JP6012481B2 - 静止誘導電器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば変圧器等の静止誘導電器に関し、特に騒音低減に有効な静止誘導電器に関する。
従来の変圧器やリアクトル等の静止誘導電器は、脚部とヨーク部からなる鉄心と、この鉄心の脚部に巻回され上下ヨーク部間に絶縁距離をとって同心状に配置される複数の巻線部によって概略構成され、更に、前記各巻線の内周側或いは外周側の絶縁空間には、複数の絶縁筒と、この絶縁筒間に巻線周方向に沿って所定の間隔を持って複数の絶縁性の直線スペーサーが配置され、絶縁筒と直線スペーサーで囲まれた空間で、絶縁保持と巻線冷却のための垂直方向の冷却通路が構成されている。尚、直線スペーサーには、後述する巻線部間に配置されているコイル間スペーサーのガイドレールとしての機能も持たせている。
また、上述した絶縁筒及び直線スペーサーには、通常、セルロースを主成分としたクラフトパルプ繊維或いはアラミド繊維を原料とし、繊維を抄紙、積層、圧縮して板状にしたプレスボード或いはアラミドボードが用いられている。更に、巻線部間に配置されているコイル間スペーサーには、主にコイルを支持し、コイル間絶縁距離を確保する目的で、セルロースを主成分としたクラフトパルプ或いはアラミド繊維を原料とし、繊維を抄紙、積層、圧縮して板状にしたプレスボード或いはアラミドボードを単層、または2〜3層重ねたものが用いられている。
このような構成の静止誘導電器の先行技術文献として、特許文献1が挙げられる。この特許文献1には、コイル導体間に間隔片を設けて巻線部を形成して成り、この巻線部の1つのセクションを構成する少なくとも2本の隣接するコイル導体を、熱収縮材で一体被覆した静止誘導電器が開示されている。
特開平8−97052号公報
近年、2001年の国際電気標準会議(IEC)における変圧器通電時の騒音規格化を受けて、静止誘導電器の低騒音化に対する関心が高まっている。
低騒音化の要求に対して、上述した特許文献1は、巻線の1セクション中のコイルのうち、熱収縮材を用いるコイル部分に関しては、導体の絶縁物の被覆を厚く形成することで、巻線コイル間のくさび状ギャップを埋め、このくさび状ギャップの電界密度を低減するという観点で有効である。
しかしながら、熱収縮材を用いてコイル間のくさび状ギャップを埋める過程で、巻線コイルと直線スペーサー間のくさび状ギャップが熱収縮材の収縮により、巻線コイルと内側及び外側直線スペーサーの間に新たなギャップが生じる可能性があり、電界密度低減という観点では、当該コイル全周の被覆絶縁物を厚くしなければならず、製造プロセスが増える可能性がある。また、巻線コイルのセクションの製造プロセス上も熱収縮材にて被覆するコイル全周の被覆絶縁物を厚くしなければならず、製造プロセスが増える可能性がある。更に、コイル全周の被覆絶縁物を厚くしたコイルのうち、絶縁筒に隣接する巻線コイルに関しては、被覆絶縁物が厚くなったことにより、巻線コイルと絶縁筒間に形成されるギャップが短くなり、絶縁距離の確保という観点からあまり望ましくない。
本発明は上述の点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、コイル全周の被覆絶縁物を厚くすることなく、巻線振動減衰性及びコイル間の絶縁性に優れた静止誘導電器を提供することことにある。
本発明の静止誘導電器は、上記目的を達成するために、鉄心と、該鉄心の周囲に絶縁距離をとって同心状に配置された巻線と、該巻線の内外周に形成される絶縁空間に配置された複数の絶縁筒と、該絶縁筒間に前記巻線の周方向に沿って所定の間隔をもって配置された複数の直線スペーサーと、前記巻線の軸方向間に配置され、該巻線を支持するコイル間スペーサーと、前記直線スペーサーと絶縁筒との間の少なくとも1箇所に配置され、前記絶縁筒より密度が低い絶縁材とを備えていることを特徴とする。
