JP6008794B2 - 電源供給装置及び映像表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷回路に電源電圧を供給するための電源供給装置、並びにそのような電源供給装置を備えた映像表示装置に関する。
電源供給装置は、負荷回路の状態に応じて、通常の動作時に負荷回路での消費電力を含めて、消費電力を少なくするように動作すると共に、「入力電圧が無くなった」、「入力電圧が復帰した」、「起動中である」などのイレギュラーな(非定常的な)状態でも負荷回路としての電子機器を安定な状態に保つととともに消費電力も低く保つように動作する必要がある。
特許文献1には、バックアップされた電源電圧が十分であるときは、交流電源をラッチングリレーによって切断し、それによりスイッチをオン状態又はオフ状態に保つのに必要な電力を削減して低消費電力化を図ることが開示されている。しかしその制御回路はバックアップ機能がある安定した電源の電圧を検出しており、交流電源からの入力の有無を示す情報を得ておらず、停電などのイレギュラーな事態に対して安定に処理することが想定されていない。例えば交流電源からの入力がない状態(例えば停電状態)でも、バックアップ電圧レベルが十分であれば、パワーオン命令を受信すると装置が通常の動作をすることができないにも拘わらず起動しようとして制御回路は上記のラッチングリレーをオン状態にし、その他の処理も、起動状態を維持しようとしてしまう。その結果、メイン回路へ無意味なアクセスを続けてバックアップ電力を無駄に消費してしまう。さらに制御回路は、交流電源からの入力がないことも分からないまま、リモコン操作に応じた信号が入力されるたびに、制御処理しようとすることでバックアップ電力をさらに無駄に消費してしまう。
さらには停電のような非定常的な状態から回復したときに制御処理がリセットされるような構成になっていない。このため長時間停電が続き、バックアップ電源が枯渇して、制御回路が制御動作中に動作停止をした後、停電復帰したときに、制御処理が確実に安定的に回復することができない。
特許第3471283号(第5頁、第10頁、図1、図15、図16、図17)
以上のように、従来の装置は、イレギュラーな状態において安定にかつ低消費電力で動作することが想定された構成になっていない。
本発明の目的は、イレギュラーな状態でも電子機器を安定に低消費電力の状態に保つことができる電源供給装置を実現することである。
本発明の電源供給装置は、
交流電源に接続されて直流電圧を負荷回路に出力する主電源と、
前記主電源の出力に接続されて、前記主電源の出力が立ち上がったときに、リセットパルスを生成するリセットパルス生成回路と、
前記主電源の出力に接続されて蓄電する蓄電回路と、
スイッチ回路と、
前記蓄電回路の出力を電源電圧として受け、前記リセットパルス生成回路の出力を、前記スイッチ回路を介してそのリセット入力として受けて初期化される制御回路とを有し、
前記制御回路は、パワーオンオフ信号入力手段から出力されるパワーオンオフ制御信号を受けるように接続され、
前記制御回路は、前記主電源の出力の状態及び前記パワーオンオフ信号入力手段からのパワーオンオフ制御信号に基づいて、前記主電源を制御するための主電源制御信号と、前記スイッチ回路を制御するためのリセット禁止信号とを出力し、
前記主電源は、前記主電源制御信号によって制御されて、前記主電源制御信号が第1の状態にあるときに前記直流電圧を出力するオン状態となり、前記主電源制御信号が第2の状態にあるときに、前記直流電圧を出力しないオフ状態になり、
前記スイッチ回路は、前記リセット禁止信号によって制御されて、前記リセット禁止信号が第1の状態にあるときに、前記リセットパルス生成回路から出力されたリセットパルスを前記制御回路に伝える伝達状態になり、前記リセット禁止信号が第2の状態にあるときに前記リセットパルス生成回路から出力されたリセットパルスを前記制御回路に伝えない遮断状態になることを特徴とする。
本発明によれば、「入力電圧が復帰した(停電状態から復帰した)」、「起動中である」などのイレギュラー(非定常的)な状態でも安定に動作することができるとともに、状況に応じて電力消費を低く抑えることができるという効果がある。
本発明の実施の形態1の電源供給装置を示すブロック図である。 実施の形態1に係るスイッチ回路の別の接続形態例を示すブロック図である。 交流電圧が入力されたときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 実施の形態1の電源供給装置の変形例を示すブロック図である。 停電が発生したときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 停電でない状態において蓄電回路が放電したときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 実施の形態1の電源供給装置の他の変形例を示すブロック図である。 停電状態において蓄電回路が放電したときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 パワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号に入力されたときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 停電でない状態においてパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号が入力されたときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 停電状態においてパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号が入力されたときの、実施の形態1の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 主電源がオフ状態にあるときに始まる制御回路の動作を示すフローチャートである。 主電源がオン状態にあるときに始まる制御回路の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2の電源供給装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3の電源供給装置を示すブロック図である。 外部情報回路の出力が変化したときの、実施の形態3の装置の各部の動作を示すタイミング図である。 本発明の実施の形態4の映像表示装置を示すブロック図である。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の電源供給装置を示す。
図1に示す電源供給装置においては、交流電源例えば商用電源1からの交流電圧D1が主電源2に入力される。主電源2は、交流電圧を変圧し、整流し、平滑化して直流電圧D2を出力する。
主電源2の出力端子は、負荷回路6、リセットパルス生成回路3、及び蓄電回路7の入力端子に接続されるとともに、制御回路5の電圧検出端子5vに接続されている。
主電源2から出力された直流電圧D2は接続線21を介して負荷回路6にその電源電圧として供給される。主電源2の出力D2はまた、リセットパルス生成回路3及び蓄電回路7に供給され、さらに制御回路5の電圧検出端子5vに供給される。
リセットパルス生成回路3は、主電源2の出力D2が立ち上がった際に、リセットパルスSrを生成し、その出力信号D3として出力する。
