JP6018889B2 - レンズ加工システム、加工サイズ管理装置、加工サイズ管理方法および眼鏡レンズの製造方法 - Google Patents
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Description
玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置と、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定する三次元測定装置と、
前記三次元測定装置の測定によって得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる演算パラメータを補正する加工サイズ管理装置と、
を備えるレンズ加工システムである。
前記加工サイズ管理装置は、眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に対応付けて補正値を記憶保持しておき、当該記憶保持した補正値を用いて、前記眼鏡レンズの材質および前記加工ツールの種類ごとに、前記演算パラメータを補正するものである。
前記眼鏡レンズの玉型加工を1回行うたびに、今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に対応付けて、前記加工サイズの実測値および前記加工サイズの理論値を加工履歴データとして順に記憶する加工履歴記憶部と、
前記今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類と同じ組み合わせで前記加工履歴記憶部に記憶されている複数個の加工履歴データを抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記複数個の加工履歴データを用いて、前記加工サイズの実測値と前記加工サイズの理論値との差分の平均値を求め、この求めた平均値が予め設定された規定範囲を超えている場合に、今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類と同じ組み合わせで用いられる前記補正値を変更する変更部と、
を備えるものである。
玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置に接続して用いられる加工サイズ管理装置であって、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定して得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分を演算する演算部と、
前記演算した差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる演算パラメータを補正する補正部と、
を備える加工サイズ管理装置である。
玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを管理する加工サイズ管理方法であって、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定して得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分を演算する工程と、
前記演算した差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる演算パラメータを補正する工程と、
を備える加工サイズ管理方法である。
上記第5の態様に記載の加工サイズ管理方法により補正された前記演算パラメータを用いて前記加工軌跡データの演算を行う工程と、
前記演算によって得られた前記加工軌跡データにしたがって前記玉型加工装置が眼鏡レンズを玉型加工する工程と、
を備える眼鏡レンズの製造方法である。
図1は本発明を適用可能な眼鏡レンズの受発注システムの構成例を示すブロック図である。この受発注システムにおいては、発注側である眼鏡店1の端末と、受注側である加工センタ2の端末とが、通信回線3を介して相互に通信可能に接続されている。通信回線3は、公衆通信回線でもよいし、専用通信回線でもよい。加工センタ2にはレンズ加工システム4が構築されている。レンズ加工システム4を構成する装置(機器、端末を含む)などの台数は、それぞれ一台に限らず、複数台であってもよい。また、発注側は眼鏡店1に限らず、たとえば、加工センタ2に対して外部の加工工場や他のレンズメーカーが眼鏡レンズの加工を委託する場合は、加工工場やレンズメーカーが発注側となる。
発注端末5は、コンピュータ装置を用いて構成されるものである。コンピュータ装置は、演算機能、制御機能、記憶機能、入出力機能等を備えるものである。具体的には、コンピュータ装置は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard disk drive)等のハードウェア資源を用いて構成されるものである。
