JP5428969B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、外部I/F(インターフェース)を介して外部機器と接続して電源供給可能な画像形成装置に係り、詳しくはロッカースイッチにおけるオフからオンへの切り替え動作が早く行われても常時安定して通信状態を維持できる画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置に設けられた外部I/Fを介して外部機器と接続を行うときには、例えば画像形成装置におけるUSB・I/Fのバスパワー電源等から電源供給する手法が知られている。
こうしたUSB接続に関連する周知技術としては、例えば内部通信障害の復旧や省エネモードからの復旧等の動作制御を可能としてUSB機器の可用性を向上させることを目的とし、バスパワー電源をオン・オフさせる手段により、内部通信障害の復旧や省エネモードからの復旧等の発生時にバスパワー電源をオン・オフさせるようにした「USB接続システムとUSB機器、及びホスト」(特許文献1参照)が挙げられる。
上述した特許文献1に係る技術は、あくまでもホストコンピュータを対象として、内部通信障害発生時の復旧手段を提案したものであるため、外部I/Fを介して外部機器と接続して電源供給するタイプの画像形成装置に適用すると、外部機器に供給する電源が完全に落ち切れていない状態(電源電圧が0Vになっていない状態)で再度電源供給が投入された場合に外部機器との間の通信状態が不安定になってしまうという問題を回避できないもの、即ち、画像形成装置のメインスイッチ(ロッカースイッチ)におけるオフからオンへの切り替え動作が早く行われたときに外部機器との間で支障なく安定して通信状態を維持できないものとなっている。
具体的に云えば、画像形成装置には電子デバイスが搭載された制御基板や機構部品が多数存在し、負荷容量が大きいため、画像形成装置内の電子制御装置(PSU)から各制御基板や機構部品へ供給される電源は電源オフ時の立下り時間が遅くなってしまう。また、画像形成装置から外部I/Fに供給する電源系についても同様に、電源オフ時の立下り時間が遅くなってしまう。こうした場合、画像形成装置本体のメインスイッチのオフからオンへの切り替え動作が早ければ、電子制御装置から各制御基板や機構部品に供給される電源や外部I/Fに供給する電源が完全に落ち切れていない状態(電源電圧が0Vになっていない状態)で再度電源供給が投入される事態を生じ得る。
一般に、画像形成装置における電源起動時は各電源系が完全に落ち切った状態(0V状態)から電源投入されることが望ましいが、ユーザによっては誤ったメインスイッチの操作をしてオフからオンへの切り替え操作を素早く行ってしまい、画像形成装置に接続された外部機器に供給する電源電圧が完全に落ち切れていない状態で再度電源投入が開始される事態も想定される。
このように、電源電圧が完全に落ち切れていない状態で再度電源投入が開始されると、外部機器の内部回路構成によっては再度電源供給されたときにデバイスが初期化されるものと初期化されないものとが発現し、外部機器内部で完全に初期化されない状態で立ち上がる場合がある。こうした場合には、画像形成装置と外部機器との間で通信状態が正常にならないために電源制御上で問題視される。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、外部I/Fを介して外部機器と接続して電源供給するときにメインスイッチにおけるオフからオンへの切り替え動作が早く行われても外部機器との間で支障なく安定して通信状態を維持できる画像形成装置を提供することにある。
上記技術的課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、外部機器に接続された外部I/Fを介して当該外部機器へバスパワー電源を供給可能な画像形成装置において、メインシステム及び外部I/Fの間での情報通信を中継して制御する外部I/F制御部と、外部I/Fを介して外部機器にバスパワー電源を供給するバスパワー電源部からの当該バスパワー電源のオン・オフ制御を行うバスパワー電源制御部と、バスパワー電源の供給状態を監視して検出した結果を示すバスパワー電源検出信号を出力するバスパワー電源監視手段と、バスパワー電源とは異なる2次電源が供給されたサブシステム制御手段と、バスパワー電源検出信号に応じてバスパワー電源の立下り時間を調整する放電制御手段と、を備え、サブシステム制御手段は、バスパワー電源検出信号に基づいてバスパワー電源のオフ動作時に当該バスパワー電源の立下り時間を早める旨の指示制御を出力し、放電制御手段は、バスパワー電源のオフ動作時に指示制御に応じて当該バスパワー電源の立下り時間を早めるために当該バスパワー電源に対する放電制御を行うことを特徴とする。
