JP2017016852A - コンデンサブッシング及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】電気絶縁性能を向上させることによって絶縁寸法を縮小し、小形で信頼性の高いコンデンサブッシングを提供する。【解決手段】実施形態によれば、コンデンサブッシングは、碍管と、碍管内に設置された中心導体1と、碍管内で中心導体1の外周に複数の電極3と絶縁層14が同心状に配置されたコンデンサコア15と、を備えたコンデンサブッシングにおいて、コンデンサコア15内の絶縁層14の少なくとも一部が、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有する材料により形成されている。【選択図】図1
Description
本発明の実施形態は、電気機器の口出し端子として用いられるコンデンサブッシング及びその製造方法に関する。
電力用の変圧器及びガス絶縁開閉装置(GIS)等の高電圧電気機器の口出し端子には、中心導体の周囲にコンデンサコアを形成したコンデンサブッシングが用いられる場合がある。このコンデンサコアは、絶縁物と多数枚のイコライザ電極箔を中心導体の周囲に同心円状に配置することにより、中心導体とブッシング接地金具との間の電界分布を制御して絶縁性能を高めている。コンデンサブッシングは、上記のコンデンサコアを形成しない場合に比べて、一般的にブッシング径を細くすることができるという利点がある。コンデンサコアの絶縁物には、油浸紙又は樹脂含浸紙等が用いられている。
従来のコンデンサブッシングの具体的な構造を図6に示す。
図6に示すように、従来のコンデンサブッシングは、中心導体1の周囲に絶縁紙、化学繊維又はプラスチッックフィルム等のシート状の薄い絶縁物を巻回して絶縁層2を形成している。この絶縁層2内には、アルミニウム箔等の薄い複数の金属箔からなるイコライザ電極3を同時に同心円状に巻き込んで多層化し、これらを絶縁油及びエポキシ樹脂で含浸させてコンデンサコア4を構成する。
このコンデンサコア4の軸方向下部には、外周に張り出すフランジ5aを備えた接地支持金具5が嵌め込まれている。この接地支持金具5の上方には、中心導体1及びコンデンサコア4を覆うように上部碍管6が固定されている。この上部碍管6の上端部には、蓋板7が固定されている。
同様に、接地支持金具5の下端部にも、中心導体1及びコンデンサコア4を覆うように下部碍管8が固定されている。下部碍管8の下端部には、下部クランプ9が取り付けられ、この下部クランプ9に中心導体1の一端が固定される。この中心導体1の他端は、ガスケット(図示せず)を介して蓋板7を貫通し大気側に引き出されている。これら接地支持金具5、上部碍管6、及び下部碍管8の各構成部品は、互いの間にガスケット(図示せず)を介して軸方向に接合することで、密閉容器11を構成している。この密閉容器11内には、絶縁油やSF6ガス等の絶縁媒体10が充填される。
しかしながら、従来のコンデンサブッシングの絶縁構成には、以下に述べるような問題点がある。
コンデンサコア4内の絶縁層2の絶縁物は、シート状のものを中心導体1の周囲に巻き付けるため、その中に巻き込まれるイコライザ電極3は、中心導体1に対して平行に配置することしかできない。
この場合、コンデンサコア4の端部の等電位線の分布は図7及び図8に示すようになる。図7に示すように、イコライザ電極3の中央部の絶縁層2内では、等電位線12は均一かつ平行に配置されている。しかし、イコライザ電極3の端部における等電位線12は、外部の大気13側に向かって折れ曲がっており、その間隔が図8に示すように狭くなっている。
イコライザ電極3の厚さは、一般的に数μm〜数百μmであり、その端部は鋭い角部を形成している。その角部で等電位線12の分布が乱れると、高い電界が発生し、絶縁上の弱点となる。
このイコライザ電極3の端部における高電界の発生を抑制するには、イコライザ電極3の設置数を増やして各イコライザ電極3間で分担する電圧を減らすことが考えられる。しかし、この技術では、ブッシングコア径が増加するとともに、製作工数の増大を招き、高価で大型なブッシングとなる問題がある。
その他の技術としては、各イコライザ電極3の端部における軸方向の電界を等しくなるように、その電極長さを調整する技術がある(例えば、特許文献1参照)。しかし、この技術においてもイコライザ電極3は、中心導体1に対して平行にしか配置することができない。そのため、等電位線12の分布が乱れ、イコライザ電極3の端部に鋭い角部が存在し、高電界が発生することは避けられないという問題があった。
