量決定手段28に送るものである。
エリア内換気風量決定手段27は、第一の換気装置1の第1風量決定手段26で決定した1台あたりの換気風量情報とエリア設定部15にて設定されたエリア情報と、情報受信部21を介して受信情報バッファ24に蓄えられた第二の換気装置2のエリア情報および第三の換気装置3のエリア情報を基に第一の換気装置1と同一エリア内に設置された換気装置を認識してその情報数から同一エリア内の換気装置の数量を特定し、同一エリア内の換気装置の風量を合計して、第一の換気装置1が設置されたエリア内に必要なエリア内換気風量を決定するものである。
第2風量決定手段28は、エリア内換気風量決定手段27で決定したエリア内換気風量情報と、風量検出手段22で検出した自らの実際の風量情報と、受信情報バッファ24に蓄えられた第一の換気装置1と同一エリア内の他の換気装置の風量情報と、第1風量決定手段26で決定した1台あたりの換気風量情報を基にエリア内換気風量に対する過不足風量を算出すると共に、1台あたりの換気風量と等しい風量の換気装置、すなわち規定風量で動作している換気装置を認識してその情報数から規定風量の換気装置の数量を特定し、この過不足風量と規定風量の換気装置の数量とからエリア内換気風量を保つように新たに自己(第一の換気装置1)の風量を決定し、ドライブIC18を介して送風機7の風量を調整するものである。
上記構成において、換気装置の風量制御動作について図7に示すフローチャートを用いて説明する。
本フローは、受信情報バッファ24が第一の換気装置1と同一建屋内に設置された他の換気装置である第二の換気装置2および第三の換気装置3の床面積設定部14の設定情報と、エリア設定部15で設定されたエリア情報を取得するフロー(STEP1)と、総換気風量判断手段25および第1風量決定手段26が受信情報バッファ24から総床面積および、1台あたりの換気風量を自己の風量として決定するフロー(STEP2)と、エリア内換気風量決定手段27が自己のエリアの換気風量を決定するフロー(STEP3)と、第2風量決定手段28が第一の換気装置1と同一エリア内の他の換気装置の風量情報とから新たに自己(第一の換気装置1)の風量の決定をするフロー(STEP4)とから構成される。
ここでは、総床面積451m2〜600m2の建屋に、最大風量能力100〔m2/h〕の同スペックの換気装置を3台設置した場合を想定し、以下詳細について説明する。
STEP1にて、第一の換気装置1と、第二の換気装置2と、第三の換気装置3へ電源が供給されると、それぞれの換気装置内では、床面積設定部14にて設定された床面積情報は、総換気風量判断手段25に認識されると共に、エリア設定部15で設定されたエリア情報が、エリア内換気風量決定手段27に認識され、それぞれ床面積情報とエリア情報は、送信情報バッファ23に蓄えられ、情報送信部20を介して他の換気装置へ送信される。
ここで例えば、第一の換気装置1の床面積設定値がS1=451〜600〔m2〕、エリア設定がA1=LDK、また、第二の換気装置2の床面積設定値がS2=451〜600〔m2〕、エリア設定がA2=LDK、さらに、第三の換気装置3の床面積設定値がS3=〜150〔m2〕、エリア設定がA3=トイレ/浴室とした場合について説明をする。
第一の換気装置1は、S1とA1の情報を第二の換気装置2および第三の換気装置3へ送信、また、第二の換気装置2は、S2とA2の情報を第一の換気装置1および第三の換気装置3へ送信、さらに、第三の換気装置3は、S3とA3の情報を第一の換気装置1および第二の換気装置2へ送信することで、双方向通信が完了する。
これらの情報は、それぞれの換気装置の情報受信部21を介して受信情報バッファ24に蓄えられることでそれぞれの床面積情報は、総換気風量判断手段25で、エリア情報は、エリア内換気風量決定手段27で認識される。第1風量決定手段26は、受信情報バッファ24に蓄えられた情報数から同一建屋内に3台の換気装置が接続されていることを認識できる。
更に、第一の換気装置1および第二の換気装置2のエリア内換気風量決定手段27は、自己のLDKエリア内には2台の換気装置が接続されていることを認識する。一方、第三の換気装置3は、自己のトイレ/浴室エリアには1台の換気装置が接続されていることを認識する。
次にSTEP2にて、総換気風量判断手段25および第1風量決定手段26の動作について説明する。
総換気風量判断手段25は、床面積設定部14の建屋の総床面積情報S1と受信情報バッファ24の第二の換気装置の建屋の総床面積S2と第三の換気装置の建屋の総床面積S3の情報を比較し、最も多く一致した値、ここではS1=S2=451〜600〔m2〕の情報を建屋の総床面積情報として認識する。
制御部19の内部には、図4(b)のテーブルデータが記憶されているので、ここでS1=S2=451〜600〔m2〕に対応する建屋に必要な総換気風量Q=210〔m3/h〕へデータの置換をして認識する。
しかし、例えばS1=451〜600〔m2〕、S2=301〜450〔m2〕、S3=〜150〔m2〕と設定され、いずれも一致しない場合は、最も大きい値のS1=451〜600〔m2〕を建屋の総床面積情報として認識する。
