JP6611200B2 - 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法 - Google Patents

通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6611200B2
JP6611200B2 JP2017197571A JP2017197571A JP6611200B2 JP 6611200 B2 JP6611200 B2 JP 6611200B2 JP 2017197571 A JP2017197571 A JP 2017197571A JP 2017197571 A JP2017197571 A JP 2017197571A JP 6611200 B2 JP6611200 B2 JP 6611200B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
power supply
time
information
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017197571A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019071000A (ja
Inventor
浩志 大竹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2017197571A priority Critical patent/JP6611200B2/ja
Publication of JP2019071000A publication Critical patent/JP2019071000A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6611200B2 publication Critical patent/JP6611200B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dc-Dc Converters (AREA)
  • Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
  • Power Sources (AREA)

Description

本発明は、通信装置および通信装置の電源異常の検出方法に関し、特に、電源用コンデンサの容量の異常低下を検出できる通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法に関する。
近年の通信装置では、電源回路としてAC一次側電源から供給されるAC電源を平滑回路および平滑用コンデンサにより平滑化し、直流に変換した後、DC/DC変換回路により電圧を調整し、制御回路向けの電力を供給するように構成されている。一般に、平滑用コンデンサ等の電源用コンデンサは、大容量化が可能なアルミ電解コンデンサが使用されているが、経年変化により容量低下・容量抜けが発生しても、かかる異常状態を外観からは感知することが困難な場合が多く、かつ、実環境下で動作中の状態にある際に、平滑用コンデンサ等の電源用コンデンサの容量低下等の異常状態を監視できなかったので、通信装置が故障になるまで使用し続けざるを得なかった。
かかる事情は、通信装置以外の電子機器の分野においても同様であり、例えば、特許文献1の特開平7−92212号公報「コンデンサ寿命診断装置」においては、実環境下ではなく、専用の診断装置を用いて、電源用コンデンサの寿命を診断することを提案している。
特開平7−92212号公報
前述したように、本発明に関連する現状の技術においては、通信装置が通信ネットワーク内の実環境において動作中の状態にある際に、当該通信装置内の電源回路を構成する電源用コンデンサの容量の異常な低下を検出する仕組みを備えていない。したがって、通信装置内の電源用コンデンサの容量の異常な低下が生じていても、当該通信装置が完全に故障に陥る前の段階で、当該通信装置を通信ネットワークから撤去し、当該通信装置内の電源用コンデンサを交換するという保守形態を採用することができないという問題がある。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、実環境下で動作中であっても装置内の電源回路を構成する電源用コンデンサの容量の異常な低下を確実に検出することを可能にする通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法を提供することにある。
前述の課題を解決するため、本発明による通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法は、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による通信装置は、
通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換する第1のDC/DC変換回路と、
前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
を有するとともに、
前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路を備える
通信装置において、
前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出回路と、
前記第1のDC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出回路と
をさらに備え、
かつ、前記制御回路は、
前記電源OFF検出回路から出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報を、対向して接続されている対向側通信装置に対して送信するとともに、さらに、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力される時点までの経過時間を測定して、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサによるバックアップ動作を行っている経過時間を示すバックアップ時間情報として生成して、生成した該バックアップ時間情報を、前記対向側通信装置に対して送信する仕組み
を備えていることを特徴とする。
(2)本発明による通信装置は、
通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
を有するとともに、
前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路を備える
通信装置において、
前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出回路と、
前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出回路と、
電力供給がない状態においても記憶した情報を継続して保存することができる不揮発性メモリと
をさらに備え、
かつ、前記制御回路は、
前記電源OFF検出回路から出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力される時点までの経過時間を測定して、第1の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、さらに、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力された時点から、前記第2のDC電源がハイレベルからロウレベルに変化する時点までの経過時間を測定して、第2の経過時間として前記不揮発性メモリに保存する仕組み
をさらに備えるとともに、
前記AC一次側電源がON状態に復旧した際に、
前記不揮発性メモリに保存している前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を読み出して、それぞれに対応してあらかじめ定めた第1の時間閾値および第2の時間閾値と比較し、
前記第1の経過時間が、前記第1の時間閾値未満の時間であった場合には、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定し、また、前記第2の経過時間が、前記第2の時間閾値未満の時間であった場合には、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定する仕組み
をさらに備えていることを特徴とする。
(3)本発明による通信装置電源用コンデンサ異常検出方法は、
通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
を有するとともに、
前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路と