トレーサ6は、眼鏡フレームのフレーム形状を三次元で測定するものである。トレーサ6による測定によって得られる眼鏡フレームのフレーム形状データは、眼鏡フレームのフレーム形状を三次元の座標空間で特定可能なデータである。トレーサ6は、形状測定のための接触子と、この接触子を支持する支持軸とを有する。トレーサ6は、測定対象の眼鏡フレームのリム部分(眼鏡レンズが枠入れされる部分)の溝に接触子を接触させて眼鏡フレームのフレーム形状を測定する。トレーサ6が測定対象とする被測定物のなかには、眼鏡フレームだけでなく、たとえば「縁なし眼鏡」で眼鏡フレームに取り付けられているオリジナルレンズ(ダミーレンズやパターン)も含まれるが、いずれにしてもトレーサ6の測定によって得られるフレーム形状データは、眼鏡フレームのフレーム形状を特定可能な三次元のデータとなる。トレーサ6としては周知(たとえば、特開2009−243952号公報、国際公開第2007/077848号に記載)のものを使用可能である。
サーバ装置7は、コンピュータ装置を用いて構成されるもので、データ管理部14とデータベース部15とを備えている。データ管理部14は、データベース部15を用いて各種のデータを管理するものである。たとえば、データ管理部14は、眼鏡店1の発注端末5から送信された発注データを通信回線3を介して受信し、この受信したデータを受注データとしてデータベース部15に登録する。また、データ管理部14は、受注データをデータベース部15に登録するにあたって、その都度、眼鏡レンズの玉型加工に係るジョブのジョブ識別情報を生成し、このジョブ識別情報と対応付けて受注データをデータベース部15に登録する。このため、眼鏡レンズの玉型加工を1回行うたびに一つのジョブ識別情報が生成される。また、データベース部15に登録されるジョブ識別情報と受注データの関係は、一対一の関係となる。
クライアント装置8は、上述したサーバ装置7とともに、加工サイズ管理装置を構成するものである。クライアント装置8は、コンピュータ装置を用いて構成されるもので、加工制御部16、加工サイズ監視部17、演算部18および記憶部19を備えている。図1においては、サーバ装置7とクライアント装置8をそれぞれ独立した構成要素として表記しているが、これに限らず、サーバ装置7とクライアント装置8を一つのコンピュータ装置で実現することも可能である。また、加工センタ2内に複数のクライアント装置8を設置する場合は、これら複数のクライアント装置8をネットワーク11を介して共通のサーバ装置7に接続した構成を採用することもが可能である。
加工サイズは、玉型加工された状態の眼鏡レンズのサイズである。本実施の形態においては、一例として、玉型加工された状態の眼鏡レンズの周長を加工サイズとする。
加工軌跡データは、玉型形状データを用いて切削点毎に、各駆動軸毎の移動量を算出したもので、玉型加工の対象となる眼鏡レンズを、眼鏡フレームのフレーム形状にあわせて玉型加工するための加工条件を決定するデータとなる。玉型加工の加工条件とは、玉型加工装置9が眼鏡レンズの玉型加工を行うときの切削圧や研削圧、加工ツールの切り込み量、ツールの回転数、レンズ軸の回転スピードなどの駆動条件をいう。具体的には、玉型加工装置9が有する複数の加工ツールをどのような順序で選択し、かつ、選択した加工ツールの保持軸やレンズ軸、その他のアクチュエータをどのように駆動して眼鏡レンズを加工するかといった条件をいう。
玉型加工装置9は、眼鏡レンズの玉型加工を行うものである。眼鏡レンズの玉型加工とは、アンカットレンズと呼ばれる眼鏡レンズを、この眼鏡レンズが枠入れされる眼鏡フレームのフレーム形状にあわせて加工することをいう。玉型加工装置9による眼鏡レンズの玉型加工は、荒加工と仕上げ加工といった2つの加工ステップを経て行われる。荒加工は、眼鏡レンズの最終的な仕上げ形状よりも一回り大きい形状に眼鏡レンズを加工する加工ステップである。仕上げ加工は、眼鏡レンズの最終的な仕上げ形状にあわせて、荒加工後の眼鏡レンズを加工するもので、ヤゲン加工を含む加工ステップである。
ヤゲン加工は、眼鏡レンズの外周面にヤゲンを形成する加工である。眼鏡レンズのヤゲンには複数のタイプ(形状)がある。ヤゲンタイプの一例としては、山形状のヤゲン、溝状のヤゲン、平らなヤゲンなどがある。仕上げ加工で使用する加工ツールの種類は、ヤゲンタイプごとに異なる。
三次元周長測定装置10は、玉型加工装置9によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定する加工サイズ測定装置の一例として設けられたものである。三次元周長測定装置10は、玉型加工装置9で玉型加工(仕上げ加工)を終えた眼鏡レンズの周長を三次元で測定する。三次元周長測定装置10は、周長測定のための測定子であるスタイラスを有する。三次元周長測定装置10は、測定対象とする眼鏡レンズのヤゲンタイプが山形状のヤゲンである場合は、コバ面に形成されたヤゲンの頂部にスタイラスを接触させ、この接触状態を維持しながら眼鏡レンズを回転させることにより、眼鏡レンズの周長を測定する。また、ヤゲンタイプが平らなヤゲン(平ヤゲン)やコバ面に溝を有するヤゲンである場合は、平らなヤゲンを形成するコバ面にスタイラスを接触させ、この接触状態を維持しながら眼鏡レンズを回転させることにより、眼鏡レンズの周長を測定する。その場合、三次元周長測定装置10は、眼鏡レンズの回転に伴うスタイラスの変位量および変位方向を三次元の座標空間で認識し、この認識結果に基づいて眼鏡レンズのヤゲン頂部の周長を計測する。三次元周長測定装置10の測定によって得られた眼鏡レンズの実測周長のデータは、ネットワーク11を介してサーバ装置7に送られる。なお、三次元周長測定装置10としては、たとえば、特許第3208566号公報に記載されたものを用いることができる。
