JP3180249B2 - 車輪装置並びにこの車輪装置を具えた椅子 - Google Patents
車輪装置並びにこの車輪装置を具えた椅子Info
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- A47C7/002—Chair or stool bases
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
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- A47C7/004—Chair or stool bases for chairs or stools with central column, e.g. office chairs
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Description
車輪装置に関するものであって、特に無負荷時において
車輪が作動するとともに、負荷時においては車輪が退去
するタイプの退去型車輪において、必要に応じ負荷時で
あっても車輪の退去がなされないようにした車輪装置並
びにこれを適用した椅子に係るものである。
は、椅子の脚部下端に車輪装置を取り付け、移動しやす
いように構成するとともに、着座時に負荷を受けた場合
には車輪が脚部に対し相対的に退去し、車輪が作用しな
いようにして比較的低年齢の学童にあっても安全に使用
できるものが市場に提供されている。
れ、市場でも好評裏に受け入れられているが、更に使用
者である学童等が成長するに従って次のような更なる要
求が出されている。すなわち高学年に成長した学童にあ
っては椅子の着座時において椅子の車輪が作動したとし
てもこのような状態はもはや危険要因とならず、自ら安
全な使用が可能であり、むしろ一方で着座したまま至近
の範囲まで椅子にのったまま移動するような使い勝手も
できることが要請されている。このような要請をかなえ
るため、購買者側では実際には学童が成長した後に常に
自在キャスタ型の車輪が作動するキャスタ付きの椅子に
買い替えることが多く行われている。
時において使用した椅子が使えなくなったのであればと
もかく、多くは座高調整等の座面の高さ調整等ができる
ような構造の椅子であることから、その使い勝手の面だ
けで買い替えるということは無駄な出費を強いられるこ
ととなる。このため低学年時において購入した椅子を高
学年になっても買い替えないで済むような試みもなされ
ている。その試みとしては、例えば椅子の脚部下端に固
定接地片とキャスタとを付け替えるように構成してお
き、低学年のときに使用する場合には固定接地片を脚部
下端に取り付け、一方、高学年になってキャスタによる
至近距離の移動ができることを求める場合には固定接地
片を取り外し、代わりにキャスタを付け替えて使用する
ような商品も提供されている。
ときには車輪装置が全くない状態で使用されるから着座
時以外、例えば椅子を移動させる際等には移動に不便な
上、付け替える作業それ自体も煩わしいものであった。
そして何よりもこのような固定接地片とキャスタとを付
け替えるのは少なくとも2〜3年後の時点であることが
ほとんどであるから、その間、後年の使用に備えてキャ
スタを管理しておくことは極めて煩わしく、使おうとし
たときにしばしばキャスタが紛失しているという事態も
生じている。ところで、このような問題を解決し得るキ
ャスタが開発された場合においては、必ずしも学童用の
椅子のみに限らず他の分野例えば福祉介護用椅子、オフ
ィス関係事務椅子等においても転用の余地が充分あり、
この点においても前記問題の積極的な解決が望まれてい
た。
考慮してなされたものであって、従来の退去式の車輪装
置を付け替えることなく、例えば必要に応じ車輪を常時
作動状態としておくことができるような新規な車輪装置
並びにこれを具えた椅子の開発を行うことを技術課題と
したものである。
車輪装置は、車輪と、車輪の車軸を保持する軸受と、車
輪を回転許容状態に支持するケーシングとを具え、 前記
ケーシング内における、軸受とケーシングとの間には、
車輪を常時作動位置に突出させるように付勢する付勢部
材を取り付け、この車輪の被取付体に重力方向への負荷
がかかった際に、前記車輪は、付勢部材の付勢に抗して
退去するように構成された装置において、前記ケーシン
グは、その内部に前記軸受に作用して車輪を退去阻止状
態に設定する設定機構を具えるものであり、更に車輪の
退去許容状態と退去阻止状態との切替設定を行うための
操作用の部材は、ケーシングの表面から操作し得るよう