本発明によれば、コイル全周の被覆絶縁物を厚くすることなく、巻線振動減衰性及びコイル間の絶縁性に優れた静止誘導電器を得ることができる。
本発明の静止誘導電器の実施例1である変圧器の巻線部の一部を示す斜視図である。 図1の線分Xに沿った巻線の縦断面図である。 図2の径方向振動に関する力学モデル図である。 本発明の静止誘導電器の実施例2における巻線の縦断面図(図2に相当する)である。 本発明の静止誘導電器の実施例3における巻線の縦断面図(図2に相当する)である。 本発明の静止誘導電器の実施例4における巻線の縦断面図(図2に相当する)である。 図6の実施例4に採用されるプレスボードを示す視斜視図である。 従来構造の変圧器巻線を示す縦断面図である。 図8の従来構造における変圧器巻線の力学モデル図である。
以下、図面を用いて詳細に説明する。
静止誘導電器は、通常運転時、巻線には電磁機械力が発生し、巻線軸方向及び径方向に振動しているため、この振動がタンクや放熱器に伝わり、外部に騒音として放射される。この騒音は鉄心励磁騒音に比べて、一般の設計では小さく問題とはならない。しかし、鉄心の励磁騒音を低くした低騒音設計では、巻線の振動騒音が相対的に大きくなることから、巻線の振動を低減する必要がある。
図8に、従来構造の静止誘導電器の一例として変圧器巻線の概略構成を、図9に、その従来構造における変圧器巻線の力学モデルをそれぞれ示す。
図8に示す如く、変圧器巻線は、図示しない密封容器内に鉄心とその周囲に所定間隔をおいて内側絶縁筒12及び外側絶縁筒13が配置され、これら内側絶縁筒12及び外側絶縁筒13間に、絶縁物11にて被覆された導体17を巻回して巻線コイル18のセクションが構成され、このセクションを鉄心軸方向に複数配置すると共に、その1つのセクションを構成し、絶縁物11にて被覆された導体17を熱収縮材20で一体被覆して形成されている。
更に、巻線コイル18のセクション間にはコイル間スペーサー19が配置され、そのコイル間スペーサー19の両端部は、内側絶縁筒12及び外側絶縁筒13との間で、巻線周方向に沿って所定の間隔を持って複数個配置されている内側直線スペーサー14及び外側直線スペーサー15で支持されている。
そして、図9のバネ及びダンパー要素51は図8の内側絶縁筒12に、図9のバネ及びダンパー要素54は図8の内側直線スペーサー14に、図9の質量57は図8の巻線コイル18に図9のバネ及びダンパー要素55は図8の外側直線スペーサー15に、図9のバネ及びダンパー要素53は図8の外側絶縁筒13に対応している。
この時の、バネ及びダンパー要素1つあたりの運動方程式は式(1)となる。
Figure 0006012481
この式を解くと、電磁力により強制振動している巻線コイル18の振幅は、式(2)となる。
Figure 0006012481
振動と騒音の関係は、式(3)となる。
Figure 0006012481
ここで、SPLは騒音の音圧レベル、ρは絶縁媒体の密度、cは絶縁媒体中の音速、vは巻線の振動速度、Pは基準音圧である。
この式(3)の振動速度vは式(4)で表わされる。
Figure 0006012481
ここで、2πfは巻線振動の角周波数である。
よって、巻線の低騒音化のためには、(2)式において、基本的には振幅Aを小さくするようにコイル間スペーサー19の材質、構成、諸定数を選定する必要がある。
図8に示すように、従来は、熱収縮材20を用いて巻線コイル18の1セクション中の各巻線コイル18間でのくさび状ギャップ16を埋めることで、巻線軸方向の振動を低減している。この方式は、巻線軸方向の振動由来の騒音を低減するという観点では有効である。
しかしながら、巻線振動には径方向成分もあることから、より一層の巻線由来の騒音低減のためには、巻線径方向の振動を低減するスペーサーの構成が必要となる。
他方、巻線間の内周側或いは外周側の絶縁空間では、巻線コイル18と内側及び外側直線スペーサー14、15の間にくさび状ギャップ16が形成され、比誘電率の小さいこのくさび状ギャップ16部分に電界が集中する。
