JP6008528B2 - 椅子の背もたれ - Google Patents

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Description

本願発明は、椅子の背もたれに関するものである。
椅子背もたれとして、前後に大きく開口したバックフレームにメッシュ材を取り付けて、着座者の体圧をメッシュ材で指示する構造のものがある。そして、このタイプの背もたれにおいて、メッシュ材の取り付け構造として、バックフレームに長溝を形成して、メッシュ材外周に取り付けたテープ状等の縁部材を長溝に差し込むことが行われている。
その一例として特許文献1には、バックフレームの外周と内周とに蟻溝を形成して、内外の蟻溝を利用してメッシュ材を取り付けできるようにした構成が開示されている。この特許文献1では、a)バックフレームの外周に形成した蟻溝には、バックフレームの前面に重なった装飾地を取り付ける一方、バックフレームの内周に形成した蟻溝には、装飾地の後ろに位置したバックアップ地を取り付け、装飾地とバックアップ地との間に詰物を介在させた態様、b)バックフレームの外周に形成した蟻溝に装飾地を取り付けただけの態様、c)バックフレームの内周に形成した蟻溝に装飾地を取り付けただけの態様、の3つの使用態様を選択できる。
特開2009−22498号公報
特許文献1のようにメッシュ材を二重構造にすると、詰物を設けることで身体に対する当たりの柔らかさを向上させたり透光性を遮断したりできる等の利点がある。しかし、特許文献1は、後ろ側に位置したバックアップ地はバックフレームの内周面に形成した蟻溝に取り付けているため、バックアップ地を使用せずに装飾地のみを使用して、この装飾地を外周の蟻溝に取り付けた場合、内周の蟻溝が後ろから見えるため美感が良くないおそれがある。
また、特許文献1では、着座者が背もたれに凭れるとバックアップ地又は装飾地にテンションが掛かるが、バックフレームの内周に開口した蟻溝にバックアップ地又は装飾地を取り付けた場合、テンションの作用方向と蟻溝の開口方向とが同じであるため、内周の蟻溝のくびれの度合いが小さいと、内周の蟻溝に嵌まっている部材(係止稈)が抜けやすくなるという問題があり、これを回避するには、蟻溝のくびれの度合いを大きくせねばならないが、例えばバックフレームを射出成形やダイキャストで製造する場合、蟻溝の加工非常に厄介になるという問題がある。
本願発明は、このような現状を改善すべく成されたものである。
本願発明に掛かる椅子の背もたれは、
前後に開口したバックフレームに、その開口部を覆うように前後2枚のメッシュ状又はその他の可撓性バックシートを取り付け可能であり、
前記バックフレームは、上下長手の左右サイドメンバーと、前記左右サイドメンバーの上端に繋がった左右横長のアッパメンバーと、前記左右サイドメンバーの下端に繋がった左右横長のロアメンバーとを有している、
という基本構成になっている。
そして、請求項1では、上記基本構成において、
少なくとも前記サイドメンバーとアッパメンバーとの外周面に、前記2枚のバックシートのうち最も手前に位置した第1バックシートを取り付けるための第1長溝が、それらサイドメンバーとアッパメンバーの長手方向に延びるように形成されており、かつ、少なくとも前記サイドメンバーとアッパメンバーとの前面に、前記2枚のバックシートのうち前記第1バックシートの後ろに位置した第2バックシートを取り付けるための第2長溝が、それらサイドメンバー及びアッパメンバーの長手方向に延びるように形成されており、
前記第1長溝は、前記左右サイドメンバーの個所では左右外向きに開口して、アッパメンバーの個所では上向きに開口している一方、前記第2長溝は、サイドメンバーとはアッパメンバーとのいずれにおいても前向きに開口しており、
前記第1バックシートに設けた縁部材は、前記サイドメンバーの第1長溝に対しては左右方向外側から嵌め込まれて、前記アッパメンバーの第1長溝に対しては上から嵌め込まれる一方、前記第2バックシートに設けた縁部材は、前記サイドメンバー及びアッパメンバーの第2長溝に対して手前から嵌め込まれるように設定されている。
