JP6175937B2 - 換気制御装置、換気システムおよび建物 - Google Patents

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本発明は、建物内の換気量を制御する換気制御装置、前記換気量制御装置を有した換気システムおよび建物に関する。
近年、建材や家具等に含まれるホルムアルデヒドやVOC(揮発性有機化合物)を排出する目的で、住宅等の居室では必要換気回数0.5回/h以上の換気量を満足できるよう常時一定換気量で強制的に換気を行う24時間換気装置の設置が建築基準法によって義務付けられている。以後、この24時間換気装置による換気を機械換気と称する。
ここで換気回数とは単位時間あたりに何回室内の空気が入れ替わったかを表す指標である。例えば、換気回数0.5回/hは居室容積の50%に相当する体積の空気を1時間で換気することを示している。
また、住宅の換気には機械換気の他にも住宅の換気口以外の隙間から侵入または放出される自然換気が存在する。この自然換気の換気量は住宅の室内外温度差と住宅の気密性能を表す指数であるC値により変動することが知られている。特に冬季は室内が暖房装置により暖房されるため室内外温度差が夏季に比べて大きくなることから自然換気量も多くなる。具体的には冬季の自然換気量は一般的にC値が2cm/m以下の場合の自然換気回数は約0.1回/h程度、C値が2cm/mを超える場合の自然換気回数は約0.2回/h程度を見込むことができるほど多くなる。
一方で、消費者の環境への意識の高まりにより、住宅の換気を省エネルギーで行う換気装置への要望が高まっている。そのため、冷暖房された室内空気を換気することで生じるエネルギー損失を低減するために、必要最低限の換気量で運転する24時間換気装置が求められている。
しかし、24時間換気装置は機械換気量を一定に保つものが一般的であり、機械換気量は常に建築基準法で定められた換気回数を夏季の温度差が小さい場合でも満足するために自然換気量を考慮せずに設定されている。そのため、自然換気量が大きい冬季にも、24時間換気装置は夏季と同じ自然換気量を考慮していない機械換気量で運転するため、住宅全体の換気量は必要以上に大きくなり、換気によるエネルギー損失も増大する。
そこで、冬季の機械換気回数を、住宅の換気を常に必要最低限の換気回数である必要換気回数から自然換気回数だけ減じた換気回数にすることにより、省エネルギーで換気を行う換気装置が従来存在する。(例えば特許文献1,2参照)
特開2005−98573号公報 特許第4484428号公報
しかし、特許文献1の換気装置は、自然換気回数を求めるために室内の温度を検知する室内温度センサーおよび屋外の温度を検知する室外温度センサーを換気装置に新しく設けているため、コスト増といった問題が挙げられる。
特許文献2の換気構造では、必要換気量から過去の気象データ等から推測した年間の自然換気回数を減じることによって導出される年間の給気量を予め設定し、換気装置を制御するコンピュータシステムが自身に設けられたタイマーを用いて予め設定した給気量から現在の給気量を決定し制御することで、温度センサーを省略している。
しかし、給気量を予め設定しているため、暖冬などの異常気象は過去の気象データ等から推測できない。そのため、例年は自然換気回数が生じるほど自然換気量が多いが、現在の気候が例年よりも暖かく自然換気量が少なく自然換気回数が生じていない場合でも、コンピュータシステムは自動的に例年通り給気量を減じてしまう。そのため、機械換気量を現在の気候に対して適切に制御することができない。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、自然換気回数を考慮して、低コストかつ現在の気候に対して適切に機械換気量の制御を行える換気制御装置、換気システムおよび建物を提供することを目的とする。
第1の発明の換気制御装置は、暖房手段を有する建物内の部屋に屋外の空気を給気する給気手段と、前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に排気する排気手段の、少なくともどちらか一方の機械換気量を制御する換気制御装置において、暖房手段が運転している場合に送信される暖房モード信号を受信した場合に、予め設定された単位時間当たりの必要換気回数と建物の気密性に応じた自然換気回数に基づき、機械換気回数を設定し、前記給気手段および前記排気手段の少なくとも一方を当該機械換気回数になるよう機械換気量を制御することを特徴としている。
第2の発明の換気システムは、暖房手段を有する部屋に屋外の空気を強制的に給気する給気手段と、前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に強制的に排気する排気手段と、前記給気手段および前記排気手段をそれぞれ制御する前記第1の発明に記載の換気制御装置と、を有することを特徴としている。