リセットパルス生成回路3の出力端子はスイッチ回路4の入力端子に接続されている。スイッチ回路4の出力端子は制御回路5のリセット入力端子5rに接続されている。
スイッチ回路4は、制御回路5のリセットを許可し又は禁止するために設けられたものであり、リセットパルス生成回路3から出力されたリセットパルス信号Srを制御回路5のリセット入力端子5rに伝達し又は遮断する。
スイッチ回路4がオン状態(閉路状態乃至導通状態)にあるときは、リセットパルス生成回路3の出力D3がそのまま、スイッチ回路4の出力D4となる。即ち、リセットパルス生成回路3がその出力D3としてリセットパルスSrを出力すると、そのリセットパルスSrがそのままスイッチ回路4の出力D4となって、制御回路5に伝達される。この状態を、スイッチ回路4の伝達状態、或いは制御回路5のリセットを許可する状態とも言う。
一方スイッチ回路4がオフ状態(開路状態乃至非導通状態)にあるときは、リセットパルス生成回路3の出力D3は伝達されない(遮断される)。即ちスイッチ回路4の出力D4は、スイッチ回路4の入力D3の如何に拘わらず、L(Lレベル)を維持し、制御回路5のリセットが禁止される。この状態を、スイッチ回路4の遮断状態、或いは制御回路5のリセットを禁止する状態とも言う。
蓄電回路7は、主電源2から直流電圧が供給されている間に電力を蓄積し(充電され)、主電源2から直流電圧D2が供給されていないときは、蓄積した電力を外部に放出する(放電される)補助電源として作用する。
蓄電回路7の出力端子は制御回路5の電源入力端子5pに接続され、蓄電回路7の出力電圧D7が制御回路5に、電源電圧として入力される。
制御回路5は、例えばマイコンで形成され、蓄電回路7の出力電圧D7を電源電圧として受けるのみならず、該電圧D7が予め定められた閾値Va以上か閾値Vaよりも低いか(H即ち「有る」か、それともL即ち「無い」か)の判定を行う。
制御回路5は、蓄電回路7から電源電圧D7の供給を受けている状態で、リセット入力端子5rにリセットパルスSrを供給されると、初期化される。
制御回路5は、初期化によって制御のためのソフトウェアを起動し、制御状態になり、上記のように、蓄電回路7の出力電圧D7が閾値Va以上か否かの判定を行うのみならず、電圧検出端子5vに印加されている直流電圧D2が予め定められた閾値Vt以上か閾値Vtよりも低いか(H即ち「有る」か、それともL即ち「無い」か)の判定、並びに主電源2及びスイッチ回路4の制御を行う。
制御回路5は、主電源2及びスイッチ回路4の制御のため、主電源制御信号D5a及びリセット禁止信号D5bを出力する。
制御回路5から出力される主電源制御信号D5aは主電源2に入力される。
主電源2は、主電源制御信号D5aが第1の状態、例えばL(Lレベル)のとき(出力されていないとき)に動作状態(オン状態)となり、主電源制御信号D5aが第2の状態、例えばH(Hレベル)のとき(出力されているとき)に、停止状態(オフ状態)となる。商用電源1から交流電圧が供給されていれば、主電源2が動作状態になると、主電源2からは直流電圧D2が出力される。
制御回路5から出力されるリセット禁止信号D5bはスイッチ回路4に入力される。
スイッチ回路4は、リセット禁止信号D5bが第1の状態、例えばL(Lレベル)のとき(出力されていないとき)に閉路状態(従って伝達状態)となり、リセット禁止信号D5bが第2の状態、例えばH(Hレベル)のとき(出力されているとき)に、開路状態(従って遮断状態)となる。スイッチ回路4が伝達状態にあるときは、リセットパルス生成回路3の出力D3がそのままスイッチ回路4の出力D4となり、スイッチ回路4が遮断状態にあるときは、リセットパルス生成回路3の出力D3がHであっても、スイッチ回路4の出力D4はLを維持する。
制御回路5の制御入力端子5cにはパワーオンオフ信号入力手段8が接続され、パワーオンオフ信号入力手段8からのパワーオンオフ制御信号D8が入力されるようになっている。
パワーオンオフ制御信号D8は、主電源2の出力電圧D2がL即ち「無い」ときに入力されると、パワーオンを指示乃至要求するものとして扱われ、主電源2の出力電圧D2がH即ち「有る」ときに入力されると、パワーオンを指示乃至要求するものとして扱われる。
なお、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号と、パワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号とが異なる内容のものであっても良い。
以下では、主電源2の出力電圧D2がHである状態を「パワーオン状態」と言い、主電源2の出力電圧D2がL、即ち閾値Vtよりも低い状態を「パワーオフ状態」と言うことがある。
また、制御回路5が制御状態にあって、主電源制御信号D5aをLにしている状態を「パワーオン制御状態」と言い、制御回路5が制御状態にあって、主電源制御信号D5aをHにしている状態を「パワーオフ制御状態」と言う。
制御回路5が「制御状態」にあるとは、制御のためのソフトウェアが動作中であることを意味し、この状態では、「パワーオンオフ制御信号」が入力されると、これに応じた処理をする。
一方、「初期化」処理中、並びに後述の「パワーオンシーケンス」又は「パワーオフシーケンス」の実行中は、パワーオンオフ制御信号が入力されてもこれに応じた処理が行われない(無視される)。即ち、「初期化」処理中、「パワーオンシーケンス」実行中、及び「パワーオフシーケンス」実行中は、制御回路5は、「動作状態」にあるが、「制御状態」にはない。
図2はスイッチ回路の別の例を示す図である。
図1のスイッチ回路4は、リセットパルス生成回路3の出力端子と制御回路5のリセット入力端子5rの間に配置され、そのオン又はオフにより、リセットパルス信号Srの制御回路5への入力(伝達又は遮断)を制御しているが、図2のスイッチ回路4Aは、リセットパルス生成回路3と制御回路5とを接続する信号線31とグランド(接地ノード)との間に配置され、スイッチ回路4Aのオフ又はオンにより、リセットパルス信号Srの制御回路5への入力(伝達又は遮断)を制御している。即ち、スイッチ回路4Aがオン状態(閉路乃至導通状態)になったときは、信号線31をグランドに接続し(信号線31をプルダウンし)、これにより、リセットパルス信号Srの制御回路5への入力を禁止し、一方、スイッチ回路4Aがオフ状態(開路乃至非導通状態)になったときは、信号線31をグランドに接続せず(信号線31をグランドから切り離し)、これにより、リセットパルス信号Srの制御回路5への入力を許可する。
図2に示されるスイッチ回路4AをNPNトランジスタ又はNチャネルMOSFETを使って構成し、制御回路5からのリセット禁止信号D5bがNPNトランジスタのベース又はNチャネルMOSFETのゲートに印加されるようにすれば、リセット禁止信号D5bがL(出力されていない状態)のときにスイッチ回路4Aは非導通状態でリセットパルス信号Srが制御回路5に入力され(伝達され)、リセット禁止信号D5bがH(出力されている状態)のときにスイッチ回路4Aが導通状態でリセットパルス信号Srが制御回路5に入力されない(伝達されない)。
蓄電回路7が充電されておらず、制御回路5が動作停止の状態(電源供給装置(或いは電源供給装置を備えた電子機器)が製造業者から出荷された状態、或いは、停電が継続して完全に放電した状態)では、リセット禁止信号D5bはLであるが、このような状態で、電源供給装置(又は電源供給装置を備えた電子機器)に交流電圧D1の供給が開始されると(出荷後初めて商用電源1に接続されるとき、或いは、長時間の停電後、電源が回復したとき)、動作の開始時にリセット禁止信号D5bがLであるため、確実に制御回路5を初期化して安定動作させることができる。
