JP5377876B2 - 眼鏡枠形状測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼鏡枠のレンズ枠形状を測定する眼鏡枠形状測定装置に関する。
従来、眼鏡枠形状測定装置としては、測定済みの動径情報の変化に基づいて、未測定部分の動径変動を予測し、その予測した動径変動に応じて駆動モータの駆動を制御し、眼鏡枠の形状を測定する測定子による押圧を変化させるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
ここで、「動径」とは、眼鏡枠の幾何学中心または光学中心から眼鏡枠の内側周縁までの距離の変化をいう。
特許第3695988号公報
しかしながら、従来の眼鏡枠形状測定装置にあっては、測定済みの動径情報の変化に基づいて、未測定部分の動径変動を予測する方式となっている。この方式では、予測どおりに未測定部分の動径が変化する場合は良いが、最近の眼鏡枠は形状が多種多様となっているため、予測と異なる方向に動径が変化する場合もある。このように、予測と異なる方向に動径が変化する場合、逆に眼鏡枠を変形させる方向に押圧が変化し、正しい形状測定ができない可能性がある、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、実測値に基づいて測定ポイント毎に枠形状の変形判断を行うことになり、予測と異なる方向に枠形状が変化する場合を含め、精度良く眼鏡枠のレンズ枠形状の測定を行うことができる眼鏡枠形状測定装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、 眼鏡枠のレンズ枠形状を測定する眼鏡枠形状測定装置において、
レンズ枠のヤゲン溝に沿って周方向に移動させて前記レンズ枠の動径方向を測定させるためのレンズ枠用測定子と、
前記レンズ枠用測定子を前記レンズ枠のヤゲン溝に沿って摺接移動させて前記レンズ枠用測定子を前記レンズ枠に一定の押圧力で押圧させる為の駆動モータと、
前記レンズ枠形状の全周を複数の測定ポイントに分け、前記レンズ枠用測定子をレンズ枠形状に沿って摺接移動させながら各測定ポイントにて測定した枠形状値を枠形状情報として取得するレンズ枠形状測定演算制御手段と、を有し、
前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、1つの測定ポイントでの枠形状値と測定済みの枠形状値を比較し、1つの測定ポイントで検出した枠形状変化量に応じた押圧値を決め、前記押圧値が予め設定していた押圧値と異なる場合、押圧値を再設定し、既に測定した測定ポイントでの枠形状を再測定することを特徴とする。
よって、本発明の眼鏡枠形状測定装置にあっては、レンズ枠形状の測定時、レンズ枠形状の全周が複数の測定ポイントに分けられ、レンズ枠用測定子をレンズ枠形状に沿って摺接移動させながら各測定ポイントにて測定した枠形状値が枠形状情報として取得される。このレンズ枠形状の測定時、レンズ枠形状測定演算制御手段において、1つの測定ポイントでの枠形状値と測定済みの枠形状値が比較され、1つの測定ポイントで検出した枠形状変化量に応じた押圧値が決められ、この押圧値が予め設定していた押圧値と異なる場合、押圧値が再設定され、既に測定した測定ポイントでの枠形状が再測定される。
この結果、実測値に基づいて測定ポイント毎に枠形状の変形判断を行うことになり、予測と異なる方向に枠形状が変化する場合を含め、精度良く眼鏡枠のレンズ枠形状の測定を行うことができる。
以下、本発明の眼鏡枠形状測定装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置を示す部分概略斜視図である。図2は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す斜視図である。図3は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す正面図である。図4は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す背面図である。図5は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す右側面図である。図5Aは、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構の回転ベースの駆動手段を示す模式図である。図5Bは、実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構を説明するための模式図である。図5Cは、実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構を示す平面図である。図5Dは、実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構のスライダ原点検出手段を示す概略説明図である。以下、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の全体構成と測定機構及びスライダ駆動機構の構成を、図1〜図5Dに基づき説明する。
図1において、眼鏡枠形状測定装置は、測定装置本体1を有する。この測定装置本体1は、下部の測定機構収納用のケース部1aと、ケース部1aの上部に配設されたレンズ枠保持機構1bを有する。そして、図1のケース部1a内の底部には、図2に示したベース2が設けられている。
前記レンズ枠保持機構1bは、ケース部に固定された一対の平行なガイドロッド1c,1cを有する。しかも、このガイド部材1c,1cにはスライド枠3,3が相対接近・離反可能に保持されている。このスライド枠3,3は、図示しないコイルスプリング等で互いに接近する方向にバネ付勢されている。このスライド枠3,3は、互いに対向させられていてメガネ(眼鏡)のレンズ枠(図示せず)が当接させられる縦壁3a,3aを有すると共に、このレンズ枠を保持させるレンズ枠保持手段3bを有する。このレンズ枠保持手段3bは、縦壁3aから突出する下部側の保持棒3b1と、保持棒3b1に対して上側から開閉可能にスライド枠3に取り付けられた上側の保持棒3b2を有する。このレンズ枠保持手段3bは、図示しないメガネの左右のレンズ枠に対してそれぞれ設けられる。尚、このようなレンズ枠保持機構1bとしては、例えば、特開平10−328992号公報等に開示された構成、又はその他周知の技術を採用できる。従って、レンズ枠保持機構1bの詳細な説明は省略する。
前記ベース2上には、図2〜図5に示すように、測定機構1dが設けられている。この測定機構1dは、ベース2上に固定されたベース支持部材4を有する。このベース支持部材4には、大径の従動ギヤ5が、鉛直軸を中心に水平回転自在に取り付けられている。また、ベース2には、図5Aに模式的に示した駆動モータ6が従動ギヤ(タイミングギヤ)5に隣接して取り付けられている。この駆動モータ6の出力軸6aには、ピニオン(タイミングギヤ)7が固定され、このピニオン7と従動ギヤ5には、タイミングベルト8が掛け渡されている。
