JP6003811B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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    • H01Q3/2694Time delay steered arrays using also variable phase-shifters

Description

本発明は、アンテナ装置に関する。
従来のアンテナ装置として、例えば回転形移相器と所定の長さの移相量調整用伝送線路とを組み合わせ、チルト角の変更を回転形移相器の回転角の調整によって行うものがある。このアンテナ装置は、入力端子に入力された励振電力を電力分配器で分配し、この分配された電力を回転形移相器に入力し、回転形移相器の出力を移相調整用伝送線路に入力して、移相調整用伝送線路の出力を給電線路を介してアンテナ素子に給電する構成を有している(例えば、特許文献1参照)。
特許第3231985号公報
しかし、従来のアンテナ装置は、給電線路として中心導体と外部導体を誘電体で絶縁する同軸ケーブルを用いるため、この同軸ケーブルにおける誘電体損失を無視することができず、アンテナ装置の高効率化には限界があった。また、電力分配器、移相調整用伝送線路、及び給電線路の線路構造が相違しているため、それらの接続部においても無視できない損失が発生する場合があった。またさらに、電力分配器、回転形移相器、及びアンテナ素子がそれぞれ別個に配置されるため、装置全体の設置スペースが大型化していた。
そこで、本発明は、アンテナ素子に電力を供給する給電線路の誘電体損失を低く抑えることができ、かつ小型化が可能なアンテナ装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、互いに平行な一対の外部導体の間に中心導体を配置して構成された複数のトリプレート線路と、前記複数のトリプレート線路によって分配された高周波信号を送信可能な複数のアンテナ素子とを備え、前記複数のトリプレート線路は、それぞれの前記中心導体同士が交差して接続されるように所定の角度をもって互いに非平行に配置された第1及び第2のトリプレート線路を含前記複数のトリプレート線路は、前記第1のトリプレート線路に対して非平行に配置された第3のトリプレート線路をさらに含み、前記第1のトリプレート線路の前記中心導体と前記第3のトリプレート線路の前記中心導体とが交差して接続され、前記第2のトリプレート線路及び前記第3のトリプレート線路は、前記第1のトリプレート線路の前記一対の外部導体のうち、一方の外部導体側に配置されている、アンテナ装置を提供する。
本発明に係るアンテナ装置によれば、アンテナ素子に電力を供給する給電線路の誘電体損失を低く抑えることができ、かつ小型化が可能となる。
本実施の形態に係る周波数共用アンテナ装置の構成例を示し、(a)は、第1の高周波信号の分配及び送信を行うための第1の送信部の構成例を、(b)は、第1の高周波信号とは異なる第2の高周波信号の分配及び送信を行うための第2の送信部の構成例を、それぞれ概念的に示すブロック図である。 第1及び第2の送信部が収容されるレドームの外観を示す斜視図である。 レドームの内部に配置された複数のトリプレート線路と、これら複数のトリプレート線路によって分配された高周波信号を送信可能なアンテナ素子とを、レドームの軸方向から見た正面図である。 複数のトリプレート線路の一部、及びアンテナ素子の図示を省略して示すレドーム22の内部の構成を示す斜視図である。 レドーム内において、第1のトリプレート線路の第1グランド板上に配置された複数の第1及び第2アンテナ素子を示す平面図である。 第1グランド板上に配置された複数の第1及び第2アンテナ素子を示す斜視図である。 第2のトリプレート線路の水平偏波用トリプレート線路における中心導体等を示す斜視図である。 図7の一部を拡大して示す拡大図である。 図8のB−B線断面における誘電体挿入型移相器の構成を示す断面図である。 第3のトリプレート線路の水平偏波用トリプレート線路における中心導体等を示す斜視図である。 第1のトリプレート線路のプリント基板の一部を示す平面図である。 第2のトリプレート線路における被支持部の支持構造を示し、(a)は断面図、(b)は中心導体の平面図である。 変形例に係る周波数共用アンテナ装置の構成例を示し、(a)は、第1の高周波信号の分配及び送信を行うための第1の送信部の構成の変形例を、(b)は、第2の高周波信号の分配及び送信を行うための第2の送信部の構成の変形例を、それぞれ概念的に示すブロック図である。
以下、本発明のアンテナ装置の一態様としての周波数共用アンテナ装置を、図1乃至図12を参照して説明する。なお、以下の説明では、周波数共用アンテナ装置を高周波信号の送信に用いる場合について説明するが、この周波数共用アンテナ装置を受信のために用いることも可能である。
図1は、本実施の形態に係る周波数共用アンテナ装置1の構成例を示し、(a)は、第1の高周波信号の分配及び送信を行うための第1の送信部1Aの構成例を、(b)は、第1の高周波信号とは異なる第2の高周波信号の分配及び送信を行うための第2の送信部1Bの構成例を、それぞれ概念的に示すブロック図である。
