JP6003319B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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この発明は、圧縮機の起動時に冷凍機油を圧縮機に供給し、圧縮機の起動時の寝込み状態によるオイル濃度の低下を防止する機能を搭載した空気調和装置に関する。
従来、空気調和装置における圧縮機は、ケース内に潤滑用の冷凍機油を充填している。一般的に、冷凍機油には冷媒が溶け込みやすいものが使われている。そのため、圧縮機を低外気温下で長時間運転停止した場合、冷凍サイクル内の冷媒が冷凍機油を溜め込んでいる圧縮機に戻り、その後圧縮機内で冷媒が液化して圧縮機内の冷凍機油に溶け込んだ寝込み状態となる。この状態で圧縮機を起動すると、冷媒が溶け込んだ低濃度で粘度の低い冷凍機油が圧縮機内の摺動部に供給されるため、潤滑不良となり焼き付けを起こすという問題が生じる。また、寝込み状態により生じるオイルフォーミングが起こり、冷凍機油が圧縮機外に持出されるため、圧縮機内の冷凍機油面が低下し、冷凍機油が正常に圧縮機内の圧縮機構部等の摺動部に供給されなくなる問題が生じる。
なお、圧縮機から吐出側配管に吐出されたガス冷媒と冷凍機油を分離し、冷凍機油だけを吸入側配管に戻すオイルセパレータを設けたものがあるが(例えば、特開平6−2962号公報)、これだと冷凍機油の油面低下を防ぐことはできるものの、圧縮機の起動直後に戻された冷凍機油は液冷媒で希釈されており粘度が低く、さらに、オイルセパレータは圧縮機の運転中に機能するものであり、起動時においては戻す冷凍機油が存在しない。したがって、潤滑不良を防止することができない。
上記した冷凍機油への冷媒の寝込みを防止する方法として、運転停止中の圧縮機をヒータにより加熱するものが提案されている。(例えば、特開平11-108473号公報)
しかし、この方法ではヒータを使って圧縮機を加熱しているため、消費電力を増大させてしまうという問題がある。また、電源遮断時には使用できない。
一方、冷凍機油の粘度低下を防ぐ方法として、冷凍機油の濃度を検出し、濃度が所定値以下となったら減圧装置により圧縮機内に流入する冷媒量を調節するものが提案されている。(例えば、特開平5−5562号公報)
しかし、この方法では、圧縮機の運転を開始してから所定時間経過後に初めて機能するため、圧縮機の起動時には機能しない。
特開平6−2962号公報 特開平11−108473号公報 特開平5−5562号公報
そこで、本発明の目的は、上記の問題点を解決することであり、電力を使うことなく、圧縮機の起動時に寝込み状態による冷凍機油の粘度の低下を防止した空気調和装置を提供することである。
上記課題を解決するため、請求項1の空気調和装置は、内部低圧型の圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器とが冷媒配管により順次接続された冷凍サイクルを備えた空気調和装置において、底面が前記圧縮機の底面と同一の高さの面となるように併設され、冷凍機油を貯留できるレシーバと、前記レシーバと前記圧縮機の吐出側配管とを接続し前記レシーバに高圧冷媒を供給する加圧管と、前記レシーバと前記圧縮機の運転停止時において前記冷凍機油が浸からない位置とを接続し前記レシーバと前記圧縮機とを均圧する圧力バランス管と、前記レシーバの底面近傍と前記圧縮機の給油口近傍とを接続し冷凍機油を流通させる油移動管と、前記加圧管と前記圧力バランス管と前記油移動管とにそれぞれ設けられた第1開閉弁と第2開閉弁と第3開閉弁と、制御手段と、前記制御手段に含まれ、前記圧縮機内の前記冷凍機油の濃度を検出するオイル濃度検知手段とを備え、前記圧縮機の運転中は、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値A以上の場合、前記第2開閉弁を開けて前記圧力バランス管内を流通可能にすることで前記圧縮機と前記レシーバとを均圧にし、さらに前記第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記圧縮機内の前記冷凍機油の一部を前記圧縮機と前記レシーバとの油面レベル差によって前記レシーバへ溜め込み、前記圧縮機の運転停止中は、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを閉め、前記圧縮機の起動時は、第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とする。