なお、図1のスイッチ回路4も、リセット禁止信号D5bがLのときにオン状態となるように構成することができる。例えば、PチャンネルMOSFETのソース・ドレインの一方をリセットパルス生成回路3の出力端子に接続し、他方を制御回路5のリセット入力端子5rに接続し、ゲートにリセット禁止信号D5bが印加されるように接続すれば良い。
制御回路5は一般的に制御の開始時、終了時、非定常的な状態からの復帰時などの制御の節目でリセットすることで安定動作させている。
制御回路5を安定動作させるためには、交流電圧D1の入力の有無を検出して、停電のような非定常的な状態が発生しているか否かを判定することが重要である。そのために、主電源2の入力側(一次側)において交流電圧D1の有無を直接検出することが考えられる。しかしワールドワイド対応の電源供給装置の場合には、高電圧地域(例えば240V)と低電圧地域(例えば100V)とで検出レベル差が大きく、高電圧地域と低電圧地域の双方で適切に動作する検出回路を構成することは難しい。さらに一次側の検出結果を二次側へ伝送するように構成するための回路も必要であり、部品点数が多い。
しかも交流電圧D1が入力される主電源2の一次側の入力部は、瞬間停電などの外的変化に対応するために電圧変化を抑制するように、具体的には放電時間が長くなるように設計されていることが多く、交流電圧D1の入力がなくなって、主電源2が電圧出力動作を停止しているにも拘わらず、主電源2の入力部には電圧が残留しているので、主電源2の入力側の電圧を検出して制御回路5のリセット用信号を生成する回路を構成するのは困難である。
これらの問題を解決するために本発明の電源供給装置は、主電源2の出力に基づいて交流電圧D1の有無を判断するとともに、リセットパルス生成回路3が主電源2の出力に応じてリセットパルスSrを生成するように構成されている。
以下、図3、図5、図6、図8〜図11を参照して、異なる状況での、電源供給装置の動作を説明する。
図3は、図1の電源供給装置において、蓄電回路7が充電されていない状態で交流電圧D1が入力されたとき、即ち図1の電源供給装置(或いは図1の電源供給装置を備えた電子機器)を製造業者から入手した後初めて商用電源1に接続したとき、或いは商用電源1が長時間停電し、蓄電回路7が完全に(制御回路5が動作停止するレベルに)放電した状態で、商用電源1が復帰したときの各部の動作を示す。
図3で期間Paにおいては、交流電圧D1が供給されておらず、制御回路5には蓄電回路7から電源電圧D7が入力されていないため、制御回路5は停止状態にあり、制御回路5から主電源2に供給される主電源制御信号D5aはLである。
その状態で、時刻t11に、交流電圧D1が入力される。図3(並びに後述の同様のタイミング図)では交流電圧D1についてはその振幅を示している。従って交流電圧D1についてのL、Hは、その振幅が小さいか大きいかを意味する。
主電源2は、交流電圧D1の入力(t11)から時間taだけ遅延して直流電圧D2を出力する。遅延時間taは主電源2の特性によって異なり、また個々の製品間でばらつきがある。
図3では、パワーオンオフ信号入力手段8からのパワーオンオフ制御信号D8はLであるものとしている。
なお、蓄電回路7の出力電圧D7がLであるときは、制御回路5は停止状態にあり、このときは、パワーオンオフ制御信号D8が入力されても、制御回路5はこれに応じた処理をすることができない。
また、パワーオンオフ制御信号D8が入力されている状態で交流電圧D1が入力される場合もあるが、その場合も、制御回路5は、制御状態となるまで(制御のためのソフトウェアが動作を開始するまで)は、パワーオンオフ制御信号D8に応じた処理をすることができず、入力されたパワーオンオフ制御信号D8は無視されることになる。具体的には、電源電圧D7がHになっても制御回路5は、初期化処理中は、パワーオンオフ制御信号D8が入力されてもこれを無視する。また、後述のパワーオンシーケンス実行中、及びパワーオフシーケンス実行中も、入力されたパワーオンオフ制御信号D8は無視される。
直流電圧D2がLからHへ立ち上がると、リセットパルス生成回路3はリセットパルスSrを生成して出力し、出力されたリセットパルスSrはスイッチ回路4に入力される。
この時点でも制御回路5は初期化されておらず、制御状態にはないため、制御回路5からスイッチ回路4に入力されるリセット禁止信号D5bはLである。
スイッチ回路4は、リセット禁止信号D5bがLのときオン状態を保つように動作する。従って、リセットパルスSrがスイッチ回路4の出力側に現れ、制御回路5にリセットパルスSrが入力される。
交流電圧D1の入力により直流電圧D2がHになると、蓄電回路7は充電されて制御回路5へ電源電圧D7を供給する。
制御回路5は蓄電回路7から電源電圧D7を供給されたとき、リセットパルス信号Srが入力されており、初期化(リセット)動作を開始する。
負荷回路6は、直流電圧D2がHになって、電源電圧として入力されると動作を開始する。
制御回路5は初期化(リセット)動作が終了すると、パワーオン制御状態へ移行し、主電源2の出力の状態を監視し、直流電圧D2が閾値Vt以上である(直流電圧D2がHである)ことを確認し、パワーオン制御状態を継続する。
このように蓄電回路7の電圧が低い状態(充電されていない状態)において交流電圧D1が入力されたとき(初めて商用電源1に接続したとき、或いは長時間の停電から復帰したとき)には必ず制御回路5が初期化されるため、確実に安定した動作を開始することができる。
なお、図4に示すように、直流電圧D2の制御回路5への入力側に直流電圧D2を判定する判定回路15を挿入し、判定回路15による判定の結果D15を制御回路5の判定結果入力端子5jに入力し、この入力に応じて制御回路5が初期化を行うように構成しても同様な効果を得ることができる。
図5は、停電が発生した状態における、図1の装置の各部の動作を示す。
図5で、停電発生前の期間Pbにおいては、交流電圧D1が入力されている。また、制御回路5は、パワーオン制御状態にあり、制御回路5からの主電源制御信号D5aはLを維持し、主電源2が直流電圧D2を出力している。
パワーオンオフ制御信号D8は入力されていない。
主電源2の出力D2はHを維持しており、従ってLからHへの立ち上がりが生じないため、リセットパルス生成回路3もリセットパルスSrを出力しない。
制御回路5からのスイッチ回路4へ供給されるリセット禁止信号D5bはLに維持され、スイッチ回路4はオン状態を保つが、リセットパルスSrが入力されないので、スイッチ回路4の出力側からもリセットパルスSrは出力されない。
時刻t12に停電が発生すると、交流電圧D1はHからLに低下する。その結果主電源2も停止してその出力D2がHからLに低下する。
制御回路5は電圧検出端子5vに入力される直流電圧D2が低下した(閾値Vtよりも低くなった)ことを検知して、停電状態と判断して、停電からの復帰を待機する制御状態(「停電検出、復帰待機」の制御状態)に移行する。
この状態では、主電源制御信号D5aがLを維持し、これにより停電からの復帰時に直流電圧D2が直ちに出力される(Hになる)ようにするとともに、リセット禁止信号D5bもLを維持して、これによりスイッチ回路4をオン状態に維持する。
蓄電回路7の出力D7は直流電圧D2がなくなった(Lになったった)ことから、放電により少しずつ低下する。
なお、制御回路5は蓄電回路7の出力D7の低下が進んで制御できない程度までになると停止状態になるが、主電源制御信号D5aもリセット禁止信号D5bもHではなくてLなので、蓄電回路7から電圧D7が供給されなくなっても、これらの制御信号D5a、D5b(これらの制御信号を伝える信号線の電位)はLに維持される。