この周波数共用アンテナ装置1は、例えば携帯電話基地局に用いられる。第1の送信部1Aは、例えば1.5〜2GHz帯(1.5GHz帯、1.7GHz帯、又は2GHz帯)の第1の高周波信号が入力される第1の高周波信号送受信端子10aと、第1の高周波信号送受信端子10aに入力された高周波信号を分配する第1乃至第4分配線路10A〜13Aと、第1乃至第4分配線路10A〜14Aに設けられた誘電体挿入型移相器11a,12aと、14個の第1アンテナ素子14aからなるアンテナ素子アレイ14Aとを有する。
第1分配線路10Aは、第1の高周波信号送受信端子10aに入力された高周波信号を二分配し、2つの第2分配線路11Aに分配する。第1分配線路10Aと第2分配線路11Aとの境界部には、それぞれ誘電体挿入型移相器11aが設けられている。それぞれの第2分配線路11Aは、誘電体挿入型移相器11aを介して第1分配線路10Aによって分配された高周波信号をさらに二分配する。第2分配線路11Aによって二分配された高周波信号の一部は、誘電体挿入型移相器12aを介して第3分配線路12Aに伝搬し、さらに第4分配線路13Aにおいて二分配されて第1アンテナ素子14aに供給される。また、第2分配線路11Aによって二分配された高周波信号の他の一部は、誘電体挿入型移相器12aを介することなく第4分配線路13Aに伝搬し、第4分配線路13Aにおいて二分配されて第1アンテナ素子14aに供給される。
第2の送信部1Bは、例えば700〜800MHz帯である第2の高周波信号を送信する。第2の送信部1Bは、第2の高周波信号が入力される第2の高周波信号送受信端子10bと、第2の高周波信号送受信端子10bに入力された高周波信号を分配する第1乃至第4分配線路10B〜13Bと、第1乃至第4分配線路10B〜14Bに設けられた誘電体挿入型移相器11b,12bと、10個の第2アンテナ素子14bからなるアンテナ素子アレイ14Bとを有する。
第1分配線路10Bは、第2の高周波信号送受信端子10bに入力された高周波信号を二分配し、2つの第2分配線路11Bに分配する。第1分配線路10Bと第2分配線路11Bとの境界部には、それぞれ誘電体挿入型移相器11bが設けられている。一方の第2分配線路11Bは、誘電体挿入型移相器11bを介して第1分配線路10Bによって分配された高周波信号を、一対の第3分配線路12B及び第4分配線路13Aにさらに分配する。この一対の第3分配線路12Bには、誘電体挿入型移相器12bを介して高周波信号が伝搬し、この高周波信号が第4分配線路13Aに供給される。他方の第2分配線路11Bは、誘電体挿入型移相器11bを介して第1分配線路10Bによって分配された高周波信号を、一対の第3分配線路12Bに分配する。各第4分配線路13Bは、供給された高周波信号をさらに二分配して第2アンテナ素子14bに供給する。
このように、周波数共用アンテナ装置1は、第1の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第1のアンテナ素子としての複数の第1アンテナ素子14aと、第1の周波数帯域よりも低い周波帯域である第2の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第2のアンテナ素子としての複数の第2アンテナ素子14bとを含んでいる。なお、第1の周波数帯域は、第2の周波数帯域よりも高周波帯域であればよく、それぞれの周波数帯域は上記のものに限定されない。
なお、第1の送信部1A及び第2の送信部1Bにおける誘電体挿入型移相器11a,11b,12a,12bならびに第1及び第2アンテナ素子14a,14bの個数及び配置は、図示されている個数及び配置に限定されるものではない。
図2は、第1の送信部1A及び第2の送信部1Aが収容されるレドーム22の外観を示す斜視図である。
このレドーム22は、円筒状であり、両端をアンテナキャップ(不図示)によって閉塞されるものであり、その長手方向が鉛直方向となるように取り付け金具21a,21bによってアンテナ塔等に取り付けられる。アンテナキャップは、後述する直動モータユニットに外部電源を供給するためのコネクタ(不図示)と、第1及び第2の周波数帯域の高周波信号を供給するための同軸コネクタ(不図示)とを有する。この同軸コネクタは、第1及び第2の高周波信号送受信端子10a,10b(図1に示す)として機能する。
図3は、レドーム22の内部に配置された複数のトリプレート線路と、これら複数のトリプレート線路によって分配された高周波信号を送信可能なアンテナ素子とを、レドーム22の軸方向から見た正面図である。図4は、複数のトリプレート線路の一部、及びアンテナ素子の図示を省略して示すレドーム22の内部の構成を示す斜視図である。
周波数共用アンテナ装置1は、図3に示すように、複数のトリプレート線路として、第1のトリプレート線路31と、第2のトリプレート線路32と、第3のトリプレート線路33とを備えている。第2のトリプレート線路32は、互いに対向して対をなす水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32Vとからなる。第3のトリプレート線路33は、互いに対向して対をなす水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33Vとからなる。図4では、垂直偏波用トリプレート線路32V,33Vの図示を省略している。
第1のトリプレート線路31、第2のトリプレート線路32(水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32V)、及び第3のトリプレート線路33(水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33V)は、それぞれが互いに平行な一対の外部導体の間に中心導体を配置して構成されている。