図2は眼鏡レンズの受発注に関する処理の流れを示すフロー図である。
まず、眼鏡店1においては、顧客が希望(選択)した眼鏡フレームをトレーサ6にセットし、眼鏡フレームのフレーム形状を測定する(S1)。トレーサ6で測定したデータは、発注端末5に取り込まれる。次に、眼鏡店1の店員は、発注端末5を用いて発注データを入力する(S2)。発注データには、眼鏡フレーム情報、眼鏡レンズ情報、レイアウト情報、処方情報などが含まれる。眼鏡フレーム情報には、上述した眼鏡フレームのフレーム形状データの他に、フレームメーカ、モデル名、フレーム材質、フレームサイズ、フレームパターン、フレームカラーなどが含まれる。眼鏡レンズ情報には、レンズ材質、機能性膜(調光・偏光)の有無、レンズカラー、ハードコート膜の有無、商品コードなどが含まれる。レイアウト情報には、瞳孔間距離、瞳孔高さなどが含まれる。処方情報には、球面度数、乱視度数、乱視軸、加入度、プリズム処方などが含まれる。次に、発注端末5から通信回線3を介して加工センタ2のサーバ装置7に発注データを送信する(S3)。発注データの送信は、発注端末5のモニタに表示された発注用の画面を見ながら入力操作する店員が、発注データの入力を終えた後、マウスのクリック操作などで発注を確定したときに行われる。
図3および図4は眼鏡レンズの玉型加工に関する処理の流れを示すフロー図である。
まず、玉型加工装置9の操作者は、上記のトレイからワークシートを取り出し、そのワークシートに印刷されているバーコードを、玉型加工装置9に付属のバーコードリーダで読み取る(S11)。そうすると、玉型加工装置9は、バーコードリーダの読み取り結果として得られたジョブ識別情報を、自装置に割り当てられた加工装置識別情報と一緒に、ネットワーク11を介してクライアント装置8に送信する(S12)。
なお、加工履歴テーブルは、必ずしも玉型加工装置9ごとに分けて用意する必要はない。具体的には、加工履歴テーブルを一つとし、この加工履歴テーブルにすべての玉型加工装置9に関する加工履歴データを登録してもよい。その場合は、ジョブ識別情報ごとに加工履歴データを登録するとともに、いずれの玉型加工装置9を使用して玉型加工したかが分かるように、加工履歴データに加工装置識別情報を含めるようにすればよい。
Ra=Rb+H23 …(1)
まず、加工軌跡データの演算に用いるツール径に関し、補正値で補正する前のツール径の値に比べて、補正後のツール径の値が小さくなると、玉型加工で仕上げられた眼鏡レンズの周長は短くなる。これに対し、補正値で補正する前のツール径の値に比べて、補正後のツール径の値が大きくなると、玉型加工で仕上げられた眼鏡レンズの周長は長くなる。以下に、その理由を図7〜図9を用いて説明する。
なお、ここでは周長差の計算およびその合否の判断をデータ管理部14で行うとしているが、これに限らず、それらの処理を三次元周長測定装置10で行うように構成することも可能である。
次に、サーバ装置7のデータ管理部14は、サーバ装置7からの要求を受け付けた後(S41)、この要求で指定された加工履歴データをデータベース部15から抽出する(S42)。
本発明の実施の形態によれば、三次元周長測定装置10の測定によって得られる実測周長と計算上得られる理論周長の差分に基づいて、加工軌跡データの演算に用いる演算パラメータ(加工ツールのツール径の値)を補正している。これにより、眼鏡レンズの外形形状を崩すことなく、眼鏡レンズの周長を適切に調整(補正)することができる。また、従来のように加工ツールの保持軸とレンズ軸との間の軸間距離を調整する場合に比べて、更なる加工精度の向上を実現することが可能となる。以下、その理由を説明する。
その結果、軸間距離を調整する場合に比べて、眼鏡レンズの加工サイズの更なる高精度化を実現することができる。
変更比率(%)=総変更回数÷総カウント数×100 …(2)
次に、データベース部15に登録されている受注データを参照することにより、今回の玉型加工に使用する眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類を取得する(S66)。
次に、演算パラメータの補正に用いる補正値の変更を加工ツールのツール単位(種類別)で行うかどうかを判断する(S67)。補正値を変更する単位には、ツール単位の他に、眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類の組み合わせ単位がある。いずれの単位で補正値を変更するかは、玉型加工装置9ごとに予め設定されている。このため、ステップS67においては、事前の設定にしたがって補正値の変更単位を判断する。
次に、上記ステップS67と同様に、補正値の変更をツール単位で行うかどうかを判断する(S75)。このステップS75でYesと判断した場合は、ステップS76に進み、Noと判断した場合は、ステップS77に進む。
