JP6009252B2 - 水分管理シート、ガス拡散シート、膜−電極接合体及び固体高分子形燃料電池 - Google Patents
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Description
P=100−(Fr1+Fr2+・・+Frn)
ここで、Frnは不織布層又は繊維層を構成する成分nの充填率(単位:%)を示し、次の式から得られる値をいう。
Frn=[M×Prn/(T×SGn)]×100
ここで、Mは不織布層又は繊維層の目付(単位:g/cm2)、Tは不織布層又は繊維層の厚さ(cm)、Prnは不織布層又は繊維層における成分n(例えば、疎水性有機樹脂、親水性有機樹脂、導電性粒子)の存在質量比率、SGnは成分nの比重(単位:g/cm3)をそれぞれ意味する。
(1)第1紡糸溶液;
フッ化ビニリデン・テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合物(登録商標:ネオフロン VT―470、ダイキン工業社製)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に加え、ロッキングミルを用いて溶解させ、濃度10mass%溶液を得た。
ポリアクリロニトリル(重量平均分子量:20万)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に加え、ロッキングミルを用いて溶解させ、濃度12mass%の第2紡糸溶液を調製した。
ポリアクリロニトリル(重量平均分子量:20万)をN,N−ジメチルホルムアミド(DMF)に加え、ロッキングミルを用いて溶解させ、濃度12mass%の溶液を得た。次いで、導電性粒子としてカーボンブラック(デンカブラック粒状品、電気化学工業(株)製、平均一次粒子径:35nm)を前記溶液に混合し、撹拌した後、DMFを加えて希釈し、カーボンブラックを分散させ、カーボンブラックとポリアクリロニトリルの固形質量比が40:60で、固形分濃度が20mass%の第3紡糸溶液を調製した。
導電性粒子としてカーボンブラック(デンカブラック粒状品、電気化学工業(株)製、平均一次粒子径:35nm)、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)ディスパージョン(ダイキン工業(株)製)、及び非イオン性界面活性剤とを水に分散させ、更に増粘剤として、2%ヒドロキシエチルセルロース(HEC)水溶液を加え、カーボンブラックとPTFEの固形質量比が60:40で、固形分質量濃度が20%の塗工ペーストを調製した。
<不織布層の作製>
第1紡糸溶液を、対向電極であるステンレスドラム上に、静電紡糸法により紡糸した導電性繊維を集積させるとともに結合し、導電性繊維のみからなる不織布層(目付:14g/m2、厚さ:65μm、空隙率:84%、平均繊維径:570nm、電気抵抗率:5.4×101Ω・cm)を作製した。なお、導電性繊維は連続繊維であるとともに、導電性粒子を内部に含有し、導電性粒子の一部が繊維表面から露出した状態にあった。また、静電紡糸条件は次の通りとした。
電極:金属性ノズル(内径:0.33mm)とステンレスドラム
吐出量:1g/時間
ノズル先端とステンレスドラムとの距離:9cm
印加電圧:13kV
温度/湿度:25℃/35%RH
前記不織布層をステンレスドラム上に配置した後、第2紡糸溶液を静電紡糸法により紡糸した繊維を、前記不織布層上に集積させるとともに結合して、連続したポリアクリロニトリル繊維のみからなる繊維層(目付:0.2g/m2、厚さ:1μm、空隙率:83%、平均繊維径:300nm)を形成し、水分管理シート(目付:14.2g/m2、厚さ:66μm、空隙率:88%)を作製した。この水分管理シートは単独で取り扱うことのできる自立したシートであった。また、静電紡糸条件は次の通りとした。
電極:金属性ノズル(内径:0.33mm)とステンレスドラム
吐出量:1g/時間
ノズル先端とステンレスドラムとの距離:5cm
印加電圧:12kV
温度/湿度:25℃/40%RH
