JP6013949B2 - フィン加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、第一工程で平板を波形状に加工して、第二工程で矩形状に加工する熱交換装置に使用されるフィン加工装置に関する。
従来のフィン加工装置としては、特許技術文献1に記載のものが知られている。この従来のフィン加工装置では、上下動する雄型に設けた1本の雄型突起部と、雄型に設けられて上記雄型の上下動に応じて開閉する第1金型部材および第2金型部材で形成される1個の溝加工部分とで、平板を1個の山を有するコルゲート工程の連続波状材に成形するコルゲート加工を行ない、この下流側で、上記雄型に設けた第1ストライク突起、第2ストライク突起、およびこれら間のリストライク溝と、上記雄型に設けた第1位置決め突起、第2位置決め突起、およびこれら間の位置決め溝とで、波状に加工した板を上下同時にリストライク加工をして所望の形状をした最終の連続矩形状材(リストライク・フィン)を得るようにしている。
特開2009−78276号公報
しかしながら、上記従来のフィン加工装置にあっては、コルゲート加工とリストライク加工を同じ装置上で行なえるようにして装置に必要な専有面積を小さくするようにしているが、これらの各工程は、それぞれ1個の山谷(1ピッチ分)のみに対してしかできないものであった。
すなわち、平板のコルゲート加工や矩形状の板のリストライク加工を行なうにあたっては、フィーダをグリップ・タイプにして被加工材(平板やコルゲート工程の連続波状材)の送り量が一定になるようにしても被加工部材の山谷のピッチの変化を避けることは不可能である。この結果、被加工部材の山数を複数個、一度に同時成形しようとすると、コルゲート加工時のワークに対する被加工部材の山の位置を合わせてもリストライク加工時のプレス成形パンチに対する被加工部材の山の位置にずれが生じてしまい、製品に成形不良が生じてしまう。
したがって、上記従来のフィン加工装置にあっては、被加工部材の山数を1個、すなわち1ピッチ分に限定してコルゲート加工とリストライク加工を行なっていた。この場合、山1個分ごとに装置のモータの駆動・停止を繰り返さなければならず、生産効率が悪化するといった問題がある。
なお、ローラ・ピンを曲げパンチ上で回転させながらスライドさせて一度に複数山を連続形成することで、成形速度を早くして生産効率を上げることも考えられるが、この方法では、ローラ・ピンや曲げパンチの摩耗に応じてこれらの調整や交換などが頻繁に必要となり、これらの精度管理が非常に厳しくなって、これが生産効率の悪化や生産コストの高騰を招くこととなり、好ましくない。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、その目的とするところは、装置の専有面積を小さく抑えながら、被加工部材の複数の山を連続加工可能なコルゲート加工と複数の山を同時加工可能なリストライク加工を同じ装置上で安価に行なえるようにして生産効率の向上を図ることができるようにしたフィン加工装置を提供することにある。
この目的のため、請求項1に記載の本発明のフィン加工装置は、互いに離間され、相対的に近接・離反可能な上側プレス金型および下側プレス金型と、前記上側プレス金型および前記下側プレス金型間に配置され、被加工部材である平板から複数の所定数の山部分を有するコルゲート工程での連続波状材を連続形成するコルゲート加工機構と、前記上側プレス金型および前記下側プレス金型間に配置され、前記コルゲート工程での連続波状材の複数の山谷部分を同時にリストライク工程での連続矩形状材を成形するリストライク加工機構と、を備え、前記コルゲート加工機構と前記リストライク加工機構が一体的に設けられ、前記コルゲート加工機構は、前記平板を挟んでコルゲート加工を行なう一対の成形歯車を備えたことを特徴とする
請求項2に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項1に記載のフィン加工装置において、前記コルゲート加工機構と前記リストライク加工機構の間には、前記コルゲート加工機構から前記リストライク加工機構へ搬送されるコルゲート工程での前記連続波状材を受ける基台が設けられたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項2に記載のフィン加工装置において、前記コルゲート加工機構には、前記一対の成形歯車を回転可能に支持する複数のバックアップ部材が設けられたことを特徴とする。
請求項4に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項2又は請求項3に記載のフィン加工装置において、前記一対の成形歯車を収容する支持枠の下方に、弾性材からなる振動吸収部材が設けられたことを特徴とする。
請求項5に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項4に記載のフィン加工装置において、前記下側プレス金型の上方に、前記振動吸収部材を介して前記支持枠が載置され、前記下側プレス金型および前記支持枠の間に、上下方向に延びるロッド部材が設けられたことを特徴とする。