そして、駆動モータ6を作動させると、駆動モータ6の出力軸6aの回転がピニオン7及びタイミングベルト8を介して従動ギヤ5に伝達されて、従動ギヤ5が回転させられるようになっている。尚、駆動モータ6としては、例えば、2相ステッピングモータ等が用いられている。
前記従動ギヤ5上には、図2〜図5に示すように、回転ベース9が一体に固定されている。この回転ベース9には、原点検出手段としてのフォトセンサ9aが取り付けられている。この場合、例えば、ベース2上に、原点位置指示用の発光手段9bを配設しておいて、この発光手段9bから線状又は点状の光束を原点マークとして上方に向けて照射し、この原点マークとしての光束をフォトセンサ9aが検出したときに、回転ベース9の水平回転の原点位置とすることができる。尚、原点検出装置としては、透過型のフォトセンサや反射型のフォトセンサ或いは近接センサ等の周知の技術を採用することができる。
更に、回転ベース9の長手方向両端部には、図2〜図4に示すように、上下に延び、且つ互いに対向する平行なレール取付板10,11が一体に固定され、図3に示すように、レール取付板10の一側部とレール取付板11の一側部には、側板12の長手方向端部がそれぞれ固定され、図4に示すように、レール取付板10の他側部とレール取付板11の他側部には、側板13の長手方向端部がそれぞれ固定されている。
前記対向するレール取付板10,11の上部間には、図2〜図4に示すように、互いに平行で、且つ軸状の一対のガイドレール14,14が水平に配設されている。この各ガイドレール14の両端部は、レール取付板10,11に固定されていて、ガイドレール14,14には、スライダ15が長手方向に進退移動可能に保持されている。
更に、側板12には、図2及び図3に示すように、レール取付板10に近接させて側方に水平に突出するプーリ支持板部12aが、折曲により一体に形成されていると共に、レール取付板11に近接させてモータ取付用のブラケット16が固定されている。
そして、プーリ支持板部12aには、従動プーリ17が上下に延びる軸線を中心に水平回転自在に取り付けられ、ブラケット16には、スライダ移動用の駆動モータ18の上端部が固定されている。この駆動モータ18としては、例えば、DCモータ等が用いられている。また、この駆動モータ18は、出力軸18aの軸線が上下に向けられていて、この出力軸18aには、図5B及び図5Cに示すように、駆動プーリ19が取り付けられている。
この両プーリ17,19には、環状のワイヤ20が掛け渡され、このワイヤ20の一端部近傍の部分は、軸状のワイヤ保持部材21に保持されている。このワイヤ保持部材21は、ブラケット22,22′を介してスライダ15に固定されている。また、ワイヤ20の両端部は、コイルスプリング23を介して連結されている。これにより、駆動モータ18を正転又は逆転させると、出力軸18a及び駆動プーリ19が正転又は逆転させられて、スライダ15が図3中左又は右に移動させられるようになっている。
前記ブラケット22′と側板12との間には、図5Dに示すように、スライダ15の移動位置(移動量)の原点を検出するための原点センサ20aが介装されている。この原点センサ20aとしては、例えば、反射型のセンサ等を用いている。この原点センサ20aは、上下に延びるスリット状の反射面(図示せず)が設けられた反射板20bを有すると共に、発光素子と受光素子を備えた反射型のフォトセンサ20cを有する。そして、反射板20bはブラケット22′に設けられ、フォトセンサ20cは側板12に設けられている。尚、原点センサ20aとしては、透過型のフォトセンサや近接センサ等の周知の技術を採用することができる。
前記側板13の長手方向中央部には、図4に示すように、側方に水平に突出する支持板部13aが一体に折曲により形成されている。この側板13とスライダ15との間には、図4に示すように、ガイドレール14の延びる方向へのスライダ15の水平方向の移動位置を検出するリニアスケール24が動径検出センサとして介装されている。
このリニアスケール24は、ガイドレール14と平行にスライダ15に保持された軸状のメインスケール25と、支持板部13aに固定されてメインスケール25の位置情報を読み取る検出ヘッド26を備えている。この検出ヘッド26は、メインスケール25の位置検出用情報(移動量検出用情報)から、スライダ15の水平方向への移動位置を検出するようになっている。このリニアスケール24としては、例えば、周知の磁気式のものや光学式のものを用いることができる。例えば、磁気式の場合、メインスケール25に軸線方向に磁極S,Nの磁気パターンを位置検出用情報(移動量検出用情報)として交互に微小間隔で設けておいて、この磁気パターンを検出ヘッド(磁気変化検出用ヘッド)26で検出することにより、スライダ15の移動量(移動位置)を検出できる。また、光学式の場合、メインスケール25を板状に形成し、且つこのメインスケール25に長手方向に微小間隔のスリットを設け、メインスケール25を挟むように発光素子と受光素子を配設すると共に、発光素子からの光をメインスケール25のスリットを介して受光素子により検出して、スリットの数を求めることにより、スライダ15の移動量(移動位置)を検出できる。
前記スライダ15の略中央部には、図2に示すように、貫通孔15aが形成され、この貫通孔15aには、上下に延びるガイド筒27が挿通されている。このスライダ15の下方には、図4に示すように、支持枠28が配設されている。
この支持枠28は、上端部がスライダ15に保持された縦フレーム29,30と、縦フレーム29,30の下端部に固定された横板(底板)31を備えている。
図6は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定子の昇降機構を示す斜視図である。図7は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の昇降機構によるレンズ枠の測定を説明する正面図である。図8は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の昇降機構によるレンズ枠の測定を説明する左側面図である。図9は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の玉型用測定子を示す部分拡大斜視図である。図10は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の玉型用測定子を示す側面図である。以下、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定子の構成と昇降機構の構成を、図6〜図10に基づき説明する。
前記横板(底板)31には、図8に示すように、上下に延び且つ互いに平行に設けられた軸状の一対の支持部材32,32の下端部が固定されている。この支持部材32,32の上端部には、保持部材33が固定され、この保持部材33には、側面形状をL字状に形成したガイド支持部材34の縦壁34aが固定されている。このガイド支持部材34の横壁(上壁)34b上にはガイド筒27の下端部が固定されている。
