JP6004257B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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本発明は、複数共振化が可能なアンテナ装置に関する。
従来、通信機器において、アンテナの共振周波数を複共振化するためには、放射電極と誘電体ブロックとを備えたアンテナや、スイッチ,制御電圧源を用いたアンテナ装置が提案されている。
例えば、誘電体ブロックによる従来技術としては、特許文献1では、放射電極を樹脂成型体に形成し、さらに誘電体ブロックを接着剤で一体化することで高効率を得る複合アンテナが提案されている。
また、スイッチ,制御電圧源を用いた従来技術としては、特許文献2では、第1の放射電極と、第2の放射電極と、第1の放射電極の途中部と第2の放射電極の基端部との間に介設され第2の放射電極を第1の放射電極と電気的に接続又は切断させるためのスイッチと、を備えるアンテナ装置が提案されている。
特開2010−81000号公報 特開2010−166287号公報
しかしながら、上記従来の技術においても、以下の課題が残されている。
すなわち、特許文献1に記載のような誘電体ブロックによる技術では、放射電極を励振する誘電体ブロックを使用しており、機器毎に誘電体ブロック、放射電極パターン等の設計が必要になり、その設計条件によってアンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。また、放射電極が樹脂成型体の表面に形成されているため、樹脂成型体上に放射電極パターンを設計する必要があり、実装する通信機器やその用途に応じて、アンテナ設計、金型設計が必要になり、大幅なコストの増大を招いてしまう。さらに、誘電体ブロックと樹脂成型体とを接着剤で一体化するので、接着剤のQ値以外にも接着条件(接着剤の厚み、接着面積等)により、アンテナ性能が劣化したり、不安定要素が増加する不都合がある。
また、特許文献2に記載のようなスイッチ,制御電圧源を用いたアンテナ装置の場合、スイッチで共振周波数を切り替えを行うために、制御電圧源の構成やリアクタンス回路等が必要であり、アンテナ構成が機器毎に複雑化し、設計の自由度が無く、容易なアンテナ調整が困難であるという問題があった。
本発明は、前述の課題に鑑みてなされたもので、複共振化した各共振周波数のフレキシブルな調整が可能で、用途や機器毎に応じたアンテナ性能を安価かつ容易に確保できると共に小型化や薄型化が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係るアンテナ装置は、絶縁性の基板本体と、該基板本体の表面にそれぞれ金属箔でパターン形成されたグランドパターン、第1エレメント、第2エレメント及び第3エレメントとを備え、前記第1エレメントが、前記グランドパターンに近接した基端側に給電点が設けられていると共に途中に第1受動素子及び誘電体アンテナのアンテナ素子がこの順に接続されて一定方向に延在し、前記第2エレメントが、前記第1エレメントの基端側に基端が接続されていると共に途中に第2受動素子が接続されて前記第1エレメントに沿って延在し、前記第3エレメントが、前記第1エレメントの基端側に一端が接続されていると共に前記第1エレメントと逆方向に延在した部分を少なくとも有していることを特徴とする。
このアンテナ装置では、第1エレメント及び第2エレメントだけでなく第3エレメントを備えているので、少なくとも3つの共振周波数で複共振化を行うことが可能になる。特に、第3エレメントが、第1エレメントと反対方向に延びることで、第3エレメントを主として得られる共振周波数と、第1エレメントを主として得られる共振周波数との干渉を低減することができる。
第2の発明に係るアンテナ装置は、第1の発明において、前記第1エレメントが、基端から前記第1受動素子まで前記一定方向に延在した第1延在部と、前記第1受動素子から前記アンテナ素子を途中に配して前記第1延在部の延在方向に延在する第2延在部と、該第2延在部の先端から前記第2エレメント側に向けて延在する第3延在部と、該第3延在部の先端から前記第2延在部と前記第2エレメントとの間であって前記第2延在部に沿って延在し先端が前記第2延在部の基端側又は前記第1延在部に接続された第4延在部とを有していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、内外に浮遊容量を効果的に発生可能な環状の装荷パターン(以下、開口ローディング部という)を第1エレメントの開放端部分に構成することで、高インピーダンスとなるアンテナ素子が開放端となる場合に比べ、周囲の人体や周辺部品の影響を抑制してアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