請求項6に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項2乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、前記一対の成形歯車で成形されるコルゲート工程での連続波状材の搬送長さと、前記リストライク加工機構で成形されるリストライク工程での連続波状材の搬送長さとを同期させたことを特徴とする。
請求項7に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項1乃至請求項6のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、前記上側プレス金型および前記下側プレス金型間には、前記リストライク加工機構の下流側に前記リストライクされた連続矩形状材を切断して最終部品を得るカットオフ機構が設けられ、前記リストライク加工機構で同時にリストライク加工する山谷分を、前記カットオフ機構で同時にカットして得る最終部品数の山谷の総数と同じになるように設定したことを特徴とする。
請求項8に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項7に記載のフィン加工装置において、前記カットオフ機構は、前記リストライクされた連続矩形状材の切断工程で最終部品を2個取りすることを特徴とする。
請求項9に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項1乃至請求項8のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、前記コルゲート加工機構と前記リストライク加工機構との成形可能な限界距離を140mm以下としたことを特徴とする。
請求項10に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項1乃至請求項9のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、前記コルゲート工程での連続波状材は、この1ピッチ分の展開長が5.78mm以上で6.28mm以下の範囲にあることを特徴とする。
請求項11に記載の本発明のフィン加工装置は、請求項1乃至請求項10のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、前記コルゲート工程での連続波状材は、この1ピッチが3.16mm以上で3.33mm以下の範囲にあることを特徴とする。
請求項1に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、コルゲート加工機構とリストライク加工機構を一体的に設けて、これらコルゲート加工機構およびリストライク加工機構の間隔を小さくすることにより、装置の専有面積を小さく抑えながら、被加工部材の破断や被加工部材に駄肉が発生するのを抑えて、被加工部材の複数の山を連続加工可能なコルゲート加工と複数の山を同時加工可能なリストライク加工を同じ装置上で安価に行なえるようにしたので、生産効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、コルゲート加工機構からリストライク加工機構へコルゲート工程での連続波状材を搬送する際に、この連続波状材をコルゲート加工機構とリストライク加工機構の間に設けた基台で受けることにより、搬送される上記連続波状材が自重により垂れ下がることを抑制できるので、連続波状材のフィンピッチ間の伸びを低減できる。
請求項3に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、一対の成形歯車でコルゲート成形を行なうので、ローラ・ピンを用いるコルゲート形加工の場合に比べて維持管理費用を低減させることが可能となる。また、成形歯車でコルゲート加工と連続波状材の搬送の両方を行なうことが可能となる。
請求項4に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、コルゲート加工機構に設けた複数のバックアップ部材により一対の成形歯車が回転可能に支持されるので、一対の成形歯車の撓みを低減させることができる。
請求項5に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、リストライク加工機構の支持枠の下方に設けた振動吸収部材で振動を吸収するので、コルゲート加工中に成形歯車で発生する振動や、支持枠を介して成形歯車へ伝達される振動を抑制することができる。
請求項6に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、リストライク加工機構の支持枠が下側プレス金型の上方に振動吸収部材を介して載置されると共に、下側プレス金型および支持枠の間に上下方向へ延設されたロッド部材が支持枠に係合するので、この支持枠に収容される一対の成形歯車が横方向に転倒することを防止できる。
請求項7に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、一対の成形歯車で成形されるコルゲート工程での連続波状材の搬送長さ(送り量)と、前記リストライク加工機構で成形されるリストライク工程での連続波状材の搬送長さとが同期するので、連続波状材のフィンピッチ間の精度保持・向上を図ることができる。