そして、ガイド筒27には、上下に延びる測定子軸35が上下動自在に嵌合保持され、測定子軸35の上端部には、測定子取付部材36が一体に設けられている。この測定子取付部材36は、測定子軸35の上端部に垂直に取り付けられた取付部36aと、取付部36aから上方に延びる垂直部36bからL字状に形成されている。この垂直部36bの上端部には、取付部36aと平行にレンズ枠用測定子37が一体に設けられている。
しかも、測定子取付部材36の上端には、図9,図10に示すように、上方に突出する玉型用測定子38が一体に設けられている。この玉型用測定子38は、測定子軸35の軸線と平行に測定子取付部材36の垂直部36bの上端に取り付けた軸状測定部38aと、軸状測定部38aの上端部に設けた先細りのテーパ部38bと、テーパ部38bの上端に連設された小径の穴係合軸部38cを有する。尚、穴係合軸部38cの上端(先端)部は半球状に形成され、その先端38c1は、軸状測定部38aの軸線と一致している。
前記測定子軸35の下端部には、図6〜図8に示すように、ブラケット39が固定されている。しかも、ブラケット39とガイド支持部材34との間には、図7に示すように、上下方向の移動位置(=Z軸値)を検出するリニアスケール40が、高さ検出センサとして介装されている。
このリニアスケール40は、上下に向けて測定子軸35と平行に配設された軸状のメインスケール41と、メインスケール41の上下方向への移動量から測定子37,38の上下方向への移動位置を検出する検出ヘッド42を備えている。このメインスケール41は、上端部が保持部材33に固定され、且つ下端部がブラケット39に固定(又は保持)されている。また、検出ヘッド42は、保持部材33に保持されている。このリニアスケール40としても、上述したリニアスケール24と同様に、磁気式又は光学式のものを採用することができる。
前記ブラケット39と横板(底板)31との間には、図6〜図8に示すように、測定子軸35を上方にバネ付勢するコイルスプリング43が介装されている。更に、測定子軸35の下端部近傍には、ブラケット39の上方に位置し、且つ測定子軸35と直交する係合軸44が取り付けられている。また、横板(底板)31上には、図6に示すように、U字状に形成したブラケット45が固定され、このブラケット45の対向壁45a,45aには、支持軸46の両端部が軸線周りに回動可能に保持され、この支持軸46に押さえレバー47が固定されている。この押さえレバー47は、係合軸44の上部に当接させられている。しかも、この押さえレバー47と横板31との間には、レバー引き下げ用の引張りコイルスプリング48が介装されている。この引張りコイルスプリング48の引張りバネ力は、コイルスプリング43のバネ力よりも大きく設定されている。
また、支持軸46には、上昇位置規制レバー49が固定されている。この上昇位置規制レバー49は、押さえレバー47による係合軸44の上昇位置を規制して、測定子軸35及びレンズ枠用測定子37と玉型用測定子38の上昇位置を設定するのに用いられる。この上昇位置規制レバー49は、押さえレバー47と同方向に延びている。
そして、この上昇位置規制レバー49の下方には、アクチュエータモータ50が配設されている。このアクチュエータモータ50は、横板31上に固定されたモータ本体50aと、このモータ本体50aから上方に向けて突出し、且つ軸線が測定子軸35と平行に設けられたシャフト51を有する。このシャフト51の上端には、位置規制レバー49が引張りコイルスプリング48の引張りバネ力により当接させられている。
このアクチュエータモータ50としては、DCモータ等が用いられる。しかも、アクチュエータモータ50は、正転させることによりシャフト51が上方に進出し、逆転させることによりシャフト51が下方に移動するように成っている。
尚、コイルスプリング43,支持軸46,押さえレバー47,引張りコイルスプリング48,上昇位置規制レバー49,アクチュエータモータ50等は、測定子37,38の昇降機構を構成している。
図10Aは、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定駆動演算制御系を示す制御ブロック図である。以下、実施例1の眼鏡枠形状測定装置における測定駆動演算制御系の構成を、図10Aに基づいて説明する。
測定駆動演算制御系は、図10Aに示すように、上記フォトセンサ9aからの回転ベース9の水平位置原点位置検出信号と、上記フォトセンサ20cからのスライダ15の移動原点位置検出信号が、演算制御回路52に入力されるようになっている。また、上記リニアスケール24の検出ヘッド26からのスライダ移動量検出信号と、上記リニアスケール40の検出ヘッド42からのZ軸移動量検出信号が、演算制御回路52に入力されるようになっている。
前記スライド枠3,3の一方の側壁には、図1に示すように、ホルダー検出手段53が設けられている。このホルダー検出手段53には、マイクロスイッチ等が用いられている。このホルダー検出手段53からの検出信号は、図10Aに示すように、演算制御回路52に入力されるようになっている。また、測定開始用のスタートスイッチ54からのスイッチ信号も、図10Aに示すように、演算制御回路52に入力されるようになっている。
前記演算制御回路52は、制御指令値をモータ駆動電流に変換するモータ駆動回路を有し、制御指令値に応じ、上記回転ベース9を駆動する駆動モータ6と、上記スライダ移動用の駆動モータ18と、上記測定子37,38を上昇位置規制範囲内で昇降移動させるアクチュエータモータ50を駆動制御するようになっている。さらに、演算制御回路52には、必要データを記憶するメモリ55が、書き込み読み取り可能に接続されている。
図11は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置の演算制御回路52にて実行されるレンズ枠形状測定演算制御処理の流れを示すフローチャートで、以下、各ステップについて説明する(レンズ枠形状測定演算制御手段)。
ステップS1では、測定開始用のスタートスイッチ54からスイッチ信号を入力し、レンズ枠形状測定の準備を終了すると、予め設定された規定押圧値にて、最初測定地点である第1ポイント目における動径値とZ軸値を測定し、ステップS2へ移行する。
ここで、実施例1では、「規定押圧値」を、測定スピードにより設定している。この測定スピードは、速いほど摺動移動する際の移動抵抗が大きくなり、レンズ枠用測定子37によりレンズ枠を押圧する押圧値が高くなる。そして、「予め設定された規定押圧値」としては、出来る限り多くのレンズ枠を短時間にて測定するため、測定スピードの比較的速い側の値に設定し、規定押圧値が高すぎる場合には、測定スピードを遅くすることで対応するようにしている。
ステップS2では、ステップS1での第1ポイント目の測定に続き、レンズ枠の全周わたって動径値とZ軸値の測定が終了したか否かを判断し、YES(全周測定終了)の場合は測定終了へ移行し、NO(全周測定未終了)の場合はステップS3へ移行する。
ステップS3では、ステップS2での全周測定未終了であるとの判断に続き、規定量分回転させ、次の測定ポイントに移動し、ステップS4へ移行する。この次の測定ポイントに移動するときは、前回設定された押圧値で移動する。
ステップS4では、ステップS3での次の測定ポイントへの移動に続き、前回設定した押圧値にて動径値とZ軸値を測定し、ステップS5へ移行する。
