JP6003502B2 - 硬貨処理装置 - Google Patents

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本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、収納部に収納された硬貨を精査等するために回収処理を行う硬貨処理装置に関する。
昨今、金融機関のATM(Automated Teller Machine)に代表される自動取引装置は、銀行、コンビニエンスストアなど、多様な場所に設置されている。顧客は、この自動取引装置に表示される表示画面において各種操作を行うことにより、入金、出金等の取引を行うことができる。
上記の自動取引装置は、内部に、硬貨の入金や出金等を処理する硬貨処理装置を有する。この硬貨処理装置は、入金された硬貨を金種別に収納する第1収納部を有する。また、硬貨処理装置は、硬貨を多量収納するために、第1収納部が満杯になった時に、異なる金種の硬貨を纏めて収納する第2収納部を有する(特許文献1参照)。
また、硬貨処理装置においては、第1収納部及び第2収納部に入金処理により収納された硬貨を精査するために、硬貨を回収部に搬送する回収処理が行われる。この際、第1収納部と第2収納部に収納された硬貨は、一時保留部に搬送されて一時的に蓄積された後に、回収部に搬送される。
特開2011−170417号公報
ところで、第1収納部は硬貨を金種別に収納するため、第1収納部から一時保留部に金種別に搬送することになり、異なる金種の硬貨を纏めて収納する第2収納部から一時保留部に硬貨を搬送する場合に比べて、搬送時間が長い。また、上述したように第1収納部が満杯になった時に第2収納部に硬貨が収納されるため、回収処理の際に、満杯になった第1収納部の硬貨を回収部に搬送することになり、処理時間が更に長くなる恐れがある。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、第1収納部及び第2収納部に収納された硬貨を回収する際の処理時間が長くなることを抑制可能な、新規かつ改良された硬貨処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、金種別に硬貨を分けて収納する第1収納部と、異なる金種の硬貨を混在させて収納する第2収納部と、入金処理の際に、前記第1収納部に収納された硬貨が前記第1収納部の最大収納枚数よりも少ない所定枚数に達していない場合には、前記第1収納部に硬貨を搬送させ、前記第1収納部に収納された硬貨が前記所定枚数に達した場合には、前記第2収納部に硬貨を搬送させる制御部と、を備える、硬貨処理装置が提供される。
かかる硬貨処理装置においては、入金処理の際に、第1収納部に収納された硬貨が第1収納部の最大収納枚数よりも少ない所定枚数に達していない場合には、第1収納部に硬貨が搬送され、第1収納部に収納された硬貨が所定枚数に達した場合には、第2収納部に硬貨が搬送される。このため、回収処理を行う際に、第1収納部に硬貨が満杯になることを防止できるので、第1収納部に収納された硬貨が回収部に回収されるまでの時間を短くできる。一方で、第2収納部に収納される硬貨の枚数は増えるが、第1収納部から回収部までの硬貨の搬送時間に比べて、第2収納部から回収部までの硬貨の搬送時間が短いので、第1収納部と第2収納部に収納された硬貨の回収部までのトータルの搬送時間の増加を抑制できる。従って、第1収納部及び第2収納部に収納された硬貨を回収する際の処理時間が長くなることを抑制できる。
また、上記の硬貨処理装置において、前記第1収納部と前記第2収納部に収納された硬貨を回収する回収部を備え、前記制御部は、回収処理の際に、前記第1収納部と第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記制御部は、前記回収処理の際に、前記第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させた後に、前記第1収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記第1収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送する途中で当該硬貨を一時保留し、前記第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送する途中で当該硬貨を一時保留する一時保留部を備え、前記制御部は、同一の搬送路を往復させて、前記第1収納部に収納された硬貨を前記一時保留部を経由して前記回収部に搬送させ、同一の搬送路を往復させずに、前記第2収納部に収納された硬貨を前記一時保留部を経由して前記回収部に搬送させることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記第1収納部と前記第2収納部に収納された硬貨を回収部に搬送する搬送部を備え、前記搬送部は、前記第1収納部に収納された硬貨を前記一時保留部に搬送する第1搬送部と、前記第2収納部に収納された硬貨を前記一時保留部に搬送する第2搬送部と、を備え、前記第2搬送部が硬貨を搬送する搬送速度が、前記第1搬送部が硬貨を搬送する搬送速度よりも速いこととしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