JP6013787B2 - 耐力パネルの設置構造および設置方法 - Google Patents
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Description
上記課題を解決した耐力パネルの設置方法は、柱と耐力要素とを有する耐力パネルを既存の建物に設置する耐力パネルの設置方法であって、既存基礎にアンカーボルトを突設させる工程と、アンカーボルトを介して柱の下端を既存基礎に接合するとともに、既存梁に対し、柱の上端を接合することで柱を立設する工程と、柱に対し耐力要素を接合する工程と、を有しており、柱は、第一当接部を上端に有する下部部材と、第一当接部に当接する第二当接部を下端に有する上部部材と、に分割されており、柱を立設する工程では、下部部材を既存基礎に取り付けた後、既存梁と下部部材との間に上部部材を挿入し、上部部材の下端の第二当接部を下部部材の上端の第一当接部に接合し、既存梁に対し上部部材の上端を接合することを特徴とする。
図1に示されるように、本実施形態の耐力パネル構造10は、既存の鉄骨構造物(鋼構造物)に耐力パネル80を設置してなるものである。耐力パネル構造10は、H形鋼からなる既存梁(上梁)1と、鉄筋コンクリート製の既存基礎(下梁)2と、既存梁1と既存基礎2との間に立設された既存柱3および後設置柱4と、を備える。既存梁1および既存基礎2は、上下の横架材に相当する。既存柱3および後設置柱4は、一対の縦材に相当する。既存柱3と後設置柱4とは、連結材である耐力要素6を介して互いに連結されている。なお、複数の階層を有する建物においては、2階部分に耐力パネル構造10を形成する場合、既存梁1が下梁に相当する。
図4は、柱と耐力要素との接合部の拡大図である。図4では、既存柱3と耐力要素6との間の接合部構造について図示しているが、後設置柱4と耐力要素6との間の接合部構造も、これと同様である。図4に示されるように、接合部構造Aは、長辺材6bの端部6baおよび斜辺材6cの端部18が、側面部3cに接合された構造である。
図7は、本実施形態の梁接合部構造Bを拡大して示す正面図である。図8(a)は、ジョイントボックスの正面図、図8(b)は、ジョイントボックスの平面図、図8(c)は、ジョイントボックスの底面図である。図7に示されるように、梁接合部構造Bは、柱本体4aの上端板16の中心から上方に突出する円柱形状の突出部材12と、既存梁1のフランジ部1aに対して固定されたジョイントボックス11と、を有している。突出部材12は、中実であってもよいし、中空であってもよい。
図9は、柱脚部を拡大して示す正面図である。図10(a)は、柱脚部材4bの正面図、図10(b)は柱脚部材4bの平面図、図10(c)は、柱脚部材4bの側面図である。図8に示されるように、柱本体4aの下端に接合された柱脚部材4bは、既存基礎2の上面2aに設置されて、既存基礎2の立ち上がり部2cに埋設されたアンカーボルト40およびダブルナット41により固定されている。
Claims (3)
- 柱と耐力要素とを有する耐力パネルを既存の建物に設置した耐力パネルの設置構造であって、
前記柱は、第一当接部を上端に有する下部部材と、前記第一当接部に当接する第二当接部を下端に有する上部部材と、に分割されており、
前記下部部材の下端は、既存基礎に突設されたアンカーボルトを介して前記既存基礎に接合され、
既存梁と前記下部部材との間に挿入された前記上部部材の下端の前記第二当接部は、前記下部部材の上端の前記第一当接部に接合され、
前記上部部材の上端は、前記既存梁に対し接合されていることを特徴とする耐力パネルの設置構造。 - 柱と耐力要素とを有する耐力パネルを既存の建物に設置する耐力パネルの設置方法であって、
既存基礎にアンカーボルトを突設させる工程と、
前記アンカーボルトを介して前記柱の下端を前記既存基礎に接合するとともに、既存梁に対し、前記柱の上端を接合することで前記柱を立設する工程と、
前記柱に対し前記耐力要素を接合する工程と、
を有しており、
前記柱は、第一当接部を上端に有する下部部材と、前記第一当接部に当接する第二当接部を下端に有する上部部材と、に分割されており、
前記柱を立設する工程では、前記下部部材を前記既存基礎に取り付けた後、前記既存梁と前記下部部材との間に前記上部部材を挿入し、前記上部部材の下端の前記第二当接部を前記下部部材の上端の前記第一当接部に接合し、前記既存梁に対し前記上部部材の上端を接合することを特徴とする耐力パネルの設置方法。 - 前記柱を立設する工程では、前記上部部材の上端に対して上下方向に摺動可能なジョイントボックスを当該上端に取り付け、前記既存梁および前記下部部材の間に前記上部部材および前記ジョイントボックスを挿入し、前記上部部材の下端の前記第二当接部を前記下部部材の上端の前記第一当接部に接合し、前記ジョイントボックスを持ち上げて前記既存梁に接合し、これらの工程により、前記既存梁に固定された前記ジョイントボックスを介して、前記上部部材の上端を前記既存梁に対し鉛直ローラー接合により接合することを特徴とする請求項2に記載の耐力パネルの設置方法。
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