JP6008599B2 - 使い捨て着用物品の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は使い捨て着用物品の製造方法および製造装置に関する。
この種の着用物品の製造においては、いわゆる、カットアンドスリップにより、連続シートからシート片を切断し、切断した各シート片の間隔を拡げて連続ウエブ上に配置するものが知られている。(特許文献1)
JP2007−260875 A
ここで着用物品のサイズが変更されると、連続ウエブ上にシート片を配置する間隔も変わる。そのため、前記カットアンドスリップを用いてシート片を配置する場合、着用物品のサイズの変更があると、ドラムのサイズを変更する必要がある。
また、シート片を回転する保持パッドで受取り、保持パッドの回転速度を加速することで、シート片の間隔を拡げる方法も知られている。しかし、この方法では別途カッター装置が必要であり、保持パッド上でシートを切断するためにアンビルを保持パッド上に設けているため、イナーシャ(Inertia)が大きくなり、制御が困難となる。
したがって、本発明の目的は、製品サイズの変更に伴うドラムの変更が不要で、かつ、制御も容易な使い捨て着用物品の製造方法および製造装置を提供することである。
本発明の製造方法は、使い捨て着用物品の製造方法であって、
搬送方向に連続した連続シートSを速度V1で搬送する工程と、
前記速度V1よりも大きい速度V2で回転するアンビルロール2の周面2fで前記連続シートSの先端部S1を吸着しながら、かつ、前記アンビルロール2の周面2fに対し前記連続シートSの先端部S1をスリップさせながら前記連続シートSを前記速度V1で搬送する工程と、
前記アンビルロール2上において前記連続シートSの先端部S1を次々に切断して所定のシート片を次々に得る工程と、
前記着用物品の本体部を前記アンビルロール2の速度V2よりも大きい速度V4を有する搬送装置4で搬送する工程と、
前記シート片を前記アンビルロール2の前記周面2fに沿って前記アンビルロール2の速度V2で搬送することにより前記連続シートSから前記シート片を離間させる第1の離間工程と、
受取位置R1において前記シート片を前記アンビルロール2から変速ローラ3のパッド30に移送する工程と、
渡し位置R2において前記シート片を前記搬送装置4で搬送される前記着用物品の本体部に次々に配置する工程と、
前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において、前記変速ローラ3のパッド30の速度を前記アンビルロール2の速度V2から前記搬送装置4の速度V4まで加速することで前記シート片と後続のシート片との距離を更に大きくする第2の離間工程とを備える。
一方、本発明の製造装置は、着用物品の製造装置であって、
搬送方向に連続した連続シートSを速度V1で搬送する搬送装置5と、
前記速度V1よりも大きい速度V2で回転し、周面2fで前記連続シートSの先端部S1を吸着しながら、かつ、前記周面2fに対し前記連続シートSの先端部S1をスリップさせながら前記連続シートSを前記速度V1で搬送すると共に前記連続シートSの先端部S1が切断されて生成されたシート片を前記周面2fに沿って前記速度V1よりも大きい速度V2で搬送することにより前記連続シートSから前記シート片を離間させるアンビルロール2と、
前記アンビルロール2上の前記連続シートSの先端部S1を切断して前記シート片を生成するカッタ1と、
前記アンビルロール2の速度V2よりも大きい速度V4を有し、前記着用物品の本体部を長手方向に搬送する別の搬送装置4と、
受取位置R1において前記シート片を前記アンビルロール2からパッド30に受け取り、かつ、渡し位置R2において前記シート片を前記別の搬送装置4で搬送される前記着用物品の本体部に配置する変速ローラ3と、
前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において、前記変速ローラ3のパッド30の速度を前記アンビルロール2の速度V2から前記別の搬送装置4の速度V4に加速させることで前記シート片と後続のシート片との距離を更に大きくさせるサーボモータ31とを備える。
本発明において、第1サイズおよび第1サイズよりも前記搬送方向の長さが大きい第2サイズの着用物品を製造する場合には、前記搬送装置は前記第1サイズの本体部を搬送する際には前記アンビルロールの速度V2で前記本体部を搬送し、前記第2サイズの本体部を搬送する際には前記アンビルロールの速度V2よりも大きい速度V4で前記本体部を搬送し、