に構成されていることを特徴として成るものである。こ
の発明によれば、退去式車輪であっても強制的に車輪が
作動できるような退去阻止状態を選択することができ
る。また従来最も典型的にとられている設計構造を流用
でき、且つ車輪の上下方向の移動をスムーズに行うこと
ができるような設計が可能である。
シングは、車輪の車軸と、ケーシングの水平旋回軸に相
当するキャスタピンの延長線上とが、交差しないように
設定され、被取付体に対し自在キャスタ状に取り付けら
れることを特徴として成るものである。この発明によれ
ば、保持部材はいわゆる自在キャスタであるから、その
移動方向が制限されない。
請求項1記載の要件に加え、前記設定機構は、適宜姿勢
を切り替えることによって軸受の退去許容状態と退去阻
止状態とを設定できるようにした設定片を具えることを
特徴として成るものである。この発明によれば、退去式
車輪であっても強制的に車輪が作動できるような退去阻
止状態に選択することができる。
請求項3記載の要件に加え、前記設定機構における設定
片は軸受の上方において、車軸に対し垂直方向を回動軸
方向としてケーシングに回動自在に設けられ、且つこの
設定片の軸受側の部位には退去許容凹部と退去阻止凸部
とが設けられ、この設定片を回動させて設定位置を切り
替えることにより、前記退去許容凹部と退去阻止凸部と
のいずれか一方を軸受上方に臨ませるように構成してい
ることを特徴としている成るものである。この発明によ
れば、この構成はいわゆるバヨネット状の機構であり、
設定片の回動動作で車輪の退去阻止状態と退去許容状態
とが選択できる。
請求項3または4記載の要件に加え、前記ケーシングと
設定片との摺動面には、退去許容状態と退去阻止状態と
をより確実に設定し得る回動範囲設定機構が設けられる
ことを特徴として成るものである。この発明によれば、
軸受の退去許容状態と退去阻止状態とが確実且つ容易に
切り替え設定できる。
請求項4または5記載の要件に加え、前記設定片を回動
させる角度は90°であることを特徴として成るもので
ある。この発明によれば、バヨネット状の機構におい
て、設定片を90°回動させることにより車輪の退去阻
止状態と退去許容状態とが選択できる。
請求項4、5または6記載の要件に加え、設定片におけ
る退去阻止凸部と、これと当接する軸受とのいずれか一
方または双方には軸受が設定片における退去許容凹部に
わずかに入り込んだ状態であっても設定片の回動を円滑
に行わせる切替案内部を設けたことを特徴として成るも
のである。この発明によれば、例えば椅子の自重により
車輪が幾分か沈み込んだ状態、すなわち車軸が設定片の
退去許容凹部に幾分か入り込んだ状態なっていたとして
も、その状態からの設定片の回動操作をスムーズに行う
ことができる。
請求項4、5、6または7記載の要件に加え、前記軸受
における切替案内部には、前記付勢部材を安定的に支持
する座面及び突起が形成されることを特徴として成るも
のである。この発明によれば、設定片の回動に伴って付
勢部材が幾分移動した場合であっても、付勢部材を安定
的に支持できる。
請求項4、5、6、7または8記載の要件に加え、前記
設定片は、上端においてケーシングより上方に装着され
るシフト片を具えていることを特徴として成るものであ
る。この発明によれば、車輪の退去許容状態と退去阻止
状態との選択切り替えがシフト片の操作で簡単に行うこ
とができる。
た椅子は、着座部と脚部とを具え、前記脚部下端には前
記請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載
の車輪装置を取り付け、この構成により無負荷時におい
ては車輪装置を作動状態にし、一方、負荷時においては
車輪装置を非作動状態と作動状態とのいずれかの状態の
選択的な設定ができるようにしたことを特徴として成る
ものである。この発明によれば、椅子として構成した
際、例えば着座時における安全性を求められる低学年の
学童等が使用する場合には、車輪が退去して椅子自体が
不用意な動きができないようにするとともに、高学年等
になって椅子等の多少の動きがあっても危険を充分に回
避できるような状態となったときにはむしろ常時車輪が
作動するようにして用いることも可能となる。
基づき説明する。図1は本発明に係る車輪装置1を具え
た椅子2の一例を示すものであり、特許請求の範囲に言
う被取付体はこの椅子2全体、あるいは直接取り付けら
れる椅子2の脚部21を言うのである。具体的にはこの
椅子2は、着座部20と脚部21とを主要部材として成
り、着座部20はこの脚部21に対し回転自在に設けら
れている。そして脚部21は垂直に立ち上がって直接着