本発明の実施形態が解決しようとする課題は、電気絶縁性能を向上させることによって絶縁寸法を縮小し、小形で信頼性の高いコンデンサブッシング及びその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の実施形態に係るコンデンサブッシングは、碍管と、前記碍管内に設置された中心導体と、前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングにおいて、前記コンデンサコア内の前記絶縁物の少なくとも一部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有する材料により形成したことを特徴とする。
本発明の実施形態に係るコンデンサブッシングは、碍管と、前記碍管内に設置された中心導体と、前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングにおいて、前記コンデンサコア内の前記電極の少なくとも端部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有するシート状の絶縁物でラミネートしたことを特徴とする。
本発明の実施形態に係るコンデンサブッシングの製造方法は、碍管と、前記碍管内に設置された中心導体と、前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングの製造方法において、前記コンデンサコア内の前記絶縁物の少なくとも一部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有する材料により作製したことを特徴とする。
以下に、本発明に係るコンデンサブッシング及びその製造方法の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係るコンデンサブッシングの第1実施形態のコンデンサコアを示す右半立断面図である。図2は第1実施形態で用いられる非線形誘電材料の電界−比誘電率特性を示す図である。図3は本発明に係るコンデンサブッシングの第1実施形態におけるコンデンサコアの端部の等電位線を示す拡大図である。
図1は本発明に係るコンデンサブッシングの第1実施形態のコンデンサコアを示す右半立断面図である。図2は第1実施形態で用いられる非線形誘電材料の電界−比誘電率特性を示す図である。図3は本発明に係るコンデンサブッシングの第1実施形態におけるコンデンサコアの端部の等電位線を示す拡大図である。
なお、本実施形態のコンデンサブッシングの全体構成は、図6に示すコンデンサブッシングと同様であるため、図示及び説明を省略する。また、本実施形態では、図1及び図3において、図6と同一の部分には同一の符号を付して説明する。
図1に示すように、中心導体1の外周には、コンデンサコア15が設けられている。これら中心導体1及びコンデンサコア15は、図3に示す上部碍管6内に設置されている。
本実施形態では、従来構成におけるコンデンサコア4の絶縁層2に代えて、図1に示すようにコンデンサコア15の絶縁層14を、電界に応じてその比誘電率が変化する絶縁材料により形成している。具体的には、この絶縁層14は、内部の電界がある所定の値を超えると比誘電率が増加する特性を有している。その電界値の設定範囲は、従来構成におけるイコライザ電極3の平面部の電界より大きく、かつコンデンサコア15内のイコライザ電極3の端部で発生する最大電界以下の範囲に設定されている。このように絶縁層14は、電界がある所定の値を超えると、比誘電率が増加する非線形誘電率特性を有する。
非線形誘電率特性を有する絶縁層14は、非線形誘電率特性を有するフィラーを充填したエポキシ樹脂を絶縁紙に含浸させることで作製することができる。その場合、従来の樹脂含浸紙ブッシングの製造設備をそのまま流用することができる。但し、上記フィラーは、絶縁紙内に均一に分散させる必要があることから、フィラーの大きさとしては、絶縁紙の繊維隙間よりも小さいことが必要であり、その大きさは1μm以下のサイズであることが望ましい。
非線形誘電率特性を有するフィラーをエポキシ樹脂に充填させた非線形誘電材料の電界−比誘電率特性の代表例を図2に示す。なお、本実施形態では、非線形誘電率特性を有するフィラーとしてチタン酸バリウムを用いている。
図2に示すチタン酸バリウム充填エポキシ樹脂は、フィラーとしてチタン酸バリウムが充填されている。図2に示すように、一般のエポキシ樹脂は、電界が所定の大きさになっても比誘電率がほとんど変化しないが、チタン酸バリウム充填エポキシ樹脂は、電界が所定の大きさになったとき、すなわち電界閾値(約1.0×107[V/m])を超えたときに比誘電率が変化することが分かる。この非線形誘電率特性は、フィラーの材質、大きさ、充填率により変化し、これらを調整することで、所望の誘電率特性を実現することが可能である。したがって、上記電界閾値は、フィラーの材質、大きさ、充填率により変化する。