第3の発明の建物は、暖房手段と、前記暖房手段を有する部屋に屋外の空気を強制的に給気する給気手段と、前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に強制的に排気する排気手段と、前記給気手段および前記排気手段をそれぞれ制御する請求項1から6いずれかに記載の換気制御装置と、を備えたことを特徴としている。
本発明の換気制御装置,換気システムならびに建物は、暖房手段が運転している場合に送信される暖房モード信号を受信した場合に、予め設定された建物の単位時間当たりの必要換気回数と、建物の気密性に応じた自然換気回数に基づき、機械換気回数を設定し、給気手段および排気手段の少なくとも一方を当該機械換気回数になるよう機械換気量を制御することで、換気装置に温度センサーが不要となり、低コストで機械換気量の制御が可能である。さらに、予め室内外の温度差を想定する必要もないので、現在の気候に対して適切に機械換気量を制御することが可能である。
本発明に係る気密住宅1の間取りの一例の平面図。 本発明の実施の形態1に係る換気システムの概略図。 本発明の実施の形態1に係る制御フローチャート図。 本発明の実施の形態2に係る換気システムの概略図。 本発明の実施の形態2に係る制御フローチャート図。 本発明の実施の形態3に係る換気システムの概略図。 本発明の実施の形態3に係る制御フローチャート図。
実施の形態1
以下、本発明の実施の形態1について図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る気密住宅1の間取りの一例の平面図、図2は実施の形態1に係る換気システムの概略図である。
気密住宅1の内部は洋室RA1、廊下兼玄関RA2、洗面室RA3、浴室RA4およびトイレRA5の複数の部屋に分割されている。また、各部屋の出入口であるドア6a,6b,6c,6dはアンダーカット等の通気開口部が設けられ、通気開口部を介して各部屋の空気は相互に連通している。
浴室RA4およびトイレRA5は空気が汚れやすい空間であるため、24時間換気装置である排気用換気装置2a,2bが浴室RA4およびトイレRA5の壁面に屋外OAと室内を連通するようにそれぞれ設けられている。また、排気用換気装置2a,2bは排気用モータ(図示省略)と排気用モータの回転軸に接続された排気用ファン(図示省略)を備えており、排気用モータの回転軸と排気用ファンが回転することにより、排気用換気装置2a,2bは図1の白抜きの矢印のように浴室RA4およびトイレRA5の空気をそれぞれ屋外OAへ強制的に排出する構成となっている。また、排気用モータの回転数は後述する換気制御装置5の制御信号によって調整することができ、それに伴い排気用換気装置2a,2bの風量も調整することができる。
洋室RA1は居室であり、24時間換気装置である給気用換気装置3が洋室RA1の壁面に洋室RA1と屋外OAを連通するように設けられている。また、給気用換気装置3は給気用モータ(図示省略)と給気用モータの回転軸に接続された給気用ファン(図示省略)を備えており、給気用モータの回転軸と給気用ファンが回転することにより、給気用換気装置3は黒塗りの矢印のように屋外OAの空気を洋室RA1へ強制的に給気する構成となっている。また、給気用モータの回転数は後述する換気制御装置5の制御信号によって調整することができ、それに伴い給気用換気装置3の風量も調整することができる。
ドア6a,6b,6c,6dの通気開口部により各部屋の空気は相互に連通しているため、各部屋を流路とした給気用換気装置3から排気用換気装置2a,2bまでの換気経路が気密住宅1内に形成され、この換気経路に沿って気密住宅1全体の機械換気が行われる。
空調機4は冷暖房を行う装置であり、空調機4は洋室RA1の壁面に設けられている。空調機4の動作は、暖房モード、冷房モードと称する2つのモードに分けられる。暖房モードでは空調機4は洋室RA1の空気を吸引し、空調機4内部の熱交換器(図示省略)により吸引した空気を加熱し、加熱した空気を洋室RA1へ吹出すことで洋室RA1の空気を暖める。また、冷房モードでは空調機4は洋室RA1の空気を吸引し、空調機4内部の熱交換器(図示省略)により吸引した空気を吸熱し、吸熱した空気を洋室RA1へ吹出すことで洋室RA1の空気を冷やす。また、空調機4は暖房モードで運転している場合には、暖房モード信号を後述する換気制御装置5に送信する。
空調機4により冷暖房された洋室RA1の空気は換気経路に沿って廊下兼玄関RA2、洗面室RA3、浴室RA4およびトイレRA5へ流れていくため、空調機4によって気密住宅1全体の冷暖房を行うことができる。
また、冬季は室内が暖房装置により暖房されるため室内外温度差が夏季に比べて大きくなることから、自然換気回数を見込むことができるほど自然換気量は多くなる。この気密住宅1の暖房装置は、暖房モード運転時の空調機4にあたる。つまり、気密住宅1の場合は空調機4が暖房モードで運転している場合は、自然換気回数を見込むことができるほど自然換気量が多いと判断することが可能である。