を有する通信装置において、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量低下の異常を検出する通信装置電源用コンデンサ異常検出方法であって、
前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出ステップと、
前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出ステップと
を有し、
かつ、前記制御回路は、
前記電源OFF検出ステップにおいて出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報を、対向して接続されている対向側通信装置に対して送信するとともに、さらに、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出ステップにおいて出力される時点までの経過時間を測定して、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサによるバックアップ動作を行っている経過時間を示すバックアップ時間情報として生成して、生成した該バックアップ時間情報を、前記対向側通信装置に対して送信する
ことを特徴とする。
(4)本発明による通信装置電源用コンデンサ異常検出方法は、
通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
を有するとともに、
前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路と
を有する通信装置において、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量低下の異常を検出する通信装置電源用コンデンサ異常検出方法であって、
前記通信装置は、電力供給がない状態においても記憶した情報を継続して保存することができる不揮発性メモリ
をさらに備えるとともに、
前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出ステップと、
前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出ステップと
を有し、
かつ、前記制御回路は、
前記電源OFF検出ステップにおいて出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出ステップにおいて出力される時点までの経過時間を測定して、第1の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、さらに、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力された時点から、前記第2のDC電源がハイレベルからロウレベルに変化する時点までの経過時間を測定して、第2の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、
前記AC一次側電源がON状態に復旧した際に、
前記不揮発性メモリに保存している前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を読み出して、それぞれに対応してあらかじめ定めた第1の時間閾値および第2の時間閾値と比較し、
前記第1の経過時間が、前記第1の時間閾値未満の時間であった場合には、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定し、また、前記第2の経過時間が、前記第2の時間閾値未満の時間であった場合には、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定する
ことを特徴とする。
本発明の通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法によれば、以下のような効果を奏することができる。
すなわち、本発明に係る通信装置は、AC一次側電源がOFF状態に変化したことを電源OFF情報として、対向して接続されている対向側通信装置に対して通知し、さらに、AC一次側電源がOFF状態に変化した時点から、該AC一次側電源のバックアップ用として機能するDC二次側バックアップ用コンデンサからの供給電力の電圧値があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下した時点に達するまでの経過時間T1をバックアップ時間情報(T1情報)として、対向して接続されている対向側通信装置に対して通知する仕組みを少なくとも備えている。
そして、対向側通信装置においては、相手側の前記通信装置からの前記バックアップ時間情報(T1情報)に含まれている経過時間T1が、あらかじめ定めた時間閾値未満であった場合には、該通信装置の電源回路を構成するAC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定し、また、該通信装置からの前記電源OFF情報の受信時点からあらかじめ定めた制限時間内に、前記バックアップ時間情報(T1情報)を受信することができなかった場合には、該通信装置の電源回路を構成する前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定する仕組みを少なくとも備えている。
而して、通信装置が実環境下で動作中の状態にあったとしても、当該通信装置の電源回路を構成するAC一次側平滑用コンデンサの容量およびDC二次側バックアップ用コンデンサの容量の異常な低下が発生したことを、簡単な仕組みで確実に検出することができる。
本発明に係る通信装置の内部構成の一例を示すブロック構成図である。 図1に示した通信装置内の制御回路の内部構成の一例を示すブロック構成図である。 図1に示した通信装置の主要な回路から出力される信号の動作タイミングの一例を示す模式図である。 図1に示した通信装置からの電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)を受信した対向側通信装置における動作の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示した通信装置の電源OFF検出回路の具体的な回路構成例を示す回路図である。 図1に示した通信装置の電圧検出回路の具体的な回路構成例を示す回路図である。 図1に示した通信装置内の制御回路の図2とは異なる内部構成の一例を示すブロック構成図である。
以下、本発明による通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下の各図面に付した図面参照符号は、理解を助けるための一例として各要素に便宜上付記したものであり、本発明を図示の態様に限定することを意図するものではないことは言うまでもない。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明は、通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法に関する発明であり、AC一次側電源OFFの検出結果、および、AC一次側電源OFF後のバックアップ動作中におけるバックアップ時間の測定結果を、電源OFF情報およびバックアップ時間情報として、対向して接続されている対向側通信装置に対して通知する仕組みを備え、該対向側通信装置が、相手側の通信装置から前記電源OFF情報を受信した後前記バックアップ時間情報を受信できなかった場合、あるいは、受信した前記バックアップ時間情報に含まれているバックアップ時間があらかじめ定めた時間閾値未満の短い時間になっていた場合には、相手側の通信装置の電源用コンデンサ(通常、アルミ電解コンデンサ)の容量が異常に低下しているものと認識する仕組みを備えていることを、主要な特徴としている。
本発明の特徴をさらに補足して説明すると、次の通りである。通信装置の電源回路内に、AC一次側電源があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下したことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出回路と、該AC一次側電源をDC変換して得られるDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出回路と、前記AC一次側電源の整流および平滑を行うAC一次側平滑用コンデンサと、前記DC電源のバックアップ用の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと、を少なくとも具備する。