なお、具体的な浮遊容量としては、第4延在部と第2エレメントとの間の浮遊容量と、第4延在部とグランドパターンとの間の浮遊容量と、装荷パターンの内部(第2延在部と第4延在部との間)の浮遊容量と、アンテナ素子とグランドとの間の浮遊容量とを発生させることができ、少なくとも第1エレメントを主として得られる共振周波数と第2エレメントを主として得られる共振周波数との各共振周波数において高い調整自由度を得ることができると共に、アンテナ性能と人体や周辺部品の影響の低減との両立を図ることができる。
したがって、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子のアンテナ素子を有する上記装荷パターンによる内外の複合的な浮遊容量を効果的に利用することで、複共振化させることができ、人体や周辺部品の影響を低減することも可能になる。
さらに、アンテナ素子および受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた複共振化が可能なアンテナ装置を得ることができる。このように、アンテナ構成上、各共振周波数をフレキシブルに調整できるため、共振周波数の入れ替えが可能になり、用途や機器に応じて受動素子等による調整箇所を変更可能になっている。
また、基板本体の平面内で設計が可能であり、従来の誘電体ブロックや樹脂成型体等を使用する場合に比べて薄型化が可能であると共に、誘電体アンテナであるアンテナ素子の選択によって、小型化および高性能化が可能になる。また、金型、設計変更等によるコストが必要なく、低コストを実現することができる。
第3の発明に係るアンテナ装置は、第2の発明のいずれかにおいて、前記第3エレメントが、前記第1エレメントと逆方向に延在した部分である第5延在部と、前記第5延在部の先端に接続され前記一定方向に直交する方向かつ前記第2エレメント側に延在する第6延在部を有していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第3エレメントが、第5延在部の先端に接続され前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント側に延在する第6延在部を有しているので、基板本体上のアンテナ占有領域が狭く、第3エレメントを第5延在部の延在方向に長く延ばすことが困難な場合でも、第6延在部で方向を変えて延在させることで、アンテナ性能(放射効率、帯域幅)を向上させることができる。
第4の発明に係るアンテナ装置は、第2又は第3の発明において、前記基板本体の表面に金属箔でパターン形成された第4エレメントを備え、前記第4エレメントが、前記第1延在部の途中から前記一定方向に直交する方向かつ前記第2エレメント側に延在していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第4エレメントが、第1延在部の途中から前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント側に延在しているので、第4エレメントを主とした共振周波数が得られ、第1〜第4エレメントにより4つの複共振化が可能になる。なお、第4エレメントを幅広部とすることで、帯域幅を広くすることが可能になる。
第5の発明に係るアンテナ装置は、第3の発明において、前記グランドパターンが、前記第6延在部の先端よりも前記第5延在部の基端側に配されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、グランドパターンが、第6延在部の先端よりも第5延在部の基端側に配されているので、グランドパターンと第6延在部の先端との距離が長くなり、グランドパターンの影響を低減することができる。なお、第4エレメントを設けた場合には、グランドパターンと第4エレメントの先端との距離も長くなり、第4エレメントにおいてもグランドパターンの影響を低減することができる。
第6の発明に係るアンテナ装置は、第4の発明において、前記第1延在部が、前記第4エレメントと前記グランドパターンとの間に前記第4エレメントに沿って突出した干渉コントロール部を有していることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1延在部が、第4エレメントとグランドパターンとの間に第4エレメントに沿って突出した干渉コントロール部を有しているので、第4エレメントと干渉コントロール部との間に浮遊容量が発生し、人体や周辺部品の影響を低減することが可能になる。また、第3エレメントが第6延在部を有する場合には、また、第4エレメントと第6延在部との間に介在する浮遊容量が、給電点近傍にあるために、第4エレメント側と第6延在部E側とが直接干渉する場合に比べて、影響を低減することが可能になる。
第7の発明に係るアンテナ装置は、第2から第6の発明のいずれかにおいて、前記第4延在部が、前記第2延在部の基端側に接続されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第4延在部が、第2延在部の基端側に接続されているので、第1延在部と、第2〜第4延在部で構成される環状の装荷パターンとが、第1受動素子を介して分離され、装荷パターンから第1延在部への高周波電流の戻りを抑制することで周波数の調整がし易くなる。