請求項8に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、コルゲート成形工程、リストライク成形工程、およびカットオフ工程のすべてを連動して同じ装置で行なうことができ、しかも複数個の最終部品ごとにコルゲート成形工程を断続させれば済むので、最終部品1個ごとにコルゲート成形工程を断続する場合に比べて、さらに生産効率を向上させることができる。
請求項9に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、カットオフ機構が、リストライクされた連続矩形状材の切断工程で最終部品を2個取りするので、この点でも生産性の向上を図ることができる。
請求項10に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、コルゲート加工機構とリストライク加工機構との成形可能な限界距離を140mm以下としたので、装置の専有面積を小さく抑えながら、被加工部材の破断や被加工部材に駄肉が発生するのを抑えることができる。なお、上記限界距離では、代表例として6山成形が可能である。
請求項11に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、高い冷却効率の形状を確保しながら、コルゲート工程からリストライク工程の間で連続波状材が破断することなく、またリストライク工程後に駄肉が発生するのを防止することができる。
請求項12に記載の本発明のフィン加工装置にあっては、リストライク工程で、コルゲート工程での連続波状材の山谷部分のピッチとリストライク加工機構のリストライク歯のピッチとのずれを許容範囲内に抑えて、ピッチずれ打ちによる不具合を防止するごとができる。
本発明に係る一実施形態のフィン加工装置を示す側面図である。 本実施形態のフィン加工装置の主要部と、ここで加工されているリストライク・フィンの状態とを示す図である。 (a)は本実施形態のフィン加工装置でコルゲート加工された連続波状材の1山分(1ピッチ分) の形状を示す側面図、(b)は(a)のコルゲート加工後に、本実施形態のフィン加工装置でリストライク加工された連続波状材の2山分(2ピッチ分)の形状を示す側面図である。 コルゲート工程からリストライク工程までの間で連続波状材が破断せず、かつリストライク工程で駄肉が発生しないようにするための、連続波状材の成形可能な展開長(1ピッチ分)の範囲を決定するための実験結果を表す表を示した図である。 コルゲート工程からリストライク工程までの間で連続波状材が破断せず、かつリストライク工程でずれ打ちが生じないようにするための、連続波状材とリストライク型との寸法範囲を説明するための図である。 コルゲート工程からリストライク工程までの間で連続波状材が破断せず、かつリストライク工程でずれ打ちが生じないようにするための、成形可能な連続波状材ピッチの寸法範囲の決めるための実験結果を表す表を示した図である。 コルゲート加工位置からリストライク加工位置までの間の最大距離範囲を決めるための実験結果を表す表を示した図である。 (a)は本実施形態のフィン加工装置に設けられるコルゲート加工部の成形歯車およびバックアップ部材を示す側面図、(b)はコルゲート加工部の正面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。まず、本実施形態のフィン加工装置は、図示しない自動車用熱交換器に使用するフィンを成形するのに用いられる。このフィンは、特にチューブの内部に配置されるインナーフィンであり、熱交換器としては蒸発器や凝縮器、チャージエアクーラに適用する。尚、このフィンは空気との熱交換を促進するアウターフィンに適用しても良い。
図1に本実施形態のフィン加工装置の全体を示し、また図2にこのフィン加工装置の主要部、およびこの主要部にて加工されるリストライク・フィンFcを示す。なお、リストライク・フィンFcは、図2に示すように、平板Foからコルゲート工程で連続波状材Faへ、その後のリストライク工程で連続矩形状材Fbへと形状等が工程に応じて順次変化しつつ、同図中、右側から左側に向けて搬送・成形される。また、リストライク・フィンFcを形成するまでの部材Fo,Fa,Fbは、本発明の被加工部材に相当する。
図1および図2に示すように、フィン成形装置は、上側プレス金型1と下側プレス金型2との間に、コルゲート加工部3と、リストライク加工部4と、カットオフ部5とが、一体的に内蔵されている。
上側プレス金型1は、工場の床等に固定された下側プレス金型2に対し、上下動可能であり、この上下動は上側プレス金型1および下側プレス金型2間の上流側端部と下流側端部にそれぞれ配置された図示しない油圧シリンダにて作動される。
フィン加工装置の上流側には、最終的にリストライク・フィンFcとなるアルミニウム系の平板Foを巻いたロールが、回転可能に支持されており、平板Foがフィン加工装置へ供給可能とされている。
上側プレス金型1および下側プレス金型2間でコルゲート加工部3の上流側には、供給されて来る平板Foを上下から挟んでガイドすることで平板Foをコルゲート加工部3へ水平方向から安定した姿勢で供給可能にする姿勢安定部6が設けられている。