上記画像形成装置の第1の実施形態は、サブシステム制御手段がバスパワー電源の電圧降下時間を検出することを特徴とする。
上記画像形成装置の第2の実施形態は、外部I/Fに接続される外部機器の情報を格納する機器情報格納手段を備えたことを特徴とする。
上記画像形成装置の第3の実施形態は、バスパワー電源の電圧降下時間についての基準時間である所望の電圧降下時間を格納する時間情報格納手段と、バスパワー電源の電圧降下時間及び所望の電圧降下時間を比較する比較手段と、を備えたことを特徴とする。
上記画像形成装置の第4の実施形態は、放電制御手段がサブシステム制御手段からの指示制御としての放電制御信号によって選択される複数の異なる抵抗値の放電抵抗を備えて成ることを特徴とする。
上記画像形成装置の第5の実施形態は、サブシステム制御手段は、比較手段による比較結果として、所望の電圧降下時間よりも電圧降下時間が大きいとき、放電制御信号により複数の異なる抵抗値の放電抵抗を放電制御手段において現行で設定している抵抗値のものよりも電圧降下時間が早まる抵抗値のものに切り替え設定する制御を行うと共に外部機器の情報に対応させて当該電圧降下時間を機器情報格納手段に対して格納することを特徴とする。
本発明の画像形成装置によれば、外部機器に供給するバスパワー電源が落ち切れるようにオフ動作時にバスパワー電源の立下り時間を早める機能を持つため、メインスイッチにおけるオフからオンへの切り替え動作が早く行われても外部機器との間で支障なく通信状態を維持できるようになる。
本発明の実施例1に係る画像形成装置の要部構成を外部機器へ接続した状態で示す概略ブロック図である。 図1に示す画像形成装置に係るメインシステムの二回の切り替え動作を含むメインスイッチとバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を放電制御無しの条件で示したタイミングチャートである。 図1に示す画像形成装置に係るメインシステムの二回の切り替え動作を含むメインスイッチと放電制御の有無を含むバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を示したタイミングチャートである。 図1に示す画像形成装置に係るメインシステムの一回の切り替え動作を含むメインスイッチと放電制御の有無を含むバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を示したタイミングチャートである。 図1に示す画像形成装置による放電制御に係る動作処理を例示したフローチャートである。 図1に示す画像形成装置に備えられる放電制御部の簡易構成を例示した図である。 図1に示す画像形成装置に備えられる放電制御部の細部構成を例示した図である。
以下に本発明の画像形成装置について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る画像形成装置の要部構成を外部機器へ接続した状態で示す概略ブロック図である。
この画像形成装置は、外部機器4−1〜4−3に接続された外部I/F3を介して外部機器4−1〜4−3へバスパワー電源を供給可能なものであり、メインシステム1及び外部I/F3の間での情報通信(コマンド、データ通信)を中継して制御する外部I/F制御部2と、外部I/F3を介して外部機器4−1〜4−3にバスパワー電源(電源A)を供給するバスパワー電源部からのバスパワー電源のオン・オフ制御を行うバスパワー電源制御部5と、バスパワー電源の供給状態を監視して検出した結果を示すバスパワー電源検出信号を出力するバスパワー電源電圧監視部6と、バスパワー電源(電源A)とは異なる2次電源(電源B)が供給されたサブシステム制御部7と、バスパワー電源検出信号に応じてバスパワー電源の立下り時間を調整する放電制御部10と、外部I/F3に接続される外部機器4−1〜4−3の情報を格納する機器情報格納手段であると共に、バスパワー電源の電圧降下時間Δtの計算結果を含み、且つそれについての基準時間である所望の電圧降下時間Δt'を格納する時間情報格納手段としての不揮発性メモリ等の格納部8と、バスパワー電源の電圧降下時間Δtの計算に必要な日付・時刻情報を格納した時計機能のRTC9と、日付・時刻情報バスパワー電源の電圧降下時間Δt及び所望の電圧降下時間Δt'を比較する比較手段としてのコンパレータ部11、12と、を備えて構成される。