また、請求項2の空気調和装置は、請求項1の構成を有したものにおいて、前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値B以下となったら第3開閉弁を開けて油移動管を連通させることで、前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給し、前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力とが均圧となった後、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が前記設定値Bを超えなかったら第1開閉弁を開けて加圧管を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とする。
また、請求項3の空気調和装置は、請求項1の構成を有したものにおいて、前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段の検出値が予め設定した設定値B以下となったら、第1開閉弁を開けて加圧管内を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、第3開閉弁を開けて油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とする。
また、請求項4の空気調和装置は、請求項3の構成を有したものにおいて、加圧管は吐出側配管に設けられたトラップの下部に接続されていることを特徴とする。
また、請求項5の空気調和装置は、請求項1ないし3の構成を有したものにおいて、油移動管に減圧手段を設けたことを特徴とする。
上記のように構成した本発明の空気調和装置では、圧縮機の運転中にレシーバ内に高濃度の冷凍機油を溜め込み、前記圧縮機の運転停止中に前記レシーバを冷凍サイクルから遮断するようにしているので、冷凍サイクル内の冷媒が前記レシーバ内へ流入しないので、前記レシーバ内の冷凍機油は電源遮断時でも高濃度を保ち粘度の低下を起こさない。
また、圧縮機の起動時に高濃度の冷凍機油を前記圧縮機に直接供給するようにしているので、前記圧縮機への冷凍機油の供給が円滑に行われ、潤滑不良を起こさない。また、オイルフォーミングにより冷凍機油が圧縮機外へ持ち出されてもレシーバから冷凍機油を供給するので油面低下の心配がない。
本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の全体的な構成を示す概略図。 本発明の第1の実施形態に係る空気調和装置の圧縮機とレシーバとの関係を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置の圧縮機および室内ファンの運転制御動作を示すフローチャート。 本発明の第2の実施形態に係る空気調和装置の圧縮機とレシーバとの関係を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳しく説明する。
[全体構成について]
図1は、第1の実施形態による冷凍サイクルの一例としての空気調和装置1の全体構成を示す概略図である。本実施例の空気調和装置1の冷媒サイクルは、圧縮機10と、凝縮器20と、膨張手段40と、蒸発器50とが冷媒配管により順次接続されている。また、圧縮機10と凝縮器20とを接続する吐出側配管81と、圧縮機10とがそれぞれ後述する配管を介してレシーバ70に接続されている。
図1において、圧縮機10で圧縮された高温高圧のガス冷媒は吐出側配管81を介して凝縮器20に流入し、凝縮器20内で外気と熱交換することによって凝縮する。その後、高圧の液冷媒となって冷媒配管83を介して膨張手段40へ流入する。凝縮器20から流出した高圧の液冷媒が膨張手段40を通過すると、減圧され膨張し、低温低圧の液冷媒となって冷媒配管84を介して蒸発器50に流入する。膨張手段40から流出した低温低圧の液冷媒が蒸発器50に流入すると、冷媒が外気と熱交換することによって蒸発し低圧のガス冷媒となる。その後、吸入側配管82を介して圧縮機10へと吸入される。本実施例の冷凍サイクル主回路は上記したように構成されている。
なお、この冷凍サイクルは、冷媒の流通方向が一定の非可逆サイクルであるが、冷媒の流通方向を変更可能な可逆サイクルであってもよい。
次に、圧縮機10とレシーバ70と吐出側配管81および吸入側配管82との関係を図2を用いて説明する。
[圧縮機]
