JP6009217B2 - 保護部材の貼着方法 - Google Patents

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本発明は、複数のデバイスが形成されたデバイス領域とデバイス領域を囲繞する外周余剰領域とから表面が構成されるウェーハに、外周余剰領域と対向して形成された環状の粘着層により保護部材を貼着する保護部材の貼着方法に関するものである。
IC、LSI等のデバイスが表面に複数形成されたウェーハは、研削装置により裏面が研削されて所定の厚さに形成された後に、ダイシング装置などの分割装置によって個々のデバイスに分割され、携帯電話、パソコンなどの電気機器の回路に組み込まれて広く利用されている。デバイスの表面には、バンプと称する50μm〜500μm程度の金属突起が形成され、各バンプを介して配線基板の電極に直接実装できるようにしたものがあり、それによって電子機器の小型化および軽量化を可能にしている。
ところで、ウェーハの裏面を研削するには、ウェーハの表面側に保護テープなどを貼着し、その保護テープ側を研削装置のチャックテーブルに当接させて保持し、ウェーハの裏面側に研削砥石を押し当てて研削を行うため、バンプに応力が集中し、半導体ウェーハが破損する可能性があった。そこで、ウェーハの表面のうち、複数のデバイスが形成されたデバイス領域を囲繞する外周余剰領域と対向する環状の粘着層を形成し、この粘着層によりウェーハの直径と同径の円板状の基材シートをウェーハの表面に貼着する技術が提案されている(特許文献1,2参照)。
特開2005−109433号公報 特許第4447280号公報
しかしながら、ウェーハの表面に形成されるデバイスの種類に応じて外周余剰領域の幅は変化するものであり、ウェーハの大きさに応じて保護部材の大きさも異なる。また、ウェーハの外周に対応して円板状の保護部材の外周を位置づけて貼着することは容易ではなく、環状の粘着層がウェーハの外周からはみ出したり、デバイスに付着したりする可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、外周余剰領域と対向して形成された環状の粘着層により保護部材をウェーハに対して適切な位置に貼着することができる保護部材の貼着方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、複数のデバイスが形成されたデバイス領域と前記デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とから表面が構成されるウェーハに、前記外周余剰領域と対向して形成された環状の粘着層により保護部材を貼着する保護部材の貼着方法であって、保持手段の上面に保持された前記ウェーハの前記外周余剰領域に、前記ウェーハの上方から液状樹脂を液状樹脂塗布手段により滴下しながら、前記保持手段および前記液状樹脂塗布手段を相対的に回転させて、前記ウェーハの前記外周余剰領域に前記液状樹脂を塗布することで前記環状の粘着層を形成する液状樹脂塗布工程と、前記液状樹脂塗布工程後に、前記ウェーハの上方から前記ウェーハ以上の広さを有する前記保護部材を前記ウェーハの全面を覆う位置で前記環状の粘着層に接触させ、前記ウェーハに前記保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、前記保護部材貼着工程後に、前記ウェーハの外周からはみ出している前記保護部材および前記粘着層を除去する除去工程と、を含み、前記保護部材は、直径が前記環状の粘着層の内径に設定された円形の凸部を備えることを特徴とする。
また、上記保護部材の貼着方法において、前記液状樹脂塗布工程前に、前記保持手段の上面に保持されたウェーハの外周部を撮像手段で撮像し、前記外周余剰領域の位置を検出する外周余剰領域位置検出工程をさらに含み、前記液状樹脂塗布工程では、前記検出された外周余剰領域の位置に基づき前記液状樹脂を塗布することが好ましい。
本発明によれば、ウェーハの外周余剰領域に直接液状樹脂を塗布することで、外周余剰領域に環状の粘着層を形成することができ、環状の粘着層により保護部材をウェーハに対して適切な位置に貼着することができるという効果を奏する。また、外周余剰領域の位置に基づいて液状樹脂を外周余剰領域に塗布するので、粘着層がデバイス領域まではみ出して形成されることを抑制することができる。
