JP6012020B2 - 天井クレーンの設置方法 - Google Patents

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Description

この発明は、天井クレーンの設置方法、特に、例えば、作業床に荷重制約がある建屋に設置されている既存の天井クレーンに、新たに別の天井クレーンを増設するような場合に、新たな天井クレーンの設置が容易に短期間に安全かつ安価に行える、天井クレーンの設置方法に関するものである。
天井クレーンの設置方法の一例が特許文献1に開示されている。以下、この天井クレーンの設置方法を従来設置方法といい、図面を参照しながら説明する。
図15は、従来設置方法において、ガーダーを上昇させた状態を示す概略斜視図、図16は、従来設置方法において、ガーダーと連結用ブラケットとの連結部分を示す平面図である。
図15および図16において、21は、建屋の天井部分に設置されたレール支持梁、22は、レール支持梁21に敷設された走行レール、23は、走行レール22に沿って走行するサドル、24は、サドル23に取り付けられた一対の連結用ブラケット、25は、建屋内に設置された支柱、26は、支柱25に沿って昇降する昇降装置である。
昇降装置26は、上部フレーム27、下部フレーム28、および、上部フレーム27と下部フレーム28との間に取り付けられたシリンダ装置29から構成されている。上部フレーム27と下部フレーム28とは、それぞれ支柱25に対する固定およびその解除が可能になっている。従って、例えば、下部フレーム28を支柱25に固定し、上部フレーム27の支柱25への固定を解除し、シリンダ装置29を伸ばすことによって、上部フレーム27を上昇させることができる。また、上部フレーム27を支柱25に固定し、下部フレーム28の支柱25への固定を解除し、シリンダ装置29を縮めることによって、下部フレーム28を上昇させることができる。この後、再度、下部フレーム28を支柱25に固定し、上部フレーム27の支柱25への固定を解除し、シリンダ装置29を伸ばすことによって、上部フレーム27を上昇させることができる。これらの操作を繰り返し行うことによって、昇降装置26を支柱25に沿って間欠的に昇降させることができる。
30は、支持材であり、レール支持梁21に沿って設けられた昇降装置26の上部フレーム27間に亘って設置されている。31は、ガーダーであり、支持材30間上に走行レール22と直交する方向に乗せられている。32は、ガーダー31に沿って走行するトロリーである。
従来設置方法によれば、以下のようにして天井クレーンが設置される。
先ず、建屋内に支柱25を設置し、各支柱25に昇降装置26を設置する。この後、昇降装置26の上部フレーム27上にガーダー31をトロリー32と共に乗せる。この後、各昇降装置26を、ガーダー31の端部がサドル23の連結用ブラケット24と同じ高さになるまで同期して上昇させる。このようにしてガーダー31を連結用ブラケット24の位置まで上昇させたら、図14に示すように、ガーダー31と連結用ブラケット24とを連結板33により連結する。このようにして、天井クレーンが設置される。
特開平8−12262号公報 特許第2828430号公報
上記従来設置方法によれば、昇降装置26を操作することによって、天井クレーンを確実に設置することはできるが、以下のような問題があった。
建屋内に支柱25を設置し、各支柱25に昇降装置26を設置しなければならないので、天井クレーンの設置に時間と手間がかかる。しかも、例えば、建屋の二階に設置されている既存の天井クレーンに新たに別の天井クレーンを設置するような場合には、二階の床に支柱25を設置する必要があるので、二階の床の強度が低い場合には、支柱25を設置することができないおそれがある。
なお、二階の床の強度が低く、支柱25を設置することができない場合には、建屋の屋根の一部を壊して、建屋の上から新たな天井クレーンを建屋内に搬入して設置する方法も考えられるが、建屋の天井部分には、種々の配管類(図示せず)が通っている場合があるので、配管類を移動、場合によっては撤去しなければならず、建屋および配管類の撤去と復旧に多大な時間と手間とコストがかかる。また、雨養生も工事期間中は必要となる。
従って、この発明の目的は、例えば、建屋の二階の天井に設置されている既存の天井クレーンに、新たに別の天井クレーンを設置するような場合であっても、新たな天井クレーンの設置が容易に短期間に安全かつ安価に行える、天井クレーンの設置方法を提供することにある。
この発明は、上記目的を達成するためになされたものであって、下記を特徴とするものである。
