JP6015535B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の制御装置に関する。
従来から、内燃機関の温度が内燃機関の燃焼状態に及ぼす影響が大きいことに鑑みて、内燃機関の温度に基づいて、燃料噴射制御など、内燃機関の各種の制御が実施されている。例えば特許文献1に示されるように、内燃機関の温度と相関を持つ内燃機関の冷却水温を検出するために、内燃機関に温度センサを取り付け、温度センサによる温度の検出結果に基づいて燃料の噴射が制御されている。
特開2003−113731号公報
ところで、内燃機関の温度を把握するための温度センサを設けると、内燃機関の制御装置のコストを増大させるおそれがある。これは、内燃機関に温度センサを取り付けるための加工工程が追加されることや、配線用のワイヤ等の取り付け部品が追加されることに起因する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、構成の簡素化を図り、ひいてはコストを低減させることのできる内燃機関の制御装置を提供することにある。
本発明における内燃機関の制御装置は、内燃機関(10)又はその近傍に設けられ所定の検出機能又は動作機能を有する電気的な機能部品(29,60)との信号の入出力が可能であり、前記機能部品の検出機能又は動作機能を用いて前記内燃機関の運転状態を制御する。そして、前記検出機能又は前記動作機能とは別に前記機能部品の抵抗体(61)の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、前記抵抗検出手段により検出された前記抵抗体の抵抗値に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する温度算出手段と、を備えることを特徴とする。
上記構成では、機能部品における本来の検出機能又は動作機能とは別に、その機能部品の抵抗体の抵抗値が検出され、該検出された抵抗値に基づいて内燃機関の温度が算出される。この場合、内燃機関の温度を検出する温度センサが無くても、上記の機能部品を用いて、内燃機関の温度検出が可能となる。したがって、構成の簡素化を図り、ひいてはコストの低減を実現することが可能となる。
本実施形態にかかるエンジン制御システムの構成図。 制御部の構成を示す電気的構成図。 エンジン運転時、及び運転停止後におけるエンジン温度とコイル温度との変化を示すタイムチャート。 コイル抵抗とコイル温度との関係を示す図。 エンジン停止からの経過時間と温度補正値αとの関係を示す図。 コイル温度上昇値と温度加算値βとの関係を示す図。 クランク角センサから出力される信号波形を示す図。 エンジン温度算出処理の手順を示すフローチャート。 制御部の変容例の構成を示す電気的構成図。 制御部の変容例の構成を示す電気的構成図。
以下、本発明にかかる制御装置を空冷式のエンジン(内燃機関)が搭載された車両に適用した一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。なお本実施形態では、吸気、圧縮、膨張、排気の4行程を、1燃焼サイクルとして運転される4ストロークガソリンエンジンを想定している。また車両としては、自動二輪車であるスクータを想定し、エンジンは単気筒エンジンとしている。スクータにおいては、シートの下方にエンジンが搭載され、そのエンジンがシュラウド(カバー部材)により覆われる構成となっている。
図1において、エンジン10の吸気通路12には、上流側から順に、エアクリーナ14、スロットルバルブ16、スロットルバルブ16の開度を検出するためのスロットルセンサ17、吸気通路12の圧力(吸気圧)を検出する吸気圧センサ18が設けられている。スロットルバルブ16は、その開度(スロットル開度)が調節されることで、エンジン10の燃焼室20への吸気量を調節するための部材である。スロットル開度は、ユーザによって操作される図示を略すスロットルグリップの操作に応じて調節される。また吸気通路12には、スロットルバルブ16の上流側と下流側とが連通するようにバイパス通路22が接続されている。バイパス通路22には、エンジン10のアイドル運転時におけるエンジン回転速度を制御すべく、バイパス通路22を流れる吸気量を調節する電磁弁24が設けられている。
吸気通路12のうち、吸気圧センサ18の下流側の吸気ポート近傍には、燃料ポンプ26によって燃料タンク28から汲み上げられた燃料を、上記吸気ポート近傍に噴射供給する燃料噴射弁29が設けられている。燃料噴射弁29から噴射供給された燃料と吸気との混合気は、吸気バルブ32の開動作によって燃焼室20に供給される。
燃焼室20に供給された混合気は、燃焼室20に突出する点火プラグ34の放電火花によって着火され、燃焼に供される。混合気の燃焼によって発生するエネルギは、ピストン36を介してエンジン10の出力軸(クランク軸38)の回転エネルギとして取り出される。なお、点火プラグ34には、点火装置としての点火コイル35により点火用の高電圧が印加される。燃焼に供された混合気は、排気バルブ40の開動作によって、排気として排気通路42に排出される。