図1は、保護部材の貼着方法のフローチャート図である。 図2は、外周余剰領域位置検出工程を示す図である。 図3は、液状樹脂塗布工程を示す図である。 図4は、保護部材貼着工程を示す図である。 図5は、除去工程を示す図である。 図6は、保護部材が貼着されたウェーハを示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態〕
図1は、保護部材の貼着方法のフローチャート図である。図2は、外周余剰領域位置検出工程を示す図である。図3は、液状樹脂塗布工程を示す図である。図4は、保護部材貼着工程を示す図である。図5は、除去工程を示す図である。図6は、保護部材が貼着されたウェーハを示す図である。本実施形態に係る保護部材の貼着方法は、液状樹脂塗布工程と、保護部材貼着工程と、除去工程とを含み、さらに、液状樹脂塗布工程の前に、ウェーハ保持工程と、外周余剰領域位置検出工程とを含む。結果として、図6に示すように、外周余剰領域F2と対向して形成された環状の液状樹脂からなる粘着層RLにより表面に貼着された保護部材BS(円板状の保護部材BSc)によりバンプBが保護されたウェーハWを製造するものである。なお、本実施形態では、各工程において用いられる機器は、図示しない制御手段により制御され、各工程が制御手段により自動的に行われるものとする。制御手段には、予め保護部材BSの貼着対象であるウェーハ情報(ウェーハWの大きさに関する情報(例えば、直径、種類など)、デバイス領域F1の大きさに関する情報(形成されたデバイスDの大きさ、種類、数、ストリートS1,S2の本数、幅など)やウェーハ枚数が、作業員によりを図示しない操作手段を介して入力されている。本実施形態では、制御手段は、ウェーハ情報に基づいて、ウェーハWの直径や、ウェーハWの外周端からデバイス領域F1までの半径方向における最短距離、すなわち外周余剰領域F2に対して液状樹脂Lが塗布できる塗布可能幅などを情報として取得しているものとする。
図1に示すように、本実施形態では、まず、ウェーハ保持工程を実行する(ステップST1)。ここでは、図2に示すように、作業員あるいは図示しない搬送手段により、ウェーハWを保持手段であるチャックテーブル10の上面に保持する。チャックテーブル10は、円盤状に形成され、上面を構成する部分がポーラスセラミック等から形成されており、図示しない真空通路を介して図示しない真空吸引源と接続され、上面にウェーハWが載置されると、ウェーハWを吸引することで保持する。なお、チャックテーブル10は、基台11に着脱自在に固定されるものであり、本実施形態に係る保護部材BSの貼着方法の対象となるウェーハWの直径ごとに複数用意されており、ウェーハWの直径に応じて対応するチャックテーブル10が基台11に固定される。
ここで、ウェーハWは、シリコン、サファイア、ガリウムなどを母材とするものであり、円板状に形成され、デバイス領域F1、外周余剰領域F2とから表面が構成されている。デバイス領域F1は、ウェーハWの中央部に存在し、互いに直交するストリートS1,S2によって区画された複数の領域にそれぞれデバイスDが形成されている。各デバイスDは、所定の高さの1以上のバンプBが形成されており、分割された後、各バンプBによって図示しない配線基板の電極に実装できるようになっている。なお、バンプBの高さは、50μm〜500μm程度の範囲であって、デバイスDの種類あるいは使用箇所によって異なるものである。なお、1つのウェーハWに形成された各デバイスDのバンプBは、同一の高さに形成されている。外周余剰領域F2は、ウェーハWの表面のうち、デバイス領域F1を囲繞するデバイス領域F1よりも外周側に存在する。なお、ウェーハWの外周縁には、結晶方位を示すノッチNが形成されている。
次に、図1に示すように、ウェーハ保持工程でチャックテーブル10に保持されているウェーハWに対して、外周余剰領域位置検出工程を実行する(ステップST2)。ここでは、図2に示すように、撮像手段20により、保持されたウェーハWの外周部を撮像し、外周余剰領域F2の位置を検出する。撮像手段20は、ウェーハWの表面からの反射光が入射されることで、保持されたウェーハWの外周部の画像データを生成し、制御手段が生成された画像データに基づいて、例えばデバイス領域F1における任意の3点の位置に基づいて、少なくともチャックテーブル10の中心位置とウェーハWの中心位置とのずれなど、外周余剰領域F2に液状樹脂を正確に塗布するための情報として外周余剰領域F2の位置を検出する。なお、基台11あるいは撮像手段20のいずれか一方には、チャックテーブル10および撮像手段20を水平方向に相対的に移動可能な移動機構が設けられており、制御手段により移動機構を制御することで、ウェーハ情報に基づいて撮像手段20を保持されたウェーハWの外周部に対して、鉛直方向において対向する位置まで相対移動させる。