換気制御装置5は少なくとも受信部5a、記憶部5b、制御部5c、送信部5dで構成されている。なお、換気制御装置5は受信部5aが空調機4と、送信部5dが排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3と有線または無線で接続できる場所に配置される。
受信部5aは受信部5aと接続している機器からの信号を受信する部分であり、空調機4の暖房モード信号を受信する。
記憶部5bは制御に用いる情報を記録する部分であり、予め設定された気密住宅1の必要換気回数と空調機4が暖房モードで運転している場合における自然換気回数を記憶する。必要換気回数は気密住宅1の使用状況によって建築基準法に定められている換気回数を、自然換気回数は気密住宅1の気密性能に応じて設定される。本実施の形態では必要換気回数を建築基準法に居室の必要換気量として規定されている0.5回/hに、自然換気回数は気密住宅1の気密性能を表すC値が2cm/m以下の場合に一般的な自然換気回数である0.1回/hとそれぞれ設定する。
制御部5cは空調機4の運転状況と記憶部5bに記憶されている情報に基づき送信部5dと接続している機器の制御信号を作成する部分である。本実施例の場合、空調機4の運転状況は受信部5aで受信した暖房モード信号の有無に相当し、制御部5cは暖房モード信号の有無と記憶部5bに記憶している必要換気回数および自然換気回数に基づき排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の風量制御信号を作成する。
送信部5dは制御部5cで作成した制御信号の信号を送信部5dと接続している機器に送信する部分であり、制御部5cで作成した風量制御信号を排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3に送信する。
次に換気制御装置5による排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の制御について説明を行う。図3は本発明の実施の形態1における制御フローチャート図である。
図3のフローチャート図の制御は排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の動作開始と同時に始まり、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作している間は常に制御を行っている。
制御開始後、まず、ステップS101では、制御部5cは空調機4から送信される暖房モード信号を受信部5aが受信しているかを確認する。
次にステップS101において、制御部5cが暖房モード信号の受信を確認した場合には、制御部5cは記憶部5bに記憶されている自然換気回数を取得し、現在の自然換気量として設定する。本実施例の場合、空調機4が暖房モードで運転している場合における自然換気回数を0.1回/hと設定しているため、制御部5cは現在の自然換気回数を0.1回/hと設定する。(ステップS102)
一方、ステップS101において、制御部5cが暖房モード信号の受信を確認できない場合には、記憶部5bに記憶されている自然換気回数を現在の自然換気量として設定する条件を満たしていないため、制御部5cは現在の自然換気回数は0.0回/hであると設定する(ステップS103)。
次にステップS104では、制御部5cは、記憶部5bに記憶されている気密住宅1の必要換気回数を取得し、ステップS102若しくはステップS103にて設定された現在の自然換気回数を取得した必要換気回数から差し引いた値を機械換気回数として設定する。本実施例では、必要換気回数を0.5回/hと設定しており、ステップS102を経由した場合には現在の自然換気回数は0.1回/hと設定しているため、機械換気回数は0.4回/hに、ステップS103を経由した場合には現在の自然換気回数は0.0回/hと設定しているため、機械換気回数は0.5回/hにそれぞれ設定される。
次にステップS105では、制御部5cは排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3がステップS104で設定した機械換気回数を満足する風量になるよう、それぞれの換気装置に対する制御信号を作成し、送信部5dより排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3に送信する。本実施例では、気密住宅1に排気用換気装置が2台、給気用換気装置が1台備えられているため、給気用換気装置3はステップS104で設定された機械換気回数に相当する風量で、排気用換気装置2a、2bは2台の合計風量がステップS104で設定された機械換気回数に相当する風量で運転するよう制御される。