第8の発明に係るアンテナ装置は、第2から第7の発明のいずれかにおいて、前記第1延在部に、前記第2延在部の基端部と対向配置された切り欠き部が形成されていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、第1延在部に、第2延在部の基端部と対向配置された切り欠き部が形成されているので、切り欠き部と第2延在部との間に切り欠き部の抜き面積に応じて浮遊容量が発生し、切り欠き部が容量コントロール部として機能する。この切り欠き部の容量コントロール部により、第4エレメント側と第1エレメント側との干渉を抑制することができる。
第9の発明に係るアンテナ装置は、第1から第8の発明のいずれかにおいて、前記グランドパターンに電気的に接続されたメイングランド部が表面に金属箔でパターン形成されたメイン基板を備えていることを特徴とする。
すなわち、このアンテナ装置では、グランドパターンに電気的に接続されたメイングランド部が表面に金属箔でパターン形成されたメイン基板を備えているので、メイン基板のメイングランド部側に高周波回路等を設けることができ、基板本体を小型化することができる。また、メイン基板の上方などに基板本体を設置することも可能になって、機器の筐体内における設置自由度が向上する。さらに、実装する筐体の配置条件にフレキシブルに対応するために、メイン基板とは別に、基板本体にフレキシブル基板等を採用することも可能になる。また、基板本体とメイン基板との間に高誘電率材やゴム材からなるスペーサを挿入することも可能になり、導体パターン(各エレメント)の小型化効果や衝撃吸収効果を得ることができる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
本発明のアンテナ装置によれば、第3エレメントが、第1エレメントと反対方向に延びることで、第3エレメントを主として得られる共振周波数と、第1エレメントを主として得られる共振周波数との干渉を低減することができる。また、内外に浮遊容量を効果的に発生可能な環状の装荷パターンを第1エレメントの開放端部分に構成することで、高いアンテナ性能で複共振化させることができると共に、人体や周辺部品の影響を低減することも可能になる。
さらに、アンテナ素子及び受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた複共振化が可能になると共に、小型化および高性能化が可能になる。
したがって、本発明のアンテナ装置は、多様な用途や機器に対応した複共振化が容易に可能になると共に、省スペース化を図ることができる。
本発明に係るアンテナ装置の一実施形態において、各エレメントの位置関係を示す平面図である。 本実施形態において、アンテナ装置で生じる浮遊容量を示す配線図である。 本実施形態において、アンテナ素子を示す斜視図(a)、平面図(b)、正面図(c)および底面図(d)である。 本実施形態において、アンテナ装置を示す簡略的な断面図である。 本実施形態において、自由空間状態と人体装着状態とにおける4共振化した際のVSWR特性(電圧定在波比)を示すグラフである。 本実施形態において、アンテナ装置の放射パターンを示すグラフである。
以下、本発明に係るアンテナ装置の一実施形態を、図1から図6を参照しながら説明する。
本実施形態におけるアンテナ装置1は、図1及び図2に示すように、絶縁性の基板本体2と、該基板本体2の表面にそれぞれ銅箔等の金属箔でパターン形成されたグランドパターンGND、第1エレメント3、第2エレメント4、第3エレメント5及び第4エレメント6とを備えている。
また、このアンテナ装置1は、図4に示すように、グランドパターンGNDに接続配線11により電気的に接続されたメイングランド部G2が表面に銅箔等の金属箔でパターン形成されたメイン基板2Bを備えている。
上記基板本体2は、略長板状であり、メイン基板2Bの上方に設置されており、基板本体2とメイン基板2Bとの間には、ABS等の一般的な樹脂で形成された絶縁性スペーサSが挿入されている。なお、メイングランド部G2は、基板本体2の直下にも設けられている。
上記第1エレメント3は、グランドパターンGNDに近接した基端側に給電点FPが設けられていると共に途中に2つの第1受動素子P1a,P1b及び誘電体アンテナのアンテナ素子ATがこの順に接続されて一定方向に延在している。ここで、前記一定方向は、基板本体2の延在方向である。なお、2つの第1受動素子P1a,P1bは、ランド部を介して直列に接続されている。
上記第2エレメント4は、第1エレメント3の基端側に基端が接続されていると共に途中に第2受動素子P2が接続されて第1エレメント3に沿って延在している。
上記第1エレメント3は、基端から第1受動素子P1a,P1bまで前記一定方向に延在した第1延在部E1と、第1受動素子P1a,P1bからアンテナ素子ATを途中に配して第1延在部E1の延在方向に延在する第2延在部E2と、該第2延在部E2の先端から第2エレメント4側に向けて延在する第3延在部E3と、該第3延在部E3の先端から第2延在部E2と第2エレメント4との間であって第2延在部E2に沿って延在し先端が第2延在部E2の基端側に接続された第4延在部E4とを有している。