次に、図1に示すように、外周余剰領域位置検出工程後に、液状樹脂塗布工程を実行する(ステップST3)。ここでは、外周余剰領域F2の位置に基づいて、保持されたウェーハWの外周余剰領域F2および液状樹脂塗布手段30の相対位置を調整する。液状樹脂塗布手段30あるいは基台11の少なくともいずれか一方には、液状樹脂塗布手段30およびチャックテーブル10を水平方向に相対的に移動可能な移動機構が設けられており、制御手段により移動機構を制御することで、外周余剰領域F2の位置に基づいて、ウェーハWの回転中心を通る直線上であり、かつ、外周余剰領域F2のうちウェーハWの外周端近傍に鉛直方向において対向するように、上記相対位置を調整する。次に、図3に示すように、液状樹脂塗布手段30により、外周余剰領域F2にウェーハWの上方から液状樹脂Lを滴下しつつ、チャックテーブル10および液状樹脂塗布手段30を相対的に回転させる(同図矢印R1)。液状樹脂塗布手段30は、鉛直方向においてチャックテーブル10と対向するノズルを有し、図示しない液状樹脂供給源から供給された液状樹脂Lをノズルから滴下することで、ウェーハWに塗布することができるものである。ここで、液状樹脂Lは、本実施形態では、時間経過により硬化する成分を含む樹脂であり、流動性を有し、少なくとも滴下時に外周余剰領域F2の滴下箇所の周囲に飛散しない程度の粘性を有している。また、基台11あるいは液状樹脂塗布手段30のいずれか一方には、チャックテーブル10および液状樹脂塗布手段30を相対的に回転可能な回転機構が設けられており、制御手段により回転機構を制御することで、液状樹脂塗布手段30により滴下された液状樹脂Lが外周余剰領域F2上で周方向に塗布され、少なくとも1回相対回転することで、外周余剰領域F2に対して環状に液状樹脂Lが塗布され、外周余剰領域F2に環状の粘着層RLが形成される。なお、外周余剰領域F2に塗布される液状樹脂Lの塗布量、すなわち環状に塗布された液状樹脂Lの幅や厚さは、液状樹脂塗布手段30から塗布される液状樹脂Lの単位時間当たり滴下量、回転機構による回転速度や、滴下時の相対回転の回数などにより調整されるものであり、予め取得された外周余剰領域F2における塗布可能幅に基づいて、環状の粘着層RLに保護部材BS(シート状の保護部材BSs)を接触させ、粘着層RLが硬化した際に、少なくとも粘着層RLがデバイス領域F1にはみ出さず、さらには粘着層RLがウェーハWの外周から若干はみ出し、バンプBの先端がシート状の保護部材BSに接触するように設定されることが好ましい。
次に、図1に示すように、液状樹脂塗布工程後に、保護部材貼着工程を実行する(ステップST4)。ここでは、外周余剰領域F2に環状の粘着層RLが形成されたウェーハWの上方から保護部材BS(同図二点差線)を環状の粘着層RLに接触させて、図4に示すように、ウェーハWに保護部材BSを貼着する。除去工程前の保護部材BSは、ウェーハWの表面を保護する基材シートなどのシート状の保護部材BSsであり、ウェーハW以上の広さ、本実施形態では、帯状で幅がウェーハWの直径以上である、シート状の保護部材BSsは、図示しない巻き取り機構が有する2つの回転軸に両端部が固定されており、鉛直方向においてウェーハWの全面を覆うことができる位置に位置づけられている。また、巻き取り機構は、制御手段により駆動制御されることで一方の回転軸から他方の回転軸に、シート状の保護部材BSsを巻き取ることができる。また、基台11あるいは巻き取り機構のいずれか一方には、チャックテーブル10およびシート状の保護部材BSsを鉛直方向に相対的に移動可能な移動機構が設けられており、制御手段により移動機構を制御することで、シート状の保護部材BSsを環状の粘着層RLと接触できる位置まで移動させる。なお、巻き取り機構は、保持されたウェーハWに対してシート状の保護部材BSsが平行となるように、シート状の保護部材BSsにテンションを作用させておくことが好ましい。
