JP6017792B2 - 換気制御システム - Google Patents
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上記の課題を解決するために、本発明は 高気密住宅に対して季節に応じた快適な住環境を提供し同時にエネルギー消費の抑制をはかる換気制御システムと換気制御プログラムとその記録媒体を提供することを目的とする。
換気装置を設置することが義務づけられている高気密住宅に使用されるもので、
前記高気密住宅の浴室に個別換気扇(28)が取り付けられている場合に、前記高気密住宅の建物の外壁を通じて建物の内部の常時換気を行うシステムであって、
前記高気密住宅の建物(12)の外壁に一端を開口し他端を前記建物の室内に開口するように配管された給気ダクト(14)および排気ダクト(16)と、
前記給気ダクト(14)を通じて吸入される外気と前記排気ダクト(16)を通じて排出される空気との間の熱交換を行う熱交換機(26)と、
前記給気ダクト(14)を通じて外気を前記室内に取り入れる給気ファン(18)と、
前記排気ダクト(16)を通じて、前記室内の空気を外部に排出する排気ファン(20)と、
前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)と、
前記温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合には、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)の両方を運転する第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶し、前記温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合には、前記給気ファン(18)を運転し、前記排気ファン(20)を停止させた第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶する運転モード選択手段(48)と、
前記記憶装置に記憶された前記運転モードデータ(66)の内容に従って、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)を、前記第1の運転モードもしくは前記第2の運転モードのいずれかのモードで制御し、前記給気ファン(18)を前記給気ダクト(14)中に埃の堆積を防ぐように季節を通じて常時連続運転するように制御するファン制御手段(50)を備えたことを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記運転モード選択手段(48)は、
暦情報または気象情報により、現在が冬期か冬期以外かを判定して、冬期は第1の運転モードを選択し、冬期以外は第2の運転モードを選択する内容の運転モードデータ(66)を生成することを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室内温度センサ(30)の出力を受け入れて室温を測定し、前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合であって、前記外気温が前記室温を越える場合には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記運転モード選択手段(48)は、
前記建物内部の空調機を運転中かどうかを判断する制御信号を受け付けて、冬期の場合であって前記空調機を運転していないときは、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶し、冬期以外の場合であって前記空調機を運転中には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。
請求項1または4に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室内温度センサ(30)の出力を受け入れて室温を測定し、前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合であって、前記外気温が前記室温を越える場合には、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記建物の内部の湿度を測定する室内湿度センサ(34)と前記建物の外部の湿度を測定する室外湿度センサ(36)と、
前記室内温度センサ(30)と室内湿度センサ(34)の出力を受け入れて、建物内部のエンタルピーを計算し、前記室外温度センサ(32)と室外湿度センサ(36)の出力を受け入れて、建物外部のエンタルピーを計算するエンタルピー演算手段(46)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合であって、前記建物外部のエンタルピーが前記建物内部のエンタルピーを越える場合には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。
請求項1または6に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記建物の内部の湿度を測定する室内湿度センサ(34)と前記建物の外部の湿度を測定する室外湿度センサ(36)と、
前記室内温度センサ(30)と室内湿度センサ(34)の出力を受け入れて、建物内部のエンタルピーを計算し、前記室外温度センサ(32)と室外湿度センサ(36)の出力を受け入れて、建物外部のエンタルピーを計算するエンタルピー演算手段(46)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合であって、前記建物外部のエンタルピーが前記建物内部のエンタルピーを越える場合には、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記ファン制御手段(50)は、
