JP6007549B2 - 眼底撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者眼眼底の断層像を得る眼底撮影装置に関する。
被検者眼の眼底の断層像を撮影する眼底撮影装置として、低コヒーレント光を用いた光断層干渉計(Optical Coherence Tomography:OCT)が知られている(特許文献1参照)。
このような装置において、撮影を行う前に、検者は、ジョイスティック等の操作部材を用いて被検眼と装置本体との位置関係を調整する。その後、装置に設けられた最適化制御開始のボタンが検者によって押されると、装置は、最適化の制御(光路長調整、フォーカス調整、偏光状態の調整(ポラライザ調整))を開始して、撮影条件を調整していた。
特開2009−291252号公報
しかしながら、上記のような装置の場合、アライメントが適正でない状態で、最適化制御を開始してしまうことがあり、精度よく最適化制御を行えない。また、最適化制御中に被検者(被検眼)の動きによっては、アライメントが最適でなくなることがある。これによって、撮影のばらつきが発生する場合があった。また、最適化制御が失敗することがあり、検者にとって、撮影操作が困難となり、大きな負担であった。
本発明は、上記問題点を鑑み、容易に、ばらつきの少ない撮影を行うことができる眼底撮影装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 本開示の第1態様に係る眼底撮影装置は、被検眼眼底からの測定光と参照光との干渉状態の検出により被検眼眼底の断層画像を取得するための干渉光学系を備える測定部と、前記測定部と被検眼との相対位置を検出する検出手段と、測定光と参照光の光路長差を調整するために前記干渉光学系に配置された光学部材を眼底断層像が取得されるように駆動させる光路長調整、前記干渉光学系に配置されたフォーカス用光学部材を被検眼眼底に対する合焦位置に駆動させるフォーカス調整、の少なくともいずれかを前記検出手段による検出結果に基づいて開始し、被検眼眼底に対する前記干渉光学系の調整を実行する制御手段と、前記測定部と被検眼との位置関係を相対的に調整する調整手段と、を備え、前記制御手段は、前記光路長調整、前記フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始した後、前記検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記調整手段の駆動を制御して、被検眼に対して前記測定部が追尾するように、前記測定部と被検眼との相対的な位置関係を調整し、前記検出手段による被検眼に対する前記測定部の前後方向の距離情報に基づいて、前記光学部材を駆動させる光路長調整を実行することを特徴とする眼底撮影装置
容易に、ばらつきの少ない撮影を行うことができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4は本実施形態に係る眼底撮影装置の構成について説明する図である。なお、本実施形態においては、被検者眼(眼E)の軸方向をZ方向、水平方向をX方向、鉛直方向をY方向として説明する。眼底の表面方向をXY方向として考えても良い。
<概要>
本発明の実施形態に係る眼底撮影装置の概要について説明する。本実施形態に関わる眼底撮影装置(光コヒーレンストモグラフィーデバイス)1は、前眼部撮影光学系(前眼部観察光学系)90、アライメント指標投光光学系150、干渉光学系(OCT光学系)200、観察光学系300、制御手段(制御部(CPU))70、を備える。各光学系は、測定部(装置本体)3に収納される。
干渉光学系200は、OCT原理を用いて被検物の断層像を得るため、測定光路と参照光路を持つ干渉計に係る構成を有する。干渉光学系200は、光源27と、スプリッタ(光分割器)、測定光路、参照光路、コンバイナ(光合成器)、光検出器83(以下、検出器)スプリッタは、光源からの光を測定光路と参照光路とに分割するために設けられる。光スキャナ23は、測定光路に配置され,眼底上において光源27からの光を走査するために設けられる。スプリッタ、コンバイナには、例えば、ビームスプリッタ、ハーフミラー、ファイバーカップラー、サーキュレータ等が用いられる。測定光路は、光を眼底に導くための構成を有する。参照光路は、光源27からの光を装置内で進行させ、測定光と干渉させるための構成を有する。コンバイナは、眼底で反射された測定光路からの測定光と、参照光路からの参照光とを合成(干渉)させる。検出器83は、測定光と参照光との干渉により生じた干渉信号光(干渉光)を受光する。
制御部70は、検出器83からの出力信号を処理して、深さ情報(Aスキャン信号)を得る。眼底の断層画像を得る場合、演算制御器70は、光スキャナ23を制御して、測定光を眼に対して横断方向に走査させ、各位置での深さ情報を取得する。制御部70は、各位置で取得された深さ情報を走査方向に関して並べることにより眼底の断層画像を得る。
例えば、OCTとしては、Spectral-domain OCT(SD−OCT)、Swept-source OCT(SS−OCT)、TD−OCTが挙げられる。
また、本装置には、装置本体3と被検眼との位置関係を相対的に調整する調整手段が備えられる。例えば、本実施形態において、調整手段として、装置本体3を被検眼Eに対して左右方向、上下方向(Y方向)及び前後方向に相対的に移動させる駆動部(XYZ駆動部)6を用いる。また、調整手段としては、被検者の顔を支持する顔支持ユニット5を装置本体3に対して移動させる駆動部を用いてもよい。
