JP6007953B2 - 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法 - Google Patents

送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6007953B2
JP6007953B2 JP2014179198A JP2014179198A JP6007953B2 JP 6007953 B2 JP6007953 B2 JP 6007953B2 JP 2014179198 A JP2014179198 A JP 2014179198A JP 2014179198 A JP2014179198 A JP 2014179198A JP 6007953 B2 JP6007953 B2 JP 6007953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
axial
feed screw
screw device
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014179198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016053386A (ja
Inventor
渓太郎 岡
渓太郎 岡
大介 丸山
大介 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2014179198A priority Critical patent/JP6007953B2/ja
Priority to PCT/JP2015/004208 priority patent/WO2016035275A1/ja
Priority to TW104129044A priority patent/TW201629370A/zh
Publication of JP2016053386A publication Critical patent/JP2016053386A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6007953B2 publication Critical patent/JP6007953B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/20Screw mechanisms

Description

この発明は送りねじ装置に関する。
送りねじ装置は、ねじ軸と、ねじ軸が挿通され、ねじ軸の螺旋溝と面接触するか転動体(ボールまたはローラ)を介して点接触する螺旋溝を有するナットと、ねじ軸の軸方向一端に軸継手を介して結合されたモータと、を有し、モータの回転をナットの直線運動に変換する装置である。
工作機械等で使用される一般的な送りねじ装置は、例えば図10に示すように、ねじ軸1の螺旋溝11とナット2の螺旋溝がボールを介して点接触するボールねじ送り構造を有する。
この送りねじ装置100では、ねじ軸1の軸方向一端部であるモータ側端部12が、複列アンギュラ玉軸受6とハウジング7により、基台8に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持されている。また、ねじ軸1の軸方向他端部である反モータ側端部13が、深溝玉軸受4とハウジング5により、基台8に対して、軸方向変位が許容された状態で回転自在に支持されている。
このような従来の送りねじ装置には、軸方向剛性がナットのストローク位置(ナットが直線移動する範囲での位置)で大きく変化するという問題点がある。
この問題点を解消するために、特許文献1には、送りねじを両端支持し(ねじ軸の軸方向両端を、基台に対して軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持し)、送りねじの両端(ねじ軸の軸方向両端)に各々サーボモータを駆動連結して、両サーボモータを相互に同期駆動する送りねじの駆動方法が提案されている。
特開平10−86027号公報
特許文献1に記載された提案では、モータをねじ軸の軸方向両端に設ける必要があることや、モータを同期駆動するための複雑な制御機構が必要であること等により、従来の送りねじ装置よりもコストが高くなることは避けられない。
この発明の課題は、従来の送りねじ装置と比較して大きなコスト増とならない(従来の送りねじ装置と同じコストかより低いコスト、あるいは特許文献1の方法との比較で低コストな)方法で、軸方向剛性のストローク位置による変化が抑制された送りねじ装置を提供することである。
上記課題を解決するために、この発明の一態様の送りねじ装置は、下記の構成(1) 〜(3) を有することを特徴とする。
(1) ねじ軸と、前記ねじ軸が挿通され、前記ねじ軸の螺旋溝と面接触するか転動体を介して点接触する螺旋溝を有するナットと、前記ねじ軸の軸方向一端に軸継手を介して結合されたモータと、を有し、前記モータの回転を前記ナットの直線運動に変換する。