図2は、第1の実施形態による圧縮機10とレシーバ70と吐出側配管81および吸入側配管82との関係を示す断面図である。圧縮機10は、制御手段60により回転数が制御されるモータ(例えば、三相ブラシレスモータ)によって駆動される能力可変型圧縮機10である。本実施例では、内部低圧型のスクロール圧縮機を例として説明する。ただし、本発明は内部低圧型であればこれに限定されず、例えば、ロータリ圧縮機等の他の形式の圧縮機であってもよい。圧縮機10は、図示しない室外機筐体内に縦置きされる円筒状の密閉容器11(シェル)を備える。密閉容器11は、円筒状の胴部11aと、胴部11aの上端側に一体的に被せられる上蓋11bと、胴部11aの底部を塞ぐ底蓋11cとから構成され、通常、胴部11aは鋼板を円筒形状に加工したもので、上蓋11bと底蓋11cは鋳物製である。密閉容器11内には、冷媒の圧縮機構部12と、圧縮機構部12を駆動する電動機13とが収納されているが、スクロール圧縮機の場合、圧縮機構部12が上部に配置され、電動機13は圧縮機構部12の下部に配置される。
圧縮機構部12は、図示しない固定スクロールと、電動機13による旋回運動を行う旋回スクロールとを含み、固定スクロールに形成されている冷媒吸入ポート14が密閉容器11内に開口している。
また、図示しないが、固定スクロールには旋回スクロールによって圧縮された冷媒を吐出する冷媒吐出ポートが形成されており、冷媒吐出ポートには吐出側配管81が接続され、吐出側配管81は密閉容器11の上蓋11bを貫通し凝縮器20に接続されている。
通常、電動機13には、ステータコア13a(固定子)の内側にロータ13b(回転子)を配置してなるインナーロータ型電動機が用いられる。ステータコア13aは、胴部11aの内周面に例えば焼き嵌め等により固定される。ロータ13bは、旋回スクロールに連結される出力軸13cを有し、出力軸13cを介して図示しない軸受け部材によりステータコア13a内に回転可能に保持される。
密閉容器11内には、上記軸受け部材等の圧縮機10内の摺動部を潤滑するための冷凍機油15が所定量封入される。冷凍機油15は底蓋11c側に貯留されるが、出力軸13cには、例えば図示しない容積型ポンプに連通する油吸い上げ穴が全長にわたって形成されており、下端部には給油口13dが設けられている。冷凍機油15は上述した容積型ポンプにより、ロータ13bの回転に伴って電動機13の上部側にまで吸い上げられ、上記摺動部を潤滑した後、例えばステータコア13aと胴部11aとの間に形成されている図示しない隙間を通って底蓋11c側に戻される。
吸入側配管82の低圧冷媒は密閉容器11内に流入し、固定スクロールに設けられ密閉容器11内に開口した冷媒吸入ポート14を通って圧縮機構部12に吸入される。圧縮機構部12で圧縮され高圧冷媒となった後冷媒吐出ポートから吐出側配管81へと吐出される。したがって、密閉容器11内は低圧の冷媒が充満している。
また、密閉容器11を構成する胴部11aにおける圧縮機10の運転停止時に冷凍機油15が浸からない位置に第1圧縮機開口部16が設けられ、底蓋11cに第2圧縮機開口部17が設けられており、第1圧縮機開口部16には後述する圧力バランス管92が接続され、第2圧縮機開口部17には後述する油移動管93が接続されている。
[レシーバ]
図2において、レシーバ70は、底面が圧縮機10の底面と同一面上となるように併設された密閉容器である。レシーバ70は、上面に第1上面開口部71と第2上面開口部72とを有し、底面近傍に底面開口部73を有している。第1上面開口部71は加圧管91を介して吐出側配管81に接続され、第2上面開口部72は圧力バランス管92を介して第1圧縮機開口部16接続されている。底面開口部73は油移動管93を介して第2圧縮機開口部17を通過し圧縮機10内の給油口13d近傍に接続されている。上述した加圧管91、圧力バランス管92および油移動管93にはそれぞれ制御手段60により開閉制御される第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103が設けられている。また、油移動管93には減圧手段110が設けられている。
[減圧手段]
減圧手段110は、油移動管93に接続されている。キャピラリチューブ等が用いられ、冷凍機油15が油移動管93を通過する際に減圧と流量制御を行う。
[オイル濃度検知手段]
次にオイル濃度検知手段120について説明する。冷凍機油15の濃度は、圧縮機10内の冷凍機油15が存在する部分の圧力と、その温度とにより一義的に決まる。したがって、本実施例のオイル濃度検知手段120は、圧縮機10の機外で冷凍機油15貯留部に対応する位置に配置され、密閉容器11の胴部11aを介して冷凍機油15の温度を検出する温度センサ121と、吸入側配管82に設けられ、圧縮機10に吸入される冷媒の蒸発圧力を検出する圧力センサ122と、制御手段60に含まれ、温度センサ121と圧力センサ122との検出値から圧縮機10内のオイル濃度を推定するオイル濃度推定部123とから構成されている。ここで求めた値に基づいて、第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の制御を行う。