すなわち、環状に接続される第2〜第4延在部E2〜E4により、内外に浮遊容量を効果的に発生可能な装荷パターンが、第1エレメント3の開放端部分に構成されている。
上記第1延在部E1は、給電点FPとなる基端から第1受動素子P1bが接続される先端まで前記一定方向(基板本体2の延在方向)に幅広な略帯状に延在している。
なお、第1延在部E1の基端側の部分(切り欠き部E1aより基端側)は、部分的にみれば前記一定方向に直交する方向に延在しており、第1エレメント3及び第2エレメント4に対しては直交する方向となっている。また、第3エレメント5、及び第4エレメント6に対しては逆方向になるように配置されており、給電点FP近傍に配置されていることから、第1〜4の各エレメントに対して、干渉することなく、全体的な占有面積を広げることができ、アンテナ性能(広帯域化等)を改善することができる。
また、第1延在部E1と第2延在部E2から第4延在部E4までの装荷パターンとは、第1受動素子P1a,P1bを介して電気的に接続されているが、パターンとしては、第1受動素子P1a,P1bにより分離されている。
なお、第3延在部E3は、第2延在部E2及び第4延在部E4の延在方向に直交する方向に延在し、第2延在部E2及び第4延在部E4は、第3延在部E3より長く設定されている。
上記第2エレメント4は、装荷パターンよりも幅広に設けられた第1延在部E1の先端の角部から装荷パターンと同一方向に延在している。
上記第3エレメント5は、第1エレメント3の基端側に一端が接続されていると共に第1エレメント3と逆方向に延在した第5延在部E5と、該第5延在部E5の先端に接続され前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント4側に延在する第6延在部E6とを有している。
上記第4エレメント6は、第1延在部E1の途中から前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント4側に延在しており、第2エレメント4の線幅よりも幅広な幅広部とされている。
上記グランドパターンGNDは、第6延在部E6の先端よりも第5延在部E5の基端側に配されている。このグランドパターンGNDは、メイングランド部G2に接続されており、矩形状にパターン形成されている。
上記第1延在部E1は、第2延在部E2よりも幅広に形成され、第2延在部E2側に第2延在部E2の基端部と対向配置された切り欠き部E1aが形成されている。
また、第1延在部E1は、第4エレメント6とグランドパターンGNDとの間に第4エレメント6に沿って突出した干渉コントロール部E1bを有している。
すなわち、第6延在部E6と第4エレメント6と干渉コントロール部E1bとは、互いに同一方向に向けて延在している。
上記第6延在部E6と前記第4エレメント6とは、互いに間隔を空けて同方向に延在しており、互いの間に延在する第5延在部E5には、矩形状の凹部E5aが形成されている。そして、該凹部E5a内に、グランドパターンGNDが配されている。
上記基板本体2及びメイン基板2Bは、一般的なプリント基板であって、本実施形態では、ガラスエポキシ樹脂等からなるプリント基板を採用している。
上記給電点FPは、メイン基板2Bのメイングランド部G2に設けられた高周波回路(図示略)に接続される。
上記アンテナ素子ATは、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子であって、例えば図3に示すように、セラミックス等の誘電体21の表面にAg等の導体パターン22が形成されたチップアンテナである。このアンテナ素子ATは、共振周波数等の設定に応じて、その長さ、幅、導体パターン22等が互い異なる素子を選択しても構わないと共に、同じ素子を選択しても構わない。
上記各エレメントは、互いの間の浮遊容量と、グランドパターンGND又はメイングランド部G2との間の浮遊容量とを発生可能に、互いに間隔を空けて延在している。
すなわち、図2に示すように、第4延在部E4と第2エレメント4との間の浮遊容量Caと、第4延在部E4とグランドパターンGNDとの間の浮遊容量Cbと、装荷パターンの内部(第2延在部E2と第4延在部E4との間)の浮遊容量Ccと、アンテナ素子ATとメイングランド部G2との間の浮遊容量Cdと、切り欠き部E1a(容量コントロール部)と第2延在部E2との間の浮遊容量Ce、第1延在部E1とグランドパターンGNDとの間の浮遊容量Cfと、第1延在部E1とメイングランド部G2との間の浮遊容量Cgと、第4エレメント6とメイングランド部G2との間の浮遊容量Chと、第4エレメント6と干渉コントロール部E1bとの間の浮遊容量Ciと、第5延在部E5とメイングランド部G2との間の浮遊容量Cjと、第6延在部E6とグランドパターンGNDとの間の浮遊容量Ckと、第6延在部E6とメイングランド部G2との間の浮遊容量Cmとが発生可能である。
上記第1受動素子P1a,P1b、第2受動素子P2及び第3受動素子P3は、例えばジャンパー線、インダクタ、コンデンサまたは抵抗が採用される。