(2) 前記ねじ軸の軸方向一端部であるモータ側端部は、基台に対して、軸方向変位が許容された状態で回転自在に支持されている。
(3) 前記ねじ軸の軸方向他端部である反モータ側端部は、基台に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持されている。
この送りねじ装置は、上記構成(1) 〜(3) を有することで、従来の送りねじ装置と比較して、軸方向剛性のストローク位置による変化が抑制される。また、この送りねじ装置は、従来の送りねじ装置と同じ構成部品を用い、従来の送りねじ装置におけるねじ軸のモータ側端部での基台に対する支持状態と反モータ側端部での基台に対する支持状態を反対にして組み立てることで得られる。
この発明の別の態様の送りねじ装置は、上記構成(1) (3) と下記の構成(4) を有することを特徴とする。
(4) 前記ねじ軸の軸方向一端部であるモータ側端部は、基台に対して支持されていない。
この送りねじ装置は、上記構成(1)(3)(4) を有することで、従来の送りねじ装置と比較して、軸方向剛性のストローク位置による変化が抑制される。また、この送りねじ装置は、モータが結合される側を支持する部品が不要なため、従来の送りねじ装置よりも低いコストで得ることができる。
上記各態様の送りねじ装置は、下記の構成(5) または(6) を有することができる。
(5) 前記ねじ軸のリード(L)とねじ軸の外径(A)との関係が下記の(1) 式を満たす。
0.86A≦L≦1.75A…(1)
(6) 前記軸継手は、前記ねじ軸の軸方向変位を吸収可能な構造を有する。
この発明によれば、従来の送りねじ装置と比較して大きなコスト増とならない方法で、軸方向剛性のストローク位置による変化が抑制された送りねじ装置が提供される。
第一実施形態の送りねじ装置を示す概略構成図である。 送りねじ装置を有する工作機械を示す平面図である。 図1の送りねじ装置について、軸方向変位および軸方向剛性とストローク位置との関係を示すグラフである。 実施形態の送りねじ装置のストローク位置での軸方向剛性の変化(G1)と、従来の送りねじ装置のストローク位置での軸方向剛性の変化(G2)を比較したグラフである。 図3に示す(c) の変位による剛性(Gc)と(d) の変位による剛性(Gd)との比(Gd/Gc)が0.4以上1.6以下の範囲となる、ねじ軸の外径とリードとの関係を示すグラフである。 第二実施形態の送りねじ装置(図2の工作機械を構成する送りねじ装置の一例)を示す側面図である。 第三実施形態の送りねじ装置(図2の工作機械を構成する送りねじ装置の一例)を示す側面図である。 第三実施形態の送りねじ装置を構成するモータ側端部を支持する軸受の一例を示す断面図である。 第三実施形態の送りねじ装置を構成するモータ側端部を支持する軸受の一例を示す断面図である。 従来の送りねじ装置を示す概略構成図である。 図10の送りねじ装置について、軸方向変位および軸方向剛性とストローク位置との関係を示すグラフである。
以下、この発明の実施形態について説明するが、この発明はこの実施形態に限定されない。
[第一実施形態]
図1に示すように、この実施形態の送りねじ装置10は、ねじ軸1と、ナット2と、モータ3と、深溝玉軸受4と、深溝玉軸受4のハウジング5と、複列アンギュラ玉軸受6と、複列アンギュラ玉軸受6のハウジング7を有する。この送りねじ装置10は、ねじ軸1がナット2に挿通され、ねじ軸1の螺旋溝11とナット2の螺旋溝がボール(転動体)を介して点接触するボールねじ送り構造を有する。
ねじ軸1の軸方向一端に、軸継手31を介してモータ3が結合されている。軸継手31は、ねじ軸1の軸方向変位が吸収できる構造を有する。軸継手31としては、板ばね式カップリング、オルダムカップリング(中間体の突出部とこれが嵌まる溝との間に軸方向隙間を設けて設置)、キー固定されたリジットカップリングが例示できる。軸継手31によるねじ軸1とモータ3との結合部分は、基台8に固定されたハウジング32内に配置されている。
深溝玉軸受4の内輪が、ねじ軸1の軸方向一端部であるモータ側端部12に固定され、深溝玉軸受4の外輪が固定されたハウジング5の下部が、基台8に固定されている。これにより、ねじ軸1のモータ側端部12が、基台8に対して、軸方向変位が許容された状態で回転自在に支持されている。
複列アンギュラ玉軸受6は、DF形(正面組合せ)で組み合わされた二個のアンギュラ玉軸受からなる。ハウジング7は、複列アンギュラ玉軸受6の外輪の軸方向端面を拘束する肩部を有する。複列アンギュラ玉軸受6の内輪が、ねじ軸1の軸方向他端部である反モータ端部13に固定され、複列アンギュラ玉軸受6の外輪が固定されたハウジング7の下部が、基台8に固定されている。これにより、ねじ軸1の反モータ側端部13が、基台8に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持されている。