記搬送部は、前記硬貨を搬送させる搬送路を有し、前記第1収納部は、前記搬送路において硬貨の金種別に複数配置されていることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記金種別の第1収納部には、前記搬送路における前記一時保留部との間の搬送距離が前記第2収納部と前記一時保留部との間の搬送距離よりも長い第1収納部が、少なくとも一つ以上含まれることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記第1収納部は、収納した硬貨を、前記搬送路における一方向のみに搬送させるように繰り出すこととしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記制御部は、前記所定枚数の閾値を変更して設定可能であることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記制御部は、前記入金処理の際に、前記第2収納部に収納された硬貨が前記第2収納部の最大収納枚数に達した場合には、前記所定枚数の硬貨が収納された前記第1収納部に硬貨を搬送させることとしても良い。
また、上記の硬貨処理装置において、前記制御部は、前記第1収納部に収納された硬貨が前記第1収納部の前記最大収納枚数に達するまで、前記第1収納部に硬貨を搬送させることとしても良い。
以上説明したように本発明によれば、第1収納部及び第2収納部に収納された硬貨を回収する際の処理時間が長くなることを抑制することが可能となる。
第1の実施形態に係る硬貨処理装置10の内部構成例の概略を示す図である。 硬貨処理装置10の構成例を示すブロック図である。 入金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。 出金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。 金種別スタッカ40から補充回収カセット48に硬貨を回収する際の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。 オーバーフロースタッカ44から補充回収カセット48に硬貨を回収する際の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。 入金処理時の硬貨搬送の制御例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る入金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。 第2の実施形態に係る入金処理時の硬貨搬送の制御例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
(1−1.硬貨処理装置の構成例)
図1及び図2を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る硬貨処理装置10の構成例について説明する。図1は、第1の実施形態に係る硬貨処理装置10の内部構成例の概略を示す図である。図2は、硬貨処理装置10の構成例を示すブロック図である。
硬貨処理装置10は、例えば、金融機関やコンビニエンスストア等の店舗に設置され、顧客との間での取引(入金、出金等)を行う自動取引装置に内蔵された装置である。硬貨処理装置10は、入金取引時に係員が投入した硬貨を受け入れ、受け入れた硬貨を識別及び計数して収納する機能を有する。また、硬貨処理装置10は、出金取引時に硬貨を繰り出し、繰り出した硬貨を計数して出金する機能を有する。
硬貨処理装置10は、図1に示すように、入出金部20と、繰出部24と、搬送部28と、識別部32と、一時保留部36と、第1収納部の一例である金種別スタッカ40と、第2収納部の一例であるオーバーフロースタッカ44と、回収部の一例である補充回収カセット48と、補充搬送部52と、を有する。また、硬貨処理装置10は、図2に示すように、表示部60と、操作部62と、制御ユニット70と、を有する。
入出金部20は、顧客若しくは係員が投入した入金硬貨を受け入れ、又は顧客若しくは係員に出金硬貨を渡す機能を有する。入出金部20は、硬貨を受け止める受皿21を有する。受皿21は、回動可能に設けられ、例えば反転することにより硬貨を下方へ放出可能である。受皿21から放出された硬貨は、受皿21の下方に設けられた繰出部24にシュート22を通じて落下する。
繰出部24は、受皿21から放出された硬貨を受け取り、受け取った硬貨を搬送部28に繰り出す機能を有する。繰出部24は、例えば硬貨を1枚ずつ分離して繰り出すための回転円盤を有する。
また、繰出部24は、硬貨を検知するセンサを有し、繰り出されずに残留するクリップ等の異物を検出可能である。繰出部24は、異物が残留している場合には、異物を下方に位置する異物シュート25に放出する。これにより、異物は、異物返却口26に返却されることになる。
搬送部28は、硬貨を搬送する機能を有する。搬送部28は、硬貨が搬送される搬送路29と、硬貨を搬送するためのベルト等の搬送部材(不図示)とを有する。搬送部28は、搬送路において図1に示す方向D1又は方向D2に搬送可能である。例えば、搬送部28は、繰出部24から繰り出された硬貨を方向D1へ向けて搬送して、識別部32に至らせる。