クランク軸38には、外周にクランク位置信号用の突起を備えた磁石式発電機ロータ50(以下ロータ50と記す)が取り付けられている。図2に示されるように、ロータ50は、その外周部が被検出部分となっており、その外周部には所定の回転角度ごとに複数の突起51が設けられている。また、ロータ50の外周部には、等間隔で配置される複数の突起51の1つ(又は2つ)を欠落させることで、基準位置としての欠歯部52が設けられている。本実施形態では、突起51は基本的に30°CAで等間隔に設けられ、欠歯部52でのみ60°CA間隔となっている。なお、突起51の数及び間隔は任意であり、10°CA間隔とする構成、又は60°CA間隔とする構成であってもよい。
エンジン10のシリンダブロック11(機関本体)には、ロータ50の外周(突起51)に対向する位置に、回転検出センサとしてのクランク角センサ60が設けられている。より具体的には、クランク角センサ60は、シリンダブロック11のクランクケース部に設けられている。クランク角センサ60は、公知の電磁ピックアップ方式のセンサであり、鉄心(図示を略す)と、鉄心の周りに設けられた検出コイル61(以下コイル61と記す)と、コイル61を貫く磁束が発生される磁石(図示を略す)とを備えている。
ロータ50は、クランク軸38の回転に連動して回転される。ロータ50の外周にある突起51がクランク角センサ60の位置を通過すると、突起51の凹凸によってクランク角センサ60のコイル61を通る磁束が変化し、電磁誘導の作用によってコイル61に起電力が生じる。この場合、コイル61では、突起51の通過を検出することで、所定の回転角度周期で交流信号(回転角信号)を出力する。なお、クランク角センサ60は、シリンダブロック11(エンジン本体)に直接搭載されるもの以外に、エンジン近傍に設けられた発電機(ACG)のステータコイルのベースに取り付けられ、そのACGのロータの回転を検出するセンサや、クランクケースカバー側に取り付けられているクランク角センサであってもよい。
排気通路42には、排気中のNOx、HC及びCO等を浄化する三元触媒46が設けられている。三元触媒46の上流側には、排気中の酸素濃度に応じて2値的に出力値を変化させる酸素濃度センサ(以下、O2センサ48)が設けられている。
また、本実施形態の車両(スクータ)においては、シュラウド内に配置されたエンジン10を強制冷却するための冷却装置(冷却手段)49が搭載されている。冷却装置49は、エンジン10の回転により駆動される機械式のファン装置を備えるものであり、クランク軸38に接続された周知の冷却ファンを有している。なお、シュラウドには、外部から冷却風を取り込むための取入口と、その冷却風を排出するための排出口とが設けられており、冷却装置49が駆動されると、それら取入口と排出口とを通じてシュラウド内を冷却風が通過する。
制御部70は、マイクロコンピュータ71を備える電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)として構成されており、マイクロコンピュータ71は、記憶部に記憶された各種プログラムや演算式に基づいて、各種のエンジン制御を実施する。この場合、上述した各種センサで取得された信号に基づき燃料噴射弁29や点火コイル35の動作を制御することにより、エンジン10の運転状態を制御する。本実施形態では、燃料噴射弁29や点火コイル35が所定の動作機能を有する機能部品に相当し、クランク角センサ60が所定の検出機能を有する機能部品に相当する。
なお、制御部70は、エンジン10の温度の影響を受けにくい箇所に搭載されており、例えば車両のシート下においてエンジン10よりも上方位置に設置されている。制御部70には、本制御部70の温度を検出するためのサーミスタ74が接続されている。サーミスタ74の検出温度は、エンジン10の温度の影響を受けないか、又は影響を受けたとしても、エンジン停止後においては、エンジン10の温度変化に関係なくいち早く車両の周囲温度(外気温)に低下するものとなっている。
ところで、クランク角センサ60はシリンダブロック11(エンジン本体)に直接搭載されており、エンジン温度Teとの相関を有している。そこで本実施形態では、そのクランク角センサ60を用いて、エンジン10の温度を検出することとしている。つまり、制御部70は、エンジン10の停止時及び運転状態下においてクランク角センサ60のコイル61の抵抗値を検出し、その検出したコイル抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出する。以下、その構成を説明する。
