JP6011080B2 - 車両用充電システム - Google Patents
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Description
図29には、家庭用電源コンセント100と車両101とがコネクタケーブル(又は充電ケーブル)102によって接続される状態を示す。図29に示すように、一般的に、コネクタケーブル102には、充電遮断装置103が取り付けられている。また、図示しないが、車両101には、コネクタケーブル102を介して家庭用電源からの供給電力を車載のバッテリに充電するための車載充電器が備えられている。
このようなことから、充電スケジュールに基づき充電を行うことが望まれる。
これに関連する技術として、特許文献1に開示の技術では、複数台の車両の予想消費電量等を基に充電スケジュールを決定している。
本発明の目的は、車外充電装置を設置したり配線工事したりすることなく、充電スケジュールを決定することを可能にすることである。
(第1の実施形態)
先ず、第1の実施形態について説明する。
第1の実施形態では、車両用充電システムが適用される車両を挙げている。
第1の実施形態における車両としては、ハイブリッドカー(HEV:Hybrid Electric Vehicle)又は電気自動車(EV:Electric Vehicle)が挙げられる。そして、本実施形態では、このような車両が、家庭用電源(すなわち、AC100V又はAC200V)によって車載のバッテリの充電ができるいわゆるプラグイン式の車両となる。
図1に示すように、車両1は、バッテリパック2、車両コントローラ3、表示装置4、入力装置5、及び車載充電器30を有している。これらバッテリパック2、車両コントローラ3、表示装置4、入力装置5、及び車載充電器30は、車内通信線(例えば、CAN:Controller Area Network)6によって相互に通信できるように接続されている。
表示装置4は、車室内に配置されて、乗員に各種の情報を提供する。また、入力装置5は、車室内に配置されて、乗員に操作されて各種の情報が入力される。本実施形態では、後述するように、例えば、表示装置4には、充電可能電力の時間推移が表示される。また、入力装置5が乗員に操作されて、充電時刻の設定に必要な情報が入力される。
車載充電器30は、外部からの供給電力によるバッテリの充電を可能にする。そのために、車載充電器30は、高電圧ケーブル7によってバッテリパック2と電気的に接続されている。本実施形態は、この車載充電器30は、後述するように充電可能電力の算出等のための制御部40等を有している。また、この車載充電器30は、車体に設けられている充電器側コンセント(プラグ差込部)8と電気的に接続されている。
そして、このような車両用充電システムは、家庭用電源の電力消費状態に応じた充電時刻(充電開始時刻等)の設定、すなわち充電予約の設定を可能にしている。
具体的には、図2に示すように、車載充電器30は、制御部40、タイマ31及び記憶部32を有している。ここで、制御部40は、例えば、マイクロコンピュータ及びその周辺回路を備えるECU(Electronic Control Unit)において構成されている。そして、本実施形態では、制御部40は、充電可能電力算出処理部41、充電可能電力推移算出処理部42、充電時刻決定処理部43、及び充電所要時間算出処理部44を有している。
図3には、充電可能電力を算出する処理の一例のフローチャートを示す。また、図4には、使用者による充電時刻設定を可能にする処理の一例のフローチャートを示す。以下に、図3及び図4に示す処理手順に沿って、図2に示す車載充電器30の各部の処理内容を具体的に説明する。
ここで、予約充電目標SOC値は、充電予約で設定した充電スケジュールに従い実施する充電で目標とするSOC値である。これは、本実施形態では、後述するように、充電電流を増加させることで充電可能電力を計測するため、充電スケジュールに従う充電実施中に満充電になってしまうとその満充電以降、充電ができなくなり(すなわち、充電電流を増加させることができなくなり)充電可能電力の計測ができなくなる。そのため、予約充電目標SOC値を、満充電の値(すなわち、満充電SOC値)未満の値にも設定可能にしている。そして、本実施形態では、使用者が入力装置5を操作して予約充電目標SOC値を設定できるようになっている。
ここで、電力計測タイマ処理では、充電の有無に応じて充電可能電力の算出のための電圧の計測周期が決定され、充電可能電力算出及び記憶処理では、電力計測タイマ処理で決定した計測周期で計測された電圧に基づき充電可能電力を算出し、算出した充電可能電力を記憶する。図5及び図6を用いて、これら電力計測タイマ処理、並びに充電可能電力算出及び記憶処理を説明する。