座部20を支持するポスト22と、その下方の一例とし
て五本の張出脚23とを具え、この張出脚23の先端の
下端面側に本発明の車輪装置1が一例として自在キャス
タ状に取り付けられている。
い実施の形態を図1〜5に従って説明する。このものは
すでに述べたように自在キャスタタイプのものであり、
ケーシング10に対し車輪11がその両脇に取り付けら
れた双輪タイプのものである。まずケーシング10は例
えば合成樹脂等を射出成形したものであって、幅狭状の
偏平中空の部材である。
方の端部に寄った位置に垂直にキャスタピン101を立
ち上げるものである。このキャスタピン101は強度的
な要請から一例として金属部材を圧入した状態とするこ
とが好ましく、キャスタピン101の具体的形状は中央
部にフランジ部101Aを設けるとともに、その下方を
ケーシング差込部101Bとし、その上端は椅子側差込
部101Cとするものである。
状として軸受受入部102とするとともに、更に側面に
は上下方向にスリット状の軸案内孔103を形成してい
る。このケーシング10に対し車輪11が支持されるも
のであり、具体的にはこの車輪11は左右の車輪11を
貫く一本の車軸12と、その中央部において車軸12を
保持する軸受13とによってケーシング10に支持され
るように構成されている。この軸受13はほぼ側面視で
断面矩形状であり、一方、平面視で中央円部から左右に
90°開く扇形部が張り出したような形状をとる。すな
わち軸受13は側周部に退去用の逃げ部131を有する
とともに、相対的に張り出した部位を退去阻止用の張出
部132とした形状をとる。そして前記スリット状の軸
案内孔103の構成に因み、軸受13は車輪11を伴っ
て上下方向に可動状態にケーシング10に取り付けられ
ている。なお車輪11の回転許容状態は、車輪11と車
軸12とが一体となる一方、回転の許容は車軸12と軸
受13との間でなされている。
方においてスキッドピース14が嵌め込まれて取り付け
られる。すなわちこのスキッドピース14は車輪11が
退去したときにケーシング10の端部等が床面等に直接
接触するのを防ぎ、円滑な滑りを許容するためのもので
あり、その下面はなだらかな一部球形面としてスキッド
部141とし、その上方に前記軸受13を逃げながらケ
ーシング10に嵌まり込む係合部142を具える。
リング15が設けられるものであって、このものは前記
軸受13を下方に常時偏寄させるための特許請求の範囲
に言う付勢部材を構成しているのである。このセットス
プリング15は、この実施の形態にあってはコイルスプ
リングを適用するものであって、下端においては軸受1
3の上面に当接し、上端においてはその固定部材である
ケーシング10に支持されるのであるが、この実施の形
態ではケーシング10に対して直接当接せずに、本発明
の主要構造の一つである設定機構17における設定片1
70に当接している。なお後述するが、前記設定片17
0は回動シフトされるものであるが、この回動の際、前
記セットスプリング15の端部が切り放し状のままであ
ると、その鋭利な端部が設定片170に食い込み、その
円滑な回動を妨げるおそれがある。このため前記セット
スプリング15の少なくとも設定片170側の端部(上
端部)は内側下方に曲げる等して、前記問題が生じない
ようにしておくことが好ましい。また設定片170の回
動シフトに伴いセットスプリング15が幾分移動するこ
とが考えられるため、軸受13の上面にこのセットスプ
リング15の位置を規制し、安定的に支持するための突
起13aを併せて形成することが好ましい。
する。このものはケーシング10内において軸受13の
上方に回動軸方向を縦方向として回動自在に取り付けら
れる。そしてその中央に前記セットスプリング15を受
け入れるスプリング受け部171を設けるとともに、下
方部は二又状に形成し、相対的に切り欠いたような形状
となる部分である退去許容凹部172と相対的に突出し
たような形状となる退去阻止凸部173とを具える。こ
れら退去許容凹部172と退去阻止凸部173とは、設
定片170の回転方向にて90°ピッチを切り替えた位
置に設けられる。
勝手や部品形状等を考慮して最適な角度として選択され
たものであるが、要は後述するような車輪11の退去阻
止状態と退去許容状態との設定にあたり、設定片170
と軸受13との関係で一定角度回動して前記両状態が選
択できるものであればよい。従って45°回動させるこ
とによって両状態が選択できる場合、あるいは180°
回動させて両状態が選択できる場合等、適宜設計し得
る。そして退去許容凹部172は前記軸受13が退去で
きるだけの充分な寸法形状としておくのである。