前記第1サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3のパッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から渡し位置R2まで回転して、前記渡し位置R2において前記シート片を前記速度V2で前記本体部上に配置し、
前記第2サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3のパッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において前記速度V2から前記速度V4まで加速される。
これにより、シート片を配置するピッチは第1サイズに比べ第2サイズの方が大きく、したがって、製品サイズに変更があった場合でも、各ローラの径を変更する必要がなく、また、制御も容易である。
一方、本発明において、第1サイズおよび第1サイズよりも搬送方向の長さが小さい第3サイズの着用物品を製造する場合には、前記搬送装置は前記第1サイズの本体部を搬送する際には前記アンビルロールの速度V2で前記本体部を搬送し、前記第3サイズの本体部を搬送する際には前記アンビルロールの速度V2よりも小さい速度Vsで前記本体部を搬送し、
前記第1サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3のパッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から渡し位置R2まで回転して、前記渡し位置R2において前記シート片を前記速度V2で前記本体部上に配置し、
前記第3サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3のパッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において前記速度V2から前記速度Vsまで減速される。
これにより、シート片を配置するピッチは第1サイズに比べ第3サイズの方が小さく、したがって、製品サイズに変更があった場合でも、各ローラの径を変更する必要がなく、また、制御も容易である。
好ましくは、前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において、サーボモータ31の回転速度が変化されることによって前記変速ローラ3のパッド30を加速または減速させる。
この場合、変速ローラ3の構造が、いわゆるリピッチドラムに比べ簡易になり、大幅なコストダウンが可能になる。
また、サーボモータの速度を制御するだけで、着用物品のサイズ変更に容易に対応し得る。たとえば、Lサイズ自体の長さが若干変更された場合も、サーボモータの速度を設定し直すだけで容易に、当該サイズの変更に対応することができる。
図1Aは着用物品の製造装置の一実施例を示すレイアウトを示す側面図、図1Bは第1サイズの着用物品の本体部の平面図である。 図2は変速ローラの断面図である。 図3A〜図Cは、それぞれ、変速ローラの動作を示す概略側面図である。 図4Aは着用物品の製造装置の別の実施例を示すレイアウトを示す側面図、図4Bは第2サイズの着用物品の本体部の平面図である。 図5Aは第1サイズの着用物品の平面図、図5Bは第2サイズの着用物品の平面図である。
本発明は、添付の図面を参考にした以下の好適な実施例の説明からより明瞭に理解されるであろう。しかしながら、実施例および図面は単なる図示および説明のためのものであり、本発明の範囲を定めるために利用されるべきものではない。本発明の範囲は請求の範囲のみによって定まる。添付図面において、複数の図面における同一の部品番号は、同一または相当部分を示す。
以下、本発明の実施例が図面にしたがって説明される。
まず、本製造方法および装置の説明に先立って、本製造方法により製造が可能な着用物品の一例が説明される。
図5Aおよび図5Bに示すように、本オムツは、吸収性本体部20、該本体部20に接合された一対のサイド耳部材21、および一対の耳部材21,21を備えている。
前記本体部20は、着用時に着用者の前胴回り域、股下域および後胴回り域を覆う。本体部20は当該各領域に対応する前胴部20f、股下部20cおよび後胴部20bを備えている。