温度センサ121は、圧縮機10の機外で好ましくは冷凍機油15貯留部に対向する位置の胴部11aに外付けされる。胴部11aは熱伝導率のよい鋼板製であるため、間接的であるにしても密閉容器11内の冷凍機油15の温度をほぼ正確に検出できる。
圧力センサ122は、吸入側配管82に接続され、圧縮機10へ吸入される冷媒の蒸発圧力を検出する。
温度センサ121と圧力センサ122で検出された各検出信号は、図示しないA/D変換器を介して制御手段60のオイル濃度推定部123に与えられる。
温度センサ121と圧力センサ122により冷凍機油温度と吸入圧力がわかると、圧力飽和温度が算出でき、それと実温度(冷凍機油温度)との差は冷凍機油15に対する液相冷媒の溶解度を表す。したがって、冷凍機油温度と吸入圧力から冷凍機油15の濃度を推定できる。オイル濃度推定部123は、冷凍機油15の温度をTcomp、圧力センサ122から出力される冷媒の蒸発飽和圧力をPcとして、蒸発飽和圧力Pcを蒸発飽和温度Tcに換算した上で、冷凍機油温度Tcompと蒸発飽和温度Tcとの温度差ΔT(=Tcomp−Tc)を求める。冷凍機油15の濃度はこの温度差ΔTとして推定される。(以下、オイル濃度推定値ΔTという。)
[制御手段]
図1において、制御手段60は、主に圧縮機10や室内ファン30の回転数を制御し、さらに、後述するオイル濃度推定部123を含み、第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御を行う。
なお、凝縮器20の近傍には制御手段60により回転数が制御されるモータによって駆動される室内ファン30が設けられている。室内ファン30は、気流を発生させることによって、凝縮器20に流れる冷媒と外気との熱交換を促進させている。
ところで、圧縮機10の運転停止時は、冷凍機油15は、密閉容器11内で冷媒が溶け込み希釈される。特に、圧縮機10が低外気温下(例えば−20℃程度)で長時間停止した状態では、空気調和装置1の冷凍サイクル内の冷媒が冷凍機油15を多く溜め込んでいる圧縮機10に集中し、その後圧縮機10内で冷媒が液化して圧縮機10内の冷凍機油15に溶け込んだ寝込み状態となる。この状態で圧縮機10を起動すると、冷媒が寝込んだ粘度の低い冷凍機油15が圧縮機10内の摺動部に供給されるため、潤滑不良となり焼き付けを起こすという問題が生じる。また、寝込み状態により生じるオイルフォーミングが起こり、冷凍機油15が圧縮機10外に持出されるため、圧縮機10内の潤滑油面が低下し、冷凍機油15が正常に圧縮機10内の摺動部に供給されなくなる問題が生じる。
このことから、圧縮機10の起動時における圧縮機10内の冷凍機油15の濃度が高い状態であることが重要である。以下に、本発明の圧縮機10の起動時に高濃度のオイルを供給する動作について図2を用いて説明する。
[オイル回収動作]
まず、圧縮機10内の冷凍機油15をレシーバ70に回収する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について、図2を用いて説明する。
圧縮機10の運転中、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出する。制御手段60は、オイル濃度推定値ΔTが予め設定されている設定値のAdeg.以上である場合には、密閉容器11の底蓋11c側に滞留している冷凍機油15の濃度が十分高いと推定し、第2開閉弁102、第3開閉弁103を開にする。第2開閉弁102を開にすることでレシーバ70と圧縮機10とは圧力バランス管92より連通し、レシーバ70と圧縮機10とが均圧となる。さらに、第3開閉弁103を開にすることで密閉容器11の底蓋11c側に滞留している冷凍機油15が油面のレベル差により油移動管93を介してレシーバ70に流れ込む。その後、制御手段60は所定時間(レシーバ70内の冷凍機油15の油面と圧縮機10内の冷凍機油15の油面が同じレベルになるのに必要な時間)が経過したら第2開閉弁102、第3開閉弁103を閉にする。以上の動作で、圧縮機10内の高濃度の冷凍機油15をレシーバ70に回収する。