そして、前記電源OFF検出回路が前記電源OFF情報を出力した後、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサによるバックアップ動作中において、当該通信装置に対向して接続されている対向側通信装置に対して前記電源OFF情報を送信した後、前記電源OFF情報の出力時点から、前記電圧検出回路から前記DC電源電圧低下情報が出力される時点までの経過時間を測定して、バックアップ時間情報として、前記対向側通信装置に対して送信する仕組みを備えていることを主要な特徴としている。
また、対向して接続されている対向側通信装置から前記電源OFF情報を受信した通信装置においては、前記電源OFF情報を受信してからあらかじめ定めた時間閾値が経過するまでに、当該対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受信した場合には、該バックアップ時間情報に含まれている前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値未満の短い時間であった場合には、該対向側通信装置の電源回路内の前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定し、一方、前記時間閾値が経過しても、前記対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受信することができなかった場合には、該対向側通信装置の電源回路内の前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定する仕組みを備えていることも主要な特徴の一つとしている。
(本発明の実施形態の構成例)
次に、本発明に係る通信装置の内部構成について、その一例を、図1を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る通信装置の内部構成の一例を示すブロック構成図であり、電源回路の主要部に着目して記載している。なお、通信ネットワークを介して互いに接続される各通信装置は、図1と同様の電源回路を内蔵している。例えば、図1に示す通信装置1に対向して接続されている対向側通信装置2に関しても、図1の通信装置1と全く同様の内部構成からなっている。
図1に示すように、通信装置1の電源回路は、フィルタ11、平滑回路12、DC/DC変換回路13(前述の第1のDC/DC変換回路に相当)、制御回路14、AC一次側平滑用コンデンサ21、DC二次側バックアップ用コンデンサ22、電源OFF検出回路31、電圧検出回路32を少なくとも含んで構成される。AC一次側電源111から入力されるAC電源は、フィルタ11を介して平滑回路12に入力され、平滑回路12およびAC一次側平滑用コンデンサ21により整流・平滑化され、直流に変換された後、DC/DC変換回路13により第1のDC電源131に変換されて、DC二次側バックアップ用コンデンサ22を経由して、制御回路14に供給される。
ここで、フィルタ11は、ノイズからの保護用の回路であり、平滑回路12およびAC一次側平滑用コンデンサ21は、AC一次側電源111を全波整流するための回路およびコンデンサである。また、DC/DC変換回路13は、通信装置1内の主機能である通信制御を行う制御回路14を動作させるために必要とする第1のDC電源131を出力する回路である。
なお、DC二次側バックアップ用コンデンサ22は、DC/DC変換回路13の出力側に接続され、DC/DC変換回路13からの第1のDC電源131の電力を受電することにより、AC一次側電源111がOFF時であっても、後段の制御回路14を動作させて、例えば、対向して接続されている対向側通信装置2に対して必要な情報を通知したり、制御回路14内に設置している不揮発性メモリすなわちFROM43に必要な情報を退避したりするために必要とする電力を蓄電するバックアップ用のコンデンサである。また、通信装置1の電源回路を構成する電源用コンデンサのAC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22は、通常、大容量化が可能なアルミ電解コンデンサが用いられる。
また、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量の異常な低下は、AC一次側電源111がOFF状態に変化したことを検出する電源OFF検出回路31(一次側電源断検出回路)が出力する電源OFF検出信号311のレベル変化時点と第1のDC電源131(DC二次側電源)の電圧変化を検出する電圧検出回路32が出力する電圧検出信号321のレベル変化時点との間の時間差(T1時間)に基づいて検出される。一方、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の異常な低下は、電圧検出回路32が出力する電圧検出信号321を監視し、例えば、バックアップ動作中の電力供給状態であっても前記時間差(T1時間)を算出する動作を実施することができたか否かに基づいて検出される。
電源OFF検出回路31は、フィルタ11の出力側に接続されて、フィルタ11から出力されるAC一次側電源111の電圧レベルを監視し、AC一次側電源111の電圧レベルがあらかじめ定めたAC電圧閾値よりも大きいもしくは該AC電圧閾値以下になっているか否かを検出し、AC電圧閾値よりも大きいもしくは該AC電圧閾値以下に応じて、出力しようとする電源OFF検出信号311のレベルを変えて、電源OFF情報として制御回路14に対して出力する。つまり、制御回路14に対して出力する電源OFF情報として、電源OFF検出信号311のレベルを、AC一次側電源111の電圧レベルが、前記AC電圧閾値よりも大きい場合には、ロウレベル、該AC電圧閾値以下の場合には、ハイレベルに設定して出力する。言い換えると、電源OFF検出回路31は、AC一次側電源111の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、AC一次側電源111がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を制御回路14に対して出力する。
電圧検出回路32は、DC/DC変換回路13にて生成された制御回路14用の第1のDC電源131の電圧レベルが、あらかじめ定めたDC電圧閾値よりも大きいもしくは該DC電圧閾値以下になっているか否かを検出し、DC電圧閾値よりも大きいもしくは該DC電圧閾値以下に応じて、出力しようとする電圧検出信号321のレベルを変えて、制御回路14に対して出力する。つまり、制御回路14に対して出力する情報として、電圧検出信号321のレベルを、第1のDC電源131の電圧レベルが、前記DC電圧閾値よりも大きい場合には、ハイレベル、該DC電圧閾値以下の場合には、ロウレベルに設定して出力する。言い換えると、DC/DC変換回路13から出力される第1のDC電源131の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下した際に、第1のDC電源131の電圧が基準値以下のレベルにまで低下したことを示すDC電源電圧低下情報を制御回路14に対して出力する。
次に、図1の制御回路14の内部構成について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示した通信装置1内の制御回路14の内部構成の一例を示すブロック構成図である。
図2に示すように、制御回路14は、DC/DC変換回路41(前述の第2のDC/DC変換回路に相当)、CPU42、FROM43、通信回路44、CLK45を少なくとも含んで構成される。DC/DC変換回路41は、図1に示したDC/DC変換回路13から出力されてくる第1のDC電源131の電圧レベルを、制御回路14内のCPU42、FROM43、通信回路44、CLK45の各回路ブロックが動作する電圧レベルの第2のDC電源411に変換する変換回路である。
FROM43は、電力供給がない状態であっても記憶した情報を保持することができる不揮発性メモリであって、CPU42において動作するプログラムを格納するとともに、通信装置1の異常が発生した際に通信装置1内の各種情報を退避するためのフラッシュメモリ(Flash (Read-Only) Memory)である。また、CLK45は、CPU42を動作させるためのクロック(Clock)信号を供給する発振器である。通信回路44は、対向して接続されている対向側通信装置2との間で通信用の信号を送受信するための回路であり、送受信した信号はデータ422としてCPU42との間でやり取りされる。例えば、CPU42が作成した信号は、通信回路44を介して対向側通信装置2に対して送信される。
CPU42は、CLK45から供給されるクロック信号に基づいて動作するプロセッサ(Central Processing Unit)であり、FROM43に格納されているプログラムをデータ421として順次読み出して実行する。そして、AC一次側電源111がOFFされた後、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によって動作用のDC電力がバックアップ供給されている期間中において、CPU42は、図1に示す電源OFF検出回路31からの電源OFF検出信号311を受け取ると、AC一次側電源111がOFF状態に変化した旨を示す電源OFF情報として、電源OFF情報送信タイミング511において、通信回路44を介して対向側通信装置2に対して通知する。なお、電源OFF情報送信タイミング511については、後述する。