蓄電回路7の出力D7が低下して制御回路5が停止した状態で停電から復帰するときは、この電源供給装置は図3と同様の動作で起動して、制御回路5はリセットパルスSrにて初期化されてパワーオン制御状態に移行し安定状態が確保される。
また蓄電回路7の出力D7が完全に低下しておらず、「停電検出、復帰待機」の制御状態であるときに停電から復帰してパワーオン制御状態に移行する場合も、制御回路5はリセットパルスSrにて初期化されるため安定状態が確保される。
図6は、停電でない環境において、蓄電回路7の出力電圧D7の低下に応じて行われる処理を示す。
停電ではない状態であるので、交流電圧D1は異常なく入力され続けている。図6の期間Pcでは制御回路5がパワーオフ制御状態にあり、主電源制御信号D5aがHであり、主電源2がオフ状態であるので、蓄電回路7の放電が続き、その出力電圧D7が徐々に低下する。
図6の期間Pcの状態になるのは、制御回路5が以前にパワーオン制御状態になった後、パワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号D8によりパワーオフ制御状態に移行した場合である。
制御回路5は、上記のように、蓄電回路7から入力されている電源電圧D7のレベルを判定するように構成されており、蓄電回路7の出力電圧D7が閾値Vaまで低下したとき(時刻t13)、制御回路5はそのことを検出して主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げ、主電源2を起動させる。
主電源2は主電源制御信号D5aがHからLに立ち下げられたことを受けて、起動して、予め定められた遅延時間tbの経過後に直流電圧D2が立ち上がる。
主電源2の出力D2がLからHに立ち上がることでリセットパルス生成回路3によってリセットパルスSrが生成される。リセット禁止信号D5bはLのままであり、リセットパルスSrは制御回路5に入力されて、制御回路5は初期化される。
制御回路5は初期化(リセット)動作が終了すると、パワーオン制御状態へ移行し、主電源2の出力D2の状態を確認し、直流電圧D2がH、即ち閾値Vt以上であるときは、停電状態ではないと判断してパワーオン制御状態を継続する。
このように蓄電回路7の放電が進行しても制御回路5が制御不能になる前に主電源2をオン状態にして蓄電回路7を充電できるように動作させることができる。しかも必ず制御回路5が初期化されるため、確実に安定した動作を継続することができる。
さらに図1の回路に対する変形として、図7に示すように負荷回路6と主電源2の間に第2のスイッチ回路(負荷給電制御のためのスイッチ回路)14を挿入し、制御回路5の負荷給電制御信号D5cによりスイッチ回路14をオンオフし、主電源2の出力D2を第2のスイッチ回路14を介して負荷回路6に供給するようにしても良い。
このようにすれば、上記の初期化の後、電源制御信号D5aをLにして主電源2をオン状態にする一方、負荷給電制御信号D5cをHにして負荷回路6をパワーオフ状態(給電されない状態)にすることができる。このようにすることで、電力消費を削減することができる。
なお、負荷回路6を複数の部分に分け、それぞれの部分ごとに負荷給電スイッチ回路(各々負荷給電スイッチ回路14と同様のもの)を設けて、制御回路5がそれぞれの負荷給電スイッチ回路に対してそれぞれ別個の制御信号を発生するようにしても良い。
図7の構成では、主電源2の出力を第2のスイッチ回路14に伝える接続線22、第2のスイッチ回路14、及び第2のスイッチ回路14の出力を負荷に伝える接続線23が、主電源2の出力を負荷回路6に供給する手段を構成する。
図8は停電環境において蓄電回路7が放電した(蓄電回路7の出力電圧D7が閾値Vaよりも低くなった)ことを検出して行われる処理の際の、各部の動作を示す。
商用電源1が停電状態にあると交流電圧D1はLである。図8の期間Pdでは、主電源2がオフ状態であるので、蓄電回路7の放電が続き、その出力電圧D7が徐々に低下する。制御回路5は制御状態にあり、主電源制御信号D5aはL又はHである。図8の期間Pdの状態になるのは、制御回路5が以前にパワーオン制御状態になった後、
(A) 図5のように停電状態になって、「停電検出、復帰待機」の制御状態になった場合、あるいは
(B) 後述の図9のようにパワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号D8によってパワーオフ制御状態に移行した場合
である。
上記(A)の場合には主電源制御信号D5aはLであり(図5参照)、上記(B)の場合には主電源制御信号D5aはHである(図9参照)。
制御回路5は、上記のように、蓄電回路7から入力されている電源電圧D7のレベルを判定するように構成されており、蓄電回路7の出力電圧D7が閾値Vaまで低下したとき(時刻t14)、主電源制御信号D5aをLにする。即ち、上記(A)の場合には主電源制御信号D5aをLに維持し、上記(B)の場合には主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げる。
いずれの場合にも、この処理の後、主電源制御信号D5aはLになるが、交流電圧D1が入力されていないため、主電源2は起動できず、直流電圧D2は立ち上がらない。
直流電圧D2が立ち上がらないことでリセットパルス生成回路3によるリセットパルスSrの生成も行われず、制御回路5は「停電検出、復帰待機」の制御状態に移行し(上記(B)の場合)、またはその状態を維持する(上記(A)の場合)。
このようにすることで、制御回路5は蓄電回路7からの出力D7が閾値Vaよりもさらに低下して停止状態になるよりも前に、直流電圧D2が存在しないことを確認し、それに対応する処理を行う。即ち「停電検出、復帰待機」の状態に移行し、或いは該状態を維持する。
この状態で停電状態が終了し、その後交流電圧D1が入力されると本電源供給装置は図3に示すように動作する。このようにして、停電状態が長期間続いた状態から復帰したときには必ず制御回路5が初期化されて確実に安定した動作を開始することができる。
図9はパワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されたときの、装置の各部の動作を示す。
交流電圧D1が入力されており、期間Peにおいては、制御回路5はパワーオン制御状態にある。パワーオンオフ制御信号D8が入力されると(時刻t15)、主電源2の出力D2がHであるため、入力されたパワーオンオフ制御信号D8はパワーオフを要求するものとして扱われる。
パワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されると、制御回路5はパワーオフシーケンスを開始し、パワーオフシーケンスの実行後に主電源制御信号D5aをLからHに立ち上げて、主電源2を停止させる。主電源2が停止すると直流電圧D2がHからLに立ち下がり、制御回路5はパワーオフ制御状態に移行する。
この状態では、主電源2が停止し、制御回路5が蓄電回路7によって動作しているので消費電力が削減されるという効果がある。
図10は、停電でない環境においてパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されたときの、各部の動作を示す。
商用電源1が停電状態にはなく、交流電圧D1が入力されている。図10の期間Pfにおいては、制御回路5はパワーオフ制御状態にあり、従って、主電源制御信号D5aはHである。従って、主電源2は停止しており(オフ状態にあり)、直流電圧D2はLである。