冷凍機油15の回収動作をした後、レシーバ70は冷凍機油15と共に低圧冷媒が入ったまま冷凍サイクルから遮断される。圧縮機10は停止すると冷凍サイクル内で差圧がなくなり冷凍サイクル全体で均圧となる。すると、遮断されたレシーバ70内はサイクル全体で均圧となった圧縮機10より低圧になる。したがって、レシーバ70から圧縮機10へ冷凍機油15を供給する際に開閉弁103を開けると、圧縮機10内から低圧のレシーバ70内へ冷凍機油15が逆流してしまう。これを防止するため、運転停止後に第2開閉弁102を開く。
その後、均圧になったら第2開閉弁102を閉にし、圧縮機10の運転停止中は、レシーバ70は冷凍サイクルと接続されていない状態を保つ。これによって、圧縮機10の運転停止時にレシーバ70内に冷媒が流入しなくなるので、レシーバ70内の冷凍機油15に冷媒が寝込むのを防止し、圧縮機10の起動時まで冷凍機油15を高濃度に保つことができる。
なお、冷凍機油15の回収は、レシーバ70内の冷凍機油15の油面と圧縮機10内の冷凍機油15の油面が同じレベルになるまで行うが、その時、必要最低限の冷凍機油15が圧縮機10内に残るようにしなければならないため、予めレシーバ70の大きさを調節する必要がある。
[オイル供給動作]
次に、レシーバ70に回収した冷凍機油15を圧縮機10に供給する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について説明する。
圧縮機10の起動時、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出する。ΔTと予め設定され、この値を下回るとレシーバ70から圧縮機10へ冷凍機油15の供給を行う設定値Bとの関係がΔT<Bだった場合、制御手段60は、密閉容器11の底蓋11c側に滞留している冷凍機油15が冷媒により希釈され濃度が低下していると推定して、第3開閉弁103を開にする。圧縮機10の起動時に圧縮機10内は徐々に低圧になっていく。この時レシーバ70内は、運転停止後に第2開閉弁102を開けて冷凍サイクル全体と均圧したときの圧力を保っている。そこで第3開閉弁103を開にすることで、レシーバ70と圧縮機10内の給油口13d近傍とは油移動管93により連通し、レシーバ70内の圧力と圧縮機10と内の圧力が均圧になろうとする。この場合、レシーバ70内の圧力が圧縮機10内の圧力より高くなるのでレシーバ70内の冷凍機油15が圧縮機10内に流れ込む。その後、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出し、ΔT>Bとなったら、第3開閉弁103を閉にする。以上の動作により、圧縮機10の起動時にレシーバ70内に回収した高濃度の冷凍機油15を圧縮機10内の給油口13d近傍に供給することができる。
また、この供給動作は起動時に生じる差圧を用いているので、レシーバ70内の圧力と圧縮機10内の圧力とが均圧となったらレシーバ70と圧縮機10との間の冷凍機油15の移動は中断されるが、圧縮機10の回転数を上昇させるなど、再び差圧が発生した場合、圧縮機10へ冷凍機油15の供給が再開される。
また、レシーバ70内の圧力と圧縮機10内の圧力とが均圧となり冷凍機油15の供給が中断しているとき、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出する。ΔT<Bだった場合、第1開閉弁101を開にする。第1開閉弁101を開にすることで、吐出側配管81とレシーバ70とは加圧管91により連通する。これによって、圧縮機10から吐出側配管81に吐出された高圧冷媒をレシーバ70に供給しレシーバ70内を加圧する。すると、レシーバ70内の圧力が圧縮機10内の圧力より高くなるので、圧縮機10内に冷凍機油15が流れ込む。その後、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出し、ΔT>Bとなったら、第1開閉弁101、第3開閉弁103を閉にする。
以上の動作により、圧縮機10の運転停止中は冷凍サイクルから遮断したレシーバ70内に高濃度の冷凍機油15を貯留するようにしているので、冷凍サイクル配管内の冷媒が圧縮機10に集中してもレシーバ70内の冷凍機油15に寝込むことはなく、電源遮断時でも高濃度を保つことができる。また、圧縮機10の起動時に高濃度の冷凍機油15を圧縮機10内の給油口13d近傍に直接供給するようにしているので、圧縮機10への冷凍機油の供給が円滑に行われ、潤滑不良を防止する。また、オイルフォーミングにより冷凍機油15が圧縮機10外へ持ち出されてもレシーバ70から冷凍機油15を供給するので油面低下の心配がない。