前記パネルPL,PRは、それぞれ、着用時に前記前後の胴部20f,20bの間に位置する。パネルPL,PRは、それぞれ、本体部20における長手方向Yの端部の左側および右側に接合されている。パネルPL,PRは、たとえば、本体部20の後胴部20bの左右から突出する状態で後胴部20bに接合されている。なお、パネルPL,PRは、前胴部20fに接合されてもよい。
一方、前記耳部材21は本体部20の前胴部20fの左右に接合されている。この耳部材21は本オムツの着用時に指で摘まんで本オムツを胴回り方向に引っ張るなどの用途に用いられてもよい。
パネルPL,PRは、たとえば、2枚の不織布の間に弾性糸(弾性部材の一例)が挟まれて形成されていてもよい。前記パネルPL,PRは、無負荷の状態では、前記弾性糸が胴回り方向Xに縮んで、ギャザが形成された収縮状態となっていてもよい。
なお、前記パネルPL,PRに弾性糸を配置する方法としてはJP63−243309Aに開示された方法が用いられてもよい。
前記パネルPL,PRの内面側(着用時に肌に接する側)には、第1面ファスナ(接合要素の一例)F1が接合されていてもよい。一方、本体部20の前胴部20f側の外面側(着用時に外方に露出する側)には、該第1面ファスナF1に面接合されることが可能な第2面ファスナ(図示せず)が接合されていてもよい。着用時には、前記耳部材21を掴みながらサイドパネルPL,PRを着用者の胴に巻き付けると共に、サイドパネルPL,PRの第1面ファスナF1を前記第2面ファスナに接合することにより、本オムツが着用者に装着される。
なお、前記第2面ファスナは省略することもできる。また、本体部20およびパネルPR,PLには、それぞれ、面ファスナの代わりに、接着テープと該接着テープに接着される部分が設けられてもよい。
前記本体部20は、たとえば、着用者の表面に接触する一対のカフ(防漏壁)と、液透過性を有するトップシートと、液を吸収する吸収性コア24と、液不透過性を有するバックシートなどを備えていてもよい。
なお、本体部20は、たとえば、レッグ弾性糸を備えていてもよい。さらに、前記カフは、省略されてもよいし、該カフをY方向に収縮させる弾性糸を備えていてもよい。また、バックシートは、通気性と防水性とを有するシートであってもよい。また、バックシートは伸縮性を有するシートであってもよい。
つぎに、製造装置の一例が説明される。
図1Aに示すように、本製造装置は、コンベヤ5(搬送装置の一例)、カッター1、アンビルロール2、変速ローラ3および搬送ローラ4(別の搬送装置の一例)を備える。
前記コンベヤ5は搬送方向Yに連続した連続シートSの一部を吸着部50で吸着しながら前記連続シートSを速度V1で搬送する。なお、同コンベア5に代えて、連続シートSの原反ロールを一定の速度で巻き出す駆動モータを備えた巻き出しローラを採用することもできる。
本明細書において、速度とはシートの搬送速度、各ロールやパッド表面の周速度を意味する。
前記アンビルロール2は、前記コンベヤ5の速度V1よりも大きい速度V2で回転し、周面2fで前記連続シートSの先端部S1を吸着しながら、かつ、周面2fに対し前記連続シートSの先端部S1をスリップさせながら連続シートSを前記コンベヤ5の速度V1で搬送する。
すなわち、前記アンビルロール2は、前記連続シートSの先端部S1を吸着すると共にコンベヤ5からアンビルロール2に前記連続シートSが供給される前記速度V1よりも大きい速度V2で回転しているが、同アンビルロール2の周面2fにおいて前記先端部S1がスリップしているため同アンビルロール2上において連続シートSが搬送される速度は前記コンベヤの速度V1となる。
前記カッター1は搬送方向Yに連続する連続シートSのアンビルロール2上に導入された前記先端部S1を前記搬送方向Yの所定の間隔で次々に切断して複数の耳部材21(シート片の一例)を次々に生成する。
前記アンビルロール2は、前記連続シートSの先端部S1が切断されて生成された耳部材21を前記周面2fに沿って前記第2速度V2で搬送することにより前記連続シートSから前記耳部材21を離間させる。
すなわち、連続シートSから先端部S1が切断により解放されることで同先端部S1(耳部材21)が前記アンビルロール2の速度V2で搬送され、後続の切断前の先端部S1との距離が拡がる。
前記変速ローラ3は、耳部材21を介してパッド30に接する受取位置R1において、前記耳部材21を前記アンビルロール2からパッド30に受け取る。その後、パッド30が耳部材21を介して搬送ローラ4に接する渡し位置R2において、前記耳部材21を搬送ローラ4(搬送装置の一例)で搬送される着用物品の本体部20に配置する。前記本体部20は長手方向が搬送方向Yに沿っており、搬送方向Yに互いに連続している。搬送ローラ4は搬送コンベヤであってもよい。