主電源2がオフ状態であることから、この状態でパワーオンオフ制御信号D8が入力されると(時刻t16)、パワーオンを要求するものとして扱われる。
パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されると、制御回路5は、パワーオンシーケンスを開始し、リセット禁止信号D5bをLからHに立ち上げて、スイッチ回路4をオフ状態に設定し、その後主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げる。
図10には、リセット禁止信号D5bを立ち上げた後、主電源制御信号D5aをLに立ち下げるまでの時間が符号tcで示されている。この時間tcは、パワーオンシーケンスの処理の進行に要する時間(パワーオンシーケンスを開始してから、シーケンスの一つのステップとして、主電源制御信号D5aをLに立ち下げるとの命令が発生されるまでの時間)であり、特別の遅延処理を行うことを必ずしも意味しない。
主電源2は主電源制御信号D5aがHからLに立ち下がることによって起動し、遅延時間tbの経過後、直流電圧D2がLからHに立ち上がる。直流電圧D2がLからHに立ち上がることで、リセットパルス生成回路3はリセットパルス信号Srを出力し、該リセットパルス信号Srは、スイッチ回路4に入力される。しかし、スイッチ回路4はオフ状態であるため、リセットパルス信号Srは制御回路5に入力されない。従って、制御回路5は初期化されずに済む。このため、制御回路5はパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されたことを示す情報を保持し、安定してパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8に応じた制御状態(パワーオン制御状態)に移行することができる。
また制御回路5はパワーオンシーケンスの実行中に主電源2の出力D2の状態を確認し(直流電圧有無に基づいて、停電か否かの判定を行い)、停電でないと判定した場合のみパワーオン制御状態に移行する動作が安定に行うことができる。
また図10において、リセットパルスSrが立ち下がる前にリセット禁止信号D5bがHからLに立ち下がると、リセットパルスSrがスイッチ回路4から出力され、制御回路5に入力される。このため、制御回路5がパワーオン制御状態に移行する前に初期化を行うことになる。そのような事態を避けるために制御回路5は、リセットパルス生成回路3からのリセットパルスSrが立ち下がった後に、リセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げ、スイッチ回路4をオン状態に戻す動作をすることとしている。
図10ではリセットパルス生成回路3からのリセットパルスSrが立ち下がると予想される時点から時間間隔(余裕時間)tdが経過した後にリセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるように制御回路5は動作している。具体的には、パワーオンオフ制御信号D8が入力されてから、(tc+tb+tp+td)時間経過後にリセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるように制御を行う。ここで、tpは、リセットパルスSrのパルス幅(持続時間)の規定値乃至設計値である。代わりに、主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げてから、(tb+tp+td)時間経過後にリセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるように制御を行うこととしても良い。
いずれにしても、主電源制御信号D5aがHからLに立ち下がった後、主電源2が起動するまでの遅延時間tbにばらつきがあることを考慮して、遅延時間のばらつきを吸収できる程度に時間間隔(余裕時間)tdをあけることとしている。このようにすることで本電源供給装置は安定して動作する。
さらにリセットパルス生成回路3からのリセットパルスSrが立ち下がった後に、リセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるまでの時間(図10のtd)、或いは、前記パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されてから、リセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるまでの時間(図10のtc+tb+tp+td)、又は主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げてから、リセット禁止信号D5bを立ち下げるまでの時間(図10のtb+tp+td)を制御回路5で調整可能とするのが望ましい。
そのようにしておけば、リセットパルスSrが立ち下がった直後に(或いは該立下りからできるだけ早く)リセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げて、本電源供給装置を、パワーオン制御状態に移行させるようにすることができるからである。
このように構成すれば、ユーザーがパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8を入力した後、本電源供給装置がパワーオン制御状態に移行するまでの待ち時間を短くすることができる。
図11は停電環境においてパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されたときの図1の装置の各部の動作を示す。
商用電源1が停電状態にあると、交流電圧D1はLである。図11の期間Pgでは、主電源2がオフ状態であり、蓄電回路7の放電が続き、その出力電圧D7が徐々に低下する。制御回路5は制御状態にあり、主電源制御信号D5aはL又はHである。図10の期間Pfの状態になるのは、制御回路5が以前にパワーオン制御状態になった後、
(A) 図5のように停電状態になって、「停電検出、復帰待機」の制御状態になった場合、あるいは
(B) 上記の図9のようにパワーオフを要求するパワーオンオフ制御信号D8によるパワーオフ制御状態に移行した場合
である。
上記(A)の場合は主電源制御信号D5aはLであり(図5)、上記(B)の場合は主電源制御信号D5aはHである(図9)。
主電源2がオフ状態であるため、パワーオンオフ制御信号D8は、パワーオンを要求するものとして扱われる。制御回路5はパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されると(時刻t17)、パワーオンシーケンスを開始し、リセット禁止信号D5bをLからHに立ち上げて、スイッチ回路4をオフ状態(遮断状態)に設定し、その後、主電源制御信号D5aをLにする。即ち、上記(A)の場合には主電源制御信号D5aをLに維持し、上記(B)の場合には、主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げる。
リセット禁止信号D5bは、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されてから一定の時間(予め定められた時間)を経過するまでHを維持する。この予め定められた時間は、図10の場合と同様、上記の(tc+tb+tp+td)の時間である。代わりに、主電源制御信号D5aを立ち下げてから、(tb+tp+td)時間経過後にリセット禁止信号D5bを立ち下げることとしても良い。