その他の非線形誘電材料のフィラーとしては、例えばチタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、又はこれらの混合材が考えられる。しかし、これらの材料であることに制限されるものではなく、それ以外の非線形誘電率特性を有する材料であれば、フィラー材として適用可能である。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、イコライザ電極3の端部の局所領域で高電界が発生しようとすると、絶縁層14の比誘電率の電界非線形特性により、その領域の比誘電率が増加する。一方、イコライザ電極3の端部の局所領域の周囲は、比誘電率が低い状態のままである。
このように誘電率の異なる絶縁材料が共存する場合、各材料の電界比は交流又はインパルス電圧に対して誘電率の逆数比に応じた電界比となる。すなわち、上記局所領域の電界は、高誘電率化により電界を低下させる作用が発生し、従来構成に比べてイコライザ電極3の端部の電界を低減させることができ、絶縁性能が向上する。
図3はコンデンサコア15の最外層に位置するイコライザ電極3の端部の等電位線分布を示している。図8に示す従来構成のイコライザ電極3の端部における等電位線12の分布と比較して、本実施形態では、図3に示すようにイコライザ電極3の端部の等電位線12の間隔が広くなっており、電界が低減されていることが分かる。
一方、イコライザ電極3の端部以外では、絶縁層14の誘電率は低電界であるため変化せず、従来構成と同様にコンデンサコア15としてのマクロ的なブッシングの電界分担の制御機能に影響を及ぼすことはない。
ところで、コンデンサブッシングの場合、中心導体1に印加される運転電圧(交流電圧)を測定するためにコンデンサコア15の最外層におけるイコライザ電極3の電位を、検電端子を介して外部に引出し、容量分圧器とする機能が求められる場合がある。この場合、イコライザ電極3の端部の局所領域であっても、誘電率が電界によって変化すると、その分圧比に影響を及ぼすことが懸念される。
このような場合には、絶縁層14の誘電率非線形が発現する電界領域を、当該ブッシングの交流試験電圧印加時には誘電率の非線形性が発現しないように、絶縁層14の誘電率の電界非線形特性を設定すればよい。この場合、雷サージ等の短時間であるが、交流電圧よりも高い耐電圧値が要求される衝撃電圧に対しての絶縁性能を向上させることを想定し、絶縁層14の非線形性発現電界を設定すればよい。
このように本実施形態によれば、コンデンサコア15の絶縁層14を電界に応じてその比誘電率が非線形に増加する絶縁材料により形成したことにより、コンデンサコア15の電気絶縁性能を向上させることができる。その結果、絶縁寸法を縮小し、小形で信頼性の高いコンデンサブッシングを提供することが可能となる。
なお、本実施形態において、コンデンサコア15の絶縁層14の全体を電界に応じて比誘電率が非線形に変化する絶縁材料としたが、これに限らず、絶縁層14の一部を電界に応じて比誘電率が非線形に変化する絶縁材料としてもよい。
(第2実施形態)
図4は本発明に係るコンデンサブッシングの第2実施形態におけるイコライザ電極を示す断面構成図である。図5は第2実施形態の変形例におけるイコライザ電極を示す断面構成図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を用いて説明する。
図4は本発明に係るコンデンサブッシングの第2実施形態におけるイコライザ電極を示す断面構成図である。図5は第2実施形態の変形例におけるイコライザ電極を示す断面構成図である。なお、前記第1実施形態と同一又は対応する部分には、同一の符号を用いて説明する。
図4に示すように、本実施形態では、前記第1実施形態のイコライザ電極3をイコライザ電極16aに代えたものである。変形例では、前記第1実施形態のイコライザ電極3をイコライザ電極16bに代えたものである。その他の構成は前記第1実施形態と同様である。
図4に示すように、本実施形態のイコライザ電極16aは、電極箔17の全体を、非線形誘電率特性を有するシート状の絶縁物としてのシート材18でラミネートしたものである。また、変形例のイコライザ電極16bは、電極箔17の端部のみを非線形誘電率特性を有するシート状の絶縁物としてのシート材19でラミネートしたものである。これら非線形誘電率特性を有するシート材18,19は、前記第1実施形態と同様に、例えば非線形誘電率特性を有するチタン酸バリウムのフィラーをエポキシ樹脂に充填させた非線形誘電材料により形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
コンデンサコア15のイコライザ電極16aにおける端部の耐電圧性能を高める場合、イコライザ電極16aの端部の局所的な高電界部において絶縁材の非線形誘電率特性が得られればよい。したがって、コンデンサコア15の絶縁層全てを非線形誘電率材で構成させる必要はない。但し、非線形誘電率特性を有するシート材18,19の低電界領域の比誘電率としては、周囲の絶縁層と同じか、あるいは同等として誘電率の整合をとることが望ましい。