コルゲート加工部3は、上下方向に離間され、図示しない軸受を介して回転可能に支持されたシャフト30a,30bには、それぞれ一対の成形歯車31,32が接続され、これらの成形歯車31,32の外周にそれぞれ形成された成形歯31a,32a間に、姿勢安定部6から供給された平板Foを通過させることで、平板Foを図3(a)に示すようなコルゲート工程の滑らかな曲面からなる波形状の部材(連続波状材Fa)に形成する。なお、この工程はコルゲート工程に相当する。また、コルゲート加工部3は、本発明のコルゲート加工機構に相当する。
したがって、コルゲート加工部3は、成形歯車31,32を用いることで、平板Foをコルゲート工程の波形状に形成する機能だけでなく、この平板Foおよびこれが加工された連続波状材Faを下流側へ送り出しながら搬送するフィーダ機能をも有することになる。
また、下側の成形歯車32のシャフト30bは、ジョイントを介してフィン加工装置の側面側に配置された図示しないサーボ・モータの出力軸に連結され、駆動可能にされている。
このサーボ・モータは、図示しないコントローラにより以下のように断続制御される。すなわち、リストライク加工部4で同時加工可能な複数の山谷数分だけ、成形歯車31,32を回転させて成形歯31a,32aで供給されて来る平板Foをコルゲート工程での連続波状材Faに連続して加工し、その後に実施されるリストライク加工部4でのリストライク加工中に停止するといった、成形歯車31,32での断続成形を可能にするように、コントローラがサーボ・モータを制御する。
また、成形歯車31,32は、天板36aおよび基部36bを有する支持枠36に収容されている。上側の成形歯車31の軸方向の一端に位置する軸部30cには、上流側および下流側の位置で一対のバックアップ部材33aがそれぞれ係合し、成形歯車31の軸方向の他端に位置する軸部30dには、上流側および下流側の位置でもう一対のバックアップ部材33bがそれぞれ係合することにより、成形歯車31を回転可能に支持する。同様に、下側の成形歯車32の軸方向の一端に位置する軸部30eには、上流側および下流側の位置で一対のバックアップ部材34aがそれぞれ係合し、成形歯車32の軸方向の他端に位置する軸部30fには、上流側および下流側の位置でもう一対のバックアップ部材34bがそれぞれ係合することにより、成形歯車32を回転可能に支持する。たとえば、これらバックアップ部材33a,33b,34a,34bは、ベアリングから構成される。
図8に示すように、上側のバックアップ部材33a,33bは、ベアリングホルダ37を介して支持枠36の天板36aに装着され、同様に、下側のバックアップ部材34a,34bは、ベアリングホルダ38を介して支持枠36の基部36bに装着される。
支持枠36の天板36aの上方には上側振動パッド35aが設けられ、また、支持枠36の基部36bの下方には下側振動パッド35bが設けられて、成形歯車31,32が上下方向へ大きくずれないようにバックアップするとともに、コルゲート加工中に発生する振動や、下側プレス金型2から成形歯車31,32へ伝達される振動を抑えるようにしている。たとえば、上記振動パッド35a,35bは、耐油性に優れた弾性材からなるニトリルゴム材などの振動吸収部材から構成される。
また、図8(b)に示すように、下側プレス金型2の上方に下側振動パッド35bを介して支持枠36が載置され、下側プレス金型2および支持枠36の基部36bの間に上下方向に延びる複数のロッド部材20が設けられている。
リストライク加工部4は、コルゲート加工部3から下流側に所定距離Lだけ離れた位置に設けられる。この所定距離Lについては、後で詳しく説明するように、所定の範囲内に設定される。
リストライク加工部4にあっては、上側プレス金型1側には、下面に複数の山谷が形成されたリストライク歯41aを有する上側リストライク型41が設けられ、下側プレス金型2側には、上面に複数の山谷が形成されたリストライク歯42aを有する下側リストライク型42が設けられる。
したがって、上側リストライク型41は、上側プレス金型1の上下動に応じて、不動の下側リストライク型42に向けて上下動し、これらのリストライク歯41a,42aで図3(a)に示した形状のコルゲート工程の波形状をリストライクして、図3(b)に示すような、矩形状となるように複数の山谷分を同時成形して、連続矩形状材Fbを得る。
この加工は、リストライク工程に相当する。また、リストライク加工部4は、本発明のリストライク加工機構に相当する。
なお、このリストライク工程中は、サーボ・モータが停止されることで、コルゲート加工部3は停止させられている。
リストライク加工部4の下流側で上側プレス金型1と下側プレス金型2との間には、カットオフ部5が配置されている。
カットオフ部5では、上側プレス金型1側に、パイロット部51と刃52とが設けられて、ともに上側プレス金型1側とともに上下動する。
下側プレス金型2には刃52のカット位置に合わせてカットオフ時の刃52の力を受ける部分が、下流側にわずかにオフセットされて設けられている。
カットオフ部5は、本発明のカットオフ機構に相当する。
パイロット部51は、上側プレス金型1の下降とともに下降して、供給されて来たリストライク工程での連続矩形状材Fbのうちリストライク・フィンFcの2個分の長さに相当する谷部に入ってこの連続矩形状材Fbを位置決めする。