請求項2の発明は、請求項1において、前記サイドメンバーの第1長溝とアッパメンバーの第1とは一連に連続している一方、前記各第2長溝は各メンバーの箇所ごとに複数に分断されて一列に並んでいる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ロアメンバーの前面に、前記第1バックシートを取り付けるための第1長溝と前記第2バックシートを取り付けるための第2長溝とが、第1長溝が下に位置するようにして形成されており、前記ロアメンバーにおいては、第1バックシート及び第2バックシートに設けた縁部材は、前記第1長溝及び第2長溝に対して手前から嵌め込まれるようになっている。
本願発明によると、第1バックシートの後ろに位置した第2バックシートを取り付けるための第2長溝はバックフレームの前面に形成されているため、第2長溝を使用していない状態であっても、前からは第1バックシートに隠れて殆ど見えず、後ろからは全く見えない。このため、第2長溝を使用しないときに美感が悪化するような問題を無くすことができる。
また、第2バックシートを取り付けた場合に、着座した人の体圧で第2バックシートにテンションが掛かった場合、第2バックシートは、椅子の正面視で背もたれの中心に引かれるような作用を受けるが、第2長溝は手前に向いて開口しているため、バックフレームが成形品であって、第2長溝が抜き勾配を有する略等しい溝巾であっても、縁部材の抜けを的確に防止できる。このため、バックフレームを射出成形やダイキャストでも容易に製造することができて、一般性・汎用性に優れている。
第1長溝は左右外側に開口しており、第1バックシートのうちサイドメンバーとアッパメンバーとの外周に位置した周縁部は外側から見えるので、請求項2のようにサイドメンバーとアッパメンバーとの第1長溝を連続させると、第1バックシートの周縁部を途切れることなくサイドメンバーとアッパメンバーとの長溝に押し込み収納できるため、美感に優れている。
他方、第2長溝を断続した状態に形成すると、一列に並んだ多数の第2長溝に第2バックシートの縁部材を嵌め込むことにより、第2バックシートの位置決めをしっかりと行うことができる。このため、使用しているうちに第2バックシートがずれるようなことはない。実施形態のようにコーナー部にも第2長溝を形成しておくと、第2バックシートを背もたれの対角方向に張った状態に保持できるため、特に好適である。
バックフレームのうちロアメンバーは手前や下方に大きく張り出している場合があるが、請求項3の構成を採用すると、このようにロアメンバーが手前や下方に大きく張り出していても、第1バックシートを支障なく取り付けることができる。もとより、条件が許すなら、ロアメンバーの下面(外周面)に第1長溝(及び第2長溝)を形成することも可能である。
実施形態に係る椅子の外観図で、(A)は斜視図、(B)は側面視図である。 椅子の分離斜視図である。 背もたれの正面図である。 (A)は図3の IVA-IVA視断面図、(B)(C)は(A)の部分拡大図である。 (A)は図3の VA-VA視断面図、(B)〜(D)は単層仕様での断面図である。
次に、本願発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で方向を示すため「前後」「左右」の文言を使用するが、これらの文言はロッキング椅子(以下、単に椅子と称する)に着座した人から見た向きを基準にしている。「正面視」は着座者と対向した方向から見た状態になる。
(1).概要
まず、図1,2に基づいて椅子の概要を説明する。本実施形態は、事務用のいわゆる回転椅子に適用しており、主要要素として、脚支柱(ガスシリンダ)2及び枝足を有する脚1、脚支柱2の上端に固定したベース3、ベース3の上方に配置された座4、ベース5に後傾動自在に連結された背もたれ5を備えている。図1(A)に部分的に示すように、オプションとして左右の肘掛け6を取り付けることができる。
ベース3は板金製であって、底板と左右側板3aと前板とを有する上向きに開口の箱状の形態であり、前後方向に長く延びている。ベース3の内部のうち前後中途部にインナーブラケット7を溶接で固定し、インナーブラケット7と底板とに固定したテーパブッシュ8に、脚支柱2の上端を下方から嵌着している。
