JP6008488B2 - キャスタ装置 - Google Patents
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Description
「回転自在な車輪が備えられた旋回支持体と、前記旋回支持体にて水平旋回可能に支持されると共に什器の下部に固定されるキャスタ本体と、前記旋回支持体に設けられて前記車輪の一部に係脱することによって当該車輪を回転自在な状態と回転不能な状態とに切り替えるロック部材と、ロック姿勢とロック解除姿勢とに姿勢変更して前記ロック部材を操作する水平回動式の操作レバーとを有しており、
前記ロック部材に、前記旋回支持体の旋回中心を通って前記キャスタ本体上に突出する押圧突起が設けられている一方、
前記キャスタ本体に、前記操作レバーが、水平回動すると前記押圧突起を押圧又は解放して前記車輪の回転をロック又はロック解除するように設けられており、
更に、前記操作レバーのロック姿勢とロック解除姿勢とを識別する識別手段を備えている構成であって、
前記識別手段は、前記操作レバーのうち前記什器の外側から人が視認できる先端部に設けた窓部と、前記キャスタ本体のうち前記操作レバーに重なった部位でかつ前記窓部を介して視認できる先端部に設けたロック姿勢表示標識及びロック解除姿勢表示標識とから成っており、前記両標識は、前記操作レバーがロック姿勢のときには窓部からロック姿勢表示標識のみが視認されて、前記操作レバーがロック解除姿勢のときには窓部からロック解除姿勢表示標識のみが視認されるように、前記レバーの回動方向に並んだ状態で前記キャスタ本体に固定的に設けられており、
かつ、前記操作レバーの回動方向を左右方向としたとき、前記操作レバーの先端部の左右幅が前記キャスタ本体の先端部の左右幅よりも広幅になっていて、前記レバーがロック姿勢のときには、当該操作レバーの先端部は、前記キャスタ本体の先端部からロック姿勢表示標識の側にはみ出て、前記レバーがロック解除姿勢のときには、当該操作レバーの先端部は、前記キャスタ本体の先端部のうちロック解除姿勢表示標識の側にはみ出るように設定されている、」
という構成になっている。
なお、本実施例のキャスタ装置1(ロック部材14、操作レバー15及び識別手段16を有する)は、鏡板6に近い側である、本体3における底部4の前部に配置されるが、後述するように、ロック部材14、操作レバー15及び識別手段16を有しない(省略された)ロックなしキャスタ装置7は、本体3における底部4の後部に配置される。ワゴン2の本体ケース3の後部では、ユーザーがロック操作することが困難なためである。
そして、旋回支持体11は、キャスタ本体10に対して縦軸線17の周りに水平旋回可能に支持されている。また、ロック部材14から旋回支持体11の縦軸線17を通ってキャスタ本体10上に突出する押圧突起18を、キャスタ本体10の上面を摺動する操作レバー15にて押圧または開放することにより、ロック部材14を上下方向に揺動させて、車輪13をロックまたはロック解除するように構成されている。さらに、識別手段16は、操作レバー15のロック姿勢とロック解除姿勢とを識別するための2箇所の標識19とこの標識19を視認する窓部20とからなる。
キャスタ本体10は、下向き開放状の有底筒部21と、有底筒部21の外周に半径外向きに突出した支持片22a、22bとを有する。一対の支持片22a、22bには、本体ケース3における底部4に係合する係合爪23a、23bが設けられ、一方の支持片22aには、底部4の板にねじ24を螺着するための取付け孔25が形成されている(図3、図5〜7参照)。
なお、キャスタ支持体10の天板21a下面と旋回支持体11の天板部11aの上面との間に、摩擦係数の小さい材料からなる環状のワッシャ体などのスラスト軸受け28介挿している。また、旋回支持体11の天板部11aの上面に、リング状の突リブ部29を形成している(図3、図4、図8参照)。なお、天板21aの下面に、スラスト軸受け28の位置決めのための環状凹溝を形成しても良い。環状凹溝を旋回支持体11の天板部11aの上面に形成した場合は、突リブ部29をキャスタ支持体10の天板21a下面に形成すれば良い。これらにより、什器の荷重が作用しても、旋回支持体11は軽快に旋回することができる。
図3、図4、図6、図9に示すように、下向き開放状の有底筒状(但し、天板部11aの一部は開放されている)の旋回支持体11には、その有底筒の内径部に一対の軸受凹部30、30を形成している。本実施例における一対の車輪13は、金属製などの水平軸1
2の両端部近傍に回転自在に配置されている。水平軸12の両端部は、上記一対の軸受凹部30、30に嵌め込まれて支持される。
図3、図4、図6、図8〜図10に示すように、ロック部材14の長手方向の中途部に、水平方向の支軸33が設けられ、この支軸33は、旋回支持体11の有底筒の内径部に形成された一対の軸受凹部35、35(図9では一方のみ示す)に嵌め込まれて、ロック部材14が支持されている。
操作レバー15の長手方向の中途部は、キャスタ支持体10の天板21aの上面であって旋回支持体11の旋回中心から偏心した位置に設けられたボス部38に被嵌されて水平回動する。なお、操作レバー15の回動中心となるボス部38に螺合するネジ等の抜け止め部品39により、操作レバー15は着脱可能且つ平時は抜け不能となっている。
向(図5において反時計回り方向)に水平回動するとき(図5の実線状態参照)、凹部43に当たるように押圧突起18が上向き移動し、ばね34の力にてロック部材14のストッパ部31側が上向き回動して、ストッパ部31が係止部32に係止するロック姿勢となるように構成している。