一方、刃52は、最終的に必要なリストライク・フィンFcの1個分の長さだけ離間された上流側と下流側との位置をそれぞれカットオフするための2刃設けられる。
刃52は、リストライク工程での連続矩形状材Fbがパイロット部51で位置決めされた状態で、図示しない油圧アクチュエータにより下側に移動・抑圧可能である。なお、本実施形態では、刃52が上記のように上流側と下流側に設けられ、下流側の刃52より連続矩形状材Fbの山がリストライク・フィンFcの1個分さらに下流側へ移動した位置で、刃52を下降させて連続矩形状材Fbを切断することで、一度に2個のリストライク・フィンFcが製造されるようにしてある。ここでの工程がカットオフ工程に相当する。
カットオフ部5の下から下側プレス金型2の下流端よりさらに下流側の間には、ベルト・コンベヤBが設けられている。カットオフ工程では上記のようにリストライク工程での連続矩形状材Fbから一度に2個のリストライク・フィンFcが切り落とされるが、図2に示すように、上流側と下流側の刃52の間にある上流側のリストライク・フィンFcは、その位置で落下し、下方に設けたべルト・コンベヤBのべルト上に乗って下流側へ搬送される。
一方、刃52よりさらに下流側に位置していたリストライク・フィンFcは、シュータ7によりガイドされながら下流側へと落下していき、ベルト・コンベヤBのべルト上に乗り、さらに下流側に搬送される。
ベルト・コンベヤBの下流端には、運搬車8が待機しており、ベルト・コンベヤBにより搬送されてきたリストライク・フィンFcを蓄積し、次の組立工程等へ運ばれる。
ところで、上記のように構成したフィン加工装置にあっては、上記のように断続加工することで複数の山谷をコルゲート加工およびリストライク加工を行なう場合、山谷のピッチのばらつきにより成形ずれが発生して不良品が生じることがある。
そこで、本実施形態のフィン加工装置にあっては、以下に説明するように、コルゲート加工部3の中心部とリストライク加工部4の中心部との間の距離Lの範囲、およびコルゲート工程での連続波状材Faの形状寸法の範囲を以下のように制限することで、上記ずれに起因した不具合を避けるようにしている。
まず、コルゲート工程からリストライク工程までの間で被加工部材である連続波状材Faが途中から破断することがなく、かつリストライク工程で連続矩形状材Fbの部分、部分の厚さが厚くなったり薄くなったりして異なるといった、いわゆる駄肉が発生し、リストライク・フィンFcの形状も凸凹ができてしまう現象が発生しないための、コルゲート工程での連続波状材Faの形状寸法の範囲を実験により求めた。
図4は、上記不具合が発生しないためのコルゲート工程での連続波状材Faの成形可能な展開長の範囲を求めた実験結果を表す表であり、コルゲート工程での連続波状材Faの主要寸法、材料破断域、およびリストライク成形品での駄肉限界をそれぞれ示す。
コルゲート工程での連続波状材Faは、その1ピッチ分の展開長が5.78mmより小さいとリストライク工程で材料が破断し、その1ピッチ分の展開長が6.28mmより大きいとリストライク成形後に駄肉が発生する。
したがって、上記不具合がないように成形可能なコルゲート工程での連続波状材Faの展開長は、5.78mm以上で6.28mm以下の範囲に設定することになる。
次に、リストライク工程でずれ打ちがないようにリストライク成形が可能となるコルゲート工程での連続波状材Faの1ピッチ分の寸法範囲を決定する。
プレス金型1,2内でコルゲート工程での連続波状材Faのピッチずれの許容範囲は0.50mm以内であるため、図5に示すように、コルゲート加工部3の中心部からリストライク加工部4の中心部までの距離L(ここでは、たとえば80mm)のとき、コルゲート加工部3の中心部から下流側に距離L離れた位置(リストライク型41,42内の位置)でリストライク型41,42と連続波状材Faとのずれ量が0.50mm以内となるようにすればよい。L=80mmでは、連続波状材Faのピッチの累積ばらつき量は0.29mmとなって上記条件を満足することになる。
このように上記条件をみたすように成形可能なコルゲート工程での連続波状材Faの1ピッチ分の寸法範囲は図6に示す実験結果に基づくと、3.16mm〜3.33mmとなる。
なお、図6には、コルゲート工程での連続波状材Faのピッチとこれに組み合わせるリストライク型41,42のピッチに対する、リストライク型41,42内での最大ずれ量(4山分) 、リストライク型41,42のピッチと連続波状材Faのピッチとの間のずれ量、累積ばらつき量が0mmとなる場合、累積最大ばらつき量が0.29mmの場合のそれぞれの値を示す。
また、コルゲート加工部3の中心部からリストライク加工部4の中心部までの距離L=80mmで最大ばらつき量が0.29mmなので、最大ばらつき量が0.50mmとなった場合は、図7からわかるように距離Lの最大距離は140mmとなる(6山形成の場合)。
上記距離Lの成形可能な限界距離が140mmの場合は、コルゲート工程での連続波状材Faのピッチは3.16mm〜3.28mmとなり、良好な性能の連続波状材Faを得ることができる。
なお、この実験にあたっては、冷却性能が優れた形状をしたリストライク・フィンFcとして、アルミ系の材料(A3003+0.5%Cu−0、t=0.1±0.005)で製造し、板厚0.1mm、図3(a)に示すコルゲート工程での連続波状材Faの頂部外半径R=0.5および谷部角度α=68°以下の形状とした。
