JP2010038861A - 配電用開閉器制御装置のac/dc電源劣化診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配電用開閉器制御装置ごとの動作確立時間に左右されることなく、AC/DC電源回路の劣化診断を正確に行えるようにすることである。
【解決手段】AC電圧有無監視手段17は配電用開閉器の両端におけるAC電圧の有無を監視し、AC電圧無し計時手段18はAC電圧有無監視手段17が判定したAC電圧の無しをトリガとして計時を開始する。コンデンサ劣化診断手段23は、AC電圧無し計時手段18で計時した計時値と予め記憶した初期値とを比較し、AC/DC電源回路15の電解コンデンサの劣化診断を行う。診断結果表示出力手段24は、コンデンサ劣化診断手段23の診断結果を表示部25に表示出力する。
【選択図】 図1
【解決手段】AC電圧有無監視手段17は配電用開閉器の両端におけるAC電圧の有無を監視し、AC電圧無し計時手段18はAC電圧有無監視手段17が判定したAC電圧の無しをトリガとして計時を開始する。コンデンサ劣化診断手段23は、AC電圧無し計時手段18で計時した計時値と予め記憶した初期値とを比較し、AC/DC電源回路15の電解コンデンサの劣化診断を行う。診断結果表示出力手段24は、コンデンサ劣化診断手段23の診断結果を表示部25に表示出力する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、配電用開閉器の開閉制御を行う配電用開閉器制御装置内の各回路にDC電源を供給するAC/DC電源回路の劣化診断を行う配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置に関する。
一般に、配電用開閉器の開閉制御を行う配電用開閉器制御装置は、電子回路で構成されており、その制御電源は、AC/DC電源回路でAC電源をDC電源に変換して、配電用開閉器制御装置の各回路に供給するようにしている。
配電用開閉器制御装置は、長期間に渡りメンテナンスフリーで使用されることが前提である。AC/DC電源回路では、AC電源をDC電源に変換して使用するために、電圧平滑用に電解コンデンサを用いている。この電解コンデンサが劣化して静電容量の低下が発生すると、AC/DC電源回路の劣化となる。さらに、この電解コンデンサの静電容量低下により、AC/DC電源回路がDC電源としての性能を維持できなくなった場合には配電用開閉器制御装置の異常となる。
そこで、電解コンデンサの静電容量の低下を診断する機能を設けることで、配電用開閉器制御装置が異常となる前にAC/DC電源回路の劣化を事前通知するようにしている。これにより、配電用開閉器制御装置の異常による供給支障発生を未然に防止している。
このような電解コンデンサの劣化を診断する方法としては、電源投入時の電圧確立までの時間を計測する方法がある。電源投入後、出力電圧が所定の電圧レベルに到達するまでの時刻に基づいて系統保護リレー電源を診断するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。また、電源スイッチ投入から抵抗を介して充電されるコンデンサ電圧が所定電圧に到達するまでの充電時間を測定し、その充電時間をコンデンサが正常な状態で当該充電時間測定時のバッテリ電圧のときにコンデンサ電圧が所定電圧に到達するまでの基準時間と比較し、充電時間が基準時間より短いときにコンデンサの劣化と判定するようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−321203
特開平5−215800
しかし、電源投入時の電圧確立までの時間を計測して電解コンデンサの劣化を診断するようにした特許文献1、2のものでは、電源投入時はマイクロプロセッサ(MPU)の動作やオペレーティングシステム(OS)の動作が確立するまでに数秒を必要とし、特にOSの動作確立時間は、必ずしも同じ動作時間とは限らないことから、正確な電圧確立時間を測定することができない。
本発明の目的は、配電用開閉器制御装置ごとの動作確立時間に左右されることなく、AC/DC電源回路の劣化診断を正確に行うことができる配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置を提供することである。
