JP2007067581A - 円偏波アレーアンテナ - Google Patents

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【課題】給電回路から給電される放射素子が複数設けられた円偏波アレーアンテナにおいて、軸比を低減させ、帯域を広げることを目的とする。
【解決手段】本発明は、導波管または誘電体導波管構造の給電回路1の対向する一方の面にスロット12が形成されるとともに給電回路1の対向する他方の面に放射素子群(円柱状誘電体共振器2a〜2j)が設けられてなる円偏波アレーアンテナであって、スロット12は給電回路1の長手方向の略中央部に該長手方向に垂直な方向に延びる形状に形成されており、スロット12から給電回路1の長手方向の一端側に配置された放射素子(円柱状誘電体共振器2a〜2e)と他端側に配置された放射素子(円柱状誘電体共振器2f〜2j)とが対をなして放射素子群が構成されてなり、給電回路1の長手方向の両端面1a,1bが開放されていることを特徴とする円偏波アレーアンテナである。
【選択図】図3

Description

本発明は、1つの給電回路から複数の円偏波の放射素子に給電される給電構造を具備する円偏波アレーアンテナに関するものである。
近年、携帯電話に代表される無線通信の研究が盛んに進められている。無線を用いたデータ通信、移動体通信等が注目されているが、その中の一部で、データ通信の伝送速度は、光通信で代表されるFTTH(Fiber to The Home)の100Mbps以上の伝送速度を達成しているものもある。
これら無線情報通信に適したアンテナの偏波は円偏波と言われている。なぜなら円偏波は、導体で反射されると逆円偏波になり受信できなくなるからである。つまり、反射波の受信を抑制させ所望な電波だけを受信できる。また、GPSに代表される衛星移動通信においては、受信アンテナの偏波を一致させるためにアンテナを回転調整させる必要がなくなるという利点がある。
円偏波アンテナの例として、特許文献1に記載される円偏波アレーアンテナが知られている。この特許文献1に記載される円偏波アンテナにおいては、図7の概略断面図に示すように、両端が閉鎖された導波管7を給電回路として用いている。そして、この導波管7の下面の長手方向略中央部には、スロット71が形成されており、導波管7の下側に配置された上面にスロット81を有する他の導波管8とスロット71と81によって結合されており、導波管7にはこのスロット71,81を通じて給電されるようになっている。
一方、この導波管7の上面には、放射素子としての円柱状誘電体共振器9(9a〜9j)が等間隔に複数個設けられている。そして、導波管7の上面に設けられたスロット72(72a〜72j)を通してこの円柱状誘電体共振器9(9a〜9j)に給電される構造になっている。
特開2002−353727
このような従来の円偏波アンテナにおける給電構造では、放射素子の共振周波数においては、放射素子でほとんどの信号が放射されて終端面(長手方向両端面)に信号が伝播しないため、反射波は少なかった。
しかしながら、共振周波数に対して信号の周波数がずれるに伴って反射波が多くなり、放射素子において逆円偏波を放射させ、軸比が顕著に悪化し帯域を狭くすることがあった。これは、給電回路の終端面(長手方向両端面)における反射波が再度、放射素子より放射され、その偏波が所望の円偏波に対し逆円偏波になることが一つの要因である。
例えば、図9に示す円偏波アレーアンテナでは、導波管7の終端面7a、7bにおいて反射波が生じ、それが円柱状誘電体共振器9において放射され逆円偏波を生じさせる。円柱状誘電体共振器9の共振周波数においては、円柱状誘電体共振器9でほとんどの信号が放射され終端部7a、7bに信号が伝播しないため、反射波は少ないが、共振周波数に対し信号の周波数がずれるに伴い反射波が多くなり円柱状誘電体共振器9において逆円偏波を放射させ、結果的に、共振周波数からずれた時、軸比が顕著に悪化してしまうのである。
本発明は、上記問題点を解決すべく案出されたものであり、給電回路に放射素子が複数設けられた円偏波アレーアンテナにおいて、軸比を低減させ、帯域を広げることを目的とするものである。