以上、実験結果をまとめると、コルゲート工程からリストライク工程までの間で材料の破断が生じず、かつリストライク工程で駄肉が発生しないようにリストライク成形が可能で冷却性能が優れたコルゲート工程での連続波状材Faの形状寸法の範囲は、
連続波状材Faのピッチ:3.16mm〜3.33mm
連続波状材Faの高さ:2.33mm〜2.56mm
連続波状材Faの展開長:5.78mm〜6.28mm
に設定することになる
一方、コルゲート工程からリストライク工程までの間で材料の破断が生じず、かつリストライク工程で駄肉が発生しないようにリストライク成形が可能なコルゲート加工部3の中心部からリストライク加工部4の中心部までの距離Lは、140mm以内に設定することになる。
次に、上記のように構成したフィン加工装置の作用につき、説明する。
ロールから巻き取られた平板Foは、姿勢安定部6の間を通過することで水平方向に安定した姿勢でコルゲート加工部3に供給される。
コルゲート加工部3では、成形歯車31,32の成形歯31a,32aに平板Foを噛み込ませてサーボ・モータを駆動することで、成形歯31a,32aにより図3(a)に示すコルゲート工程での連続波状材Faが連続形成されて、成形歯車31,32の間から出てくる。
なお、このコルゲート工程にあっては、振動パッド35a,35bでバックアップ部材33a,33b,34a,34bを介して成形歯車31,32の振動を抑えるようにしている。
コルゲート加工部3で形成された連続波状材Faは、成形歯車31,32のフィーダ機能により順次下流側へ移動してきてリストライク加工部4に入る。リストライク加工部4ヘリストライク・フィンFc2個分(本実施形態では合計12個の山数)が入ったら、サーボ・モータを停止し、上側プレス金型1を下降させる。
この結果、上側リストライク型41が下降してきてこのリストライク歯41aと、下側リストライク型42のリストライク歯42aとで、これら間に挿入された連続波状材Faをリストライク加工することで、図3(b)に示すリストライク工程での連続矩形状材Fbを得る。
なお、このリストライク工程にあっては、コルゲート工程での連続波状材Faの形状寸法を上記のように設定し、かつコルゲート加工部3とリストライク加工部4との間の距離Lを上記範囲内に設定してあるので、連続波状材が破損したり、駄肉が発生したりするのを避けることができる。
リストライク工程が終了すると、上側リストライク型41が上昇し、下側リストライク型42にセットしてある図示しないリフターのスプリングが解放されてリフターが上昇し、リストライク工程での連続矩形状材Fbを下側リストライク型42から完全に外す。
また、リストライク工程が終了して上側リストライク型41が上昇すると、サーボ・モータが回転駆動を開始してコルゲート加工部3で平板Foをコルゲート工程での連続波状材Faにリストライク・フィンFc2個分の山谷数を連続形成していく。これに応じて、リストライクされた連続矩形状材Fbも下流側ヘリストライク・フィンFc2個分進む。
すなわち、プレス・ワン・ショットごとに連続矩形状材がフィンピッチの定量数分(本実施形態ではリストライク・フィンFc2個分)、送られるようにサーボ・モータが断続的に動かす回路がコントローラに組み込まれており、リストライク成形が完了したら、プレス本体のロータリ・カムの角度設定により、下側の成形歯車32が回転駆動される信号を発するようにしてある。
そうすると、サーボ・モータの回転によりリストライク加工部4からリストライク工程での連続矩形状材Fbが下流側へ移動し1個分(本実施形態では6個の山)がカットオフ部5から下流側へ出、これより上流側にあるリストライク・フィンFc1個分がカットオフ部5の上流側および下流側の刃52の間の位置で停止する。
この状態で上側プレス金型1が下降すると、パイロット部51が上流の刃52の上流側の谷に入ってリストライク工程での連続矩形状材Fbの位置決めを行なう。
次いで、刃52が下降されると、リストライク工程での連続矩形状材Fbを上流側と下流側とで切断し、一度に2個のリストライク・フィンFcが得られる。
この結果、切断された上流側の1個のリストライク・フィンFcはそのまま直下に落下してべルト・コンベヤBのべルト上に乗る。一方、このリストライク・フィンFcより下流側にあるもう一つのリストライク・フィンFcは、シュータ7にガイドされながらさらに下流側へ落下してべルト・コンベヤBのべルト上に乗る。
このようにしていずれのリストライク・フィンFcも、ベルト・コンベヤBで下流側へ搬送されて、その下流端で待機している運搬車8に集積され、次工程へと搬送される。
以上、説明したように、本実施形態のフィン加工装置にあっては、上側プレス金型1と下側プレス金型2との間に、複数の山谷分を連続形成可能なコルゲート加工部3と、複数の山谷分を同時に成形可能なリストライク加工部4と、カットオフ部5とを配置した。そして、コルゲート加工部3とリストライク加工部4を一体的に設けて、これらコルゲート加工部3およびリストライク加工部4の間隔を小さくし、たとえば、コルゲート加工部3の中心部とリストライク加工部4の中心部との間の成形可能な限界距離を、140mm以下となるように設定した(なお、成形の安定化を図るには、L=80mmとするのが望ましい)。