前記搬送ローラ4の速度V4は前記アンビルロール2の速度V2と同じか、あるいは前記速度V2よりも大きく、または、小さくなるように設定されていてもよい。
図2に示すように、前記変速ローラ3はたとえば2個(複数)のパッド30と、図2の各パッド30に連結された一対のサーボモータ31とを有する。
前記搬送ローラ4の速度V4が前記アンビルロール2の速度V2よりも大きく設定されている場合、前記サーボモータ31は、前記受取位置R1から前記渡し位置R2までの区間において、前記変速ローラ3のパッド30の速度を前記アンビルロール2の速度V2から前記搬送ローラ4の速度V4に加速させてもよい。搬送ローラ4は渡し位置R2において前記耳部材21を前記パッド30から本体部20上に配置される。
これにより、前記一方のパッド30上の前記耳部材21と他方のパッド30上の後続の耳部材21との距離を更に大きくさせる。その結果、図1Bの耳部材間のピッチP1が図4BのピッチP2のように大きくなる。
つぎに、図2の前記変速ローラ3の詳細な構成について説明する。
前記変速ローラ3は軸方向に長い1本の支持軸32と、この支持軸32のまわりに回転する例えば一対の回転体33とを備える。
前記各回転体33は前記支持軸32の各端部において、軸受34を介して第1および第2被軸受部35,36が支持されており、これにより、一対の回転体33が支持軸32のまわりを互いに拘束されることなく回転することができる。
前記第1被軸受部35には、パッドベース37が連なり、このパッドベース37の表面には一対のパッド30,30が配置されている。前記パッド30は例えば図3Aのような円弧状であってもよい。
前記各被軸受部35には、それぞれ、ギヤ38を介してサーボモータ31が連結されている。したがって、前記各パッド30は前記サーボモータ31の回転速度が変化することにより、加減速される。
なお、ギヤ38はベベルギヤであってもよい。
前記両サーボモータ31,31は制御装置39によって回転の制御がなされる。
前記制御装置39はパッド30の基準点(たとえば受取位置R1)に対する位相(回転位置)とサーボモータ31の回転速度やパッド30の周速度との関係を記憶する記憶装置を備えている。この記憶装置には、後述する標準サイズ(Mサイズ)の他にLサイズおよび/またはSサイズごとに前記関係が記憶されている。
なお、たとえば標準サイズにおいてパッド30の周速度が一定速度(等速)である場合、制御装置39は当該標準サイズについては、前記関係を記憶している必要はなく、単一の速度のみを記憶していてもよい。
つぎに、前記搬送ローラ4の速度V4が前記アンビルロール2の速度V2よりも大きい場合における前記一対のサーボモータ31の変速による前記パッド30の動作の一例について説明する。このサーボモータ31の動作は前記制御装置39により制御される。
図3A〜図3Cに示すように、一対のパッド30,30は各サーボモータ31がパッド30の1回転につき少なくとも1回加速し、1回減速することにより、周期変速する。
すなわち、パッド30の速度はパッド30がアンビルロール2に接する受取位置R1およびその近傍ではアンビルロール2の速度V2と同じ速度となり、パッド30が搬送ローラ4と接する渡し位置R2およびその近傍では搬送ローラ4の速度V4と同じ速度となる。
一方、これらの間の位置においては、パッド30は前記速度V2と速度V4の間の速度で回転し、これにより、周知のように、先行の耳部材と後続の耳部材の間の距離が拡がる。
換言すれば、前記パッド30は前記受取位置R1から1周して再び受取位置R1まで戻るまでの間に、前記受取位置R1およびその近傍では前記アンビルロール2の速度V2と同じ速度であり、その後、加速して前記速度V2よりも大きな速度となり、前記渡し位置R2の近傍の区間に入ると前記搬送ローラ4の速度V4と同じ速度まで加速されている。
前記パッド30は渡し位置R2において耳部材21を前記本体部20に配置した後、前記渡し位置R2の近傍の区間を過ぎると、前記搬送ローラ4の速度V4よりも小さな速度に減速され、その後、受取位置R1の近傍の区間に入ると前記アンビルロール2の速度V2まで更に減速する。
前記変速ローラ3の上流の前記アンビルロール2から前記変速ローラ3へ供給される耳部材21のピッチは一定であるため、前記変速ローラ3の各パッド30の1周あたりの時間が一定となるように、前記減速区間と前記加速区間とが設定される。
つぎに、本使い捨て着用物品の製造方法の一例について説明する。