本発明者等は、上記目的を達成するために検討を重ねた結果、給電回路の終端面(長手方向両端面)で反射しないようにこの終端面(長手方向両端面)を開放することで、良好な軸比特性が得られることを見出した。
すなわち本発明は、導波管または誘電体導波管構造の給電回路の対向する一方の面にスロットが形成されるとともに前記給電回路の対向する他方の面に放射素子群が設けられてなる円偏波アレーアンテナであって、前記スロットは前記給電回路の長手方向の略中央部に該長手方向に垂直な方向に延びる形状に形成され、前記スロットから前記給電回路の長手方向の一端側に配置された放射素子と他端側に配置された放射素子とが対をなして前記放射素子群が構成され、前記給電回路の長手方向の両端面が開放されていることを特徴とする円偏波アレーアンテナである。
また本発明は、上記の円偏波アレーアンテナにおいて、前記給電回路の長手方向の一端に向かって一列に配置された複数の放射素子と他端に向かって一列に配置された複数の放射素子とが順に対をなして前記放射素子群が構成され、隣り合う放射素子の間隔は等間隔になっていることを特徴とするものである。
本発明の円偏波アレーアンテナによれば、給電回路の終端面(長手方向両端面)が開放されているので、反射波が発生しないため、軸比の劣化を防止でき、これにより、帯域を拡げることができる。そして、かかる円偏波アレーアンテナを無線システムに適用することによって、高速、大容量データ伝送に適した無線LANシステムまたは映像伝送システムを提供することができる。
本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の円偏波アレーアンテナの一実施形態を示す概略斜視図である。この図1において、1は本発明における給電回路としての第一の給電回路、2は放射素子としての円柱状誘電体共振器、11は円柱状誘電体共振器2と第一の給電回路1とを電磁的に結合するための結合孔、3は複数の第一の給電回路1に給電するための第二の給電回路、31は第一の給電回路1と第二の給電回路3とを結合するために第二の給電回路3の上面に形成されたスロットであり、5は第二の給電回路3の端部に作られたアンテナポートである。
図1に示す本発明の給電回路としての第一の給電回路1、および第二の給電回路3はともに導波管型の給電回路である。この構造において、第二の給電回路3は分岐構造を有しており、アンテナポート5から給電された信号は、分岐部を通過することで分配されるようになっている。そして、分配された信号は、第二の給電回路3の複数回分岐され、6つ設けられたそれぞれの終端に近接して形成されたスロット31へ到達する。
図2は、図1の円偏波アレーアンテナにおける1つの第一の給電回路1と第二の給電回路3との配置の関係を示す概略斜視図である。この円偏波アレーアンテナにおいては、本発明における給電回路としての第一の給電回路1が、第二の給電回路3の上側に、信号の伝送方向が互いに平行になるように、後述の第一の給電回路2におけるスロット12と第二の給電回路3におけるスロット31の形成された位置を一致させるように重ね合わせて配置されている。具体的には、図2のA−A線端面図である図3に示すように、第二の給電回路3における終端面3aから距離Sの位置の上面(上側導波管壁)にスロット31が設けられており、また、第一の給電回路1の下面(下側導波管壁)の長手方向の略中央部分にもスロット12が設けられ、これら2つのスロットの位置を一致させることによって、これらを通じて第二の給電回路3から第一の給電回路1に給電される。なお、第二の給電回路3における距離Sは、λ/2(λ:信号波長)程度になっている。
このスロット12,31は、長手方向に垂直な方向に延びる形状に形成されたものであって、一般には長辺と短辺からなる略長方形の孔になっている。ここで、長手方向に垂直な方向に延びる形状とは、長辺がこの長手方向に垂直な方向に配置されていることを意味する。そのサイズは、使用周波数や周波数の帯域幅により適宜設定されるが、長辺はλ/2相当長さにするのが好ましく、短辺はλ/5相当長さからλ/50相当長さに設定するのが好ましい。このような構造により、スロット12,31から第一の給電回路1の長手方向両端に向かって給電される。なお、図1では説明の便宜上、手前の3つの第一の給電回路1は省略されている。