識別部32は、搬送路29内に設けられ、搬送される硬貨の少なくとも金種、真偽、正損等を識別する機能を有する。また、識別部32は、搬送される硬貨を計数する機能も有する。識別部32は、ここでは光学センサであるが、これに限定されず、多様な方式のセンサを採用しうる。
一時保留部36は、搬送路29で搬送された硬貨を一時保留するためのものである。例えば入金処理の際に、繰出部24から繰り出されて搬送された硬貨が、一時保留部36に一時的に蓄積される。また、一時保留部36は、例えば硬貨を繰り出すための回転円盤を有し、一時的に蓄積された硬貨を1枚ずつ搬送路29に繰り出す機能も有する。
金種別スタッカ40は、出金用の硬貨を金種別に分けて収納する機能を有する。本実施形態では、搬送路29において繰出部24と一時保留部36の間に、硬貨の金種別に複数の金種別スタッカ40a〜40fが設けられている。例えば、金種別スタッカ40aは1円硬貨を収納し、金種別スタッカ40bは50円硬貨を収納する。また、金種別スタッカ40a〜40fは、それぞれ所定の最大収納枚数Mだけ硬貨を収納できる。
入金処理の際に一時保留部36に一時保留された硬貨は、一時保留部から繰り出されて方向D2に搬送されながら、対応する金種別スタッカ40に振分けられる。なお、搬送路29には硬貨の搬送方向を切り替える切替ゲートが設けられており、切替ゲートによって硬貨が対応する金種別スタッカ40に振分けられる。
オーバーフロースタッカ44は、本実施形態では硬貨処理装置10の下方に固定配置されている。オーバーフロースタッカ44は、異なる金種の硬貨を混在させて(非整列状態で纏めて)収納する機能を有する。オーバーフロースタッカ44は、入金処理の際に、金種別スタッカ40に所定枚数の硬貨が収納された場合に、その後に入金される硬貨を収納する。また、オーバーフロースタッカ44は、収納した硬貨を補充搬送部52に繰り出す機能を有する。
オーバーフロースタッカ44は、異なる金種の硬貨を混在させて収納する収納部44aと、収納部44aの硬貨を補充搬送路52に繰り出すためのベルト44bとを有する。収納部44aには、搬送路29に設けられた切替ゲート30aによりシュート31aに振分けられた硬貨が、シュート31aを落下して収納される。なお、切替ゲート30aは、開動作することにより、硬貨をシュート31aに振り分ける。
また、オーバーフロースタッカ44には、識別部32で正常硬貨と識別されなかったリジェクト硬貨を収納するリジェクトボックス45が設けられている。リジェクトボックス45には、切替ゲート30bによりシュート31bに振分けられた硬貨が、シュート31bを落下して収納される。なお、リジェクトボックス45は、着脱可能な構成となっている。
補充回収カセット48は、硬貨処理装置10に対して着脱可能なカセットである。補充回収カセット48は、各種処理によって硬貨処理装置10内の硬貨が不足した場合に、カセット内に装填された硬貨を補充するためのものである。また、補充回収カセット48は、回収処理の際に、金種別スタッカ40やオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を、カセット内に回収する。
補充回収カセット48への硬貨の回収は、搬送部28が、金種別スタッカ40とオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送することにより行われる。なお、硬貨の精査等のための回収処理の際に、一時保留部36は、金種別スタッカ40に収納された硬貨が補充回収カセット48に搬送される途中で当該硬貨を一時保留し、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨が補充回収カセット48に搬送される途中で当該硬貨を一時保留する。
補充回収カセット48は、異なる金種の硬貨を混在させて収納する収納部48aと、収納部48aの硬貨を補充搬送部52に繰り出すためのベルト48bとを有する。収納部48aには、搬送路29に設けられた切替ゲート30cによりシュート31cに振分けられた硬貨が、シュート31cを落下して収納される。また、補充回収カセット48には、識別部32で正常硬貨と識別されなかったリジェクト硬貨を収納するリジェクトボックス49が設けられている。リジェクトボックス49には、切替ゲート30dによりシュート31dに振分けられた硬貨が、シュート31dを落下して収納される。
補充搬送部52は、オーバーフロースタッカ44や補充回収カセット48から繰り出された硬貨を、硬貨処理装置10の上方(例えば、一時保留部36)に搬送する機能を有する。補充搬送部52は、例えば硬貨を上方に搬送する搬送コンベア(不図示)を有し、硬貨を高速に搬送可能である。すなわち、補充搬送部52が硬貨を搬送する搬送速度は、搬送部28が硬貨を搬送する搬送速度よりも速い。これにより、回収処理の際に、オーバーフロースタッカ44の硬貨を一時保留部36に迅速に搬送できる。なお、本実施形態では、搬送部28が第1搬送部に該当し、補充搬送部52が第2搬送部に該当する。