ステップS5では、ステップS4での前回設定した押圧値による測定に続き、測定した動径値と既に測定済み動径値から動径値変化量を算出すると共に、測定したZ軸値と既に測定済みZ軸値からZ軸値変化量を算出し、ステップS6へ移行する。
ここで、動径値変化量やZ軸値変化量の算出方法は、ステップS4にて測定した値と直前の値との比較でも良いし、ステップS4にて測定した値を含む数ポイント前までの測定値と、任意の数ポイント前の測定済の平均値との比較でも良い。
また、変化量の値(動径値やZ軸値)としては、直接数値の差分で表しても良いし、傾きとして算出しても良い。
ステップS6では、ステップS5での動径値変化量とZ軸値変化量の算出に続き、ステップS5にて算出した変化量と予め設定してある規定値(比較対象値)と比較し、変化量が規定値未満であればステップS7へ移行し、変化量が規定値以上であればステップS8へ移行する。
ここで、動径値変化量と動径値変化量規定値の比較と、Z軸値変化量とZ軸値変化量規定値を比較し、両方の比較で共に規定値未満と判断されると、押圧値を変化させないステップS7へ移行し、少なくとも一方の変化量が規定値以上であると判断されると、押圧値を変化させるステップS8へ移行する。
ステップS7では、ステップS6での変化量が規定値未満であるとの判断に続き、ステップS4にて測定した動径値とZ軸値を、測定ポイントをあらわす回転角情報と共に記憶し、ステップS2へ戻る。
ステップS8では、ステップS6での変化量が規定値以上であるとの判断に続き、動径値やZ軸値の増減方向を判断し、変化量の大きさに応じて押圧値を再設定し、ステップS9へ移行する。
この押圧値の再設定では、押圧値が最適値(あるいは最適範囲)を超えるとフレームの変形につながるし、また、押圧値が最適値(あるいは最適範囲)未満になると測定中の測定子脱落につながるため、押圧値が最適値となるようにコントロールする。ここでの最適値は、予め実験などで最適値データを取得しておき、最適値データから押圧値テーブルを作成し、この押圧値テーブルを、書き込み可能なメモリに予め記憶させておく。
また、実施例1では、押圧値の再設定による変更を、測定スピードを遅くする測定スピード変更により行うようにしている。このため、最適値による押圧値テーブルは、動径値変化量・動径値の増減方向・測定スピードの組み合わせで細かく設定されていると共に、Z軸値変化量・Z軸値の増減方向・測定スピードの組み合わせで細かく設定されている。従って、それぞれの変化量と変化方向と押圧値テーブルにより、測定スピードを選択し(1つの測定スピードが求められた場合はその測定スピードを選択、2つの測定スピードが求められた場合は、より遅い側の測定スピードを選択)、選択した測定スピードを再設定による押圧値とする。
ステップS9では、ステップS8での変化量に応じた押圧値の再設定に続き、再設定した押圧値を用い、変化量が規定値以上であると判断された測定ポイントの動径値やZ軸値を再測定し、ステップS10へ移行する。
すなわち、ステップS6において、変化量が規定値以上であると判断された場合、変形しやすい眼鏡枠と考えることが出来るので、以降の測定スピードが遅くなるよう設定する。
ステップS10では、ステップS9での変化した押圧値での再測定に続き、再測定した動径値やZ軸値を、測定ポイントをあらわす回転角情報と共に記憶し、ステップS2へ戻る。
次に、作用を説明する。
実施例1の眼鏡枠形状測定装置の作用を、「レンズ枠形状測定の準備作用」、「変形しにくい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用」、「変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用」に分けて説明する。
[レンズ枠形状測定の準備作用]
実施例1の眼鏡枠形状測定装置で、眼鏡フレームのレンズ枠形状測定、あるいは、デモレンズ等の玉型の形状測定を行う前には、アクチュエータモータ50のシャフト51の上端が、図6〜図8に示すように、最下端(下死点)の位置に設定されている。この位置では押さえレバー47が、コイルスプリング43よりもバネ力の強い引張りコイルスプリング48によって、支持軸46を中心に下方に回動するよう回動付勢されている。これにより押さえレバー47は、係合軸44を介して測定子軸35を下方に押し下げている。これにより、レンズ枠用測定子37及び玉型用測定子38は最下端の位置に設定されている。
この状態の眼鏡枠形状測定装置で、眼鏡フレームのレンズ枠形状測定を行う場合には、例えば、特開平10−328992号公報に記載されているように、図7の左右のレンズ枠LF(RF)を有する眼鏡枠MFを、図1のスライド枠3,3間に配設し(図1では眼鏡枠MFの図示を省略)、レンズ枠LF(RF)を図7の如く保持棒3b1,3b2間で挟持させる。この保持は、特開平10−328992号公報と同様である。
また、この保持棒3b1,3b2間に保持されたレンズ枠LF(RF)は、図7に示すように、測定開始前の状態では、レンズ枠用測定子37よりも上方位置となるように設定されている。即ち、レンズ枠用測定子37は、レンズ枠LF(RF)よりも下方の初期位置(イ)に配置されている。しかも、図7に示すように、レンズ枠用測定子37及び玉型用測定子38は、保持棒3b1,3b2間に保持されたレンズ枠LF(RF)の略中央の初期位置(i)に対応するように配置される。
この位置では、フォトセンサ9aが発光手段9bからの光束から回転ベース9の水平回転の原点を検出し、原点センサ20aがスライダ15の移動位置の原点を検出している状態となっている。
尚、レンズ枠が三次元方向に湾曲していても、レンズ枠の保持棒3b1,3b2による保持部分は他の部分よりも最も低く設定した高さとなる。この保持部分では、レンズ枠LF(RF)のヤゲン溝Ymの高さも設定した高さとなり、レンズ枠の形状測定開始位置Bとなる。
この状態から図10Aに示すスタートスイッチ54をONさせると、演算制御回路52は、アクチュエータモータ50を正転させて、図6〜図8に示す位置から、シャフト51を、上方に所定量だけ進出(上昇)させる。この際、シャフト51は、上昇位置規制レバー49の自由端部を引張りコイルスプリング48のバネ力に抗して上方に所定量持ち上げて、上昇位置規制レバー49を支持軸46と一体に回動させる。
これに伴い、押さえレバー47は、支持軸46と一体に回動して、自由端部が上方に所定量上昇させられる。この押さえレバー47の自由端部の上昇により、係合軸44がコイルスプリング43のバネ力により押さえレバー47の自由端部に追従して上昇させられ、測定子軸35が所定量上昇させられる。
この測定子軸35の上昇量、即ちアクチュエータモータ50によるシャフト51の上方への進出(上昇)量は、レンズ枠用測定子37の先端が、図7の初期位置(イ)から上述した形状測定開始位置Bのヤゲン溝Ymに臨む高さ(ロ)まで上昇する量Lとなる。