まず、第1サイズの一例としてMサイズ(標準サイズ)の着用物品を製造する方法について説明する。この場合、図1Aの変速ローラ3の速度および搬送ローラ4の速度V4は、それぞれ、たとえば、アンビルロール2の速度V2と同じ速度に設定される。
図1Aの搬送方向Yに連続した連続シートSの一部を吸着部50で吸着しながら前記連続シートSを前記コンベヤ5の速度V1で搬送しアンビルロール2に連続シートSを供給する。
一方、前記速度V1よりも大きな速度V2で回転するアンビルロール2の周面2fで前記連続シートSの先端部S1を吸着しながら、かつ、前記アンビルロール2の周面2fに対し前記連続シートSの先端部S1をスリップさせながら連続シートSを前記コンベヤ5の速度V1で搬送する。
前記アンビルロール2上において、先端部S1が所定量だけスリップしながら搬送されると、カッター1が前記アンビルロール2上において前記連続シートSの先端部S1を次々に切断して所定の耳部材21を得る。
前記切断後、前記耳部材21を前記アンビルロール2の周面2fに沿って前記アンビルロール2の速度V2で搬送することにより前記連続シートSから前記耳部材21を離間させる。これにより、図1Bに示すように、各耳部材間のピッチP1が拡がる。
その後、図1Aの受取位置R1において耳部材21は変速ローラ3のパッド30上に受け取られ、更に、搬送ローラ4の渡し位置R2において図1Bの本体部20上に次々に配置される。こうして、耳部材のピッチP1がMサイズの本体部20の長さに等しい製品が製造される。
この受取位置R1から渡し位置R2に至るまで変速ローラ3のパッド30が回転する区間においては、変速ローラ3およびパッド30は変速されず、一定の周速度で、かつ、アンビルロール2および搬送ローラ4の速度と同じ速度であってもよい。
しかし、前記パッド30が前記受取位置R1から渡し位置R2に至るまでの半周の時間が一定であれば、つまり、平均周速度がアンビルロール2および搬送ローラ4の速度と同一で、かつ、受取位置R1および渡し位置R2における瞬間的な周速度がアンビルロール2および搬送ローラ4の速度と一定であれば、前記区間においてパッド30が加減速されてもよい。
つぎに、Mサイズよりも大きい(長い)Lサイズ(第2サイズの1例)の着用物品を製造する方法の一例について説明する。この場合、図4Aのように、各ローラ2,4の周速度は、それぞれ、V2,V4に設定される。
ここで、前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至るまでの間に前記変速ローラ3のパッド30の速度は前記アンビルロール2の速度V2から前記搬送ローラ4の速度V4まで加速される。
その後、パッド30は前記渡し位置R2において前記搬送ローラ4の速度V4で耳部材21を前記搬送ローラ4によって搬送される本体部20に配置した後、前記渡し位置R2から前記受取位置R1に至るまでの間に、前記搬送ローラ4の速度V4から前記アンビルロール2の速度V2まで減速される。
その後、パッド30は再び前記受取位置R1において前記アンビルロール2の速度V2でアンビルロール2から耳部材21を受け取る。
Lサイズの場合もアンビルロール2から耳部材21を変速ローラ3のパッド30上に受け取るまでの工程はMサイズの場合と同様であり、したがって、その説明を省略する。
図4Aの前記受取位置R1において、変速ローラ3のパッド30が耳部材21をアンビルロール2から受け取る際には、当該パッド30はアンビルロール2と同じ速度V2で回転している。
前記受け取り後、前記耳部材21を保持したパッド30はサーボモータ31(図2)により加速され、前記パッド30の速度が前記アンビルロール2の速度V2から本体部20が搬送される搬送ローラ4の速度V4まで増速しながら、渡し位置R2において耳部材21がパッド30から本体部20上に配置される。
ここで、前記加速により、先行の耳部材21と後続の耳部材21との距離が更に拡がり、図4Bのように、耳部材間のピッチP2が大きいLサイズの製品を製造することができる。したがって、オムツのサイズに応じて径の異なるローラと交換する必要がない。