ところで、6つの金種別スタッカ40a〜40eには、搬送路における一時保留部36との間の搬送距離がオーバーフロースタッカ44と一時保留部36との間の補充搬送路42の搬送距離よりも長い金種別スタッカが、少なくとも一つ以上含まれる。これにより、回収処理の際に、オーバーフロースタッカ44の硬貨を一時保留部36に迅速に搬送できる。本実施形態では、図1を見ると分かるように、オーバーフロースタッカ44と一時保留部36の間の補充搬送路52の搬送距離は、6つの金種別スタッカ40a〜40fのうちの金種別スタッカ40a〜40dと一時保留部36の間の搬送距離よりも短い。なお、搬送距離の関係は上記に限定されず、例えば、6つの金種別スタッカ40a〜40fのうちの一時保留部36から最も離れた金種別スタッカ40aと一時保留部36の間の搬送距離が、オーバーフロースタッカ44と一時保留部36の間の搬送距離よりも長いこととしても良い。
表示部60は、メニュー画面や、処理結果画面等を表示する。操作部62は、係員の操作を受け付けるためのものであり、係員が操作部62を操作することにより、入金処理、出金処理、回収処理が行われる。表示部60及び操作部62は、例えば硬貨処理装置10の上部に設けられている。
制御ユニット70は、硬貨処理装置10の全体動作を制御する。制御ユニット70は、図2に示すように、制御部72と、記憶部74とを有する。制御部72は、上述した各構成要素の動作を制御する。記憶部74は、制御部72が実行するプログラムや各種のデータを記憶する。
ところで、制御ユニット70は、詳細は後述するが、入金処理の際に以下のように制御する。すなわち、制御ユニット70は、金種別スタッカ40に収納された硬貨が金種別スタッカ40の最大収納枚数Mよりも少ない所定枚数である設定枚数Nに達していない場合には、金種別スタッカ40に硬貨を搬送させる。一方で、制御ユニット70は、金種別スタッカ40に収納された硬貨が設定枚数Nに達した場合には、オーバーフロースタッカ44に硬貨を搬送させる。このように、入金処理の際に金種別スタッカ40に搬送させる硬貨の枚数を制限することにより、その後の回収処理の際に、搬送処理が速く行われるオーバーフロースタッカ44からの硬貨の搬送量が増えるので、回収処理に費やす時間を短くできる。
なお、制御ユニット70は、設定枚数Nの大きさを変更して設定可能である。例えば、係員が操作部62により設定枚数Nの大きさを変更すると、制御ユニット70は、変更後の設定枚数Nに設定する。
また、制御ユニット70は、詳細は後述するが、回収処理の際に、金種別スタッカ40に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送させると共に、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送させる。例えば、制御ユニット70は、回収処理の際に、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送させた後に、金種別スタッカ40に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送させる。すなわち、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を先に回収する。
オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を先に回収することで、金種別スタッカ40に収納された硬貨を先に回収する場合に比べて、回収処理の際に障害が発生しても運用再開に要する時間を短くできる。すなわち、金種別スタッカ40の硬貨を先に回収する場合には、その後のオーバーフロースタッカ44の硬貨を回収する際に硬貨詰まり等の障害が発生すると、運用を再開するために空になっている金種別スタッカ40に硬貨を補充する必要がある。一方で、オーバーフロースタッカ44の硬貨を先に回収する場合には、オーバーフロースタッカ44の硬貨を回収する際に障害が発生しても、金種別スタッカ40には硬貨が収納された状態となっているので、金種別スタッカ40に硬貨を補充する必要が無い。
また、回収処理の際に、制御ユニット70は、同一の搬送路(具体的には、搬送路29)を往復させて、金種別スタッカ40に収納された硬貨を一時保留部36を経由して補充回収カセット48に搬送させる。一方で、制御ユニット70は、同一の搬送路を往復させずに、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を一時保留部36を経由して補充回収カセット48に搬送させる。このため、オーバーフロースタッカ44の硬貨を補充回収カセット48に搬送して回収する際には、同一の搬送路を往復させる必要が無いため、金種別スタッカ40の硬貨を補充回収カセット48に搬送して回収する場合に比べて搬送時間を短くできる。
(1−2.硬貨処理装置の基本処理)
硬貨処理装置10は、基本処理として、例えば入金処理、出金処理、回収処理を行う。以下では、処理毎に説明する。
(入金処理)
図3を参照しながら、入金処理の流れについて説明する。入金処理は、係員が投入した硬貨を金種別スタッカ40に収納する処理である。
図3は、入金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。係員が入出金部20に硬貨を投入した後、受皿21が反転することにより硬貨がシュート22を通じて繰出部24に落下する。繰出部24は、硬貨を1枚ずつ分離して搬送部28の搬送路29に繰り出す。繰り出された硬貨は、図3(a)に示すように、金種別スタッカ40に搬送される前に、一時保留部36に一旦搬送される。