そして、演算制御回路52は、駆動モータ18を駆動制御して駆動プーリ19を回転させ、図2及び図5Bに示すワイヤ20により、スライダ15をガイドレール14に沿って移動させる。この際、スライダ15は、図7の矢印A1方向に移動させられる。この移動は、レンズ枠用測定子37の先端が形状測定開始位置Bで、ヤゲン溝Ymに当接させられるまで行われる。しかも、レンズ枠用測定子37の先端がヤゲン溝Ymに当接した状態では、レンズ枠用測定子37はヤゲン溝Ymにコイルスプリング23のバネ力で弾接させられる。この状態で、駆動モータ18が停止させられる。
尚、レンズ枠用測定子37の先端がヤゲン溝Ymに当接したときには、駆動モータ18にかかる負荷が増大して、駆動モータ18に流れる電流が増大するので、この電流変化を検出することで、レンズ枠用測定子37の先端がヤゲン溝Ymに当接したのを検出して、駆動モータ18を停止させることができる。
この後、演算制御回路52は、更にアクチュエータモータ50を正転させて、シャフト51を、上方に所定量だけ進出(上昇)させる。この際、シャフト51は、上昇位置規制レバー49の自由端部を引張りコイルスプリング48のバネ力に抗して上方に所定量持ち上げて、上昇位置規制レバー49を支持軸46と一体に回動させる。
これに伴い、押さえレバー47は、支持軸46と一体に回動して、自由端部が上方に所定量上昇させられ、この押さえレバー47の自由端部が、係合軸44から所定量離反させられ、測定子軸35が上下方向(Z軸方向)に移動可能となる。
[変形しにくい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用]
上記レンズ枠形状測定の準備作用を終了すると、演算制御回路52は、駆動モータ6を駆動制御して、駆動モータ6を正転させる。この駆動モータ6の回転は、ピニオン7,タイミングベルト8を介して従動ギヤ5に伝達され、従動ギヤ5が回転ベース9と一体に水平回転させられる(図5A参照)。
この回転ベース9の回転に伴い、スライダ15及びこのスライダ15に設けられた多数の部品が回転ベース9と一体に水平回転し、レンズ枠用測定子37の先端がヤゲン溝Ymに沿って摺接移動する。
このとき、回転ベース9の回転動作は、設定された測定スピードにより規定量分の回転を繰り返す間歇回転とし、ヤゲン溝Ymの全周を複数の測定ポイントに分けている。そして、各測定ポイントにてレンズ枠用測定子37の先端をヤゲン溝Ymに押圧させながら、動径値ρnとZ軸値Znを測定し、回転角θnと共に三次元のレンズ枠形状情報(θn,ρn,Zn)を取得することで、レンズ枠形状を測定する。なお、動径値ρnとは、動径中心Oからフレーム枠の内側周縁までの距離をいう(図12参照)。また、Z軸値Znとは、動径方向と直交する方向の動径中心Oの変位量をいう(図13参照)。
このレンズ枠形状測定のうち、例えば、幅厚プラスチック等により変形しにくい眼鏡フレームであり、測定スピードが比較的速い側の値による規定押圧値にて全周測定しても、動径値の変化量やZ軸値の変化量が規定値未満で抑えられる眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用について説明する。
この場合、第1ポイント目の測定時には、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進み、ステップS7では、第1ポイントの動径値ρ1とZ軸値Z1が、測定ポイントをあらわす回転角θ1と共に記憶される。
そして、第2ポイント目から全周測定が終了するまでは、予め設定された規定押圧値による速い測定スピードを維持したままで、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進む流れが設定された測定ポイント数だけ繰り返され、ステップS7では、各ポイントの動径値ρnとZ軸値Znが、測定ポイントをあらわす回転角θnと共に記憶される。そして、全周測定が終了すると、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2から測定終了へと進み、レンズ枠形状測定を終了する。
ここで、動径値ρnの情報取得について説明する。まず、レンズ枠形状測定の際、スライダ15が、レンズ枠用測定子37と一体にガイドレール14に沿って移動するので、スライダ15の原点位置からスライダ15が移動したときの移動量は、レンズ枠用測定子37の先端の移動量と同じになる。この移動量は、リニアスケール24の検出ヘッド26の検出信号から演算制御回路52により求められる。しかも、測定子軸35の中心からレンズ枠用測定子37の先端までの寸法(長さ)は既知であるので、スライダ15が原点にあるときの回転ベース9の回転中心からレンズ枠用測定子37の先端までの距離を予め設定しておけば、スライダ15がガイドレール14に沿って移動したときにおいて、回転ベース9の回転中心からレンズ枠用測定子37の先端までの距離が変化しても、この距離の変化は動径値ρnとすることができる。
従って、駆動モータ6の回転による回転ベース9の回転角θnを、駆動モータ6の駆動パルス数から求め、この回転角θnに対応する動径値ρnを求めることで、レンズ枠LF(RF)のヤゲン溝Ymの周方向の形状(レンズ枠形状)を、極座標形式のレンズ枠形状情報(θn,ρn)として求めることができる。
また、レンズ枠用測定子37の先端がヤゲン溝Ymに沿って摺接移動する際、レンズ枠LF(RF)に上下方向の湾曲がある場合、この上下方向への湾曲状態は、リニアスケール40の検出ヘッド42の検出信号から演算制御回路52により上下方向の変位量として求められる。この上下方向への変位量は、Z軸値Znとなる。
従って、変形しにくい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定の際には、測定スピードが比較的速い側の値による規定押圧値にて全周測定を終了させることができるため、短時間にてレンズ枠LF(RF)のレンズ枠形状の三次元のレンズ枠形状情報(θn,ρn,Zn)を取得することができる。
[変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用]
図12は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置による変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定のうち動径値測定作用を示す作用説明図である。図13は、実施例1の眼鏡枠形状測定装置による変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定のうちZ値測定作用を示す作用説明図である。
従来の眼鏡枠形状測定装置としては、例えば、特許第3695988号公報に記載されているように、未測定部分の動径変動を予測して駆動モータを制御し、押圧を変化させる方法が知られている。しかし、この方法では、予測どおりに未測定部分の動径が変化する場合は良いが、最近の眼鏡枠は形状が多種多様となっているため、予測と異なる方向に動径が変化する場合もある。このような場合には、逆に眼鏡枠を変形させる方向に押圧が変化し、正しい形状測定が出来ない可能性もある。
また、従来は、測定する際の測定スピード(=回転スピード)が一定に設定されているため、通常状態において、より多くのフレームを短時間で測定するため、測定スピードを比較的速く設定していた。この場合、細いリムの眼鏡枠等は、変形しやすいため、測定者の判断で測定スピードを遅く設定する必要があり、操作が煩わしかった。