また、非線形誘電率特性を有するフィラーは、一般に高価であるため、その使用量を最小限に抑えることが経済的である。さらに、本実施形態では、非線形誘電率特性を有するシート材を追加する以外の材料構成は変更する必要がないため、従来の製造設備をそのまま利用することができる利点があり、樹脂含浸紙以外に油浸紙絶縁のコンデンサブッシングに適用することも可能である。
このように本実施形態によれば、イコライザ電極16aは、電極箔17の全体が非線形誘電率特性を有するシート材18で覆われているため、前記第1実施形態と同等のコンデンサコア15の絶縁性能を得ることができるとともに、非線形誘電率材料の使用量を削減することができ、小形で絶縁信頼性が高く、かつ経済性的なコンデンサブッシングを実現させることができる。
また、変形例によれば、イコライザ電極16bは、電極箔17の端部が非線形誘電率特性を有するシート材19で覆われているため、前記第1実施形態と同等のコンデンサコア15の絶縁性能を得ることができるとともに、非線形誘電率材料の使用量を一段と削減することができ、小形で絶縁信頼性が高く、かつ経済性的なコンデンサブッシングを実現させることができる。
(その他の実施形態)
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、組み合わせを行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
なお、前記第1実施形態と第2実施形態を互いに組み合わせるように構成してもよい。
1…中心導体、2…絶縁層、3…イコライザ電極(電極)、4…コンデンサコア、5…接地支持金具、5a…フランジ、6…上部碍管(碍管)、7…蓋板、8…下部碍管(碍管)、9…下部クランプ、10…絶縁媒体、11…密閉容器、12…等電位線、13…大気、14…絶縁層(絶縁物)、15…コンデンサコア、16a,16b…イコライザ電極、17…電極箔、18…シート材(シート状の絶縁物)、19…シート材(シート状の絶縁物)
Claims (6)
- 碍管と、
前記碍管内に設置された中心導体と、
前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングにおいて、
前記コンデンサコア内の前記絶縁物の少なくとも一部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有する材料により形成したことを特徴とするコンデンサブッシング。 - 碍管と、
前記碍管内に設置された中心導体と、
前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングにおいて、
前記コンデンサコア内の前記電極の少なくとも端部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有するシート状の絶縁物でラミネートしたことを特徴とするコンデンサブッシング。 - 前記絶縁物は、非線形誘電率特性を有するフィラーを充填したエポキシ樹脂が含浸された樹脂含浸紙により構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載のコンデンサブッシング。
- 前記誘電率が上昇する電界閾値は、前記電極の端部のみで非線形誘電率特性が得られるように設定したことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載のコンデンサブッシング。
- 前記電界閾値は、交流運転電圧を超過する異常電圧印加時に、誘電率の非線形特性が得られるように設定したことを特徴とする請求項4に記載のコンデンサブッシング。
- 碍管と、
前記碍管内に設置された中心導体と、
前記碍管内で前記中心導体の外周に複数の電極と絶縁物が同心状に配置されたコンデンサコアと、を備えたコンデンサブッシングの製造方法において、
前記コンデンサコア内の前記絶縁物の少なくとも一部を、電界に対して誘電率が上昇する非線形誘電率特性を有する材料により作製したことを特徴とするコンデンサブッシングの製造方法。
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WO2023132360A1 (ja) * | 2022-01-07 | 2023-07-13 | ナガセケムテックス株式会社 | 熱硬化性樹脂組成物 |
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2015
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