図5に示すように、先ずステップS21では、充電可能電力算出処理部41は、タイマ31の作動を開始させる。
次に、ステップS22では、充電可能電力算出処理部41は、車両が家庭用電源から供給される電力によって充電を行っている最中であるか否かを判定する。充電可能電力算出処理部41は、充電中であると判定すると、ステップS23に進む。また、充電可能電力算出処理部41は、充電中でないと判定すると、ステップS24に進む。
図5に示す電力計測タイマ処理は以上のような内容になる。
図6に示すように、先ず、ステップS41では、充電可能電力算出処理部41は、充電電流増加処理を行う。具体的には、充電可能電力算出処理部41は、充電電流増加処理によって、充電電流を徐々に増加させていく。例えば、充電可能電力算出処理部41は、充電電流を5Aから15Aまで徐々に増加させていく。
ここで、充電に使用している家庭用電源コンセント21の電源系統での家電の消費電力が大きくなるほど、少ない充電電流で電圧が降下し始める。このようなことから、前記ステップS42において電圧が降下したと判定されて算出される充電可能電力は、その値が小さいほど家電の消費電力が大きいことを示し、家電の電力消費状態の指標にもなる。
図7には、保存先の構成例を示す。
図7に示すように、曜日毎、季節毎、充電場所毎が保存先として予め用意されている。そして、充電可能電力算出処理部41は、使用者による入力装置5への入力情報に基づき、このように予め用意されている保存先を選択したり、車両が搭載しているカレンダ機能、時計機能等を利用して予め用意されている保存先を選択したりする。
図6に示す充電可能電力算出及び記憶処理は以上のような内容になる。
図4に示すように、先ずステップS61では、充電可能電力推移算出処理部42は、充電予約(すなわち、充電スケジュールの設定)を開始するか否かを判定する。例えば、充電可能電力推移算出処理部42は、使用者による入力装置5への入力情報に基づき、充電開始の要求がなされたか否かを判定する。そして、充電可能電力推移算出処理部42は、充電開始の要求がなされたとき、充電予約を開始することとして、ステップS62に進む。
図4に示す処理は以上のような内容になる。
図8には、前記ステップS67の充電時刻決定処理の一例のフローチャートを示す。
図8に示すように、先ずステップS81では、充電時刻決定処理部43は、充電希望時間帯を取得する。例えば、充電時刻決定処理部43は、使用者による入力装置5への入力情報に基づき、使用者が希望する充電時間帯を取得する。
ここで、充電時刻決定処理部43は、第2充電所要時間T2の表示については、前記ステップS83で仮設定された充電開始時刻を充電開始時点とし、第2充電所要時間T2経過した後の時刻を充電終了時点とし、表示装置4への表示を行う。
図8に示す充電時刻決定処理は以上のような内容になる。
次に、第1の実施形態における車両用充電システムの動作、作用等の一例について説明する。
車両用充電システムは、コネクタケーブル10によって充電器側コンセント8と家庭用電源コンセント21とが接続されると、電力計測タイマ処理、並びに充電可能電力算出及び記憶処理によって、充電の有無に応じた計測周期で充電可能電力を算出し、算出した充電可能電力を記憶部32に記憶する(図3、図5、図6)。このとき、車両用充電システムは、充電期間中には、先の充電予約等による充電スケジュールに従った充電電流(又は充電電力)による充電を行う一方で、5分おきに電圧降下の計測のための充電電流増加処理を実施する。また、車両用充電システムでは、バッテリが満充電状態になった場合には、充電電流増加処理によって充電電流を増加させることができなくなるために、充電可能電力の算出は行われない。
この時間帯では、車両用充電システムは、家電の動作を妨げないように、充電を制限したり(図中の点線部分)、充電を行わないようにしたりする(図中の実線部分)。これによって、たとえ充電スケジュールの時間帯にこのような時間帯が含まれても、充電を制限したり充電を行わないようにしたりすることで、車両用充電システムは、ブレーカを作動させてしまいその後の充電ができなくなってしまうのを防止する。
第1の実施形態では、車載充電器30が充電予約のための各種処理を行っている。しかし、第1の実施形態は、これに限定されない。例えば、第1の実施形態では、充電遮断装置13が、図2に示すような制御部40、タイマ31及び記憶部32を有して、各種処理を行うこともできる。