前記排気ダクト(16)による空気の排出量が前記給気ダクト(14)による外気の吸入量よりも少なくなるように、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)の運転速度を選定することを特徴とする換気制御システム。
請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記ファン制御手段(50)は、
前記建物の中のいずれかの部屋に設けられた個別換気扇を、前記給気ファン(18)とともに常時連続運転する状態に保持することを特徴とする換気制御システム。
請求項1または3または5乃至7に記載の換気制御システムにおいて、
前記室外温度センサ(32)は前記給気ダクトの外気吸入口近傍に配置されていることを特徴とする換気制御システム。
コンピュータを、請求項1乃至8のいずれかに記載の手段を備えた換気制御装置として機能させる換気制御プログラム。
請求項11に記載の換気制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
制御信号45により、運転モードを選択する。冬期は第1の運転モードで、熱交換機により室温を下げずに換気をする。冬期以外の夏期や中間期(春、秋)は第2の運転モードで、排気ファンを停止させるので、節電ができる。給気ファン18を常時運転するので、室内が外部よりも圧力の高い状態に保持され、建物の各部の隙間から臭気等が流入するおそれがない。また、給気ダクト14内部に埃がたまるのを防止できる。
〈構成2の効果〉
室外温度センサ32により季節判定を行うので、建物の建設された場所に応じた運転モードが選択できる。
〈構成3の効果〉
暦情報や気象情報から季節を判定し、その結果を運転モードデータ66にすれば、自動的に動作モードが選択できる。
〈構成4の効果〉
室内温度センサ30と室外温度センサ32とで、室内外の温度差を実測しながら、運転モードを選択するので、建物毎の環境に応じた最適なモードを選択できる。ここで、夏期の場合であって、室内が涼しいときには、熱交換機を利用して室内の温度を上げない運転ができる。
〈構成5の効果〉
冬期に空調機を運転していないときは、より暖かい外気を取り入れる。また、夏期に空調機の運転中は、熱交換機を利用して冷気を逃がさない運転ができる。
〈構成6の効果〉
冬期に外気温が室温を越える場合には、外気をそのまま積極的に取り入れて、熱交換をさせないようにすることができる。
〈構成7の効果〉
室内外のエンタルピーを比較して、夏期の冷房運転中の換気によるエネルギー損失を防ぐことができる。
〈構成8の効果〉
室内外のエンタルピーを比較して、冬期に外気のエネルギーを積極的に取り入れることができる。
〈構成9の効果〉
室内を常に加圧状態に保持することができる。
〈構成10の効果〉
前記個別換気扇の設けられた部屋から前記給気ダクト14の開口する部屋への空気の流入を阻止することができる。
〈構成11の効果〉
換気に影響のある外気の温度を直接測定できる。また、給気ファンが常時運転されているので、安定して信頼性ある外気温が測定できる。
図の建物12は2階建て構造であり、居室内には、冷暖房のための空調機56が取り付けられている。また、トイレや浴室等の水まわりには、個別換気扇28が取り付けられている。1階と2階の天井裏には給気ファン18と排気ファン20が取り付けられている。図の例では1階と2階の断面構造や機器配置を同一にしたので、各機器に使用する符号も同一にした。この例では、同一符号の機器は同一のタイミングで同じ動作をするものとする。
図の制御装置37は、例えば、建物内部の各種の機器を制御するコンピュータである。制御装置37は演算処理装置39と記憶装置38とを備えている。制御装置37は、所定のタイミングで、演算処理装置39の部分に表示した各手段として動作する。温度測定手段42は、図1に示した建物12の内壁に取り付けた室内温度センサ30と、建物12の外壁に取り付けた室外温度センサ32により、室温と外気温とを測定し、室内温度データ58と室外温度データ60を取得して記憶装置38に記憶させる機能を持つ。
実施例1の制御は、図3(a)に示すとおりで、冬期は第1の運転モード、冬期以外は第2の運転モードである。次に、運転モード選択手段48が、空調機56を運転中かどうかを判断する制御信号45を受け付ける。
8月19日から8月24日の間、外気温は図のCに示すように推移した。これに対して、従来通り給気ファンと排気ファンの両方を運転した部屋では、図のAに示すように室温が推移した。このとき、これに対して排気ファンを停止して給気ファンのみを運転する第2の運転モードを採用した部屋では、図のBに示すように室温が推移した。いずれの部屋も、空調機(エアコン)は使用していない。
この例では、暦情報を利用して、5月〜11月を冬期以外の期間と判定している。この期間Mだけ、排気ファンを停止して給気ファンのみを運転したところ、換気のための消費電力を半減させることができた。冬期に比べて期間が長いので、節電効果が顕著であることが証明された。
以下、上記の制御装置を動作させるためのコンピュータプログラムの実施例を説明する。図7は、実施例1の基本動作のフローチャートである。まず、ステップS11で、季節を判定するための制御信号45の入力を受け付ける。ステップS12では、その制御信号45を記憶装置38に記憶する。ステップS13では、運転モード選択手段48が制御信号45を読み取る。そしてステップS14で、既に説明した要領で運転モードデータ66を生成する。