また、制御回路14内部のCPU42は、電源OFF検出回路31からの電源OFF検出信号311のレベルが変化した時点から、図1に示す電圧検出回路32からの電圧検出信号321のレベルが変化した時点までの経過時間を測定している。そして、CPU42は、AC一次側電源111のAC電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下してAC一次側電源111がOFF状態に変化した時点から第1のDC電源131の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下した時点までの経過時間を、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作を行っている継続時間を示すバックアップ時間情報(T1情報)として、通信回路44を介して対向側通信装置2に対して通知する。
当該通信装置1に対向して接続されている対向側通信装置2は、当該通信装置1から、電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)を受信すると、受信した電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)に基づいて、相手側の当該通信装置1における電源用コンデンサの容量(すなわちAC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22それぞれの容量)を判断する。すなわち、前記電源OFF情報を受信した後、前記バックアップ時間情報を受信できなかった場合、あるいは、受信した前記バックアップ時間情報(T1情報)があらかじめ定めた時間閾値以下になっていた場合には、相手側の当該通信装置1の電源回路の電源用コンデンサ(通常、アルミ電解コンデンサ)の容量があらかじめ定めた基準値以下に低下しているものと認識する。
なお、当該通信装置1の動作タイミングおよび対向側通信装置2における当該通信装置1の電源用コンデンサの容量(すなわちAC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22それぞれの容量)の低下を判断する動作については、後述の動作例の説明においてさらに詳細に説明する。
(本発明の実施形態の動作例の説明)
次に、図1、図2に本発明の一実施形態として説明した通信装置1および対向側通信装置2の動作について、その一例を説明する。まず、図3を用いて、通信装置1内の各回路からの出力信号の変化、対向側通信装置2に対して送信する情報に関する動作タイミングについて説明する。図3は、図1に示した通信装置1の主要な回路から出力される信号の動作タイミングの一例を示す模式図である。
図3には、通信装置1内の主要部として、通信装置1の電源回路に入力されるAC一次側電源111、DC/DC変換回路13から出力される第1のDC電源131、電源OFF検出回路31から出力される電源OFF検出信号311、電圧検出回路32から出力される電圧検出信号321、および、制御回路14内のDC/DC変換回路41から出力される第2のDC電源411のそれぞれについて、出力波形の一例を示すとともに、通信回路44から対向側通信装置2に対して電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)が送信される電源OFF情報送信タイミング511について、その一例を示している。なお、横軸方向には時間の経過を示している。
図3に示すように、時刻tにおいて、AC一次側電源111がOFF状態に変化した時、電源OFF検出回路31から出力される電源OFF検出信号311のレベルがロウレベル からハイレベルに変化する。その結果、当該通信装置1の制御回路14に対する動作用の電力は、AC一次側電源111がOFF状態に変化したために、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22から供給される状態になる。そして、当該通信装置1の制御回路14内の通信回路44は、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によってバックアップされている期間中において、図3の電源OFF情報送信タイミング511に示すように、電源OFF検出信号311のレベルがハイレベルに変化した時刻tからあらかじめ定めた時間すなわちT3時間が経過した時刻tの時点で、AC一次側電源111がOFF状態に変化したことを示す電源OFF情報を、対向側通信装置2に対して通知する。
しかる後、当該通信装置1の制御回路14は、DC二次側バックアップ用コンデンサ22からの電力供給により動作を継続するが、該DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量に応じて、図3の第1のDC電源131に示すように、時刻tにおいて、第1のDC電源131の電圧が低下し始める。そして、第1のDC電源131の電圧が時間経過とともに徐々に低下していき、図3の時刻tにおいて、あらかじめ定めたDC電圧閾値にまで低下すると、第1のDC電源131の電圧が該DC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報として、図3の電圧検出信号321に示すように、電圧検出回路32は、電圧検出信号321のレベルをハイレベルからロウレベルに変化させる。
制御回路14のCPU42は、時刻tにおいて、電圧検出回路32からの電圧検出信号321のレベルがハイレベルからロウレベルに変化したことを検知すると、電源OFF検出信号311のレベルがハイレベルに変化した時刻tから電圧検出信号321のレベルがロウレベルに変化した時刻tに至るまでの経過時間(T1)を測定して、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作を行っている継続時間を示すバックアップ時間情報(T1情報)として通信回路44に出力する。その結果、当該通信装置1の通信回路44は、図3の電源OFF情報送信タイミング511に示すように、電圧検出信号321のレベルがロウレベルに変化した時刻tからあらかじめ定めた時間すなわちT4時間が経過した時刻tの時点で、第1のDC電源131の電圧が前記DC電圧閾値以下に低下したことを示す情報、言い換えると、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作を行っている継続時間を示すバックアップ時間情報(T1情報)を、対向側通信装置2に対して通知する。
しかる後、DC二次側バックアップ用コンデンサ22単独によるバックアップ動作中の状態に完全に移行するが、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量に応じて、DC/DC変換回路41から出力される第2のDC電源411の電圧も、図3の時刻tに示すように、電圧検出信号321のレベルがロウレベルに変化した時刻tから経過時間T2が経過した時刻tにおいて、ハイレベルからロウレベルに変化して、制御回路14への電力供給能力が失われる。
次に、図1に示した通信装置1が、図3の模式図に示したように動作して、電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)を送信した相手側の対向側通信装置2における動作を、図4のフローチャートを用いて説明する。図4は、図1に示した通信装置1からの電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)を受信した対向側通信装置2における動作の一例を説明するためのフローチャートであり、相手側の通信装置1のAC一次側平滑用コンデンサ21の容量およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の低下を判断する動作の一例を示している。なお、前述したように、対向側通信装置2の内部構成も、図1、図2に示した通信装置1と全く同様の構成からなっている。したがって、図4に示すフローチャートについても、通信装置1と対向側通信装置2とを入れ替えて、対向して接続されている対向側通信装置2から電源OFF情報およびバックアップ時間情報(T1情報)を受信した際の通信装置1における動作例を示していると言うこともできる。