すなわち、搬送部28は、硬貨を方向D1へ向けて搬送して、識別部32に至らせる。識別部32は、搬送された硬貨の金種等を識別する。そして、識別部32で硬貨が正常硬貨であると識別された場合には、搬送部28は、硬貨を一時保留部36に搬送する。一方で、識別部32で硬貨が正常硬貨で無いと識別された場合には、搬送部28は、硬貨を一時保留部36の位置を通過させて受皿21に搬送する。これにより、正常硬貨でない硬貨は、係員に返却される。そして、係員が投入した硬貨の全ては、一時保留部36又は受皿21に搬送される。
一時保留部36への硬貨の搬送が終了した後、例えば係員が操作部62で硬貨の収納を実行させる操作を行うと、図3(b)に示すように、一時保留部36の硬貨を金種別スタッカ40に収納する動作が行われる。具体的には、一時保留部36は、硬貨を1枚ずつ搬送路29に向けて繰り出す。搬送部28は、硬貨を方向D2へ向けて搬送して、識別部32に至らせる。
識別部32は、搬送された硬貨の金種等を識別する。そして、識別部32で硬貨が正常硬貨であると識別された場合には、搬送部28は、硬貨の金種に対応する金種別スタッカ40に硬貨を搬送する。例えば、硬貨が5円硬貨であれば、搬送部28は、硬貨を金種別スタッカ40dに搬送する。これにより、金種別スタッカ40a〜40fが、それぞれ対応する金種の硬貨を収納する。一方で、識別部32で硬貨が正常硬貨で無いと識別された場合には、搬送部28は、硬貨をオーバーフロースタッカ44のリジェクトボックス45に搬送する。
ところで、本実施形態では、金種別スタッカ40に収納された硬貨の枚数が所定の設定枚数N(なお、設定枚数Nは、最大収納枚数Mよりも少ない)に達するまでは、搬送部28は、図3(b)に示すように、一時保留部36の硬貨を金種別スタッカ40に搬送する。一方で、金種別スタッカ40に収納された硬貨の枚数が所定の設定枚数Nに達すると、搬送部28は、図3(c)に示すように、一時保留部36の硬貨をオーバーフロースタッカ44に搬送する。これにより、金種別スタッカ40に収納される硬貨の枚数が、設定枚数N以下となる。
なお、設定枚数Nは、金種別スタッカ40a〜40fのそれぞれに対して設定可能である。例えば、複数の金種の硬貨のうち金種別スタッカ40aに収納された1円硬貨の枚数が設定枚数Nに達した場合には、1円硬貨のみをオーバーフロースタッカ44に搬送し、他の金種の硬貨は、金種別スタッカ40b〜40fに搬送される。また、上記の設定枚数Nは、係員が操作部62等により設定可能である。これにより、各金種別スタッカ40a〜40fの硬貨の設定枚数を任意に設定できる。なお、設定枚数Nについては、金種別スタッカ40a〜40fの全てが同一の枚数である必要は無く、それぞれ異なることとしても良い。
(出金処理)
図4を参照しながら、出金処理の流れについて説明する。出金処理は、金種別スタッカ40に収納された硬貨を入出金部20の受皿21に出金する処理である。
図4は、出金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。ここでは、金種別スタッカ40a〜40fのうちの金種別スタッカ40a、40bの硬貨を出金するものとして説明する。
まず、図4(a)に示すように、金種別スタッカ40aは、硬貨を1枚ずつ搬送路29に順次繰り出す。搬送部29は、繰り出された硬貨を方向D1へ向けて搬送して、識別部32に至らせる。そして、識別部32で正常硬貨であると識別されると、搬送部28は、硬貨を受皿21に搬送する。これにより、金種別スタッカ40aの硬貨が出金される。なお、識別部32で正常硬貨で無いと識別されると、搬送部28は、硬貨を金種別スタッカ40aに搬送する。
金種別スタッカ40aの硬貨の受皿21への搬送が完了すると、図4(b)に示すように、金種別スタッカ40bは、硬貨を1枚ずつ搬送路29に順次繰り出す。その後、繰り出された硬貨は、識別部32に識別された後に、受皿21に搬送される。なお、他の金種別スタッカ40c〜40fの硬貨についても、同様に出金される。
なお、図4を見ると分かるように、本実施形態における搬送路29は、金種別スタッカ40a〜40fから繰り出された硬貨が方向D1、D2のうちの方向D1に搬送されるように構成されている。搬送路29をこのような構成にした理由は、出金処理時に受皿21への搬送時間を短くするためである。そして、搬送路29のかかる構成のため、回収処理の際に、金種別スタッカ40a〜40fの硬貨を補充回収カセット48にダイレクトに搬送できず、一時保留部36に一旦搬送している。
(回収処理)
図5及び図6を参照しながら、回収処理の流れについて説明する。回収処理は、例えば金種別スタッカ40とオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨の精査をする際に、金種別スタッカ40とオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を補充回収カセット48に搬送する処理である。