部173と、軸受13における退去阻止用の張出部13
2との間には次のような構成をとることが好ましい。す
なわち両者の作動状態は後述するが、椅子2の重量を受
けた状態ではこの車輪装置1におけるセットスプリング
15は幾分か圧縮され、その結果設定片170における
退去許容凹部172側に軸受13が浅くわずかに入り込
んだ状態となる場合が多い。このような状況下におい
て、設定片170の回動を試みた場合、設定片170の
回転は軸受13により阻まれる状態になってしまうので
ある。このため図15に示すように設定片170におけ
る退去阻止凸部173の隅部と、これと接する軸受13
の張出部132の角部をそれぞれ面取り状に滑らかな形
状に形成し、ここを軸受13における切替案内部13
6、設定片170における切替案内部176とするので
ある。もちろんこのような切替案内部136、176は
軸受13と設定片170のいずれか一方であってもよい
し、図示の実施の形態のように両方に形成されていても
よい。なお軸受13に面取り状の滑らかな切替案内部1
36を形成した場合には、通常、セットスプリング15
の当接面も面取り形成されるため、セットスプリング1
5をより安定的に支持するため図15(c)に拡大して
示すように突起13aの外周部にほぼ水平な座面13b
を確保することが好ましい。
ング10の上端の開口から露見するように構成され、且
つこの上端にシフト片174を取り付けているのであ
る。このシフト片174は後に詳述するが、前記設定片
170の姿勢を90°切り替えることにより退去許容状
態と退去阻止状態との選択操作ができるようにするもの
であるが、そのための位置を示す切替表示104をケー
シング10に形成しておく。なおこの実施の形態では、
一例として切替表示104Aは「解除」という表示であ
って退去許容状態を示し、一方、切替表示104Bは
「ロック」という表示であって退去阻止状態を示すもの
であるが、この他にも例えば退去許容状態を示す切替表
示104Aとして「OFF」、退去阻止状態を示す切替
表示104Bとして「ON」等適宜の表示が適用でき
る。またこのシフト片174の代わりにこのような部材
を設けず、直接外部に露見できる位置に設定片170を
設け、この設定片170に対しプラスあるいはマイナス
のドライバD用の係止溝あるいはコイン溝等のシフト溝
174b(図6、14参照)を設けてその回動動作がで
きるようにしてもよい。
は、切替表示104A、104Bの位置を正しく選択
し、中途半端な位置にセットすることのないように回動
範囲設定機構18を設定片170及びケーシング10に
形成することが好ましい。この設定機構18は、双方の
摺動面に形成されるものであり、一例として図2に示す
ように、設定片170の摺動部上に形成される回動範囲
設定凸部18Aと、この回動範囲設定凸部18Aを受け
入れるように、ケーシング10に形成される回動範囲設
定凹部18Bとを具えて成るものである。すなわち回動
範囲設定凸部18Aを、回動範囲設定凹部18Bにおけ
るどちらか一方の端部に当接するまで回動させて、設定
片170の姿勢設定が確実に行えるようにしたものであ
り、この実施の形態においては、シフト片174をほぼ
90°のみ回動自在とし、その姿勢を切り替えるように
している。このため回動範囲設定凹部18Bは、実質的
に約1/4円弧状に切り欠かれて成り、シフト片174
の回動操作をほぼ90°に規制している。しかしながら
このような形態の他にも例えばシフト片174とケーシ
ング10との間にクリックストップ機構等のポジション
誘導機構を設けてももちろん構わない。
一例として軸受13に対し車輪11がその両脇に取り付
けられた双輪タイプのものを示したが、この他にも例え
ば軸受13の中央部分に一つの車輪11を取り付けた単
輪タイプのものであっても構わない。また車輪11は、
床面等との接地状態が線接触となるような幅狭状の部材
であるが、必ずしもこのような形態に限らず、例えば点
接触となるようなボール状の部材であっても構わない。
は以上述べたような具体的な形状を有するものであり、
これを被取付体たる椅子2に対し取り付けるには一例と
してキャスタピン101を椅子2の張出脚23の下端に
差し込むようにして固定する。このような状態で椅子2
を使用すると車輪装置1が次のように作動する。
に取り付けられたシフト片174の先端を切替表示10
4における解除側すなわち「解除」の切替表示104A
側に設定する。このようにしたときには図3(a)に示
すように設定片170における退去許容凹部172は車
軸12に沿った方向に設定される一方、退去阻止凸部1
73は前記軸受13を挟んでその前後に軸受13から外