また、本装置は、光路長調整手段、フォーカス調整手段、を備える。光路長調整手段は、測定光又は参照光の光路中に配置された光学部材(参照ミラー)31を駆動させ、眼底断層像が取得されるように調整を行う。フォーカス調整手段は、被検眼眼底に対する合焦位置にフォーカス用光学部材(フォーカシングレンズ)24を移動させ、被検眼眼底に対するフォーカス調整を行う。
OCT光学系200は、光スキャナ(走査部)23、検出器83を有する。光スキャナ(走査部)23は、光源27から発せられた光を眼底上で二次元的に走査する。検出器83は、光源27から発せられた測定光と参照光との干渉状態を検出する。OCT光学系200は、検出器83からの検出信号に基づいて被検眼眼底の断層像を得るために用いられる。
観察光学系300は、被検眼眼底に照明光を照射する照射光学系と、眼底反射光を受光素子により受光する受光光学系と、を有し、受光素子からの出力信号に基づいて被検眼眼底の正面眼底画像を得る。例えば、SLO(スキャニングレーザオフサルモスコープ(SLO))や眼底カメラが挙げられる。
制御部70は、装置本体3と被検眼Eとの相対位置を検出する。そして、制御部70は、検出結果に基づいて、光路長調整、フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始し、OCT光学系200に関する最適化制御を実行する。もちろん、最適化制御においては、光路長調整、フォーカス調整の他に、偏光調整を行うようにしてもよい。
例えば、装置本体3と被検眼Eとの相対位置の検出は、前眼部観察光学系90を用いて行われる。この場合、制御部70は、前眼部観察光学系90からの撮影信号に基づいて被検眼に対する装置本体3の相対位置を検出することが挙げられる。例えば、顎台や額当てにセンサを設け、被検者が顎台や額当てに接触したことをセンサによって感知し、最適化制御を開始する構成としてもよい。例えば、装置本体の電源投入時に、最適化制御を行う構成としてもよい。この場合、例えば、装置内部に模型眼を設け、電源投入時に模型眼を用いて最適化制御を行う構成が挙げられる。
例えば、前眼部観察光学系90からの撮影信号に基づく相対位置の検出は、被検眼に対してアライメント光を投光し、角膜周辺にアライメント指標を形成させるアライメント指標投光光学系150を用いることが挙げられる。この場合、制御部70は、前眼部観察光学系90によって撮影されたアライメント指標に基づいて、アライメント状態を検出する。そして、制御部70は、アライメント状態の検出結果に基づいて、光路長調整、フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始し、OCT光学系200に関する最適化を実行する。
また、例えば、前眼部観察光学系90からの撮影信号に基づく相対位置の検出は、前眼部観察光学系90により撮像された前眼部正面像から瞳孔位置を検出し、検出された瞳孔位置とOCT光学系200の光軸との相対位置を検出すること等が挙げられる。
例えば、光路長調整、フォーカス調整、の少なくともいずれかの開始は、検出結果が所定の許容範囲内に検出結果が収まっているか否かに基づいて行われる。この場合、制御部70は、検出結果が許容範囲内に収まった場合に、光路長調整、フォーカス、の少なくともいずれかを開始し、OCT光学系200に関する最適化制御を実行する。すなわち、アライメント状態の検出結果を用いる場合、制御部70は、最適化制御の開始をアライメント完了信号に基づいて行う。
例えば、アライメント状態の検出結果に基づいて、最適化制御を開始する場合、XYZ方向のアライメントが完了した際に最適化制御が開始される構成が挙げられる。
例えば、XY方向のアライメントが完了した際に最適化制御が開始される構成としてもよい。この場合、制御部70は、Z方向のアライメントと最適化制御とを並行して行ってもよい。すなわち、制御部70は、装置本体3と被検眼との上下左右方向における相対位置の検出結果がアライメント許容範囲を満たしたとき、光路長調整及びフォーカス調整の少なくともいずれかを開始する。そして、制御部70は、光路長調整及びフォーカス調整及び偏光調整の少なくともいずれかの開始と並行して、装置本体3と被検眼との前後方向における相対位置の検出結果に基づいて、XYZ駆動部6の駆動による装置本体3と被検眼との前後方向における位置関係を相対的に調整する。
このとき、例えば、光路長調整の際のZ方向(深さ方向)における光路長調整光学部材の位置は、最適化制御を開始した際の、被検眼と装置本体3の距離に基づいて、補正を行うことが好ましい。例えば、制御部70は、最適化制御を開始した際の、Z方向における被検眼と装置本体3の距離を算出し、メモリ72に記憶させる。そして、制御部70は、Z方向のアライメントが完了した際のZ方向における被検眼と装置本体3の距離を算出する。そして、制御部70は、Z方向のアライメント完了前後の被検眼と装置本体3との距離の差分を算出する。そして、制御部70は、算出した距離の差分に基づいて、光路長調整光学部材の位置を補正する。
<最適化制御開始後>
制御部70は、光路長調整、フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始後、装置本体3と被検眼との相対位置の検出と、その検出結果に基づいて、XYZ駆動部6を駆動させることによる装置本体3と被検眼との位置関係の相対的な調整とを繰り返し行う。
例えば、制御部70は、光路長調整、フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始後、検出結果が許容範囲内を外れた場合に、検出結果が許容範囲内に収まるように、XYZ駆動部6の駆動を行い、装置本体3と被検眼との位置関係を相対的に調整する。