まずは、クランク角センサ60の基本機能である回転検出機能について説明する。制御部70には、波形整形回路62が設けられており、クランク角センサ60から出力された交流信号は、波形整形回路62においてパルス信号に変換される。そして、マイクロコンピュータ71は、波形整形回路62から入力されるパルス信号の間隔(時間間隔)に基づいてエンジン回転速度を算出する。
また、制御部70は、ロータ50において欠歯部52とそれ以外の部位とで、回転角信号の角度間隔が相違しており、それに起因してパルス信号の間隔の相違が生じることに基づいて、欠歯位置(基準位置)の検出を実施する。
次に、クランク角センサ60のコイル抵抗値を検出することによる、エンジン温度Teの算出機能について説明する。制御部70は、コイル61を通電するための通電手段である通電部72と、通電部72によるコイル通電時に当該コイル61にかかる電圧値を検出する電圧検出部73としてA/D回路とを備えており、マイクロコンピュータ71は、電圧検出部73で検出された電圧値(コイル抵抗の相当値)と、コイル61に流れる電流値とに基づいて求められるコイル抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出する。
通電部72は、定電圧電源72a(電圧Vcc)と、PNP型のバイポーラトランジスタ72b及び72cと、抵抗部72d(抵抗値R1)及び抵抗部72e(抵抗値R1)と、スイッチ72fとを備えている。トランジスタ72b及び72cはカレントミラー回路を形成しており、トランジスタ72b及び72cのベースが互いに接続され、そのベースの接続部がトランジスタ72cのコレクタに接続されている。そして各トランジスタ72b及び72cのエミッタは、それぞれ電源72aに接続されている。トランジスタ72cのコレクタ側には抵抗部72eが接続されおり、抵抗部72eの他端には電圧検出部73と、コイル61と、波形整形回路62とが並列接続されている。一方、トランジスタ72bのコレクタ側には抵抗部72dが接続されており、抵抗部72dの他端にはスイッチ72fが接続されている。スイッチ72fは、例えば半導体スイッチであり、マイクロコンピュータ71からの指令信号に基づいて、トランジスタ72bの導通状態と非導通状態とを切り換える。
以上の構成により、スイッチ72fがONとなりトランジスタ72bが導通状態となると、トランジスタ72cも導通状態となり、トランジスタ72bからは電流IS(IS=Vcc/R1)が出力される。トランジスタ72cからは電流IS2(≒IS)が出力される。この電流IS2がコイル61に供給されるコイル電流IS2となる。なお電流IS≒IS2であり、コイル電流IS2は、IS2=IS=Vcc/R1として求められる。また電圧検出部73によってコイル61に掛かるコイル電圧VRSが検出される。以上によりマイクロコンピュータ71は、コイル抵抗値RSをRS=VSR/IS2として算出する。
図3は、エンジン10の運転時、及び運転停止後におけるエンジン温度Teとコイル温度Tcとの変化を示すタイムチャートである。なお、ここでのエンジン温度Teは燃焼室20付近でのエンジン本体の温度(シリンダヘッド、又はシリンダブロックの燃焼室周りの温度)である。本チャートでは、時刻t1においてエンジン10が冷間状態で始動され、その後、時刻t2でエンジン10の運転が停止されるとしている。時刻t2以降は、エンジン停止状態(ソーク状態)となっている。t1〜t2の期間は、例えば50分程度である。
図3において、時刻t1のエンジン始動時には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが一致している。また、これらの温度Te,Tcは外気温に一致している。そして、エンジン10の運転が開始されることに伴い、エンジン温度Te、コイル温度Tcがそれぞれ上昇する。エンジン運転中(t1〜t2)には、冷却装置49によるエンジン10の空冷が実施され、その空冷により各温度Te,Tcの温度上昇が制限される。この場合特に、エンジン本体とクランク角センサ60とでは冷却の程度に相違が生じており、クランク角センサ60では、エンジン全体に比べてファン冷却による冷却作用が大きく働く。それ故に、エンジン温度Teとコイル温度Tcとに温度差が生じている。つまり、エンジン本体において燃焼室付近は十分な冷却が行われないことが考えられ、図示のとおり温度差が生じる。
一方、時刻t2以降のエンジン停止状態では、冷却装置49によるエンジン空冷が停止された状態で、自然放熱によりエンジン10が冷却される。また、コイル温度Tcは、エンジン停止直後におけるシュラウド内のこもり熱により一時的に上昇し、エンジン温度Te近くに到達した後、エンジン温度Teと共に徐々に低下する。この場合、エンジン運転中とは異なり、エンジン温度Teとコイル温度Tcとはほぼ一致する。
