JP2001284901A - 分配移相器 - Google Patents
分配移相器Info
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Abstract
ることにより、大きな移相量を確保できる移相器を提供
する。 【解決手段】分配器および移相器と組み合わせることに
より、入力1端子,出力2端子でその出力位相が+θ、
−θとなる移相器、もしくは入力1端子、出力3端子で
その出力位相が+θ、0、−θとなる移相器を多段に複
数台組み合わせ、前段の移相器の出力端子のすべて、ま
たは出力端子の一部に後段の移相器の入力端を接続する
ことにより、1入力で4つ以上の出力端子を有する移相
器を構成し、且つ、すべての出力の位相差が等間隔にな
るように構成する。
Description
ンテナ等の給電部に用いる位相可変の分配移相器に係わ
るものである。
エリアを構成するゾーン方式により構成されている。ゾ
ーン方式とは、各基地局ごとに振り分けられたセクター
(小ゾーン)を形成することにより、移動体通信のチャ
ネル数を増やし限られた周波数を有効に活用するもので
ある。
遠くへ飛びすぎないよう基地局アンテナの放射ビームを
少しだけ下向きにチルトさせて用いることがある。基地
局アンテナにチルトをかけ、またはチルトを可変させる
には、電気的な方法と機械的な方法がある。電気的にチ
ルト可変する方法は、アンテナ給電部でそれぞれの出力
端子の位相ケーブル長を変更させる方法と、アンテナ給
電部内において可変移相器を用いて位相調整しチルトを
変化させる方法の2種類に大別される。
数の増加に伴い、各基地局アンテナが構成するゾーンを
多様な状況により可変させなければならない。そのため
可変移相量の変化範囲や出力端子の数に関して様々な移
相器が必要となる。本発明では、前記問題を解決するた
めに移相量を増大させ、必要な位相量を得ることができ
る移相器を提供することを目的としている。
の目的と特徴については、本明細書の記述および添付図
面に掲示する。本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。アンテナ給電部内の移相器全体としては、分配器
および移相器とを組み合わせることにより、入力1端
子、出力2端子でその出力位相が+θ、−θとなる移相
器、もしくは入力1端子、出力3端子でその出力位相が
+θ、0、−θとなる移相器を多段に複数台組み合わ
せ、すべての出力位相が等間隔に並ぶように構成してい
る。
車を用いて一つの駆動部により駆動できるようにしてい
る。
施形態である原理構成について詳細に説明する。なお、
原理図において同一機能を有するものは同一記号を付
け、繰り返しの説明は省略する。図1は、従来のアンテ
ナ給電部に適用されるチルト角可変アレイアンテナの概
略構成を示すブロック図である。
〜27はそれぞれが複数個のアンテナ素子からなるアン
テナブロック、31〜328はアンテナ素子、41〜47は
同長同位相の給電ケーブル、5はアンテナ給電部、6は
移相部、71〜77は移相器、8 1〜87は位相調整ケーブ
ル、9は装置側入力端子である。図1において、装置側
入力端子9より入力された高周波の励振電力は、アンテ
ナ給電部5内の各移相器71〜77より所定の位相値に分
配され、位相調整ケーブル81〜87により位相調整され
た後、アンテナカバー1内の各アンテナブロック21〜
27に送られ、各ブロック内でさらに分配されてアンテ
ナ素子31〜328に至り放射される。
レイアンテナで、チルト角を可変するには、移相部6を
制御し、出力移相量を調整する。これにより、アレイア
ンテナの各アンテナ素子31〜328から放射されるビー
ムのチルト角が変わる。図2は、本発明の一実施形態で
あるアンテナ給電部内における可変移相器の概略構成を
示すブロック図である。尚、一つ一つの移相器は入力端
子1、出力端子3を基にしている。
1は可変移相部、121〜122は可変移相部、13
1〜136は移相器、141〜147は位相調整ケーブル、
151〜152は接続ケーブル、16は装置側入力端子、
171〜177は装置側出力端子である。図2において、
装置側入力端子16より入力された高周波の励振電力
は、移相器(11)、移相器(121〜122)にそれぞれ分
配される。
に対して、出力端子3個であるので、それぞれの位相値
は、L(初期値)、L+θ、L−θ(θは可変移相量)
とおける。前記の位相値を基準として、図1のようなア
ンテナブロック(21〜27)に励振する方法を考えた場合、
装置側端子1個に対して、出力端子は7個であるため、
1入力−7出力の給電部が必要となる。
の移相量が必要な場合、考えられる方法として、複数の
移相器を多段構成する方法が挙げられる。このとき基本
となる移相器として、入力1端子に対して、出力3端子
のものを用い、且つ、前記多段構成法で構成すると、出
力端子のうち2つをさらに同じタイプの移相器につなげ
ることにより移相量を増大させることができる。1つの
基本移相器の出力位相値をL(初期値)、L+θ、L−
θ(θは可変移相量)とした場合、装置側出力端子(171
〜177)の位相値は次のようにおける。
θ)=3L+3θ 172=(L+θ)+(L+θ)+(L)=3L+2θ 173=(L+θ)+(L+θ)+(L−θ)=3L+θ 174=(L)+(L)=2L 175=(L−θ)+(L−θ)+(L+θ)=3L−θ 176=(L−θ)+(L−θ)+(L)=3L−2θ 177=(L−θ)+(L−θ)+(L−θ)=3L−3
θ このように一つの移相器の可変移相量が既知な値であれ
ば、多段構成することにより、出力端子の数に対しての
移相量を求めることが可能となる。
給電部5に適用可能な移相器の一例を示す図であり、図
3は斜め右前方から見た分解斜視図、図4は斜め左前方
から見た分解斜視図である。図3ないし図4において、
18は入力端子、19は入力結合線路、22は出力結合
線路、23は出力線路、24は固定誘電体基板(以下、
単に固定基板と称す。)、25は接地導体、26は入力
結合部、27は出力結合窓、28は出力端子、29は回
転誘電体基板(以下、単に回転基板と称す。)、30は
回転基板側出力結合線路、31はインピーダンス整合線
路、32は回転基板側入力結合線路、33は入力結合ス
ロット、34は入力結合スロット、35は接地導体
である。
端子18に印加された高周波の励振電力は、つづいて入
力線路19および接地導体25にも印加される。この後
必要に応じて設けられるインピーダンス整合線路20を
介して、1つはそのまま出力線路23から出力端子28
へ出力され、もう1つは入力結合線路21より回転基板