図5は、金種別スタッカ40から補充回収カセット48に硬貨を回収する際の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。まず、図5(a)に示すように、金種別スタッカ40a〜40fに収納された硬貨が、搬送路29に繰り出された後に方向D1へ向けて一時保留部36に集積される。そして、金種別スタッカ40a〜40fのうちの一の金種別スタッカの硬貨が全て一時保留部36に搬送された後に、次の金種別スタッカの硬貨が一時保留部36に搬送される。なお、一時保留部36に硬貨が搬送される際に、識別部32によって硬貨の金種等を識別しても良い。
6つの金種別スタッカ40a〜40fの硬貨全てが一時保留部36に搬送された後に、図5(b)に示すように、一時保留部36の硬貨が方向D2へ向けて搬送されて、識別部32に至り、識別部32によって硬貨の金種等が識別される。その後、識別部32により識別された硬貨は、更に搬送されて補充回収カセット48に収納される。これにより、金種別スタッカ40の硬貨の回収が終了する。
図6は、オーバーフロースタッカ44から補充回収カセット48に硬貨を回収する際の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。まず、図6(a)に示すように、オーバーフロースタッカ44に非整列状態で収納された硬貨が、ベルト44bによって補充搬送部52に繰り出された後に、補充搬送部52によって一時保留部36へ搬送される。
ところで、補充搬送部52は、高速に硬貨を搬送する搬送コンベアを有し、異なる金種の硬貨を纏めて搬送するため、硬貨を素早く一時保留部36に搬送できる。このため、オーバーフロースタッカ44から所定枚数の硬貨を一時保留部36へ搬送する搬送時間は、金種別スタッカ40a〜40fから所定枚数の硬貨を一時保留部36へ搬送する搬送時間よりも短い。
オーバーフロースタッカ44の硬貨全てが一時搬送部36に搬送された後に、図6(b)に示すように、一時保留部36の硬貨が方向D2へ向けて搬送されて、識別部32に至り、識別部32によって硬貨の金種等が識別される。その後、識別部32により識別された硬貨は、更に搬送されて補充回収カセット48に収納される。これにより、オーバーフロースタッカ44の硬貨の回収が終了する。
なお、本実施形態の回収処理では、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨の補充回収カセット48への搬送が終了した後に、金種別スタッカ40a〜40fに収納された硬貨の補充回収カセット48への搬送が行われる。
(1−3.入金処理時の硬貨搬送の制御例)
図7を参照しながら、第1の実施形態に係る入金処理時の硬貨搬送の制御例について説明する。
図7は、入金処理時の硬貨搬送の制御例を示すフローチャートである。硬貨搬送の制御は、制御ユニット70の制御部72によって実行される。すなわち、制御部72が、記憶部74に記憶されたプログラムを実行することで、入金処理時の硬貨搬送の制御が実現される。
図7のフローチャートは、硬貨処理装置10の電源がONになったところから開始される。まず、係員が金種別スタッカ40a〜40fに収納される所定の設定枚数Nを入力すると、制御部72は、入力された設定枚数Nを設定する(ステップS102)。その後、制御部72は、搬送部28を制御して、係員が入出金部20に投入した硬貨を、一時保留部36を経由して金種別スタッカ40に搬送させる(ステップS104)。
次に、制御部72は、金種別スタッカ40に収納された硬貨の枚数が、所定の設定枚数Nよりも少ないか否かを判定する(ステップS106)。そして、ステップS106において金種別スタッカ40に収納された硬貨の枚数が設定枚数Nよりも少ない場合には(Yes)、制御部72は、金種別スタッカ40への硬貨の搬送を継続する(ステップS108)。
一方で、ステップS106において金種別スタッカ40に収納された硬貨の枚数が設定枚数Nに達した場合には(No)、制御部72は、搬送部28を制御して、金種別スタッカ40への硬貨の搬送を中止して、オーバーフロースタッカ44へ硬貨を搬送させる(ステップS110)。これにより、金種別スタッカ40には設定枚数N以下の硬貨が収納される。
その後、制御部72は、オーバーフロースタッカ44が硬貨で満杯になった(最大収納枚数に達した)か否かを判定する(ステップS112)。そして、ステップS112でオーバーフロースタッカ44が満杯で無い場合には(No)、制御部72は、オーバーフロースタッカ44への硬貨の搬送を継続する(ステップS110)。一方で、ステップS112でオーバーフロースタッカ44が満杯となった場合には(Yes)、制御部72は、入金処理を中止する(ステップS114)。
(1−4.第1の実施形態の有効性)
上述した硬貨処理装置10は、図3に示すように、入金処理の際に、金種別スタッカ40に収納された硬貨が金種別スタッカ40の最大収納枚数Mよりも少ない所定枚数(設定枚数N)に達していない場合には、金種別スタッカ40に硬貨を搬送させる。一方で、硬貨処理装置10は、金種別スタッカ40に収納された硬貨が設定枚数Nに達した場合には、オーバーフロースタッカ44に硬貨を搬送させる。