次に、第2の実施形態における空気調和装置1を図3ないし図4を用いて説明する。なお、本実施例の空気調和装置1は冷媒回路は、圧縮機10と、凝縮器20と、膨張手段40と、蒸発器50とが冷媒配管により順次接続されており、圧縮機10と凝縮器20とを接続する吐出側配管81と、圧縮機10とがそれぞれ配管でレシーバ70に接続されているという構成については第1の実施形態と同じであるため詳細な説明を省略する。本実施例は、第1の実施形態の構成を有する空気調和装置1において、さらに圧縮機10の立ち上がり性能を向上させる制御を備えた空気調和装置1である。
[フィードバック制御]
従来、圧縮機10の起動時に圧縮機10からの冷凍機油15の吐出による油面低下を防ぐため、圧縮機10起動直後の回転数を低い値に保ち、段階的に要求回転数まで上昇させることにより、圧縮機10から冷凍サイクルに吐出される冷凍機油15の量を抑制するとともに、圧縮機10外へ吐出された冷凍機油15を圧縮機10内へ回収するまでの時間を稼ぐようにしている。しかし、これは過酷な条件で安全率を見込んで予め定められたものであり、起動時の条件によっては実際の油面に余裕があっても必要以上に能力が抑制される場合がある。
本実施例は上記の問題を解決することが目的であり、圧縮機10内の冷凍機油15の濃度を検出し、検出値に基づいて圧縮機10および室内ファン30の回転数を制御するものである。以下に、本実施例の制御について図3のフローチャートを用いて説明する。
[圧縮機回転数制御]
図3は、本実施例のオイル濃度検知手段120に基づいた圧縮機10の回転数制御のフローチャートである。ST1で圧縮機10を起動した後、ST2でオイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを推定し、ΔTを初期値ΔT0に設定する。ST3でΔT<Bの場合、ST4に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103が閉じているか判定し、閉じていたらST5に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103を開制御して冷凍機油15の供給動作を開始する。その後ST6で圧縮機10の回転数(RPMcomp)と室内ファン30の回転数(RPMfan)とをその時点でのそれぞれの回転数にホールドする。一方、ST3でΔT≧Bだった場合はST7に進み、圧縮機10の回転数(RPMcomp)と要求された回転数(RPMcomps)とを比較し、RPMcomp<RPMcompsであった場合、ST8へ進み、以下の圧縮機10の回転数制御を開始する。
圧縮機10の回転数制御は、まず、ST8で再びオイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを推定し、その時のΔTと初期値ΔT0とを比較する。ΔT>ΔT0の場合はST9へ進み、圧縮機10の回転数(RPMcomp)を大きく上昇させる。一方、ΔT≦ΔT0の場合はST10へ進み、ΔT=ΔT0であった場合はST11へ進み、圧縮機10の回転数(RPMcomp)を小さく上昇させる。一方、ΔT<ΔT0の場合はST12へ進み、冷凍機油15への冷媒の寝込みが進んでいると判断し、圧縮機10の回転数(RPMcomp)をその時点での回転数にホールドする。それぞれ圧縮機10の回転数制御をした後は、ST2まで戻る。
[室内ファン回転数制御]
次に、ST7で圧縮機10の回転数(RPMcomp)と要求された回転数(RPMcomps)とを比較し、RPMcomp≧RPMcompsであった場合、ST13へ進み、凝縮器20の温度を検出する図示しない凝縮器温度センサで検出した室内機温度(Ti)が室内機温度設定値(Ts)を超えたら、ST14へ進み室内ファン30を起動し、ST15へ進む。なお、Ti≦Tsであった場合は、ST2まで戻る。ST15で、室内ファン30の回転数(RPMfan)が要求された回転数(RPMfans)より低い場合、ST16に進み、以下の室内ファン30の回転数制御を開始する。
室内ファン30の回転数制御は、まず、ST16でオイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを推定し、初期値ΔT0からその時のΔTで急激な濃度変化により変化量が設定値(C)を超えていないかを判定する。例えば、オイル濃度推定値ΔTが急激に低下している場合は冷媒の溶解が進んでいると判断でき、また、オイル濃度推定値ΔTが急激に上昇している場合は圧力変化による冷媒の蒸発がおこり油面が低下していると判断できる。−C≦ΔT−ΔT0≦Cであった場合、ST17に進み、室内ファン30の回転数(RPMfan)を小さく上昇させる。一方、ST16でΔT−ΔT0<−C、もしくはC<ΔT−ΔT0であった場合、ST18に進み、室内ファン30の回転数(RPMfan)をその時点での回転数にホールドする。それぞれ室内ファン30の回転数制御をした後は、ST2まで戻る。