この送りねじ装置10は、例えば図2に示す工作機械20において、テーブル15を往復移動する移動機構として使用される。図2に示す工作機械20は、テーブル15の往復移動を案内する一対のリニアガイド装置を有する。各リニアガイド装置は案内レール34と二個のスライダ35を有する。
送りねじ装置10のナット2に、円筒部91と円筒部91の径方向に延びるテーブル取付部92とを有するブラケット9を介して、テーブル15が固定されている。テーブル取付部92を基台8の反対側に向けて、ブラケット9の円筒部91がナット2の外側に嵌合され、テーブル取付部92にテーブル15が固定されている。
モータ3を所定の制御プログラムで駆動することにより、ねじ軸1が回転し、ボールねじ機構によりナット2がストローク範囲で往復直線運動する。これに伴って、テーブル15がねじ軸1に沿って往復移動し、各リニアガイド装置がテーブル15の往復移動を案内する。
<送りねじ装置の軸方向剛性について>
送りねじ装置の送り系全体における軸方向剛性は、送り系を構成する部品の軸方向変位の和によって決まる。構成部品の変位としては、(a) 固定軸受の軸方向変位と、(b) ナットとねじ軸との間に作用する力に伴うナットの軸方向変位と、(c) ねじ軸に圧縮力または引張力が作用することで生じるねじ軸の軸方向変位と、(d) ねじ軸のねじり変形に伴うナットの軸方向変位がある。
(d) の変位は、ねじ軸が回転しない状態でナットに固定されたテーブルに軸方向荷重が加わった場合に、ねじ軸がナットからトルクを受けてねじり変形することに伴ってナットに生じる軸方向変位である。
ここで、図1の送りねじ装置10に、10kNの軸方向荷重を加えた場合の(a) 〜(d) の軸方向変位および軸方向剛性と、ストローク位置との関係を調べた。送りねじ装置10の構成は、ねじ軸1の外径が40mmでリードが40mm、ナット2のストロークが1000mm、深溝玉軸受4が日本精工(株)の型番6206(許容ラジアル荷重19500N、許容回転数7500rpm)、複列アンギュラ玉軸受6が同型番30TAC62B(許容アキシャル荷重43000N、許容回転数3000rpm)とした。
その結果を図3に示す。図3のストローク位置は、反モータ側(図1の左側)のストローク端を「0」とし、モータ側(図1の右側)のストローク端を「1」とした相対位置を示す。
図3に示すように、(a) および(b) の軸方向変位は、全ストローク範囲でそれぞれ10μm程度で一定であるが、(c) の軸方向変位は、左端が0で右に向かうにつれて直線状に増加して右端で最大の52μm程度となっている。(d) の軸方向変位は、左端が52μm程度で最大となり、右に向かうにつれて直線状に減少して右端で最小の15μm程度となっている。また、構成部品の軸方向変位の和は、左端で72μm程度、右端で87μm程度となり、その差は5μm程度と小さい。
図3のラインG1は、ストローク範囲での軸方向剛性の変化を示す。ラインG1を見ると、軸方向剛性の最低値は116N/μm程度、最大値は140N/μm程度であり、軸方向剛性のストローク範囲での変化量は24N/μm程度になっている。
比較例として、図10に示す従来の送りねじ装置100についても同じ条件での(a) 〜(d) の軸方向変位および軸方向剛性と、ストローク位置との関係を調べた。その結果を図11に示す。
図10に示す従来の送りねじ装置100では、図11に示すように、(a) 〜(c) の軸方向変位は図2と同じであるが、(d) の軸方向変位は、左端が最小の15μm程度で、右に向かうにつれて直線状に増加して右端で最大の52μm程度となっている。また、構成部品の軸方向変位の和は、左端で34μm程度、右端で124μm程度となり、その差は90μm程度と大きい。
図11のラインG2は、ストローク範囲での軸方向剛性の変化を示す。ラインG2を見ると、軸方向剛性の最低値は83N/μm程度、最大値は290N/μm程度であり、軸方向剛性のストローク範囲での変化量は207N/μm程度になっている。図4のグラフにおいて、ラインG1とラインG2が比較できる。
以上のことから、図1に示す第一実施形態の送りねじ装置10は、図10に示す従来の送りねじ装置100と比較して、軸方向剛性のストローク位置による変化が小さくなっていると共に、軸方向剛性の最低値が大きくなっていることが分かる。
また、図1に示す送りねじ装置10は、図10に示す送りねじ装置100と同じ構成部品からなり、モータ側と反モータ側とで軸受およびハウジングを逆に設置したものであるため、従来の送りねじ装置100と同じコストで得られる。
なお、図3の結果は、外径とリードが同じねじ軸を用いた場合の結果であるが、(c) の変位で決まる剛性はねじ軸の外径に応じて変化し、(d) の変位で決まる剛性はねじ軸の外径とリードに応じて変化する。(d) の変位による剛性Gdが(c) の変位による剛性Gcの0.4倍以上1.6倍以下の範囲であれば、軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する効果が高いと考えられる。剛性の比(Gd/Gc)が0.4以上1.6以下の範囲となるねじ軸の外径(A)とリード(L)との関係を計算した。