ステップS105実行後は再びステップS101の動作の実行に移り、以上の制御が繰り返し行われる。
このように実施の形態1における換気制御装置5は、室内外温度差が生じる根本的な要因であり空調機4の運転状況である空調機4の暖房運転の実行の有無によって現在の自然換気回数を設定しているため、暖冬など過去の気象データより予測できない異常気象にも対応でき、現在の気候に対して適切に機械換気量を制御する制御装置である。また、本制御方法は温度センサーを用いていないため、低コストで、気密住宅1の必要換気回数を満足したまま機械換気回数を最小限にすることができる。
実施の形態2
以下、本発明の実施の形態2について図面を参照しながら説明する。
図4は実施の形態2に係る換気システムの概略図である。図4の換気システムの構成は図2の換気システムの構成を基本としており、換気制御装置5の制御部5c内へ新たにタイマー5eを追加した構成となっている。
タイマー5eは受信部5aで暖房モード信号を受信している時間を、連続運転時間T1として計測している。一方で受信部5aが暖房モード信号を受信していない場合には、タイマー5eは連続運転時間T1の値をリセットする。つまり、空調機4の暖房モードによって連続的に動作している時間をタイマー5eにより連続運転時間T1として測定しているので、空調機4がどれだけの時間暖房モードで連続的に運転しているかを測定することができる。
実施の形態2における記憶部3bには、気密住宅1の必要換気回数と空調機4が暖房モードで運転している場合における自然換気回数の他に、暖まり時間T2が予め設定、記憶されている。
暖まり時間T2は、気密住宅1が自然換気回数を見込めるほど室内外温度差が生じるまでに必要な暖房運転時間を設定するものである。暖まり時間T2は、気密住宅1の気積と、空気の比熱と、記憶部3bに記憶されている自然換気回数を見込むための室内外温度差に達するまでに必要な温度上昇量と、の積算により必要エネルギー量を求め、その必要エネルギー量を空調機4の単位時間当たりの暖房性能で除算することで、求められる。気密住宅1の気積、空気の比熱および空調機4の単位時間当たりの暖房性能は、気密住宅1と空調機4を変更しない限り一定であるため、暖まり時間T2は温度上昇量に応じて設定することができる。
また、気密住宅1内の空気は機械換気によって絶えず入れ替わっているため、空調機4で冷房しない限り室内温度は室外温度よりも低くなることはない。そのため、温度上昇量を少なくとも住宅の気密度と記憶部3bに記憶されている自然換気回数に応じて決まる室内外温度差に設定すれば、必ず記憶部3bに記憶されている自然換気回数が見込める室内外温度差になるため、外気温度を測定しなくとも、最低限の暖まり時間T2を設定することができる。
さらに、実施の形態2における制御部3cは、空調機4の運転状況に相当する暖房モード信号の有無とタイマー5eで測定される連続運転時間T1や、記憶部5bに記憶されている暖まり時間T2と必要換気回数と自然換気回数に基づき排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の制御命令を作成している。
次に実施の形態2における具体的な換気制御装置5による排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の制御について説明を行う。図5は本発明の実施の形態2における制御フローチャート図である。図5のフローチャート図の制御は、実施の形態1と同じく、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作を開始するのと同時に開始を行い、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作している間は常に制御を行っている。
制御開始後、まず、ステップS201では、制御部5cは空調機4から送信される暖房モード信号を受信部5aが受信しているかを確認する。
次にステップS201において、制御部5cが暖房モード信号の受信を確認した場合には、制御部5c内のタイマー5eは連続運転時間T1をカウントする(ステップS202)。
一方、ステップS201において、タイマー5eが暖房モード信号の受信を確認できない場合には、タイマー5eは連続運転時間T1をリセットする。(ステップS203)
次にステップS204では、制御部5cはタイマー5eで計測している連続運転時間T1と記憶部5bに記憶されている暖まり時間T2をそれぞれ取得し、比較する。
ステップS204において、連続運転時間T1が暖まり時間T2以上の場合には、制御部5cは記憶部5bに記憶されている冬季の暖房使用時における自然換気回数を取得し、現在の自然換気量として設定する。(ステップS205)