なお、フォーカス調整時において、制御部70は、検出されるアライメントずれ量に応じて眼底に対する合焦位置情報を補正するようにしてもよい。例えば、制御部70は、合焦状態を評価するための評価値(例えば、画像の輝度値の合計、エッジの数等)を各位置で取得する際に、各位置におけるアライメントずれを検出する。そして、制御部70は、アライメントずれの検出結果に基づいてフォーカス評価値を補正する。なお、評価値の補正量は、実験、シミュレーション等によって予め設定される。
なお、最適化制御完了後において、アライメント状態の検出を行い、検出結果が許容範囲を外れていた場合には、再度、最適化制御を行う構成としてもよい。
なお、例えば、測定部と被検眼との相対位置の検出結果としては、前記測定部と被検眼との相対位置のずれ情報が用いられる。
本装置は、測定光と参照光との光路長差を調整するためにOCT光学系100に配置された光学部材の少なくとも一部を光軸方向に移動させる。例えば、参照光学系110は、参照光路中の光学部材を移動させることにより、測定光と参照光との光路長差を調整する構成を有する。光路長差を変更するための構成は、測定光路中に配置されてもよい。測定光路中に配置された光学部材(例えば、光ファイバーの端部)が光軸方向に移動される。
<実施例>
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。図1は本実施例に係る眼底撮影装置の外観側面図である。
本装置は、基台1と、基台1に対して左右方向(X方向)及び前後(作動距離)方向(Z方向)に移動可能な移動台2と、移動台2に対して3次元方向に移動可能に設けられ後述する光学系を収納する筐体としての装置本体3と、被検者の顔を支持するために基台1に固設された顔支持ユニット5を備える。装置本体3は、移動台2に設けられたXYZ駆動部6により、被検眼Eに対して左右方向、上下方向(Y方向)及び前後方向に相対的に移動される。移動台2は、ジョイスティック4の操作により基台1上をXZ方向に移動される。また、回転ノブ4aを回転操作することにより、XYZ駆動部6がY駆動し装置本体3がY方向に移動される。なお、装置本体3の検者側には、眼底断層像及び前眼部観察像等を表示するモニタ75が設けられている。
図2は、装置本体3に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。本光学系は、眼Eの断層像を得るOCT光学系(干渉光学系)200と、観察光学系(スキャニングレーザオフサルモスコープ(SLO)光学系)300、眼Eにアライメント指標を投影する指標投影光学系(投影光学系)150と、前眼部Eaの正面像を観察するための前眼部観察光学系90と、を備える。ダイクロイックミラー91は、OCT光学系200の測定光を透過する一方、投影光学系150によって照射された前眼部からの光を反射する。これらの光学系は、装置本体3に内蔵され、前述のアライメント用移動機構(手動又は電動)により、眼Eに対して三次元的に移動される。
<干渉光学系(OCT光学系)>
OCT光学系200は、測定光学系200aと参照光学系200bを含む。また、OCT光学系200は、参照光と測定光による干渉光を周波数(波長)毎に分光し、分光された干渉光を受光手段(本実施形態においては、1次元受光素子)に受光させる分光光学系800を有する。
ダイクロイックミラー40は、OCT光学系200に用いられる測定光源27から発せられる測定光(例えば、λ=840nm付近)を反射し、SLO光学系300に用いられるSLO光源61から発せられるレーザ光(OCT光源27とは異なる波長の光、例えば、λ=780nm付近)を透過する特性を有する。この場合、ダイクロイックミラー40は、OCT光学系200の測定光軸L1とSLO光学系300の測定光軸L2とを同軸にする。
まず、ダイクロイックミラー40の反射側に設けられたOCT光学系200の構成について説明する。OCT光源27はOCT光学系200の測定光及び参照光として用いられる低コヒーレントな光を発するOCT光源であり、例えばSLD光源等が用いられる。OCT光源27には、例えば、中心波長840nmで50nmの帯域を持つ光源が用いられる。26は光分割部材と光結合部材としての役割を兼用するファイバーカップラー(スプリッタ)である。OCT光源27から発せられた光は、導光路としての光ファイバ38aを介して、ファイバーカップラー26によって参照光と測定光とに分割される。測定光は光ファイバ38bを介して被検眼Eへと向かい、参照光は光ファイバ38c(ポラライザ(偏光素子)33)を介して参照ミラー31へと向かう。
測定光を被検眼Eへ向けて出射する光路には、測定光を出射する光ファイバ38bの端部39b、コリメータレンズ21、フォーカス用光学部材(フォーカシングレンズ)24、走査部(光スキャナ)23と、反射ミラー25、リレーレンズ22が配置されている。走査部23は、2つのガルバノミラーによって構成され、走査駆動機構51の駆動により、測定光源から発せられた光を眼底(被検物)上で二次元的(XY方向)に走査させるために用いられる。なお、走査部23は、例えば、AOM(音響光学素子)やレゾナントスキャナ等によって構成されていてもよい。
ダイクロイックミラー40及び対物レンズ10は、OCT光学系200からのOCT測定光を被検眼眼底へと導光する導光光学系としての役割を有する。
フォーカシングレンズ24は、駆動機構24aの駆動によって、光軸方向に移動可能となっており、被検者眼底に対する視度を補正するために用いられる。