次に、図1に示すように、保護部材貼着工程後に、除去工程を実行する(ステップST5)。ここでは、保護部材BSが環状の粘着層RLと接触し、所定時間経過することで、粘着層RLが硬化した後に、図5に示すように、除去手段40によりウェーハWの外周からはみ出している保護部材BSおよび硬化した粘着層RLを除去する。除去手段40は、シート状の保護部材BSsが環状の粘着層RLと接触した状態で、ウェーハWの外周に鉛直方向において対向できる位置に配設されており、鉛直方向において切断部41を有するカッターなどである。基台11あるいは除去手段40のいずれか一方には、チャックテーブル10および除去手段40を水平方向および鉛直方向に相対的に移動可能な移動機構および回転可能な回転機構が設けられており、制御手段により移動機構および回転機構を制御することで、除去手段40の切断部41を鉛直方向においてウェーハWの外周端で、かつシート状の保護部材BSsを貫通する位置に移動させるとともに、少なくとも1回相対回転(同図矢印R2)することで、シート状の保護部材BSsをウェーハWの外周に沿って切断することでウェーハWに対して円板状の保護部材BScを残すとともに、ウェーハWおよび円板状の保護部材BScの間で硬化した粘着層RLのうち、ウェーハWの外周からはみ出している部分を切断する。これにより、保護部材BS(円板状の保護部材BSc)を貼着したウェーハWを製造する。このあと、制御手段により移動機構を制御することで、シート状の保護部材BSsを円板状の保護部材BScが貼着されたウェーハWから鉛直方向において離間できる位置まで移動させる。複数のウェーハWに対して保護部材BSを貼着する場合は、上記各工程を繰り返すことになるが、シート状の保護部材BSsと円板状の保護部材BScが貼着されたウェーハWとを離間したのち、制御手段により、巻き取り機構を駆動制御することで、シート状の保護部材BSsのうち、チャックテーブル10に対して新たな領域、ここでは、除去工程によりシート状の保護部材BSsから切り取られた円板状の保護部材BScが存在していた領域とは異なる領域を鉛直方向において対向させておくこととなる。
以上のように、本実施形態に係る保護部材の貼着方法は、液状樹脂塗布手段30によりウェーハWの外周余剰領域F2に直接液状樹脂Lを塗布することで、環状の粘着層RLを形成するので、ウェーハWの大きさや外周余剰領域F2の幅などにかかわらず外周余剰領域F2に環状の粘着層RLを形成することができる。また、予めウェーハW以上の広さを有する保護部材BS(シート状の保護部材BSs)を環状の粘着層RLに接触させたのち、ウェーハWの外周からはみ出した保護部材BSを除去するので、ウェーハWに対する保護部材BSの位置合わせを行わずに、環状の粘着層RLにより保護部材BSをウェーハに対して適切な位置に貼着することができる。これらにより、ウェーハWの大きさや外周余剰領域F2の幅などを考慮した複数種類の環状の粘着材および円板状の保護部材BScを予め用意する必要がなく、効率的に保護部材BSのウェーハWに対する貼着を行うことができる。また、均一な幅や厚さでウェーハWに対して環状の粘着層RLを形成することができるので、貼着した保護部材BSに対して均一な保持力を維持することができる。また、ウェーハWの外周からはみ出した粘着層RLは、除去工程において除去されるため、はみ出した粘着層RLに対する引っかかりを抑制することができる。これらにより、後工程、例えばウェーハWの裏面の研削工程などへの搬送時やその加工時において、保護部材BSがめくれることなどを抑制することができる。
また、撮像手段20により検出された外周余剰領域F2の位置に基づいて、外周余剰領域F2と液状樹脂塗布手段30との相対位置を調整した後、液状樹脂Lを外周余剰領域F2に塗布するので、粘着層RLがデバイス領域F1まではみ出して形成されることを抑制することができる。
なお、上記実施形態では、液状樹脂Lを時間経過により硬化する成分を含む樹脂としたが、これに限定されるものはなく、外的刺激、例えば、紫外線や熱などを加えることで硬化する成分を含む樹脂であってもよい。この場合は、保護部材貼着工程において、シート状の保護部材BSsが環状の粘着層RLと接触した状態で外的刺激を加えることで、環状の粘着層RLを硬化させて、保護部材BSをウェーハWに貼着させる。
また、上記実施形態では、保護部材BSを貼着した状態で、ウェーハWの外周から粘着層RLがはみ出すように外周余剰領域F2に対して液状樹脂Lを塗布するが、はみ出さないように塗布してもよい。この場合は、除去工程において、粘着層RLが除去されることがなくなり、除去手段40がシート状の保護部材BSsのみを円板状に切り取るのみとなるので、除去時に除去手段40に作用する抵抗力を低減することができるので、ウェーハWの外周に沿って精度良く除去を行うことができる。