図11には、(図10と同様)リセット禁止信号D5bを立ち上げた後、主電源制御信号D5aをLに立ち下げるまでの時間が符号tcで示されている。この時間tcは、パワーオンシーケンスの処理の進行に要する時間(パワーオンシーケンスを開始してから、シーケンスの一つのステップとして、主電源制御信号D5aをLに立ち下げるとの命令が発生されるまでの時間)であり、特別の遅延処理を行うことを必ずしも意味しない。
主電源制御信号D5aをLにしても、商用電源1が停電しているため、主電源2は起動しない。
制御回路5はパワーオンシーケンスの実行中に主電源2の出力D2の状態を確認し(直流電圧有無に基づく停電か否かの判定を行い)、主電源2が起動せず直流電圧D2が立ち上がっていないことを確認すると、停電状態であると判定して、「停電検出、復帰待機」の制御状態となる。
リセット禁止信号D5bはパワーオンシーケンスの実行中に停電状態として判定されても、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されてから一定の時間(予め定められた時間)を経過するまでHを維持する。
上記の予め定められた時間の経過後は、リセット禁止信号D5bはHからLに戻る。このようにLに戻すことでスイッチ回路4をオン状態に復帰させて、停電状態からの復帰を待機する状態になる。スイッチ回路4がオン状態に復帰することで、次に停電が解除されたときには制御回路5にはリセットパルスSrが入力されて安定した初期状態で動作開始する効果がある。
次に、図6、図8、図10、及び図11を参照して説明した動作、即ち、主電源2がオフ状態にあるときに始まる制御回路5の動作を図12のフローチャートを参照して説明する。
主電源2がオフ状態(パワーオフ制御状態又は「停電検出、復帰待機」の制御状態)においては、ルーチンST100において、パワーオン要求のチェックと蓄電回路の出力電圧D7のチェックを周期的に行う。
この場合パワーオン要求のチェック(ST103)と蓄電回路7の出力電圧D7のチェック(ST104)とを異なる周期で行っても良い。図示の例では、パワーオン要求のチェックの周期(ST101のTonc)を、蓄電回路7の出力電圧D7のチェックの周期(ST102のTd7c)よりも短くしている。
パワーオン要求のチェック(ST103)では、パワーオンオフ制御信号D8が入力されたか否かを判定し、入力されていれば、パワーオン要求があったものと判断する。
パワーオン要求があった場合には(ST103でYES)、図10及び図11に示すように、パワーオンシーケンスを実行する(ST111)。
パワーオンシーケンスの開始時にリセット禁止信号D5bを立ち上げ、その後、主電源制御信号D5aをLにし(それまでHであればLに遷移させ、それまでもLであればLを維持させ)、その後、予め定められた時間teの範囲内に電圧D2が立ち上がるか否かを監視し、監視の結果に基づく判定を行う。
上記の時間teは、主電源制御信号D5aをLにしてから主電源2の出力電圧D2が閾値Vt以上に立ち上がるのに要する時間よりも長くなるように設定される。即ち、上記の時間teの範囲は、もしも商用電源1が停電していなければ、主電源2の出力電圧D2が閾値Vt以上に立ち上がるタイミングを含むように設定される。
上記の時間teの範囲内に、電圧D2がH(閾値Vt以上)になったか否かの判定を行い(ST112)、Hになったことが確認された場合には、図10に示すように、パワーオンシーケンスの完了後に、上記の確認結果に基づいて、パワーオン制御状態に移行する(ST114)。
上記の時間te内に電圧D2がHにならない場合(Hになったことが確認されなかった場合)、図11に示すように、パワーオンシーケンスの完了後に、停電状態を確認し(ST113)、「停電検出、復帰待機」の制御状態に移行する(ST115)。なお、それ以前から「停電検出、復帰待機」の状態にあれば、その状態を維持する。その後、パワーオン要求のチェック及び電圧D7のチェックのルーチンST100、例えばステップST102に戻る。
蓄電回路7の出力電圧D7のチェック(ST104)では、蓄電回路7の出力電圧D7を検出し、検出した電圧D7が閾値Va未満か否かの判定を行う。
電圧D7が閾値Va未満であれば(ST104でYES)、ステップST121に進み、図6及び図8に示すように、主電源制御信号D5aをLにする(それまでHであればLに遷移させ、それまでもLであればLを維持させる)。
その後、上記の時間teの範囲内に主電源2の出力電圧D2がH(閾値Vt以上)になるか否か監視し、監視結果に基づく判定を行う(ST122)。
図6に示すように、上記の時間teの範囲内に、主電源2の出力電圧D2がHになったら(ST122でYES)、制御回路5は初期化を行い(ST123)、パワーオン制御状態に移行する(ST114)。
図8に示すように、上記の時間teの範囲内に、主電源2の出力電圧D2がHにならない場合には(ST122でNO)、パワーオン要求のチェック及び電圧D7のチェックのルーチンST100、例えばステップST101に戻る。
次に図5及び図9を参照して説明した動作、即ち、主電源2がオン状態にあるときに始まる制御回路5の動作を図13のフローチャートを参照して説明する。
主電源2がオン状態にあるときは、ルーチンST200において、パワーオフ要求のチェックと電圧D2のチェックを周期的に行う。この場合パワーオフ要求のチェック(ST203)と電圧D2のチェック(204)とを異なる周期で行っても良い。図示の例では、パワーオフ要求のチェックの周期(ST201のTofc)を、電圧D2のチェックの周期(ST202のTd2c)よりも短くしている。
パワーオフ要求のチェック(ST203)では、パワーオンオフ制御信号D8が入力されたか否かを判定し、入力されていれば、パワーオフ要求があったものと判断する。
パワーオフ要求があった場合には(ST203でYES)、図9に示すように、パワーオフシーケンスを実行し(ST211)、パワーオフシーケンスが完了したら、パワーオフ制御状態に移行する(ST212)。
ステップST203でパワーオフ要求が無ければ、ステップST202に進む。
電圧D2のチェック(ST204)では、電圧D2を検出し、検出した電圧D2がL(閾値Vt未満)か否かの判定を行う。
電圧D2がLであれば、図5に示すように、停電が発生したとの判定を行い(ST221)、「停電検出、復帰待機」の制御状態に移行する(ST222)。
ステップST204で電圧D2がLでなければ、ステップST201に進む。
上記の実施の形態では、図10、図11を参照して説明したように、主電源2がオフ状態にあるときに、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力されると、主電源制御信号D5aをLにして、主電源2が立ち上がれば、パワーオン制御状態に移行し、主電源2が立ち上がらなければ、「停電検出、復帰待機」の制御状態に移行し、あるいは該状態を維持することとしているが、「主電源2がオフ状態」を「停電検出、復帰待機」の制御状態とパワーオフ制御状態とに分け、「停電検出、復帰待機」の制御状態において、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8が入力された場合には、それを無視し、主電源制御信号D5aをLのままとし、「停電検出、復帰待機」の制御状態を継続することとしても良い。この場合、リセット禁止信号D5bの立ち上げも省略できる。
実施の形態2.