6つの第一の給電回路1のうちのそれぞれの第一の給電回路1の上面(スロット12の形成された面に対向する面)には、放射素子群としての複数の放射素子(円柱状誘電体共振器2)が設けられている。この放射素子群とは、具体的には、第一の給電回路1の一端側に配置された放射素子(円柱状誘電体共振器)と他端側に配置された放射素子(円柱状誘電体共振器)とが対をなして構成されたものである。ここで、スロット12から一端側に配置された放射素子までの距離と他端側に配置された放射素子までの距離とが等しくなっている。また、さらに多くの放射素子を配置させた場合には、放射素子群とは、長手方向の一端に向かって一列に配置された複数の放射素子と他端に向かって一列に配置された複数の放射素子とが順に対をなして構成されたものである。このとき、隣り合う放射素子の間隔は等間隔になっていて、スロット12からこれに近接する放射素子までの距離は隣り合う放射素子の間隔の略1/2になっている。
図1〜図3に示す例では、長手方向略中央部から一端にかけて5個の円柱状誘電体共振器2(2a〜2e(一部省略))が一列に等間隔に設けられ、長手方向の略中央部から他端にかけて5個の円柱状誘電体共振器2(2f〜2j(一部省略))が一列に等間隔に設けられ、合計10個の円柱状誘電体共振器2が設けられている。ここで、一端に向かって配置された円柱状誘電体共振器の個数と他端に向かって配置された個数は同じであり、両者は対になっている。なお、対になっているとは、スロットから一端側に配置される放射素子までの距離とスロットから他端側に配置される放射素子までの距離が等しく、一端に向かって一列に配置された放射素子の間隔と他端に向かって一列に配置された放射素子の間隔とが等しいことを意味する。本発明においては、少なくとも1対以上になっている。
また、一端に向かって一列に配置された円柱状誘電体共振器2a〜2eと他端に向かって一列に配置された円柱状誘電体共振器2f〜2jとは、それぞれスロット12の長軸方向の異なる端部から一列に、換言すれば両者は第一の給電回路1の異なる側面寄りに配置されている。
そして、図2に示すように、第一の給電回路1の上面には円柱状誘電体共振器2(2a〜2j)に対応してこれらと第一の給電回路1の内部とを電磁的に結合するための結合孔11(11a〜11j)が設けられている。このような構造により、第一の給電回路1より結合孔11を経て円柱状誘電体共振器2に給電された信号が、この円柱状誘電体共振器2の開口部hから円偏波として放射される。
上述の円偏波アレーアンテナによれば、第二の給電回路3からの信号がスロット12を通して第一の給電回路1に給電され、給電された信号は第一の給電回路1内で異なる方向に電力分配される。逆に、第一の給電回路1内で、円柱状誘電体共振器2a〜2j、結合孔11a〜11jを通して導入された信号は、スロット12へ向かい、スロット12で電力合成され、第二の給電回路3に伝送される。
そして本発明は、図3に示すように、第一の給電回路1の長手方向両端面(終端面1aと終端面1b)が開放されていることが重要である。これにより、反射波が発生しないため、軸比の劣化を防止でき帯域を拡げることができる。
次に、他の実施形態について、図面に基づいて説明する。
前述の例では、給電回路として内部が空洞で金属製導波管壁を有する導波管構造の場合について説明したが、給電回路としてはこれに限定されず、上下に設けられた平面導体と、側壁として設けられたビアホール導体群とから構成される誘電体導波管構造のものも採用できる。
図4は、本発明の給電回路を誘電体導波管構造とした形態の概略斜視図である。図4において誘電体層41の上下には、一対の導体層421、422が設けられている。また、誘電体層41には、信号伝送方向に信号波長の2分の1(λ/2)未満の繰り返し間隔cで、かつ信号伝送方向と直交する方向に所定の幅dで上下一対の導体層421、422間を電気的に接続するように2列の複数の貫通導体からなる貫通導体群43が形成されている。この上下一対の導体層421、422と貫通導体群43で囲まれる領域が第一の給電回路4として機能する。