その結果、ねじ軸の外径(A)とリード(L)との関係で0.4≦Gd/Gc≦1.6を満たす範囲は、図5のグラフで、L=αAのライン(α=0.86)上およびL=βAのライン(β=1.75)上となる関係と、両ラインの間の範囲となる関係であることが分かった。よって、ねじ軸のリード(L)とねじ軸の外径(A)との関係が下記の(1) 式を満たす送りねじ装置であれば、軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する効果が高い。
0.86A≦L≦1.75A…(1)
[第二実施形態]
図6に示す送りねじ装置10Aは、図2の工作機械を構成する送りねじ装置であって、ねじ軸1と、ナット2と、モータ3と、ハウジング7と、ハウジング7とねじ軸1との間に配置された軸受を有する。この送りねじ装置10Aは、ねじ軸1がナット2に挿通され、ねじ軸1の螺旋溝とナット2の螺旋溝がボール(転動体)を介して点接触するボールねじ送り構造を有する。ねじ軸1の軸方向一端に、軸継手31を介してモータ3が結合されている。
ねじ軸1の軸方向一端部であるモータ側端部12と基台8との間には、軸受およびハウジングが設置されていない。つまり、ねじ軸1のモータ側端部12は、基台8に対して支持されていない。ねじ軸1の軸方向他端部である反モータ側端部13は、図1の送りねじ装置10と同様に、複列アンギュラ玉軸受6と、その外輪の軸方向端面を拘束する肩部を有するハウジング7により、基台8に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持されている。
そのため、第二実施形態の送りねじ装置10Aは、図10に示す従来の送りねじ装置100と比較して、軸方向剛性のストローク位置による変化が小さくなっていると共に、軸方向剛性の最低値が大きくなっている。
また、第二実施形態の送りねじ装置10Aは、ねじ軸1のモータ側端部12を支持する軸受およびハウジングが不要であるため、図10に示す送りねじ装置100よりも低いコストで得られる。
[第三実施形態]
図7に示す送りねじ装置10Bは、図2の工作機械を構成する送りねじ装置であって、ねじ軸1と、ナット2と、モータ3と、ハウジング7,50と、ハウジング7,50とねじ軸1との間に配置された各軸受を有する。この送りねじ装置10Bは、ねじ軸1がナット2に挿通され、ねじ軸1の螺旋溝とナット2の螺旋溝がボール(転動体)を介して点接触するボールねじ送り構造を有する。ねじ軸1の軸方向一端に、軸継手31を介してモータ3が結合されている。
ねじ軸1の軸方向一端部であるモータ側端部12は、複列の玉軸受とそのハウジング50により、基台8に対して、軸方向変位が許容された状態で回転自在に支持されている。複列の玉軸受の具体例としては、図8に示すDB形(背面組合せ)で組み合わされた二個のアンギュラ玉軸受60と、図9に示す二個の深溝玉軸受40が例示できる。ハウジング50は、アンギュラ玉軸受60の外輪の軸方向端面を拘束する肩部を有さない。
ねじ軸1の軸方向他端部である反モータ側端部13は、図1の送りねじ装置10と同様に、複列アンギュラ玉軸受6と、その外輪の軸方向端面を拘束する肩部を有するハウジング7により、基台8に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持されている。
そのため、第三実施形態の送りねじ装置10Bは、図10に示す従来の送りねじ装置100と比較して、軸方向剛性のストローク位置による変化が小さくなっていると共に、軸方向剛性の最低値が大きくなっている。
また、ねじ軸1のモータ側端部12が、一個の深溝玉軸受4で支持されている第一実施形態の送りねじ装置10と、軸受で支持されていない第二実施形態の送りねじ装置10Aでは、モータ3の振動が送り系へ伝播し易い。これに対して、第三実施形態の送りねじ装置10Bは、ねじ軸1のモータ側端部12が複列の玉軸受で支持されていることにより、モータ3の振動が送り系へ伝播することが防止できる。
さらに、第三実施形態の送りねじ装置10Bは、図10に示す送りねじ装置100に対しては僅かなコスト増で得られ、特許文献1の方法で得られる送りねじ装置よりも低コストで得られる。
1 ねじ軸
10 送りねじ装置
10A 送りねじ装置
10B 送りねじ装置
100 送りねじ装置
11 ねじ軸の螺旋溝
12 ねじ軸の軸方向一端(モータ側端部)
13 ねじ軸の軸方向他端(反モータ側端部)
15 テーブル
2 ナット
20 工作機械
3 モータ
31 軸継手
32 ハウジング
34 案内レール
35 スライダ
4 深溝玉軸受
40 複列の深溝玉軸受
5 ハウジング
50 ハウジング
6 DF形の複列アンギュラ玉軸受
60 DB形の複列アンギュラ玉軸受
7 ハウジング
8 基台
9 ブラケット
91 円筒部
92 テーブル取付部