図14は、本発明の実施の形態2の電源供給装置を示す。
図14に示す電源供給装置は、概して図1の電源供給装置と同じであるが、以下の点で異なる。即ち、リセットパルス生成回路3の出力端子がリセットパルス生成回路3の出力Srが制御回路5に入力されるように追加接続されている。即ち、リセットパルス生成回路3の出力はスイッチ回路4を介して制御回路5のリセット入力端子5rに入力されるのみならず、制御回路5のリセットパルス検出端子5sに直接入力されている。
図14のように構成した電源供給装置は、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8の入力に応じて主電源制御信号D5aをLにしたときにリセットパルス生成回路3からリセットパルスSrが出力されるか否かに基づいて商用電源1が停電か否かの判定を行う。即ち、リセットパルスSrが出力されれば停電状態ではないと判定し、リセットパルスSrが出力されなければ停電状態であると判定する。
具体的には、制御回路5は、図10、図11に示すように、パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8に応じて主電源制御信号D5aをLにした後、図10に示すように、予め定められた時間teの範囲内にリセットパルスSrが発生した場合には、停電状態にはないと判定し、図11に示すように、上記の時間teの範囲内にリセットパルスSrが発生しなかった場合には、停電状態にあると判定する。
なお、主電源2の出力電圧D2が立ち上がった後、リセットパルスSrが立ち上がるまでに、リセットパルス生成回路3における動作遅延が無視できない場合には、上記の時間teを、実施の形態1の場合に比べて、上記の動作遅延の分だけ長くしても良い。
また、リセットパルスSrの立ち上がりによって停電状態ではないと判定した後、リセットパルスSrの立下りとともにリセット禁止信号D5bをHからLに立ち下げるように制御しても良く、そのようにすることで、ユーザーがパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8を入力した後、本電源供給装置がパワーオン制御状態に移行するまでの時間(待ち時間)を自動的に短くすることができる。
実施の形態3.
図15は、本発明の実施の形態3の電源供給装置を示す。
図15に示す電源供給装置は、概して図1の電源供給装置と同じであるが、以下の点で異なる。即ち、パワーオンオフ信号入力手段8とは別に外部情報回路9からの出力D9が制御回路5の外部情報端子5eに入力される。
図16は停電でない状態において、外部情報回路9の出力D9が変化したときの、実施の形態3の電源供給装置の各部の動作を示す。
図16では商用電源1は停電状態でないので、交流電圧D1が入力されている。期間Phにおいては、制御回路5はパワーオフ制御状態にある。
この状態において、パワーオンオフ制御信号D8が入力されてパワーオン制御状態になるまで(期間Piの処理)は、図10と同様である。
外部情報回路9は例えば温度センサーであり、検出温度がある閾値以上になるとHの信号を出力し、検出温度が閾値よりも低くなるとLの信号を出力する。例えば、制御回路5はパワーオン制御状態に至った後、外部情報回路9の出力D9を確認し、検出温度が閾値以上のときには負荷回路6の動作を停止させようとする。
例えば、図16においてパワーオン制御状態に至ったとき、ある温度以上(外部情報回路9の出力D9がH)か否かの判定を行う。
検出温度が閾値以上であると判断されたとき(t21)は、主電源制御信号D5aをLからHに立ち上げる。その結果主電源2の出力D2がHからLに立ち下がる(オフとなる)。
主電源2をオフにした結果、温度が低下して時刻t22において外部情報回路9の出力D9がLになったとすると、このとき、制御回路5はパワーオンシーケンスを開始し、まずリセット禁止信号D5bをLからHに立ち上げたあと、主電源制御信号D5aをHからLに立ち下げ、主電源2の出力D2をLからHに立ち上げ、その後パワーオン制御状態に移行する。
このように、パワーオンシーケンスを実行し、直流電圧有無判定(主電源2の出力D2がH、即ち閾値Vt以上か否かの判定)を実施し、直流電圧D2がHであること、即ち閾値Vt以上であることを確認した上で、パワーオン制御状態に移行する。
このように、パワーオンシーケンスを実行することで動作を安定させることができる。
このパワーオンシーケンスを実行した後に移行したパワーオン制御状態はパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号D8によるパワーオン制御状態と同じである。
例えば、負荷回路6が空調回路である場合に、電源供給装置を図15のように構成し、図16のように動作させることとすれば、消費電力の低減に有効である。
さらに図7と同様に、負荷回路6の主電源2の出力D2の入力側に第2のスイッチ回路14を配置して、制御回路5が、外部情報回路9からの入力に対しては第2のスイッチ回路14だけを制御するなどよりきめ細かい制御を実施するように構成することも可能である。
実施の形態4.