一般に絶縁・冷却媒体となる液体またはガスの絶縁強度は、コイル間スペーサー及び巻線被覆等の固体絶縁物より低いため、くさび状ギャップ部分が破壊の出発点になり、電界集中が大きい程、絶縁耐力は低下する。従って、このくさび状ギャップ部分の電界密度を低減しなければならない。
上述したように、上記特許文献1は、くさび状ギャップの電界密度を低減するという観点で有効であるが、コイル全周の被覆絶縁物を厚くしなければならず、製造プロセスが増える可能性がある。
以下、図示した実施例に基づいて本発明の静止誘導電器を説明する。なお、符号は、従来と同一のものは同符号を使用する。
図1に、本発明の静止誘導電器の実施例1である変圧器の巻線部を示す。
該図に示す如く、変圧器の鉄心(図示せず)は、鉄心脚とヨークとから成り、その鉄心脚の周りに内側巻線2が巻回され、内側巻線2の周囲に絶縁空間をとって外側巻線3が巻回されている。絶縁空間部分には、プレスボード或いはアラミドボードから成る4個の直線スペーサー21a、21b、21c、21d、プレスボード或いはアラミドボードから成る3個の絶縁筒22a、22b、22c及び絶縁材であるクラフト紙製絶縁紙24が配置されて構成され、その全体が図示しない絶縁媒体(例えば、絶縁油)により満たされている。
そして、本実施例では、上記絶縁材であるクラフト紙製絶縁紙24が絶縁筒22cと直線スペーサー21cの径方向間に配置されて貼り付けられ、しかも、このクラフト紙製絶縁紙24の密度は、絶縁筒22c及び直線スペーサー21cより低く構成されている。なお、実施例1におけるクラフト紙製縁紙24の配置は一例であり、上記クラフト紙製絶縁紙24は、絶縁筒22a、22b、22cと直線スペーサー21a、21b、21c、21dの間であれば、どこに配置されて貼り付けられていても構わない(例えば、クラフト紙製絶縁紙24の貼り付け場所は、絶縁筒22bと内側の直線スペーサー21bの径方向間でも良い)。また、絶縁筒22a、22b、22c及び直線スペーサー21a、21b、21c、21dの配置数や位置は、図1以外に様々な構成を取り得ることは勿論である。
図2に、実施例1における変圧器巻線の図1の線分Xに沿った縦断面を示す。
該図に示す如く、導体17が巻回されて形成される巻線コイル18は、絶縁物11で被覆されていて、コイル間スペーサー19により上下から支持されている。コイル間スペーサー19は直線スペーサー21dに連結され、直線スペーサー21dは絶縁筒22cに貼り付けられている。
上述した如く、本実施例では、絶縁筒22cと直線スペーサー21cの径方向間に、絶縁筒22c及び直線スペーサー21cよりも低密度であるクラフト紙製絶縁紙24が挿入される形で貼り付けられており、絶縁筒22cにはクラフト紙製絶縁紙24が貼り付けられていて、クラフト紙製絶縁紙24には直線スペーサー21cが貼り付けられている。
本実施例におけるクラフト紙製絶縁紙24の挿入による振動低減効果について、力学モデルを用いて説明する。
図3に、図2の径方向振動に関する力学モデル図を示す。なお、図3の質量61は図2の巻線コイル18に、図3のバネ及びダンパー要素62は図2の直線スペーサー21cに、図3のバネ及びダンパー要素63は図2のクラフト紙製絶縁紙24に、図3のバネ及びダンパー要素64は図2の絶縁筒22cに対応している。直線スペーサー21c、絶縁筒22c、クラフト紙製絶縁紙24はそれぞればね定数、質量、粘性減衰を有している。また、ばね定数は材料の密度に起因し、他方、粘性減衰は材料の密度と絶縁媒体の粘性に起因する。ここでは、ばね定数をばね(B)、粘性減衰をダッシュポット(D)で表している。
上述した式(2)に示したコイル振動の振幅A0を鑑みると、本実施例のクラフト紙製絶縁紙24を用いることにより、このクラフト紙製絶縁紙24は、絶縁筒22c及び直線スペーサー21cよりも密度が低いため、ばね定数kが小さくなるものの、絶縁空間部を構成する直線スペーサー21c及び絶縁筒22c全体での質量mは、従来構造に比べほとんど増加せず、粘性減衰cが大きくなる。粘性減衰cが大きくなることによって、式(2)で計算される巻線振動の振幅Aを低減することができる。
