JP6015407B2 - ハンドルロック構造 - Google Patents
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Description
また、前記アウターチューブの筒面に穿孔され、前記台座部と嵌合するロック孔と、前記ロック孔とは別に前記アウターチューブの筒面に穿孔された係止孔とを備える。
さらに、前記ロック装置を前記アウターチューブの外周に固定するブラケットから前記係止孔に向かって突設され、前記アウターチューブと前記アウターチューブの周方向に係合するピンを備える。
前記ピンは、前記アウターチューブの中心から前記ロックバーの出没方向に対して45°〜135°の範囲内の角度をなす方向に位置するように設けられる。例えば、前記インナーチューブの回転軸に垂直な方向の断面において、前記ロックバーが前記回転軸に対して6時の方向から12時の方向に突出した状態で前記インナーシャフトと係合しているとき、前記ピンを3時の方向又は9時の方向に配置する。
なお、前記アウターチューブは、ベアリングを介して軸状の前記インナーシャフトを内部に支承することが好ましい。
(3)また、前記ピンが、前記ブラケットの一部を内側に向かって切り起こした切り起こし部からなることが好ましい。つまり、前記ブラケットの表面を切り起こし、前記係止孔に向かって突設させることによって、前記ブラケットと前記アウターチューブとを係合させることが好ましい。
これにより、アウターチューブがロックバーだけでなくピンによっても固定されることになり、アウターチューブのたわみ変形を抑制することができる。したがって、インナーシャフトの回転をロック装置で確実に固定することができ、盗難防止機能の信頼性を向上させることができる。また、アウターチューブが変形しにくくなることから、ブラケットやアウターチューブの板厚を減少させることができ、あるいはブラケットの形状を小さくすることができ、コストを削減することができ、軽量化を図ることができる。
[1−1.全体構成]
本実施形態のハンドルロック構造1は、図1に示す自動車のステアリングコラム10に適用される。このステアリングコラム10は、中空円筒状のアウターチューブ30に軸状のインナーシャフト20を挿通したものである。インナーシャフト20は、アウターチューブ30の内筒面に対し、ベアリングを介して回動自在に支承される。また、インナーシャフト20の上端側は、ステアリングホイール11に連結され、インナーシャフト20の下端側は、ユニバーサルジョイントやパワーステアリング装置等を介して、図示しないステアリングギヤボックスに接続される。
図2は、ステアリングコラム10のうち、ロック装置40及びブラケット50が固定された部位を拡大した図(図1のA方向矢視図)である。また、図3は、ロック装置40及びブラケット50が固定された部位をステアリングコラム10の中心軸Cに垂直な断面で切断した断面図(図2のB−B断面図)である。図2中の縦方向の一点鎖線は、中心軸Cを表す。なお、この中心軸Cは、ステアリングコラム10だけでなく、インナーシャフト20やアウターチューブ30の中心線でもある。
ロック装置40には、図3に示すように、アウターチューブ30の外周面と接触する凹設部44と、凹設部44から突設された台座部43とが設けられる。凹設部44は、アウターチューブ30の外筒面形状に対応する円筒面状の凹曲面をなす部位であり、ステアリングコラム10の下面側から図3中の左側面にかけての略半周面に対して面接触するように設けられる。
図2に示すように、ブラケット50には、円筒面部52,第一締結面部53,第二締結面部54及びエッジ補強部55が設けられる。円筒面部52は、ロック装置40の凹設部44と同様に、アウターチューブ30の外周面に対応する円筒面状の凹曲面をなす部位であり、ステアリングコラム10の上面側から図3中の右側面にかけての略半周面に対して面接触するように設けられる。
[2−1.荷重の分散]
図4(a)に示すように、ロック装置40を作動させると、ロックバー41が中心軸C方向に駆動されて凹部21に係合し、インナーシャフト20の回転がロックされる。この状態でステアリングホイール11を回転させて、インナーシャフト20を白抜き矢印方向に回転させようとすると、凹部21とロックバー41との接触面(図中のD部分)を介して荷重が伝達される。この荷重は、ロック装置40の内部でロックバー41からロックバー支持部42へと伝達され、台座部43とロック孔31との接触面(図中のE部分)を介してアウターチューブ30に伝達される。
また、インナーシャフト20を回転させる力をさらに大きくすると、図4(b)中に破線で示すように、ロックバー41及びインナーシャフト20が回転方向に僅かに移動する。このとき、インナーシャフト20には、ロックバー41との接触箇所を中心として回転しようとする力が作用する。つまり、インナーシャフト20には、図4(b)中に黒矢印で示すように、ロックバー41との係合が外れる方向に移動しようとする荷重が働くことになる。このとき、ベアリングを介してインナーシャフト20を支承しているアウターチューブ30も一緒に移動しようとするため、ステアリングコラム10の全体がロック装置40から離れる方向(浮き上がり方向)に変形しようとすることになる。
(1)上記のハンドルロック構造1では、アウターチューブ30に係止孔32が穿孔されるとともに、係止孔32に係合するように、ピン51が内向きにブラケット50から突設される。例えば、インナーシャフト20の回転がロック装置40によって拘束された状態でステアリングホイール11を回転させると、係止孔32の縁端面32aとピン51との接触面を介して荷重が伝達される。このように、ロックされたインナーシャフト20を回転させたときにアウターチューブ30の周方向に作用する荷重をピン51に負担させることができる。
また、アウターチューブ30が変形しにくくなることから、ブラケット50やアウターチューブ30の板厚を減少させることができ、あるいはブラケット50の形状を小さくすることができ、コストを削減することができるとともに軽量化を図ることができる。
上述の実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができ、上述の実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択してもよく、あるいは適宜組み合わせてもよい。
例えば、上述の実施形態ではブラケット50の表面を切り起こしてピン51を形成したものを例示したが、このような構造の代わりに、ブラケット50の表面から内側に向かって膨出する膨出部を設けてもよいし、別体の部材をブラケット50に溶接固定してもよい。
20 インナーシャフト
30 アウターチューブ
31 ロック孔
32 係止孔
32a 縁端面
40 ロック装置
41 ロックバー
43 台座部
50 ブラケット
51 ピン(切り起こし部)
C 中心軸
Claims (3)
- アウターチューブに内挿されたインナーシャフトの回転をロック装置のロックバーで固
定するハンドルロック構造であって、
前記ロック装置に設けられ、前記ロックバーの基端部を隆起させてなる台座部と、
前記アウターチューブの筒面に穿孔され、前記台座部と嵌合するロック孔と、
前記ロック孔とは別に前記アウターチューブの筒面に穿孔された係止孔と、
前記ロック装置を前記アウターチューブの外周に固定するブラケットから前記係止孔に向かって突設され、前記アウターチューブと前記アウターチューブの周方向に係合するピンと、を備え、
前記ピンが、前記アウターチューブの中心から前記ロックバーの出没方向に対して45°〜135°の範囲内の角度をなす方向に位置するように設けられる
ことを特徴とする、ハンドルロック構造。 - 前記係止孔が、前記アウターチューブの筒面における上面側に配置される
ことを特徴とする、請求項1記載のハンドルロック構造。 - 前記ピンが、前記ブラケットの一部を内側に向かって切り起こした切り起こし部からなる
ことを特徴とする、請求項1または2記載のハンドルロック構造。
Priority Applications (1)
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JP2012272388A JP6015407B2 (ja) | 2012-12-13 | 2012-12-13 | ハンドルロック構造 |
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Families Citing this family (1)
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JPH07257322A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-10-09 | Nippon Seiko Kk | ステアリングロック装置 |
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