次に、ST15で室内ファン30の回転数(RPMfan)と要求された回転数(RPMfans)とを比較し、RPMfan≧RPMfansであった場合、ST19へ進み、
第1開閉弁101と第3開閉弁103とが開いているか判定する。冷凍機油15の供給動作で開制御していた場合、ST20に進み、第1開閉弁101と第3開閉弁103とを閉制御し、その後通常運転を行う。なお、ST19で第1開閉弁101と第3開閉弁103とが閉じていた場合、そのまま通常運転に切り替わる。
上記した圧縮機10の回転数および室内ファン30の回転数の制御を行うことにより、従来の圧縮機10の起動方法よりも早く圧縮機10の回転数を上昇させることができるので、立ち上がり性能が向上する。
[オイル戻し]
上述した圧縮機10の回転数制御で回転数を上昇させると、圧縮機10からの吐油量が上昇する。すると、レシーバ70に貯留した冷凍機油15の油量では圧縮機10の起動時の供給量を十分に確保できなくなるという問題が発生する。したがって、圧縮機10から吐出された冷凍機油15をレシーバ70に戻す必要があり、その構成を以下に説明する。
図4は、第2の実施形態の圧縮機10とレシーバ70との関係を示した断面図である。第1の実施例と同様にレシーバ70は、底面が圧縮機10の底面と同一面上となるように併設された密閉容器である。レシーバ70は、上面に第1上面開口部71と第2上面開口部72とを有し、底面近傍に底面開口部73を有している。第1上面開口部71には加圧管91が接続され、第2上面開口部72には圧力バランス管92が接続されている。底面開口部73には、油移動管93が接続されている。上述した加圧管91、圧力バランス管92および油移動管93にはそれぞれ制御手段60により開閉制御される第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103が設けられている。また、油移動管93には減圧手段110が設けられている。本実施例では、吐出側配管81にトラップ130を設けており、加圧管91はトラップ130の液溜りとなるトラップ下部131に接続されている。これによって、圧縮機10から冷媒とともに吐出された冷凍機油15がトラップ130のトラップ下部131に溜り、溜った冷凍機油15は加圧管91を介してレシーバ70に回収されるので、本実施例の圧縮機10の回転数制御で回転数を上昇させても起動時に供給される冷凍機油15を十分に確保できる。
次に、本実施例の構成における冷凍機油15の回収動作と供給動作とを以下に説明する。
[オイル回収動作]
圧縮機10内の冷凍機油15をレシーバ70に回収する際の制御手段60による第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御については、第1の実施例と同じであるため省略する。
[オイル供給動作]
次に、レシーバ70に回収した冷凍機油15を圧縮機10に供給する際の制御手段60による電磁第1開閉弁101、第2開閉弁102、第3開閉弁103の開閉制御について説明する。
圧縮機10の起動時、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出する。ΔTと予め設定され、この値を下回ると前記レシーバから前記圧縮機へ冷凍機油の供給を行う設定値Bとの関係がΔT<Bだった場合、制御手段60は、密閉容器11の底蓋11c側に滞留している冷凍機油15が冷媒により希釈され濃度が低下していると推定して、第1開閉弁101、第3開閉弁103を開にする。第1開閉弁101を開にすることで、吐出側配管81とレシーバ70とが加圧管91により連通される。これによって、圧縮機10から吐出側配管81に吐出された高圧冷媒は、レシーバ70に供給されレシーバ70内を加圧する。第3開閉弁103を開にすることで、レシーバ70と圧縮機10とが油移動管93により連通され、レシーバ70内の圧力と圧縮機10内の圧力とが均圧になろうとする。この場合、レシーバ70内の圧力が圧縮機10内の圧力より高くなるので、レシーバ70内の冷凍機油15が圧縮機10内の給油口13d近傍に流れ込む。その後、オイル濃度検知手段120によりオイル濃度推定値ΔTを検出し、ΔT>Bとなったら、第3開閉弁103を閉にする。以上の動作で、レシーバ70内に回収した高濃度の冷凍機油15を圧縮機10に供給する。