第一の換気装置1、第二の換気装置2、第三の換気装置3の最大風量能力はそれぞれ100〔m3/h〕であるので、3台同時に最大能力で運転した場合は、総換気風量=100×3=300〔m3/h〕となり、必要な総換気風量Q=210〔m3/h〕に対して、90〔m3/h〕の風量過多状態となる。
そこで、第1風量決定手段26は、STEP1にて認識した同一建屋内に3台の換気装置が接続されている情報と、総換気風量判断手段25にて認識した建屋に必要な総換気風量Q=210〔m3/h〕の情報を基に、換気装置1台あたりの風量Q1=Q/N=210/3=70〔m3/h〕とする。
次にSTEP3にて、エリア内換気風量決定手段27の動作について説明する。
エリア内換気風量決定手段27は、STEP1にて認識した同一エリア内の換気装置の接続台数の情報と、STEP2で第1風量決定手段26にて決定された換気装置1台あたりの風量情報を基に、自己のエリア内に必要なエリア内換気風量を決定する。つまり、第一の換気装置1、第二の換気装置2は、LDKエリア内に2台の換気装置が接続されている情報と、換気装置1台あたりの風量Q1=Q2=Q/N=70〔m3/h〕の情報を基に、LDKエリア内に必要なエリア内換気風量QAr1=70+70=140〔m3/h〕とする。
また、第三の換気装置3は、トイレ/浴室エリア内に1台の換気装置が接続されている情報と、換気装置1台あたりの風量Q3=Q/N=70〔m3/h〕の情報を基に、トイレ/浴室エリア内に必要なエリア内換気風量QAr2=70〔m3/h〕とする。
次にSTEP4にて、第2風量決定手段28の動作について説明する。
換気装置の本体ケース4の室内空気排出開口部6にはダクト9の一端が接続されており、さらにダクト9の他端は室外へと延長されているのが一般的な施工状態であり、ダクト9の長さによって圧力損失が増減し、当初定めた所定の風量を確保できない場合がある。
第一の換気装置1と第二の換気装置2のダクト9の長さがほぼ同等で、互いに70〔m3/h〕の能力を発揮できれば問題ない。
しかし、例えば第二の換気装置2のダクト9が設計許容値以上の長さで施工され、風量Q2=55〔m3/h〕の能力しか発揮できない場合もある。
自らの実際の風量は、風量検出手段22で検出され、検出した自らの実際の風量情報は、送信情報バッファ23に蓄えられ、情報送信部20を介して他の換気装置へ送信される。
他の換気装置の実際の風量情報は、情報受信部21を介して受信情報バッファ24に蓄えられることで認識できる。
第一の換気装置1では、第2風量決定手段28は、STPE3でエリア内換気風量決定手段27が決定したエリア内換気風量の情報と、風量検出手段22で検出された自らの実際の風量情報と、受信情報バッファ24に蓄えられた第二の換気装置2の風量情報を基にエリア内の過不足風量を算出すると共に、STPE2で第1風量決定手段26が決定した換気装置1台あたりの風量情報を基に規定風量で動作している換気装置は第一の換気装置1の1台であることを認識する。つまり、LDKエリア内に必要なエリア内換気風量QAr1=140〔m3/h〕の情報と、第一の換気装置1の風量Q1=70〔m3/h〕の情報と、第二の換気装置2の風量Q2=55〔m3/h〕の情報を基に、LDKエリア内の過不足風量dQAr=QAr1−(Q1+Q2)=140−(70+55)=15〔m3/h〕の風量が不足していると算出し、規定風量で動作している換気装置の台数n=1台と認識する。
そして、過不足風量dQArと規定風量の換気装置の数量nとから、LDKエリア内に必要なエリア内換気風量QAr1=140〔m3/h〕になるように、第一の換気装置1の風量Q1´=Q1+dQAr/n=70+15/1=85〔m3/h〕に再度調整し、LDKエリア内の換気風量を一定に保つように自己の風量を決定することができる。
一方、第二の換気装置2では、検出された風量Q2=55〔m3/h〕であることから、第2風量決定手段28は、第1風量決定手段26が決定した換気装置1台あたりの風量情報を基に送風機7の出力を調整することとなる。
また、本実施の形態では、換気装置を3台用いて説明をしたが、台数が増加した場合も同様の効果が得られる。
以上のように、本発明の実施の形態1においては、各々の換気装置同士が各々に情報を取得し合うことで、エリア内換気風量決定手段27で得られた情報と同一エリア内に設置されている換気装置の風量および数量情報とから自己の換気風量を判断し運転する構成としたので、同一エリア内の必要なエリア内換気風量に対して、換気装置それぞれの換気能力が過多の状況においても、換気装置同士が主従関係なく自己の風量を減じるように調整できることで、同一エリア内で換気風量の増減を吸収して同一エリア内の風量を最適に保ち、かつ同一建屋内の総換気風量を確保することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2の換気装置の構成について、図7〜9を参照しながら説明する。