光ファイバ38bの端部39bから出射した測定光は、コリメータレンズ21によってコリメートされた後、フォーカシングレンズ24を介して、走査部23に達し、2つのガルバノミラーの駆動により反射方向が変えられる。そして、走査部23で反射された測定光は、反射ミラー25で反射される。その後、測定光は、リレーレンズ22を介して、ダイクロイックミラー40で反射された後、対物レンズ10を介して、被検眼眼底に集光される。
そして、眼底で反射した測定光は、対物レンズ10を介して、ダイクロイックミラー40で反射し、OCT光学系200に向かい、リレーレンズ22、反射ミラー25、走査部23の2つのガルバノミラー、フォーカシングレンズ24及びコリメータレンズ21を介して、光ファイバ38bの端部39bに入射する。端部39bに入射した測定光は、光ファイバ38b、ファイバーカップラー26、光ファイバ38dを介して、光ファイバ38dの端部84aに達する。
参照光学系200bは、眼底Efでの測定光の反射によって取得される反射光と合成される参照光を生成する。参照光学系200bは、マイケルソンタイプであってもよいし、マッハツェンダタイプであっても良い。参照光学系200bは、例えば、反射光学系(例えば、参照ミラー31)によって形成され、カップラー104からの光を反射光学系により反射することにより再度カップラー104に戻し、検出器120に導く。他の例としては、参照光学系200bは、透過光学系(例えば、光ファイバー)によって形成され、カップラー104からの光を戻さず透過させることにより検出器120へと導く。
例えば、参照光を参照ミラー31に向けて出射する光路には、光ファイバ38c、参照光を出射する光ファイバ38cの端部39c、コリメータレンズ29、参照ミラー31が配置されている。光ファイバ38cは、参照光の偏光方向を変化させるため、駆動機構34により回転移動される。すなわち、光ファイバ38c及び駆動機構34は、偏光方向を調整するためのポラライザ33として用いられる。
なお、本実施形態のポラライザ33は、測定光と参照光の偏光方向を一致させるために、測定光と参照光の少なくともいずれかの偏光方向を調整する。ポラライザ33は、測定光路又は参照光路の少なくともいずれかに配置される。ポラライザ33としては、上記構成に限定されず、例えば、光軸を中心に1/2波長板又は1/4波長板の回転角を調整することによって光の偏光方向を変える構成、ファイバーに圧力を加えて変形させることによって光の偏光方向を変える構成、などが考えられる。
また、参照ミラー駆動機構50は、参照光との光路長を調整するために参照光路中に配置された参照ミラー31を駆動させる。参照ミラー31は、本実施形態においては、参照光路中に配置され、参照光路長を変化させるべく、光軸方向に移動可能な構成となっている。
光ファイバー38cの端部39cから出射した参照光は、コリメータレンズ29で平行光束とされ、参照ミラー31で反射された後、コリメータレンズ29により集光されて光ファイバ38cの端部39cに入射する。端部39cに入射した参照光は、光ファイバ38c、光ファイバ38c(ポラライザ33)を介して、ファイバーカップラー26に達する。
そして、光源27から発せられた光によって前述のように生成される参照光と被検眼眼底に照射された測定光による眼底反射光は、ファイバーカップラー26にて合成され干渉光とされた後、光ファイバ38dを通じて端部84aから出射される。周波数毎の干渉信号を得るために干渉光を周波数成分に分光する分光光学系800(スペクトロメータ部)は、コリメータレンズ80、グレーティングミラー(回折格子)81、集光レンズ82、受光素子83を有する。受光素子83は、赤外域に感度を有する一次元素子(ラインセンサ)を用いている。
ここで、端部84aから出射された干渉光は、コリメータレンズ80にて平行光とされた後、グレーティングミラー81にて周波数成分に分光される。そして、周波数成分に分光された干渉光は、集光レンズ82を介して、検出器(受光素子)83の受光面に集光する。これにより、受光素子83上で干渉縞のスペクトル情報が記録される。そして、受光素子83からの出力信号に基づいて眼の断層画像を撮像する。すなわち、そのスペクトル情報が制御部70へと入力され、フーリエ変換を用いて解析することで、被験者眼の深さ方向における情報が計測可能となる。ここで、制御部70は、走査部23により測定光を眼底上で所定の横断方向に走査することにより断層像を取得できる。例えば、X方向もしくはY方向に走査することにより、被検眼眼底のXZ面もしくはYZ面における断層像(眼底断層像)を取得できる(なお、本実施形態においては、このように測定光を眼底に対して一次元走査し、断層像を得る方式をBスキャンとする)。なお、取得された眼底断層像は、制御部70に接続されたメモリ72に記憶される。さらに、走査部23の駆動を制御して、測定光をXY方向に二次元的に走査することにより、受光素子83からの出力信号に基づき被検者眼眼底のXY方向に関する二次元動画像や被検眼眼底の三次元画像を取得することも可能である。
<観察光学系(SLO光学系)>
次に、ダイクロイックミラー40の透過方向に配置されたSLO光学系(共焦点光学系)300について説明する。SLO光学系300は、被検眼眼底の正面画像を取得するための観察光学系として用いられる。SLO光学系300は、被検眼眼底を照明する照明光学系と、該照明光学系によって照明された被検眼反射光を受光素子により受光する受光光学系とに大別され、受光素子から出力される受光信号に基づいて被検眼眼底の正面画像を得る。
光出射部61は、第1の光源(SLO光源)61a、第2の光源(固視光源)61b、ミラー69、ダイクロイックミラー101、とを有する。