次に、本実施形態のアンテナ装置における各共振周波数について、図1及び図5を参照して説明する。
本実施形態のアンテナ装置1では、図5に示すように、第1の共振周波数f1、第2の共振周波数f2、第3の共振周波数f3及び第4の共振周波数f4の4つに複共振化される。
上記第1の共振周波数f1は、4つの共振周波数の中で低い周波数帯のものであり、主に第1エレメント3(第1延在部E1及び装荷パターンとなる第2〜第4延在部E2〜E4)と浮遊容量とで決定される。また、上記第2の共振周波数f2は、4つの共振周波数の中で中間の周波数帯のものであり、主に第2エレメント4と第2受動素子P2と浮遊容量とで決定される。また、上記第3の共振周波数f3は、4つの共振周波数の中で第2の共振周波数f2と異なる中間の周波数帯のものであり、主に第4エレメント6と浮遊容量とで決定される。さらに、上記第4の共振周波数f4は、4つの共振周波数の中で高い周波数帯のものであり、主に第3エレメント5と浮遊容量とで決定される。
また、各共振周波数に対して、第3受動素子P3を用いて、グランドパターンGND側に流れる高周波電流の流れをコントロールすることで、最終的なインピーダンス調整を行う。
以下、これら共振周波数について、より詳しく説明する。
「第1の共振周波数f1について」
上記第1の共振周波数f1の周波数は、装荷パターン(第2〜第4延在部E2〜E4、アンテナ素子AT、第1受動素子P1a,P1b)、第1延在部E1及び浮遊容量Ca,Cb,Cc,Cd,Ce,Cf,Cgにより設定および調整することができる。
また、第1の共振周波数f1のインピーダンス調整は、浮遊容量Ca,Cb,Cc,Cd,Ce,Cf,Cgの各浮遊容量の設定で行うことができる。
さらに、最終的な周波数調整は、第1受動素子P1a,P1bの選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
また、最終的なインピーダンス調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「アンテナ素子AT」と「各エレメント長」と「受動素子」と「各浮遊容量」とにより、共振周波数、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第1の共振周波数f1は、主に図1中の破線A1の部分で調整される。
「第2の共振周波数f2について」
上記第2の共振周波数f2の周波数は、第2エレメント4と、第1延在部E1と、浮遊容量Ca,Cb,Ce,Cf,Cgとにより設定および調整することができる。
また、第2の共振周波数f2のインピーダンス調整は、浮遊容量Ca,Cb,Ce,Cf,Cgの各浮遊容量の設定で行うことができる。
さらに、最終的な周波数調整は、第2受動素子P2の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
また、最終的なインピーダンス調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「各配線パターン」と「受動素子」と「各浮遊容量」とにより、共振周波数、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第2の共振周波数f2は、主に図1中の一点鎖線A2の部分で調整される。
「第3の共振周波数f3について」
上記第3の共振周波数f3の周波数は、第4エレメント6と、第1延在部E1と、浮遊容量Cf,Cg,Ch,Ciとにより設定および調整することができる。
また、第3の共振周波数f3のインピーダンス調整は、浮遊容量Cf,Cg,Ch,Ciの各浮遊容量の設定で行うことができる。
また、最終的なインピーダンス調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「各配線パターン」と「受動素子」と「各浮遊容量」とにより、共振周波数、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第3の共振周波数f3は、主に図1中の二点鎖線A3の部分で調整される。
「第4の共振周波数f4について」
上記第4の共振周波数f4の周波数は、第3エレメント5と、第1延在部E1と、浮遊容量Cf,Cj,Ck,Cmとにより設定および調整することができる。
また、第4の共振周波数f4のインピーダンス調整は、浮遊容量Cf,Cj,Ck,Cmの各浮遊容量の設定で行うことができる。
また、最終的なインピーダンス調整は、第3受動素子P3の選択によりフレキシブルに行うことが可能である。
このように「各配線パターン」と「受動素子」と「各浮遊容量」とにより、共振周波数、インピーダンスをフレキシブルに調整可能である。すなわち、第4の共振周波数f4は、主に図1中の点線A4の部分で調整される。
次に、装荷パターンの部分について説明する。
上記装荷パターンは、第1延在部E1の先端側に設けられ第2延在部E2〜第4延在部E4によってアンテナ素子ATを含んでループ状に構成されて、第1エレメント3の開放端部分に複合容量を装荷する形で設計されている開口ローディン部である。なお、装荷パターン部における複合容量イメージを、図2に示す。