上記のとおりエンジン10の運転中と停止後とでは、エンジン温度Teとコイル温度Tcとの関係が相違している。その為、エンジン運転中には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとには相関はあるものの、冷却装置49による冷却(走行風による冷却も含まれる)により、エンジン温度Teとコイル温度Tcとに温度差が生じている(温度が同様にならない)。これに対して、エンジン停止後は、停止直後の所定期間を除いて、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが概ね一致している(温度が同様となる)。
本実施形態では、マイクロコンピュータ71は、クランク角センサ60のコイル抵抗を用いてエンジン温度Teの算出を実施する場合に、エンジン運転中であれば、冷却装置49による冷却分を加味しつつ、コイル抵抗の値に基づいてエンジン温度Teを算出する(第1算出手段)。また、エンジン停止状態であれば、冷却装置49による冷却分を加味することなく、コイル抵抗の値に基づいてエンジン温度Teを算出する(第2算出手段)。
より具体的には、マイクロコンピュータ71は、エンジン停止状態では、図4に示す関係を用いて、コイル抵抗の値からコイル温度Tcを算出する。そして、Tc≒Teであることから、コイル温度Tcをエンジン温度Teとする。なお、Tc≒Teであることを前提にして、コイル抵抗の値からエンジン温度Teを直接算出する構成であってもよい。本実施形態では、電圧検出部73による検出電圧値を、コイル抵抗の相当値としている。
ただし、エンジン10の停止直後には、コイル温度Tcがエンジン温度Teの付近まで到達していない期間が存在する(図3参照、時刻t2の直後)。そのため、エンジン停止直後に限って、エンジン温度Teの算出を一時的に禁止するか、又はTe=Tc+αとして、エンジン温度Teを算出するとよい。αは、例えば図5の関係に基づいて算出される温度補正値である。図5では、エンジン停止からの経過時間に基づいて、その経過時間が小さいほど、温度補正値αとして大きい値が算出される。
これに対し、マイクロコンピュータ71は、エンジン運転中には、図4の関係を用いて、コイル抵抗の値からコイル温度Tcを算出するとともに、そのコイル温度Tcに、冷却装置49の冷却による放熱分である温度加算値βを加算して、エンジン温度Teを算出する(Te=Tc+β)。この場合、温度加算値βは、エンジン始動時における初期温度を基準にして、その初期温度からのコイル温度Tcの上昇値に応じて算出されるとよい。具体的には、温度加算値βは、例えば図6の関係に基づいて算出されるとよい。図6では、コイル温度上昇値に基づいて、その上昇値が大きくなるほど、温度加算値βとして大きい値が算出される。この場合、コイル温度上昇値と温度加算値βとが比例関係にあってもよい。
図3で説明すると、エンジン始動時における初期温度が「Ti」であり、エンジン運転中の時刻txで、コイル温度上昇値が「ΔTco」、温度加算値βが「β1」であるとする。この場合、時刻txでのエンジン温度Teは「Ti+ΔTco+β1」として算出される。
エンジン運転中においては、ロータ50が回転している状態下でクランク角センサ60のコイル61を一時的に通電し、その通電状態において、交流信号である回転角信号が出力されていない期間(信号非出力期間)でコイル抵抗の検出が実施される。そのため、コイル抵抗の検出にとっては、信号非出力期間が長い方が好都合であり、本実施形態では、エンジン10が所定の低回転状態にある場合に、コイル抵抗値の検出(実際には電圧検出部73による電圧検出)を実施するようにしている。加えて、クランク角センサ60において欠歯部52が検出される期間であって、回転角信号の出力の間隔が局部的に大きくなる基準位置が検出される基準位置検出期間の際に、コイル抵抗値の検出(実際には電圧検出部73による電圧検出)を実施するようにしている。これについて図7を用いて説明する。図7には、クランク角センサ60から出力される信号波形を示している。
図7において(a)は低回転状態の信号波形を示し、(b)は高回転状態の信号波形を示している。これら(a)、(b)を比べると、低回転状態の方が信号非出力期間が長い。また、(a)において、TAで示す期間は、欠歯部52が検出される期間であり、その欠歯検出期間TAでは、それ以外の期間よりも信号非出力期間が長くなっている。この欠歯検出期間TAでコイル抵抗値の検出を実施する。また特に、欠歯検出期間TAのうち前半部分(例えば前半1/2の期間)で、コイル抵抗値の検出を実施するようにしている。これにより、車両の加速により信号非出力期間が急に短くなったとしても、コイル抵抗値の誤検出を抑制できる。
なお、エンジン停止状態でのエンジン温度Teが算出可能になっているため、エンジン10が暖機状態のまま再始動される、いわゆる暖機再始動の場合(外気温と同等になるまで冷却される前に再始動される場合)においても、その再始動時のエンジン温度Teを適正に算出できる。