また、上記実施形態においては、制御手段に予めウェーハ情報が入力されていない場合は、撮像手段20により、ウェーハWの直径や、外周余剰領域F2の幅を検出するようにしてもよい。この場合は、制御手段は、外周余剰領域F2の幅によって、粘着層RLを形成できるか否かを判定し、形成できないと判定された場合に、作業者に図示しない報知手段により報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、円板状のウェーハWを保護部材BSが貼着される対象としたがこれに限定されるものではなく、矩形状の板状物であってもよい。この場合は、液状樹脂塗布工程において、板状物および液状樹脂塗布手段30を板状物の外周に沿って相対移動させることで、液状樹脂塗布手段30により外周余剰領域F2に矩形状に液状樹脂Lを塗布することで矩形状の粘着層RLを形成する。次に、除去工程において、除去手段40を板状物の外周に沿って移動させることで、矩形状の保護部材を貼着した板状物を製造することができる。
また、上記実施形態では、各工程を1つの装置内で行ってもよい。この場合は、例えば、チャックテーブル10を装置の筐体に対してX軸方向に移動させるX軸移動機構、Z軸(X軸と垂直面において直交する軸)方向に移動させるZ軸移動機構、回転軸(X軸を含む水平面と直交する軸)周りに回転させることのできる回転機構を設け、撮像手段20、液状樹脂塗布手段30をチャックテーブル10に対してY軸(X軸と水平面において直交する軸)方向にそれぞれ移動させるY軸移動機構を設け、除去手段40をチャックテーブル10に対してY軸方向に移動させるY軸移動機構およびZ軸方向に移動させるZ軸移動機構を設ける。そして、チャックテーブル10がX軸方向に移動することで、撮像手段20、液状樹脂塗布手段30、シート状の保護部材BSsおよび除去手段40がそれぞれ鉛直方向において対向できる位置までウェーハWをそれぞれ搬送し、撮像手段20をY軸方向に移動させて外周余剰領域位置検出工程を実行し、液状樹脂塗布手段30をY軸方向に移動させ、チャックテーブル10をθ軸周りに回転させて液状樹脂塗布工程を実行し、チャックテーブル10をZ軸方向に移動させて保護部材貼着工程を実行し、除去手段40をY軸、Z軸方向に移動させ、チャックテーブル10をθ軸周りに回転させて除去工程を実行する。
また、上記実施形態においては、シート状の保護部材BSsに予めウェーハWに対応する円形の凸部が形成されていてもよい。凸部の直径は、環状の粘着層RLの内径に設定されることで、環状の粘着層RLをウェーハWに貼着された円板状の保護部材BScの外周端近傍に形成された段差部に形成することができる。なお、シート状の保護部材BSsに予めウェーハWの直径以上の円形の凹部が形成されていてもよい。
10 チャックテーブル
11 基台
20 撮像手段
30 液状樹脂塗布手段
40 除去手段
41 切断部
B バンプ
BS 保護部材
BSc 円板状の保護部材
BSs シート状の保護部材
D デバイス
F1 デバイス領域
F2 外周余剰領域
S1,S2 ストリート
W ウェーハ

Claims (2)

  1. 複数のデバイスが形成されたデバイス領域と前記デバイス領域を囲繞する外周余剰領域とから表面が構成されるウェーハに、前記外周余剰領域と対向して形成された環状の粘着層により保護部材を貼着する保護部材の貼着方法であって、
    保持手段の上面に保持された前記ウェーハの前記外周余剰領域に、前記ウェーハの上方から液状樹脂を液状樹脂塗布手段により滴下しながら、前記保持手段および前記液状樹脂塗布手段を相対的に回転させて、前記ウェーハの前記外周余剰領域に前記液状樹脂を塗布することで前記環状の粘着層を形成する液状樹脂塗布工程と、
    前記液状樹脂塗布工程後に、前記ウェーハの上方から前記ウェーハ以上の広さを有する前記保護部材を前記ウェーハの全面を覆う位置で前記環状の粘着層に接触させ、前記ウェーハに前記保護部材を貼着する保護部材貼着工程と、
    前記保護部材貼着工程後に、前記ウェーハの外周からはみ出している前記保護部材および前記粘着層を除去する除去工程と、
    を含み、
    前記保護部材は、直径が前記環状の粘着層の内径に設定された円形の凸部を備える、
    とを特徴とする保護部材の貼着方法。
  2. 前記液状樹脂塗布工程前に、前記保持手段の上面に保持された前記ウェーハの外周部を撮像手段で撮像し、前記外周余剰領域の位置を検出する外周余剰領域位置検出工程をさらに含み、
    前記液状樹脂塗布工程では、前記検出された外周余剰領域の位置に基づき前記液状樹脂を塗布する請求項1に記載の保護部材の貼着方法。
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