また、第1の実施形態では、充電の有無を基に充電可能電力の計測周期を決定している。しかし、第1の実施形態では、これに限定されない。例えば、第1の実施形態では、家電の消費電力を基に計測周期を決定することもできる。図12には、その一例を示す。この場合、例えば、充電可能電力算出処理部41は、家電の消費電力が大きくなると予測したときに、例えば、家電の消費電力が予め設定された消費電力判定用しきい値以上になると予測したときに、それ以外の場合の計測周期(例えば30分)よりも短い計測周期(例えば5分)に決定する。
また、第1の実施形態では、コンセント毎に充電可能電力を算出し、充電可能電力の時間推移を算出することもできる。
次に、第2の実施形態について説明する。なお、前述の第1の実施形態と同様な構成については同一の符号を付して説明する。
第2の実施形態は、同一の電源系統に接続されている複数の家庭用電源コンセント21を利用して2台の車両1a,1bを充電する図14に示すような場合に対応している。そのため、第2の実施形態では、2台の車両1a,1bの充電の優先順位を基に充電時刻設定を行っている。
図15に示すように、第2の実施形態では、車載充電器30は、通信部33をさらに有している。また、車載充電器30は、制御部40に、充電優先度設定部45をさらに有している。ここで、通信部33は、車両間で通信を行う部分である。例えば、通信部33は、コネクタケーブル10を介して有線による通信を行う。また、例えば、通信部33は、携帯電話、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi等により無線による通信を行う無線通信装置である。
図16には、充電可能電力を算出する処理の一例のフローチャートを示す。また、図17には、使用者による充電時刻設定を可能にする処理の一例のフローチャートを示す。以下に、図16及び図17に示す処理手順に沿って、図15に示す車載充電器30の各部の処理内容を具体的に説明する。
ステップS104では、充電可能電力算出処理部41は、第1の実施形態における前記ステップS4の処理と同様の電力計測タイマ処理を行う。
次に、ステップS107では、充電可能電力算出処理部41は、1台だけの充電を行うか否かを判定する。具体的には、充電可能電力算出処理部41は、入力装置5に対して使用者が1台だけの充電を行うことの入力(選択)をした場合、1台だけの充電を行うとの判定を行う。充電可能電力算出処理部41は、1台だけの充電を行うと判定すると、ステップS108に進む。また、充電可能電力算出処理部41は、そうでない場合、例えば、予め設定した入力待ち時間が経過した場合、当該図16に示す処理を終了する。
次に、ステップS109では、充電可能電力算出処理部41は、第1の実施形態における前記ステップS5の処理と同様の充電可能電力算出及び記憶処理を行う。そして、充電可能電力算出処理部41は、当該図16に示す処理を終了する。
図16に示す処理は以上のような内容になる。
図18に示すように、先ずステップS121では、充電可能電力算出処理部41は、2台の車両のうち自車両が第1車両(すなわち1台目の車両)であるか否かを判定する。充電可能電力算出処理部41は、自車両が第1車両であると判定すると、ステップS122に進む。また、充電可能電力算出処理部41は、自車両が第1車両でないと判定すると、すなわち、自車両が第2車両(すなわち2台目の車両)である場合、ステップS125に進む。
ステップS122では、充電可能電力算出処理部41は、第1車両用の充電電流増加処理を行う。具体的には、充電可能電力算出処理部41は、第1車両用の充電電流増加処理によって、充電電流を固定する。例えば、充電可能電力算出処理部41は、充電電流を5Aに固定する。
次に、ステップS128では、充電可能電力算出処理部41は、第1の実施形態における前記ステップS45の処理と同様に、充電可能電力の制限処理を行う。
図18に示す2台同時充電用の充電可能電力算出及び記憶処理は以上のような内容になる。
図17に示すように、先ずステップS141では、充電可能電力推移算出処理部42は、第1の実施形態における前記ステップS61の処理と同様に、充電予約を開始するか否かを判定する。そして、充電可能電力推移算出処理部42は、充電予約を開始すると判定したときに、ステップS142に進む。
次に、ステップS143では、充電可能電力推移算出処理部42は、第1の実施形態における前記ステップS63の処理と同様に、前記ステップS142で選択した保存先に保存データ(すなわち、充電可能電力のデータ)が有るか否かを判定する。充電可能電力推移算出処理部42は、選択した保存先に保存データが有ると判定すると、ステップS144に進む。また、充電可能電力推移算出処理部42は、選択した保存先に保存データが無いと判定すると、ステップS145に進む。