より具体的には、第1のトリプレート線路31は、絶縁体からなる樹脂基板に中心導体としての配線パターンが形成されたプリント基板40と、プリント基板40を厚さ方向に挟む第1グランド板30及び第2グランド板50とを有している。第1グランド板30及び第2グランド板50は、図略の配線により接地されている。プリント基板40と第1グランド板30との間、及びプリント基板40と第2グランド板50との間には、空間が形成されている。プリント基板40、第1グランド板30、及び第2グランド板50は、図1に示す第4分配線路13A,13Bとして機能する。
第2のトリプレート線路32における水平偏波用トリプレート線路32Hは、中心導体122Aと、中心導体122Aを挟む一対の外部導体121A,123Aと、中心導体122Aと外部導体121Aとの間に配置された誘電体板71Aと、中心導体122Aと外部導体123Aとの間に配置された誘電体板72Aとを有している。第2のトリプレート線路32における垂直偏波用トリプレート線路32Vは、水平偏波用トリプレート線路32Hと対称な構成を有し、水平偏波用トリプレート線路32Hと同様に、中心導体122Aと、一対の外部導体121A,123Aと、誘電体板71A,72Aとを有している。中心導体122A、外部導体121A、及び外部導体123Aは、図1に示す第1乃至第3分配線路10A〜12Aとして機能する。
第3のトリプレート線路33における水平偏波用トリプレート線路33Hは、中心導体122Bと、中心導体122Bを挟む一対の外部導体121B,123Bと、中心導体122Bと外部導体121Bとの間に配置された誘電体板71Bと、中心導体122Aと外部導体123Aとの間に配置された誘電体板72Bとを有している。第3のトリプレート線路33における垂直偏波用トリプレート線路33Vは、水平偏波用トリプレート線路33Hと対称な構成を有し、水平偏波用トリプレート線路33Hと同様に、中心導体122Bと、一対の外部導体121B,123Bと、誘電体板71B,72Bとを有している。中心導体122B、外部導体121B、及び外部導体123Bは、図1に示す第1乃至第3分配線路10B〜12Bとして機能する。
第1のトリプレート線路31と、第2のトリプレート線路32(水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32V)とは、それぞれの中心導体同士(プリント基板40と中心導体122A)が交差して接続されるように、所定の角度をもって互いに非平行に配置されている。本実施の形態では、この所定の角度が90°であり、第2のトリプレート線路32が第1のトリプレート線路31に対して直交するように配置されている。
また、第1のトリプレート線路31と、第3のトリプレート線路33(水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33V)とは、それぞれの中心導体同士(プリント基板40と中心導体122B)が交差して接続されるように、所定の角度をもって互いに非平行に配置されている。本実施の形態では、この所定の角度が90°であり、第3のトリプレート線路33が第1のトリプレート線路31に対して直交するように配置されている。
第1のトリプレート線路31、第2のトリプレート線路32(水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32V)、及び第3のトリプレート線路33(水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33V)は、レドーム22の中心軸方向に長手方向を有する長方形状に形成されている。
第2のトリプレート線路32は、第3のトリプレート線路33に挟まれる位置に配置されている。より具体的には、図3における左側から右側に向かって、第3のトリプレート線路33の水平偏波用トリプレート線路33H、第2のトリプレート線路32の水平偏波用トリプレート線路32H、第2のトリプレート線路32の垂直偏波用トリプレート線路32V、第3のトリプレート線路33の垂直偏波用トリプレート線路33Vが、この順で配置されている。
第2のトリプレート線路32及び第3のトリプレート線路33は、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30及び第2グランド板50のうち、第2グランド板50側に配置されている。第2のトリプレート線路32の外部導体121A,123Aは、第2グランド板50にボルト51,52によって固定され、かつ電気的に接続されている。第3のトリプレート線路33の外部導体121B,123Bは、第2グランド板50にボルト53,54によって固定され、かつ電気的に接続されている。
第2のトリプレート線路32の水平偏波用トリプレート線路32Hと第2のトリプレート線路32の垂直偏波用トリプレート線路32Vとの間には、第1直動モータユニット54A、及び第2直動モータユニット54B(図4に示す)が配置されている。
第1の直動モータユニット54Aは、U字状の第1駆動部材53Aを介して第1連結棒52Aを第2のトリプレート線路32の長手方向に沿って進退移動させる。第1連結棒52Aは、第1のトリプレート線路31の短手方向における第1駆動部材53Aの両端部に連結されている(図3参照)。第1連結棒52Aは、第1駆動部材53Aと第2のトリプレート線路32の外部導体123Aとの間に配置され、後述する誘電体挿入型移相器11a,12aの誘電体板を中心導体122Aに対して移動させる。