また、誘電体層41の内部には、貫通導体群43の各列を形成する貫通導体同士を電気的に接続し、導体層421、422と平行に補助導体層44が必要に応じて形成されている。かかる構成によって、誘電体導波管構造の第一の給電回路4が形成されている。なお、図では補助導体層44は1層のみ設けられているが、複数層設けられていてもよい。このように、一対の導体層421、422と貫通導体群43とで囲まれた領域に対してさらに補助導体層44を形成することにより、第一の給電回路4の内部から見るとその側壁は貫通導体群43と補助導体層44とによって細かな格子状になる。これにより、様々な方向の電磁波が遮蔽され、導波管壁としての機能を高めることができる。
ここで、誘電体層41の厚みe、すなわち一対の導体層421、422間の間隔に対する制限は特にないが、シングルモードで用いる場合には間隔dに対して2分の1程度または2倍程度とすることがよい。図4に示す例では、誘電体層14の厚みeは間隔dに対して1/2程度になっており、誘電体導波管線路(第一の給電回路4)のH面に当たる部分が導体層421、422で、E面に当たる部分が貫通導体群43および補助導体層44でそれぞれ形成されることになっている。また、間隔dに対して厚みeを2倍程度とすれば、誘電体導波管線路(第一の給電回路4)のE面に当たる部分が導体層421、422で、H面に当たる部分が貫通導体群43および補助導体層44でそれぞれ形成されることとなる。
なお、間隔cが信号波長の2分の1(λ/2)未満の間隔に設定されることで、貫通導体群43により電気的な壁が形成できる。特に、電磁波のもれを防止するうえで、信号波長の4分の1(λ/4)未満であることが望ましい。
図5および図6は、図4に示す誘電体導波管構造の給電回路を用いた円偏波アレーアンテナを示している。このものの基本構造は、図1〜図3に示す導波管構造の円偏波アレーアンテナと同じである。なお、図5においては、誘電体層を省略し、円偏波アレーアンテナの円柱状誘電体共振器5a,5jと、導体層421や貫通導体43の配置のみを図示したものである。この図5から明らかなように、貫通導体を所定の間隔cをもって一列に配置した構造の貫通導体群43によって、擬似的な導波管壁が形成されている。また、第一の給電回路4と第二の給電回路6とは、第一の給電回路4の下側の導体層422と第二の給電回路6の上側の導体層61とを兼ねる導体層422に設けられたスロット45によって結合されている。また、第一の給電回路4の内部は、上側の導体層421に形成されたスロット46a〜46jによって放射素子5a〜5jと結合され、給電される。
かかる誘電体導波管構造を採用した場合においても、第一の給電回路4の終端面(長手方向両端面)が開放されていることが、反射波を発生させず、軸比の劣化を防止でき帯域を拡げることができるためには必要である。
ここで、第一の給電回路4の開放された端面からは、出力が大きい場合など、場合によっては信号が放射されることがあるが、この放射される信号が円柱状誘電体共振器2から放射される電磁波または隣接する電子部品や線路に悪影響を及ぼすことがないように、放射方向を制御する構造になっているのが好ましい。
例えば、図7に示すように、第一の給電回路4を形成する誘電体層の端面を傾斜させる方法が挙げられる。このものは、図面上、上側の導体層421が短くなるように形成されている。ここで、この傾斜角は、図に示すθが0〜90度の範囲内になっている。この構造により、端面から放射される信号(電磁波)は、誘電体と空気との誘電率差によって下方向に反射され放射される。これは円柱状誘電体共振器から放射される放射方向とは逆の方向なので悪影響はない。一方、図7とは逆の傾斜角に形成した場合は、端面から放射される信号が上方向(円柱状誘電体共振器から放射される放射方向)に反射され放射されるので、好ましくない。
また、図8に示すように、第一の給電回路4を形成する誘電体層の端面を半円構造にする方法が挙げられる。この構造によれば、レンズ効果により、信号(電磁波)の放射角度を小さくすることができ、悪影響のないように制御することができる。