操作レバー15のロック姿勢とロック解除姿勢とを識別するための識別手段16は、固定側(キャスタ本体10に取りつく個所)のうち、車輪13の水平旋回軸心から遠い先端部に設けた標識19a,19bと、操作レバー15の先端部である操作部41に設けられて、2つの標識19a,19bを選択的に視認できる窓部20とからなる。実施例では、キャスタ本体10の他方の支持片22bに着脱可能な取付け板53に、2つの標識19a,19bが、操作レバー15の水平回動方向に沿って並設されている。
他方、操作レバー15の操作部41には、略矩形状透かし孔の窓部20が設けられている。図5に示す実施例では、標識19aが窓部20から見える状態のとき、操作レバー15がロック姿勢であると認識できる。標識19bが窓部20から見える状態のとき、操作レバー15がロック解除姿勢であると認識できる。従って、19aで示す標識がロック姿勢表示標識であり、19bで示す標識がロック解除姿勢表示標識である。
このように、ワゴン2の本体3における底部4の前部に取付け板53が臨み、その上方を覆うように操作レバー15の操作部41を配置すれば(図2参照)、ワゴン2の抽斗の鏡板6の上前から操作レバー15の窓部20が見えやすくなり、操作レバー15がロック姿勢にあるかロック解除姿勢にあるかを容易に判別できる。
図5に示すように、操作レバー15の旋回方向を左右方向とすると、窓部20は操作レバー15における操作部41の左右中間部に位置しており、かつ、操作レバー15における操作部(先端部)41の左右幅は、取り付け板53の左右幅よりも大きくなっており、実線で示すように、窓部20でロック姿勢表示標識19aが見えているロック姿勢では、操作レバー15の操作部41は、取り付け板53からロック姿勢表示標識19aの側にはみ出て、一点鎖線で示すように、窓部20でロック解除姿勢表示標識19bが見えているロック解除姿勢では、操作レバー15の操作部41は、取り付け板53からロック解除姿勢表示標識19bの側にはみ出ている。
形品としても良い。さらに別の実施例として、標識は、色の他、文字、記号、図形等を付したり刻印したものであっても良い。他方、窓部は、透かし孔にプラスチックなどの透明材料を嵌め込んで標識を視認できるようにしても良い。
10 キャスタ本体
11 旋回支持体
12 水平軸
13 車輪
14 ロック部材
15 操作レバー
16 識別手段
18 押圧突起
19a ロック姿勢表示標識
19b ロック解除姿勢表示標識
20 窓部
41 操作レバーの先端部である操作部
53 キャスタ本体の先端部を構成する取付け板
Claims (2)
- 回転自在な車輪が備えられた旋回支持体と、前記旋回支持体にて水平旋回可能に支持されると共に什器の下部に固定されるキャスタ本体と、前記旋回支持体に設けられて前記車輪の一部に係脱することによって当該車輪を回転自在な状態と回転不能な状態とに切り替えるロック部材と、ロック姿勢とロック解除姿勢とに姿勢変更して前記ロック部材を操作する水平回動式の操作レバーとを有しており、
前記ロック部材に、前記旋回支持体の旋回中心を通って前記キャスタ本体上に突出する押圧突起が設けられている一方、
前記キャスタ本体に、前記操作レバーが、水平回動すると前記押圧突起を押圧又は解放して前記車輪の回転をロック又はロック解除するように設けられており、
更に、前記操作レバーのロック姿勢とロック解除姿勢とを識別する識別手段を備えている構成であって、
前記識別手段は、前記操作レバーのうち前記什器の外側から人が視認できる先端部に設けた窓部と、前記キャスタ本体のうち前記操作レバーに重なった部位でかつ前記窓部を介して視認できる先端部に設けたロック姿勢表示標識及びロック解除姿勢表示標識とから成っており、前記両標識は、前記操作レバーがロック姿勢のときには窓部からロック姿勢表示標識のみが視認されて、前記操作レバーがロック解除姿勢のときには窓部からロック解除姿勢表示標識のみが視認されるように、前記レバーの回動方向に並んだ状態で前記キャスタ本体に固定的に設けられており、
かつ、前記操作レバーの回動方向を左右方向としたとき、前記操作レバーの先端部の左右幅が前記キャスタ本体の先端部の左右幅よりも広幅になっていて、前記レバーがロック姿勢のときには、当該操作レバーの先端部は、前記キャスタ本体の先端部からロック姿勢表示標識の側にはみ出て、前記レバーがロック解除姿勢のときには、当該操作レバーの先端部は、前記キャスタ本体の先端部のうちロック解除姿勢表示標識の側にはみ出るように設定されている、
キャスタ装置。 - 前記標識を備えた部材は、前記キャスタ本体に着脱可能である、
請求項1に記載のキャスタ装置。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2011234690A JP6008488B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | キャスタ装置 |
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Family Applications (1)
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JP2011234690A Active JP6008488B2 (ja) | 2011-10-26 | 2011-10-26 | キャスタ装置 |
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2011
- 2011-10-26 JP JP2011234690A patent/JP6008488B2/ja active Active
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