これにより、金種別スタッカ40に硬貨が満杯になることを防止でき、回収処理を行う際に、金種別スタッカ40からの硬貨の回収枚数を減らせるので、金種別スタッカ40に収納された硬貨が補充回収カセット48に回収されるまでの時間を短くできる。一方で、オーバーフロースタッカ44に収納される硬貨の枚数は増えるが、金種別スタッカ40から補充回収カセット48までの硬貨の搬送時間に比べて、オーバーフロースタッカ44から補充回収カセット48までの硬貨の搬送時間が短いので、金種別スタッカ40とオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨の補充回収カセット48までのトータルの搬送時間の増加を抑制できる。従って、第1の実施形態によれば、金種別スタッカ40及びオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を回収する際の処理時間が長くなることを抑制できる。
また、設定枚数Nを設定変更できる構成である場合には、例えば硬貨処理装置10が出金する硬貨の量よりも入金される硬貨の量が多い場合には、出金用の金種別スタッカ40への硬貨の収納枚数を減らして(設定枚数Nを小さくする)、オーバーフロースタッカ44に硬貨を搬送させることで、回収処理時の処理時間を一層短縮できる。
<2.第2の実施形態>
第1の実施形態では、入金処理において金種別スタッカ40の収納硬貨の枚数が所定の設定枚数Nに達するまでは、一時保留部36の硬貨が金種別スタッカ40に搬送され、金種別スタッカ40の収納硬貨の枚数が設定枚数Nに達すると、一時保留部36の硬貨がオーバーフロースタッカ44に搬送される。その後、オーバーフロースタッカ44が硬貨で満杯になる(オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨がオーバーフロースタッカ44の最大収納枚数に達する)と、処理が中止する。
これに対して、第2の実施形態では、制御ユニット70は、入金処理の際に、オーバーフロースタッカ44に収納された硬貨がオーバーフロースタッカ44の最大収納枚数に達した場合には、設定枚数Nの硬貨が収納された金種別スタッカ40に硬貨を再度搬送させる。この際、制御ユニット70は、金種別スタッカ40に収納された硬貨が金種別スタッカ40の最大収納枚数Mに達するまで、金種別スタッカ40に硬貨を再度搬送させる。
これにより、金種別スタッカ40に収納される硬貨の枚数が増える(金種別スタッカ40の硬貨の収納枚数を最大限活用する)ので、硬貨処理装置10が収納する硬貨のトータル枚数を増やすことができる。また、第2の実施形態によれば、硬貨処理装置10が処理を中止する頻度を低下するので、保守員の復旧作業を回避することが可能となる。
図8は、第2の実施形態に係る入金処理時の硬貨の搬送の流れを説明するための図である。第2の実施形態でも、図8(a)に示すように、搬送部28は、入出金部20に投入された硬貨を一時保留部36に搬送する。そして、図8(b)に示すように、金種別スタッカ40に収納された硬貨が設定枚数Nに達するまでは、搬送部28は、一時保留部36の硬貨を金種別スタッカ40に搬送する。
その後、金種別スタッカ40に収納された硬貨が設定枚数Nに達すると、図8(c)に示すように、搬送部28は、一時保留部36の硬貨をオーバーフロースタッカ44に搬送する。更にその後、オーバーフロースタッカ44が満杯になると、図8(d)に示すように、搬送部28は、一時保留部36の硬貨を金種別スタッカ40に再度搬送する。そして、金種別スタッカ40が満杯になるまで、金種別スタッカ40に硬貨が搬送される。
図9は、第2の実施形態に係る入金処理時の硬貨搬送の制御例を示すフローチャートである。以下では、図7で説明した第1の実施形態と異なる部分を中心に説明する。
まず、制御部72は、係員が入力した金種別スタッカ40の設定枚数Nを設定する(ステップS102)。また、制御部72は、係員が金種別スタッカ40の硬貨の再収納を行わせる入力を行うと、金種別スタッカ40への硬貨の再収納を設定する(ステップS202)。
次に、制御部72は、設定枚数Nに達するまで金種別スタッカ40に硬貨を搬送して収納する(ステップS106:Yes、S108)。一方で、設定枚数Nに達すると、制御部72は、オーバーフロースタッカ44に硬貨を搬送して収納する(ステップS106:No、S110)。これにより、金種別スタッカ40には設定枚数N以下の硬貨が収納される。
その後、制御部72は、オーバーフロースタッカ44が硬貨で満杯になったか否かを判定する(ステップS112)。そして、ステップS112でオーバーフロースタッカ44が満杯で無い場合には(No)、制御部72は、オーバーフロースタッカ44への硬貨の搬送を継続する(ステップS110)。
一方で、ステップS112でオーバーフロースタッカ44が満杯である場合には(Yes)、制御部72は、金種別スタッカ40への硬貨の再収納が設定されているか否かを判定する(ステップS204)。ここでは、ステップS202で金種別スタッカ40への硬貨の再収納が設定されているので(ステップS204:Yes)、制御部72は、設定枚数Nが収納された金種別スタッカ40へ硬貨を再度搬送して収納する(ステップS206)。
その後、制御部72は、金種別スタッカ40が満杯になったか否かを判定する(ステップS208)。そして、ステップS208で金種別スタッカ40が満杯で無い場合には(No)、制御部72は、金種別スタッカ40への硬貨の搬送を継続する(ステップS206)。一方で、ステップS208で金種別スタッカ40が満杯である場合には(Yes)、制御部72は、入金処理を中止する(ステップS114)。