ベース3を構成する左右側板3aの上端には、おおよそ脚支柱2より手前に位置した左右外向きのサイドフランジ3bを設けており、このサイドフランジ3bに、中間金具9を前後スライド自在に装着している。他方、座4は樹脂製の座板10とその上面に配置したクッション11とを有しており、座板10は中間金具9に固定されている。従って、座板10は、中間金具9と一緒にベース3の上を前後スライドする。
背もたれ5は、前後に大きく開口した開口部16を有するバックフレーム17を備えており、図1に示すように、バックフレーム17には、その開口部16を塞ぐようにして第1バックシート(フロントバックシート)18と第2バックシート(リアバックシート)19とが取り付けられており、第1バックシート18と第2バックシート19との間に薄いクッション板20を介在させている。バックフレーム17は樹脂製であるが、アルミ等のダイキャスト品を採用することも可能である。
バックフレーム17は、開口部16の左右両側に位置した上下長手のサイドメンバー21と、左右サイドメンバー21の上端と一体に繋がった左右長手のアッパメンバー22と、左右サイドメンバー21の下端に一体に繋がったロアメンバー23とを有している。サイドメンバー21とアッパメンバー22とは細長い形態であるが、ロアメンバー23は上下巾が大きくて頑丈な構造になっている。
ロアメンバー23の下端には、ベース3の左右両側に位置した左右一対の前向き突出部24が一体に設けられており、左右前向き突出部24の前端と中間金具9の後端部とに左右横長のスライドピン25を挿通している。スライドピン25は、ベース3の左右側板3aに設けた前後長手の前部ガイド穴26にブッシュ27を介して嵌まっている。従って、バックフレーム17は、スライドピン25を中心にして後傾動自在であると共に、前端はスライドピン25を介して中間金具9と一緒に自在に前後動する。中間金具9の前進動は、コイルばね28で弾性的に支持されている。
バックフレーム17には左右の前向き突出部24を設けたことにより、上下方向と前方とに開口した前後長の溝空間29が開いている。ロアメンバー23には、溝空間29と同じ横幅の上向き開口溝30が形成されている。そして、溝空間29の後部の左右内側面と上向き開口溝29の左右内側面とに跨がった状態で、手前上側に向けて凹となるように側面視で緩く湾曲した後部ガイド溝31が形成されており、この後部ガイド溝31に、ベース3の後端に横向き突設したガイド突起32を嵌め入れている。
このため、背もたれ5は、後部ガイド溝30にガイドされながら後傾すると共に、前端は前部ガイド穴26に案内されて前進動する。図1(B)に示すように、バックフレーム17における左右前向き突出部24の下面には、肘掛け6の基端部(肘支柱の基端部)が嵌まる肘用凹所33形成している。肘掛け6は、前向き突出部24の上に配置された補強板34にビスをねじ込むことで固定される。補強板34は、座板10の後部に嵌め込み装着されている。
(2).バックシートの取り付け構造
次に、図2に加えて図3〜5も参照して、バックシート18,19の取り付け構造を説明する。第1バックシート18及び第2バックシート19はメッシュ状の外観を呈しており、通気性と透光性とを有している。これらバックシート18,19は、図4,5に示すように、その外周縁に固定したテープ片(縁部材)35,36をバックフレーム17に設けた第1及び第2の長溝37,38に嵌め込むことで、張った状態に保持されている。
図2,3に示すように、第1バックシート18のテープ片35が嵌まる第1長溝37は、サイドメンバー21及びアッパメンバー22の外周面と、ロアメンバー23の前面とに形成されている。すなわち、第1長溝37は、サイドメンバー21の外周面(左右外向き面)に形成したサイド第1長溝37aと、ロアメンバー23の外周面(上面)に形成したアッパ第1長溝37bと、ロアメンバー23の前面に形成したロア第1長溝37cとで構成されている。
サイド第1長溝37aとアッパ第1長溝37bとは互いに連続しており、サイド第1長溝37aとロア第1長溝37cとは連続していない。図3に明示するように、サイド第1長溝37aの下端はロア第1長溝37cの左右端部よりや下に位置している。ロア第1長溝37cは1本の構成であり、ロアメンバー23の左右両端近くまで延びている。