また本実施形態では、上述したとおりクランク角センサ60のコイル抵抗の値に基づきエンジン温度Teを算出する以外に、エンジン10の温度モデルを用いた演算式による温度算出手法により、エンジン温度Teを算出することとしている(第3算出手段)。この算出手法では、エンジン10における燃焼による発熱分と、冷却装置49による放熱分との収支によりエンジン10における逐次の温度変化量を算出するとともに、その温度変化量の積算によりエンジン温度Teを算出する。つまり、エンジン運転中においては、クランク角センサ60のコイル抵抗値を用いてエンジン温度Teを算出する際に、エンジン10が所定の低回転状態にあることを実施条件としており、その低回転状態でない場合において、モデル演算式を用いてエンジン温度Teを算出する。以下、モデル演算式について説明する。
まず、エンジン温度Teは、次の(式1)にて表すことができる。
Te=T0+ΣΔTe …(式1)
(式1)において、T0はエンジン10の周囲温度(外気温)であり、この周囲温度T0としてはサーミスタ74の検出温度が用いられる。なお、サーミスタ74はエンジン10の温度の影響を受けにくい箇所に設けられており、エンジン停止後には、エンジン10の温度変化に関係なく検出温度が低下する。つまり、サーミスタ74の検出温度は、エンジン停止後に比較的早く外気温まで低下する。ΔTeは、所定時間ごとに算出されるエンジン温度Teの変化量であり、ΣΔTeは、温度変化量ΔTeの積算値である。
温度変化量ΔTeは次の(式2)を用いて算出される。
ΔTe=(Q1−Q2)/C …(式2)
(式2)において、Q1は燃焼ガスによる発熱量、Q2は冷却装置49による放熱量、Cはエンジン10の熱容量である。
燃焼ガスによる発熱量Q1は(式3)で求められる。
Q1=Ac×HG×(TG−Te) …(式3)
(式3)において、Acはシリンダ表面積、HGはエンジン10の熱伝導係数、TGは燃焼ガス温度である。熱伝導係数HGは、下記の(式4)にて求められる。燃焼ガス温度TGは、例えばエンジン回転速度とエンジン負荷(吸気圧)とにより算出される。
HG=0.244×(PG×TG)^(1/2)×ω^(1/3) …(式4)
(式4)において、PGは燃焼ガス圧力、TGは燃焼ガス温度、ωはピストン速度である。燃焼ガス圧力PGは、例えばエンジン回転速度とエンジン負荷(吸気圧)とにより算出される。ピストン速度ωはエンジン回転速度に基づいて算出される。
また、冷却装置49による放熱量Q2は(式5)で求められる。
Q2=Af×HC×(Te−T0) …(式5)
(式5)において、Afは冷却装置49(冷却ファン)の表面積、HCは冷却装置49(冷却ファン)の熱伝達係数である。
次に、制御部70が実行するエンジン温度算出処理の手順を説明する。以下の処理は、制御部70により所定周期で繰り返し実行されるとする。なお、以下の処理にはエンジン停止中に実施される演算処理が含まれるが、これはエンジン停止中において制御部70が一時的に起動されることで実施されるとよい。
図8において、ステップS11では、エンジン始動時であるか否かを判定し、続くステップS12では、エンジン10が停止状態にあるか否かを判定する。そして、ステップS11,S12が共にYESであれば、ステップS13に進み、エンジン初期温度Tiを算出する。このとき、通電部72によりコイル61を一時的に通電し、その際に電圧検出部73により検出した電圧値に基づいてエンジン初期温度Tiを算出する。コイル61の通電時間は例えば10〜30msec程度である。ここで、エンジン初期温度Tiとコイル温度Tcとは概ね一致しており、電圧検出部73による検出電圧値からコイル温度Tcを算出し、Ti=Tcとして、エンジン初期温度Tiを算出する。
エンジン停止状態での時間の余裕があれば、断続的に複数回のコイル通電を行い、それら各コイル通電で算出されたコイル温度Tcの平均値により、エンジン初期温度Tiを算出するとよい。コイル温度Tcが複数算出された場合には、その最大値と最小値との差が所定以下である場合にのみエンジン初期温度Tiの算出を許可する等して、算出精度の向上を図るようにしてもよい。
なお、エンジン始動に際し、エンジン始動の開始を遅らせる待機時間を設けておき、その待機時間の期間内においてコイル通電を行い、エンジン初期温度Tiを算出するようにしてもよい。待機時間は、例えば100msec程度であるとよい。
エンジン10を始動しようとしても始動が完了せず、エンスト状態が継続される場合も想定される。かかる場合には、所定の時間間隔を隔ててコイル通電を実施するとよい。例えば20秒間隔でコイル通電を行うとよい。
また、ステップS11がNOであればステップS14に進み、エンジン運転中であるか否かを判定する。このとき、エンジン10が回転していれば、エンジン運転中であると判定する。そして、エンジン運転中であればステップS15に進み、エンジン10が所定の低回転状態になっているか否かを判定する。このとき、例えばエンジン回転速度が1000rpm以下であれば、所定の低回転状態になっていると判定する。