本実施の形態は、実施の形態1のエリア設定部15に替えて、室内の状況を検出する環境検出部29と環境検出部29を構成する検出手段を特定する情報から換気装置の設置エリアを判定するエリア判定手段30を備えたものである。
なお、実施の形態1と同一機能を有するものは、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図8に示すように、化粧板11の通気孔10に環境検出部取り付け孔31が設けられ、環境検出部取り付け孔31には、環境検出部29が具備されている。環境検出部29は、検出手段として、人感センサ、温度センサ、湿度センサ、煙センサ、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサの少なくとも一つで構成される。
また、図9の換気装置の制御回路のブロック図に示すように、環境検出部29は制御部19へ接続され、制御部19は環境検出部29の各種センサ信号の変化を認識する。
制御部19は内部にエリア判定手段30を備え、エリア判定手段30はプログラムの形態で実施される。
上記構成において、実施の形態2の換気装置が設置場所を判断する動作について図10を用いて説明する。
図10に示すように、制御部19内部には、環境検出部29を構成する各種センサ毎にエリア情報がCPUに記憶されており、電源が供給されると、エリア判定手段30は、環境検出部29にあらかじめ設定されたセンサの種類情報を認識し、あらかじめCPU内部に記憶されたセンサの種類情報に対応するエリア情報を引き出し、エリア内換気風量決定手段27へ伝達する。
例えば、環境検出部29が人の有無を検知する人感センサ32を備えている場合、環境検出部29にあらかじめ設定されたセンサの種類情報から人感センサであるとエリア判定手段30は認識することができ、エリア情報としてトイレ/浴室をエリア内換気風量決定手段27へ伝達する。
以上のように、本発明の実施の形態2においては、環境検出部29が備えているセンサの種類情報からエリア判定手段30が設置場所を判定する構成としたので、センサを搭載した換気装置において、エリア設定部15で設置場所を設定することなく、使用者が設置場所に応じて所望する検出対象の環境変化要素に対応して確実にエリア情報を決定することが可能となる。
以上のように本発明は、換気装置がネットワークを構成するため建物内および同一エリア内に必要な風量を最適に提供することができるため、家庭用の用途のほか、事務所、店舗等の用途などに適用することが出来る。
したがって、天井に設置される換気扇としての活用が期待されるものとなる。
1 第一の換気装置
2 第二の換気装置
3 第三の換気装置
14 床面積設定部
15 エリア設定部
19 制御部
20 情報送信部
21 情報受信部
25 総換気風量判断手段
26 第1風量決定手段
27 エリア内換気風量決定手段
28 第2風量決定手段
29 環境検出部
30 エリア判定手段

Claims (3)

  1. 同一建屋内に少なくとも3つの換気装置を備え、建屋内の換気風量を一定に保つ換気システムを構成する換気装置であって、それぞれの換気装置は、建屋の総床面積を設定する床面積設定部と、設置場所を設定するエリア設定部と、前記総床面積の情報と前記設置場所のエリア情報と自己の風量情報を他の換気装置へ送信する情報送信部と、他の換気装置の前記床面積設定部にて設定されている情報と前記エリア設定部にて設定されている前記エリア情報と前記風量情報を受信する情報受信部と、前記換気装置の動作を決定する制御部とを備えて構成され、前記制御部は、前記自己の床面積設定部にて設定されている情報と、前記情報受信部で得られた他の換気装置の床面積設定部にて設定された情報とを比較し、最も多い同一設定情報もしくは最も大きい設定情報から建屋内に必要な総換気風量を判断する総換気風量判断手段と、前記総換気風量判断手段で得られた情報と同一建屋内に設置されている前記他の換気装置の数量情報とから、前記総換気風量を保つよう自己の風量を決定する第1風量決定手段と、前記第1風量決定手段で決定した自己の風量と前記他の換気装置のエリア情報とから、同一エリア内に設置された換気装置の数量を特定し、同一エリア内に必要な換気風量を決定するエリア内換気風量決定手段と、前記同一エリア内の他の換気装置の風量が増減した場合に、前記エリア内換気風量決定手段で決定したエリア内の換気風量を保つように前記第1風量決定手段で決定した風量に優先させて、新たな自己の風量を決定する第2風量決定手段とを備えたことを特徴とする換気装置。
  2. 室内の状況を検知する環境検出部を備え、前記環境検出部の検出手段に応じてあらかじめ決められた設置場所を基に設置場所を判断するエリア判定手段を備えたことを特徴とした請求項1記載の換気装置。
  3. 環境検出部として人感センサ、温度センサ、湿度センサ、煙センサ、一酸化炭素センサ、二酸化炭素センサの少なくとも一つであることを特徴とした請求項2記載の換気装置。
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