図5(A)(B)に示すように、サイドメンバー21の前面は、左右内側に行くに従って後ろにずれるように傾斜しており、サイド第1長溝37aは、平断面視で概ねサイドメンバー21の前面と平行な姿勢になっている。他方、アッパメンバー22の前面は概ね鉛直姿勢になっており、アッパ第1長溝37bは、縦断側面で鉛直線に対してやや前傾した姿勢になっている(鉛直姿勢にしたり後傾させたりしてしもよい。)。ロアメンバー23の前面は鉛直線に対してやや前傾した姿勢になっており、ロア第1長溝37cは、縦断側面視で水平に対してやや後傾した姿勢になっているが、水平姿勢や前傾姿勢にすることも可能である。
第2バックシート19のテープ片36が嵌まる第2長溝38は、各メンバー21,22,23の前面と各コーナー部とに形成されている。すなわち、第2長溝38は、サイドメンバー21の前面に形成したサイド第2長溝37bと、アッパメンバー22の前面に形成したアッパ第2長溝37bと、ロアメンバー23の前面に形成したロア第2長溝37cと、4つのコーナー部に形成したコーナー第2長溝38dとで構成されており、各第2長溝38a〜38dは互いに分断されている。また、サイド第2長溝37aとアッパ第2長溝37bとロア第2長溝37cとは、それぞれ複数本に分断されている。
図5に示すように、各サイド第2長溝37aは平断面視でほぼ前後方向に向いた姿勢になっており、従って、アッパ第2長溝37bとロア第2長溝37cとは縦断側面視でほぼ前後に向いた姿勢(略水平姿勢)になっている。図示していないが、コーナー第2長溝38dもバックフレーム17の対角線を含む切断面で見ると、前後方向に向いた姿勢になっている。敢えて述べるまでもないが、第2長溝38a〜38dは第1長溝37a〜37cよりも内側(バックフレーム17の内周寄り)に位置している。各長溝37,38は等しい溝巾に描いているが、実際には、型抜きを容易ならしめるため、若干の抜き勾配を付けることが多い。
既述のように、第1バックシート18と第2バックシート19との間にはクッション板20が配置されているが、図5(B)(C)(D)に示すように、クッション板20を配置せずに第1バックシート18のみを使用することも可能である。本実施形態では、クッション板20を配置する場合、当該クッション板20の周縁部をバックフレーム17に重ねているが、クッション板20をバックフレーム17の内側に配置することも可能である。
第2長溝38a〜38dはバックフレーム17の前面に形成されているため、クッション板20を使用せずにバックフレーム17に第1バックシート18のみを張った場合でも、第2長溝38a〜38dは人が前から見ても殆ど視認されることはない。また、後ろから見た場合は、第2長溝38a〜38dは全く見えない。従って、第2バックシート19及びクッション板20を使用しない場合でも、美感が悪化することはない。
また、図5(A)に示すように、人の体圧が第2バックシート19に作用した場合、第2バックシート19には、背もたれ5の中央部に引っ張られるようなA方向のテンションが作用するが、第2長溝38は手前方向のB方向に開口しており、テンションの作用方向と第2長溝38の開口方向とがおおよそ直交しているため、第2バックシート38に作用したテンションがテープ片36を第2長溝38から抜き外すように作用することはない。このため、第2長溝38が等巾又は抜き勾配を有するテーパ状であっても、テープ片36は第2長溝38に嵌まった状態に保持される。なお、第1バックシート18と第2バックシート19とを使用して、クッション板20を使用しない態様も採用可能である。
実施形態では、ロア第1長溝37c及びロア第2長溝38cとをいずれも前向きに開口させているが、それぞれ下向きに開口させたり、ロア第1長溝37cは下向きに開口させて、ロア第2長溝38cは前向きに開口させるといったことも可能である。
また、図5(D)に一点鎖線で示すように、バックフレーム17におけるロアメンバー23の前面に左右横長の補助フレーム材23′をねじ止め等の手段で固定し、この補助フレーム材23′に、少なくともロア第1長溝37cを形成することも可能である。図では、補助フレーム材23′にはロア第1長溝37cを形成した状態しか表示していないが、補助フレーム材23′を設ける場合は、ロア第1長溝37cとロア第2長溝38cとの両方を補助フレーム材23′に形成してもよい。