本発明に係わる配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置は、配電用開閉器の主回路からACを入力してDCに変換し、得られたDC電源を配電用開閉器制御装置内に供給するAC/DC電源回路の劣化診断を行う配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置において、前記配電用開閉器の両端におけるAC電圧の有無を監視するAC電圧有無監視手段と、前記AC電圧有無監視手段が判定した前記AC電圧の無しをトリガとして計時を開始するAC電圧無し計時手段と、前記AC電圧無し計時手段で計時した計時値と予め記憶した初期値とを比較しAC/DC電源回路の電解コンデンサの劣化診断を行うコンデンサ劣化診断手段と、前記コンデンサ劣化診断手段の診断結果を表示部に表示出力する診断結果表示出力手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、配電用開閉器制御装置ごとの動作確立時間に左右されることなく、AC/DC電源回路の劣化診断を正確に行うことができる。
図1は本発明の実施の形態に係わる配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置の構成図である。配電用開閉器制御装置11は主回路の開閉器12を開閉制御するものであり、図1ではその開閉操作部の図示は省略し、AC/DC電源劣化診断装置について図示している。
開閉器12の主回路の両端すなわちA側及びB側のAC電圧は、計器用変成器13a、13bを介して配電用開閉器制御装置11に入力され、A側AC電圧はA側電圧検出器14aで検出され、B側AC電圧はB側電圧検出器14bで検出される。A側電圧検出器14aで検出されたA側電圧、及びB側電圧検出器14bで検出されたB側電圧は演算部16のAC電圧有無監視手段17に入力される。一方、配電用開閉器制御装置11内の各回路にDC電源を供給するためのAC/DC電源回路15は、A側AC電圧またはB側AC電圧のいずれかからAC電圧を入力し、DC電圧に変換してDC電源を得て、演算部16を含めて各回路にDC電源を供給する。
演算部16のAC電圧有無監視手段17は、配電用開閉器制御装置11に入力されたA側AC電圧及びB側AC電圧の有無を監視し、AC電圧が無しとなったときに、AC電圧無し計時手段18に計時開始要求を出力する。AC電圧無し計時手段18は、AC電圧有無監視手段17が判定したAC電圧の無しをトリガとして計時を開始する。すなわち、AC電圧無し計時手段18は、AC/DC電源回路15のDC電源喪失により演算部16が停止するまで短い周期(例えば、0.1秒周期)で計時を実行し、計時の更新の都度、記憶部19にある最新計時値tcの記憶領域20へ計時値を記憶する。
記憶部19にはAC電圧無し計時値の初期値t0が予め初期値t0の記憶領域21に記憶されている。また、初期値設定フラグ22は、AC電圧無し計時手段18が計時した計時値を初期値t0として記憶領域21に記憶するか、最新計時値tcとして記憶領域20に記憶するかを決めるためのフラグをセットするものである。
ここで、DC電源喪失により演算部16が停止となるまでの計時値がAC/DC電源回路15に使用されている電解コンデンサの放電時間を示すことになる。この電解コンデンサの劣化による容量低下で、その放電時間が短くなることを利用して、電解コンデンサの劣化を検出する。つまり、演算部16のコンデンサ劣化診断手段23は、最新の計時値tcとAC電圧無し計時値の初期値t0とを比較することにより、初期値t0からの差により電解コンデンサの劣化度合いを判断する。そして、コンデンサ劣化診断手段23は、比較して得られた劣化診断結果を診断結果表示出力手段24に出力する。診断結果表示出力手段24は、その劣化診断結果をLEDやマグサインなどの表示部25に表示する。
なお、AC電圧無しの計時の初期値t0は、AC電圧無し計時手段18において、記憶部19に記憶している初期値設定フラグ22により、その記憶領域21に記憶される。すなわち、AC電圧無し計時手段18は、計時値の記憶先を切替える処理を有し、初期値設定フラグ22のオフの場合には記憶部19の初期値t0の記憶領域21に記憶し、初期値設定フラグをオンに更新する。また、初期値設定フラグのオンの場合に記憶部19の最新計時値tcをその記憶領域20へ記憶する処理を有する。記憶部19は、不揮発性メモリを適用することでDC電源を喪失しても最新の計時値、初期値、初期値設定フラグが喪失することはない。
このように、電源投入時に電圧確立までの時間測定を行う従来の方法に代えて、AC電源断からの電解コンデンサの放電時間に着目し、放電時間中の演算部16の動作時間を利用して電解コンデンサ劣化診断を行うので、従来のように、電源投入時のMPU、OSの動作が確立するまでの間は、電解コンデンサの劣化診断が不可であり正確な時間測定を行えないという不具合を解消でき、電解コンデンサの劣化を事前に通知することができる。