SLO光源61aは、高コヒーレントな光を発する光源であり、例えば、λ=780nmの光源(レーザダイオード光源やSLD光源等)が用いられる。固視光源61bは、可視域の波長の光であり、例えば、λ=630nmの光源(レーザダイオード光源やSLD光源等)が用いられる。SLO光源61を出射したレーザ光は、ダイクロイックミラー101を透過し、コリメートレンズ102を介して、ビームスプリッタ62に進む。固視光源61bを出射した可視光は、ミラー69によって折り曲げられた後、ダイクロイックミラー101によって反射され、SLO光源61aから出射したレーザ光と同軸とされる。
SLO光源61aから発せられるレーザ光を被検眼Eに向けて出射する光路には、コリメートレンズ102、被検眼の屈折誤差に合わせて光軸方向に移動可能なフォーカシングレンズ63、走査駆動機構52の駆動により眼底上でXY方向に測定光を高速で走査させることが可能なガルバノミラーとポリゴンミラーとの組み合せからなる走査部64、リレーレンズ65、対物レンズ10が配置されている。また、走査部64のガルバノミラー及びポリゴンミラーの反射面は、被検眼瞳孔と略共役な位置に配置される。
また、SLO光源61aとフォーカシングレンズ63との間には、ビームスプリッタ62が配置されている。そして、ビームスプリッタ62の反射方向には、共焦点光学系を構成するための集光レンズ66と、眼底に共役な位置に置かれる共焦点開口67と、SLO用受光素子68とが設けられている。
ここで、SLO光源61aから発せられたレーザ光(測定光)は、ビームスプリッタ62を透過した後、フォーカシングレンズ63を介して、走査部64に達し、ガルバノミラー及びポリゴンミラーの駆動により反射方向が変えられる。そして、走査部64で反射されたレーザ光は、リレーレンズ65を介して、ダイクロイックミラー40を透過した後、対物レンズ10を介して、被検眼眼底に集光される。
そして、眼底で反射したレーザ光は、対物レンズ10、リレーレンズ65、走査部64のガルバノミラー及びポリゴンミラー、フォーカシングレンズ63を経て、ビームスプリッタ62にて反射される。その後、集光レンズ66にて集光された後、共焦点開口67を介して、受光素子68によって検出される。そして、受光素子68にて検出された受光信号は制御部70へと入力される。制御部70は受光素子68にて得られた受光信号に基づいて被検眼眼底の正面画像を取得する。取得された正面画像はメモリ72に記憶される。なお、SLO画像の取得は、走査部64に設けられたガルバノミラーによるレーザ光の縦方向の走査(副走査)とポリゴンミラーによるレーザ光の横方向の走査(主走査)によって行われる。
<アライメント指標投影光学系>
投影光学系150は、角膜Ecに指標を投影するために用いられる。投影光学系150には、図2の左上の点線内の図に示すように、光軸を中心として同心円上に45度間隔で近赤外光源が複数個配置されている。投影光学系150は、光軸L1を通る垂直平面を挟んで左右対称に配置された赤外光源151とコリメーティングレンズ152を持つ第1指標投影光学系(0度、及び180)と、第1指標投影光学系とは異なる位置に配置され6つの近赤外光源153を持つ第2指標投影光学系と、を備える。なお、図2の本図には、便宜上、第1指標投影光学系(0度、及び180度)と、第2指標投影光学系の一部のみ(45度、135度)が図示されている。光源151は前眼部照明を兼ねる。もちろん、前眼部証明用の光源を別途設ける構成としてもよい。
<前眼部観察光学系>
前眼部観察光学系90は、眼Eを撮像し前眼部像を得るために配置されている。前眼部観察光学系90は、対物レンズ10、ダイクロイックミラー91、結像レンズ95、二次元撮像素子(二次元受光素子)97を備える。
投影光学系150による前眼部反射光及びアライメント光束は、対物レンズ10を介してダイクロイックミラー91によって反射された後、結像レンズ95を介して二次元撮像素子97により受光される。二次元撮像素子97の出力は制御部70に送信され、モニタ75には二次元撮像素子97によって撮像された前眼部像が表示される(図4参照)。
なお、本実施形態において、投影光学系150及び前眼部観察光学系90は、眼Eに対して装置本体3を所定の位置関係に誘導させるためのアライメント検出光学系として用いられる。例えば、投影光学系150及び前眼部観察光学系90は、眼Eと装置本体3を所定の適正作動距離に誘導するために利用される。
なお、アライメント検出光学系は、Z方向について眼Eに対する装置本体3のアライメント状態を検出する構成としては、眼Eに対して斜めからアライメント光を投光し、その反射光を斜め反対方向から受光してZアライメントを検出するようにしてもよい。
<制御系>
制御部70は、装置全体の制御、測定、断層像の処理などを行う。制御部70は、モニタ75に接続され、その表示画像を制御する。また、制御部70には、メモリ(記憶部)72、各種操作を行うための操作部74、駆動機構24a、34、50、51、63a、光源27、61a、61b、151、153、検出器120、撮像素子97、受光素子68、駆動部6、ジョイスティック4などが接続されている。
制御部70は、撮像素子97から出力される撮像信号に基づいて眼Eと装置本体3に対するアライメント状態を検出し、その検出結果をモニタ75に出力する。また、制御部70は、アライメント検出結果(例えば、アライメントずれ量)が所定の許容範囲を満たすように駆動部6の駆動を制御し、眼Eに対して装置を自動的に移動させる自動アライメントを行うようにしてもよい。
<制御動作>