すなわち、変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定する場合、正しい形状測定が出来ない可能性がある予測によることなく、精度良くレンズ枠形状測定したいという要求がある。加えて、変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定する場合、煩わしい測定者による測定スピードの変更設定の操作を要することなく、自動的に測定スピードの変更を行うことで、簡便な操作を実現したいという要求がある。
本発明者は、このような要求に応えるべく実施例1の眼鏡枠形状測定装置を提案した。以下、例えば、細いリム等による変形しやすい眼鏡フレームであり、測定スピードが比較的速い側の値による規定押圧値にて全周測定しようとした場合、動径値の変化量やZ軸値の変化量が規定値未満で抑えられる眼鏡フレームのレンズ枠形状測定作用について説明する。
この場合、第1ポイント目の測定時には、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS1→ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進み、ステップS7では、第1ポイントの動径値ρ1とZ軸値Z1が、測定ポイントをあらわす回転角θ1と共に記憶される。
そして、第2ポイント目から(m-1)ポイント目の測定が終了するまでは、予め設定された規定押圧値による速い測定スピードを維持したままで、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進む流れが(m-1)ポイント目の測定が終了するまで繰り返され、ステップS7では、各ポイントの動径値(ρ2,…,ρm-1)とZ軸値(Z2,…,Zm-1)が、測定ポイントをあらわす回転角(θ2,…,θm-1)と共に記憶される。
そして、mポイント目の測定に入り、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6ヘと進み、ステップS6にて、動径値変化量(例えば、|ρm−ρm-1|)と動径値変化量規定値の比較と、Z軸値変化量(例えば、|Zm−Zm-1|)とZ軸値変化量規定値を比較し、少なくとも一方の変化量が規定値以上であると判断されると、ステップS6から、ステップS8→ステップS9→ステップS10へと進む。ステップS8では、動径値やZ軸値の増減方向が判断され、変化量の大きさに応じて押圧値が再設定される。ステップS9では、再設定した押圧値を用い、変化量が規定値以上であると判断された測定ポイント(mポイント)の動径値ρmやZ軸値Zmが再測定される。ステップS10では、再測定した動径値ρmやZ軸値Zmが、測定ポイントをあらわす回転角θmと共に記憶される。
そして、ステップS2へ戻り、ステップS8にて再設定された押圧値により測定スピードを遅くし、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6へと進み、ステップS4にてm+1ポイント目の測定を行う。そして、m+1ポイント目の測定から最終のnポイント目の測定が終了するまでは、ステップS6にて変化量が規定値未満という判断が維持されると、ステップS8にて再設定された押圧値により測定スピードを遅くしたままで、図11に示すフローチャートにおいて、ステップS2→ステップS3→ステップS4→ステップS5→ステップS6→ステップS7へと進む流れが最終ポイント目の測定が終了するまで繰り返され、ステップS7では、各ポイントの動径値(ρm+1,…,ρn)とZ軸値(Zn+1,…,Zn)が、測定ポイントをあらわす回転角(θm+1,…,θn)と共に記憶される。
従って、変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定の際には、実測値である動径値変化量と動径値変化量規定値の比較と、実測値であるZ軸値変化量とZ軸値変化量規定値を比較し、少なくとも一方の変化量が規定値以上であると判断されると、動径値やZ軸値の増減方向が判断され、変化量の大きさに応じて押圧値が再設定される。このように、予測によることなく、実測値を用いて押圧値を再設定するようにしているため、予測と異なる方向に動径値やZ軸値が変化する場合を含め、精度良くレンズ枠形状測定したいという要求に応えることができる。
加えて、変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定する場合、例えば、図12に示すように、第1ポイント目の動径値ρ1から(m-1)ポイント目の動径値ρm-1までは、予め設定された規定押圧値により比較的速い測定スピードSP1で形状測定され、mポイント目になると自動的に測定スピードSP1より遅い測定スピードSP2とされ、mポイント目の動径値ρmから最終ポイント目の動径値ρnまでは、測定スピードSP2により測定される。このように、煩わしい測定者による測定スピードの変更設定の操作を要することなく、自動的に測定スピードの変更が行われることで、簡便な操作を実現したいという要求に応えることができる。
さらに、ステップS6での変化量と規定値との比較では、動径値変化量と動径値変化量規定値の比較と、Z軸値変化量とZ軸値変化量規定値の比較を行い、少なくとも一方の変化量が規定値以上であると判断されると、動径値やZ軸値の増減方向を判断し、変化量の大きさに応じて押圧値を再設定するようにしている。このため、レンズ枠の形状が、動径方向に変形しやすい形状であっても、Z軸方向に変形しやすい形状であっても、確実にレンズ枠形状の変形を検出することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1の眼鏡枠形状測定装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 眼鏡枠MFのレンズ枠形状を測定する眼鏡枠形状測定装置において、レンズ枠LF(RF)の動径方向を測定するためのレンズ枠用測定子37と、前記レンズ枠用測定子37に一定の押圧をかける為の駆動モータ6と、前記レンズ枠形状の全周を複数の測定ポイントに分け、前記レンズ枠用測定子37をレンズ枠形状に沿って摺接移動させながら各測定ポイントにて測定した枠形状値(ρn,Zn)を枠形状情報(θn,ρn,Zn)として取得するレンズ枠形状測定演算制御手段(図11)と、を有し、前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、1つの測定ポイントでの枠形状値と測定済みの枠形状値を比較し、1つの測定ポイントで検出した枠形状変化量に応じた押圧値を決め、前記押圧値が予め設定していた押圧値と異なる場合、押圧値を再設定し、既に測定した測定ポイントでの枠形状を再測定する。このため、実測値に基づいて測定ポイント毎に枠形状の変形判断を行うことになり、予測と異なる方向に枠形状が変化する場合を含め、精度良く眼鏡枠MFのレンズ枠形状の測定を行うことができる。