Claims (2)

  1. ねじ軸と、前記ねじ軸が挿通され、前記ねじ軸の螺旋溝と面接触するか転動体を介して点接触する螺旋溝を有するナットと、前記ねじ軸の軸方向一端に軸継手を介して結合されたモータと、を有し、前記モータの回転を前記ナットの直線運動に変換する送りねじ装置の軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する方法であって、
    前記ねじ軸のリード(L)と前記ねじ軸の外径(A)との関係が下記の(1) 式を満たすものとすることに加えて、
    前記ねじ軸の軸方向一端部であるモータ側端部を、基台に対して、軸方向変位が許容された状態で回転自在に支持することと、前記ねじ軸の軸方向他端部である反モータ側端部を、前記基台に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持することにより、前記送りねじ装置の軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法。
    0.86A≦L≦1.75A…(1)
  2. ねじ軸と、前記ねじ軸が挿通され、前記ねじ軸の螺旋溝と面接触するか転動体を介して点接触する螺旋溝を有するナットと、前記ねじ軸の軸方向一端に軸継手を介して結合されたモータと、を有し、前記モータの回転を前記ナットの直線運動に変換する送りねじ装置の軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する方法であって、
    前記ねじ軸のリード(L)と前記ねじ軸の外径(A)との関係が下記の(1) 式を満たすものとすることに加えて、
    前記ねじ軸の軸方向一端部であるモータ側端部を、基台に対して支持しないことと、前記ねじ軸の軸方向他端部である反モータ側端部を、前記基台に対して、軸方向変位が拘束された状態で回転自在に支持することにより、前記送りねじ装置の軸方向剛性のストローク位置による変化を抑制する送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法。
    0.86A≦L≦1.75A…(1)
JP2014179198A 2014-09-03 2014-09-03 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法 Active JP6007953B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179198A JP6007953B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法
PCT/JP2015/004208 WO2016035275A1 (ja) 2014-09-03 2015-08-21 送りねじ装置
TW104129044A TW201629370A (zh) 2014-09-03 2015-09-02 進給螺桿裝置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014179198A JP6007953B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016053386A JP2016053386A (ja) 2016-04-14
JP6007953B2 true JP6007953B2 (ja) 2016-10-19