ステップS145では、充電可能電力推移算出処理部42は、第1の実施形態における前記ステップS65の処理と同様に、デフォルト値を基に、充電可能電力の時間推移を算出する。そして、充電可能電力推移算出処理部42は、ステップS146に進む。
次に、ステップS147では、充電可能電力推移算出処理部42は、2台同時充電用の充電時刻決定処理を行う。そして、充電可能電力推移算出処理部42は、当該図17に示す処理を終了する。
図17に示す処理は以上のような内容になる。
図19に示すように、先ずステップS161では、充電時刻決定処理部43は、第1の実施形態におけるステップS81の処理と同様に、充電希望時間帯を取得する。
次に、ステップS163では、充電時刻決定処理部43は、第1の実施形態における前記ステップS83の処理と同様に、使用者によって充電開始時刻の仮設定がなされたか否かを判定する。そして、充電時刻決定処理部43は、使用者によって充電開始時刻の仮設定がなされたときに、ステップS164に進む。
次に、ステップS165では、充電時刻決定処理部43は、目標SOC値に前記ステップS164で取得した目的地移動用目標SOC値を設定する。
次に、ステップS167では、充電時刻決定処理部43は、前記ステップS166の充電所要時間算出処理によって算出した充電所要時間を第1充電所要時間T1に設定する。
ここで、充電を行う車両毎の優先度、すなわち充電優先度を、使用者が登録できるようになっている。具体的には、使用者は、入力装置5を操作して車両毎に充電優先度を入力することができる。又は、充電優先度設定部45は、これまでの車両毎の充電履歴に基づき充電優先度を決定する。充電優先度設定部45は、そのように入力された又は決定した充電優先度を記憶部32に記憶する。
図20に示すように、車両の番号(例えば、ナンバープレートや使用者が登録した番号)に対応付けられて充電優先度が記憶部32に記憶される。
ステップS168では、このように登録されている充電優先度について、自車両の充電優先度を最下位に変更する。
次に、ステップS170では、充電所要時間算出処理部44は、前記ステップS169で取得した目標SOC値等を用いて充電所要時間算出処理を行う。この充電所要時間算出処理については、後で詳述する。
次に、ステップS172では、充電時刻決定処理部43は、前記ステップS168で最下位に変更した自車両の充電優先度を元に戻す。
ステップS175では、充電時刻決定処理部43は、第1の実施形態における前記ステップS89の処理と同様に、第2充電所要時間T2と車両の航続距離が不足する旨とを表示装置4に表示する。そして、充電時刻決定処理部43は、ステップS176に進む。
図19に示す充電時刻決定処理は以上のような内容になる。
図21には、その充電所要時間算出処理の一例のフローチャートを示す。
図21に示すように、先ずステップS191では、充電所要時間算出処理部44は、充電所要時間の算出に用いる充電比率の算出を充電優先度を基準に行うか、充電終了時刻を基準に行うかの指示が使用者によってなされたか否かを判定する。充電所要時間算出処理部44は、使用者による入力装置5からの入力情報を基に、充電優先度を基準に行う指示(すなわち、充電優先指示)がなされたと判定すると、ステップS192に進む。また、充電所要時間算出処理部44は、使用者による入力装置5からの入力情報を基に、充電終了時刻を基準に行う指示(すなわち、充電終了時刻優先指示)がなされたと判定すると、ステップS193に進む。
図21に示す充電所要時間算出処理は以上のような内容になる。
図22には、その第1充電比率算出処理の一例のフローチャートを示す。
図22に示すように、先ずステップS211では、充電所要時間算出処理部44は、2台の各車両の充電優先度を取得する。例えば、充電所要時間算出処理部44は、図20に示すように記憶部32に記憶されている情報から2台の各車両の充電優先度を取得する。
R1=P1/(P1+P2) ・・・(1)
R2=P2/(P1+P2) ・・・(2)
また、ステップS212では、充電所要時間算出処理部44は、予め設定されている情報からなる充電比率マップ又はテーブル等を参照して、充電優先度に対応する充電比率を取得しても良い。
図23に示すように、充電比率マップ等では、第1車両及び第2車両の充電優先度と第1車両及び第2車両の充電比率とが対応付けられている。充電所要時間算出処理部44は、このような充電比率マップ等を参照して、充電優先度に対応する第1及び第2車両の充電比率R1、R2を取得する。