ステップS15において低回転状態になっていると判定された場合、ステップS16に進み、クランク角センサ60のコイル抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出する。このとき、通電部72によりコイル61を一時的に通電し、その際に電圧検出部73により検出した電圧値に基づいてエンジン温度Teを算出する。コイル61の通電時間は例えば数msec程度である。エンジン温度Teの具体的な算出手法は上述のとおりである。図4のようなコイル抵抗値RSとコイル温度Tcとの相関関係を用い、電圧検出部73の検出電圧値からコイル温度Tcを算出する。図2の構成においては、コイル抵抗値RSは電圧VRS/電流IS2の式により求められ、このコイル抵抗値RSからコイル温度Tcを算出する。また、エンジン初期温度Tiを基準にしてコイル温度Tcの上昇値を算出するとともに、図6の関係を用い、コイル温度上昇値に基づいて温度加算値βを算出する。そして、コイル温度Tcに温度加算値βを加算して、エンジン温度Teを算出する(Te=Tc+β)。
またコイル61の固体差によるコイル温度Tcの検出値のばらつきを補正するために、制御部70内のサーミスタ76の出力(温度)を使用することもできる。具体的にはエンジン停止時(エンジン冷間時)には、コイル温度Tc≒サーミスタ温度となるため、この場合のサーミスタ温度と抵抗値を用いて、図4の相関図の特性のオフセット補正をしてもよい。またサーミスタ温度を用いて、定電流設定部分である通電部72の抵抗の温度特性分や、スイッチング回路素子の温度特性分の回路補正を実施してもよい。
エンジン10が低回転状態になっていれば、ステップS16において、クランク角センサ60のコイル抵抗値に基づくエンジン温度Teの算出が繰り返し実施される。この場合に、ステップS16では、前回の通電から今回の通電までに、所定の通電休止時間が設定されているとよい。これにより、通電によりコイル61が自己発熱し、それに起因して温度検出の精度が低下するといった不都合を抑制できる。通電休止時間は例えば20秒程度であるとよい。
また、ステップS15において低回転状態になっていないと判定された場合、ステップS17に進み、エンジン10の温度モデルを用いた演算式(上記の式1)によりエンジン温度Teを算出する。なお、演算式に用いる周囲温度T0は、エンジン10の運転等に伴う周囲温度変化の影響を避けるために、制御部70の作動開始の直後においてサーミスタ74の検出値により取得されることが好ましい。なお、冷間始動時を想定すれば、周囲温度T0として、ステップS13で算出したエンジン初期温度Tiを用いることも可能である。
また、ステップS14においてエンジン運転中でないと判定された場合には、ステップS18に進む。この場合、エンジン停止状態において、クランク角センサ60のコイル抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出する。すなわち、通電部72によりコイル61を一時的に通電し、その際に電圧検出部73により検出した電圧値に基づいてエンジン温度Teを算出する。コイル61の通電時間は例えば数msec程度である。ここで、エンジン温度Teとコイル温度Tcとは概ね一致しており、電圧検出部73による検出電圧値からコイル温度Tcを算出し、Te=Tcとして、エンジン温度Teを算出する。
上記によれば以下の優れた効果がある。
(1)上記構成では、機能部品であるクランク角センサ60における検出機能とは別に、そのクランク角センサ60のコイル61の抵抗値が検出され、その検出された抵抗値に基づいてエンジン10の温度が算出される。この場合、エンジン10の温度を検出する温度センサが無くても、上記の機能部品を用いて、エンジン10の温度検出が可能となる。したがって、構成の簡素化を図り、ひいてはコストの低減を実現することが可能となる。
(2)クランク角センサ60は回転検出機能を有し、抵抗体としてのコイル61はロータ50の回転に応じて、所定周期で起電力による回転角信号を出力する。この場合、コイル61の温度がエンジン10の温度に対して相関を有していることを利用して、コイル抵抗値に基づいてエンジン温度Teを算出するようにした。クランク角センサ60は、エンジン制御において不可欠なものであり、そのクランク角センサ60を温度検出手段として兼用することで、構成の簡素化を実現できる。
(3)エンジン10の停止状態では、クランク角センサ60において起電力の出力が生じることはなく、基本的には無出力状態となる。これを利用し、コイル61を通電することでコイル抵抗の値(又はその相当値)を求めることができる。
(4)エンジン運転中であっても所定の低回転状態では、交流信号が出力されない信号非出力期間が長くなる。これにより、コイル抵抗の値(又はその相当値)を好適に算出できる。