れた部位に位置した状態となっている。このような状態
にあっては車軸12を支持する軸受13はその上方にお
いて充分に退去し得るスペースが確保されているから、
セットスプリング15に抗して上方に退去することが可
能な状態となっている。従ってこの状態では椅子2に対
し着座していない場合において前記セットスプリング1
5の付勢によって車輪11は下方に偏寄した状態となっ
ており、車輪11が接地した状態で椅子2全体の転動移
動を許容するように構成されている。そして着座した場
合にあっては上方からの荷重がかかるから相対的に車輪
11がセットスプリング15に抗して上方に偏寄するこ
ととなり、スキッドピース14が車輪11と共に接地す
るような状態となるのである。
示104のうち「ロック」側(104B)に90°回転
させる。この操作によってシフト片174と一体の設定
片170は90°姿勢を変え、設定片170における退
去阻止凸部173が軸受13の直上部に接した状態とな
る。このため軸受13は退去阻止凸部173によって上
方への移動が阻止され、車輪11は常に突出状態を保持
した状態に設定されるのである。このようにしたときに
は着座状態であろうとなかろうと車輪11が突出状態を
維持し、転動作用を確保しているのである(図3(b)
参照)。
136、176を設けることにより例えば椅子2の自重
により車輪11が幾分か沈み込んだ状態、つまり軸受1
3が設定片170の退去許容凹部172に幾分か入り込
んだ状態なっていたとしても、その状態からの設定片1
70の回動がスムーズに行うことができる。すなわちこ
のようにしたときには多少設定片170における退去許
容凹部172に軸受13が入り込んだ状態であっても、
図15に示すように両者の切替案内部136、176の
なだらかな面が存在するから、この設定片170を回動
しようとした際にそれぞれの切替案内部136、176
とが当接し合い円滑な回動案内がなされるのである。加
えて軸受13の切替案内部136にほぼ水平な座面13
bと突起13aが形成されることにより、設定片170
の回動に伴いセットスプリング15が多少移動しても、
このセットスプリング15をより安定的に支持できるも
のである。
えた椅子2は、以上述べたような構成を好ましい実施の
形態とするが、更に次のような実施の形態をとり得る。
(1)車輪装置の形態 まず図6に示すものは、ルータ穴嵌め込み型固定キャス
タに本発明を適用したものを示すものであって、例えば
木製の椅子2の脚部21等にルータにより嵌め込み溝を
構成し、そこに嵌め込んで用いるタイプのものである。
この場合であっても概略的に示すようにケーシング10
と軸受13(図示略)との間に先の実施の形態と同様の
設定機構17(図示略)を設け車輪11の非退去状態の
常時設定が可能である。因みにこの場合、設定機構17
を構成する設定片170(図示略)を回動させる操作を
上方から行う場合には椅子の脚部21に操作孔24を穿
孔し、ここからドライバD等を前記設定片170に連な
ったシフト片174におけるシフト溝174bにあてが
い、回動操作を行うようにすることができる。
付けタイプのキャスタに本発明を適用したものであり、
このものも詳細は省略するが、先に述べた実施の形態と
同様に車輪11における車軸12(図示略)を支持する
軸受13(図示略)とケーシング10との間に設定機構
17(図示略)を設けることが可能である。なおこのよ
うな横付けタイプの車輪装置1や先の第一の実施の形態
(図1〜5に示すもの)の車輪装置1にあっては、設定
機構17における設定片170の回動操作を図7に示す
ように横に張り出したシフト片174によって行っても
よい。なおこれら図6、7では、設定機構17の図示を
省略したが、具体的には図1〜5に示す形態のもの等が
適用し得るものである。
うな自在キャスタタイプの車輪装置1において車輪11
がスィングアーム状の軸受13によって支持されている
ようなものの場合に、その軸受13の自由端側上方に設
定機構17を設けることももとより差し支えない。更に
また図10、11に示すものは車輪11の上下の可動状
態を得るためのセットスプリング15を自在キャスタ型
の車輪装置1におけるキャスタピン101側に設けたタ
イプを示すものである。この場合にも設定機構17にお
ける設定片170をバヨネット状に回動させて退去許容
状態と退去阻止状態の設定がなし得る。
がケーシング10または椅子2の脚部21等に覆われず
に、外部に露見するような場合、ケーシング10等にお
ける車輪11の上方約半周にわたって車輪カバー10a
を設けるものである。そしてこのような構造を採ること
によって着座者が特に比較的幼い児童等である場合に、