なお、図4から図6に示した誘電体導波管を構成する誘電体層41としては、誘電体として機能して高周波信号の伝送を妨げることのない特性を有するものであればとりわけ限定するものではないが、給電回路を形成する際の精度および製造の容易性の点からはセラミックスから成ることが望ましい。このような誘電体層41としては、比誘電率εrが4〜100程度であり、例えばアルミナセラミックスや窒化アルミニウムセラミックス、ガラスセラミックスなどの低温焼成セラミックス等が採用できるが、特に、ガラスセラミックスなどの低温焼成セラミックスが好適に用いられる。そして、この誘電体層41は、例えばセラミックス原料粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して泥漿状になすとともに、これを周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等を採用してシート状となすことによって複数枚のセラミックグリーンシートを得て、これを積層し、焼成することによって作製される。
また、貫通導体群43は、通常のビアホール導体により形成すればよく、例えばセラミックグリーンシートに打ち抜き加工を施して作製した貫通孔に導体層と同様の導体ペーストを埋め込み、しかる後、誘電体層と同時に焼成して形成する。なお、貫通導体は直径50〜300μmが適当である。
このような誘電体導波管構造によれば、30GHz以上のミリ波帯域においても伝送損失が小さく、多層基板内に自由に形成することができる点で、導波管構造よりも有利な構造である。
本発明の円偏波アレーアンテナは、広帯域な軸比特性を有する点で優れていることから、とりわけ無線システムに好適に使用することができる。具体的な無線システムとして、例えば、無線LANシステムにおいて、1.5Mbps以上の高速、大容量のデータ伝送が可能になる。
また、映像伝送システムにおいては、ハイビジョン放送などの大容量映像データを、非圧縮で伝送できることから、圧縮に伴う映像データの劣化を防止し、また圧縮するための部品を削減できることから、システムの低コスト化が実現できる。
本発明の円偏波アレーアンテナの一実施形態を示す概略斜視図である。 図1に示す円偏波アレーアンテナにおける1つの第一の給電回路1と第二の給電回路3との配置の関係を示す概略斜視図である。 図2のA−A線端面図である。 本発明における給電回路を誘電体導波管構造とした形態の概略斜視図である。 本発明の円偏波アレーアンテナの他の実施形態であって、図4に示す給電回路を用いた円偏波アレーアンテナの概略斜視図である。 図5のB−B線端面図である。 図5に示す円偏波アレーアンテナの端面を改良した場合の一例の説明図である。 図5に示す円偏波アレーアンテナの端面を改良した場合の他の例の説明図である。 従来の円偏波アレーアンテナの給電構造を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1:第一の給電回路
11:結合孔
12:スロット
1a,1b:終端面
2,2a〜2j:円柱状誘電体共振器
3:第二の給電回路
31:スロット
3a:終端面
4:第一の給電回路
41:誘電体層
421,422:導体層
43:貫通導体群
44:補助導体層
5:アンテナポート

Claims (2)

  1. 導波管または誘電体導波管構造の給電回路の対向する一方の面にスロットが形成されるとともに前記給電回路の対向する他方の面に放射素子群が設けられてなる円偏波アレーアンテナであって、
    前記スロットは、前記給電回路の長手方向の略中央部に、該長手方向に垂直な方向に延びる形状に形成され、
    前記スロットから前記給電回路の長手方向の一端側に配置された放射素子と他端側に配置された放射素子とが対をなして前記放射素子群が構成され、
    前記給電回路の長手方向の両端面が開放されていることを特徴とする円偏波アレーアンテナ。
  2. 前記給電回路の長手方向の一端に向かって一列に配置された複数の放射素子と他端に向かって一列に配置された複数の放射素子とが順に対をなして前記放射素子群が構成され、
    隣り合う放射素子の間隔は等間隔になっていることを特徴とする請求項1に記載の円偏波アレーアンテナ。
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