したがって、本実施形態のフィン加工装置の設置のための専有面積を小さくすることができる。
また、複数の所定数の山谷を連続でコルゲート加工し、かつ複数の山谷を同時にリストライク成形するので、生産効率を向上させることができる。しかもこの場合、コルゲート加工部3とリストライク加工部4との間の距離を上記のように設定したので、被加工部材が途中部分で切断することがなく、またリストライク成形で駄肉が発生することもない。
また、本実施形態のフィン加工装置にあっては、コルゲート成形工程、リストライク成形工程、およびカットオフ工程のすべてを連動して同じ装置で行なうことができ、しかも複数個の最終部品ごとにコルゲート成形工程を断続させれば済むので、最終部品1個ごとにコルゲート成形工程を断続する場合に比べて、生産効率を向上させることができる。
また、コルゲート加工部3は、成形歯車31,32を用いるので、ローラ・ピンを用いる従来技術に比べて維持管理費用が少なくて済むとともに、フィーダ機能をも併せ持たせることが可能となる。
また、コルゲート加工部3では、成形歯車31,32をバックアップ部材33a,33b,34a,34bにより回転可能に支持するので、装置全体の上下方向の寸法を増大させることなく、一対の成形歯車31,32の撓みを低減させることができ、支持枠36の上下に設けた振動パッド35a,35bによって振動が吸収される。さらに、下側プレス金型2および支持枠36の基部36bの間に上下方向へ設けたロッド部材20が支持枠36の基部36bに係合するので、支持枠36に収容される一対の成形歯車31,32が横方向に転倒することを防止できる。
したがって、確実堅固に成形歯車31,32を保持することができ、また成形歯車31,32によるコルゲート加工に起因して発生する振動を低減させることが可能となる。
また、コルゲート加工部3からリストライク加工部4へコルゲート工程での連続波状材Faを搬送する際に、コルゲート加工部3とリストライク加工部4の間に設けた基台42bにより上記連続波状材Faを受けることにより、搬送される連続波状材Faが自重により垂れ下がることを抑制できるので、連続波状材Faのフィンピッチ間の伸びを低減できる。
また、リストライク加工部4では、リストライク・フィンFc2個分の山谷を同時成形するようにし、カットオフ部5ではリストライク・フィンFc2個分を同時に切り離し、すなわち、最終部品を2個取りするようにしたので、リストライク・フィンFc1個分ごとに加工や切り離しを行なう場合に比べて、成形歯車31,32を断続駆動するサーボ・モータの断続回数を少なくするごとができ、この結果、生産効率を向上させることが可能となる。
また、コルゲート工程での連続波状材Faは、その1ピッチ分の展開長を5.78mm〜6.28mmの範囲としたので、高い冷却効率を保つ形状を確保しながら、コルゲート工程からリストライク工程までの間で連続波状材の破断がなく、リストライク工程で駄肉が発生しないようにすることができる。
また、一対の成形歯車31,32で成形されるコルゲート工程での連続波状材Faの搬送長さ(送り量)と、リストライク加工部4で成形されるリストライク工程での連続矩形状材Fbの搬送長さとが同期するので、連続波状材Fa、連続矩形状材Fbのフィンピッチ間の精度保持・向上を図ることができる。たとえば、コルゲート工程での連続波状材Faは、そのピッチ寸法が3.16mm〜3.33mmの範囲としたので、高い冷却効率を保つ形状を確保しながら、リストライク工程で連続波状材Faとリストライク歯41a,42aとの間でピッチずれ打ちによる不具合が発生するのを防止することができる。
以上、本発明を上記実施形態に基づき説明してきたが、本発明はこの実施形態に限られず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更等があった場合でも、本発明に含まれる。
たとえば、本発明の被加工部材から成形加工したものは、自動車用熱交換器のフィンに限られず、最初にコルゲート加工し、次いでリストライク加工して連続矩形状材を得るものであれば他のものであってもよい。
また、カットオフ部5は必ずしも、上側プレス金型1と下側プレス金型2との間に配置しなくてもよい。
また、リストライク加工部4とカットオフ部5は、同時成形、同時カットする場合、必ずしもリストライク・フィンFc等の2個分に限る必要はなく、1個分あるいは2個分より多くしてもよい。
さらに、下側プレス金型2および支持枠36の基部36bの間に上下方向に延びる複数のロッド部材20を設ける代わりに、下側プレス金型から上方へ突出し、支持枠の基部に挿通される凸状部材を設けてもよい。
なお、この工法は一例として図3(b)の最終形状品:フィン高さ2.01±0.03mm、フィンピッチ1.6±0.05mm、頂部外半径R:0.5mm、縦壁角度80°±5°に成るように開発したものである。
また、最終形状品が今回と違うものでも、その所望の形状品になる様、コルゲート形状、リストライク型形状を変更させれば、この工法は対応可能となり、熱交製品以外のフィンにも適用が可能であり汎用性はある。
Fo 平板(被加工部材)
Fa コルゲート工程での連続波状材
Fb リストライク工程での連続矩形状材
Fc リストライク・フィン(最終部品)
L コルゲート加工部とリストライク加工部との間の距離