また、第2の直動モータユニット54Bは、U字状の第2駆動部材53Bを介して第2連結棒52Bを第3のトリプレート線路33の長手方向に沿って進退移動させる。第2連結棒52Bは、第1のトリプレート線路31の短手方向における第2駆動部材53Bの両端部に連結されている(図3参照)。第2連結棒52Bは、第2駆動部材53Bと第3のトリプレート線路33の外部導体123Bとの間に配置され、後述する誘電体挿入型移相器11b,12bの誘電体板を中心導体122Bに対して移動させる。
複数の第1及び第2アンテナ素子14a,14b(図3には、最も手前側の1つの第2アンテナ素子14bのみを示す)は、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30及び第2グランド板50のうち、第1グランド板30側に配置されている。第1のトリプレート線路31の第1グランド板30には、図4に示すように、長手方向の両端部に支持金具23a,23bが取り付けられている。第1のトリプレート線路31は、この支持金具23a,23bによってレドーム22の内部に支持されている。
図5は、レドーム22内において、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30上に配置された複数の第1及び第2アンテナ素子14a,14bを示す平面図である。図6は、第1グランド板30上に配置された複数の第1及び第2アンテナ素子14a,14bを示す斜視図である。
第1及び第2アンテナ素子14a,14bは、樹脂等の絶縁体からなる板状の基板に図略の配線パターンを形成してなり、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30に立設されている。
第1アンテナ素子14aは、第1水平偏波アンテナ素子141aと、第1垂直偏波アンテナ素子142aとを有する。また、第2アンテナ素子14bは、第2水平偏波アンテナ素子141bと、第2垂直偏波アンテナ素子142bとを有する。複数(本実施の形態では14個)の第1アンテナ素子14aは、第1のトリプレート線路31の長手方向に沿って、第1グランド板30上に等間隔に配置されている。それぞれの第1アンテナ素子14aは、第1グランド板30の幅方向(短手方向)の中央部において、第2アンテナ素子14bの一対の第2垂直偏波アンテナ素子142bに挟まれて配置されている。
第2アンテナ素子14bの第2水平偏波アンテナ素子141bは、第1のトリプレート線路31の長手方向に沿って、第1グランド板30上に等間隔に配置されている。隣り合う第2水平偏波アンテナ素子141bの間には、2つの第2垂直偏波アンテナ素子142bが対向して配置されている。
第1アンテナ素子14aの第1水平偏波アンテナ素子141a及び第1垂直偏波アンテナ素子142a、ならびに第2アンテナ素子14bの第2水平偏波アンテナ素子141b及び第2垂直偏波アンテナ素子142bは、ボルト301及びナット302によって第1グランド板30に固定されたL字状の取付金具303により、第1グランド板30に取り付けられている。
図7は、第2のトリプレート線路32の水平偏波用トリプレート線路32Hにおける中心導体122A等を示す斜視図である。図8は、第2グランド板50の図示を省略し、図7の一部を拡大して示す拡大図である。図9は、図8のB−B線断面における誘電体挿入型移相器12aの構成を示す断面図である。なお、図7では、図4と同様に、垂直偏波用トリプレート線路32V,33Vの図示を省略している。
水平偏波用トリプレート線路32Hの中心導体122Aは、図1(a)に示す第1乃至第3分配線路10A〜12Aとして機能し、誘電体挿入型移相器12aとして機能する部分がメアンダ形状(ジグザグに繰り返し折り返す形状)に形成され、この部分が一対の誘電体板71A,72Aによって挟まれて誘電体挿入型移相器12aを構成している。なお、誘電体挿入型移相器11aも、誘電体挿入型移相器12aと同様に構成されている。また、誘電体挿入型移相器11aは、誘電体挿入型移相器12aの移相量(位相を調節可能な範囲)の2倍の移相量が確保されている。
本実施の形態では、誘電体板71A,72Aが、図8に示すように、3つの連続した三角形を有する構造体の両端に貫通孔71a,72aを有して構成されている。3つの連続した三角形は、貫通孔71a側から貫通孔72a側に向かって徐々に幅が広くなる形状である。
貫通孔71a,72aには、第1直動モータユニット54Aによって駆動される第1連結棒52Aに連結された軸状部材(図示せず)が挿入される。第1直動モータユニット54Aが作動すると、第1連結棒52Aと共に誘電体板71A,72Aが水平偏波用トリプレート線路32Hの長手方向(図8に示す矢印A−A方向)に移動する。図9に示すように、誘電体板71Aは中心導体122Aと外部導体121Aとの間に挿入して配置され、かつ誘電体板72Aは中心導体122Aと外部導体123Aとの間に挿入して配置されて、誘電体板71Aと誘電体板72Aとが一体となって中心導体122Aに対して移動する。誘電体板71A,72Aが矢印A−A方向に移動すると、誘電体板71A,72Aと中心導体122Aとが重なる面積が変化することにより、中心導体122Aを伝搬する高周波信号の位相が変化する。