請求項1に記載の発明は、建屋の天井部分に設置された、走行レールが敷設されたレール支持梁に、垂直なストランドに沿ってジャッキ装置本体を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置を設置し、次いで、前記ジャッキ装置本体に板状構台を設置し、次いで、前記構台上で、前記レール支持梁間の距離より短い長さを有するガーダーをトロリーと共に組み立て、次いで、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを前記構台と共に、前記ガーダーの端部が前記走行レールに乗せられたサドルと同じ高さになるまで、前記ストランドに沿って上昇させ、そして、前記ガーダーの端部と前記サドルとを連結し、前記ジャッキ装置本体は、前記構台の下面に設置し、前記構台は、前記建屋の床に設置した構台組立用架台上で組み立てることに特徴を有するものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記サドルに、前記ガーダーの端部と連結する連結用ブラケットを予め取り付けておくことに特徴を有するものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、前記ガーダーを前記構台に設置したガーダー用架台上で組み立てることに特徴を有するものである。
請求項4に記載の発明は、建屋の天井部分に設置された、走行レールが敷設されたレール支持梁に、垂直なストランドに沿ってジャッキ装置本体を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置を設置し、次いで、前記ジャッキ装置本体に、水平旋回可能なガーダー用架台が設けられた板状構台を設置し、次いで、前記ガーダー用架台上で、ガーダーをトロリーおよびサドルと共に組み立て、次いで、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを前記構台と共に、前記ストランドに沿って上昇させ、次いで、前記ガーダー用架台により前記ガーダーを水平旋回させ、そして、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを下降させて、前記サドルを前記走行レールに乗せ、前記ジャッキ装置本体は、前記構台の下面に設置し、前記構台は、前記建屋の床に設置した構台組立用架台上で組み立てることに特徴を有するものである。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1に記載の発明において、前記ガーダーを前記建屋の二階で組み立てることに特徴を有するものである。
この発明によれば、建屋の天井部分に設置されたレール支持梁に、ストランドに沿ってジャッキ装置本体を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置を取り付け、このジャッキ装置によりガーダーを吊り上げることによって、例えば、建屋の二階に設置されている既存の天井クレーンに、新たに別の天井クレーンを設置するような場合に、新たな天井クレーンの設置が容易に短期間に安全かつ安価に行える、天井クレーンの設置方法を提供することができる。
この発明の、天井クレーンの設置方法による構台の組み立て工程を示す正面図である。 この発明の、天井クレーンの設置方法によるサドルの設置工程を示す正面図である。 この発明の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの組み立て工程を示す正面図である。 この発明の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの吊り上げ工程を示す正面図である。 この発明の、天井クレーンの設置方法によるガーダーとサドルとの連結工程を示す正面図である。 この発明の、天井クレーンの設置方法による構台の撤去工程を示す正面図である。 図1のA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 図3のC−C線断面図である。 図4のD−D線断面図である。 図6のE−E線断面図である。 この発明の、別の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの組み立て工程を示す正面図である。 この発明の、別の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの走行レールへの吊り下ろし工程を示す正面図である。 ジャッキ装置を示す一部省略断面図である。 従来設置方法において、ガーダーを上昇させた状態を示す概略斜視図である。 従来設置方法において、ガーダーと連結用ブラケットとの連結部分を示す平面図である。
この発明の、天井クレーンの設置方法の一実施態様を、図面を参照しながら説明する。