図4のフローチャートにおいて、対向側通信装置2は、相手側の通信装置1から電源OFF情報を受信すると(ステップS1)、引き続いて、電源OFF情報の受信時点からあらかじめ定めた制限時間内に、当該通信装置1からバックアップ時間情報(T1情報)を受信したか否かを確認する(ステップS2)。相手側の当該通信装置1から前記制限時間内に、バックアップ時間情報(T1情報)を受信した場合には(ステップS2の受信可の場合)、受信したバックアップ時間情報(T1情報)に含まれている経過時間T1(AC一次側電源111がOFF状態になり電源OFF検出信号311がロウレベルからハイレベルに変化した時刻tから、第1のDC電源131があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下して電圧検出信号321がハイレベルからロウレベルに変化した時刻tに至るまでの時間)と、あらかじめ定めた時間閾値とを比較する(ステップS3)。
受信したバックアップ時間情報(T1情報)に含まれている経過時間T1が、前記時間閾値未満の値であった場合には(ステップS3の時間閾値未満の場合)、相手側の通信装置1のAC一次側平滑用コンデンサ21の容量が異常に低下しているものと判定する(ステップS4)。これに対して、受信したバックアップ時間情報(T1情報)に含まれている経過時間T1が、前記時間閾値以上の値であった場合には(ステップS3の時間閾値以上の場合)、相手側の通信装置1のAC一次側平滑用コンデンサ21の容量、および、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量のいずれも、正常であるものと判定する(ステップS5)。
また、ステップS2において、相手側の通信装置1から前記制限時間内に、バックアップ時間情報(T1情報)を受信することができなかった場合には(ステップS2の受信不可の場合)、相手側の通信装置1のDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作が機能していない状態に陥っているものと判断し、該通信装置1のDC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量が異常に低下しているものと判定する(ステップS6)。
次に、図1に示した通信装置1の電源OFF検出回路31と電圧検出回路32との具体的な回路構成の一例について説明する。まず、電源OFF検出回路31の回路構成例について、図5を用いて説明する。図5は、図1に示した通信装置1の電源OFF検出回路31の具体的な回路構成例を示す回路図である。
図5に示す電源OFF検出回路31は、半波整流回路51、ツェナーダイオード52、フォトカプラ53を少なくとも含んで構成される。まず、半波整流回路51において、AC一次側電源111を半波整流する。そして、半波整流後のAC一次側電源の電圧値が、ツェナーダイオード52の電圧値よりも大きい値であれば、フォトカプラ53を介して、ロウレベルの電源OFF検出信号311を出力する。一方、半波整流後のAC一次側電源の電圧値が、ツェナーダイオード52の電圧値以下の値であった場合には、AC一次側電源111の電圧値が、AC一次側電源のOFF状態を識別するための閾値としてあらかじめ定めたAC電圧閾値以下の電圧値に低下した状態にあるものと見做して、フォトカプラ53を介して、ハイレベルの電源OFF検出信号311を出力する。
なお、図5に示す電源OFF検出回路31においては、AC一次側電源111のOFF状態を識別するためのAC電圧閾値は、任意の値に調整することを可能にしている。つまり、図5の回路構成例においては、ツェナーダイオード52の電圧値を任意の値に変更することにより、前記AC電圧閾値を変更することが可能であり、電源OFF検出回路31は、AC一次側電源111がOFFを検出する際のAC一次側電源111の電圧検出レベルを簡単な回路構成で容易に調整することができる。
次に、電圧検出回路32の回路構成例について、図6を用いて説明する。図6は、図1に示した通信装置1の電圧検出回路32の具体的な回路構成例を示す回路図である。
図6に示す電圧検出回路32は、ツェナーダイオード55、トランジスタ56、トランジスタ57を少なくとも含んで構成される。第1のDC電源131の電圧値が、ツェナーダイオード52の電圧値よりも大きい値であった場合には、2段に縦列接続したトランジスタ56およびトランジスタ57を介して、ハイレベルの電圧検出信号321を出力する。これに対して、第1のDC電源131の電圧値が、ツェナーダイオード52の電圧値以下の値であった場合には、制御回路14に供給するために必要とする電圧値としてあらかじめ定めたDC電圧閾値以下の電圧値に低下した状態にあるものと見做して、ロウレベルの電圧検出信号321を出力する。
なお、図6に示す電圧検出回路32においては、制御回路14の動作に必要とする第1のDC電源131の電圧値の限界を示すDC電圧閾値についても、前記AC電圧閾値と同様に、任意の値に調整することを可能にしている。つまり、図6の回路構成例においては、ツェナーダイオード55の電圧値を任意の値に変更することにより、前記DC電圧閾値を変更することが可能であり、電圧検出回路32は、制御回路14に供給するために必要とする第1のDC電源131の電圧検出レベルを簡単な回路構成で容易に調整することができる。
(本実施形態の効果の説明)
以上に詳細に説明したように、本実施形態においては、以下に記載するような効果を奏することができる。
すなわち、本実施形態における通信装置1は、制御回路14において、AC一次側電源111がOFF状態になって、電源OFF検出信号311がロウレベルからハイレベルに変化した時刻tからあらかじめ定めたT3時間経過した時刻tに、AC一次側電源111がOFF状態に変化したことを電源OFF情報として対向側通信装置2に対して通知し、さらに、制御回路14において、電源OFF検出信号311がハイレベルに変化した時刻tから、DC/DC変換回路13の出力である第1のDC電源131があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下する時刻tまでの経過時間T1を測定し、前記時刻tからあらかじめ定めたT4時間経過した時刻tに、測定した該経過時間T1情報を、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作を行っている継続時間を示すバックアップ時間情報(T1情報)として、対向側通信装置2に対して通知する仕組みを備えている。
そして、対向側通信装置2は、通信装置1からの前記バックアップ時間情報(T1情報)に含まれている経過時間T1が、あらかじめ定めた時間閾値未満であった場合には、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量が異常に低下しているものと判定し、また、通信装置1からの前記電源OFF情報の受信時点からあらかじめ定めた制限時間内に、前記バックアップ時間情報(T1情報)を受信することができなかった場合には、通信装置1のDC二次側バックアップ用コンデンサ22によるバックアップ動作が機能していない場合であると認識し、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量が異常に低下しているものと判定する仕組みを備えている。
而して、通信装置1が実環境下で動作中の状態にあったとしても、当該通信装置1の電源回路を構成するAC一次側平滑用コンデンサ21の容量およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の異常な低下が発生したことを、簡単な仕組みで確実に検出することができる。
(本発明の他の実施形態)
次に、本発明に係る通信装置1の他の実施形態について、前述の図2、図3、図4を用いてさらに説明する。本他の実施形態においては、通信装置1の電源回路用のコンデンサの容量の低下の有無を、前述の実施形態とは異なり、対向して接続されている対向側通信装置2において判定するのではなく、自通信装置1において判定する場合の動作例について説明している。
制御回路14は、図2にて説明したように、DC/DC変換回路41において、入力されてくる第1のDC電源131を、制御回路14内の各回路が動作するための電圧値である第2のDC電源411に変換して出力している。ここで、前述したように、AC一次側電源111がOFF状態になった後、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によってバックアップされている期間中において、制御回路14のCPU42は、電源OFF検出回路31からの電源OFF検出信号311がハイレベルに変化した時刻tから電圧検出回路32からの電圧検出信号321がハイレベルからロウレベルに変化する時刻tまでの経過時間T1を第1の経過時間T1として測定しているが、さらに、電圧検出信号321がハイレベルからロウレベルに変化した時刻tから、DC/DC変換回路41が出力する第2のDC電源411がハイレベルからロウレベルに変化する時刻tまでの経過時間T2についても第2の経過時間T2として測定している。
そして、本他の実施形態においては、前述の実施形態とは異なり、制御回路14のCPU42は、測定した第1の経過時間T1および第2の経過時間T2を、制御回路14内の不揮発性メモリであるFROM43に保存する。