以上のような構成を備える眼底撮影装置の動作について説明する。図3は、本実施例における制御動作の流れについて説明するフローチャートである。
検者は、被検者の顔を顔支持ユニット5に固定させ、図示無き固視標を固視するように指示する。そして、検者は、ジョイスティック4を操作して装置本体3を移動させ、被検眼に対するアライメントを行う。これにより、前眼部が撮像素子204によって、撮像され、モニタ75には、前眼部像、指標像Ma〜Mhが表示される(図4参照)。
例えば、制御部70は、指標像Ma〜Mhによって形成されるリング中心のXY座標を略角膜頂点位置として検出し、頂点位置に対応するアライメント指標A1をモニタ75上に電子的に表示する(図4(a)参照)。レチクルLTは、本実施例においては、角膜頂点位置と装置の光軸L1が一致する位置として設定されたアライメント基準位置を電子的に表示したものである。
また、制御部70は、無限遠の指標像Ma,Meの間隔と有限遠の指標像Mh,Mfの間隔とを比較することによりZ方向のアライメント偏位量を求める(詳しくは、特開平6−46999号参照)。そして、制御部70は、インジケータGをモニタ75上に表示し、アライメントずれに基づいてインジケータGの本数を増減させる。
制御部70は、撮像素子97からの撮像信号に基づいて被検眼に対するアライメント状態を検出する。この場合、制御部70は、撮像素子97によって検出された指標像Ma〜Mhによって形成されるリング中心のXY座標を算出することにより被検眼に対する上下左右方向のアライメント状態を求める。また、制御部70は、装置本体3が作動距離方向(Z方向)にずれた場合に、無限遠の指標像Ma,Meの間隔と有限遠の指標像Mh,Mfの間隔とを比較することによりZ方向のアライメント状態を求める。そして、制御部70は、アライメント検出結果に基づいて、XYZ駆動部6を駆動制御することにより、被検眼に対する自動アライメントを行う(図4(b)参照)。
なお、本実施例においては、自動アライメントモードにて調整をおこなったが、手動にてアライメントを行う構成としてもよい。この場合、検者は、表示モニタ7に表示される指標A1を見ながらジョイスティック4を操作して、指標A1がレチクル(レチクルマーク)LT内に収まるように装置本体3の位置をXY方向に調整する。その後、検者は、インジケータGがアライメント完了を示すように、装置本体3を前後に移動させ、Z方向の位置を調整する。これによって、アライメントが完了される。
<アライメント判定>
ここで、制御部70は、アライメント状態の適否を判定し、判定結果に基づいて、最適化制御を開始する。
制御部70は、アライメント偏位量(ずれ)が所定の許容範囲内(例えば、XYZ方向におけるアライメント基準位置からのずれが0.5mm以内)であるか否かを判定する。例えば、制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に収まっているかにより、XYZ方向のアライメントの適否を判定する。制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に収まっている場合、アライメントが適正であると判定する。制御部70は、XYZ方向におけるアライメントが適正であると判定すると、XYZ駆動部6の駆動を停止させると共に、アライメント完了信号を出力する。
また、制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に、収まっていない場合、アライメントが適正でないと判定し、自動アライメントを行う。
<最適化制御>
アライメント完了信号が出力されると、制御部70は、最適化制御を開始するためのトリガ信号を発し、最適化の制御動作を開始する。制御部70は、最適化を行うことによって、検者が所望する眼底部位が高感度・高解像度で観察できるようにする。なお、本実施例において、最適化の制御は、光路長調整、フォーカス調整、偏光状態の調整(ポラライザ調整)、の制御である。なお、最適化の制御において、眼底に対する一定の許容条件を満たすことができればよく、最も適切な状態に調整する必要は必ずしもない。
なお、最適化制御中において、制御部70は、アライメント偏位量が許容範囲を満たすように被検者眼に対して装置本体3を追尾させる制御(トラッキング)を行う。例えば、制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に、一定時間(例えば、画像処理の10フレーム分又は0.3秒間等)継続して収まっているかにより、XYZ方向のアライメントの適正状態が継続しているか否かを判定する。制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に、一定時間、継続して収まっている場合、アライメントの適正状態が継続していると判定し、XYZ駆動部6の駆動は停止させた状態を維持する。
また、制御部70は、XYZ方向におけるアライメント偏位量がアライメント完了の許容範囲内に、一定時間、継続して収まっておらず、許容範囲を外れてしまっている場合、アライメントの適正状態が継続していないと判定し、XYZ駆動部6の駆動を開始し、自動アライメントを再開する。この場合、例えば、制御部70は、XYZ駆動部6の駆動中(自動アライメント中)においても、最適化制御を続けて行う。
もちろん、制御部70は、アライメント偏位量が許容範囲を外れた場合、最適化制御を停止するような構成としてもよい。また、最適化制御の停止後、アライメント偏位量が許容範囲内に復帰した場合、制御部70は、最適化制御を再開するような構成としてもよい。また、自動アライメントを再開した場合には、最適化制御を初期位置からやり直す構成としてもよい。