なお、この例は、建屋の二階に設置されている既存の天井クレーンに新たに別の天井クレーンを増設する場合であるが、この発明は、増設に限らず、新設あるいは、建屋の一階からガーダーを吊り上げて天井クレーンを設置する場合、あるいは、一階であっても地下に構造物が設置され、地下の天井が一階の床であり、一階の床の強度が弱い場合等に適用できることは勿論である。
図1は、この発明による構台の組み立て工程を示す正面図、図2は、この発明による構台の吊り上げ工程を示す正面図、図3は、この発明によるガーダーの組み立て工程を示す正面図、図4は、この発明によるガーダーの吊り上げ工程を示す正面図、図5は、この発明によるガーダーとサドルとの連結工程を示す正面図、図6は、この発明による構台の撤去工程を示す正面図である。
図1から図6において、1は、天井クレーンが設置されている二階建ての工場の建屋であり、屋根裏には、種々の配管類2が設置されている。3は、天井クレーンのレール支持梁、4は、レール支持梁3に敷設されている走行レール、5は、レール支持梁3に設置されたジャッキ装置である。ジャッキ装置5は、ジャッキ装置本体6と垂直なストランド7とからなっている。ストランド7の上端は、レール支持梁3に固定される。レール支持梁3は、クレーンの自重とクレーンの定格荷重を支持することができる強度を有しているので、後述する構台8の自重を十分に支持することができる。レール支持梁3は、建物の躯体であっても良い。ストランド7の下部は、後述する構台8を貫通して、後述するジャッキ装置本体6に挿通されている。
8は、構台であり、構台8の下面にジャッキ装置本体6が設置され、ジャッキ装置本体6を操作することにより、構台8は、ジャッキ装置本体6と共にストランド7に沿って間欠的に昇降する。ジャッキ装置本体6の詳細については、後述する。
9は、建屋1の二階の床であり、構台8は、床9に設置された構台組立用架台10上で組み立てられる。11は、トロリー12が設置されたガーダーであり、構台8上にガーダー用架台13を介して乗せられる。ガーダー用架台13を設置するのは、ジャッキ装置本体6を上昇限まで上昇させても、ガーダー11の端部の高さがサドル14の高さと一致しない場合があるからであり、一致する場合には、ガーダー用架台13を設置しなくても良い。ガーダー11の長さは、レール支持梁3間の距離より短く、後述する連結用ブラケット15間の距離とほぼ等しい。
14は、走行レール4に沿って走行するサドルである。サドル14の内側には、ガーダー11の端部と連結される連結用ブラケット15が一対、取り付けられている。
次に、ジャッキ装置本体6について説明する。ジャッキ装置本体6は、例えば、特許文献2に開示されているものを使用する。
特許文献2に開示されたジャッキ装置本体の概略を、図面を参照しながら説明する。
図14は、ジャッキ装置本体を示す一部省略断面図である。
図14に示すように、ジャッキ装置本体6は、上部ワイヤグリッピング装置41aと下部ワイヤグリッピング装置41bとをストランド7に沿って上下に間隔をあけて設けたものから構成されている。上部ワイヤグリッピング装置41aの上部アンカーベースプレート42aは、油圧ジャッキ43のピストン45側に固定され、下部ワイヤグリッピング装置41bの下部アンカーベースプレート42bは、油圧ジャッキ43のシリンダ44側に固定されている。油圧ジャッキ43は、対称位置に複数個、設置され、それぞれ油圧系統により同期して駆動される。
上部ワイヤグリッピング装置41aの上部プレッシャープレート46aと上部リリースプレート47aとは、上部アンカーブロック48aを貫通する複数本の連結棒49により連結され、後述する上部クランピングシリンダ50aにより一体的に上下動する。同様に、下部ワイヤグリッピング装置41bの下部プレッシャープレート46bと下部リリースプレート47bとは、下部アンカーブロック48bを貫通する複数本の連結棒49により連結され、後述する下部クランピングシリンダ50bにより一体的に上下動する。
上部アンカーブロック48aには、上部クランピングシリンダ50aが固定され、そのピストン52a側に上部リリースプレート47aが固定されている。従って、上部クランピングシリンダ50aを作動させれば、上部プレッシャープレート46aと上部リリースプレート47aとは、一体的に上下動する。同様に、下部アンカーブロック48bには、下部クランピングシリンダ50bが固定され、そのピストン52b側に上部リリースプレート47aが固定されている。従って、下部クランピングシリンダ50bを作動させれば、下部プレッシャープレート46bと下部リリースプレート47bとは、一体的に上下動する。