上述した第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に金種別スタッカ40及びオーバーフロースタッカ44に収納された硬貨を回収する際の処理時間が長くなることを抑制できるのに加えて、硬貨処理装置10が収納する硬貨のトータル枚数を増やすことができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10 硬貨処理装置
20 入出金部
24 繰出部
28 搬送部
29 搬送路
32 識別部
36 一時保留部
40 金種別スタッカ
44 オーバーフロースタッカ
48 補充回収カセット
52 補充搬送部
60 表示部
62 操作部
70 制御ユニット
72 制御部

Claims (10)

  1. 金種別に硬貨を分けて収納する第1収納部と、
    異なる金種の硬貨を混在させて収納する第2収納部と、
    前記第1収納部と前記第2収納部に収納された硬貨を回収する回収部と、
    入金処理の際に、前記第1収納部に収納された硬貨が前記第1収納部の最大収納枚数よりも少ない所定枚数に達していない場合には、前記第1収納部に硬貨を搬送させ、前記第1収納部に収納された硬貨が前記所定枚数に達した場合には、前記第2収納部に硬貨を搬送させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、回収処理の際に、前記第1収納部と第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させる、
    硬貨処理装置。
  2. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記制御部は、前記回収処理の際に、前記第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させた後に、前記第1収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送させる、硬貨処理装置。
  3. 請求項又はに記載の硬貨処理装置において、
    前記第1収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送する途中で当該硬貨を一時保留し、前記第2収納部に収納された硬貨を前記回収部に搬送する途中で当該硬貨を一時保留する一時保留部を備え、
    前記制御部は、
    同一の搬送路を往復させて、前記第1収納部に収納された硬貨を前記一時保留部を経由して前記回収部に搬送させ、
    同一の搬送路を往復させずに、前記第2収納部に収納された硬貨を前記一時保留部を経由して前記回収部に搬送させる、硬貨処理装置。
  4. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記第1収納部と前記第2収納部に収納された硬貨を回収部に搬送する搬送部を備え、
    前記搬送部は、
    前記第1収納部に収納された硬貨を前記一時保留部に搬送する第1搬送部と、
    前記第2収納部に収納された硬貨を前記一時保留部に搬送する第2搬送部と、を備え、
    前記第2搬送部が硬貨を搬送する搬送速度が、前記第1搬送部が硬貨を搬送する搬送速度よりも速い、硬貨処理装置。
  5. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記搬送部は、前記硬貨を搬送させる搬送路を有し、
    前記第1収納部は、前記搬送路において硬貨の金種別に複数配置されている、硬貨処理装置。
  6. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記金種別の第1収納部には、前記搬送路における前記一時保留部との間の搬送距離が前記第2収納部と前記一時保留部との間の搬送距離よりも長い第1収納部が、少なくとも一つ以上含まれる、硬貨処理装置。
  7. 請求項又はに記載の硬貨処理装置において、
    前記第1収納部は、収納した硬貨を、前記搬送路における一方向のみに搬送させるように繰り出す、硬貨処理装置。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の硬貨処理装置において、
    前記制御部は、前記所定枚数の閾値を変更して設定可能である、硬貨処理装置。
  9. 金種別に硬貨を分けて収納する第1収納部と、
    異なる金種の硬貨を混在させて収納する第2収納部と、
    入金処理の際に、前記第1収納部に収納された硬貨が前記第1収納部の最大収納枚数よりも少ない所定枚数に達していない場合には、前記第1収納部に硬貨を搬送させ、前記第1収納部に収納された硬貨が前記所定枚数に達した場合には、前記第2収納部に硬貨を搬送させる制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記入金処理の際に、前記第2収納部に収納された硬貨が前記第2収納部の最大収納枚数に達した場合には、前記所定枚数の硬貨が収納された前記第1収納部に硬貨を搬送させる、硬貨処理装置。
  10. 請求項に記載の硬貨処理装置において、
    前記制御部は、前記第1収納部に収納された硬貨が前記第1収納部の前記最大収納枚数に達するまで、前記第1収納部に硬貨を搬送させる、硬貨処理装置。
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