以上の説明では、コンデンサ劣化診断手段23の診断結果を診断結果表示出力手段24により、表示部25に表示出力するようにしたが、図2に示すように、診断結果表示出力手段24に代えて、コンデンサ劣化診断手段23の診断結果を親局装置に伝送する診断結果伝送出力手段26を設け、親局装置へ伝送を行い、電解コンデンサの劣化診断結果を通知するようにしてもよい。
本発明の実施の形態によれば、AC電源のOFFを起点としており、AC/DC電源回路15の電解コンデンサの容量に応じたDC電源の電圧維持時間を計測するので、電解コンデンサの劣化具合を正確に測定することができる。これにより、AC/DC電源回路15の電解コンデンサの静電容量低下を精度よく診断することができる。
11…配電用開閉器制御装置、12…開閉器、13…計器用変成器、14…電圧検出器、15…AC/DC電源回路、16…演算部、17…AC電圧有無監視手段、18…AC電圧無し計時手段、19…記憶部、20…最新計時値記憶領域、21…初期値記憶領域、22…初期値設定フラグ、23…コンデンサ劣化診断手段、24…診断結果表示出力手段、25…表示部、26…診断結果伝送出力手段
Claims (2)
- 配電用開閉器の主回路からACを入力してDCに変換し、得られたDC電源を配電用開閉器制御装置内に供給するAC/DC電源回路の劣化診断を行う配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置において、前記配電用開閉器の両端におけるAC電圧の有無を監視するAC電圧有無監視手段と、前記AC電圧有無監視手段が判定した前記AC電圧の無しをトリガとして計時を開始するAC電圧無し計時手段と、前記AC電圧無し計時手段で計時した計時値と予め記憶した初期値とを比較しAC/DC電源回路の電解コンデンサの劣化診断を行うコンデンサ劣化診断手段と、前記コンデンサ劣化診断手段の診断結果を表示部に表示出力する診断結果表示出力手段とを備えたことを特徴とする配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置。
- 前記診断結果表示出力手段に代えて、前記コンデンサ劣化診断手段の診断結果を親局装置に伝送する診断結果伝送出力手段を設けたことを特徴とする配電用開閉器制御装置のAC/DC電源劣化診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008205295A JP2010038861A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 配電用開閉器制御装置のac/dc電源劣化診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2008205295A JP2010038861A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 配電用開閉器制御装置のac/dc電源劣化診断装置 |
Publications (1)
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JP2010038861A true JP2010038861A (ja) | 2010-02-18 |
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ID=42011555
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JP2008205295A Pending JP2010038861A (ja) | 2008-08-08 | 2008-08-08 | 配電用開閉器制御装置のac/dc電源劣化診断装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103364668A (zh) * | 2013-07-25 | 2013-10-23 | 兰州海红技术股份有限公司 | 一种直流配电设备智能监控与能耗监测系统 |
JP2019071000A (ja) * | 2017-10-11 | 2019-05-09 | Necプラットフォームズ株式会社 | 通信装置および通信装置電源用コンデンサ異常検出方法 |
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2008
- 2008-08-08 JP JP2008205295A patent/JP2010038861A/ja active Pending
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