衣類や爪先等の車輪11への不用意な巻き込みを効果的
に防止するものである。
わちすでに述べた実施の形態では、いわばバヨネット状
に設定片170を作用させて退去許容状態と退去阻止状
態とを選択できるようにしたものであるが、要は車輪1
1が上方へ退去することを阻止すればよいのであるか
ら、すでに述べた実施の形態以外にも種々の形態がとり
得る。すなわち図12に示すものは比較的シンプルなも
のであって、このものはスィング式の軸受13に対しケ
ーシング10の側方に設定用ピン孔105を形成し、こ
の設定用ピン孔105から前記軸受13のスィング状態
を阻止するような、ピンを適用して成る設定片170
を、閂状に差し入れ退去阻止を図るものである。なお同
様機構は図7に示すようないわゆる横付けタイプの固定
キャスタをはじめ、他のタイプであっても適用できる。
また図13に示す実施の形態は、カムを適用した設定片
170であり、カムの凸部を退去阻止凸部173とし、
カム山以外のランド部を退去許容凹部172と設定した
ものである。
では、設定片170を一定角度回動させることによって
退去許容状態と退去阻止状態とを切替設定するものであ
るが、図17に示すような設定機構17の形態は、設定
片170をほぼ一定距離、前後にスライドさせて切替設
定するものである。すなわち一例として車軸12を直接
支持する軸受13を平面視十字状に形成し、一方これに
対応して設定片170に軸受13を嵌め込む挿入用の受
入れ溝170aを形成し、設定片170をスライドさせ
ることによって退去許容状態と退去阻止状態とを設定す
るものである。その際もちろん設定片170の受入れ溝
170aを軸受13に合致させた位置が退去許容状態で
あり、相対的に両者をずらした位置が退去阻止状態とな
る。
っては、いわゆるノック式のスライド設定機構30が適
用されるものであって、一例として図17に併せて示す
ように設定片170の操作側に、ケーシング10に対し
て固定的に形成される案内部31と、この案内部31に
内嵌めされる位置設定片32と、この位置設定片32を
押すノック片33と、このノック片33を直接押圧操作
するプッシュボタン34とを具え、更に設定片170の
非操作側に設定片170を常時偏寄させるリターンスプ
リング35を具えて成るものである。案内部31は、そ
の内部を中空状として、内周面にスプライン36を形成
し、その非操作側すなわち押圧方向の面を受部37と
し、これをスプライン36一本おきに長さを異ならせ
て、このスプライン36との係合が解除された場合に所
定の角度だけ回転する位置設定片32を内嵌めするもの
である。位置設定片32は、設定片170から一定の間
隔を維持するようにロッド38等によって回転自在に支
持され、押圧方向には受部37に係合する係合突起39
を一例として四本形成し、また係合突起39の操作側の
面には、一方に傾いた傾斜面39aを構成している。ノ
ック片33は、この位置設定片32に被さるように取り
付けられるものであって、その押圧方向の周面には、係
合突起39を押す先端の尖った押圧部40を形成してい
る。
定機構30は、各種のスイッチや筆記具(ボールペン)
等に広く採用されているものであって、以下その概略に
ついて説明する。まずプッシュボタン34を押し込む
と、ノック片33の押圧部40が位置設定片32の係合
突起39の傾斜面39aに当接する。その後更にプッシ
ュボタン34を押し込むと係合突起39は、案内部31
の内周面に形成されているスプライン36に案内され、
位置設定片32が押圧方向に移動する。そしてスプライ
ン36の先端に至ると、この係合は解除され、更なるプ
ッシュボタン34の押し込みに伴い、今度は係合突起3
9の傾斜面39aに従って位置設定片32を適宜の角度
回転させつつ、押圧方向に幾分移動させる。この場合の
回転角度は、スプライン36の一ピッチ分に設定されて
いるものであって、リターンスプリング35による力を
受け、係合していたスプライン36の歯の隣の歯におけ
るスプライン36の受部37に当接する。以下繰り返し
プッシュボタン34を押せば、一回の押す操作ごとに位
置設定片32は、スプライン36の一ピッチずつ回転
し、スプライン36の受部37の長さに応じ、設定片1
70が前後にスライドするとともに、前後それぞれの位
置を維持して停止する。
もとり得る。この形態の特徴はケーシング10の下方か
ら設定機構17を操作できるようにしたことであり、す
なわち車輪11の軸受13において、対向的に突出する
張出部132と、この張出部132が存在しない逃げ部
131とを形成する。一方、軸受13の下方側の例えば
スキッドピース14等に設定片170を回動自在に例え