(5)ロータ50に欠歯部52が設けられている構成では、その欠歯部52の検出期間において、交流信号が出力されない信号非出力期間が長くなる。これにより、コイル抵抗の値(又はその相当値)を好適に算出できる。
(6)コイル61を通電する場合に、前回の通電から今回の通電までに所定の通電休止時間を設定するようにした。これにより、通電によりコイル61が自己発熱し、それに起因して温度検出の精度が低下するといった不都合を抑制できる。
(7)クランク角センサ60のコイル61を用いてエンジン温度Teを検出する場合には、エンジン回転状態等により実施の制限が生じる。この点、コイル温度Tcに基づきエンジン温度Teを算出する算出手段に加え、エンジン温度モデルを用いた演算式によりエンジン温度Teを算出する算出手段を備える構成としたため、エンジン回転状態等に関係なく、常にエンジン温度Teを好適に算出できる。特に、エンジン10の低回転時とそれ以外とで、エンジン温度Teの算出手段を使い分ける構成としたため、適正な実施が可能となる。
(8)エンジン10の運転中において、エンジン10(エンジン本体)とクランク角センサ60(コイル61)とで、冷却装置49による冷却の程度が相違していることに着目し、その冷却の程度の相違を加味してエンジン温度Teを算出するようにした。これにより、エンジン温度Teの算出精度を高めることができる。
(9)エンジン10の運転中には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが同様にならないことに基づいてエンジン温度Teを算出し、エンジン10の運転停止後には、エンジン温度Teとコイル温度Tcとが同様になることに基づいてエンジン温度Teを算出するようにした。これにより、エンジン10の運転中及び停止後のいずれにおいても、エンジン温度Teを好適に算出できる。
(10)エンジン10の運転状態下であって、エンジン10の回転速度が所定値以下となる低回転状態の際に、信号非出力期間(欠歯検出期間)の前半の期間でコイル抵抗値の検出を実施するようにすることで、車両の加速により信号非出力期間が急に短くなったとしても、コイル抵抗値の誤検出を抑制できる。
(11)エンジン10の停止状態でのエンジン温度Teが算出可能になっているため、暖機再始動の場合にも、その再始動時のエンジン温度Teを適正に算出できる。
以下、別例を説明する。なお上述で説明した構成と同じ構成には同じ図番号を付して説明する。
・カレントミラー回路は、PNP型のバイポーラトランジスタ以外の各種の半導体素子で形成できる。例えば、NPN型のバイポーラトランジスタ、ダイオード、MOS−FET等で構成されてもよい。
・通電部72のカレントミラー回路を、定電流回路75に変えてもよい。例えば図9の制御部70の変容例に示されるように、電源72aとスイッチ72fとの間に定電流回路75を設け、スイッチ72fの他端に抵抗部72e(抵抗値R1)を接続する。以上の構成でスイッチ72fがONになると、定電流回路75からコイル61に電流IS2が供給される。なおこの場合のコイル電流IS2=Vcc/R1で求められるので、コイル抵抗値RS=VRS/IS2として算出される。図9のような回路構成とすることで、より装置の簡略化を図ることができる。
・コイル電圧を間接的に取得してもよい。例えば図10の制御部70の変容例に示されるように、カレントミラー回路のトランジスタ72bにスイッチ72fを接続し、スイッチ72fの他端に、抵抗部72d(R1)と第2抵抗部72g(R2)とを直列接続する。そして抵抗部72dと第2抵抗部72gとの間のノード(符号略)に、電圧検出部73を接続する。この場合、電圧検出部73は第2抵抗部72g(R2)にかかる電圧値VRS2を検出する。またコイル電流IS2は、IS2=IS=Vcc/(R1+R2)で求められ、コイル抵抗値RSはRS=VRS2/IS2として算出される。
・上記では、クランク角センサ60が持つコイル61の抵抗値に基づいて、エンジン10の温度を算出する例を説明した。これ以外にもエンジン温度Teと温度特性に相関を持つ電気的な機能部品の抵抗体の抵抗値に基づいて、エンジン温度Teを算出できる。例えば、本来の動作機能として、燃料と吸気との混合気を燃焼室20に噴射供給する燃料噴射弁29の抵抗体の抵抗値を用いて、エンジン温度Teを算出してもよい。この場合、燃料噴射弁29の噴射供給動作(本来の動作機能)が行われないエンジン10の始動時等のタイミングで、通電部72によって燃料噴射弁29の抵抗体(例えばコイル)を一時的に通電し、電圧検出部73で検出した電圧値(又は抵抗値)に基づいてエンジン温度Teを算出する。
・これ以外にも機能部品として、アイドル空気量を調整するISC弁(電磁弁24)、触媒暖機のための二次エアを排気通路42に供給する二次エアバルブ、キャニスタに吸着したエバポガスを吸気通路12に供給するパージ弁を用いることが可能である。これらの各機能部品について、本来の動作機能を行わない休止時に、抵抗体への通電により抵抗値を取得する。そして抵抗値に基づきエンジン温度を算出することができる。なお、上記のISC弁や二次エアバルブ、パージ弁は、いずれもエンジン本体に直接搭載されるものでなく、エンジン本体の近傍に設けられるものとなっている。