上記した構成により、起動時に実際の油面に余裕があっても必要以上に能力が抑制されることなく、従来の起動方法よりも圧縮機10の回転数を早く上げることができるので、立ち上がり性能が向上する。
1 空気調和装置
10 圧縮機
11 密閉容器
11a 胴部
11b 上蓋
11c 底蓋
12 圧縮機構部
13 電動機
13a ステータコア
13b ロータ
13c 出力軸
13d 給油口
14 冷媒吸入ポート
15 冷凍機油
16 第1圧縮機開口部
17 第2圧縮機開口部
20 凝縮器
30 室内ファン
40 膨張手段
50 蒸発器
60 制御手段
70 レシーバ
71 第1上面開口部
72 第2上面開口部
73 底面開口部
81 吐出側配管
82 吸入側配管
83 冷媒配管
84 冷媒配管
91 加圧管
92 圧力バランス管
93 油移動管
101 第1開閉弁
102 第2開閉弁
103 第3開閉弁
110 減圧手段
120 オイル濃度検知手段
121 温度センサ
122 圧力センサ
123 オイル濃度推定部
130 トラップ
131 トラップ下部

Claims (5)

  1. 内部低圧型の圧縮機と、凝縮器と、膨張手段と、蒸発器とが冷媒配管により順次接続された冷凍サイクルを備えた空気調和装置において、
    底面が前記圧縮機の底面と同一の高さの面となるように併設され、冷凍機油を貯留できるレシーバと、
    前記レシーバと前記圧縮機の吐出側配管とを接続し前記レシーバに高圧冷媒を供給する加圧管と、
    前記レシーバと前記圧縮機の運転停止時において前記冷凍機油が浸からない位置とを接続し前記レシーバと前記圧縮機とを均圧する圧力バランス管と、
    前記レシーバの底面近傍と前記圧縮機の給油口近傍とを接続し冷凍機油を流通させる油移動管と、
    前記加圧管と前記圧力バランス管と前記油移動管とにそれぞれ設けられた第1開閉弁と第2開閉弁と第3開閉弁と、
    制御手段と、前記制御手段に含まれ、前記圧縮機内の前記冷凍機油の濃度を検出するオイル濃度検知手段とを備え、
    前記圧縮機の運転中は、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値A以上の場合、前記第2開閉弁を開けて前記圧力バランス管内を流通可能にすることで前記圧縮機と前記レシーバとを均圧にし、さらに前記第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記圧縮機内の前記冷凍機油の一部を前記圧縮機と前記レシーバとの油面レベル差によって前記レシーバへ溜め込み、
    前記圧縮機の運転停止中は、前記第1開閉弁と前記第2開閉弁と前記第3開閉弁とを閉め
    前記圧縮機の起動時は、第3開閉弁を開けて前記油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした空気調和装置。
  2. 前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が予め設定した設定値B以下となったら第3開閉弁を開けて油移動管を連通させることで、前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給し、前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力とが均圧となった後、前記オイル濃度検知手段により検出された検出値が前記設定値Bを超えなかったら第1開閉弁を開けて加圧管を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、前記レシーバに貯留した高濃度の前記冷凍機油を前記圧縮機の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記圧縮機の起動時、前記オイル濃度検知手段の検出値が予め設定した設定値B以下となったら、第1開閉弁を開けて加圧管内を流通可能にすることで前記レシーバを加圧し、第3開閉弁を開けて油移動管内を流通可能にすることで前記レシーバに貯留した高濃度の冷凍機油を前記圧縮機内の圧力と前記レシーバ内の圧力との差圧によって前記圧縮機に供給することを特徴とした請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 加圧管は圧縮機の吐出側配管に設けられたトラップの下部に接続されていることを特徴とした請求項3に記載の空気調和装置。
  5. 油移動管に減圧手段を設けたことを特徴とした請求項1ないし4に記載の空気調和装置。




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