図22に示す第1充電比率算出処理は以上のような内容になる。
図24には、その第2充電比率算出処理の一例のフローチャートを示す。
図24に示すように、先ずステップS231では、充電所要時間算出処理部44は、2台の各車両の充電優先度を取得する。例えば、充電所要時間算出処理部44は、図20に示すように記憶部32に記憶されている情報から2台の各車両の充電優先度を取得する。
△T=(P2−P1)×k ・・・(3)
図25に示すように、マップ等では、第1車両及び第2車両の充電優先度と目標終了時間差(具体的には、第1車両の充電終了時刻に対する第2車両の充電終了時刻)とが対応付けられている。充電所要時間算出処理部44は、このようなマップ等を参照して、充電優先度に対応する目標終了時間差を取得する。
次に、ステップS234では、充電所要時間算出処理部44は、2台の各車両の充電比率を仮設定する。具体的には、充電所要時間算出処理部44は、下記(4)式のように充電比率を仮設定する。
R1:R2=50:50 ・・・(4)
ここで、R1は、第1車両の充電比率である。また、R2は、第2車両の充電比率である。
次に、ステップS237では、充電所要時間算出処理部44は、現在の充電比率が初期値(すなわち、2台の各車両の充電比率がいずれも50)であるか否かを判定する。充電所要時間算出処理部44は、現在の充電比率が初期値であると判定すると、ステップS238に進む。また、充電所要時間算出処理部44は、現在の充電比率が初期値でないと判定すると、ステップS240に進む。
次に、ステップS239では、充電所要時間算出処理部44は、充電比率を変更する。そして、充電所要時間算出処理部44は、前記ステップS235から再び処理を開始する。
ここで、具体的には、充電所要時間算出処理部44は、下記(5)式及び(6)式を用いて、前記ステップS238で設定した増減用値△Rを基に、第1車両の充電比率R1及び第2車両の充電比率R2を変更する。
R1=R1+△R ・・・(5)
R2=R2−△R ・・・(6)
R1:R2=51:49 ・・・(7)
充電所要時間算出処理部44は、前記(7)式が成立すると判定すると、ステップS242に進む。また、充電所要時間算出処理部44は、前記(7)式が成立しないと判定すると、ステップS243に進む。
以上の図24に示す第2充電比率算出処理によって、充電所要時間算出処理部44は、充電比率R1、R2のうちの何れか一方を増加させていきつつ、充電比率R1、R2のうちの何れか他方を減少させていくことで、当該充電比率R1、R2に基づき算出される2台の各車両の充電終了予測時刻の差分値が第1及び第2車両の充電優先度に基づき算出した目標終了時間差に収束したときの当該充電比率R1、R2を確定値としている。
次に、第2の実施形態における車両用充電システムの動作、作用等の一例について説明する。
車両用充電システムは、コネクタケーブル10によって自車両の充電器側コンセント8と家庭用電源コンセント21とが接続され、他車両も同一の電源系統の他の家庭用電源コンセント21に接続され、かつ、自車両と他車両との間の通信が確立している場合、電力計測タイマ処理、並びに2台同時充電用の充電可能電力算出及び記憶処理によって、充電の有無に応じた計測周期で2台の充電電流に基づき充電可能電力を算出し、算出した充電可能電力を各車両の記憶部32に記憶する(図5、図16、図18)。
そして、車両用充電システムは、使用者によって充電開始時刻の仮設定がなされると、先ず、目標SOC値に目的地移動用目標SOC値を設定し、その目標SOC値等を用いて充電所要時間算出処理を行う(前記ステップS163乃至前記ステップS166)。
その充電所要時間算出処理では、車両用充電システムは、使用者による指示によって、最下位に変更した充電優先度に基づき単純に充電比率を算出したり、最下位に変更した充電優先度を基に取得した充電終了時刻の優先度合いに基づき充電比率を算出したりする(前記ステップS191乃至前記ステップS193)。そして、車両用充電システムは、算出した充電比率や先に取得した目標SOC等を用いて充電所要時間を算出する(前記ステップS194)。それから、車両用充電システムは、算出した充電所要時間を第2充電所要時間T2に設定する(前記ステップS171)。さらに、車両用充電システムは、先に最下位に変更した自車両の充電優先度を元に戻す(前記ステップS172)。