このうち、メインシステム1は、外部I/F制御部2を介して外部機器4−1〜4−3との間で情報通信が可能なものである。外部I/F3は専用のスロット(SLOT)1〜3によりそれぞれ外部機器4−1〜4−3と接続されている。外部機器4−1〜4−3には、ICカードリーダ、メモリ、カメラ等の電子媒体が適用される。
バスパワー電源制御部5は、FET、コンデンサ、抵抗等で構成され、電源Aに基づいて生成したバスパワー電源を外部I/F3を介して外部機器4−1〜4−3に供給するものであり、サブシステム制御部7からのバスパワー制御信号によりバスパワー電源をオン・オフ制御を行う。因みに、バスパワー電源制御部5で生成されたバスパワー電源は、バスパワー電源電圧監視部6、放電制御部10、コンパレータ部11、12、及び外部I/F3に供給される。
バスパワー電源電圧監視部6は、バスパワー電源制御部5で生成されたバスパワー電源の状態を監視して検出した結果を示すバスパワー電源検出信号を出力する。バスパワー電源電圧監視部6で生成されたバスパワー電源検出信号は、サブシステム制御部7と放電制御部10とに送出される。
サブシステム制御部7は、メインシステム1との間で情報通信(コマンド、データ通信)が可能であり、その内容及びバスパワー電源検出信号に応じてバスパワー電源制御部5に対するバスパワー制御信号を送出すると共に、バスパワー電源の電圧降下時間Δtを検出した結果に応じて放電制御部10に対して指示制御を行う。
放電制御部10は、FET、コンデンサ、抵抗等で構成され、バスパワー電源のオフ動作時に指示制御に応じてバスパワー電源の立下り時間を早めるためにバスパワー電源に対する放電制御を行うもので、サブシステム制御部7からの指示制御としての放電制御信号a、b、cによって選択される複数の異なる抵抗値の放電抵抗を備えて成る。即ち、ここで放電制御部10は、バスパワー電源検出信号に応じてバスパワー電源に接続された放電抵抗に電流を流すように放電制御するもので、動作上はバスパワー電源と接地電圧(GND)との間に放電抵抗を介して電流を流すか否かのオン・オフを切り替える制御を行う。
特にバスパワー電源オフ時には、バスパワー電源電圧監視部6で検出されたバスパワー電源検出信号が予め設定された所定の検出電圧値以下(例えばV1以下)に電圧降下すると、放電制御部10に送出されるバスパワー電源検出信号がLowレベルとなる。放電制御部10では、Lowレベルのバスパワー電源検出信号が入力されると、バスパワー電源に接続された放電抵抗に電流が流れるようにバスパワー電源に対する放電制御を行い、これによってバスパワー電源の立下り時間(電圧降下時間)を早める。
複数の異なる抵抗値の放電抵抗を備えた場合の動作では、サブシステム制御部7において、コンパレータ部11、12による比較結果として、バスパワー電源の電圧降下時間Δtが基準電圧VREF1、VREF2の所望の電圧降下時間Δt'よりも大きい比較結果信号comp1、comp2が入力されたとき、サブシステム制御部7は放電制御信号a、b、cの出力により異なる抵抗値の放電抵抗を放電制御部10において現行で設定している抵抗値のものよりも電圧降下時間Δtが早まる抵抗値のものに切り替え設定する制御を行うと共に、格納部8に外部機器4−1〜4−3の情報に対応させてそのときの電圧降下時間Δtを格納する。この結果、放電制御部10は、バスパワー電源のオフ動作時に指示制御である放電制御信号a、b、cに応じてバスパワー電源の立下り時間を早めるためにバスパワー電源に対する放電制御を行い、具体的にはバスパワー電源と接地電圧(GND)との間に放電抵抗を介して電流を流すか否かのオン・オフを切り替える。
このような機能構成を持つ画像形成装置では、外部機器4−1〜4−3に供給するバスパワー電源が落ち切れるようにバスパワー電源のオフ動作時にバスパワー電源の立下り時間を早めるためにバスパワー電源に対する放電制御を行うため、メインシステム1のメインスイッチにおけるオフからオンへの切り替え動作が早く行われた場合においても、画像形成装置と外部機器4−1〜4−3との間での通信を安定して維持できる。
因みに、上述したバスパワー電源制御部5、バスパワー電源電圧監視部6、放電制御部10、及びサブシステム制御部7はバスパワー電源システムを成すもので、ここではバスパワー電源がオフ動作時の立下り時間を早める機能を持つことを特色としている。
図2は、この画像形成装置に係るメインシステム1の二回の切り替え動作を含むメインスイッチ(メインSW)とバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を放電制御無しの条件で示したタイミングチャートである。