1 上側プレス金型
2 下側プレス金型
20 ロッド部材
3 コルゲート加工部(コルゲート加工機構)
30a,30b シャフト
31,32 成形歯車
31a,32a 成形歯
33a,33b,34a,34b バックアップ部材
35a,35b 振動パッド(振動吸収部材)
36 支持枠
4 リストライク加工部(リストライク加工機構)
41 上側リストライク型
42 下側リストライク型
41a,42a リストライク歯
42b 基台
5 カットオフ部(カットオフ機構)
51 パイロット部
52 刃

Claims (11)

  1. 互いに離間され、相対的に近接・離反可能な上側プレス金型(1)および下側プレス金型(2)と、
    前記上側プレス金型(1)および前記下側プレス金型(2)間に配置され、被加工部材である平板(Fo)から複数の所定数の山部分を有するコルゲート工程での連続波状材(Fa)を連続形成するコルゲート加工機構(3)と、
    前記上側プレス金型(1)および前記下側プレス金型(2)間に配置され、前記コルゲート工程での連続波状材(Fa)の複数の山谷部分を同時にリストライク工程での連続矩形状材(Fb)を成形するリストライク加工機構(4)と、
    を備え、
    前記コルゲート加工機構(3)と前記リストライク加工機構(4)が一体的に設けられ
    前記コルゲート加工機構(3)は、前記平板(Fo)を挟んでコルゲート加工を行なう一対の成形歯車(31,32)を備えた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  2. 請求項1に記載のフィン加工装置において、
    前記コルゲート加工機構(3)と前記リストライク加工機構(4)の間には、前記コルゲート加工機構(3)から前記リストライク加工機構(4)へ搬送されるコルゲート工程での前記連続波状材(Fa)を受ける基台(42b)が設けられた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  3. 請求項2に記載のフィン加工装置において、
    前記コルゲート加工機構(3)には、前記一対の成形歯車(31,32)を回転可能に支持する複数のバックアップ部材(33a,33b,34a,34b)が設けられた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のフィン加工装置において、
    前記一対の成形歯車(31,32)を収容する支持枠(36)の下方に、弾性材からなる振動吸収部材(35b)が設けられた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  5. 請求項4に記載のフィン加工装置において、
    前記下側プレス金型(2)の上方に、前記振動吸収部材(35b)を介して前記支持枠(36)が載置され、前記下側プレス金型(2)および前記支持枠(36)の間に、上下方向に延びるロッド部材(20)が設けられた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、
    前記一対の成形歯車(31,32)で成形されるコルゲート工程での前記連続波状材(Fa)の搬送長さと、前記リストライク加工機構(4)で成形されるリストライク工程での前記連続矩形状材(Fb)の搬送長さとを同期させた、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、
    前記上側プレス金型(1)および前記下側プレス金型(2)間には、前記リストライク加工機構(4)の下流側に前記リストライクされた前記連続矩形状材(Fb)を切断して最終部品(Fc)を得るカットオフ機構(5)が設けられ、
    前記リストライク加工機構(4)で同時にリストライク加工する山谷分を、前記カットオフ機構(5)で同時にカットして得る最終部品数の山谷の総数と同じになるように設定した、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  8. 請求項7に記載のフィン加工装置において、
    前記カットオフ機構(5)は、前記リストライクされた前記連続矩形状材(Fb)の切断工程で前記最終部品(Fc)を2個取りする、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、
    前記コルゲート加工機構(3)と前記リストライク加工機構(4)との成形可能な限界距離を140mm以下とした、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、
    前記コルゲート工程での連続波状材(Fa)は、この1ピッチ分の展開長が5.78mm以上で6.28mm以下の範囲にある、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のうちのいずれか1項に記載のフィン加工装置において、
    前記コルゲート工程での連続波状材(Fa)は、この1ピッチが3.16mm以上で3.33mm以下の範囲にある、
    ことを特徴とするフィン加工装置。
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