図7に示すように、中心導体122Aには、第1水平偏波用同軸ケーブル55Aの芯線が接続され、この接続部から第1の周波数帯域の高周波信号が供給される。水平偏波用トリプレート線路32Hは、供給された高周波信号を分配し、かつ誘電体挿入型移相器11a,12aによって位相を調節する。中心導体122Aの先端部は、第2グランド板50に形成された開口50a(図7に示す)を貫通し、図8において第2グランド板50の図示を省略して示すように、接続部40Aにおいてプリント基板40の配線パターン401に電気的に接続されている。中心導体122Aと配線パターン401との接続は、例えば半田付けや溶接、あるいは加締め等によって行うことができる。なお、図示は省略するが、第3のトリプレート線路33の中心導体122Bも、同様の構成によってプリント基板40の配線パターン401に接続されている。
また、中心導体122Aは、複数箇所に形成された被支持部110において外部導体121A,123Aの間に支持されている。この中心導体122Aの支持構造については後述する。
図10は、第3のトリプレート線路33の水平偏波用トリプレート線路33Hにおける中心導体122B等を示す斜視図である。なお、図10では、図4及び図7と同様に、垂直偏波用トリプレート線路32V,33Vの図示を省略している。
水平偏波用トリプレート線路33Hの中心導体122Bは、図1(b)に示す第1乃至第3分配線路10B〜12Bとして機能し、誘電体挿入型移相器11b,12bとして機能する部分がミランダ形状(ジグザグに繰り返し折り返す形状)に形成され、この部分が一対の誘電体板71B,72Bによって挟まれて誘電体挿入型移相器11b,12bを構成している。
誘電体板71B,72Bは、3つの連続した三角形を有する構造体の両端に貫通孔71b,72bを有して構成され、3つの連続した三角形は、貫通孔71b側から貫通孔72b側に向かって徐々に幅が広くなる形状である。貫通孔71b,72bには、第2直動モータユニット54Bによって駆動される第2連結棒52Bに連結された軸状部材(図示せず)が挿入される。第2直動モータユニット54Bが作動すると、第2連結棒52Bと共に誘電体板71B,72Bが水平偏波用トリプレート線路33Hの長手方向に移動し、誘電体板71B,72Bと中心導体122Bとが重なる面積が変化することにより、中心導体122Bを伝搬する高周波信号の位相が変化する。
中心導体122Bには、第2水平偏波用同軸ケーブル55Bの芯線が接続され、この接続部から第2の周波数帯域の高周波信号が供給される。水平偏波用トリプレート線路33Hは、供給された高周波信号を分配し、かつ誘電体挿入型移相器11b,12bによって位相を調節する。
図11は、第1のトリプレート線路31のプリント基板40の一部を示す平面図である。
プリント基板40は、絶縁体からなる樹脂基板400に中心導体としての複数の配線パターン401が形成されている。プリント基板40は、樹脂基板400を貫通して形成されたボルト挿通孔400aに挿通されたボルト402、及びボルト402に螺合するナット403(図8に示す)によって第1グランド板30と第2グランド板50との間に空間を介して固定されている。
本実施の形態では、第1のトリプレート線路31には移相器が設けられておらず、第1のトリプレート線路31は、第1及び第2アンテナ素子14a,14bへの高周波信号の分配のみを行う。より具体的には、第1のトリプレート線路31は、図1に示すように、第4分配線路13A,13Bとして、第1及び第2アンテナ素子14a,14bへの高周波信号の最終的な二分配を行う。
図12は、第2のトリプレート線路32における被支持部110の支持構造を示し、(a)は断面図、(b)は中心導体122Aの平面図である。
中心導体122Aは、その延伸方向に直交する断面が矩形状であり、その厚さは、例えば1mmである。また、外部導体121A,123Aの間隔は、例えば5mmである。ただし、中心導体122Aの断面形状や厚さ、及び外部導体121A,123Aの間隔は、第1乃至第3分配線路10A〜12Aの特性インピーダンスの目標値などを考慮して適宜設定することができる。
中心導体122Aは、被支持部110の一側(入力側)に形成された第1高インピーダンス部110aと、中心導体122Aの延伸方向に沿って被支持部110の他側(出力側)に形成された第2高インピーダンス部110bとを有している。被支持部110には、その中央部に中心導体122Aを厚さ方向に貫通する貫通孔122aが形成されている。
中心導体122Aの延伸方向(図12(a)及び(b)の左右方向)に直交する幅方向における線路幅の寸法は、第1高インピーダンス部110a及び第2高インピーダンス部110bにおいて被支持部110よりも狭く形成されている。被支持部110の線路幅Wは、例えば、4〜6mmであり、第1高インピーダンス部110aの線路幅W及び第2高インピーダンス部110bの線路幅Wは、例えば、2〜3mmである。また、被支持部110に形成された貫通孔122aの直径は、例えば、2〜3mmである。
誘電体スペーサ60は、図12(a)に示すように、第1スペーサ部材101と、第2スペーサ部材102とを組み合わせてなる。第1スペーサ部材101は、円板状の基部210と、基部210に突設された円柱状の突部211とを一体に有している。第2スペーサ部材102は、第1スペーサ部材101の突部211が嵌合する嵌合孔102aを中心部に有する円板状である。
第1スペーサ部材101の突部211は、中心導体122Aの被支持部110における貫通孔122aを挿通して第2スペーサ部材102の嵌合孔102aに嵌合する。第1スペーサ部材101の基部210は、外部導体123Aと中心導体122Aとの間に配置される。第2スペーサ部材102は、外部導体121Aと中心導体122Aとの間に配置される。