図2を参照すれば、メインSWのオン・オフの切り替え操作が短い時間(周期)で行われた場合には、バスパワー電源の電圧降下時間が緩やかな状態では外部機器4−1〜4−3に供給するバスパワー電源が完全に落ち切れていない状態(電源電圧が0Vになっていない状態)で再度電源供給が投入された状態となってしまう。
こうした場合に再度電源供給すると、上述したように外部機器内部でデバイスが初期化されるものと初期化されないものがでてきて、外部機器4−1〜4−3の内部のデバイスが完全に初期化されない状態で立ち上がる場合があり、画像形成装置と外部機器4−1〜4−3との間での通信状態ができなくなる問題が生じる。
図3は、この画像形成装置に係るメインシステム1の二回の切り替え動作を含むメインスイッチ(メインSW)と放電制御の有無を含むバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を示したタイミングチャートである。
図3を参照すれば、サブシステム制御部7がバスパワー電源の状態を監視して検出した結果を示すバスパワー電源電圧監視部6からのバスパワー電源検出信号におけるバスパワー電源のオフ動作時に放電制御信号a、b、cを出力し、放電制御部10が放電制御信号a、b、cに応じてバスパワー電源の立下り時間を早める(電圧降下時間を早める)ためにオン状態となってバスパワー電源に対する放電制御を行うため、外部機器4−1〜4−3に供給するバスパワー電源が完全に落ち切れる状態(電源電圧が0Vになる状態)に制御している。この結果、メインSWがオフからオンへ素早く切り替えられても外部機器4−1〜4−3の内部デバイスが正常に初期化され、画像形成装置と外部機器4−1〜4−3との間での通信を正常に維持させることができる。
図4は、画像形成装置に係るメインシステムの一回の切り替え動作を含むメインスイッチと放電制御の有無を含むバスパワー電源との信号波形によるバスパワー電源オフ時の電源降下状態を示したタイミングチャートである。
図4を参照すれば、メインSWが比較的長い時間のオンからオフへ切り替えられた場合を示しており、放電制御を行わない場合のバスパワー電源には電圧V1から電圧V2まで降下されるまでの電圧降下時間Δtが生じている。図3で示したように放電制御を行えば、メインSWが比較的長い時間のオンからオフへ切り替えられた場合でも外部機器4−1〜4−3に供給するバスパワー電源が完全に落ち切れる状態(電源電圧が0Vになる状態)に制御できる。
ところで、上述した外部I/F3には各外部機器4−1〜4−3が接続されるようにそれぞれ専用のスロットを設けているが、これは接続される外部機器4−1〜4−3やそれらの組み合わせによってバスパワー電源に負荷される容量が異なり、これがバスパワー電源オフ時の立下り時間(電圧降下時間Δt)が異なることへの対策である。
ここで、バスパワー電源オフ時の電圧降下時間Δtを算出する手段を説明する。図4に示されるバスパワー電源オフ時の立下りにある電圧V1、V2について、それぞれ予め基準電圧VREF1、VREF2を設けるようにしたコンパレータ部11、12に接続し、コンパレータ部11による基準電圧VREF1とバスパワー電源の電圧との比較、コンパレータ部12による基準電圧VREF2とバスパワー電源の電圧との比較を行わせ、それらの比較結果信号comp1、comp2をそれぞれサブシステム制御部7へ送出し、サブシステム制御部7で電圧降下時間Δtを算出する構成とすれば良い。
サブシステム制御部7は、放電制御の内容を決定する中枢となる略図するCPU、電圧降下時間Δtを算出するカウンタ演算処理部、各種設定情報を格納する格納部8やメインシステム1への通信を制御する通信制御部、日時情報を算出する日時情報算出部等から構成されている。何れにしても、サブシステム制御部7では、比較結果信号comp1、comp2から電圧降下時間Δtを算出する。
図5は、この画像形成装置による放電制御に係る動作処理を例示したフローチャートである。
画像形成装置による放電制御では、まずメインシステム1の本体のメインSW(メインスイッチ)オン(ステップS1)状態として電源投入し、その電源投入時にはメインシステム1、外部I/F制御部2、サブシステム制御部7を介して外部I/F3に接続されているベンダーID、プロダクトID等の全ての外部機器4−1〜4−3の情報を取得(ステップS2)する。
