JP2005167879A - T分岐導波管、およびアレーアンテナ - Google Patents

T分岐導波管、およびアレーアンテナ Download PDF

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Abstract

【課題】 従来のH面の不等分配T分岐導波管は、2ポートの出力端子をH面高さの異なる導波管で接続していたため、段差が生じて製造がし難くかったり、通過位相が等位相にならないという問題があった。
【解決手段】 主導波管の側導波管との接続口周辺に、アイリスを左右非対称にして設けて、かつ導体板を主導波管の中心線上からずらして配置することにより、所望の分配比が得られるとともに、通過位相が等位相となるH面の不等分配T分岐導波管を実現した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、マイクロ波、ミリ波帯における電力の分配及び合成に用いられるT分岐導波管に関するものである。
導波管H面でT分岐させて電力分配及び合成を行うために、H面のT分岐導波管が用いられている。H面のT分岐導波管は、主導波管と、主導波管の一方のH面に結合された矩形状断面の側導波管とで構成される。
従来、H面のT分岐導波管の分配比を変えるために、2ポートの出力端子をH面高さの異なる側導波管で接続し、主導波管と側導波管の接続部の前後で側導波管の高さを変える方法が知られている。また、主導波管の中心線上からずらした位置に導体ポストを設置することによって、分配比を変える方法が知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2001-85901号公報(第4頁、第1図)
しかし、前者の方法では導波管に段差が生じるため、製造しにくいという問題があった。また、導波管の高さを標準的な導波管の高さに戻すためには、インピーダンス変換器等が必要であり、構成が複雑になるという問題があった。
一方、後者の方法では、容易に分配比を変えることが可能であり、製造しやすい構造ではあるが、主導波管を入力端子、側導波管を2ポートの出力端子とした場合に、当該2つの出力端子間で通過位相がずれるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、主導波管と側導波管との間で電力を不等分配もしくは不等合成可能でありながら、側導波管における2つの端子間の通過位相差が小さく、高さが一様なH面T分岐導波管を実現することを目的としたものである。
この発明に係るT分岐導波管は、一端を第1の端子とした主導波管と、一端を第2の端子、および他端を第3の端子とし、一方のH面に接続口を有して前記主導波管の他端が当該接続口に接続された側導波管とを備えて、
前記接続口周辺で、前記主導波管の相対するH面に夫々幅の異なる第1、第2のアイリスが配置され、前記主導波管の中心線からずれた位置に、前記側導波管の上下に接するとともに、前記側導波管における前記接続口側のH面と反対側のH面から突出して導体板を配置したものである。
この発明によるT分岐導波管によれば、主導波管の側導波管との接続口周辺に、アイリスを左右非対称にして設けて、かつ導体板を主導波管の中心線上からずらして配置することによって、第2の端子、第3の端子との間で、電力を損失が少なく所望の分配比で不等分配もしくは合成することができるとともに、分配後あるいは合成前の第2、第3の端子の通過位相を、ほぼ等位相にすることができる。
実施の形態1.
図1(a)、(b)は、導波管スロットアレーアンテナの給電回路の一例を示す図であり、図1(a)は正面図、図1(b)は裏面図である。
図において、導波管スロットアレーアンテナは、複数の放射スロット1の設けられた放射導波管2と、放射導波管2に給電する導波管給電回路4とで構成される。放射導波管2は、複数並列に配列されて、複数のサブアレー3を形成する。
放射導波管2および導波管給電回路4は、夫々斜めスロット5が設けられており、放射導波管2と導波管給電回路4は、互いの斜めスロット5同士で接続される。各サブアレー3への給電は導波管給電回路4によって行われ、放射導波管2の励振は斜めスロット5で行われる。導波管給電回路4はT分岐導波管によって構成される。
一般的には、サブアレー3毎の放射スロット1の数は一定ではないので、H面T分岐は不等分配である必要がある。また、サブアレー3毎の放射スロット1の数が同じであっても、テーラー分布等開口分布をつける場合には、H面のT分岐導波管は不等分配である必要がある。図1(a)、(b)の例では、破線7で示したH面のT分岐導波管は等分配であるが、破線6で示したH面のT分岐導波管は不等分配となる。
図2は、この発明の実施の形態1による不等分配型のH面のT分岐導波管である。図2(a)は斜視図であり、図2(b)はE面に水平な面で切断した断面図である。
図において、主導波管11と、主導波管11の一方のH面に結合された矩形状断面の側導波管12とで構成される。主導波管11は一端を第1の端子8とし、他端は接続端子20となっている。側導波管12は一端を第2の端子9、他端を第3の端子10として、一方のH面に接続口が設けられる。主導波管11の接続端子20は側導波管12の接続口21と接続される。このとき、主導波管11と側導波管12は中心軸が直交するように接続される。また、主導波管11と側導波管12はH面の高さが同じになっている。
側導波管12の接続口21の周辺には、アイリス16(第1のアイリス)、アイリス17(第2のアイリス)が設けられる。アイリス16は、側導波管12の第2の端子側における、主導波管11の一方のH面から導波管内に突出して設けられる。アイリス17は、側導波管12の第3の端子側における、主導波管11の他方のH面から導波管内に突出して設けられる。すなわち、主導波管11の相対するH面に、夫々アイリス16、17が互いに対向して配置される。アイリス16、17は、夫々主導波管11のH面から突出する幅が、互いに異なっている。図2に示す例では、アイリス16よりもアイリス17の方が、導波管内に突出する幅が大きくなっている。