(2) 前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値未満である場合(ステップS6でNO)、測定済みの枠形状値を記憶し(ステップS7)、そのときに設定されている押圧値を維持したまま次の測定ポイントに移動し(ステップS3)、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合(ステップS6でYES)、枠形状変化量の大きさに応じて押圧値を再設定し(ステップS8)、再設定した押圧値により既に測定した測定ポイントでの枠形状を再測定し(ステップS9)、再測定による枠形状値を記憶し(ステップS10)、再設定した押圧値を維持したまま次の測定ポイントに移動する(ステップS3)。このように、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上であるときにのみ、押圧値の再設定と枠形状値の再測定を行い、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値未満である限り、そのときに設定されている押圧値が維持されたままとなるため、レンズ枠形状の測定精度の向上と、レンズ枠形状の短時間測定の両立を図ることができる。
(3) 前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、測定ポイントに移動してくると(ステップS3)、そのときに設定されている押圧値により動径値ρmと動径方向と直交するZ軸値Zmを測定し(ステップS4)、測定した動径値ρmとZ軸値Zmと測定済みの動径値ρm-1とZ軸値Zm-1により動径値変化量とZ軸値変化量を算出し(ステップS5)、算出した動径値変化量とZ軸値変化量のそれぞれについて規定値との比較を行う変化量比較部(ステップS6)を有する。このため、レンズ枠LF(RF)の形状が、動径方向に変形しやすい形状であっても、Z軸方向に変形しやすい形状であっても、確実にレンズ枠形状の変形を検出することができる。
(4) 前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、押圧値の変更設定を測定スピードの変化による設定とし、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合(ステップS6でYES)、枠形状変化量の大きさに応じて測定スピードを変化させる押圧値再設定部(ステップS8)を有する。このため、煩わしい測定者による測定スピードの変更設定の操作を要することなく、自動的に測定スピードの変更が行われることで、簡便な操作性を持つ眼鏡枠形状測定装置を実現することができる。
(5) 前記押圧値再設定部(図11のステップS8)は、枠変形や測定子の脱落がない最適な押圧値を決めるために枠形状変化量・枠形状値の増減方向・測定スピードを組み合わせた押圧値テーブルを予め設定しておき、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合(ステップS6でYES)、測定データにより取得される枠形状変化量の大きさと、測定データにより取得される枠形状値の増減方向と、予め設定されている前記押圧値テーブルを用いて測定スピードを決め、決めた測定スピードに再設定する。このため、枠形状に変形有りと判断された場合、判断された測定ポイント以降での測定スピードを、枠変形や測定子の脱落がない最適な押圧による測定スピードとすることができる。すなわち、変形しやすい眼鏡枠のレンズ枠形状の測定であっても、押圧値の再設定回数を最小回数とし、短時間にてレンズ枠形状の測定を終了することができる。
(6) 前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、押圧値が再設定された場合、変化量が規定値以上であると判断された測定ポイントの枠形状値を、再設定された押圧値により再測定する枠形状値再測定部(ステップS9)を有する。このため、再測定ポイントを最小にしながら、レンズ枠形状の測定を短時間にて終了することができる。
(7) 前記レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)は、レンズ枠形状測定開始時、規定押圧値を測定時間が短時間にて終了する比較的高い測定スピードに初期設定する規定押圧値初期設定部(ステップS1)を有する。このため、各測定ポイントの枠形状変化量が規定値未満である限り、初期設定されている規定押圧値が維持したままとされることで、眼鏡枠MFが容易に変形しない素材や形状である場合、レンズ枠形状の測定を短時間にて終了することができる。
以上、本発明の眼鏡枠形状測定装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、押圧値の変更態様として、駆動モータ6による測定スピードを変更する例を示した。しかし、押圧値の変更態様として、駆動モータ6のモータトルクを変更する例としても良いし、駆動モータ6のモータトルクと測定スピードを共に変更する例としても良い。さらに、レンズ枠用測定子37をレンズ枠に向かって押し付けるバネ力を、アクチュエータ動作により変更するような例としても良い。
実施例1では、レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)の枠形状値再測定部(ステップS9)として、変化量が規定値以上であると判断された測定ポイントの枠形状を再測定する例を示した。しかし、測定ポイントを数ポイント前に戻り、測定スピードを遅くした状態で数ポイント前から再測定を開始しても良い。更に、測定ポイントを第1ポイント目まで戻り、第1ポイント目から測定スピードを遅くした状態で、再測定を開始しても良い。
実施例1では、レンズ枠形状測定演算制御手段(図11)の規定押圧値初期設定部(ステップS1)として、レンズ枠形状測定開始時、規定押圧値を測定時間が短時間にて終了する比較的高い測定スピードに初期設定する例を示した。しかし、予め変形し易い眼鏡枠であると分かっている場合、手動操作による切替設定により、初期の規定押圧値を与えるような例としても良い。また、1ポイントないし数ポイントの部分的な予備測定を行い、予備測定による変形情報に基づいて、手動切替設定や自動切替設定により、初期の規定押圧値を与えるような例としても良い。
実施例1では、眼鏡枠の任意の1ポイントで枠形状値を1回測定し、これと測定済みの枠形状値を比較し、眼鏡枠の形状変形を検出する例を示した。しかし、眼鏡枠の任意の1ポイントを複数回測定することで、測定箇所の動径変動及び眼鏡枠の形状変形を検出するための検出手段を有する例としても良い。