次に、サブシステム制御部7において、バスパワー電源制御部5により生成されるバスパワー電源の状態をバスパワー電源電圧監視部6で監視した結果のバスパワー電源検出信号に基づいて、バスパワー電源制御信号を生成してバスパワー電源制御部5によるバスパワー電源のオン・オフ制御を行わせ、この後にバスパワー電源オフ時の立下りにある電圧V1、V2を検出したか否かの判定(ステップS3)を行い、検出されていなければこの判定処理の前に戻って待機するが、検出されていればバスパワー電源の電圧降下時間Δtを算出(ステップS4)する。因みに、ここでの電圧V1、V2の検出は、上述したコンパレータ部11による基準電圧VREF1とバスパワー電源の電圧との比較、コンパレータ部12による基準電圧VREF2とバスパワー電源の電圧との比較を行わせ、それらの比較結果信号comp1、comp2を得ることを示す。
サブシステム制御部7では、バスパワー電源オフ時に電圧降下時間Δtが算出されると、上述した外部機器情報と共にバスパワー電源の電圧降下時間Δtを格納部8に格納(ステップS5)する。このようにして、放電制御に必要な画像形成装置に接続される外部機器4−1〜4−3の組み合わせ時の電圧降下時間Δtが記憶される。
更に、サブシステム制御部7では、格納部8に格納されている基準時間である所望の電圧降下時間Δt'を読み出し、の電圧降下時間Δtが所望の電圧降下時間Δt'よりも大きいか否かを判定(ステップS6)する。この結果、電圧降下時間Δtが所望の電圧降下時間Δt'以下であれば、この判定処理の前に戻って待機するが、電圧降下時間Δtが所望の電圧降下時間Δt'よりも大きければ放電制御部10において現在設定されている放電抵抗よりも電圧降下時間が早まる放電抵抗を選択し、その選択情報と共に外部機器4−1〜4−3の情報及びバスパワー電源の電圧降下時間Δtを格納部8に格納(ステップS7)してから動作処理を終了する。
因みに、放電制御部10では複数の異なる抵抗値の放電抵抗(Ra、Rb、Rc)を備えており、サブシステム制御部7からの放電制御信号a、b、cによって1つ以上の放電抵抗が選択される。
図6は、放電制御部10の簡易構成を例示した図である。ここでは、放電制御部10についての基本的な回路構成として、バスパワー電源検出信号が入力されるバッファ回路と、その出力側にゲート電極側が接続され、且つドレイン電極側が放電抵抗を介してバスパワー電源に接続されると共に、ソース電極側が接地電圧(GND)に接続されるn型の電界効果トランジスタ(FET)と、を備えた構成であることを示している。この放電制御部10の簡易構成では、上述したようにゲート電極に入力されるバスパワー電源検出信号の電圧レベルに応じて、バスパワー電源と接地電圧との間に放電抵抗を介して電流を流すか否かのオン・オフを切り替える機能が構築される。
図7は、放電制御部10の細部構成を例示した図である。ここでは、放電制御部10についての具体的な回路構成として、1個のバッファ回路と、3個のn型の電界効果トランジスタと、3個の論理和(OR)回路と、3個の異なる抵抗値の放電抵抗(Ra、Rb、Rc)とを備え、バスパワー電源検出信号が入力されるバッファ回路の出力側が各論理和回路の一方の入力側に接続され、各論理和回路の他方の入力側には放電制御信号a、b、cがそれぞれ個別に接続され、各論理和回路の出力側が各電界効果トランジスタのゲート電極側にそれぞれ接続され、各電界効果トランジスタのそれぞれにおけるドレイン電極側が放電抵抗(Ra、Rb、Rc)を介してバスパワー電源に接続されると共に、ソース電極側が接地電圧(GND)に接続される構成であることを示している。
この放電制御部10の細部構成では、2次電源が供給された状態のサブシステム制御部7により、電圧降下時間Δtが所望の電圧降下時間Δt'よりも大きい場合には選択的に放電制御信号a、b、cの電圧レベルをLowレベル又はHighレベルにして現行で設定している放電抵抗Ra、Rb、Rcの何れかよりも電圧降下時間Δtが早まるものを設定する。これにより、各論理和回路における2系統の入力信号の両方がLowレベルのときに放電制御を行わせる機能を構築している。
このような機能を持たせば、外部I/F3を介して接続されている外部機器4−1〜4−3の組合せにおいてバスパワー電源に加わる負荷状態が異なることに伴い、電源降下時間Δtも異なり、結果として電源降下時間Δtが長くなる傾向を示す場合においても、基準時間の所望の電源降下時間Δt'以下となるようにバスパワー電源に対して放電制御を行い、電源降下時間Δtを調整して早めているため、メインSWにおけるオフからオンの切り替え動作が早く行われた場合でもバスパワー電源が完全に落ち切れていない(電源電圧が0Vになっていない状態)で再度電源投入が開始される事態を回避できる。この結果、画像形成装置と外部機器4−1〜4−3との間での通信が安定して維持される。