一方、ステップS204において、連続運転時間T1が暖まり時間T2未満の場合には、記憶部5bに記憶されている自然換気回数を現在の自然換気量として設定する条件を満たしていないため、制御部5cは現在の自然換気回数は0.0回/hであると設定する(ステップS206)。
次にステップS207では、実施の形態1のステップS104と同様に、制御部5cは、記憶部5bに記憶されている気密住宅1の必要換気回数を取得し、ステップS204若しくはステップS206にて設定された現在の自然換気回数を取得した必要換気回数から差し引いた値を機械換気回数として設定する。
次にステップS208では、実施の形態1のステップS105と同様に、制御部5cは排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3がステップS207で設定した機械換気回数を満足する風量になるよう、それぞれの換気装置に対する制御信号を作成し、送信部5dより排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3に送信する。
ステップS208実行後は再びステップS201の実行に移り、以上の制御が繰り返し行われる。
なお、実施の形態2において空調機4の連続運転時間T1を測定するタイマー5eは制御部5c内に設けられているが、これに限らず、例えば空調機4内に設けても良い。また、タイマー4eを空調機4内に設けた場合は、空調機4は暖房モード信号の代わりに連続運転時間T1の値を示す信号を換気制御装置5に送信することで、制御部5cが判断に用いる運転状況はこの連続運転時間T1の値を示す信号のみでよいことになる。
このように実施の形態2における換気制御装置5は、空調機4の運転状況に空調機4の連続運転時間T1を追加して、自然換気回数を見込めるか判断している。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるほか、実施の形態1で想定される、室内外温度差が小さく自然換気量が少ないにも係らず機械換気量を減らしてしまい、気密住宅1の換気回数が必要換気回数を満たないという事象を回避でき、正確に気密住宅1の必要換気回数を満足させることができる。
実施の形態3
図6は実施の形態3に係る換気システムの概略図である。図6の換気システムの構成は図2の換気システムの構成を基本としており、空調機4内に設けられている既存の温度センサー4aを新たに利用した構成となっている。
温度センサー4aは室内温度を検知するものであり、空調機4の室内空気吸込み部近辺に取り付けられている。一般的な空調機4は温度センサー4aで検知した室内温度t3とユーザーの設定した設定室内温度t4とを空調機4内のマイコン(図示省略)が比較しつつ運転することで室内温度t3を制御している。そのため、一般的な空調機4に温度センサー4aは必要不可欠である。
また、実施の形態3の空調機4は、暖房モード信号の他に、温度センサー4aで検知した室内温度t3およびユーザーの設定した設定室内温度t4をそれぞれ換気制御装置5へ送信を行う。
さらに、実施の形態3における制御部3cは、空調機4の運転状況に相当する暖房モード信号の有無,室内温度t3および設定室内温度t4や、記憶部5bに記憶されている必要換気回数および自然換気回数に基づき、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の制御命令を作成している。
次に実施の形態3における換気制御装置5による排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の制御について説明する。図7は本発明の実施の形態3における制御フローチャート図である。図7のフローチャート図の制御は、実施の形態1と同じく排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作を開始するのと同時に開始を行い、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作している間は常に制御を行っている。
制御開始後、まず、ステップS301では、制御部5cは空調機4から送信される暖房モード信号を受信部5aが受信しているかを確認する。
次にステップS301において、制御部5cが暖房モード信号の受信を確認した場合、制御部5cは受信部5aより空調機4から送信された室内温度t3および設定室内温度t4をそれぞれ取得し、室内温度t3と設定室内温度t4の比較を行う。(ステップS302)
ステップS302において、室内温度t3が設定室内温度t4以上の場合には、制御部5cは記憶部5bに記憶されている冬季の暖房使用時における自然換気回数を取得し、現在の自然換気量として設定する。(ステップS303)