図3の(b)と(c)に示したように、運転モード選択手段48は、冬期と冬期以外の期間で、それぞれが図6の制御の例外処理を行う。ステップS21では、季節を判断する。冬期の場合にはステップS22〜ステップS24の処理を実行する。冬期以外の場合には、ステップS25〜ステップS27の処理を実行する。
以下も、運転モード選択手段48の制御動作である。ステップS31で、室外温度データ60の読み取りをする。ステップS32では、季節判定閾値54の読み取りをする。ステップS33では、室外温度データ60と季節判定閾値54の比較処理をする。ステップS34では、その比較結果から冬期かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS35の処理に移行し、ノーのときはステップS36の処理に移行する。ステップS35では、第1の運転モードにモード設定をする。ステップS36では、第2の運転モードにモード設定をする。この制御では、室外の温度により無条件に運転モードが選択される。
ステップS41で運転モード選択手段48は、記憶装置38から室内温度データ58の読み取りをする。ステップS42では、室外温度データ60の読み取りをする。ステップS43で、外気温は季節判定閾値54以上かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは冬期以外だからステップS44の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。ステップS44では、外気温が室温を越えているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS45の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。ステップS45では、第1の運転モードに設定をする。夏期の例外処理である。
ステップS51で運転モード選択手段48は、記憶装置38から室内温度データ58の読み取りをする。ステップS52では、室外温度データ60の読み取りをする。ステップS53で、外気温が季節判定閾値54に満たないかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは冬期だから、ステップS54の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。ステップS54では、外気温が室温を越えているかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときはステップS55の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。ステップS55では、第2の運転モードに設定をする。冬期の例外処理である。
なお、図11と図12で、「E」と表示したのはエンタルピーのことである。ステップS61では、室内温度データ58の読み取りをする。ステップS62では、室外温度データ60の読み取りをする。ステップS63では、外気温は閾値以上かどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは冬期以外だからステップS64の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。
ステップS71では、室内温度データの読み取りをする。ステップS72では、室外温度データの読み取りをする。ステップS73では、外気温が閾値に満たないかどうかという判断をする。この判断の結果がイエスのときは冬期だから、ステップS74の処理に移行し、ノーのときは処理を終了する。
12 建物
14 給気ダクト
16 排気ダクト
18 給気ファン
20 排気ファン
22 給気口
24 排気口
26 熱交換機
28 個別換気扇
30 室内温度センサ
32 室外温度センサ
34 室内湿度センサ
36 室外湿度センサ
37 制御装置
38 記憶装置
39 演算処理装置
42 温度測定手段
44 湿度測定手段
45 制御信号
46 エンタルピー演算手段
48 運転モード選択手段
50 ファン制御手段
54 季節判定閾値
56 空調機
58 室内温度データ
60 室外温度データ
62 室内湿度データ
64 室外湿度データ
66 運転モードデータ
68 エンタルピーデータ
Claims (12)
- 換気装置を設置することが義務づけられている高気密住宅に使用されるもので、
前記高気密住宅の浴室に個別換気扇(28)が取り付けられている場合に、前記高気密住宅の建物の外壁を通じて建物の内部の常時換気を行うシステムであって、
前記高気密住宅の建物(12)の外壁に一端を開口し他端を前記建物の室内に開口するように配管された給気ダクト(14)および排気ダクト(16)と、
前記給気ダクト(14)を通じて吸入される外気と前記排気ダクト(16)を通じて排出される空気との間の熱交換を行う熱交換機(26)と、
前記給気ダクト(14)を通じて外気を前記室内に取り入れる給気ファン(18)と、
前記排気ダクト(16)を通じて、前記室内の空気を外部に排出する排気ファン(20)と、
前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)と、
前記温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合には、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)の両方を運転する第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶し、前記温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合には、前記給気ファン(18)を運転し、前記排気ファン(20)を停止させた第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶する運転モード選択手段(48)と、