この時、クラフト紙製絶縁紙24の厚みは、絶縁筒22cより薄いことが望ましい。より望ましくは、クラフト紙製絶縁紙24の1枚当たりの厚みが50〜150μmであり、絶縁筒22cの素材であるプレスボード或いはアラミドボードの1枚当たりの厚みが5.0〜6.0mmであると良い。
即ち、クラフト紙製絶縁紙24の1枚当たりの厚みが50μm以下だと、振幅Aの低減効果が小さくなり、150μm以上だと巻線コイル18の設置上の寸法位置精度への影響が大きくなるため、コイル組立て上望ましくない。また、絶縁筒22cの素材であるプレスボード或いはアラミドボードの1枚当たりの厚みが5.0mm以下だと、ボードのばね定数が低下して、絶縁筒22cが径方向に変形し易くなるため、コイル支持の観点上望ましくなく、6.0mm以上だとコイル間の絶縁媒体に比べ比誘電率の高い固体絶縁物の距離が大きくなり、絶縁媒体への電界集中が高まるため、絶縁特性上望ましくない。
また、図2に示したくさび状ギャップ16には、周囲の絶縁物よりも低誘電率である絶縁媒体が充填されるため、電界が集中する。そこで、クラフト紙製絶縁紙24の比誘電率を直線スペーサー21c及び絶縁筒22cよりも低くすることで、くさび状ギャップ16から離れた位置の電圧分担が大きくなり、その結果、くさび状ギャップ16の電界集中を低減することができる。この時の絶縁媒体中におけるクラフト紙製絶縁紙24の比誘電率は、絶縁媒体よりも高く、直線スペーサー21c及び絶縁筒22cよりも低い必要があり、変圧器の運転温度である80℃下で2.1〜3.2であることが望ましい。
このような本実施例の構成とすることにより、コイル全周の被覆絶縁物を厚くすることなく、巻線振動減衰性及びコイル間の絶縁性に優れた静止誘導電器の1つである変圧器を得ることができる。
図4に、本発明の静止誘導電器の実施例2である変圧器の巻線部の図2に相当する図を示す。
該図に示す本実施例が実施例1と異なるのは、絶縁筒22cと直線スペーサー21cの径方向間に、絶縁材としてアラミド紙製絶縁紙25を使用している点にある。その他の構成は図2と同じである。
このような本実施例の構成とすることにより、実施例1と同様な効果を得ることができる。
図5に、本発明の静止誘導電器の実施例3である変圧器の巻線部の図2に相当する図を示す。
該図に示す本実施例では、絶縁筒22Cの内側と外側の両側面に、絶縁材としてクラフト紙製絶縁紙24或いはアラミド紙製絶縁紙25を貼り付けている。この際、絶縁筒22Cの内側と外側の両側面には、同種類の絶縁材を貼り付けても良いし、絶縁筒22Cの一方の側面にはクラフト紙製絶縁紙24を貼り付け、他方の側面にはアラミド紙製絶縁紙25を貼り付けも良い。
このようにクラフト紙製絶縁紙24或いはアラミド紙製絶縁紙25を絶縁筒22cの内側と外側の両側面に貼り付けることにより、上述した式(2)における粘性減衰cが大きくなり、振動がより低減され効果が顕著である。
図6に、本発明の静止誘導電器の実施例4である変圧器の巻線部の図2に相当する図を示す。
該図に示す本実施例は、図5で説明した実施例3を更に改良したものである。即ち、本実施例の特徴は、図5に示す実施例3の構成に加え、プレスボード製のコイル間スペーサー19と直線スペーサー21dの径方向間に、絶縁材としてクラフト紙製絶縁紙24或いはアラミド紙製絶縁紙25を貼り付けている点にある。その他の構造は図5の実施例3と同様である。
図7に、図6におけるコイル間スペーサー19の上面から見た状態を示す。該図の如く、クラフト紙製絶縁紙24或いはアラミド紙製絶縁紙25を、コイル間スペーサー19と直線スペーサー21dの径方向間に貼り付けることにより、上述した式(2)における粘性減衰cが大きくなり、振動がより低減され効果が顕著である。