なお、第1延在部E1の先端側にアンテナ素子ATによるローディング部のみが接続されている場合、開放端部分が高インピーダンスとなり、人体及び周辺部品の影響を受け易くなり、設計条件によってはアンテナ性能が十分に確保できない場合がある。これに対して、本実施形態のようにアンテナ素子ATを含んだ開口パターン構造を、第1延在部E1の先端側に接続すると、開放端であるが、インピーダンスの低下を最小限に抑制すると共に、開口ローディング部(装荷パターン)内の浮遊容量により、人体及び周辺部品の影響を抑制することが可能になる。
第4延在部E4は、第2エレメント4との間に浮遊容量Caを発生可能に配置され、第2エレメント4による第4の共振周波数f4に対しても複合容量を装荷する形とすることが望ましい。
また、アンテナ性能と人体や周辺部品の影響低減とを両立させるためには、上記装荷パターンの部分の面積は大きいほど良い。なお、同じ面積であれば、第2延在部E2及び第4延在部E4の長さは、第3延在部E3の長さより長く設定することが望ましい。
次に、切り欠き部E1aによる容量コントロール部について説明する。
第1延在部E1の先端側(第1受動素子P1bの近傍)に切り欠き部E1aを形成することで、第2延在部E2の基端側と切り欠き部E1aとの間で抜き面積に応じた容量コントロール部を設けることができる。
本実施形態の場合、第4の共振周波数f4を設計する第3エレメント5との干渉を抑制するために、切り欠き部E1aを形成して容量コントロール部を設け、第1延在部E1を形成している。
なお、切り欠き部E1aによる容量コントロール部の抜き面積は、少ないほど(間隔が狭いほど)容量が大きくなり、第1の共振周波数f1の帯域幅等のアンテナ性能が向上する。
次に、干渉コントロール部E1bについて説明する。
干渉コントロール部E1bは、給電点FP近傍であって第1延在部E1の第4エレメント6側に突出して形成されている。
第3の共振周波数f3は幅広部の第4エレメント6で主に設計されるが、第4の共振周波数f4も、第4エレメント6と同方向に延在する第6延在部E6を有する第3エレメント5で主に設計される。このため、第4エレメント6と第6延在部E6とが互いに距離によっては干渉してしまい、アンテナ性能が劣化する傾向がある。
そこで、本実施形態では、第4エレメント6の近傍に干渉コントロール部E1bを設け、第4エレメント6との浮遊容量Ciを発生させている。これにより、第4エレメント6と第6延在部E6との間に浮遊容量Ciが介在し、それが給電点FP近傍にあるため、直接干渉する場合に比べて影響を低下させることができる。
なお、干渉コントロール部E1bは、突出量が長いほど、第4エレメント6との浮遊容量Ciを発生し易くなる。また、浮遊容量Ciにより、人体や周辺部品の影響を低減することも可能になる。
このように本実施形態のアンテナ装置1では、第1エレメント3及び第2エレメント4だけでなく第3エレメント5を備えているので、少なくとも3つの共振周波数で複共振化を行うことが可能になる。特に、第3エレメント5が、第1エレメント3と反対方向に延びることで、第3エレメント5を主として得られる共振周波数と、第1エレメント3を主として得られる共振周波数との干渉を低減することができる。
また、内外に浮遊容量を効果的に発生可能な環状の装荷パターンを第1エレメント3の開放端部分に構成することで、高インピーダンスとなるアンテナ素子ATが開放端となる場合に比べ、周囲の人体や周辺部品の影響を抑制してアンテナ性能の劣化を防ぐことができる。
また、第4延在部E4と第2エレメント4との間の浮遊容量と、第4延在部E4とグランドパターンGNDとの間の浮遊容量と、装荷パターンの内部(第2延在部E2と第4延在部E4との間)の浮遊容量と、アンテナ素子ATとメイングランド部G2との間の浮遊容量とを発生させることができ、少なくとも第1エレメント3を主として得られる共振周波数と第2エレメント4を主として得られる共振周波数との各共振周波数において高い調整自由度を得ることができると共に、アンテナ性能と人体や周辺部品の影響の低減との両立を図ることができる。
したがって、所望の共振周波数に自己共振しないローディング素子のアンテナ素子ATを有する上記装荷パターンによる内外の複合的な浮遊容量を効果的に利用することで、複共振化させることができ、人体や周辺部品の影響を低減することも可能になる。
さらに、アンテナ素子ATおよび受動素子の選択によって、各共振周波数をフレキシブルに調整可能であり、設計条件に応じた複共振化が可能なアンテナ装置を得ることができる。このように、アンテナ構成上、各共振周波数をフレキシブルに調整できるため、共振周波数の入れ替えが可能になり、用途や機器に応じて受動素子等による調整箇所を変更可能になっている。
また、基板本体2の平面内で設計が可能であり、従来の誘電体ブロックや樹脂成型体等を使用する場合に比べて薄型化が可能であると共に、誘電体アンテナであるアンテナ素子ATの選択によって、小型化および高性能化が可能になる。また、金型、設計変更等によるコストが必要なく、低コストを実現することができる。