このように、誘電体スペーサ60によって支持されることにより特性インピーダンスが低下する被支持部110の入力側及び出力側に、被支持部110における特性インピーダンスZよりもインピーダンスの高い第1高インピーダンス部110a及び第2高インピーダンス部110bを設けてインピーダンスを整合させることで、高周波信号の反射を抑制できる。
以上の構成において、例えば1.5〜2GHz帯の第1の高周波信号が第1高周波信号送受信端子10a(図1(a)に示す)に供給されると、第1の高周波信号の水平偏波成分及び垂直偏波成分が第2のトリプレート線路32の水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32Vにそれぞれ供給され、これら水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32Vにおいて分配及び位相の調節がなされ、第1のトリプレート線路31を介して第1アンテナ素子14aの第1水平偏波アンテナ素子141a及び第1垂直偏波アンテナ素子142aに給電される。
また、例えば700〜800MHz帯の第2の高周波信号が第2高周波信号送受信端子10b(図1(b)参照)に供給されると、第2の高周波信号の水平偏波成分及び垂直偏波成分が第3のトリプレート線路33の水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33Vにそれぞれ供給され、これら水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33Vにおいて分配及び位相の調節がなされ、第1のトリプレート線路31を介して第2アンテナ素子14bの第1水平偏波アンテナ素子141b及び第1垂直偏波アンテナ素子142bに給電される。
そして、第1及び第2アンテナ素子14a,14bから第1及び第2の高周波信号が電磁波として送出される。
(本実施の形態の作用及び効果)
以上説明した本実施の形態によれば、以下の作用及び効果を奏する。
(1)第2及び第3のトリプレート線路32,33は、第1のトリプレート線路31に対して交差するように配置されているので、例えば一つの平板状のトリプレート線路に第1乃至第4分配線路10A〜13A,10B〜13Bの機能を持たせた場合に比較して、高密度に各線路を配置することができる。これにより、レドーム22の直径を小さくすることができ、周波数共用アンテナ装置1の全体を小型化することが可能となる。
(2)第2及び第3のトリプレート線路32,33は、それぞれの中心導体122A,122Bが第1のトリプレート線路31のプリント基板40(配線パターン401)に対して交差して接続されるので、例えば同軸ケーブル等の配線部材を介することなく、中心導体同士を直接的に接続することができる。これにより、トリプレート線路間の接続箇所における損失を抑制することが可能となる。
(3)第2及び第3のトリプレート線路32,33は、第1のトリプレート線路31の第2グランド板50側に、第1及び第2アンテナ素子14a,14bは、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30側に、それぞれ配置されているので、平板状に構成された第1のトリプレート線路31の両面と円筒状のレドーム22の内面との空間を有効に利用して、第2及び第3のトリプレート線路32,33、ならびに第1及び第2アンテナ素子14a,14bを配置することができる。これにより、周波数共用アンテナ装置1をより小型化することが可能となる。
(4)周波数帯域が異なる2つの高周波信号を第1及び第2アンテナ素子14a,14bから送出することができるので、例えば周波数帯域ごとにアンテナ装置を設ける場合に比較して、アンテナ装置の設置スペース及びコストを削減することが可能となる。
(5)比較的数が多い複数の第1アンテナ素子14aに高周波信号を分配する第2のトリプレート線路32の水平偏波用トリプレート線路32H及び垂直偏波用トリプレート線路32Vを、第2アンテナ素子14bに高周波信号を分配する第3のトリプレート線路33の水平偏波用トリプレート線路33H及び垂直偏波用トリプレート線路33Vの間に配置したので、第1のトリプレート線路31のプリント基板40の配線パターン401の引き回しが容易となり、プリント基板40を小型化することができる。つまり、仮に第2のトリプレート線路32と第3のトリプレート線路33の配置を逆にした場合には、第1アンテナ素子14aへの分配のための線路を第3のトリプレート線路33及び第2アンテナ素子14bが配置された領域を跨いで設ける必要があり、配線パターン401の引き回しが複雑化してプリント基板40が大型化してしまうおそれがあるが、本実施の形態によれば、この大型化を回避してプリント基板40の小型化、ひいては周波数共用アンテナ装置1の小型化に寄与することができる。
(6)第1の高周波信号及び第2の高周波信号は、誘電体挿入型移相器11a,11b,12a,12bによって位相が調節されるので、例えば一般的に用いられている回転形移相器を用いる場合に比較して、周波数共用アンテナ装置1を小型化できると共に、信号の損失を抑制することが可能となる。