第2紡糸溶液に替えて第3紡糸溶液を使用したこと以外は実施例1と同様にして、連続したポリアクリロニトリル繊維のみからなる繊維層(目付:2g/m2、厚さ:10μm、空隙率:85%、平均繊維径:550nm、電気抵抗率:4.8×104Ω・cm)を有する、水分管理シート(目付:16g/m2、厚さ:75μm、空隙率:88%)を作製した。なお、ポリアクリロニトリル繊維は導電性粒子を内部に含有し、導電性粒子の一部が繊維表面から露出した状態にあった。また、この水分管理シートは単独で取り扱うことのできる自立したシートであった。
第2紡糸溶液に替えて第3紡糸溶液を使用したこと以外は実施例1と同様にして、連続したポリアクリロニトリル繊維のみからなる繊維層(目付:4g/m2、厚さ:20μm、空隙率:85%、平均繊維径:550nm、電気抵抗率:4.8×104Ω・cm)を有する、水分管理シート(目付:18g/m2、厚さ:85μm、空隙率:87%)を作製した。なお、ポリアクリロニトリル繊維は導電性粒子を内部に含有し、導電性粒子の一部が繊維表面から露出した状態にあった。また、この水分管理シートは単独で取り扱うことのできる自立したシートであった。
実施例1の不織布層のみを水分管理シートとした。
カーボンペーパー(東レ株式会社製、目付:84g/m2、厚さ:190μm)の片面に、塗工ペーストを塗布し、温度60℃に設定した熱風乾燥機によって乾燥した後、加熱炉を用いて、空気雰囲気中、温度350℃で1時間焼結し、目付110g/m2、厚さ220μmのガス拡散シートを製造した。このガス拡散シートはカーボンペーパー表面上及びカーボンペーパー内部の一部にマイクロポーラス層(水分管理層)が形成されていた。
上記実施例1〜3および比較例1〜2の水分管理シート又はガス拡散シートの水に対する接触角を、接触角装置(DM500、協和界面科学(株)製)を用い、θ/2法により測定した。なお、測定時の液滴量3μLとして、測定表面に液滴設置後5秒後の値を採用した。また、実施例1〜3は繊維層および不織布層、比較例1は不織布層、比較例2はマイクロポーラス層面をそれぞれ測定した。これらの結果を表1に示す。なお、比較例1における値(目付、厚さ)はカーボンペーパーへの塗工前後での質量差及び厚み差から計算した値である。
エチレングリコールジメチルエーテル10.4gに対して、市販の白金担持炭素粒子(石福金属(株)製、炭素に対する白金担持量40質量%)を0.8g加え、超音波処理によって分散させた後、電解質樹脂溶液として市販の5質量%ナフィオン溶液(米国シグマ・アルドリッチ社製、商品名)4.0gを加え、更に超音波処理により分散させ、更に攪拌機で攪拌して、触媒ペーストを調製した。
11c (空気極側)バイポーラプレート
13a (燃料極側)ガス拡散層
13c (空気極側)ガス拡散層
14a (燃料極側)水分管理層
14c (空気極側)水分管理層
15a (燃料極側)触媒層
15c (空気極側)触媒層
17a 燃料極
17c 空気極
19 固体高分子膜
Claims (4)
- 固体高分子形燃料電池の触媒層と隣接して配置して使用する、自立した水分管理シートであり、前記水分管理シートは疎水性有機樹脂の少なくとも内部に導電性粒子を含有する導電性繊維を含有する不織布層と、親水性繊維を含有する繊維層とが積層状態にあり、不織布層、繊維層のいずれも、その空隙にフッ素系樹脂及びカーボンが充填されていないことを特徴とする水分管理シート。
- 請求項1に記載の水分管理シートを備えるガス拡散シート。
- 請求項1に記載の水分管理シートを備える膜−電極接合体。
- 請求項1に記載の水分管理シートを備える固体高分子形燃料電池。
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JP2012158006A JP6009252B2 (ja) | 2012-07-13 | 2012-07-13 | 水分管理シート、ガス拡散シート、膜−電極接合体及び固体高分子形燃料電池 |
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