側の入力結合スロット34を励振する。このスロット
励振によって生じた電磁波は、回転基板側の出力結合線
路30およびインピーダンス整合線路31を介して、入
力結合線路32を励振する。
入力結合線路32および入力結合スロット33を介し
て固定基板側の出力結合線路22に励振される。この励
振によって出力結合線路22に生じた高周波電力は励振
点を境に左右に分配され、出力結合線路22を互いに逆
向きに伝送され、必要に応じて設けられるインピーダン
ス整合回路20および出力線路23を介して出力端子2
8より出力される。以上まとめると、この移相器は、回
転基板29を回転させ、それぞれの回転角で固定基板側
の励振点が決まることにより、その励振点から2分され
た電力が各出力端子28に至る。このとき各出力端子の
位相は、励振点から伝送される線路長が互いに異なるこ
とを利用して位相を変化させることができる。
そのまま出力端子に送られるポートを含めて1入力3出
力で構成される。尚、この移相器は、既に出願済みの特
願平8−163304号(特開平10−13103号公
報)に記載されている。図5も、本実施形態のアンテナ
給電部5に適用可能な移相器の一例を示す図である。ま
た、この移相器はミンダーラインを用いている。
力分配器、38は接続ケーブル、39はストリップライ
ン、40は移相器本体、41は誘電体、42は出力端
子、43は金属板である。図5において、入力端子36
から入力された高周波電力は、分配器37で3分配され
る。このうち2つは移相器40に、1つはそのまま出力
される。移相器40に伝送された電力は、ストリップラ
イン上を介して出力端子42へ出力される。そのとき、
ストリップライン上では、誘電体41に挟まれた部分
と、そうでない部分とに分けられ短縮がおこる。
2つの出力端子に位相差が生じる。以上、この移相器は
トリプレートの部分とストリップラインの部分を利用す
ることで、出力2端子に移相をかけることができる。図
6は、複数の移相器を1つの駆動部で作動できることを
示す概略構成図である。図6において、44は移相器、
45は各移相器に付けた歯車(ギア)、46はモータ
(駆動部)からの動力を直接伝達する支持柱、47は中
心の歯車である。
力は、移相器に接続された支持柱46を回転させる。こ
れにより支持柱46は、中心に置かれた歯車47を回転
させ、それに隣接する4つの歯車45を逆回転させる。
このとき4つの歯車45の歯数が等しければ、それぞれ
の移相器を等しく作動させることができる。
記実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲において種々変更が可能であることは勿論であ
る。
よって得られる効果を簡単に説明すると下記の通りにま
とめられる。 (1)チルト可変アレイアンテナに適用されるアンテナ
給電部において、大きな移相量を得るには移相器を多段
構成する方法が挙げられる。本発明では、このとき前段
の移相器に出力端子をすべて、または出力端子の一部
に、後段の移相器の入力端を接続することにより、1入
力で4つ以上の出力端子を有する移相器を構成し、且
つ、すべての出力の位相差が等間隔になるように構成す
ることが可能となる。 (2)また、前記(1)の場合において、すべての移相
器はギアを介して組み合わせることにより一つの駆動部
で駆動できる。
変アレイアンテナの概略構成を示すブロック図。
おける可変移相器の概略構成を示すブロック図。
な移相器の一例を示す斜め右前方から見た分解斜視図。
な移相器の一例を示す斜め左前方から見た分解斜視図。
な移相器の一例を示す解斜視図。
を示す概略構成図。
持柱 47 中心の歯車
Claims (2)
- 【請求項1】分配器および移相器と組み合わせることに
より、入力1端子、出力2端子でその出力位相が+θ、
−θ(θは可変移相量)となる移相器、もしくは入力1
端子、出力3端子でその出力位相が+θ、0、−θとな
る移相器を多段に複数台組み合わせ、前段の移相器の出
力端子のすべて、または出力端子の一部に後段の移相器
の入力端を接続することにより、1入力で4つ以上の出
力端子を有する移相器を構成し、且つ、すべての出力の
位相差が等間隔になるように構成したことを特徴とする
位相可変の分配移相器。 - 【請求項2】請求項1に記載の位相可変の分配移相器に
おいて、 上記すべての移相器をギヤを介して組み合わせ一つの駆
動軸により位相を連続的に変化させることができるよう
にしたことを特徴とする位相可変の分配移相器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000093861A JP2001284901A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 分配移相器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000093861A JP2001284901A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 分配移相器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001284901A true JP2001284901A (ja) | 2001-10-12 |
Family
ID=18608989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000093861A Pending JP2001284901A (ja) | 2000-03-30 | 2000-03-30 | 分配移相器 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2001284901A (ja) |
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2000
- 2000-03-30 JP JP2000093861A patent/JP2001284901A/ja active Pending
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Legal Events
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051213 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20060213 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060314 |