最適化制御において、制御部70は、初期化の制御として、参照ミラー31とフォーカシングレンズ24の位置を初期位置に設定する。初期化完了後、制御部70は、設定した初期位置から参照ミラー31を一方向に所定ステップで移動させ、第1光路長調整を行う(第1自動光路長調整)。また、第1光路長調整と並行するように、制御部70は、受光素子68から出力される受光信号によって取得されるSLO眼底像に基づいて被検眼眼底に対する合焦位置情報を取得する。合焦位置情報が取得されると、制御部70は、フォーカスシングレンズ24を合焦位置に移動させ、オートフォーカス調整(フォーカス調整)を行う。なお、合焦位置とは、観察画像として許容できる断層画像のコントラストを取得できる位置であればよく、必ずしも、フォーカス状態の最適位置である必要はない。
そして、フォーカス調整完了後、制御部70は、再度、参照ミラー31を光軸方向に移動させ、光路長の再調整(光路長の微調整)をする第2光路長調整を行う。第2光路長調整完了後、制御部70は、参照光の偏光状態を調節するためのポラライザ33を駆動させ、測定光の偏光状態を調整する(詳しくは、特願2012−56292号参照)。
以上のようにして、最適化の制御が完了されることにより、検者が所望する眼底部位が高感度・高解像度で観察できるようになる。そして、制御部70は、走査部23の駆動を制御し、眼底上で測定光を走査する。制御部70は、走査中に受光素子83から出力される出力信号から所定の走査領域に対応する受光信号を取得して眼底像を形成する。
制御部70は、受光素子83によって検出されたスペクトルデータを処理し、画像処理により断層像及び正面像を形成させる。断層像と正面像は、同時に取得されてもよいし、交互に取得されてもよいし、順次取得されてもよい。すなわち、スペクトルデータは、断層像及び正面像の少なくともいずれかの取得に用いられる。なお、取得された断層像及び正面像は、モニタ75に表示される。
そして、検者により、所望の位置にて、図無き撮影スイッチが操作されると、モニタ75上に表示されている画像が静止画として、メモリ72に記憶される。
以上のように、アライメントが適正な状態で、最適化制御を行うことができるため、精度よく最適化制御を行うことができる。これによって、撮影を行う際に、容易に撮影のばらつきを抑えることができる。また、最適化制御が成功する可能性が高くなり、検者の負担を軽減することができる。さらに、アライメント調整とともに、最適化制御がスムーズに行われるため、撮影までの準備を容易に完了することができる。
<変容例>
なお、本実施例において、最適化制御をすでに行ったか否かに応じて、最適化制御を行うか否かを決定する構成としてもよい。例えば、制御部70は、最適化制御を開始する際に、すでに最適化制御を行ったか否かを判定し、既に最適化制御が完了している場合には、最適化制御を行わない構成としてもよい。最適化制御を行ったか否かの判定は、例えば、前回の最適化制御から所定時間経過したか否かで判定すること、被検者のデータ(例えば、患者ID等)が変更されたか否かで判定すること、撮影パラメータ(スキャン長、撮影部位、スキャンパターン等)が変更されたか否かで判定することが挙げられる。
また、最適化制御を複数回行った後、最適化制御をすでに行ったか否かに応じて、最適化制御を行うか否かを決定する構成としてもよい。
なお、本実施例において、被検眼の瞬きを検出して、瞬きを考慮したアライメントの適正状態の判定を行う構成としてもよい。この場合、例えば、瞬きによってアライメント状態が検出できない場合には、アライメント状態が適正であると判定し、瞬きは、判定に考慮しないような構成とする。なお、瞬き検出としては、アライメント指標の消失時間等によって検出する構成が挙げられる。
なお、本実施例において、被検眼の混濁部分を回避するためや撮影部位(黄斑撮影や乳頭撮影等)を変更するために、瞳孔上でのアライメント位置を変更させる構成を設けてもよい。この場合、例えば、アライメント位置設定画面等において、検者がモニタ75を観察しながら、前眼部画像上の所定の位置を図示無きマウス等を用いて選択する。制御部70は、角膜頂点位置と装置の光軸L1が一致する位置として、予め、設定されていたアライメント基準位置からアライメント位置の座標位置までのXY方向のシフト量を算出する。そして、制御部70は、アライメント基準位置と角膜頂点位置とのアライメント偏位量に対し、シフト量ΔPが差し引かれるようにオフセットを掛けた上で、アライメント偏位量Δdを検出する。そして、制御部70は、アライメント偏位量Δdに基づき眼Eに対する自動アライメントを作動させる。もちろん、アライメント位置は選択して設定する構成でなく、撮影部位等に応じて、アライメント位置が予め設定されており、メモリ72に記憶されている構成でもよい。
また、前述のように設定された各アライメント位置に測定光軸L1が移動されるように表示モニタ9に電子的に表示されるアライメント表示を制御することで、検者の手動アライメント操作を誘導させ、測定部4と各測定点へのアライメント調整が行われるようにしてもよい。以下に、具体的な手法について説明する。例えば、制御部80は、アライメント位置の変化に応じて手動アライメントの基準となるレチクルの表示位置を変化させることにより、検者の手動アライメント操作を誘導する。
もちろん、アライメントの基準となるレチクルLTの位置をアライメント位置に応じて変更させるような構成に限定されない。測定光軸L1を位置させるアライメント位置の変化に応じてアライメント指標の表示位置にオフセットをかけるようにしてもよい。この場合、被験者眼角膜上の各測定点と測定光軸L1との偏位量が表現されるように、手動アライメントの基準となるように固定表示されたレチクルLTに対して、アライメント指標の表示位置を制御すればよい。