・抵抗値を検出するための通電部72による機能部品への通電が、機能部品の本来の動作機能に影響しない場合には、機能部品の本来の動作機能と、エンジン温度Teの検出機能とが同時に行われてもよい。また抵抗体としては、コイル以外にも、機能部品を構成する銅線を用いることができる。
10…エンジン、29…燃料噴射弁、60…クランク角センサ、61…コイル、70…制御部。

Claims (9)

  1. 内燃機関(10)又はその近傍に設けられ所定の検出機能又は動作機能を有する電気的な機能部品(29,60)との信号の入出力が可能であり、前記機能部品の検出機能又は動作機能を用いて前記内燃機関の運転状態を制御する内燃機関の制御装置(70)において、
    前記検出機能又は前記動作機能とは別に前記機能部品の抵抗体(61)の抵抗値を検出する抵抗検出手段と、
    前記抵抗検出手段により検出された前記抵抗体の抵抗値に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する温度算出手段と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記機能部品は、前記内燃機関の機関本体に設けられ、該内燃機関の回転を検出する回転検出センサ(60)であり、
    前記回転検出センサは、前記抵抗体として、前記内燃機関の回転に連動するロータ(50)の回転を検出し所定の回転角度周期で回転角信号を出力する検出コイル(61)を有しており、
    前記検出コイルを通電する通電手段(72)を備え、
    前記抵抗検出手段は、前記通電手段により前記検出コイルを通電した状態で、当該検出コイルの抵抗値を検出し、
    前記温度算出手段は、前記検出した検出コイルの抵抗値に基づいて、前記内燃機関の温度を算出する請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記内燃機関の停止状態で、前記通電手段により前記検出コイルを一時的に通電させる手段を備える請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記内燃機関の運転状態下において、当該内燃機関の回転速度が所定以下となる低回転状態で、前記通電手段により前記検出コイルを一時的に通電させる手段を備える請求項2又は3に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記ロータには、前記検出コイルにより検出される被検出部分に、前記所定の回転角度周期よりも前記回転角信号の出力の間隔が局部的に大きくなっている基準位置が定められており、
    前記抵抗検出手段は、前記検出コイルにより前記基準位置の通過が検出される基準位置検出期間で、前記抵抗体の抵抗値を検出する請求項2乃至4のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記通電手段により前記検出コイルを一時的に通電する場合において、前回の通電から今回の通電までに、所定の通電休止時間を設定する請求項2乃至5のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記内燃機関の運転中において、前記内燃機関における燃焼による発熱分と、冷却手段(49)による放熱分との収支により当該内燃機関における逐次の温度変化量を算出するとともに、その温度変化量の積算により前記内燃機関の温度を算出する手段をさらに備える請求項2乃至6のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記内燃機関はその運転中に冷却手段(49)により冷却される構成となっており、前記内燃機関と前記機能部品とで前記冷却手段による冷却の程度が相違しており、
    前記温度算出手段は、前記内燃機関の運転中において、前記内燃機関と前記機能部品との前記冷却の程度の相違を加味して前記内燃機関の温度を算出する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の内燃機関の制御装置。
  9. 前記温度算出手段は、前記内燃機関の運転中には、前記内燃機関と前記機能部品とのそれぞれの温度が同様にならないことに基づいて前記内燃機関の温度を算出し、前記内燃機関の運転停止後には、前記内燃機関と前記機能部品とのそれぞれの温度が同様になることに基づいて前記内燃機関の温度を算出する請求項8に記載の内燃機関の制御装置。
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