図4Aの渡し位置R2において前記耳部材21を渡したパッド30は渡し位置R2から前記受取位置R1に向かって回転するが、この際、パッド30の速度はサーボモータ31(図2)により前記搬送ローラ4の速度V4からアンビルロール2の速度V2に減速される。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、製品サイズは、Mサイズ、Lサイズに加え、LLサイズやSサイズを製造してもよい。LLサイズの場合、変速ローラ3の速度をLサイズの場合よりも更に大きい速度まで加速すると共に、搬送ローラ4の速度V4を更に大きくする。一方、Sサイズ(第3サイズの一例)の場合、変速ローラ3の速度をアンビルロール2の速度V2よりも減速すると共に、搬送ローラ4の速度V4をアンビルロール2の速度V2よりも小さくする。
また、シート片はパネルであってもよいし、長方形であってもよい。
また、シート片が貼り付けられる複数の本体部は互いに連なっていてもよい。
したがって、以上のような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明は使い捨て着用物品の製造方法および製造装置の製造に利用できる。
1:カッター
2:アンビルロール 2f:周面
20:吸収性本体部 20b:後胴部 20c:股下部 20f:前胴部 21:耳部材 24:吸水性コア
3:変速ローラ
30:パッド 31:サーボモータ 32:支持軸 33:回転体 34:軸受 35:第1被軸受部 36:第2被軸受部 37:パッドベース 38:ギヤ 39:制御装置
4:搬送ローラ
5:コンベヤ 50:吸着部
V1:コンベヤの速度 V2:アンビルロールの速度 V4:搬送ローラの速度
F1:第1面ファスナ
PL,PR:サイドパネル
P1:間隔 (ピッチ)
R1:受取位置 R2:渡し位置
S:連続シート S1:先端部
X:幅方向 Y:搬送方向

Claims (2)

  1. 第1サイズおよび前記第1サイズよりも搬送方向の長さが大きい第2サイズの着用物品を製造する方法であって、
    搬送方向に連続した連続シートSを速度V1で搬送する工程と、
    前記速度V1よりも大きい速度V2で回転するアンビルロール2の周面2fで前記連続シートSの先端部S1を吸着しながら、かつ、前記アンビルロール2の周面2fに対し前記連続シートSの先端部S1をスリップさせながら前記連続シートSを前記速度V1で搬送する工程と、
    前記アンビルロール2上において前記連続シートSの先端部S1を次々に切断して所定のシート片を次々に得る工程と、
    製造する前記着用物品のサイズに応じて前記着用物品の本体部を第1サイズ用の速度または前記第1サイズ用の速度よりも大きい第2サイズ用の速度で選択的に運転される搬送装置4で搬送する工程と、
    前記シート片を前記アンビルロール2の前記周面2fに沿って前記アンビルロール2の速度V2で搬送することにより前記連続シートSから前記シート片を離間させる第1の離間工程と、
    受取位置R1において前記シート片を前記アンビルロール2から複数のパッド30を有する変速ローラ3のパッド30に移送する工程と、前記変速ローラ3の各パッド30は、それぞれ、各サーボモータ31に連結されており、前記各サーボモータ31の回転速度が変化されることによって前記変速ローラ3の各パッド30が加減速されることが可能であり、
    渡し位置R2において前記シート片を前記搬送装置4で搬送される前記着用物品の本体部に次々に配置する工程と、を備え、
    前記搬送装置は前記第1サイズの本体部を搬送する際には前記第1サイズ用の速度で前記本体部を搬送し、前記第2サイズの本体部を搬送する際には前記第2サイズ用の速度で前記本体部を搬送し、
    前記第1サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3の各パッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から渡し位置R2まで回転して、前記渡し位置R2において前記シート片を前記第1サイズ用の速度で前記本体部上に配置し、
    前記第2サイズの着用物品を製造する際には、前記変速ローラ3の各パッド30は、前記受取位置R1において前記速度V2で前記アンビルロール2から前記シート片を受け取り、前記受取位置R1から前記渡し位置R2に至る区間において前記速度V2から前記第2サイズ用の速度まで加速され、前記渡し位置R2において前記シート片を前記第2サイズ用の速度で前記本体部上に配置する。
  2. 請求項1の方法において、前記第1サイズ用の速度は前記アンビルロールの速度V2に等しく、前記第2サイズ用の速度は前記アンビルロールの速度V2よりも大きい速度V4に設定される。
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