上部クランピングシリンダ50aにより、上部プレッシャープレート46aと上部リリースプレート47aとを同時に上下動させて、上部ワイヤグリッピング装置41aの上部ワイヤグリップ51aを強制的に上部アンカーブロック48aの貫通孔53aに対して緩めたり、貫通孔53aに嵌め込んだりすることにより、すなわち、開閉することにより、ストランド7の把持または解放を同時に行うことができる。同様に、下部クランピングシリンダ50bにより、下部プレッシャープレート46bと下部リリースプレート47bとを同時に上下動させて、下部ワイヤグリッピング装置41bの下部ワイヤグリップ51bを強制的に下部アンカーブロック48bの貫通孔53bに対して緩めたり、貫通孔53bに嵌め込んだりすることにより、すなわち、開閉することにより、ストランド7の把持または解放を同時に行うことができる。
この操作を上部および下部ワイヤグリッピング装置41a、41bについて交互に行い、ストランド7を把持した上部ワイヤグリッピング装置41aを油圧ジャッキ43により昇降させれば、ストランド7の先端に連結した重量物54の吊り上げ、吊り下ろしが行える。なお、この例では、重量物54が構台8に相当し、ジャッキ装置本体6を構台8の下面に設置すれば、ジャッキ装置本体6を操作することにより、構台8は、ジャッキ装置本体6と共にストランド7に沿って間欠的に昇降する。
次に、この発明による天井クレーンの設置方法について説明する。
先ず、図1および図7に示すように、レール支持梁3にジャッキ装置5のストランド7の上端を固定し、ストランド7の下部をジャッキ装置本体6を挿通する。このようにして、レール支持梁3にジャッキ装置5を設置したら、ジャッキ装置本体6上に構台8を設置する。構台8の組み立ては、建屋1の二階の床9に設置した構台組立用架台10上で行う。
次いで、図2および図8に示すように、構台組立用架台10を撤去し、走行レール4上にサドル14を設置する。サドル14には、予め連結用ブラケット15を取り付けておく。
次いで、図3および図9に示すように、構台8上にガーダー用架台13を設置し、ガーダー用架台13上でガーダー11をトロリー12と共に組み立てる。なお、既存のガーダーは、新設の天井クレーンのガーダーと干渉しない位置に既存のトロリーと共に移動させておくが、ガーダー用架台13上でガーダー11をトロリー12と共に組み立てるに際して、既存のクレーンを使用することができる。例えば、新設の天井クレーンのガーダ部品等を建屋に設けた搬入口から直接、構台8まで搬入すれば、二階の床9に荷重をかけないで工事を行うことも可能である。
次いで、図4および図10に示すように、ジャッキ装置本体6を操作してガーダー11を構台8および構台組立用架台10と共に、ストランド7に沿って、ガーダー11の端部が連結用ブラケット15と同じ高さになるまで上昇させる。
次いで、図5に示すように、ガーダー11の端部と連結用ブラケット15とを連結する。この連結作業は、構台8上で行えるので、安全に行える。
そして、図6および図11に示すように、ジャッキ装置本体6を操作して構台8を構台組立用架台10と共に、ストランド7に沿って下降させ、構台8を撤去する。
このようにして、この発明により建屋1の二階に設置されている既存の天井クレーンに新たに別の天井クレーンを増設することができる。
次に、この発明の、別の、天井クレーンの設置方法を、図面を参照しながら説明する。
図12は、この発明の、別の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの組み立て工程を示す正面図、図13は、この発明の、別の、天井クレーンの設置方法によるガーダーの走行レールへの吊り下ろし工程を示す正面図である。
図12および図13において、図1から図6における番号と同一番号は、同一物を示し、説明は、省略する。
この発明の、別の、天井クレーンの設置方法の特徴は、図12に示すように、水平旋回可能なガーダー用架台13上で、ガーダー11をトロリー12およびサドル14と共に組み立て、次いで、ジャッキ装置5(図1等参照)によりガーダー11を構台8と共に、ストランド7(図1等参照)に沿って、サドル14が走行レール4上にくるまで上昇させ、次いで、図13に示すように、ガーダー用架台13によりガーダー11をトロリー12およびサドル14と共に水平旋回させ、そして、ジャッキ装置5によりガーダー11を下降させて、サドル14を走行レール4に乗せるものである。
この発明の、別の、天井クレーンの設置方法によれば、ガーダー用架台13上でガーダー11をトロリー12およびサドル14と共に組み立てることができるので、前述した、この発明の、天井クレーンの設置方法のように、ガーダー11の端部とサドル14の連結用ブラケット15との連結作業が不要となる。
図3に示す状態で、ガーダー11をトロリー12およびサドル14と共に組み立てた場合、レール支持梁3間の距離がサドル14間の距離より短いので、そのまま上昇させることができない。しかし、上述のように、ガーダー用架台13を水平旋回可能なものとすれば、この問題は、解消される。