実施例1の眼鏡枠形状測定装置を示す部分概略斜視図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す斜視図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す正面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す背面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構を示す右側面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定機構の回転ベースの駆動手段を示す模式図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構を説明するための模式図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構を示す平面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置のスライダ駆動機構のスライダ原点検出手段を示す概略説明図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定子の昇降機構を示す斜視図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の昇降機構によるレンズ枠の測定を説明する正面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の昇降機構によるレンズ枠の測定を説明する左側面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の玉型用測定子を示す部分拡大斜視図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の玉型用測定子を示す側面図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の測定駆動演算制御系を示す制御ブロック図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置の演算制御回路52にて実行されるレンズ枠形状測定演算制御処理の流れを示すフローチャートである。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置による変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定のうち動径値測定作用を示す作用説明図である。 実施例1の眼鏡枠形状測定装置による変形しやすい眼鏡フレームのレンズ枠形状測定のうちZ値測定作用を示す作用説明図である。
符号の説明
1 測定装置本体
6 駆動モータ
24 リニアスケール
37 レンズ枠用測定子
38 玉型用測定子
40 リニアスケール
52 演算制御回路
MF 眼鏡枠
LF(RF) レンズ枠
Ym ヤゲン溝
ρn 動径値(枠形状値)
Zn Z軸値(枠形状値)
θn 回転角

Claims (7)

  1. 眼鏡枠のレンズ枠形状を測定する眼鏡枠形状測定装置において、
    レンズ枠のヤゲン溝に沿って周方向に移動させて前記レンズ枠の動径方向を測定させるためのレンズ枠用測定子と、
    前記レンズ枠用測定子を前記レンズ枠のヤゲン溝に沿って摺接移動させて前記レンズ枠用測定子を前記レンズ枠に一定の押圧力で押圧させる為の駆動モータと、
    前記レンズ枠形状の全周を複数の測定ポイントに分け、前記レンズ枠用測定子をレンズ枠形状に沿って摺接移動させながら各測定ポイントにて測定した枠形状値を枠形状情報として取得するレンズ枠形状測定演算制御手段と、を有し、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、1つの測定ポイントでの枠形状値と測定済みの枠形状値を比較し、1つの測定ポイントで検出した枠形状変化量に応じた押圧値を決め、前記押圧値が予め設定していた押圧値と異なる場合、押圧値を再設定し、既に測定した測定ポイントでの枠形状を再測定することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  2. 請求項1に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値未満である場合、測定済みの枠形状値を記憶し、そのときに設定されている押圧値を維持したまま次の測定ポイントに移動し、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合、枠形状変化量の大きさに応じて押圧値を再設定し、再設定した押圧値により既に測定した測定ポイントでの枠形状を再測定し、再測定による枠形状値を記憶し、再設定した押圧値を維持したまま次の測定ポイントに移動することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  3. 請求項2に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、測定ポイントに移動してくると、そのときに設定されている押圧値により動径値と動径方向と直交するZ軸値を測定し、測定した動径値とZ軸値と測定済みの動径値とZ軸値により動径値変化量とZ軸値変化量を算出し、算出した動径値変化量とZ軸値変化量のそれぞれについて規定値との比較を行う変化量比較部を有することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  4. 請求項2または請求項3の何れか1項に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、押圧値の変更設定を測定スピードの変化による設定とし、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合、枠形状変化量の大きさに応じて測定スピードを変化させる押圧値再設定部を有することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  5. 請求項4に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記押圧値再設定部は、枠変形や測定子の脱落がない最適な押圧値を決めるために枠形状変化量・枠形状値の増減方向・測定スピードを組み合わせた押圧値テーブルを予め設定しておき、1つの測定ポイントの枠形状変化量が規定値以上である場合、測定データにより取得される枠形状変化量の大きさと、測定データにより取得される枠形状値の増減方向と、予め設定されている前記押圧値テーブルを用いて測定スピードを決め、決めた測定スピードに再設定することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、押圧値が再設定された場合、変化量が規定値以上であると判断された測定ポイントの枠形状値を、再設定された押圧値により再測定する枠形状値再測定部を有することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載の眼鏡枠形状測定装置において、
    前記レンズ枠形状測定演算制御手段は、レンズ枠形状測定開始時、規定押圧値を測定時間が短時間にて終了する比較的高い測定スピードに初期設定する規定押圧値初期設定部を有することを特徴とする眼鏡枠形状測定装置。
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