図17は、本発明の実施の形態4の映像表示装置を示す。図17の実施の形態は、図1の電子機器が映像表示装置である場合に相当し、図1における負荷回路6が映像表示のための処理を行う回路で構成されており、映像信号VDが負荷回路6に入力される。映像信号VDは、静止画を表すものであっても良く、動画を表すものであっても良い。上記以外の点で図17の実施の形態は図1の実施の形態と同じである。
このように構成された映像表示装置はパワーオフ制御状態では主電源2はオフ状態になり、消費電力が抑制されるという効果がある。また、停電の発生中には装置を起動させようとして、余計な電力を必要とするような動作が抑制され、停電が解除された後に安定した状態で起動するように動作することが可能である。
以上実施の形態4を図1に示す実施の形態1に対する変形として説明したが、同様の変形を、図14に示す実施の形態2又は図15に示す実施の形態3に対して加えることもできる。例えば、実施の形態2の図14の負荷回路6が映像表示のための処理を行う回路で構成されており、映像信号VDが負荷回路6に入力される構成であってもよい。
また、図2、図4の変形は、図1の実施の形態1のみならず、図14に示す実施の形態2、図15に示す実施の形態3、図17に示す実施の形態4に対して加えることもできる。
1 商用電源、 2 主電源、 3 リセットパルス生成回路、 4、14 スイッチ回路、 5 制御回路、 6 負荷回路、 7 蓄電回路、 8 パワーオンオフ信号入力手段、 9 外部情報回路、 21、22、23 接続線

Claims (14)

  1. 交流電源に接続されて直流電圧を負荷回路に出力する主電源と、
    前記主電源の出力に接続されて、前記主電源の出力が立ち上がったときに、リセットパルスを生成するリセットパルス生成回路と、
    前記主電源の出力に接続されて蓄電する蓄電回路と、
    スイッチ回路と、
    前記蓄電回路の出力を電源電圧として受け、前記リセットパルス生成回路の出力を、前記スイッチ回路を介してそのリセット入力として受けて初期化される制御回路とを有し、
    前記制御回路は、パワーオンオフ信号入力手段から出力されるパワーオンオフ制御信号を受けるように接続され、
    前記制御回路は、前記主電源の出力の状態及び前記パワーオンオフ信号入力手段からのパワーオンオフ制御信号に基づいて、前記主電源を制御するための主電源制御信号と、前記スイッチ回路を制御するためのリセット禁止信号とを出力し、
    前記主電源は、前記主電源制御信号によって制御されて、前記主電源制御信号が第1の状態にあるときに前記直流電圧を出力するオン状態となり、前記主電源制御信号が第2の状態にあるときに、前記直流電圧を出力しないオフ状態になり、
    前記スイッチ回路は、前記リセット禁止信号によって制御されて、前記リセット禁止信号が第1の状態にあるときに、前記リセットパルス生成回路から出力されたリセットパルスを前記制御回路に伝える伝達状態になり、前記リセット禁止信号が第2の状態にあるときに前記リセットパルス生成回路から出力されたリセットパルスを前記制御回路に伝えない遮断状態になる
    ことを特徴とする電源供給装置。
  2. 前記主電源がオフ状態にあり、
    前記パワーオンオフ信号入力手段から前記制御回路にパワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号が入力されたときに、
    前記制御回路は、前記主電源制御信号を前記第1の状態にし、前記リセット禁止信号を前記第2の状態にする
    ことを特徴とする請求項1に記載の電源供給装置。
  3. 前記制御回路は、
    前記主電源制御信号を前記第1の状態にした状態での前記主電源の出力の状態の判定の結果に基づいて前記交流電源が停電状態か否かを判定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源供給装置。
  4. 前記制御回路は、前記主電源制御信号を前記第1の状態にした状態において、前記主電源の出力が予め定められた閾値よりも低ければ前記交流電源が停電状態であると判定することを特徴とする請求項3に記載の電源供給装置。
  5. 前記制御回路は、前記パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号が入力されて、前記主電源制御信号を前記第1の状態にして前記主電源の出力を立ち上げるときに、
    前記主電源の出力が立ち上がりに応じて前記リセットパルス生成回路が前記リセットパルスを出力している間、前記リセット禁止信号を前記第2の状態にする
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の電源供給装置。
  6. 前記制御回路は、
    前記パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号が入力されて、前記主電源制御信号を前記第1の状態にして前記主電源の出力を立ち上げるときに、前記リセット禁止信号を第2の状態にし、
    前記リセットパルス生成回路によって生成される前記リセットパルスが立ち下がった後に、前記リセット禁止信号を前記第1の状態に戻す
    ものを出力することを特徴とする請求項5に記載の電源供給装置。
  7. 前記パワーオンを要求する前記パワーオンオフ制御信号が入力されたとき、
    前記制御回路は、前記リセット禁止信号を、予め定められた時間、前記第2の状態にすることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載の電源供給装置。
  8. 前記制御回路が、
    前記リセット禁止信号を前記第2の状態に維持する時間が前記制御回路によって調整可能である
    ことを特徴とする請求項7に記載の電源供給装置。
  9. 前記制御回路が、前記リセットパルス生成回路が生成した前記リセットパルスを、前記スイッチ回路を介して受けるのみならず、前記スイッチ回路を介さずに受けることができるように接続され、
    前記制御回路は、前記リセットパルス生成回路から前記スイッチ回路を介さずに入力された前記リセットパルスの立下りを検出して、該立下りに応じて、前記リセット禁止信号を前記第1の状態に戻す
    ことを特徴とする請求項2に記載の電源供給装置。
  10. 前記制御回路は、前記パワーオンを要求するパワーオンオフ制御信号に応じて前記主電源制御信号を前記第1の状態にし、それに応じて前記リセットパルスが立上がるか否かに基づいて前記交流電源が停電状態か否かの判定を行う
    ことを特徴とする請求項9に記載の電源供給装置。
  11. 外部の情報を取得してその結果を出力する外部情報回路が前記制御回路に接続され、
    前記制御回路は、前記外部情報回路の出力に基づいて前記主電源制御信号を前記第1の状態にするか前記第2の状態にするかの制御、及び前記リセット禁止信号を前記第1の状態にするか前記第2の状態にするかの制御を行う
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の電源供給装置。
  12. 前記主電源制御信号の前記第1の状態は、Lレベルの状態であり、
    前記第2の状態は、Hレベルの状態であることを特徴とする
    請求項1から11のいずれか1項に記載の電源供給装置。
  13. 前記リセット禁止信号の前記第1の状態はLレベルの状態であり、
    前記第2の状態はHレベルの状態であることを特徴とする
    請求項1から12のいずれか1項に記載の電源供給装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の電源供給装置と、前記負荷回路とを備え、
    前記負荷回路が映像を表示するための処理を行なうものである
    ことを特徴とする映像表示装置。
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