また、何等かの理由で外部I/F3に接続されている外部機器4−1〜4−3との通信異常が発生した場合には、メインシステム1からサブシステム制御部7にバスパワー電源のオン・オフ動作制御通知を行えば、サブシステム制御部7がバスパワー制御信号を送出してバスパワー電源制御部5によるバスパワー電源のオン・オフ制御が行われるため、外部機器4−1〜4−3に対して再起動を行うことが可能となる。この際、接続された外部機器4−1〜4−3の情報と共にRTC9からの日付・時刻情報及び再起動を行った旨の情報を格納部8に格納しておけば良い。こうした機能を持たせれば、何等かの要因で通信障害が発生した場合においても、いつ、どのような外部機器4−1〜4−3が接続されていて、再起動が行われたかといった細部情報を格納部8から取り出すことができるため、障害解析時等の参照データとして有効になる。
尚、上述した実施例1に係る画像形成装置では、サブシステム制御部7に対して格納部8とRTC9とが別体で構成される場合を説明したが、格納部8及びRTC9はサブシステム制御部7に組み込まれて内蔵される構成であっても構わない。また、外部I/F3は、3系統のスロットでそれぞれ3台の異なる外部機器4−1〜4−3を使用可能な構成として説明したが、ここでのスロットの系統数やそれに接続可能な外部機器の種類数は4以上であっても良い。従って、本発明の画像形成装置は、実施例1で説明した構成のものに限定されない。
1 メインシステム
2 外部I/F制御部
3 外部I/F
4−1〜4−3 外部機器
5 バスパワー電源制御部
6 バスパワー電源電圧監視部
7 サブシステム制御部
8 格納部
9 RTC
10 放電制御部
11、12 コンパレータ部
特開2006−48496号公報

Claims (6)

  1. 外部機器に接続された外部インターフェースを介して当該外部機器へバスパワー電源を供給可能な画像形成装置において、
    メインシステム及び前記外部インターフェースの間での情報通信を中継制御する外部インターフェース制御部と、前記外部インターフェースを介して前記外部機器に前記バスパワー電源を供給するバスパワー電源部からの当該バスパワー電源のオン・オフ制御を行うバスパワー電源制御部と、前記バスパワー電源の供給状態を監視して検出した結果を示すバスパワー電源検出信号を出力するバスパワー電源監視手段と、前記バスパワー電源とは異なる2次電源が供給されたサブシステム制御手段と、前記バスパワー電源検出信号に応じて前記バスパワー電源の立下り時間を調整する放電制御手段と、を備え、
    前記サブシステム制御手段は、前記バスパワー電源検出信号に基づいて前記バスパワー電源のオフ動作時に当該バスパワー電源の立下り時間を早める旨の指示制御を出力し、
    前記放電制御手段は、前記バスパワー電源のオフ動作時に前記指示制御に応じて当該バスパワー電源の立下り時間を早めるために当該バスパワー電源に対する放電制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1記載の画像形成装置において、前記サブシステム制御手段は、前記バスパワー電源の電圧降下時間を検出することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2記載の画像形成装置において、前記外部インターフェースに接続される前記外部機器の情報を格納する機器情報格納手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置において、前記バスパワー電源の前記電圧降下時間についての基準時間である所望の電圧降下時間を格納する時間情報格納手段と、前記バスパワー電源の前記電圧降下時間及び前記所望の電圧降下時間を比較する比較手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4記載の画像形成装置において、前記放電制御手段は、前記サブシステム制御手段からの前記指示制御としての放電制御信号によって選択される複数の異なる抵抗値の放電抵抗を備えて成ることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5記載の画像形成装置において、前記サブシステム制御手段は、前記比較手段による比較結果として、前記所望の電圧降下時間よりも前記電圧降下時間が大きいとき、前記放電制御信号により前記複数の異なる抵抗値の放電抵抗を前記放電制御手段において現行で設定している抵抗値のものよりも電圧降下時間が早まる抵抗値のものに切り替え設定する制御を行うと共に、前記外部機器の情報に対応させて当該電圧降下時間を前記機器情報格納手段に対して格納することを特徴とする画像形成装置。
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