以上説明した各実施例では、絶縁材としてクラフト紙或いはアラミド紙を振動減衰用の絶縁材として用いて説明したが、その他の絶縁材としてフッ素ゴム等も使用可能であり、また、これらを組み合せたものも使用できる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成を置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
2…内側巻線、3…外側巻線、11…絶縁物、12…内側絶縁筒、13…外側絶縁筒、14…内側直線スペーサー、15…外側直線スペーサー、16…くさび状ギャップ、17…導体、18…巻線コイル、19…コイル間スペーサー、20…熱収縮材、21a、21b、21c、21d…直線スペーサー、22a、22b、22c…絶縁筒、24…クラフト紙製絶縁紙、25…アラミド紙製絶縁紙、51、53、54、55、62、63、64…バネ及びダンパー要素、57、61…質量。

Claims (10)

  1. 鉄心と、該鉄心の周囲に絶縁距離をとって同心状に配置された巻線と、該巻線の内外周に形成される絶縁空間に配置された複数の絶縁筒と、該絶縁筒間に前記巻線の周方向に沿って所定の間隔をもって配置された複数の直線スペーサーと、前記巻線の軸方向間に配置され、該巻線を支持するコイル間スペーサーと、前記直線スペーサーと絶縁筒との間の少なくとも1箇所に配置され、前記絶縁筒より密度が低い絶縁材とを備えていることを特徴とする静止誘導電器。
  2. 請求項1に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁材は、前記絶縁筒より厚みが薄いことを特徴とする静止誘導電器。
  3. 請求項1又は2に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁筒の内側と外側の両側面に、前記絶縁材が配置されていることを特徴とする静止誘導電器。
  4. 請求項3に記載の静止誘導電器において、
    前記直線スペーサーと前記コイル間スペーサーとの間に、前記絶縁材が配置されていることを特徴とする静止誘導電器。
  5. 請求項に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁材は、クラフト紙或いはアラミド紙から成る絶縁紙であることを特徴とする静止誘導電器。
  6. 請求項に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁筒は、プレスボード或いはアラミドボードから成る絶縁ボードであることを特徴とする静止誘導電器。
  7. 請求項6に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁紙の1枚当たりの厚みが50〜150μmであり、前記絶縁ボードの1枚当たりの厚みが3.2〜8.0mmであることを特徴とする静止誘導電器。
  8. 請求項7に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁ボードの密度が1.35g/cm以下であり、かつ、前記絶縁紙の密度が0.80〜1.00g/cmであることを特徴とする静止誘導電器。
  9. 請求項8に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁紙の比誘電率は、前記絶縁ボードの比誘電率より低誘電率であり、かつ、前記絶縁ボードの比誘電率が油で含浸された状態で、80℃下で5.1以下であることを特徴とする静止誘導電器。
  10. 請求項9に記載の静止誘導電器において、
    前記絶縁紙の比誘電率は、80℃下で2.1〜3.2であることを特徴とする静止誘導電器。
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