図26に示すように、この時間帯では、車両用充電システムを搭載する第1及び第2車両は、家電の動作を妨げないように、充電を制限したり(図中の点線部分)、充電を行わないようにしたりする(図中の実線部分及び一点鎖線部分)。例えば、第1及び第2車両は、家電の動作を妨げないように、充電による消費電力(すなわち、充電電力)の総和が減少するよう、充電を制限したり(図中の点線部分)、充電を行わないようにしたりする(図中の実線部分及び一点鎖線部分)。この例では、第1車両と第2車両が、互いに充電優先度が等しいために、同様な消費電力(すなわち、同様な充電電力)となるような充電スケジュールを示す。
また、図27に示すように、車両用充電システムを搭載する第1及び第2車両は、各車両の充電優先度(すなわち、充電優先度に応じた充電比率)に基づいて、充電を制限したり(図中の点線部分)、充電を行わないようにしたりする(図中の実線部分及び一点鎖線部分)。この例では、第1車両は、その充電優先度が第2車両の充電優先度よりも高いため、第2車両よりも充電の制限度合いが小さくなっている。
第2の実施形態では、車両用充電システムは、自車両の記憶部32に蓄積された充電可能電力データを通信部33によって他車両に送信したり、他車両における充電可能電力データを当該他車両から通信部33によって受信し、受信した充電可能電力データを記憶部32に記憶したりすることもできる。これによって、車両用充電システムは、他車両が算出した充電可能電力をも利用して、自車両の充電可能電力の時間推移を精度良く予測できる。例えば、車両用充電システムは、自車両が保有していない時間帯の充電可能電力データを他車両から入手できるようになるために、充電可能電力の時間推移を精度良く予測できる。また、車両用充電システムは、充電可能電力データだけでなく、充電可能電力の時間推移、さらには、充電比率を考慮した充電予約内容(すなわち、充電スケジュールの内容)等も車両間で通信によってやり取りしても良く、これによって、自車両の充電可能電力の時間推移を精度良く予測できる。
図28には、その一例であり、充電予約を行う際の表示装置4の表示態様を示す。ここで、図28(b)には、図28(a)の場合よりも使用者が充電開始時刻を2時間遅い時刻に仮設定した場合を示す。
また、第1の実施形態の変形例が第2の実施形態に適用可能であれば第2の実施形態の変形例として適用しても良い。
Claims (4)
- 家庭用電源から供給される電力を変換して車載のバッテリを充電する車載の充電部と、前記家庭用電源と前記充電部とを接続して前記家庭用電源から前記充電部への電力の供給及び遮断を切替可能な充電遮断部を備える充電ケーブルとを有する車両用充電システムにおいて、
前記充電部又は前記充電遮断部は、
前記家庭用電源から前記充電部に供給可能な電力量を計測する計測部と、
前記計測部が計測した電力量データを蓄積するデータ蓄積部と、
前記データ蓄積部に蓄積した電力量データを基に前記バッテリへの充電可能な電力量の時間推移を算出する算出部と、
他車両との間で通信を行う通信部とを有し、
前記算出部は、前記通信部が取得した他車両からの情報を基に同一系統の前記家庭用電源から自車両と他車両とを同時に充電すると判定すると前記通信部が当該他車両との通信によって取得した当該他車両への充電によって消費される電力量を考慮して自車両への充電可能な電力量の時間推移を算出することを特徴とする車両用充電システム。 - 前記データ蓄積部は、前記通信部によって蓄積された電力量データが送信される一方で、前記通信部によって前記他車両から受信した当該他車両における前記供給可能な電力量データが記憶されることを特徴とする請求項1に記載の車両用充電システム。
- 前記充電部又は前記充電遮断部は、同一系統の前記家庭用電源から自車両と他車両とを同時に充電する場合の充電優先度を設定する設定部をさらに有し、
前記算出部は、前記設定部が設定した充電優先度を基に自車両への充電可能な電力量の時間推移を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用充電システム。 - 前記計測部は、前記バッテリへの充電電流を漸増させていったときに前記家庭用電源が電圧降下した時の充電電流と電圧とを基に前記供給可能な電力量を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用充電システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012151552A JP6011080B2 (ja) | 2012-07-05 | 2012-07-05 | 車両用充電システム |
Applications Claiming Priority (1)
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