前記記憶装置に記憶された前記運転モードデータ(66)の内容に従って、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)を、前記第1の運転モードもしくは前記第2の運転モードのいずれかのモードで制御し、前記給気ファン(18)を前記給気ダクト(14)中に埃の堆積を防ぐように季節を通じて常時連続運転するように制御するファン制御手段(50)を備えたことを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記運転モード選択手段(48)は、
暦情報または気象情報により、現在が冬期か冬期以外かを判定して、冬期は第1の運転モードを選択し、冬期以外は第2の運転モードを選択する内容の運転モードデータ(66)を生成することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室内温度センサ(30)の出力を受け入れて室温を測定し、前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合であって、前記外気温が前記室温を越える場合には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記運転モード選択手段(48)は、
前記建物内部の空調機を運転中かどうかを判断する制御信号を受け付けて、冬期の場合であって前記空調機を運転していないときは、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶し、冬期以外の場合であって前記空調機を運転中には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1または4に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記室内温度センサ(30)の出力を受け入れて室温を測定し、前記室外温度センサ(32)の出力を受け入れて外気温を測定する温度測定手段(42)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合であって、前記外気温が前記室温を越える場合には、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記建物の内部の湿度を測定する室内湿度センサ(34)と前記建物の外部の湿度を測定する室外湿度センサ(36)と、
前記室内温度センサ(30)と室内湿度センサ(34)の出力を受け入れて、建物内部のエンタルピーを計算し、前記室外温度センサ(32)と室外湿度センサ(36)の出力を受け入れて、建物外部のエンタルピーを計算するエンタルピー演算手段(46)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)以上の場合であって、前記建物外部のエンタルピーが前記建物内部のエンタルピーを越える場合には、前記第1の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1または6に記載の換気制御システムにおいて、
前記建物の内部の温度を測定する室内温度センサ(30)と前記建物の外部の温度を測定する室外温度センサ(32)と、
前記建物の内部の湿度を測定する室内湿度センサ(34)と前記建物の外部の湿度を測定する室外湿度センサ(36)と、
前記室内温度センサ(30)と室内湿度センサ(34)の出力を受け入れて、建物内部のエンタルピーを計算し、前記室外温度センサ(32)と室外湿度センサ(36)の出力を受け入れて、建物外部のエンタルピーを計算するエンタルピー演算手段(46)とを備え、
前記運転モード選択手段(48)は、
温度測定手段(42)の測定した外気温が季節判定閾値(54)に満たない場合であって、前記建物外部のエンタルピーが前記建物内部のエンタルピーを越える場合には、前記第2の運転モードを運転モードデータ(66)として記憶装置(38)に記憶することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記ファン制御手段(50)は、
前記排気ダクト(16)による空気の排出量が前記給気ダクト(14)による外気の吸入量よりも少なくなるように、前記給気ファン(18)と前記排気ファン(20)の運転速度を選定することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1に記載の換気制御システムにおいて、
前記ファン制御手段(50)は、
前記建物の中のいずれかの部屋に設けられた個別換気扇を、前記給気ファン(18)とともに常時連続運転する状態に保持することを特徴とする換気制御システム。 - 請求項1または3または5乃至7に記載の換気制御システムにおいて、
前記室外温度センサ(32)は前記給気ダクトの外気吸入口近傍に配置されていることを特徴とする換気制御システム。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれかに記載の手段を備えた換気制御装置として機能させる換気制御プログラム。
- 請求項11に記載の換気制御プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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