なお、本実施例において、過去のアライメント状態と撮影時のアライメント状態とを比較する構成を設けてもよい。例えば、異なる日時で撮影を行った際に、撮影画像とともに、前眼部画像とアライメント位置をメモリ72に記憶させておく。そして、撮影を行う際に、メモリ72より過去に撮影した際の前眼部画像とアライメント位置を呼び出す。
制御部70は、過去の前眼部画像に対するアライメント位置と、現在取得される前眼部像に対するアライメント位置が同じ位置になるように駆動部6の駆動を制御する。過去のアライメント位置にアライメントが完了した際に、制御部70は、最適化制御を開始させる。
制御部70は、現在アライメント中の前眼部画像と過去の前眼部画像との位置合わせ処理(例えば、テンプレートマッチング処理等)を行い、過去のアライメント位置にアライメントが完了した際に、最適化制御を開始させる。これによって、過去に行った際の、撮影条件と同様の撮影条件にて、撮影を行うことができるため、経過観察が行いやすくなる。また、同一被検眼における撮影画像間の比較が行いやすくなる。
なお、過去の前眼部画像を呼び出す際に、生体認証を行って、同一の患者における過去の前眼部画像を呼び出してもよい。例えば、制御部70は、現在取得される前眼部画像より虹彩部分における模様を検出する。そして、制御部70は、メモリ72に記憶されている前眼部像から同様の虹彩情報を持つ前眼部像を選択する。
なお、上記のようなマッチング処理に限定されるものでなく、角膜頂点、瞳孔中心等の前眼部上の特徴点に対するずれ方向及びずれ量を記憶してもよい。制御部70は、アライメント検出結果における前眼部上の特徴点に対するずれ方向及びずれ量が、メモリ72に記憶された情報と同一となるように駆動部6を駆動する。
なお、本実施例においては、角膜へ指標を投影する構成を用いて、Z方向のアライメントが行われる構成としたが、制御部70は、取得されるAスキャン信号に基づいて眼Eに対する装置本体3のZ方向のアライメント状態を検出し、その検出結果に基づいて駆動部6の駆動を制御して装置本体3を前後方向に移動させるようにしてもよい。これにより、Z方向のアライメントが干渉信号により自動的に行われる。なお、制御部70は、角膜に投影されたアライメント指標を用いてラフなアライメント誘導を行い、干渉信号を用いて精密なアライメント誘導を行うようにしてもよい。
また、制御部70は、アライメント完了後においても、干渉信号を用いた自動アライメントを継続するようにしてもよい。例えば、制御部70は、アライメント完了後、角膜の干渉信号の検出位置が所定のアライメント条件から外れたとき、再度、駆動部6の駆動を制御し、装置本体3を移動させる。
なお、前述のアライメント輝点からXY方向のアライメント状態を検出し、その検出結果に基づいて駆動部6の駆動を制御することにより、干渉信号を用いたZアライメントと前眼部像を用いたXYアライメントを並行させるようにしてもよい。なお、XYアライメントについて、前眼部像の特徴部位(例えば、瞳孔中心)を画像処理により抽出し、その位置情報に基づいてアライメント状態が検出されるようにしてもよい。
なお、OCT光学系100が角膜Ecにアライメント指標を投影するための投影光学系として兼用されるようにしてもよい。例えば、測定光の走査が停止された状態であれば、測定光の角膜反射がアライメント中心輝点となりうる。また、上記電子アライメント指標A2は、アライメントが完了されたときにモニタ75上に表示されるようにしてもよい。
本実施例に係る眼底撮影装置の外観側面図である。 装置本体に収納される光学系及び制御系の概略構成図である。 本実施例における制御動作の流れについて説明するフローチャートである。 モニタに表示される前眼部像の一例を示す図である。
3 装置本体
6 駆動部
24 フォーカシングレンズ
24a 駆動機構
31 参照ミラー
33 ポラライザ
34 駆動機構
50 参照ミラー駆動機構
70 制御部
90 前眼部撮影光学系
150 アライメント指標投光光学系
200 干渉光学系
300 観察光学系

Claims (1)

  1. 被検眼眼底からの測定光と参照光との干渉状態の検出により被検眼眼底の断層画像を取得するための干渉光学系を備える測定部と、
    前記測定部と被検眼との相対位置を検出する検出手段と、
    測定光と参照光の光路長差を調整するために前記干渉光学系に配置された光学部材を眼底断層像が取得されるように駆動させる光路長調整、前記干渉光学系に配置されたフォーカス用光学部材を被検眼眼底に対する合焦位置に駆動させるフォーカス調整、の少なくともいずれかを前記検出手段による検出結果に基づいて開始し、被検眼眼底に対する前記干渉光学系の調整を実行する制御手段と、
    前記測定部と被検眼との位置関係を相対的に調整する調整手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記光路長調整、前記フォーカス調整、の少なくともいずれかを開始した後、前記検出手段によって検出された検出結果に基づいて前記調整手段の駆動を制御して、被検眼に対して前記測定部が追尾するように、前記測定部と被検眼との相対的な位置関係を調整し、
    前記検出手段による被検眼に対する前記測定部の前後方向の距離情報に基づいて、前記光学部材を駆動させる光路長調整を実行することを特徴とする眼底撮影装置。
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