このように補助フレーム材23′を使用することにより、ロアメンバー23に前向き突出部24を設けつつ、少なくとも第1ロア長溝37cを下向き開口した形態として、第1バックシート18の抜け防止機能を向上できる。ロア第2長溝38cも下向きに開口させると、第2バックシート19の取り付け強度をより向上できる。また、ロア第2長溝38cは、前向きに開口させつつ手前に行くに従って下がるように傾斜させることも可能であり、この場合も、第2バックシート19の抜け防止機能が格段に向上する。
(3).その他
本願発明は上記の実施形態の他にも様々に具体化できる。例えば、適用対象はロッキング椅子に限定されるものではなく、劇場用椅子やパイプ椅子等の各種の椅子に適用できる。バックシートは、編地や織地など様々の構造のものを採用できる。縁部材はテープ状には限らず、棒状などであってもよい
実施形態のバックフレームは単一構造品になっているが、例えば、左右サイドメンバーとアッパメンバーとを一体品として、これをロアメンバーに連結するというように、複数の部材で構成することも可能である。ロアメンバーが左右横長の棒状形態である場合は、ロア第1長溝をロアメンバーの下面に形成することも可能である。ロアメンバーの下面は人目に触れないので、ロアメンバーが棒状の場合は、第1長溝と第2長溝との両方をロアメンバーの下面に形成することも可能である。
本願発明は椅子に具体化できる。従って、産業上利用できる。
1 脚
2 脚支柱
3 ベース
4 座
5 背もたれ
16 開口部
17 バックフレーム
18 第1バックシート
19 第2バックシート
20 クッション板
21 サイドメンバー
22 アッパメンバー
23 ロアメンバー
35,36 縁部材としてのテープ片
37(37a〜37c) 第1長溝
38(38a〜38d) 第2長溝

Claims (3)

  1. 前後に開口したバックフレームに、その開口部を覆うように前後2枚のメッシュ状又はその他の可撓性バックシートを取り付け可能であり、
    前記バックフレームは、上下長手の左右サイドメンバーと、前記左右サイドメンバーの上端に繋がった左右横長のアッパメンバーと、前記左右サイドメンバーの下端に繋がった左右横長のロアメンバーとを有している構成であって、
    少なくとも前記サイドメンバーとアッパメンバーとの外周面に、前記2枚のバックシートのうち最も手前に位置した第1バックシートを取り付けるための第1長溝が、それらサイドメンバーとアッパメンバーの長手方向に延びるように形成されており、かつ、少なくとも前記サイドメンバーとアッパメンバーとの前面に、前記2枚のバックシートのうち前記第1バックシートの後ろに位置した第2バックシートを取り付けるための第2長溝が、それらサイドメンバー及びアッパメンバーの長手方向に延びるように形成されており、
    前記第1長溝は、前記左右サイドメンバーの個所では左右外向きに開口して、アッパメンバーの個所では上向きに開口している一方、前記第2長溝は、サイドメンバーとはアッパメンバーとのいずれにおいても前向きに開口しており、
    前記第1バックシートに設けた縁部材は、前記サイドメンバーの第1長溝に対しては左右方向外側から嵌め込まれて、前記アッパメンバーの第1長溝に対しては上から嵌め込まれる一方、前記第2バックシートに設けた縁部材は、前記サイドメンバー及びアッパメンバーの第2長溝に対して手前から嵌め込まれるように設定されている、
    椅子の背もたれ。
  2. 前記サイドメンバーの第1長溝とアッパメンバーの第1とは一連に連続している一方、
    前記各第2長溝は各メンバーの箇所ごとに複数に分断されて一列に並んでいる、
    請求項1に記載した椅子の背もたれ。
  3. 前記ロアメンバーの前面に、前記第1バックシートを取り付けるための第1長溝と前記第2バックシートを取り付けるための第2長溝とが、第1長溝が下に位置するようにして形成されており、
    前記ロアメンバーにおいては、第1バックシート及び第2バックシートに設けた縁部材は、前記第1長溝及び第2長溝に対して手前から嵌め込まれるようになっている、
    請求項1又は2に記載した椅子の背もたれ。
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