しかる後に、AC一次側電源111がON状態に復旧した後に、制御回路14のCPU42は、FROM43に保存していた第1の経過時間T1および第2の経過時間T2を読み出して、それぞれの判定用の閾値としてあらかじめ定めたそれぞれに対応する第1、第2の時間閾値と比較して、それぞれに対応する第1、第2の時間閾値未満の時間であるか否かを確認する。そして、比較結果として、第1の経過時間T1が、第1の時間閾値未満の時間であった場合には、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量が異常に低下したものと判定し、また、第2の経過時間T2が、第2の時間閾値未満の時間であった場合には、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量が異常に低下したものと判定する。
而して、通信装置1は、前述の実施形態の場合とは異なり、AC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22によってバックアップされている期間中においては、対向側通信装置2に対して電源OFF情報やバックアップ時間情報(T1情報)を送信する動作を行う代わりに、不揮発性メモリのFROM43に第1の経過時間T1および第2の経過時間T2を保存する動作を行うことによって、AC一次側電源111がON状態に復旧した後において、当該通信装置1の電源回路を構成するAC一次側平滑用コンデンサ21およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の異常な低下を当該通信装置1自身で検出することができる。
また、AC一次側電源111のOFF、ON毎に、第1の経過時間T1および第2の経過時間T2を測定して、不揮発性メモリのFROM43に保存し、AC一次側電源111のOFF、ON毎にFROM43に保存した第1の経過時間T1および第2の経過時間T2の時間的な変化を検証することにより、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量の低下、および、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の低下を予測することも可能である。
あるいは、図7に示すように、制御回路14内に、通信装置1内の内部温度を測定する温度センサ46をさらに追加して備えるように構成しても良い。図7は、図1に示した通信装置1内の制御回路14の図2とは異なる内部構成の一例を示すブロック構成図であり、図2の制御回路14内にさらに温度センサ46を追加して備えている場合を例示している。
図7に示す制御回路14においては、CPU42が測定した経過時間T1および経過時間T2をFROM43に保存するとともに、さらに、温度センサ46が測定した通信装置1内の内部温度を、データ423として、CPU42を介して、FROM43に保存する。
一般的に、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量およびDC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の低下は、通信装置1内の内部温度に影響される。したがって、図7に示す制御回路14において、AC一次側電源111のOFF、ON毎に、経過時間T1および経過時間T2の時間的な変化を検証するのみならず、温度センサ46が測定した内部温度の時間的な変化も含めて検証することにより、AC一次側平滑用コンデンサ21の容量の低下、および、DC二次側バックアップ用コンデンサ22の容量の低下を、より正確に予測することができる。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1 通信装置
2 対向側通信装置
11 フィルタ
12 平滑回路
13 DC/DC変換回路
14 制御回路
21 AC一次側平滑用コンデンサ
22 DC二次側バックアップ用コンデンサ
31 電源OFF検出回路
32 電圧検出回路
41 DC/DC変換回路
42 CPU
43 FROM
44 通信回路
45 CLK
46 温度センサ
51 半波整流回路
52 ツェナーダイオード
53 フォトカプラ
55 ツェナーダイオード
56 トランジスタ
57 トランジスタ
131 第1のDC電源
311 電源OFF検出信号
321 電圧検出信号
411 第2のDC電源
421 データ
422 データ
423 データ
511 電源OFF情報送信タイミング

Claims (10)

  1. 通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
    AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
    前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換する第1のDC/DC変換回路と、
    前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
    を有するとともに、
    前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路を備える
    通信装置において、
    前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出回路と、
    前記第1のDC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出回路と
    をさらに備え、
    かつ、前記制御回路は、
    前記電源OFF検出回路から出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報を、対向して接続されている対向側通信装置に対して送信するとともに、さらに、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力される時点までの経過時間を測定して、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサによるバックアップ動作を行っている経過時間を示すバックアップ時間情報として生成して、生成した該バックアップ時間情報を、前記対向側通信装置に対して送信する仕組み
    を備えていることを特徴とする通信装置。
  2. 前記制御回路は、
    対向して接続されている対向側通信装置が送信した前記電源OFF情報を受け取った時点からあらかじめ定めた時間閾値を経過するまでの間に、当該対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受け取った場合、該バックアップ時間情報に含まれている前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値未満の値であった場合には、前記電源OFF情報を送信してきた前記対向側通信装置の前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定し、
    また、前記対向側通信装置が送信した前記電源OFF情報を受け取った時点から前記時間閾値を経過するまでの間に、当該対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受け取らなかった場合には、前記電源OFF情報を送信してきた前記対向側通信装置の前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定する仕組み
    を備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
    AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
    前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
    前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
    を有するとともに、
    前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路を備える
    通信装置において、
    前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出回路と、
    前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出回路と、
    電力供給がない状態においても記憶した情報を継続して保存することができる不揮発性メモリと
    をさらに備え、
    かつ、前記制御回路は、