以上説明したように、この発明によれば、建屋1の天井部分に設置されたレール支持梁3に、ストランド7に沿ってジャッキ装置本体6を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置5を取り付け、このジャッキ装置5によりガーダー11を吊り上げることによって、例えば、建屋1の二階に設置されている既存の天井クレーンに新たに別の天井クレーンを設置するような場合に、強度の低い二階の床に支柱を構築したり、屋根裏に種々の配管類2が設置されている建屋1の屋根を壊す必要がない。従って、新たな天井クレーンを容易に短期間にかつ安価に増設することができる。また、階下または床下に設備が設置され、床下から補強を入れられない場合でも、問題なく工事を行うことができる。
なお、この発明は、増設に限らず、新設あるいは、建屋の一階からガーダーを吊り上げて天井クレーンを設置する場合等に適用できることは勿論であり、これらの場合にも天井クレーンを容易に短期間に安全かつ安価に設置することができる。
1:建屋
2:配管類
3:レール支持梁
4:走行レール
5:ジャッキ装置
6:ジャッキ装置本体
7:ストランド
8:構台
9:二階の床
10:構台組立用架台
11:ガーダー
12:トロリー
13:ガーダー用架台
14:サドル
15:連結用ブラケット
21:レール支持梁
22:走行レール
23:サドル
24:連結用ブラケット
25:支柱
26:昇降装置
27:上部フレーム
28:下部フレーム
29:シリンダ装置
30:支持材
31:ガーダー
32:トロリー
33:連結板
41a:上部ワイヤグリッピング装置
41b:下部ワイヤグリッピング装置
42a:上部アンカーベースプレート
42b:下部アンカーベースプレート
43:油圧ジャッキ
44:シリンダ
45:ピストン
46a:上部プレッシャープレート
46b:下部プレッシャープレート
47a:上部リリースプレート
47b:下部リリースプレート
48a:上部アンカーブロック
48b:下部アンカーブロック
49:連結棒
50a:上部クラッピングシリンダ
50b:下部クラッピングシリンダ
51a:上部ワイヤグリップ
51b:下部ワイヤグリップ
52a:ピストン
52b:ピストン
53a:貫通孔
53b:貫通孔
54:重量物

Claims (5)

  1. 建屋の天井部分に設置された、走行レールが敷設されたレール支持梁に、垂直なストランドに沿ってジャッキ装置本体を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置を設置し、次いで、前記ジャッキ装置本体に板状構台を設置し、次いで、前記構台上で、前記レール支持梁間の距離より短い長さを有するガーダーをトロリーと共に組み立て、次いで、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを前記構台と共に、前記ガーダーの端部が前記走行レールに乗せられたサドルと同じ高さになるまで、前記ストランドに沿って上昇させ、そして、前記ガーダーの端部と前記サドルとを連結し、前記ジャッキ装置本体は、前記構台の下面に設置し、前記構台は、前記建屋の床に設置した基台組立用架台上で組み立てることを特徴とする、天井クレーンの設置方法。
  2. 前記サドルに、前記ガーダーの端部と連結する連結用ブラケットを予め取り付けておくことを特徴とする、請求項1に記載の、天井クレーンの設置方法。
  3. 請求項1または2に記載の発明において、前記ガーダーを前記構台に設置したガーダー用架台上で組み立てることを特徴とする、請求項1または2に記載の、天井クレーンの設置方法。
  4. 建屋の天井部分に設置された、走行レールが敷設されたレール支持梁に、垂直なストランドに沿ってジャッキ装置本体を間欠的に昇降させることが可能なジャッキ装置を設置し、次いで、前記ジャッキ装置本体に、水平旋回可能なガーダー用架台が設けられた板状構台を設置し、次いで、前記ガーダー用架台上で、ガーダーをトロリーおよびサドルと共に組み立て、次いで、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを前記構台と共に、前記ストランドに沿って上昇させ、次いで、前記ガーダー用架台により前記ガーダーを水平旋回させ、そして、前記ジャッキ装置により前記ガーダーを下降させて、前記サドルを前記走行レールに乗せ、前記ジャッキ装置本体は、前記構台の下面に設置し、前記構台は、前記建屋の床に設置した構台組立用架台上で組み立てることを特徴とする、天井クレーンの設置方法。
  5. 前記ガーダーを前記建屋の二階で組み立てることを特徴とする、請求項1から4の何れか1に記載の、天井クレーンの設置方法。
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