JP7050143B2 - スライド装置及びスライド式支柱 - Google Patents
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Description
本発明の第1実施形態について図面を参照しながら説明する。
次に、第2実施形態について説明する。図5に示すように、仮設構造物1の既設部分1Aに新設部分1Bを増設する際、既設部分1Aと新設部分1Bの地盤のレベルが異なる場合がある。このような場合には、既設部分1Aより水平部材3、4、5を延長し、その端部に支柱本体13の長さ(第1水平部材3から下方に突き出す長さ)を調整したスライド式支柱2を設置することで、既設部分1Aと同レベルの新設部分1Bを増設することができる。この手法は、河川や港湾に設置した仮設構造物1を河川や海側に張出が必要となる場合にも利用することができ、仮設構造物1より水平部材3、4、5(梁)を張り出し、その先にスライド式支柱2を設置することで、容易に仮設構造物1を延長することができる。
次に、第3実施形態について説明する。杭打機、クローラクレーンのように作業時に機体が水平であることが要求される建設機械を、図6に示すように地盤が平坦でない場所で使用する際、簡易的な仮設構造物51を設置する場合がある。図6の例のように、第2水平部材4、第3水平部材5を有さない仮設構造物51では、第2水平部材4が無く、第2スライドパッド9により支柱本体13を支持することができない。そこで、支柱本体13を支持するガイド52を立設し、ストランド12の一端をガイド52の固定用部材52A(「支持部」の一例)に固設させ、他端を第1スライドパッド8に固設させることで第2スライドパッド9の代用とすることができる。これにより、図1のスライド式支柱2と同様に、ジャッキ20により、支柱本体13を上昇・下降させることができる。よって、仮設構造物51を早期に設置することができ、仮設構造物51上で建設機械Jを安全に使用することができる。
次に、第4実施形態について説明する。図7、図8に示すように、貨物船Sから貨物をクレーンCで荷揚げすることがある。このとき、貨物船Sのサイズや岸壁の条件によって貨物船Sを岸壁に近づけることができない場合などには、陸地から海側に仮設の床72を突き出して設置し、床72の上にクレーンCを配置して荷揚げを行うことがある。ところが、貨物船Sに十分に貨物が積載されている状態(図7の状態)から、貨物が荷揚げされ貨物船Sの積載量が減ってくると図8に示すように吃水線が下降する(貨物船Sが浮き上がる)。このとき、床72の高さがそのままだとクレーンCにより荷揚げを継続することができなくなる場合があるため、容易に床72を上下にスライドさせることができるスライド装置が求められている。
1A 既設部分
1B 新設部分
2 スライド式支柱
3 第1水平部材
4 第2水平部材
5 第3水平部材
6 補助支柱
7 ベースプレート
8 第1スライドパッド
9 第2スライドパッド
10 第3スライドパッド
11 ステージ
12 ストランド
13 支柱本体
20A 上側ジャッキ
20B 下側ジャッキ
21 油圧ジャッキ
21a シリンダ
21b ピストン
22 第1グリップ
23 第2グリップ
51 仮設構造物
52 ガイド
52A 固定用部材
71A、71B ステージ固定部材
72 床
73 ケーソン
J 建設機械
S 貨物船
Claims (10)
- 支柱、床又は壁の何れかであるスライド対象物を直線状に一方から他方へ又は他方から一方へとスライド方向に沿ってスライドさせるスライド装置であって、
前記スライド対象物に固定される土台部と、
前記スライド方向に沿って設けられたストランドと、
前記土台部における前記スライド方向の一方に対応する面に固定される第1引張機と、
前記土台部における前記スライド方向の他方に対応する面に固定される第2引張機と、
を備え、
前記ストランドは、前記スライド対象物とは別体の物であって、且つ前記スライド対象物とともにスライドしない物に対して固定され、
前記スライド対象物を前記スライド方向の一方にスライドさせる場合には、前記第2引張機が前記ストランドを前記スライド方向の他方に引っ張り、
前記スライド対象物を前記スライド方向の他方にスライドさせる場合には、前記第1引張機が前記ストランドを前記スライド方向の一方に引っ張ることを特徴とするスライド装置。 - 地盤に立設される支柱本体と、
前記支柱本体が鉛直方向に移動できるように前記支柱本体を鉛直に支持する支持部と、
前記支柱本体に固設される土台部と、
前記支柱本体に沿って固設されるストランドと、
前記土台部の上面に固設され、前記ストランドを引っ張ることが可能な上側引張機と、
を備え、
前記ストランドは、前記支柱本体とは別体の物であって、且つ前記支柱本体とともにスライドしない物に対して固設され、
前記上側引張機は、前記ストランドを上方に引っ張ることにより前記支柱本体を下降させることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2に記載のスライド式支柱であって、
前記支持部は、上下に離間して配される上側支持部と下側支持部とを有し、
前記土台部は、前記支柱本体における前記上側支持部と前記下側支持部の間に固設され、
前記ストランドは、前記上側支持部と前記下側支持部に固設されることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2又は3に記載のスライド式支柱であって、
前記支柱本体は、構造物を支持し、
前記支持部は、前記構造物に固設されることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2乃至4の何れか一項に記載のスライド式支柱であって、
前記上側引張機は、前記ストランドに掛かる荷重が減少した場合に、前記ストランドを上方に引っ張ることにより前記支柱本体を下降させることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2乃至5の何れか一項に記載のスライド式支柱であって、
前記ストランドに掛かる荷重を監視する監視機器を備えることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2乃至6の何れか一項に記載のスライド式支柱であって、
前記土台部の下面に固設され、前記ストランドを引っ張ることが可能な下側引張機を備え、
前記下側引張機は、前記ストランドを下方に引っ張ることにより前記支柱本体を上昇させることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2乃至7の何れか一項に記載のスライド式支柱であって、
前記支柱本体は、底部にベースプレートを有することを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項2乃至7の何れか一項に記載のスライド式支柱であって、
前記支柱本体は、杭状になっていることを特徴とするスライド式支柱。 - 請求項1に記載のスライド装置であって、
前記スライド対象物は床であり、
前記土台部は前記床に固定され、
前記ストランドは前記床を支持する支柱に固定され、
前記支柱は前記床とともにスライドせず、
前記スライド方向は上下方向であり、
前記第1引張機は前記土台部の上面に固定され、
前記第2引張機は前記土台部の下面に固定され、
前記床を上方にスライドさせる場合には、前記第2引張機が前記ストランドを下方に引っ張り、
前記床を下方にスライドさせる場合には、前記第1引張機が前記ストランドを上方に引っ張ることを特徴とするスライド装置。
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