次に、上記ステップS76でYesと判断した場合はステップS65に戻る。また、ステップS76でNoと判断した場合は、今回の玉型加工で使用した加工ツールの種類に対応して補正テーブルに登録されている補正値を、眼鏡レンズの材質の違いによらず、すべてのレンズ材質につき適量ずつ変更する(S78)。次に、今回の玉型加工に使用する加工ツールの種類に関して、眼鏡レンズの材質の違いによらず、すべてのレンズ材質の総変更回数に1を加える(S79)。つまり、加工ツール単位で補正値を補正した後、総変更回数に1を加える。
次に、上記ステップS77でYesと判断した場合はステップS65に戻る。また、ステップS77でNoと判断した場合は、今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に対応して補正テーブルに登録されている補正値を適量だけ変更する(S80)。次に、今回の玉型加工に使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に関して、総変更回数に1を加える(S81)。
つまり、眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類の組み合わせ単位で補正値を変更した後、総変更回数に1を加える。
2…加工センタ
3…通信回線
4…レンズ加工システム
5…発注端末
6…トレーサ
7…サーバ装置
8…クライアント装置
9…玉型加工装置
10…三次元周長測定装置
Claims (6)
- 玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置と、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定する三次元測定装置と、
前記三次元測定装置の測定によって得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる加工ツールのツール径の値を補正する加工サイズ管理装置と、
を備えるレンズ加工システム。 - 前記加工サイズ管理装置は、眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に対応付けて補正値を記憶保持しておき、当該記憶保持した補正値を用いて、前記眼鏡レンズの材質および前記加工ツールの種類ごとに、前記加工ツールのツール径の値を補正する
請求項1に記載のレンズ加工システム。 - 前記眼鏡レンズの玉型加工を1回行うたびに、今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類に対応付けて、前記加工サイズの実測値および前記加工サイズの理論値を加工履歴データとして順に記憶する加工履歴記憶部と、
前記今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類と同じ組み合わせで前記加工履歴記憶部に記憶されている複数個の加工履歴データを抽出する抽出部と、
前記抽出部が抽出した前記複数個の加工履歴データを用いて、前記加工サイズの実測値と前記加工サイズの理論値との差分の平均値を求め、この求めた平均値が予め設定された規定範囲を超えている場合に、今回の玉型加工で使用した眼鏡レンズの材質および加工ツールの種類と同じ組み合わせで用いられる前記補正値を変更する変更部と、
を備える請求項1または2に記載のレンズ加工システム。 - 玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置に接続して用いられる加工サイズ管理装置であって、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定して得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分を演算する演算部と、
前記演算した差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる加工ツールのツール径の値を補正する補正部と、
を備える加工サイズ管理装置。 - 玉型形状データから演算によって得られる三次元の加工軌跡データにしたがって眼鏡レンズの玉型加工を行う玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを管理する加工サイズ管理方法であって、
前記玉型加工装置によって玉型加工された眼鏡レンズの加工サイズを三次元で測定して得られる加工サイズの実測値と計算上得られる加工サイズの理論値との差分を演算する工程と、
前記演算した差分に基づいて、前記加工軌跡データの演算に用いる加工ツールのツール径の値を補正する工程と、
を備える加工サイズ管理方法。 - 請求項5に記載の加工サイズ管理方法により補正された前記加工ツールのツール径の値を用いて前記加工軌跡データの演算を行う工程と、
前記演算によって得られた前記加工軌跡データにしたがって前記玉型加工装置が眼鏡レンズを玉型加工する工程と、
を備える眼鏡レンズの製造方法。
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