側導波管12の上下に接して、側導波管12における接続口21側のH面と反対側のH面から突出して、導体板18が設けられている。導体板18は主導波管11の中心線15から第3の出力端子10側へずれた位置に配置される。
次に動作について説明する。
第1の端子8から入力されたミリ波もしくはマイクロ波帯のRF信号は、第2の端子9と第3の端子10に分配されて、出力される。ここで、図2に示したT分岐導波管では、第3の端子10側のアイリス17を適切な大きさに設定するとともに、第2の端子9側のアイリス16を第3の端子10側のアイリス17よりも適当な大きさだけ短くする。これによって、第2の端子9側の信号を強くし、第3の端子10側の信号を弱くする。さらに、導体板18を、主導波管11の中心線15よりも第3の端子10側に、適切な距離だけずれた位置に配置することによって、ほぼ等位相の特性を得ることができる。
図3(a)は、第1の端子8から第2の端子9、および第3の端子10へ、夫々分配される信号の、振幅の周波数特性の一例を示す。図において、横軸は周波数、縦軸は信号の振幅[dB]を示し、第2の端子9の振幅をポート2、第3の端子10の振幅をポート3として示す。
理想的な等分配では、第2の端子9と第3の端子10の信号は、共に−3dBとなる。しかし、この実施の形態1によるT分岐導波管では、第2の端子9の信号が大きく(−2[dB])、第3の端子10の信号が小さく(−5[dB])なって、不等分配特性が得られていることがわかる。
次に、図3(b)は、第1の端子8から第2の端子9、および第3の端子10へ、夫々分配される通過信号の位相特性を示す。図において、縦軸は周波数、横軸は通過位相差(S31/S21)を示す。ここで、この実施の形態によるT分岐導波管の位相特性の効果を説明するために、比較対照として、従来例のT分岐導波管の位相特性を図中の破線に示す。図に示すように、従来例のT分岐導波管では50°前後の位相差が生じているのに対して、この実施の形態のT分岐導波管ではほぼ等位相な特性が得られている。
図4には、図3(b)で比較対照として例示した、従来例のT分岐導波管の構成を示す。図4(a)は斜視図、図4(b)はE面での断面図を示す。図4に示す従来例では、側導波管12内で、主導波管の中心線15よりも第3の端子10側に、導体ポスト14が設けられている。その代わり、アイリス16、17、および導体板18が設置されていない。図中で、図2と同一符号のものは、図2と同一相当のものである。
以上により、この実施の形態によるT分岐導波管では、主導波管の側導波管との接続口周辺に、アイリスを左右非対称にして設けて、かつ導体板を主導波管の中心線上からずらして配置することによって、第2の端子9および第3の端子10との間で、電力を損失が少なく所望の分配比で不等分配することができるとともに、分配後の第2の端子9、および第3の端子10の通過位相を、ほぼ等位相にすることができる。
なお、以上の説明では、T分岐導波管を入力信号の不等分配器として用いる例について示したが、T分岐導波管を不等合成する合成器として用いても良い。この場合、第2の端子9および第3の端子10に夫々入力された電力振幅の異なるRF信号が、第1の端子8に合成されて出力されることは言うまでもない。この際、第2の端子、第3の端子との間で、電力を損失が少なく所望の分配比で不等合成することができるとともに、合成前の第2、第3の端子の通過位相を、ほぼ等位相にすることができる。
実施の形態2.
図5は、この発明の実施の形態2の構成を示す図である。図5(a)は斜視図であり、図5(b)はE面での断面図である。図に示すように、この実施の形態では、第2の端子9側のアイリス16を設けることなく、T分岐導波管を構成している。このような構成であっても、アイリス17の導波管内へ突出する幅を適切に設定することによって、同様の効果が得られる。
なお、図中の図2と同一符号のものは、図2と同一相当のものを示す。
この発明の実施の形態1による導波管スロットアレーアンテナの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるT分岐導波管の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1による、(a)T分岐導波管の振幅特性、および(b)通過位相特性を示す図である。 比較例として示す、従来のT分岐導波管の構成を示す図である。 他の実施の形態を示す図である。
符号の説明
1 放射スロット、2 放射導波管、3 サブアレー、4 導波管給電回路、5 斜めスロット、8 第1の端子、9 第2の端子、10 第3の端子、11 主導波管、12 側導波管、14 導体ポスト、15主導波管の中心線、16 アイリス、17 アイリス、18 導体板。

Claims (3)

  1. 一端を第1の端子とした主導波管と、
    一端を第2の端子、他端を第3の端子とし、一方のH面に接続口を有して前記主導波管の他端が当該接続口に接続された側導波管とを備え、
    前記接続口周辺で、前記主導波管の相対するH面に夫々幅の異なる第1、第2のアイリスが配置され、
    前記主導波管の中心線からずれた位置に、前記側導波管の上下に接するとともに前記側導波管における前記接続口側のH面と反対側のH面から突出して導体板が配置されたことを特徴とするT分岐導波管。
  2. 前記第1のアイリスが前記第2の端子側に配置され、前記第2のアイリスが前記第3の端子側に配置されるとともに、前記第2のアイリスの方が前記第1のアイリスよりも幅が大きく、
    前記主導波管の中心線に対して、前記第3の端子側にずれた位置に、前記導体板が配置されたことを特徴とする請求項1記載のT分岐導波管。
  3. 前記請求項1もしくは請求項2に記載のT分岐導波管と、当該T分岐導波管によって給電される複数のサブアレーとを備えたことを特徴とするアレーアンテナ。
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