    前記電源OFF検出回路から出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力される時点までの経過時間を測定して、第1の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、さらに、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出回路から出力された時点から、前記第2のDC電源がハイレベルからロウレベルに変化する時点までの経過時間を測定して、第2の経過時間として前記不揮発性メモリに保存する仕組み
    をさらに備えるとともに、
    前記AC一次側電源がON状態に復旧した際に、
    前記不揮発性メモリに保存している前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を読み出して、それぞれに対応してあらかじめ定めた第1の時間閾値および第2の時間閾値と比較し、
    前記第1の経過時間が、前記第1の時間閾値未満の時間であった場合には、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定し、また、前記第2の経過時間が、前記第2の時間閾値未満の時間であった場合には、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定する仕組み
    をさらに備えていることを特徴とする通信装置。
  4. 前記制御回路は、
    前記AC一次側電源のOFF、ON毎に、前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を測定して、前記不揮発性メモリに保存し、前記AC一次側電源のOFF、ON毎に前記不揮発性メモリに保存した前記第1の経過時間および前記第2の経過時間の時間的な変化を検証することにより、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量の低下、および、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量の低下を予測する仕組み
    を備えていることを特徴とする請求項3に記載の通信装置。
  5. 装置内の内部温度を測定する温度センサ
    をさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記AC一次側電源のOFF、ON毎に、前記温度センサにより前記内部温度をさらに測定して、前記不揮発性メモリに保存し、前記AC一次側電源のOFF、ON毎に前記不揮発性メモリに保存した前記内部温度の時間的な変化を、前記第1の経過時間、前記第2の経過時間の時間的な変化に含めて検証することにより、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量の低下、および、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量の低下を予測する仕組み
    を備えていることを特徴とする請求項4に記載の通信装置。
  6. 通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
    AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
    前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
    前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
    を有するとともに、
    前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路と
    を有する通信装置において、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量低下の異常を検出する通信装置電源用コンデンサ異常検出方法であって、
    前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出ステップと、
    前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出ステップと
    を有し、
    かつ、前記制御回路は、
    前記電源OFF検出ステップにおいて出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報を、対向して接続されている対向側通信装置に対して送信するとともに、さらに、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出ステップにおいて出力される時点までの経過時間を測定して、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサによるバックアップ動作を行っている経過時間を示すバックアップ時間情報として生成して、生成した該バックアップ時間情報を、前記対向側通信装置に対して送信する
    ことを特徴とする通信装置電源用コンデンサ異常検出方法。
  7. 前記制御回路は、
    対向して接続されている対向側通信装置が送信した前記電源OFF情報を受け取った時点からあらかじめ定めた時間閾値を経過するまでの間に、当該対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受け取った場合、該バックアップ時間情報に含まれている前記経過時間があらかじめ定めた時間閾値未満の値であった場合には、前記電源OFF情報を送信してきた前記対向側通信装置の前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定し、
    また、前記対向側通信装置が送信した前記電源OFF情報を受け取った時点から前記時間閾値を経過するまでの間に、当該対向側通信装置から前記バックアップ時間情報を受け取らなかった場合には、前記電源OFF情報を送信してきた前記対向側通信装置の前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下しているものと判定する
    ことを特徴とする請求項6に記載の通信装置電源用コンデンサ異常検出方法。
  8. 通信動作の制御をする制御回路に対して電力を供給する電源回路として、
    AC一次側電源を整流し平滑化する平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサと、
    前記平滑回路およびAC一次側平滑用コンデンサにより平滑化した前記AC一次側電源を第1のDC電源に変換するDC/DC変換回路と、
    前記AC一次側電源のOFF状態時のバックアップ用として、前記第1のDC電源の電力を蓄電するDC二次側バックアップ用コンデンサと
    を有するとともに、
    前記制御回路は、前記第1のDC電源を前記通信動作の制御に要する電圧値の第2のDC電源に変換する第2のDC/DC変換回路と
    を有する通信装置において、前記AC一次側平滑用コンデンサおよび前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量低下の異常を検出する通信装置電源用コンデンサ異常検出方法であって、
    前記通信装置は、電力供給がない状態においても記憶した情報を継続して保存することができる不揮発性メモリ
    をさらに備えるとともに、
    前記AC一次側電源の電圧があらかじめ定めたAC電圧閾値以下に低下した際に、前記AC一次側電源がOFF状態に陥ったことを示す電源OFF情報を出力する電源OFF検出ステップと、
    前記DC/DC変換回路から出力される前記第1のDC電源の電圧があらかじめ定めたDC電圧閾値以下に低下したことを示すDC電源電圧低下情報を出力する電圧検出ステップと
    を有し、
    かつ、前記制御回路は、
    前記電源OFF検出ステップにおいて出力される前記電源OFF情報を受け取った際に、該電源OFF情報の出力時点から、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出ステップにおいて出力される時点までの経過時間を測定して、第1の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、さらに、前記DC電源電圧低下情報が前記電圧検出ステップにおいて出力された時点から、前記第2のDC電源がハイレベルからロウレベルに変化する時点までの経過時間を測定して、第2の経過時間として前記不揮発性メモリに保存し、
    前記AC一次側電源がON状態に復旧した際に、
    前記不揮発性メモリに保存している前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を読み出して、それぞれに対応してあらかじめ定めた第1の時間閾値および第2の時間閾値と比較し、