(7)誘電体挿入型移相器11a,11b,12a,12bは、第2及び第3のトリプレート線路32,33に設けられているので、誘電体板71A,72Aを第1連結棒52Aによって移動させるための構成、及び誘電体板71B,72Bを第2連結棒52Bによって移動させるための構成を簡素化し、周波数共用アンテナ装置1を小型化することが可能となる。
(実施の形態の変形例)
図13は、実施の形態の変形例に係る周波数共用アンテナ装置1の構成例を示し、(a)は、第1の高周波信号の分配及び送信を行うための第1の送信部1Aの構成の変形例を、(b)は、第2の高周波信号の分配及び送信を行うための第2の送信部1Bの構成の変形例を、それぞれ概念的に示すブロック図である。
図1に示す実施の形態では、第1分配線路10A,10Bがそれぞれ2つの第2分配線路に高周波信号を分配するように構成されていたが、本変形例では、第1分配線路10A,10Bによって分配された一部の高周波信号が第2分配線路11A,11B及び第3分配線路12A,12Bを介することなく、直接的に第4分配線路13A,13Bに伝搬する。また、本変形例では、図1(a)に示す第1の送信部1Aにおける第3分配線路12Aが多段階(二段階)に構成され、一部の第1アンテナ素子14aには、2つの誘電体挿入型移相器12aによって位相が調節された高周波信号が供給される。
図13に示すように周波数共用アンテナ装置1の第1の送信部1A及び第2の送信部1Bを構成しても、上記の作用及び効果と同様の作用及び効果が得られる。
以上、本発明の実施の形態及びその変形例を説明したが、上記に記載した実施の形態及びその変形例は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態及びその変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
また、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。例えば、上記実施の形態では、周波数共用アンテナ装置1が送信用に用いられる場合について説明したが、この周波数共用アンテナ装置1を受信用としても用いることが可能である。また、携帯電話基地局用に限らず、様々な用途のアンテナ装置に本発明を適用することが可能である。
また、上記実施の形態では、第1のトリプレート線路31の第1グランド板30,第2グランド板50,プリント基板40がそれぞれ平板状であり、また第2及び第3のトリプレート線路32,33の外部導体121A,123A,121B,123B及び中心導体122A,122Bが平板状である場合について説明したが、これに限らず、湾曲していてもよい。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]互いに平行な一対の外部導体(30,50/121A,123A)の間に中心導体(401/122A)を配置して構成された複数のトリプレート線路(31,32)と、前記複数のトリプレート線路(31,32)によって分配された高周波信号を送信可能な複数のアンテナ素子(14a)とを備え、前記複数のトリプレート線路(31,32)は、それぞれの前記中心導体(401/122A)同士が交差して接続されるように所定の角度をもって互いに非平行に配置された第1及び第2のトリプレート線路(31,32)を含む、アンテナ装置(1)。
[2]前記複数のトリプレート線路は、前記第1のトリプレート線路(31)に対して非平行に配置された第3のトリプレート線路(33)をさらに含み、前記第1のトリプレート線路(31)の前記中心導体(401)と前記第3のトリプレート線路(33)の前記中心導体(122B)とが交差して接続され、前記第2のトリプレート線路(32)及び前記第3のトリプレート線路(33)は、前記第1のトリプレート線路(31)の前記一対の外部導体(30,50)のうち、一方の外部導体(50)側に配置されている、[1]に記載のアンテナ装置(1)。
[3]前記複数のアンテナ素子(14a,14b)は、前記第1のトリプレート線路(31)の前記一対の外部導体(30,50)のうち、前記一方の外部導体(50)とは異なる他方の外部導体(30)側に配置されている、[2]に記載のアンテナ装置(1)。
[4]前記複数のアンテナ素子(14a,14b)は、第1の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第1のアンテナ素子(14a)と、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第2のアンテナ素子(14b)とを含む、[3]に記載のアンテナ装置(1)。
[5]前記第2のトリプレート線路(32)は、前記第1の周波数帯域の水平偏波及び垂直偏波用の一対のトリプレート線路(32H,32V)からなり、前記第3のトリプレート線路(33)は、前記第2の周波数帯域の水平偏波及び垂直偏波用の一対のトリプレート線路(33H,33V)からなり、前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも高周波帯域であり、前記第2のトリプレート線路(32)の前記一対のトリプレート線路(32H,32V)は、前記第3のトリプレート線路(33)の前記一対のトリプレート線路(33H,33V)に挟まれる位置に配置されている、[4]に記載のアンテナ装置(1)。