また、第3エレメント5が、第5延在部E5の先端に接続され前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント4側に延在する第6延在部E6を有しているので、基板本体2上のアンテナ占有領域が狭く、第3エレメント5を第5延在部E5の延在方向に長く延ばすことが困難な場合でも、第6延在部E6で方向を変えて延在させることで、アンテナ性能(放射効率、帯域幅)を向上させることができる。
また、第4エレメント6が、第1延在部E1の途中から前記一定方向に直交する方向かつ第2エレメント4側に延在しているので、第4エレメント6を主とした共振周波数が得られ、第1〜第4エレメント3〜6により4つの複共振化が可能になる。また、第4エレメント6が第2エレメント4の線幅よりも幅広な幅広部とされているので、帯域幅を広くすることが可能になる。
また、グランドパターンGNDが、第6延在部E6の先端よりも第5延在部E5の基端側に配されているので、グランドパターンGNDと第6延在部E6の先端との距離が長くなり、グランドパターンGNDの影響を低減することができる。なお、グランドパターンGNDと第4エレメント6の先端との距離も長くなり、第4エレメント6においてもグランドパターンGNDの影響を低減することができる。
また、第1延在部E1が、第4エレメント6とグランドパターンGNDとの間に第4エレメント6に沿って突出した干渉コントロール部E1bを有しているので、第4エレメント6と干渉コントロール部E1bとの間に浮遊容量Ciが発生し、人体や周辺部品の影響を低減することが可能になる。また、第4エレメント6と第6延在部E6との間に介在する浮遊容量Ciが、給電点FP近傍にあるために、第4エレメント6側と第6延在部E6側とが直接干渉する場合に比べて、影響を低減することが可能になる。
また、第4延在部E4が、第2延在部E2の基端側に接続されているので、第1延在部E1と、第2〜第4延在部E2〜E4で構成される環状の装荷パターンとが、第1受動素子P1a,P1bを介して分離され、装荷パターンから第1延在部E1への高周波電流の戻りを抑制することで周波数の調整がし易くなる。
また、第1延在部E1に、第2延在部E2の基端部と対向配置された切り欠き部E1aが形成されているので、切り欠き部E1aと第2延在部E2との間に切り欠き部E1aの抜き面積に応じて浮遊容量が発生し、切り欠き部E1aが容量コントロール部として機能する。この切り欠き部E1aの容量コントロール部により、第4エレメント6側と第1エレメント3側との干渉を抑制することができる。
さらに、グランドパターンGNDに電気的に接続されたメイングランド部G2が表面に金属箔でパターン形成されたメイン基板2Bを備えているので、メイン基板2Bのメイングランド部G2側に高周波回路等を設けることができ、基板本体2を小型化することができる。また、メイン基板2Bの上方などに基板本体2を設置することも可能になって、機器の筐体内における設置自由度が向上する。さらに、実装する筐体の配置条件にフレキシブルに対応するために、メイン基板2Bとは別に、基板本体2にフレキシブル基板等を採用することも可能になる。また、基板本体2とメイン基板2Bとの間に高誘電率材やゴム材からなるスペーサSを挿入することも可能になり、導体パターン(各エレメント)の小型化効果や衝撃吸収効果を得ることができる。
次に、本実施形態のアンテナ装置を実際に作製した実施例について、VSWR特性(電圧定在波比)を測定した結果と、各共振周波数での放射パターンについて測定した結果とを、図5及び図6を参照して説明する。
まず、周囲に人体や周辺部品が無い自由空間状態とした場合と、人体と同じ塩分濃度の生理食塩水を入れたペットボトルに密着させて仮想的に人体装着状態とした場合とについて、VSWR特性(電圧定在波比)を測定した結果を、図5に示す。
なお、図5の測定においては、第1受動素子P1aとして、L=2.7nHのインダクタを用い、第1受動素子P1bとして、L=8.2nHのインダクタを用いた。また、第2受動素子P2として、L=2.7nHのインダクタを用いた。さらに、第3受動素子P3として、C=15pFのコンデンサを用いた。
この測定結果からわかるように、自由空間状態で得られている第1〜第4の共振周波数f1〜f4が、人体装着状態とした場合でも、共振周波数の変化が小さく、変動が抑制されていることがわかる。
代表的に、900MHz帯域の第1の共振周波数f1と、1800MHz帯域の第2の共振周波数f2との場合について下記に示す。
・第1の共振周波数f1
<自由空間状態>
共振周波数:873.1MHz(VSWR=1.4)
<人体装着状態>
共振周波数:789.1MHz(VSWR=1.60)
・第2の共振周波数f2
<自由空間状態>
共振周波数:1778.1MHz(VSWR=1.90)
<人体装着状態>
共振周波数:1640.1MHz(VSWR=1.60)
次に、上記実施例のアンテナ装置について、第1の共振周波数f1及び第2の共振周波数f2での放射パターンについて測定した結果を、図6に示す。