    前記第1の経過時間が、前記第1の時間閾値未満の時間であった場合には、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定し、また、前記第2の経過時間が、前記第2の時間閾値未満の時間であった場合には、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量が異常に低下したものと判定する
    ことを特徴とする通信装置電源用コンデンサ異常検出方法。
  9. 前記制御回路は、
    前記AC一次側電源のOFF、ON毎に、前記第1の経過時間および前記第2の経過時間を測定して、前記不揮発性メモリに保存し、前記AC一次側電源のOFF、ON毎に前記不揮発性メモリに保存した前記第1の経過時間および前記第2の経過時間の時間的な変化を検証することにより、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量の低下、および、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量の低下を予測する
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信装置電源用コンデンサ異常検出方法。
  10. 前記通信装置は
    内部温度を測定する温度センサをさらに備え、
    前記制御回路は、
    前記AC一次側電源のOFF、ON毎に、前記温度センサにより前記内部温度をさらに測定して、前記不揮発性メモリに保存し、前記AC一次側電源のOFF、ON毎に前記不揮発性メモリに保存した前記内部温度の時間的な変化を、前記第1の経過時間、前記第2の経過時間の時間的な変化に含めて検証することにより、前記AC一次側平滑用コンデンサの容量の低下、および、前記DC二次側バックアップ用コンデンサの容量の低下を予測する
    ことを特徴とする請求項9に記載の通信装置電源用コンデンサ異常検出方法。
JP2017197571A 2017-10-11 2017-10-11 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法 Active JP6611200B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017197571A JP6611200B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017197571A JP6611200B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019071000A JP2019071000A (ja) 2019-05-09
JP6611200B2 true JP6611200B2 (ja) 2019-11-27

Family

ID=66441837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017197571A Active JP6611200B2 (ja) 2017-10-11 2017-10-11 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6611200B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113760075B (zh) * 2021-08-24 2024-05-14 深圳大普微电子科技有限公司 电容切换管理方法、装置及备电系统、固态硬盘

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57141731A (en) * 1981-02-26 1982-09-02 Fujitsu Ltd Voltage failure processing system in data processing system
JP2781977B2 (ja) * 1989-02-23 1998-07-30 富士電気化学株式会社 スイッチング電源
JPH10282169A (ja) * 1997-04-01 1998-10-23 Kansei Corp コンデンサの容量診断回路
JP2010038861A (ja) * 2008-08-08 2010-02-18 Toshiba Corp 配電用開閉器制御装置のac/dc電源劣化診断装置
JP5254732B2 (ja) * 2008-10-02 2013-08-07 アズビル株式会社 電子機器
JP2013156209A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Brother Ind Ltd 寿命判断装置
JP2015149814A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 三菱電機株式会社 Acアダプタ
JP6145071B2 (ja) * 2014-05-19 2017-06-07 日本電信電話株式会社 出力電圧保持時間を測定する装置
JP6202043B2 (ja) * 2015-05-12 2017-09-27 コニカミノルタ株式会社 電源制御装置及び画像形成装置
JP2017020887A (ja) * 2015-07-10 2017-01-26 セイコーエプソン株式会社 電源装置、印刷装置、静電容量評価方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019071000A (ja) 2019-05-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4987370B2 (ja) スイッチング電源における障害条件に対する条件付き応答のための方法および装置
US8488339B2 (en) Switching power supply
CN205139283U (zh) 检测电路,相关有源放电电路以及集成电路
EP2720052A2 (en) System and method for automated failure detection of hold-up power storage devices
JP5390981B2 (ja) 電源バックアップ装置
JP5176551B2 (ja) Ac検出回路および直流電源装置
CN107197380B (zh) 智能电视及其欠压保护容错方法
JP6611200B2 (ja) 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法
JP5455826B2 (ja) 電源投入制御回路
US8595530B2 (en) Information processing apparatus and control method of information processing apparatus
JP2008128897A (ja) 電源装置
JP2007538253A (ja) 電力擾乱検出回路及び方法
JP2007322192A (ja) 入力電圧監視回路
JP2003005872A (ja) 演算処理装置
JP3918833B2 (ja) 遠方監視システム
JP2009268184A (ja) Ac検出回路および直流電源装置
JP3926634B2 (ja) 停復電検出装置
JP2008131091A (ja) ステータス情報通信システム
JP3926631B2 (ja) 停復電検出機能を有する電子機器
JP5862815B1 (ja) バッテリ寿命検出装置、蓄電装置、バッテリ寿命検出方法及びプログラム
US9874589B2 (en) Inrush current recording module
JP7162138B2 (ja) 電子機器
JP2011114981A (ja) 保護継電装置およびその電源部の劣化診断方法
JP2018060344A (ja) 電源供給装置及び情報処理装置
JP2014186608A (ja) 瞬断検出装置、電源装置およびその電源装置を備えた電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190814

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190903

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190918

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191024

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6611200

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150