[6]前記中心導体(122A/122B)と前記一対の外部導体(121A,123A/121B,123B)との間に挿入して配置される誘電体(71A,72A/71B,72B)を有し、前記誘電体(71A,72A/71B,72B)が前記中心導体(122A/122B)に対して移動することで、前記アンテナ素子(14a,14b)に分配される前記高周波信号の位相を変化させることが可能な誘電体挿入型の移相器(11a,12a/11b,12b)をさらに備えた、[1]乃至[5]の何れか1つに記載のアンテナ装置(1)。
[7]前記誘電体挿入型の移相器(11a,12a/11b,12b)は、前記第2及び第3のトリプレート線路(32,33)に設けられている、[2]及び[6]に記載のアンテナ装置(1)。
1…周波数共用アンテナ装置、1A…第1の送信部、1B…第2の送信部、10a,10b…高周波信号送受信端子、10A,10B…第1分配線路、11A,11B…第2分配線路、12A,12B…第3分配線路、11a,11b,12a,12b…誘電体挿入型移相器、13A,13B…第4分配線路、14A,14B…アンテナ素子アレイ、14a…第1アンテナ素子、14b…第2アンテナ素子、21a,21b…取り付け金具、22…レドーム、23a,23b…支持金具、30…第1グランド板、31…第1のトリプレート線路、32…第2のトリプレート線路、33…第3のトリプレート線路、32H,33H…水平偏波用トリプレート線路、32V,33V…垂直偏波用トリプレート線路、40…プリント基板、40A…接続部、50…第2グランド板、50a…開口、51,52…ボルト、52A…第1連結棒、52B…第2連結棒、53,54…ボルト、53A…第1駆動部材、53B…第2駆動部材、54A,54B…直動モータユニット、55A,55B…水平偏波用同軸ケーブル、60…誘電体スペーサ、71A,72A…誘電体板、71B,72B…誘電体板、71a,72a…貫通孔、72A,72B…誘電体板、101…第1スペーサ部材、102…第2スペーサ部材、102a…嵌合孔、110…被支持部、110a…第1高インピーダンス部、110b…第2高インピーダンス部、121A,123A,121B,123B…外部導体、122A,122B…中心導体、122a…貫通孔、141a,141b…水平偏波アンテナ素子、142a,142b…垂直偏波アンテナ素子、210…基部、211…突部、301…ボルト、302…ナット、303…取付金具、400…樹脂基板、400a…ボルト挿通孔、401…配線パターン、402…ボルト、403…ナット

Claims (6)

  1. 互いに平行な一対の外部導体の間に中心導体を配置して構成された複数のトリプレート線路と、
    前記複数のトリプレート線路によって分配された高周波信号を送信可能な複数のアンテナ素子とを備え、
    前記複数のトリプレート線路は、それぞれの前記中心導体同士が交差して接続されるように所定の角度をもって互いに非平行に配置された第1及び第2のトリプレート線路を含
    前記複数のトリプレート線路は、前記第1のトリプレート線路に対して非平行に配置された第3のトリプレート線路をさらに含み、前記第1のトリプレート線路の前記中心導体と前記第3のトリプレート線路の前記中心導体とが交差して接続され、
    前記第2のトリプレート線路及び前記第3のトリプレート線路は、前記第1のトリプレート線路の前記一対の外部導体のうち、一方の外部導体側に配置されている、
    アンテナ装置。
  2. 前記複数のアンテナ素子は、前記第1のトリプレート線路の前記一対の外部導体のうち、前記一方の外部導体とは異なる他方の外部導体側に配置されている、
    請求項に記載のアンテナ装置。
  3. 前記複数のアンテナ素子は、第1の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第1のアンテナ素子と、前記第1の周波数帯域とは異なる第2の周波数帯域の高周波信号を送信可能な第2のアンテナ素子とを含む、
    請求項に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第2のトリプレート線路は、前記第1の周波数帯域の水平偏波及び垂直偏波用の一対のトリプレート線路からなり、
    前記第3のトリプレート線路は、前記第2の周波数帯域の水平偏波及び垂直偏波用の一対のトリプレート線路からなり、
    前記第1の周波数帯域は、前記第2の周波数帯域よりも高周波帯域であり、
    前記第2のトリプレート線路の前記一対のトリプレート線路は、前記第3のトリプレート線路の前記一対のトリプレート線路に挟まれる位置に配置されている、
    請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記中心導体と前記一対の外部導体との間に挿入して配置される誘電体を有し、前記誘電体が前記中心導体に対して移動することで、前記アンテナ素子に分配される前記高周波信号の位相を変化させることが可能な誘電体挿入型の移相器をさらに備えた、
    請求項1乃至の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  6. 前記中心導体と前記一対の外部導体との間に挿入して配置される誘電体を有し、前記誘電体が前記中心導体に対して移動することで、前記アンテナ素子に分配される前記高周波信号の位相を変化させることが可能な誘電体挿入型の移相器をさらに備え、
    前記誘電体挿入型の移相器は、前記第2及び第3のトリプレート線路に設けられている、
    請求項1乃至5の何れか1項に記載のアンテナ装置。
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