ばクリップC等を用いて取り付けておき、その上方に前
記軸受13における張出部132と係合し得るような退
去阻止凸部173を内側に向かう爪のように対向的に張
り出させ、更に相対的にそれが存在しない部分を退去許
容凹部172とするのである。そして軸受13における
張出部132と設定片170における退去阻止凸部17
3との係合がなされるか否かで車軸12を伴った車輪1
1の上方への退去が許されるかどうかの状態を設定して
いるのである。なおこの実施の形態では設定片170の
回動操作はコインを受け入れるシフト溝174bにおい
てなされる。
形態について説明すると、前述した図1〜5の実施の形
態等では、車輪装置1の退去状態はセットスプリング1
5等の付勢部材に抗して退去するとともに、車輪11の
回転はフリー状態に設定されるものであるが、例えば既
に実開昭58−171703号「椅子の脚車輪装置」等
において開示されている公知の構造を採ることが可能で
ある。すなわち図18(a)に示すように車輪11の内
側にギヤGを形成し、一方ケーシング10の軸案内孔1
03の上端付近にこのギヤGと噛み合うラック部Rを形
成し、退去状態においてこのギヤGとラック部Rが噛み
合うことにより、直接車輪11の回転を防止する形態が
採り得る。なおこのようなストッパー構造は、図18
(b)に示すように車輪11そのものの内側全周にギヤ
Gを形成し、ケーシング10の軸案内孔103の下端付
近にこのギヤGと噛み合うラック部Rを形成してももち
ろん構わない。
1を具えた椅子2のほか、更に説明した上記図6〜18
に示す車輪装置1における他の実施の形態をそれぞれ適
用したものであってもよい。
有するものであり、退去式の車輪装置であっても、常時
退去状態と退去阻止状態との双方の設定がキャスタ自体
で可能であり、またこれによってこの車輪装置1を取り
付けた椅子2はより安全で且つ広範な仕様要求に応える
ことができたものである。
視図であり、(a)は椅子を示し(b)は車輪を示す。
面斜視図であり、(a)は退去許容状態を示し(b)は
退去阻止状態を示すものである。
図である。
図であり、ルータ穴嵌め込みタイプのものを示す実施の
形態である。
斜視図であり、横付けタイプのものを示す実施の形態で
ある。
縦断側面図であり、車輪がスィングするタイプを示すも
のである。
す縦断側面図であり、キャスタピンにおいて昇降動でき
る構成のものである。
施の形態を示す斜視図である。
の実施の形態を示す縦断側面図である。
の実施の形態を示す縦断面図である。
切替案内部の状態を示す説明図である。
である。
阻止状態とを切替設定する実施の形態を示す説明図であ
る。
車輪装置の他の実施の形態を示す説明図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 車輪と、車輪の車軸を保持する軸受と、
車輪を回転許容状態に支持するケーシングとを具え、 前記ケーシング内における、軸受とケーシングとの間に
は、 車輪を常時作動位置に突出させるように付勢する付
勢部材を取り付け、 この車輪の被取付体に重力方向への負荷がかかった際
に、前記車輪は、付勢部材の付勢に抗して退去するよう
に構成された装置において、 前記ケーシングは、その内部に前記軸受に作用して車輪
を退去阻止状態に設定する設定機構を具えるものであ
り、更に車輪の退去許容状態と退去阻止状態との切替設定を
行うための操作用の部材は、ケーシングの表面から操作
し得るように構成されている ことを特徴とする車輪装
置。 - 【請求項2】 前記ケーシングは、車輪の車軸と、ケー
シングの水平旋回軸に相当するキャスタピンの延長線上
とが、交差しないように設定され、被取付体に対し自在
キャスタ状に取り付けられることを特徴とする請求項1
記載の車輪装置。 - 【請求項3】 前記設定機構は、適宜姿勢を切り替える
ことによって軸受の退去許容状態と退去阻止状態とを設
定できるようにした設定片を具えることを特徴とする請
求項1記載の車輪装置。 - 【請求項4】 前記設定機構における設定片は、軸受の
上方において、車軸に対し垂直方向を回動軸方向として
ケーシングに回動自在に設けられ、且つこの設定片の軸
受側の部位には退去許容凹部と退去阻止凸部とが設けら
れ、この設定片を回動させて設定位置を切り替えること
により、前記退去許容凹部と退去阻止凸部とのいずれか
一方を軸受上方に臨ませるように構成していることを特
徴とする請求項3記載の車輪装置。 - 【請求項5】 前記設定片は、ケーシングとの摺動部に
回動範囲設定凸部を形成するとともに、前記ケーシング
は、設定片との摺動部に、この回動範囲設定凸部を受け