対して、ステップS301において、制御部5cが暖房モード信号の受信を確認できない場合や、ステップS302において、室内温度t3が設定室内温度t4未満の場合には、記憶部5bに記憶されている自然換気回数を現在の自然換気量として設定する条件を満たしていないため、制御部5cは現在の自然換気回数は0.0回/hであると設定する(ステップS304)。
次にステップS305では、実施の形態1のステップS104と同様に、制御部5cは、記憶部5bに記憶されている気密住宅1の必要換気回数を取得し、ステップS303若しくはステップS304にて設定された現在の自然換気回数を、取得した必要換気回数から差し引いた値を機械換気回数として設定する。
次にステップS306では、実施の形態1のステップS105と同様に、制御部5cは排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3がステップS305で設定した機械換気回数を満足する風量になるよう、それぞれの換気装置に対する制御信号を作成し、送信部5dより排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3に送信する。
ステップS306実行後は再びステップS301の実行に移り、以上の制御が繰り返し行われる。
なお、実施の形態3において空調機4は換気制御装置5へ暖房モード信号,室内温度t3および設定室内温度t4を送信するが、それに限らず、例えば室内温度t3と設定室内温度t4の比較を空調機4内で行い、室内温度t3が設定室内温度t4以上の場合に特定の信号を換気制御装置5に送信し、制御部5cはその特定の信号の有無によって自然換気回数を設定するなど、室内温度t3と設定室内温度t4の比較ができれば良い。その場合、制御部5cが判断に用いる運転状況は前記の特定の信号のみでよい。
また、実施の形態3において室内温度t3と設定室内温度t4を比較しているが、室内温度t3の比較対象は設定室内温度t4に限らず、設定室内温度t4に応じた温度と比較すればよい。例えば、ユーザーが暖房の使用する条件を日平均外気温が15℃以下(住宅に係るエネルギーの使用の合理化に関する建築主等及び特定建築物の所有者の判断の基準(平成18年経済産業省・国土交通省告示第3号)より参照)であり、気密住宅1は温度差x℃で記憶部3bに記憶されている自然換気回数分の自然換気が発生すると仮定する。この仮定では少なくとも室内温度が15+x℃以上になれば記憶部3bに記憶されている自然換気回数が見込める室内外温度差になるため、設定室内温度t4が15+x℃以上の場合には15+x℃を、室内温度t3と比較する温度として設定してもよい。
このように実施の形態3における換気制御装置5は、空調機4が暖房モードで運転しているか否かと、空調機4の温度センサー4aが検知した室内温度t3によって自然換気回数を見込めるか判断している。そのため、実施の形態1と同様の効果が得られるほか、実施の形態2よりも正確に気密住宅1内の温度を推測でき、気密住宅1の必要換気回数を満足させることができる。また、空調機4の温度センサー4aは一般的な空調機であれば、必ず有しているため、新たに温度センサーを増設せずに実施が可能である。
なお、実施の形態1〜3では洋室RA1の空気の温度調整に冷房モードと暖房モードを有する空調機4を用いているが、これに限らず、例えば電気ストーブ等の洋室RA1内を暖房できる暖房機器であればよい。また、電気ストーブのように洋室RA1の空気を暖房する機能のみを有している暖房機器の場合は、暖房機器が運転していること自体が実施の形態1〜3の空調機4が暖房モードで運転していることに相当するため、暖房機器は暖房モード信号の代わりに自身の運転のON/OFFを表す信号を換気制御装置5に送信し、制御部5cはON/OFFを表す信号を暖房モード信号の代わりに暖房機器の運転状況として制御に用いればよい。
また、実施の形態1〜3では気密住宅1を対象としているが、これに限らず、室内外の温度差に応じて自然換気が生じ、暖房手段,給気手段および排気手段を有しており、暖房手段によって暖房される部屋の空気を給気手段によって給気し、給気手段と排気手段の間で換気経路が形成される建物を対象としていればよい。
さらに、実施の形態1〜3では換気制御装置5は機械換気量を制御する際に回転数を直接制御しているが、これに限らず、例えば配電盤等の機器に制御信号を送信し。排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3へ印加する電圧値を変更することで機械換気量を制御する等、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の風量を制御する手段であればよい。
また、実施の形態1〜3では排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3の両方とも風量制御を行っているが、排気用換気装置2a,2bのみ、または給気用換気装置3のみ風量制御を行っても良く、その場合は風量制御を行った換気装置によるエネルギー損失の削減が見込める。