Family

ID=55439364

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014179198A Active JP6007953B2 (ja) 2014-09-03 2014-09-03 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6007953B2 (ja)
TW (1) TW201629370A (ja)
WO (1) WO2016035275A1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
PL3298996T3 (pl) * 2015-05-20 2023-08-28 Nichiban Company Limited Materiał samoprzylepnego plastra na skórę i nośnik dla materiału samoprzylepnego plastra na skórę, który można w nim stosować
CN108380939A (zh) * 2018-05-15 2018-08-10 浙江屹立机器人科技有限公司 一种斜床身套类打孔机的传动机构
EP3875315A1 (de) * 2020-03-06 2021-09-08 ZKW Group GmbH Einstellvorrichtung zur einstellung einer optisch relevanten baueinheit eines kraftfahrzeugscheinwerfers

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08276341A (ja) * 1995-04-07 1996-10-22 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械の主軸送り装置
JP2004257502A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Ntn Corp ボールねじ
JP3137802U (ja) * 2007-05-24 2007-12-13 稔 中村 スライダ
JP5434123B2 (ja) * 2009-02-18 2014-03-05 日本精工株式会社 ボールねじ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016035275A1 (ja) 2016-03-10
JP2016053386A (ja) 2016-04-14
TW201629370A (zh) 2016-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103112490A (zh) 电动动力转向装置
JP6007953B2 (ja) 送りねじ装置の軸方向剛性変化抑制方法
TWI497881B (zh) 馬達驅動線性致動器及其馬達
US11346435B2 (en) Reducer of electric power steering apparatus
US9539873B2 (en) Rotary damper
JP4437844B2 (ja) 工作機械用スピンドル駆動機構
JP4967036B2 (ja) 回転直動変換機構及びリフト装置
CN110645274B (zh) 一种齿轮驱动的无间隙、高刚性直线作动器
JP2009202740A (ja) パワーステアリング装置
JP4659592B2 (ja) 回転直動変換装置
JP5394831B2 (ja) ボールねじ式駆動装置
JP2016185783A (ja) ステアリング装置
JP2008095862A (ja) 移動機構
JP2016044739A (ja) 伸縮アクチュエータ
JP4338017B2 (ja) 電動パワーステアリング装置
JP2006231973A (ja) ステアリング操作装置
JP2009299740A (ja) ボールスプライン
JP2014202235A (ja) 回転型減衰装置
JP2012166718A (ja) 電動パワーステアリング装置
CN106329812A (zh) 一种转子轴向准确定位的雨刮器电机
JP6254005B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP2019032044A (ja) 駆動用ねじ軸支持装置
JP6120439B2 (ja) 伸縮アクチュエータ
JP2013107505A (ja) ステアリング装置
JP2014214800A (ja) 伸縮アクチュエータ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160524

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160816

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160829

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6007953

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150