入れる回動範囲設定凹部を形成し、前記軸受の退去許容
状態と退去阻止状態とを設定するにあたっては、設定片
の回動範囲設定凸部を、ケーシングに形成された回動範
囲設定凹部の一方の端部に当接するまで回動させて、設
定片の姿勢設定を切り替えるようにしたことを特徴とす
る請求項3または4記載の車輪装置。 - 【請求項6】 前記設定片を回動させる角度は90°で
あることを特徴とする請求項4または5記載の車輪装
置。 - 【請求項7】 前記設定片における退去阻止凸部と、こ
れと当接する軸受とのいずれか一方または双方には軸受
が設定片における退去許容凹部にわずかに入り込んだ状
態であっても設定片の回動を円滑に行わせる切替案内部
を設けたことを特徴とする請求項4、5または6記載の
車輪装置。 - 【請求項8】 前記軸受における切替案内部には、前記
付勢部材を安定的に支持する座面及び突起が形成される
ことを特徴とする請求項4、5、6または7記載の車輪
装置。 - 【請求項9】 前記設定片は、上端においてケーシング
より上方に装着されるシフト片を具えていることを特徴
とする請求項4、5、6、7または8記載の車輪装置。 - 【請求項10】 着座部と脚部とを具え、前記脚部下端
には前記請求項1、2、3、4、5、6、7、8または
9記載の車輪装置を取り付け、この構成により無負荷時
においては車輪装置を作動状態にし、一方、負荷時にお
いては車輪装置を非作動状態と作動状態とのいずれかの
状態の選択的な設定ができるようにしたことを特徴とす
る車輪装置を具えた椅子。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30254698A JP3180249B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-10-23 | 車輪装置並びにこの車輪装置を具えた椅子 |
US09/425,403 US6419319B1 (en) | 1998-10-23 | 1999-10-22 | Wheel device and chair equipped with same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-105478 | 1998-03-31 | ||
JP10547898 | 1998-03-31 | ||
JP30254698A JP3180249B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-10-23 | 車輪装置並びにこの車輪装置を具えた椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11342703A JPH11342703A (ja) | 1999-12-14 |
JP3180249B2 true JP3180249B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=26445762
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30254698A Expired - Lifetime JP3180249B2 (ja) | 1998-03-31 | 1998-10-23 | 車輪装置並びにこの車輪装置を具えた椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3180249B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITBO20040352A1 (it) * | 2004-06-01 | 2004-09-01 | Emilsider Meccanica | Rotella auto-orientabile per mobili e simili |
JP6008488B2 (ja) * | 2011-10-26 | 2016-10-19 | 株式会社イトーキ | キャスタ装置 |
JP6138993B2 (ja) * | 2016-04-01 | 2017-05-31 | 株式会社イトーキ | キャスタ装置 |
-
1998
- 1998-10-23 JP JP30254698A patent/JP3180249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11342703A (ja) | 1999-12-14 |
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