さらに、実施の形態1〜3の排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3はそれぞれ別の部屋に設けられているが、これに限らず、例えば排気用換気装置2a,2bの代わりに排気用換気装置を洋室RA1に1台取り付ける等の、排気用換気装置と給気用換気装置の間で一連の換気経路が形成されるように排気用換気装置と給気用換気装置を設ければ良い。
また、実施の形態1〜3の換気制御装置5による換気量の制御は、排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作している場合には常に実行されているが、これに限らず、例えば換気制御装置5に接続される手動のスイッチを設け、スイッチがオンの場合はそれぞれの実施の形態における制御を実行し、スイッチがオフの場合は機械換気回数が常に0.5回/hを満足する風量で排気用換気装置2a,2bおよび給気用換気装置3が動作するなど、制御の有無を選択する手段を設けても構わない。
さらに、実施の形態1〜3の換気制御装置5は受信部5a、記憶部5b、制御部5c、送信部5dより構成されているが、これに限らず、換気制御装置5は受信部5a、記憶部5b、制御部5c、送信部5dのそれぞれの役割を果たす1つのマイコンであっても構わない。
1 気密住宅、2a,2b 排気用換気装置、3 給気用換気装置、4 空調機、4a 温度センサー、5 換気制御装置、5a 受信部、5b 記憶部、5c 制御部、5d 送信部、5e タイマー、6a,6b,6c,6d ドア

Claims (7)

  1. 暖房手段を有する建物内の部屋に屋外の空気を給気する給気手段と、前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に排気する排気手段の、少なくともどちらか一方の機械換気量を制御する換気制御装置において、
    前記暖房手段が運転している場合に送信される暖房モード信号を受信した場合に、予め設定された単位時間当たりの必要換気回数と前記建物の気密性に応じた自然換気回数に基づき、機械換気回数を設定し、前記給気手段および前記排気手段の少なくとも一方を当該機械換気回数になるよう機械換気量を制御することを特徴とする換気制御装置。
  2. 前記機械換気回数は、前記必要換気回数より前記自然換気回数を減じた換気回数に設定することを特徴とする請求項1に記載の換気制御装置。
  3. 前記暖房手段の暖房運転の連続運転時間を測定するタイマーを有しており、前記タイマーは、前記暖房手段が運転している場合に送信される暖房モード信号を受信した場合に、前記連続運転時間を測定し、前記タイマーが測定している前記連続運転時間が室内の温度上昇量に対応して予め設定された時間を経過した場合には、前記自然換気回数を前記建物の気密性能に応じた換気回数に設定し制御することを特徴とする請求項1または2に記載の換気制御装置。
  4. 前記暖房手段は、前記室内の温度を検知する既存の温度検知手段を有しており、前記暖房手段が運転している場合に送信される暖房モード信号を受信した場合に、前記温度検知手段で検知した温度と前記暖房手段の設定室内温度に対応して予め設定された温度とを比較し、前記温度検知手段で検知した温度が前記暖房手段の設定室内温度に対応して予め設定された温度以上になった場合には、前記自然換気回数を前記建物の気密性能に応じた換気回数に設定し制御することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の換気制御装置。
  5. 前記換気制御装置は、前記自然換気回数を前記建物の気密性能に応じた換気回数に設定する条件を満たさない場合は、前記自然換気回数を0.0回/hと設定し制御することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の換気制御装置。
  6. 暖房手段を有する部屋に屋外の空気を強制的に給気する給気手段と、
    前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に強制的に排気する排気手段と、
    前記給気手段および前記排気手段をそれぞれ制御する請求項1から5のいずれか一項に記載の換気制御装置と、
    を有することを特徴とする換気システム。
  7. 暖房手段と、
    前記暖房手段を有する部屋に屋外の空気を強制的に給気する給気手段と、
    前記給気手段との間に換気経路が形成され屋内の空気を屋外に強制的に排気する排気手段と、
    前記給気手段および前記排気手段をそれぞれ制御する請求項1からのいずれか一項に記載の換気制御装置と、
    を備えたことを特徴とする建物。
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