なお、アンテナ素子ATの延在方向(第2延在部E2の延在方向)をY方向とし、第2延在部E2から第4延在部E4へ向かう第3延在部E3の延在方向をX方向とし、基板本体2表面に対する垂直方向をZ方向とした。この際のYZ面及びZX面に対する垂直偏波、水平偏波及び電力利得を測定した。また、この放射パターン測定は、上記自由空間状態で行った。
なお、YZ面における第1の共振周波数f1の平均電力利得は、−3.5dBiであり、第2の共振周波数f2の平均電力利得は、−7.4dBiであった。また、ZX面における第1の共振周波数f1の平均電力利得は、−5.2dBiであり、第2の共振周波数f2の平均電力利得は、−4.0dBiであった。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
例えば、上記実施形態では、基板本体とは別にメイン基板を設けた構成としたが、1つのメイン基板に全てのエレメントとグランドパターンとを設けたアンテナ装置としても構わない。
また、上記実施形態では、第1エレメントのみにアンテナ素子を設けているが、第2エレメントや第3エレメントにアンテナ素子を設けて各エレメントの短縮化を行い、装置全体の小型化を図っても構わない。
1…アンテナ装置、2…基板本体、2B…メイン基板、3…第1エレメント、4…第2エレメント、5…第3エレメント、6…第4エレメント、AT…アンテナ素子、E1…第1延在部、E1a…切り欠き部、E1b…干渉コントロール部、E2…第2延在部、E3…第3延在部、E4…第4延在部、E5…第5延在部、E6…第6延在部、GND…グランドパターン、G2…メイングランド部、P1a,P1b…第1受動素子、P2…第2受動素子、P3…第3受動素子、FP…給電点

Claims (8)

  1. 絶縁性の基板本体と、
    該基板本体の表面にそれぞパターン形成された金属膜のグランドパターン、第1エレメント、第2エレメント及び第3エレメントとを備え、
    前記第1エレメントが、前記グランドパターンに近接した基端側に給電点が設けられていると共に途中に第1受動素子及び誘電体アンテナのアンテナ素子がこの順に接続されて一定方向に延在し、
    前記第2エレメントが、前記第1エレメントの基端側に基端が接続されていると共に途中に第2受動素子が接続されて前記第1エレメントに沿って延在し、
    前記第3エレメントが、前記第1エレメントの基端側に一端が接続されていると共に前記第1エレメントと逆方向に延在した部分を少なくとも有し
    前記第1エレメントが、基端から前記第1受動素子まで前記一定方向に延在した第1延在部と、前記第1受動素子から前記アンテナ素子を途中に配して前記第1延在部の延在方向に延在する第2延在部と、該第2延在部の先端から前記第2エレメント側に向けて延在する第3延在部と、該第3延在部の先端から前記第2延在部と前記第2エレメントとの間であって前記第2延在部に沿って延在し先端が前記第2延在部の基端側又は前記第1延在部に接続された第4延在部とを有していることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 請求項に記載のアンテナ装置において、
    前記第3エレメントが、前記第1エレメントと逆方向に延在した部分である第5延在部と、
    前記第5延在部の先端に接続され前記一定方向に直交する方向かつ前記第2エレメント側に延在する第6延在部を有していることを特徴とするアンテナ装置。
  3. 請求項1又は2に記載のアンテナ装置において、
    前記基板本体の表面パターン形成された金属膜の第4エレメントを備え、
    前記第4エレメントが、前記第1延在部の途中から前記一定方向に直交する方向かつ前記第2エレメント側に延在していることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項に記載のアンテナ装置において、
    前記グランドパターンが、前記第6延在部の先端よりも前記第5延在部の基端側に配されていることを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項に記載のアンテナ装置において、
    前記第1延在部が、前記第4エレメントと前記グランドパターンとの間に前記第4エレメントに沿って突出した干渉コントロール部を有していることを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記第4延在部が、前記第2延在部の基端側に接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記第1延在部に、前記第2延在部の基端部と対向配置された切り欠き部が形成されていることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載のアンテナ装置において、
    前記グランドパターンに電気的に接続された金属膜のメイングランド部が表面パターン形成されたメイン基板を備えていることを特徴とするアンテナ装置。
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